JP2015042540A - 敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物 - Google Patents

敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物 Download PDF

Info

Publication number
JP2015042540A
JP2015042540A JP2013201231A JP2013201231A JP2015042540A JP 2015042540 A JP2015042540 A JP 2015042540A JP 2013201231 A JP2013201231 A JP 2013201231A JP 2013201231 A JP2013201231 A JP 2013201231A JP 2015042540 A JP2015042540 A JP 2015042540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
nonwoven fabric
fibers
thick
fabric backing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013201231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015042540A5 (ja
Inventor
山田 耕平
Kohei Yamada
耕平 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa KK
Original Assignee
Daiwa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa KK filed Critical Daiwa KK
Priority to JP2013201231A priority Critical patent/JP2015042540A/ja
Publication of JP2015042540A publication Critical patent/JP2015042540A/ja
Publication of JP2015042540A5 publication Critical patent/JP2015042540A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)
  • Carpets (AREA)

Abstract

【課題】不織布バッキングにズレ防止機能を持たせるために要していた手間と時間を大幅に削減し、もって該不織布バッキングの低コスト化を実現することができる敷物用不織布バッキングの製造方法、敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物を提供する。【解決手段】細繊維14の繊維ウェブ上22に熱接着性繊維からなる太繊維15の繊維ウェブ24を形成し、これらを細繊維14の繊維ウェブ側から細繊維14の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブ22、24の構成繊維相互を絡合させると共に太繊維15の一部に突出させ、その後、加熱処理することにより、前記太繊維15の一部を溶かし、その熱溶融物によって突出する太繊維15の根元を固める。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車や列車、航空機などの乗り物の床面に敷設されるカーペットやマット、建物の室内や廊下の床面に敷設されるカーペットやマット、コンピュータのオペレーション用チェアマット、部屋の出入口に敷設される床面用マット、エレベータ内やエレベータホールの開閉扉前に敷設される床面用マット、玄関マットなどに適用されるカーペットに好適なズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物に関する。
例えば自動車の床面には、ファーストカーペットが敷設されており、他の内装材とトータルコーディネートされ、車内の装飾性を高めている。ところが、このファーストカーペットは、床面に接着剤などで固定されており、ゴミや土などで汚れても容易に交換することができない。そこで、従来、自動車床面のファーストカーペット上には、フロアマットが取り外し可能に装着され、ファーストカーペットが汚れるのを防いでいる。
ところが、自動車床面のファーストカーペットには、ニードルパンチ不織布が多く採用されており、その上にフロアマットを載せたとき、両者の接触面における摩擦係数が小さく滑りやすく、フロアマットがズレを生じることがあった。特に運転席側のフロアマットが前方にずれた場合、フロアマットがアクセルペダルやブレーキペダルに干渉し、重大な事故を引き起こす恐れがある。このような事情から、フロアマットを鳩目クリップしたり、フロアマットの裏面にズレ防止用の突起を形成した樹脂バッキングを設けたりする工夫もなされている。
近年、省エネの流れの中で車両についても軽量化が求められるようになり、その自動車用品としてのフロアマットについても軽量化が進み、樹脂バッキングからニードルパンチ不織布からなるバッキング材が採用されるようになった。このため、ファーストカーペットとフロアマットとの接触面における摩擦係数はさらに小さくなり、確実なズレ防止手段が求められるようになった。
このような要求に対し、図5に示すズレ防止手段が提案されている(特許文献1参照)。このズレ防止手段は、不織布バッキング1の裏面側に、表面と裏面とを有する経編み緯糸挿入編物の前記表面と裏面とを接続するループ状経糸をカットした編物2が一体化されていて、前記経糸のカット端3が係止部として繊維質バッキング1の裏面側に突出するようにしたものである。
特開2003−102611号公報
ところが、図5に示す敷物用不織布バッキングにあっては、当該不織布バッキング1にズレ防止機能を持たせるのに、経編み緯糸挿入編物のループ状経糸をカットして編物2を作製し、この編物2を不織布バッキング1の裏面側に接着などの手法によって接合一体化する必要があり、大変に高価で製造に手間のかかるものとなっていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、不織布バッキングの一連の製造過程の中でズレ防止機能を持たせることができ、従来、不織布バッキングにズレ防止機能を持たせるために要していた手間と時間を大幅に削減し、もって該不織布バッキングの低コスト化を実現することができるズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物を提案することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、細繊維の繊維ウェブ上に熱接着性繊維からなる太繊維の繊維ウェブを形成し、次いで、これらを細繊維の繊維ウェブ側から前記細繊維の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブの構成繊維相互並びに各繊維ウェブ間の構成繊維相互を絡合させると共に前記太繊維の一部を突出させ、その後、熱接着性繊維からなる太繊維の繊維ウェブ側から加熱処理することにより、前記太繊維の一部を溶かし、その熱溶融物によって突出する太繊維の根元を固めることを特徴とする敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項2記載の発明は、細繊維の繊度が1〜20デシテックスであるのに対し、太繊維の繊度が20〜300デシテックスであることを特徴とする請求項1に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項3記載の発明は、繊度が異なる複数種の太繊維の繊維ウェブを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項4記載の発明は、熱接着性繊維からなる太繊維の熱溶融物によって遮音層が構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項5記載の発明は、細繊維の繊維ウェブ上に太繊維の繊維ウェブを形成し、次いで、これらを細繊維の繊維ウェブ側から前記細繊維の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブの構成繊維相互並びに各繊維ウェブ間の構成繊維相互を絡合させると共に前記太繊維の一部を太繊維からなる繊維ウェブ側から突出させ、その後、太繊維からなる繊維ウェブ側から加熱処理する敷物用不織布バッキングの製造方法であって、
前記太繊維は繊維表面にホットメルト樹脂がコーティングされてなり、前記加熱処理によりホットメルト樹脂を溶融させ、その溶融物によって突出する太繊維の根元を固めることを特徴とするズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項6記載の発明は、細繊維の繊度が1〜20デシテックスであるのに対し、太繊維の繊度が20〜300デシテックスであることを特徴とする請求項5に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項7記載の発明は、繊度が異なる複数種の太繊維の繊維ウェブを形成することを特徴とする請求項5又は6に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項8記載の発明は、ホットメルト樹脂の熱溶融物によって遮音層が構成されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項9記載の発明は、細繊維の繊維ウェブ上に太繊維の繊維ウェブを形成し、次いで、これらを細繊維の繊維ウェブ側から前記細繊維の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブの構成繊維相互並びに各繊維ウェブ間の構成繊維相互を絡合させると共に前記太繊維の一部を太繊維からなる繊維ウェブ側から突出させ、その後、太繊維からなる繊維ウェブ側から加熱処理する敷物用不織布バッキングの製造方法であって、
前記太繊維の繊維ウェブ側に熱可塑性樹脂を塗布又は含浸することによって突出する太繊維の根元を固めることを特徴とするズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項10記載の発明は、細繊維の繊度が1〜20デシテックスであるのに対し、太繊維の繊度が20〜300デシテックスであることを特徴とする請求項9に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項11記載の発明は、繊度が異なる複数種の太繊維の繊維ウェブを形成することを特徴とする請求項9又は10に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項12記載の発明は、熱可塑性樹脂によって遮音層が構成されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法をその要旨とした。
請求項13記載の発明は、請求項1〜12のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法を用いて製造されたズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングをその要旨とした。
請求項14記載の発明は、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が含まれていることを特徴とする請求項13に記載の不織布バッキングをその要旨とした。
請求項15記載の発明は、請求項13又は14に記載の敷物用不織布バッキングを備えたことを特徴とする敷物をその要旨とした。
請求項16記載の発明は、敷物用不織布バッキングの内側に前記不織布バッキングから突出する太繊維を支持する支持層を設けたことを特徴とする請求項15に記載の敷物をその要旨とした。
請求項17記載の発明は、不織布バッキングから突出する太繊維を支持する支持層中に、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が含まれていることを特徴とする請求項16に記載の敷物をその要旨とした。
請求項18記載の発明は、不織布バッキングを敷物に貼り合わせる接着剤中に、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が含まれていることを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載の敷物をその要旨とした。
請求項19記載の発明は、敷物の目地止め層中に、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が含まれていることを特徴とする請求項15〜18のいずれかに記載の敷物をその要旨とした。
本発明の敷物用不織布バッキングの製造方法にあっては、不織布バッキングの一連の製造過程の中でズレ防止機能を持たせることができ、従来、不織布バッキングにズレ防止機能を持たせるために要していた手間と時間を大幅に削減し、もって該不織布バッキングの低コスト化を実現することができる。
請求項1〜12のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法を用いて製造されたズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキング並びに敷物にあっては、太繊維(熱接着性繊維)の熱溶融物、ホットメルト樹脂の熱溶融物又は熱可塑性樹脂によって太繊維の根元が固められているので、突出する太繊維が敷物のズレを確実に防止できるようになっている。
また、太繊維の根元を固める太繊維(熱接着性繊維)、ホットメルト樹脂又は熱可塑性樹脂の量を増やすことにより、太繊維が突出する側面に太繊維(熱接着性繊維)の熱溶融物、ホットメルト樹脂の熱溶融物又は熱可塑性樹脂からなる遮音層を構成することができ、吸音性と遮音性を兼備した敷物用不織布バッキング並びに敷物を得ることができる。
また、本発明の不織布バッキング及び敷物は、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種を含む形態を採ることもできる。この場合、不織布バッキング及び敷物に含まれるフタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の原因として、室内や車室内に棲息するダニ、その死骸や糞、花粉、ペットの毛、カビ等を分解、除去するので、これら不織布バッキングや敷物を適用した室内や車室内を清浄な環境とすることができる。
また、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物は、不溶性であることから、不織布バッキングやそれを適用した敷物を洗濯等しても容易に脱落することが無く、アレルゲン低減、抗菌性、抗ウイルス性、消臭効果が長きに亘って発揮される。
本発明の敷物用不織布バッキングを備えた敷物を示す要部拡大断面図。 本発明の敷物用不織布バッキングを備えた敷物をファーストカーペット上に装着した状態を示す要部拡大断面図。 本発明の敷物用不織布バッキングの製造工程を示す模式図。 本発明の別の敷物用不織布バッキングを備えた敷物を示す要部拡大断面図。 従来のズレ防止機能を備えた不織布バッキングを示す要部拡大断面図。
以下、本発明の敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物について、図面に示した自動車用フロアマットの不織布バッキングに関する実施形態に従ってさらに詳しく説明する。
図1は、請求項1〜4並びに請求項13及び15に記載の発明の一実施形態を示すものであり、表面繊維基材13の裏側に不織布バッキング12を設けた自動車用フロアマット11を示すものである。表面繊維基材13としては、ウィルトンカーペット、タフテッドカーペット、ニードルパンチカーペット、段通などフロアマット11表面の意匠性を付与する層である。この表面繊維基材13の構造、素材などは特に限定されないが、図1に示す表面繊維基材13は、不織布、紙、布、フェルトあるいはこれらの複合物からなる繊維シート13aにパイル糸13bを所定のボリュームで略U字状となるように打ち込んだものである。尚、表面繊維基材13は、ニードルパンチカーペットのように、パイル糸13bを打ち込まない繊維シート13aのみからなるものであっても良い。
また、図1に示す表面繊維基材13には、パイル糸13bの抜け止めのために目地止め層17が設けられている。またさらに表面繊維基材13の目地止め層17の裏側には支持層19が設けられている。図1に示す支持層19は、発泡樹脂(好ましくは通気のある連続気泡構造)から構成されたものであり、例えばポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、エチレン−酢ビ共重合体、ポリメタクリル酸メチル、フェノール、ユリアなどを素材とし、これらを熱分解型発泡剤を用いた気泡発生手段や揮発性溶剤を用いた気泡発生手段、あるいは高圧下で不活性ガスを高分子中に吸収させ、常圧で発泡させる気泡発生手段など従来公知の気泡発生手段を用いて発泡成形することにより得られるものを挙げることができる。図示の例では、発泡ポリウレタンを用いた支持層19を採用した。
不織布バッキング12には、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリルなどのアクリル系繊維、或いはポリビニルアルコール系繊維から選ばれる1種若しくは2種以上であって、その繊度が好ましくは1〜20デシテックスである細繊維14を構成繊維とする不織布を用いることができる。
この不織布バッキング12を構成する細繊維14中には極太の熱接着性繊維からなる太繊維15が含まれている。太繊維15としては、例えば繊度が20〜300デシテックス、好ましくは50〜200デシテックスの繊維を挙げることができる。また、この不織布バッキング12の表面繊維基材13と接着しない面側(裏面側)には、太繊維15の一部が突出しており、その根元が太繊維(熱接着性繊維)の熱溶融物によって固められている。
太繊維15を構成する熱接着性繊維としては特に限定されないが、例えば他の繊維よりも好ましくはその融点が20℃以上低く、他の繊維を熱接着することのできる単一の成分からなる全溶融型繊維や低融点成分を繊維表面に有する芯鞘型やサイドバイサイド型等の複合繊維を挙げることができる。特に複合繊維を採用する場合、高融点成分の融点と低融点成分の融点との差が15℃以上であることが好ましく、その高融点成分/低融点成分の組み合わせとしては、ポリエステル/ポリオレフィン、高融点ポリエステル/低融点ポリエステル、ポリアミド/ポリオレフィン、高融点ポリアミド/低融点ポリアミド、ポリプロピレン/ポリエチレン、高融点ポリエチレン/低融点ポリエチレン等が挙げられる。
図2は、図1に示すフロアカーペット11をファーストカーペット18上に装着した状態を示すものであり、フロアカーペット11の不織布バッキング12の裏面側から突出した太繊維15がファーストカーペット18内に入り込み、確実にフロアマット11のズレを防止するようになっている。
またこの形態の場合、表面繊維基材13の裏側には支持層19が設けられており、該フロアマット11に荷重が加わったとき、不織布バッキング12の裏面側から突出する太繊維15の基部を支持層19が弾性変形して支持し、その支持層19の復元力により前記太繊維15が床面(カーペット)内部に入り込むことになることから、その作用は荷重が加わる部分の周囲にまで拡がり、また、荷重が加わる方向や大きさによっても、フロアマット11に加わる荷重で弾性変形した支持層19の復元力によって太繊維15が確実に床面(カーペット)内部に入り込み、より効果的にフロアマット11のズレを防止することができる。支持層19としては発泡樹脂層などを挙げることができる。
次に、上述の不織布バッキングの製造方法について説明する。図3は、本発明の不織布バッキングの製造工程を示す模式図であり、まず、図3中矢印方向に移動するメッシュ20上に第1ホッパー21から当該不織布バッキング12を構成する細繊維14を投入して繊維ウェブ22を形成する。次いで、この繊維ウェブ22上に第2ホッパー23から、熱接着性繊維からなる太繊維15を投入して太繊維15の繊維ウェブ24を形成する。
次いで、細繊維14の繊度に対応するバーブ深さのニードル針を用いて細繊維14の繊維ウェブ22側からニードルパンチ処理を施すことにより、各繊維ウェブ22、24の構成繊維相互並びに繊維ウェブ22と繊維ウェブ24間の構成繊維相互を絡合させる。このとき、ニードル針は、細繊維14の繊度に対応するバーブ深さとなっていることから、ニードルパンチ処理が進めば進むほど、繊維ウェブ22における細繊維14の絡みが強くなり、締め固められることになる。一方、ニードル針に引っ掛かりにくい繊維ウェブ24に含まれる太繊維15は絡みが緩く、その根元が細繊維14で締め固められるようになる。
この後、ニードルパンチ処理によって繊維相互が結合した不織布バッキング12をヒーター27によって、前記熱接着性繊維からなる太繊維15が溶融する温度(太繊維が複合繊維の場合、低融点成分が溶融する温度)よりも高い温度で加熱することで、太繊維15の一部を溶融させ、その溶融物によって繊維ウェブ24の表面側に突出する太繊維15の根元が固められるようになっている。
また、本発明の不織布バッキングの製造方法においては、フロアマットを載せるカーペットの種類に応じてニードルパンチ処理における針打ち込み密度や針深さを変更することで太繊維15の突出量を調整することができる。すなわち、カーペットが厚く、毛足が長いものの場合、ニードルパンチ処理における針打ち込み密度を多くし、針深さを深くするのである。これにより細繊維14の繊維ウェブ22をさらに締め固め、突出する太繊維15を長くすることができ、ズレ防止性を向上させることができるのである。一方、カーペットが薄く、毛足が短いものの場合、ニードルパンチ処理における針打ち込み密度を小さくし、針深さを浅くするのである。これにより細繊維14の繊維ウェブ22を締め固めを緩くし、太繊維15の突出量を短くすることができ、グリップ性を調整できるのである。尚、針打ち込み密度や針深さは特に限定されないが、針打ち込み密度としては、80〜400本/m、好ましくは100〜150本/mであり、針深さとしては、10〜20mm、好ましくは13〜16mmである。これらの範囲外の場合、強度が低下したり、十分な柔らかさを確保できないといった不具合が生じる恐れがある。
尚、熱接着性繊維からなる太繊維の量を増やすことにより、太繊維が突出する側面に太繊維(熱接着性繊維)の熱溶融物からなる遮音層を構成することができ、この場合、吸音性と遮音性とを兼備した敷物用不織布バッキング並びに敷物を得ることができる。
次に、請求項4〜8のいずれかに記載の敷物用不織布バッキングとその製造方法について説明する。図4に示す不織布バッキングは、繊維表面にホットメルト樹脂がコーティングされた太繊維15を用い、加熱処理によりホットメルト樹脂を溶融させ、その溶融物30で突出する太繊維15の根元を固めたものである。ホットメルト樹脂としては、例えばポリアミド系ホットメルト樹脂、ポリスチレン系ホットメルト樹脂、ポリエチレン系ホットメルト樹脂、EVA系ホットメルト樹脂などを用いることができる。ホットメルト樹脂のコーティングは、太繊維をホットメルト樹脂のエマルジョン内に浸漬したり、ホットメルト樹脂のエマルジョンを太繊維にスプレー塗布するなど従来より知られたコーティング方法を用いることができる。
この不織布バッキングは、細繊維14の繊維ウェブ22上に太繊維15の繊維ウェブ24を形成し、次いで、これら繊維ウェブ22、24を細繊維14の繊維ウェブ22側から前記細繊維14の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブ22、24の構成繊維相互並びに各繊維ウェブ22、24間の構成繊維相互を絡合させると共に前記太繊維15の一部を太繊維15からなる繊維ウェブ24側から突出させ、その後、太繊維15からなる繊維ウェブ側から加熱処理することで、太繊維表面をコーティングするホットメルト樹脂を溶融させ、その溶融物30によって太繊維15の根元を固めることで得られる。
この場合も図1並びに図3の例と同様に、突出する太繊維15の根元を支持する支持層19が設けられている。また、カーペットの種類(厚さや毛足の長さ)に応じてニードルパンチ処理における針打ち込み密度や針深さを変更することで太繊維15の突出量を調整することができる。すなわち、カーペットが厚く、毛足が長いものの場合、ニードルパンチ処理における針打ち込み密度を多くし、針深さを深くするのである。これにより細繊維14の繊維ウェブ22をさらに締め固め、突出する太繊維15を長くすることができ、ズレ防止性を向上させることができるのである。一方、カーペットが薄く、毛足が短いものの場合、ニードルパンチ処理における針打ち込み密度を小さくし、針深さを浅くするのである。これにより細繊維14の繊維ウェブ22を締め固めを緩くし、太繊維15の突出量を短くすることができ、グリップ性を調整できるのである。尚、針打ち込み密度や針深さは特に限定されないが、針打ち込み密度としては、80〜400本/m、好ましくは100〜150本/mであり、針深さとしては、10〜20mm、好ましくは13〜16mmである。これらの範囲外の場合、強度が低下したり、十分な柔らかさを確保できないといった不具合が生じる恐れがある。
尚、太繊維の根元を固めるホットメルト樹脂の量を増やすことにより、太繊維が突出する側面にホットメルト樹脂の熱溶融物からなる遮音層を構成することができ、この場合、吸音性と遮音性とを兼備した敷物用不織布バッキング並びに敷物を得ることができる。
次に、請求項9〜12のいずれかに記載の敷物用不織布バッキングとその製造方法について説明する。この方法は、細繊維の繊維ウェブ上に太繊維の繊維ウェブを形成し、次いで、これら繊維ウェブを細繊維の繊維ウェブ側から前記細繊維の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブの構成繊維相互並びに各繊維ウェブ間の構成繊維相互を絡合させると共に前記太繊維の一部を太繊維からなる繊維ウェブ側から突出させ、その後、太繊維の繊維ウェブ側に熱可塑性樹脂を塗布又は含浸することによって突出する太繊維の根元を固めるというものである。
この製造方法に使用する熱可塑性樹脂としては特に限定されないが、例えばポリアミド系ホットメルト樹脂、ポリスチレン系ホットメルト樹脂、ポリエチレン系ホットメルト樹脂、EVA系ホットメルト樹脂などのホットメルト樹脂を好ましい。熱可塑性樹脂の使用形態としては、そのまま塗布する方法の他に水エマルジョンの形態で塗布又は含浸することも可能である。
この製造方法の場合も図1並びに図3の例と同様に、突出する太繊維の根元を支持する支持層を設けることができる。また、太繊維の根元を固める熱可塑性樹脂の量を増やすことにより、太繊維の突出側面に熱可塑性樹脂からなる遮音層を構成することができ、この場合、吸音性と遮音性とを兼備した敷物用不織布バッキング並びに敷物を得ることができる。
本発明の不織布バッキングは、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種を含む形態を採ることができる。有機減衰性フィラーは、音、振動、電磁波、衝撃等のエネルギーが当たると回転する双極子(ダイポール)と呼ばれる極(正負の偏り)を持った物質であり、この物質に音、振動、電磁波等のエネルギーが当たると双極子が回転し、熱エネルギーへと変換されてエネルギーの減衰がなされるようになっている。そのような作用を持つ有機減衰フィラーとしては、p−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、および4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)から選択される1種もしくは2種以上の化合物を挙げることができる。
フタロシアニン化合物としては、具体的には下記式に示す金属フタロシアニン化合物又はその誘導体(式中の金属Mは、Fe、Co、Mn、Ti、V、Ni、Cu、Zn、Mo、W、Osから選択される金属である。から選ばれる1種若しくは2種以上を挙げることができる。












ヨウ素系抗菌剤としては、ヨウ素を担体に担持、吸蔵させて複合化したヨードホール、あるいは前記ヨードホールをゲスト分子として、これをホスト分子に包接させたヨウ素包接体、1−(ジヨードメチルスルホニル)−4−メチルベンゼン及び3−ヨード−2−プロピニルブチルカーボネートからなるヨウ素系抗菌剤を挙げることができる。特に1−(ジヨードメチルスルホニル)−4−メチルベンゼン及び3−ヨード−2−プロピニルブチルカーボネートからなるヨウ素系抗菌剤は、細菌やウイルスを直ぐに死滅させるのではなく、細胞壁のみを破壊してダメージを与えることで、細菌やウイルスから警報フェロモンを放出させ、周囲の細菌やウイルスを退散させるというメカニズムで抗菌、抗ウイルス性が発揮されるようになっている。
金属イオンとしては、銀や銅などの金属を含む金属繊維を用いる態様を挙げることができる。金属繊維からは銀や銅などの金属イオンが放出されるため、この金属イオンにより優れた抗菌、抗ウイルス性が発揮されることになる。
縮合タンニンのゲル化物としては、柿渋、ケブラコタンニン、ワットルタンニン、マングローブタンニン、スプルースタンニン、ガンビールタンニン、アカカテキン、カシワ樹皮タンニン等の縮合型タンニンを用い、これにアルデヒド水溶液を作用させてゲル化させたもの、縮合型タンニンにアンモニア水を作用させてゲル化させたもの、さらには縮合型タンニンにアンモニア水を作用させて溶解させた後に、アルデヒド水溶液を作用させてゲル化させたものなどを挙げることができる。この場合、不織布バッキングを構成する構成繊維をアンモニア水中に混合しておき、繊維表面及び繊維間上で縮合型タンニンをゲル化させ、繊維表面及び繊維間に縮合型タンニンのゲル化物を固定する方法を採ることもできる。
本発明の不織布バッキングを敷物に適用した場合であって、該不織布バッキングの内側に前記不織布バッキングから突出する太繊維を支持する支持層(好ましくは通気のある連続気泡構造を持つ発泡樹脂層)を設ける場合、その支持層中に有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種を含ませることができる。このような形態とすることで、敷物内部のクリーニングが行き届かず、ダニや細菌の繁殖の温床となり易い箇所にフタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物などの抗菌成分を存在させることができるので、これらの抗菌成分のアレルゲン低減効果、抗ウイルス性、抗菌及び消臭効果を効果的に発揮させることができる。また、優れたエネルギー減衰効果を得ることができる。
また、本発明の不織布バッキングを敷物に適用する際、不織布バッキングを敷物に貼り合わせる接着剤や敷物裏面の目地止め層中に有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種を含ませることもできる。この場合も、敷物内部のクリーニングが行き届かず、ダニや細菌の繁殖の温床となり易い箇所にこれらの抗菌成分を存在させることができるので、アレルゲン低減効果、抗ウイルス性、抗菌及び消臭効果を効果的に発揮させることができる。また、優れたエネルギー減衰効果を得ることができる。
尚、本発明の敷物用不織布バッキングには、さらに別の抗菌剤や抗アレルゲン剤を必要に応じて適宜使用することができる。また、本発明では、不織布バッキングや敷物にこれら有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物を適用する態様を述べたが、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物は、繊維に練り込んだり、バインダーを介して付着させたりして抗菌、抗アレルゲン、抗ウイルス性及びエネルギー変換能を有する繊維としたり、樹脂やガラス中に配合することで抗菌、抗アレルゲン、抗ウイルス性及びエネルギー変換能を有する樹脂成形物やガラス成形物とすることができる。具体的には自動車の座席シート、ハンドル、ヘッドレスト、ウインドウ、住宅の壁紙、床材、天井材、窓ガラスなどに適用できる。
尚、本発明の敷物用不織布バッキングは、例えば繊度が大きく繊維長が短い太繊維Aとその太繊維Aよりも繊度が小さく繊維長が長い太繊維Bとを用い、本発明の製造方法によりバッキングを製造したとき、バッキング表面からは、繊度が大きくズレ防止性の大きな太繊維Aと、その太繊維よりも繊度が小さくズレ防止性の小さな太繊維Bが突出し、太繊維Bは太繊維Aよりも長く突出するようになる。このため、敷物に力が加わったとき、まずは長く突出する太繊維Bがズレを防止し、さらに大きな力が加わったとき、太繊維Bよりも突出量が小さい太繊維Aがズレを防止するようにするなど、特許請求の範囲に記載された範囲で自由に変更することができる。
12・・・不織布バッキング
13・・・表面繊維基材
14・・・細繊維
15・・・太繊維

Claims (19)

  1. 細繊維の繊維ウェブ上に熱接着性繊維からなる太繊維の繊維ウェブを形成し、次いで、これらを細繊維の繊維ウェブ側から前記細繊維の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブの構成繊維相互並びに各繊維ウェブ間の構成繊維相互を絡合させると共に前記太繊維の一部を突出させ、その後、熱接着性繊維からなる太繊維の繊維ウェブ側から加熱処理することにより、前記太繊維の一部を溶かし、その熱溶融物て突出する太繊維の根元を固めることを特徴とする敷物用不織布バッキングの製造方法。
  2. 細繊維の繊度が1〜20デシテックスであるのに対し、太繊維の繊度が20〜300デシテックスであることを特徴とする請求項1に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  3. 繊度が異なる複数種の太繊維の繊維ウェブを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  4. 熱接着性繊維からなる太繊維の熱溶融物によって遮音層が構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  5. 細繊維の繊維ウェブ上に太繊維の繊維ウェブを形成し、次いで、これらを細繊維の繊維ウェブ側から前記細繊維の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブの構成繊維相互並びに各繊維ウェブ間の構成繊維相互を絡合させると共に前記太繊維の一部を太繊維からなる繊維ウェブ側から突出させ、その後、太繊維からなる繊維ウェブ側から加熱処理する敷物用不織布バッキングの製造方法であって、
    前記太繊維は繊維表面にホットメルト樹脂がコーティングされてなり、前記加熱処理によりホットメルト樹脂を溶融させ、その溶融物によって突出する太繊維の根元を固めることを特徴とするズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  6. 細繊維の繊度が1〜20デシテックスであるのに対し、太繊維の繊度が20〜300デシテックスであることを特徴とする請求項5に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  7. 繊度が異なる複数種の太繊維の繊維ウェブを形成することを特徴とする請求項5又は6に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  8. ホットメルト樹脂の熱溶融物によって遮音層が構成されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  9. 細繊維の繊維ウェブ上に太繊維の繊維ウェブを形成し、次いで、これらを細繊維の繊維ウェブ側から前記細繊維の繊維径に対応するバーブ深さのニードル針を用いてニードルパンチ処理して前記各繊維ウェブの構成繊維相互並びに各繊維ウェブ間の構成繊維相互を絡合させると共に前記太繊維の一部を太繊維からなる繊維ウェブ側から突出させ、その後、太繊維からなる繊維ウェブ側から加熱処理する敷物用不織布バッキングの製造方法であって、
    前記太繊維の繊維ウェブ側に熱可塑性樹脂を塗布又は含浸することによって突出する太繊維の根元を固めることを特徴とするズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  10. 細繊維の繊度が1〜20デシテックスであるのに対し、太繊維の繊度が20〜300デシテックスであることを特徴とする請求項9に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  11. 繊度が異なる複数種の太繊維の繊維ウェブを形成することを特徴とする請求項9又は10に記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  12. 熱可塑性樹脂によって遮音層が構成されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキングの製造方法を用いて製造されたズレ防止機能を有する敷物用不織布バッキング。
  14. 有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が含まれていることを特徴とする請求項13に記載の不織布バッキング。
  15. 請求項13又は14に記載の敷物用不織布バッキングを備えたことを特徴とする敷物をその要旨とした。
  16. 敷物用不織布バッキングの内側に前記不織布バッキングから突出する太繊維を支持する支持層を設けたことを特徴とする請求項15に記載の敷物。
  17. 不織布バッキングから突出する太繊維を支持する支持層中に、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が含まれていることを特徴とする請求項16に記載の敷物。
  18. 不織布バッキングを敷物に貼り合わせる接着剤中に、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が含まれていることを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載の敷物。
  19. 敷物の目地止め層中に、有機減衰性フィラー、フタロシアニン化合物、ヨウ素系抗菌剤、金属イオン及び縮合タンニンのゲル化物から選ばれる少なくとも1種が含まれていることを特徴とする請求項15〜18のいずれかに記載の敷物。
JP2013201231A 2013-07-25 2013-09-27 敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物 Pending JP2015042540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013201231A JP2015042540A (ja) 2013-07-25 2013-09-27 敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013154109 2013-07-25
JP2013154109 2013-07-25
JP2013201231A JP2015042540A (ja) 2013-07-25 2013-09-27 敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015042540A true JP2015042540A (ja) 2015-03-05
JP2015042540A5 JP2015042540A5 (ja) 2016-11-10

Family

ID=52696287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013201231A Pending JP2015042540A (ja) 2013-07-25 2013-09-27 敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015042540A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107400983A (zh) * 2017-07-12 2017-11-28 西安工程大学 山羊毛针刺非织造地毯的加工方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155865A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Suminoe Textile Co Ltd 滑り防止性に優れた自動車用マット
JP2009112358A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Daiwa:Kk ズレ防止機能を有するカーペット用不織布バッキング及びその製造方法
JP2010246929A (ja) * 2001-07-23 2010-11-04 Daiwa:Kk カーペット

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246929A (ja) * 2001-07-23 2010-11-04 Daiwa:Kk カーペット
JP2008155865A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Suminoe Textile Co Ltd 滑り防止性に優れた自動車用マット
JP2009112358A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Daiwa:Kk ズレ防止機能を有するカーペット用不織布バッキング及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107400983A (zh) * 2017-07-12 2017-11-28 西安工程大学 山羊毛针刺非织造地毯的加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7115721B2 (ja) 熱絶縁材料及びその方法
JP2007203919A (ja) 自動車用フロアーカーペット及びその製造方法
DE202012004594U1 (de) Kraftfahrzeugteile
EP1794361A1 (de) Hinterschäumtes teppichformteil für kraftfahrzeuge und verfahren zu dessen herstellung
JP2010539346A (ja) ニードルパンチ不織ベロア布およびその使用
JP2009100670A (ja) 防草シート
JP2007297721A (ja) 複合糸、防音カーペット、及び繊維製品
JP2015198791A (ja) 不織布バッキングおよびその製造方法
JP2015042540A (ja) 敷物用不織布バッキングの製造方法、その方法により製造された敷物用不織布バッキング及びその不織布バッキングを備えた敷物
JP2015042540A5 (ja)
JP4742173B2 (ja) カーペット、それに用いる繊維質バッキング及びズレ防止性を有する編物
JP5073729B2 (ja) 防音カーペット
JP3161597U (ja) 自動車用フロアマット
JP2010246929A5 (ja)
EP0752458A1 (de) Verfahren zur flammhemmenden Ausrüstung von textilen Flächengebilden und nach diesem Verfahren ausgerüstete Erzeugnisse
JP2011120926A5 (ja)
JP2011083471A5 (ja)
JP5751577B2 (ja) 自動車用マット
JP5260078B2 (ja) ニードルパンチカーペットの製造方法
JP3111898U (ja) 吸音用不織布
JP2007276722A (ja) 吸音効果のある自動車用軽量フロアーマット
JP2003102611A (ja) カーペット
JP2012157496A (ja) 敷物の裏張り材、敷物及び自動車用マット
JP4601749B2 (ja) タフテッド製品
JP4372315B2 (ja) フロアマット用裏材の製造方法及びフロアマット

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160926

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180227