JP2015042486A - 塗布具 - Google Patents
塗布具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015042486A JP2015042486A JP2014128219A JP2014128219A JP2015042486A JP 2015042486 A JP2015042486 A JP 2015042486A JP 2014128219 A JP2014128219 A JP 2014128219A JP 2014128219 A JP2014128219 A JP 2014128219A JP 2015042486 A JP2015042486 A JP 2015042486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- ink
- coating liquid
- end portion
- applicator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
Description
本件出願人が提案した特許文献1の塗布具は、インキをガス等によって加圧状態で封入すると共に、ボールペンチップにおけるボールの大きさ、ボールハウスの大きさ、矢溝の幅等を有利な効果を発揮する所定範囲内のものとすることにより、粘度の高いインキであっても安定して流出可能となっている。さらにいうと、特許文献1に開示された塗布具では、粒子の大きな光輝性顔料を含む高粘度のインキであっても、円滑に流出可能となっている。
さらに本発明では、この液体加圧手段において押圧片を付勢する付勢部材をコイルばね状のものとし、その端部を最大径部分の外周縁よりも内側に位置した状態としている。すなわち、コイルばね状の付勢部材の端部が内側に入り込んだ状態となっており、塗布液収容部の内周面に接触しない構成となっている。このことから、付勢部材の端部が塗布液収容部の内周面に接触しない状態で、押圧片を付勢することが可能となる。
このため、付勢部材が押圧片を付勢するとき、付勢部材の端部が塗布液収容部から抵抗力を受けることがなく、付勢力が低減してしまうことがない。つまり、付勢動作時に塗布液収容部に接触してしまい、一時的に付勢力が低減してしまうことがない。したがって、本発明によると粘度の高いインキであっても安定して流出させることが可能となる。
また、付勢力の低減を防止可能であることから、仮に付勢力の弱い付勢部材を使用した場合であっても、インキを安定して流出させることができる。つまり、本発明は、付勢力の弱い付勢部材を採用できるという利点もある。
ここで、コイルばね状の付勢部材に所謂座巻きが設けられている場合について考える。この場合、コイルばね状の付勢部材が圧縮されると、座巻きを形成している部分で連続的に配される環状部分のうち、隣接する2つが径方向にずれるおそれがある。つまり、2つの環状部分が接触した状態で一方側が他方側に近づく方向に力が加わることにより、一方が他方に対して相対的にスライド移動してしまうおそれがある。この場合、スライド移動した部分が、付勢部材の外側に位置する塗布液収容部の内周面に接触してしまう可能性がある。
これに対し、上記した構成では、コイルばね状の付勢部材に所謂座巻きを設けない構造となっている。このため、付勢部材と塗布液収容部の内周面の接触をより確実に防止できる。
なお、本実施形態のボールペン1では、粒子の大きな光輝性顔料を含む高粘度のインキを採用している。
また、この貯留用空間24、第1流路形成空間25、第2流路形成空間26が連通し、一体の空間である軸内空間27を形成している。この軸内空間27は、ペン軸形成部10の後端から前端までを貫通して延びる貫通孔でもある。
なお、ペン先形成部11の内周面には、内側に向かって突出する環状突起(図示しない)が設けられている。このことから、ペン先形成部11は、ペン軸形成部10の前端側に位置する狭径となった部分(連結部21、チップ取付部22)に外嵌固定することが可能となっている。すなわち、ペン先形成部11の内周面に形成された環状突起(図示しない)と、ペン軸形成部10の狭径部分における外周面に形成された突起とが係合し、一体に固定することが可能な構造となっている。
なお、ここでいう自然状態とは、外力が加わらない状態であるものとする。
より詳細には、バネ13の両端部13α,13βは、いずれもバネ13の最大径部分の外周縁よりも内側に位置した状態となっている。さらにいうと、本実施形態では、いずれもバネ13の最大径部分の内周縁よりも内側に位置した状態となっている。
このフランジ部35は、尾栓14の外周面から径方向外側へ突出しており、尾栓14の周方向において環状に連続する略円環板状の部分となっている。
ここで、尾栓14の後端面(図7(b)では上端面)に形成された通気孔36は、内筒部38の内側空間と連通した状態となっている。また、この内筒部38の内側空間は、その前端部分(図7(b)では下端部分)で尾栓14の内部空間37に開放されている。
つまり、尾栓14は、後端面に形成された通気孔36と、内筒部38の内側空間を介して内外が連通した状態となっている。
なお、潤滑剤、密閉剤、逆流防止剤は必ずしも3種類の物質を入れ込む必要はなく、1種類の物質が2以上の機能を兼ねるものであってもよい。例えば、所謂2液型のシリコーンを挿入することでシリコーンの層を形成し、シリコーンの層を密閉剤及び逆流防止剤として機能させてもよい。
そして、潤滑剤等40,41、押圧片12、バネ13は、ボールペン本体3の使用時において、常時インキを加圧する液体加圧手段として機能する。
このような構成によると、尾栓14のペン軸形成部10に対する挿入長さを調節するだけで、バネ13の縮み量を調整することができる。具体的に、尾栓14の挿入長さを長くすると、バネ13はより縮んだ状態で配されることとなる。対して、尾栓14の挿入長さを短くすると、バネ13はより長く伸びた状態で配されることとなる。つまり、上記した構成とすることにより、バネ13の縮み量及び配置位置の設定が容易となる。
すなわち、インキタンク形成部20内のインキを使いきるまでの間、バネ13は常時縮んだ状態となっており、そのことにより、インキは常時加圧されることとなる。言い換えると、バネ13の自由長は、貯留用空間24のインキが充填されている部分の長さよりも長くなっており、インキが減少していくにつれてバネ13が伸びていく。そして、インキを使い切ってしまうまで、バネ13が伸び続けることとなる。
なお、「約」4分の1の長さとは、プラスマイナス5mm程度の誤差を許容するものとする。約2分の1の長さも同様である。
つまり、バネ13が最も縮んだ状態においても、これらの間に間隔L3を形成することにより、バネ13がインキタンク形成部20の内周面に接触しない構造となっている。
これらのことから、バネ13が押圧片12を押圧するとき、バネ13がインキタンク形成部20の内周面に接触せず、バネ13がインキタンク形成部20から抵抗力を受けない構造となっている。このことから、バネ13は、抵抗力によって押圧力が急に下がったりすることなく、インキを安定して押圧することができる。
例えば、少なくとも片側端部の近傍に所謂座巻きを1つ形成する構成であっても構わない。すなわち、長手方向で隣接する部分間のうち、少なくとも1つの部分間に隙間αが形成されない構成であってもよい。言い換えると、1つのみ密着巻きされた部分があってもよく、長手方向で隣接する部分同士からなる組のうち、少なくとも一組の部分同士が当接していてもよい。
より詳細には、端部側部分115の全体を内側に寄せるように折り曲げると共に、この端部側部分115の一部を折り返している。このため、バネ113を正面視したとき、バネ113の最大径部分における内側部分と、略「U」字状に屈曲させた部分の間には隙間116が形成された状態となっている。
なお、塊状部165は、上記したように端部163αの近傍をかしめて形成してもよく、端部163の近傍を丸めて形成してもよい。端部に塊状の部分が形成されていればよい。
すなわち、端部213αから他方側端部に向かって、一巻目の部分216の直径L4と、二巻目の部分217の直径L5とが、いずれもバネ213の最大径L6よりも小さくなっている。そして、この一巻目の部分216と二巻目の部分217は、いずれも最大径部分の外縁より内側に位置した状態となっている。
また、最大径部分の外縁より内側に位置するように形成する巻いた部分は、正面視した形状が円や楕円となるものに限らず、環状に巻いていればよい。すなわち、歪な円形であってもよい。
より具体的には、バネ263を正面視したとき、最大径部分の外縁に沿って形成される円のうちで屈曲点267に最も近接する部分における接線をlとすると、屈曲点267から端部263αまでの部分の延び方向は、この接線lに対して垂直に交わる方向となっている。
すなわち、それぞれ端部313αからバネ313の延びに沿って所定距離だけ離れた位置であって、最も端部313αから離れた位置を第1屈曲点317とし、第1屈曲点317よりも端部313αよりの位置を第2屈曲点318とし、第2屈曲点318よりもさらに端部313αよりの位置を第3屈曲点319とすると、第1屈曲点317、第2屈曲点318、第3屈曲点319のそれぞれで折り曲げられた状態となっている。すなわち、第1屈曲点317において内側に向かって曲げられ、第2屈曲点318と第3屈曲点319で折り曲げ部分の周辺が略「V」字状となるように折り曲げられている。
なお、端部側部分365の外側と、端部側部分365からバネ363の延びに沿って所定位置だけ離れた部分の内側とは、溶着によって一体に固定してもよい。
そして、その間におけるバネの加圧力の変化を測定した。その結果、図22で示される結果が得られた。
4 ボールペンチップ(塗布体)
12 押圧片
13,63,113,163,213,263,313,363,413,463, バネ(付勢部材)
20 インキタンク形成部(塗布液収容部)
α 隙間
Claims (3)
- 塗布液を充填可能な塗布液収容部と、塗布液を塗布するための塗布体を備えた塗布具であって、
前記塗布液収容部には、塗布液を加圧するための液体加圧手段が収容されており、
前記液体加圧手段は、少なくとも押圧片と、当該押圧片を塗布体側へ付勢する付勢部材とを有し、
前記付勢部材は、金属線を間隔を空けつつ螺旋状に巻いて形成されるコイルばね状のものであり、前記付勢部材の端部は、前記付勢部材の最大径部分の外周縁よりも内側に位置した状態となっていることを特徴とする塗布具。 - 前記付勢部材は、長手方向の片側端部から他方端部に至る全ての領域において、長手方向で隣接する部分間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
- 前記塗布液収容部は筒体であり、
塗布液加圧時において前記付勢部材が最も圧縮されたときの径方向の長さは、前記塗布液収容部の内部空間における径方向の長さよりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014128219A JP2015042486A (ja) | 2013-07-23 | 2014-06-23 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013152659 | 2013-07-23 | ||
JP2013152659 | 2013-07-23 | ||
JP2014128219A JP2015042486A (ja) | 2013-07-23 | 2014-06-23 | 塗布具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015042486A true JP2015042486A (ja) | 2015-03-05 |
Family
ID=52696249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014128219A Pending JP2015042486A (ja) | 2013-07-23 | 2014-06-23 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015042486A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109013224A (zh) * | 2018-09-18 | 2018-12-18 | 徐州东宁胶业有限公司 | 一种胶液的涂抹装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6185486U (ja) * | 1984-11-13 | 1986-06-05 | ||
JPS61192885U (ja) * | 1985-05-23 | 1986-12-01 | ||
JP2001191679A (ja) * | 2000-01-13 | 2001-07-17 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ボールペンチップ |
JP2001341492A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-11 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ノック式筆記具 |
JP2002205485A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-23 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ボールペンリフィール |
JP2012131079A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Sakura Color Products Corp | ボールペン及びボールペン用ペン先チップ |
JP2012158093A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Pentel Corp | 加圧式筆記具 |
JP2013111896A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Pentel Corp | 加圧式の塗布具 |
-
2014
- 2014-06-23 JP JP2014128219A patent/JP2015042486A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6185486U (ja) * | 1984-11-13 | 1986-06-05 | ||
JPS61192885U (ja) * | 1985-05-23 | 1986-12-01 | ||
JP2001191679A (ja) * | 2000-01-13 | 2001-07-17 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ボールペンチップ |
JP2001341492A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-11 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ノック式筆記具 |
JP2002205485A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-23 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ボールペンリフィール |
JP2012131079A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Sakura Color Products Corp | ボールペン及びボールペン用ペン先チップ |
JP2012158093A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Pentel Corp | 加圧式筆記具 |
JP2013111896A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Pentel Corp | 加圧式の塗布具 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109013224A (zh) * | 2018-09-18 | 2018-12-18 | 徐州东宁胶业有限公司 | 一种胶液的涂抹装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2860045B1 (en) | Ballpoint pen | |
JP5940898B2 (ja) | ボールペン | |
JP5808104B2 (ja) | ボールペン及びボールペン用ペン先チップ | |
JP2015042486A (ja) | 塗布具 | |
JP2013111896A (ja) | 加圧式の塗布具 | |
US7922412B2 (en) | Fluid feeder of applicator | |
WO2015012203A1 (ja) | ボールペン | |
WO2004106086A1 (ja) | 塗布具用チップの製造方法 | |
CN109203763A (zh) | 弹簧笔头、乳化墨水笔芯以及乳化墨水笔 | |
JP6326204B2 (ja) | ボールペン | |
US6220774B1 (en) | Ballpoint tip for ballpoint liquid container | |
JP6382507B2 (ja) | 筆記具 | |
JP3933600B2 (ja) | リフィールユニット | |
JP6903403B2 (ja) | パイプ式ボールペンチップ | |
JP2015020414A (ja) | ボールペン | |
JP6334884B2 (ja) | ボールペン | |
JP2008246804A (ja) | ボールペンチップの製造方法 | |
JP3139355U (ja) | パイプ式ボールペンチップ | |
US402417A (en) | Simeon d | |
JP6322940B2 (ja) | 筆記具 | |
JP2006007670A (ja) | 塗布具 | |
JP2016221786A (ja) | ボールペン | |
JP4033553B2 (ja) | ボールペンリフィール | |
JP2006240219A (ja) | ボールペンリフィール | |
JP2566661Y2 (ja) | 塗布具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170607 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180524 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180718 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190523 |