JP2015041724A - 半導体デバイスを製造する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多結晶シリコン層の残留を抑制し、下地の金属層のダメージを抑制することが可能な、半導体デバイスを製造する方法を提供する。
【解決手段】基板、該基板から隆起し且つ間隙を画成するよう設けられたシリコン製の領域、該領域を覆うように設けられた金属層、該金属層上に設けられた多結晶シリコン層、及び、該多結晶シリコン層上に設けられた有機マスクを含む被処理体が収容された処理容器内において、HBrガス及びCl2ガスを含む処理ガスを励起させる工程を含み、Cl2ガスは、処理ガス中のHBrガスの流量に対して5%以上10%以下の流量で供給される。
【選択図】図1
【解決手段】基板、該基板から隆起し且つ間隙を画成するよう設けられたシリコン製の領域、該領域を覆うように設けられた金属層、該金属層上に設けられた多結晶シリコン層、及び、該多結晶シリコン層上に設けられた有機マスクを含む被処理体が収容された処理容器内において、HBrガス及びCl2ガスを含む処理ガスを励起させる工程を含み、Cl2ガスは、処理ガス中のHBrガスの流量に対して5%以上10%以下の流量で供給される。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、半導体デバイスを製造する方法に関するものである。
MOSトランジスタといった電子デバイスの製造においては、多結晶シリコン層のプラズマエッチングが行われる。多結晶シリコン層のプラズマエッチングに関しては、例えば、特許文献1に記載されている。具体的に、同文献には、HBrガス、Cl2ガス、及びArガスを含む混合ガスを励起させて、多結晶シリコン層をエッチングすることが記載されている。
また、電子デバイスの一種として、フィン型電界効果トランジスタが知られている。フィン型電界効果トランジスタは、シリコンから構成された複数のフィン領域を有している。複数のフィン領域は、基板上において配列されており、これらフィン領域を覆うようにゲート電極が設けられている。このようなゲート電極としては、N型のトランジスタとP型のトランジスタで仕事関数の異なる金属材料が用いられることがある。このフィン型電界効果トランジスタのように金属材料の埋込みを用いるデバイスの製造においては、フィン領域上にTiN層といった金属層が設けられ、当該金属層上に設けられた多結晶シリコンをエッチングする処理が行われる。その後に、多結晶シリコンが除去された領域に金属材料が埋め込まれる。
上述したフィン型電界効果トランジスタの製造においては、隣り合うフィン領域の間といった微細な間隙に存在する多結晶シリコン層をエッチングによって除去する必要があり、また、このエッチングによる金属層のダメージを抑制する必要がある。
したがって、本技術分野においては、除去すべき領域において多結晶シリコン層の残留を抑制することが可能であり、且つ、下地の金属層のダメージを抑制することが可能なエッチングが求められている。
一側面においては、半導体デバイスを製造する方法が提供される。この方法は、基板、該基板から隆起し且つ間隙を画成するよう設けられたシリコン製の領域、該領域を覆うように設けられた金属層、該金属層上に設けられた多結晶シリコン層、及び、該多結晶シリコン層上に設けられた有機マスクを含む被処理体が収容された処理容器内において、HBrガス及びCl2ガスを含む処理ガスを励起させる工程を含む。この方法の前記工程では、Cl2ガスは、処理ガス中のHBrガスの流量に対して5%以上10%以下の流量で供給される。
この方法によれば、HBrガスの流量に対して5%以上の流量のCl2ガスが処理ガスに含まれているので、多結晶シリコン層の残留を抑制することが可能である。例えば、多結晶シリコン層とプラズマ中の活性種とが反応することによって生成される反応生成物の残留を抑制することが可能であり、上記間隙内の多結晶シリコン層の残渣を抑制することが可能である。また、処理ガス中においてCl2ガスの流量がHBrガスの流量に対して10%以下であるので、金属層のダメージを抑制することが可能となる。
一形態においては、処理ガスを励起させる工程(b)において、処理容器内の圧力は、6.666Pa(50mTorr)以上の圧力に設定され、処理ガスはマイクロ波によって励起されてもよい。この形態では、処理容器内の圧力が高圧に設定され、イオンのエネルギーが低くなるので、金属層のダメージを更に抑制することが可能である。また、かかる高圧下でのプラズマの生成は、マイクロ波によって生成することが可能である。
一形態においては、処理ガスは、更にHeガスを含み得る。Heの原子量は、希ガス原子の中でも小さいので、処理ガス中に含まれ得る希ガスとしてHeガスを用いることにより、金属層のダメージを抑制することが可能となる。
一形態においては、金属層はTiN層であってもよい。また、一形態においては、シリコン製の領域は、フィン型電界効果トランジスタのフィン領域を構成していてもよい。
一形態の方法は、前記有機マスクを作成する工程(b)を更に含み、有機マスクを作成する工程(b)は、前記多結晶シリコン層上に有機層を作成する工程(b1)と、前記有機層上にマスクを作成する工程(b2)と、処理容器内において酸素ガスを含む第1のガスのプラズマを発生させて前記有機層をエッチングする工程(b3)と、処理容器内において窒素ガス及び水素ガスを含む第2のガスのプラズマを発生させて前記有機層をエッチングする工程(b4)と、を含んでいてもよい。この方法によれば、第1のガスのプラズマに多結晶シリコン層が晒される前に、有機層のエッチングに用いるガスを窒素ガス及び水素ガスを含む第2のガスに切り換えることができる。したがって、多結晶シリコン層の酸化を抑制することができる。
一形態においては、第1のガスのプラズマを発生させて前記有機層をエッチングする工程(c3)において、第1のガスは、更にHBrガスを含み、処理容器内の圧力が10.67Pa(80mTorr)以上の圧力に設定され、第1のガスはマイクロ波によって励起されてもよい。この形態によれば、HBrガスを含む第1の処理ガスを比較的高圧で励起させているので、エッチングによって生じる反応生成物の再解離を抑制することができる。その結果、エッチングによって生成するパターンに粗パターンと密パターンがあっても、両パターンを略同様に形成することが可能となる。なお、かかる高圧下でのプラズマは、マイクロ波を用いて生成することが可能である。
以上説明したように、除去すべき領域において多結晶シリコン層の残留を抑制することが可能であり、且つ、下地の金属層のダメージを抑制することが可能となる。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、半導体デバイスを製造する方法の一実施形態を示す流れ図である。図1に示す方法MTは、工程ST2を含む。この工程ST2では、処理容器内において被処理体の多結晶シリコン層をエッチングするために、HBrガス及びCl2ガスを含む処理ガスが処理容器内において励起される。また、一実施形態において、方法MTは、工程ST1を更に含み得る。この工程ST1では、工程ST2のエッチングのために用いる有機マスクが作成される。
方法MTの処理対象である被処理体は、基板、シリコン製の領域、金属層、及び、多結晶シリコン層を有している。シリコン製の領域は、基板から隆起し、且つ、間隙を画成するように設けられている。金属層は、シリコン製の領域を覆うように設けられている。また、多結晶シリコン層は、金属層上に設けられている。
このような構成の被処理体に対して方法MTを用いることによって製造される半導体デバイスの一例は、フィン型電界効果トランジスタである。図2は、方法MTの処理対象である被処理体の一例を示す一部破断斜視図であり、フィン型トランジスタの製造途中の被処理体(以下、「ウエハ」という)Wを示している。図2に示すウエハWでは、シリコン製の領域RFは、複数のフィン領域を含んでいる。複数のフィン領域の各々は、略直方体型の領域であり、基板Sbの一主面から隆起するように形成されている。これらフィン領域は、基板Sbの一主面に平行な一方向、即ちX方向に長く延びる一対の側面を有している。複数のフィン領域は、基板Sbの一主面に平行かつX方向に直交又は交差する方向(Y方向)に配列されている。したがって、隣り合う二つのフィン領域間には、間隙GPが形成されている。
また、ウエハWは、一対の側壁スペーサ層SWLを更に有している。一対の側壁スペーサ層SWLは、例えば、SiNから構成されており、基板Sbの一主面から隆起するように形成されている。一対の側壁スペーサ層SWLは、X方向において対面するように設けられており、溝GVを画成している。複数のフィン領域は、溝GV内において、即ち、側壁スペーサ層SWLの間において延在している。また、一対の側壁スペーサ層SWLのX方向外側には、例えば、SiO2から構成された絶縁層ILが設けられている。
金属層MLは、例えば、TiNから構成されている。金属層MLは、複数のフィン領域、隣り合うフィン領域間の基板Sbの一主面、及び、絶縁層ILの頂面を覆うように設けられている。この金属層ML上には、多結晶シリコン層PSLが設けられている。多結晶シリコン層PSLは、間隙GPに入り込むように設けられている。
一実施形態においては、図2に示す側壁スペーサ層SWL、絶縁層IL、複数のフィン領域、金属層ML、及び、多結晶シリコン層PSLを含む構造SRが、基板Sbに複数設けられている。かかる実施形態では、ウエハWは、構造SRが密に設けられた密領域、及び構造SRが粗に設けられた粗領域を有し得る。以下、図2に示すウエハWを例にとって、方法MTをより詳細に説明する。
再び図1を参照する。また、図1に加えて、図3〜図6を参照する。図3〜図6は、方法MTの各工程を説明するための図であり、各工程中又は各工程後のウエハWの断面を示している。なお、図3〜図6の断面は、図2のA−A矢視断面に対応している。方法MTの工程ST1では、図2及び図3の(a)に示すウエハW上に、有機マスクが形成される。この工程ST1は、工程S1a、S1b、S1c、S1dを含んでいる。
工程S1aでは、図3の(b)に示すように、有機層OLがウエハWの多結晶シリコン層PSL上に形成される。有機層OLは、例えば、アモルファスカーボンから構成され得る。有機層OLは、例えば、CVD(Chemical VaporDeposition)法といった任意の成膜方法によって形成され得る。
次いで、工程S1bにおいて、マスクが作成される。このため、図4の(a)に示すように、有機層OL上に層LMが形成され、当該層LM上にレジストマスクRMが形成される。層LMは、有機層OLのエッチングに対して耐性を有する材料から構成されており、例えば、SiONから構成され得る。層LMは、例えば、CVD法といった任意の成膜方法によって形成され得る。また、レジストマスクRMは、リソグラフィ法によって形成されるものであり、有機層OLから作成される後述のマスクOMKのパターンに対応したパターンを有している。
次いで、工程S1bでは、層LMにレジストマスクRMのパターンを転写するようにエッチングが行われる。この工程S1bは、任意のプラズマ処理装置を用いて実施することができる。例えば、工程S1bは、マイクロ波をプラズマ源とするプラズマ処理装置を用いて実施することができ、或いは、誘導結合型のプラズマ処理装置を用いて実施することができる。工程S1bでは、このようなプラズマ処理装置の処理容器内にエッチング用のガスが供給され、当該ガスを励起させることによって生成されるプラズマによって層LMがエッチングされる。層LMのエッチングに用いられるガスとしては、例えば、CF4ガス及びCHF3ガスを含む混合ガスが用いられ得る。かかる工程S1bによって、図4の(b)に示すように、層LMからマスクMKが作成される。
続く工程S1cでは、マスクMKのパターンを転写するように有機層OLのエッチングが行われる。この工程S1cでは、有機層OLがその膜厚の途中までエッチングされる。工程S1cは、任意のプラズマ処理装置を用いて実施することができる。例えば、工程S1cは、マイクロ波をプラズマ源とするプラズマ処理装置を用いて実施することができ、或いは、誘導結合型のプラズマ処理装置で実施することができる。工程S1cでは、このようなプラズマ処理装置の処理容器内に第1のガスが供給され、当該第1のガスを励起させることによって生成されるプラズマPL1によって有機層OLがエッチングされる(図5の(a)参照)。この第1のガスは、O2ガスを含み得る。
一実施形態の工程S1cでは、第1のガスは、O2ガスに加えて、HBrガス及びArガスといった希ガスを更に含み得る。また、一実施形態の工程S1cでは、処理容器内の圧力が80mTorr(10.67Pa)以上の圧力に設定される。このようにHBrガスを含む第1のガスを用い、処理容器内の圧力を80mTorrに設定することにより、反応生成物の再解離を抑制することができる。その結果、ウエハWが密領域及び粗領域を有する場合に、両領域において有機層OLを同様にエッチングすることが可能となる。即ち、密領域において有機層OLに形成されるパターンと粗領域において有機層OLに形成されるパターンの寸法差を低減させることが可能となる。なお、このような高圧でのプラズマは、後述するようにマイクロ波をプラズマ源として用いるプラズマ処理装置において効率的に生成することが可能である。
続く工程S1dでは、マスクMKのパターンを転写するように有機層OLの更なるエッチングが行われる。この工程S1dでは、有機層OLは、下地の多結晶シリコン層PSLが露出するまでエッチングされ、有機マスクOMK(OL)が作成される(図5の(b)を参照)。工程S1dは、任意のプラズマ処理装置を用いて実施することができる。例えば、工程S1dは、マイクロ波をプラズマ源とするプラズマ処理装置を用いて実施することができ、或いは、誘導結合型のプラズマ処理装置を用いて実施することができる。工程S1dでは、このようなプラズマ処理装置の処理容器内に第2のガスが供給され、当該第2のガスが励起されることによって生成されるプラズマPL2によって有機層OLがエッチングされる(図5の(b)参照)。この第2のガスは、N2ガス及びH2ガスを含む。
このように、方法MTでは、有機層OLのエッチングを、当該有機層OLの膜厚の途中から、N2ガス及びH2ガスを含む第2のガスのプラズマによって行うことにより、下地の多結晶シリコン層PSLの酸化を防止することが可能となる。その結果、工程S1dの後に、シリコン酸化膜を除去する工程を省いて、工程ST2を実施することが可能となる。また、有機層OLの全てを第2のガスのプラズマによってエッチングするのではなく、有機層OLの膜厚の途中から当該有機層OLを第2のガスのプラズマによってエッチングしているので、第2のガス中の窒素と有機層OL中の炭素との反応生成物が有機マスクOMKの表面に堆積する量を低減することができる。特に、かかる堆積は、粗領域において多く発生するが、工程S1dを有機層OLの膜厚の途中から適用することによって上記反応生成物の堆積量を低減することができるので、粗領域の有機マスクOMKのパターンと密領域の有機マスクOMKのパターンの寸法差を低減することが可能となる。
一実施形態の工程S1dにおいては、第2のガスは、後述するようにマイクロ波をプラズマ源として用いるプラズマ処理装置において励起されてもよい。マイクロ波によって第2のガスを励起させることにより、水素の解離を抑制することができるので、20mTorr(2.666Pa)といった比較的低圧に処理容器内の圧力が設定されても、有機層OLの下地に対するダメージを抑制することが可能である。なお、処理容器内の圧力を100mTといった高圧に設定することにより、イオンのエネルギーを更に抑制することができ、下地に対するダメージを更に抑制することが可能である。
次いで、方法MTでは、工程ST2が実施される。この工程ST2では、プラズマ処理装置の処理容器内に、HBrガス及びCl2ガスを含む処理ガスが供給され、当該処理ガスのプラズマPL3が生成される。このプラズマPL3によって、有機マスクOMKの開口から露出した領域、即ち、有機マスクOMKの開口から露出した多結晶シリコン層PSLがエッチングされる(図6参照)。
この処理ガス中において、Cl2ガスは、HBrガスの流量に対して5%以上10%以下の流量で処理容器内に供給される。HBrガスの流量に対して5%以上の流量のCl2ガスが処理ガスに含まれていると、多結晶シリコン層PSLの残留を抑制することが可能である。例えば、多結晶シリコン層PSLとプラズマ中の活性種とが反応することによって生成される反応生成物の残留を抑制することが可能である。
また、HBrガスの流量に対して5%以上の流量のCl2ガスが処理ガスに含まれていると、間隙GP内の多結晶シリコン層PSLの残渣を抑制することが可能である。ここで、図7を参照する。図7は、工程ST2の原理を説明するための図である。図7においては、白抜きの円によって塩素の活性種が示されており、黒塗りの円によって臭素の活性種が示されている。図7に示すように、臭素の活性種は、間隙GPを画成する側面に入射すると、当該側面に対して大きな角度をもった方向に反射される。一方、塩素の活性種は、間隙GPを画成する側面に入射すると、臭素の活性種よりも当該側面に対して小さな角度で反射される。このように、塩素の活性種は、間隙GPの底部の隅に到達し易い傾向を有している。したがって、処理ガスにCl2ガスが含まれていることにより、多結晶シリコン層PSLの残渣を抑制することが可能となる。
また、上述したように、処理ガス中に含まれているCl2ガスの流量がHBrガスの流量に対して10%以下であると、金属層MLのダメージを抑制することが可能となる。
この工程ST2は、任意のプラズマ処理装置を用いて実施することができる。例えば、工程ST2は、マイクロ波をプラズマ源とするプラズマ処理装置を用いて実施することができ、或いは、誘導結合型のプラズマ処理装置を用いて実施することができる。一実施形態の工程ST2では、処理容器内の圧力が、50mTorr(6.666Pa)以上の圧力に設定される。かかる圧力に処理容器内の圧力が設定されることにより、低エネルギーのイオンによって多結晶シリコン層PSLをエッチングすることが可能となり、金属層MLのダメージを抑制することが可能となる。なお、このような高圧でのプラズマは、後述するようにマイクロ波をプラズマ源として用いるプラズマ処理装置において効率的に生成することが可能である。
また、一実施形態の工程ST2では、処理ガスは、Arガスといった希ガスを更に含み得る。この希ガスは、Heガスであってもよい。HeはArよりも原子量が小さいので、希ガスとしてHeガスを用いることにより、金属層MLのダメージを更に抑制することが可能となる。
以下、上述した方法MTの工程S1b、S1c、S1d、ST2の実施に用いることが可能なプラズマ処理装置の一例について説明する。図8は、一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す断面図である。図8に示すプラズマ処理装置10は、マイクロ波をプラズマ源として用いる装置である。このプラズマ処理装置10は、工程S1b、S1c、S1d、ST2のうち少なくとも一つの工程において用いることができる。
プラズマ処理装置10は、処理容器12を備えている。処理容器12は、ウエハWを収容するための処理空間Sを画成している。処理容器12は、側壁12a、底部12b、及び、天部12cを含み得る。
側壁12aは、軸線Zを略中心として、当該軸線Zが延びる方向(以下、「軸線Z方向」という)に延在する略円筒形状を有している。側壁12aの内径は、例えば、540mmである。底部12bは、側壁12aの下端側に設けられている。側壁12aの上端部は開口している。側壁12aの上端部開口は、誘電体窓18によって閉じられている。誘電体窓18は、側壁12aの上端部と天部12cとの間に狭持されている。この誘電体窓18と側壁12aの上端部との間には封止部材SL1が介在していてもよい。封止部材SL1は、例えばOリングであり、処理容器12の密閉に寄与する。
プラズマ処理装置10は、載置台20を更に備えている。載置台20は、処理容器12内且つ誘電体窓18の下方に設けられている。この載置台20は、プレート22、及び、静電チャック24を含んでいる。
プレート22は、略円盤状の金属製の部材であり、例えば、アルミニウムから構成されている。プレート22は、筒状の支持部SP1によって支持されている。支持部SP1は、底部12bから垂直上方に延びている。プレート22は、高周波電極を兼ねている。プレート22は、マッチングユニットMU及び給電棒PFRを介して、高周波バイアス電力を発生する高周波電源RFGに電気的に接続されている。高周波電源RFGは、ウエハWに引き込むイオンのエネルギーを制御するのに適した一定の周波数、例えば、13.65MHzの高周波バイアス電力を出力する。マッチングユニットMUは、高周波電源RFG側のインピーダンスと、主に電極、プラズマ、処理容器12といった負荷側のインピーダンスとの間で整合をとるための整合器を収容している。この整合器の中には、自己バイアス生成用のブロッキングコンデンサが含まれている。
プレート22の上面には、静電チャック24が設けられている。静電チャック24は、ベースプレート24a及びチャック部24bを含んでいる。ベースプレート24aは、略円盤状の金属製の部材であり、例えば、アルミニウムから構成されている。ベースプレート24aは、プレート22上に設けられている。ベースプレート24aの上面にはチャック部24bが設けられている。チャック部24bの上面は、ウエハWを載置するための載置領域MRとなる。チャック部24bは、ウエハWを静電吸着力で保持する。チャック部24bは、誘電体膜の間に挟まれた電極膜を含んでいる。チャック部24bの電極膜には、直流電源DSCがスイッチSW及び被覆線CLを介して電気的に接続されている。チャック部24bは、直流電源DSCから印加される直流電圧により発生するクーロン力によって、その上面にウエハWを吸着保持することができる。このチャック部24bの径方向外側には、ウエハWのエッジを環状に囲むフォーカスリングFRが設けられている。
また、プラズマ処理装置10は、温度制御機構を備えている。温度制御機構の一部として、ベースプレート24aの内部には、周方向に延びる環状の冷媒室24gが設けられている。この冷媒室24gには、チラーユニットから配管PP1,PP3を介して所定の温度の冷媒、例えば、冷却水が循環供給される。チャック部24b上のウエハWの処理温度は、冷媒の温度によって制御され得る。さらに、伝熱ガス供給部からの伝熱ガス、例えば、Heガスが供給管PP2を介してチャック部24bの上面とウエハWの裏面との間に供給される。
また、プラズマ処理装置10は、温度制御機構の一部として、ヒータHT、HS、HC、及び、HEを更に備え得る。ヒータHTは、天部12c内に設けられており、アンテナ14を囲むように、環状に延在している。また、ヒータHSは、側壁12a内に設けられており、環状に延在している。ヒータHCは、ベースプレート24a内に設けられている。ヒータHCは、ベースプレート24a内において、上述した載置領域MRの中央部分の下方、即ち軸線Zに交差する領域に設けられている。また、ヒータHEは、ベースプレート24a内に設けられており、ヒータHCを囲むように環状に延在している。ヒータHEは、上述した載置領域MRの外縁部分の下方に設けられている。
また、載置台20の周囲には、環状の排気路VLが設けられている。排気路VLの軸線Z方向における中間には、複数の貫通孔が形成された環状のバッフル板26が設けられている。排気路VLは、排気口28hを提供する排気管28に接続している。排気管28は、処理容器12の底部12bに取り付けられている。排気管28には、排気装置30が接続されている。排気装置30は、圧力調整器、及びターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有している。この排気装置30により、処理容器12内の処理空間Sを所望の真空度まで減圧することができる。また、排気装置30を動作させることにより、載置台20の外周から排気路VLを介してガスを排気することができる。
また、プラズマ処理装置10は、アンテナ14、同軸導波管16、誘電体窓18、マイクロ波発生器32、チューナ34、導波管36、及び、モード変換器38を更に備えている。マイクロ波発生器32は、例えば2.45GHzの周波数のマイクロ波を発生する。マイクロ波発生器32は、チューナ34、導波管36、及びモード変換器38を介して、同軸導波管16の上部に接続されている。同軸導波管16は、その中心軸線である軸線Zに沿って延在している。一実施形態においては、載置台20の載置領域MRの中心は、軸線Z上に位置している。
同軸導波管16は、外側導体16a及び内側導体16bを含んでいる。外側導体16aは、その中心軸線である軸線Zに沿って延在する円筒形状を有している。外側導体16aの下端は、導電性の表面を有する冷却ジャケット40の上部に電気的に接続され得る。内側導体16bは、外側導体16aの内側において、当該外側導体16aと同軸に設けられている。内側導体16bは、その中心軸線である軸線Zに沿って延在する円筒形状を有している。内側導体16bの下端は、アンテナ14のスロット板44に接続している。
一実施形態においては、アンテナ14は、ラジアルラインスロットアンテナである。このアンテナ14は、天部12cに形成された開口内に配置されており、誘電体窓18の上面の上に設けられている。アンテナ14は、誘電体板42及びスロット板44を含んでいる。誘電体板42は、マイクロ波の波長を短縮させるものであり、略円盤形状を有している。誘電体板42は、例えば、石英又はアルミナから構成される。誘電体板42は、スロット板44と冷却ジャケット40の下面の間に狭持されている。アンテナ14は、したがって、誘電体板42、スロット板44、及び、冷却ジャケット40によって構成され得る。
図9は、スロット板の一例を示す平面図である。スロット板44は、薄板状であって、円盤状である。スロット板44の板厚方向の両面は、それぞれ平らである。円形のスロット板44の中心CSは、軸線Z上に位置している。スロット板44には、複数のスロット対44pが設けられている。複数のスロット対44pの各々は、板厚方向に貫通する二つのスロット孔44a,44bを含んでいる。スロット孔44a,44bそれぞれの平面形状は、長孔形状である。各スロット対44pにおいて、スロット孔44aの長軸が延びる方向と、スロット孔44bの長軸が延びる方向は、互いに交差又は直交している。
図9に示す例では、複数のスロット対44pは、軸線Zを中心とする仮想円VCの内側に設けられた内側スロット対群ISPと仮想円VCの外側に設けられた外側スロット対群OSPとに大別されている。内側スロット対群ISPは、複数のスロット対44pを含んでいる。図9に示す例では、内側スロット対群ISPは、七つのスロット対44pを含んでいる。内側スロット対群ISPの複数のスロット対44pは、中心CSに対して周方向に等間隔に配列されている。内側スロット対群ISPに含まれる複数のスロット孔44aは、当該スロット孔44aの重心がスロット板44の中心CSから半径r1の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。また、内側スロット対群ISPに含まれる複数のスロット孔44bは、当該スロット孔44bの重心がスロット板44の中心CSから半径r2の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。ここで、半径r2は、半径r1より大きい。
外側スロット対群OSPは、複数のスロット対44pを含んでいる。図9に示す例では、外側スロット対群OSPは、28個のスロット対44pを含んでいる。外側スロット対群OSPの複数のスロット対44pは、中心CSに対して周方向に等間隔に配列されている。外側スロット対群OSPに含まれる複数のスロット孔44aは、当該スロット孔44aの重心がスロット板44の中心CSから半径r3の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。また、外側スロット対群OSPに含まれる複数のスロット孔44bは、当該スロット孔44bの重心がスロット板44の中心CSから半径r4の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。ここで、半径r3は、半径r2よりも大きく、半径r4は、半径r3よりも大きい。
また、内側スロット対群ISP及び外側スロット対群OSPのスロット孔44aの各々は、中心CSとその重心とを結ぶ線分に対して、その長軸が同一の角度を有するように、形成されている。また、内側スロット対群ISP及び外側スロット対群OSPのスロット孔44bの各々は、中心CSとその重心とを結ぶ線分に対して、その長軸が同一の角度を有するように、形成されている。
図10は、誘電体窓の一例を示す平面図であり、当該誘電体窓を処理空間S側から見た状態を示している。図11は、図10のXI−XI線に沿ってとった断面図である。誘電体窓18は、略円盤形状を有し、石英又はアルミナといった誘電体から構成されている。誘電体窓18の上面18u上には、スロット板44が設けられている。
誘電体窓18の中央には、貫通孔18hが形成されている。貫通孔18hの上側部分は、後述する中央導入部50のインジェクタ50bが収容される空間18sであり、下側部分は、後述する中央導入部50の中央導入口18iである。なお、誘電体窓18の中心軸線は、軸線Zと一致している。
誘電体窓の上面18uと反対側の面、即ち下面18bは、処理空間Sに接しており、プラズマを生成する側の面となる。この下面18bは、種々の形状を画成している。具体的に、下面18bは、中央導入口18iを囲む中央領域において、平坦面180を有している。この平坦面180は、軸線Zに直交する平坦な面である。下面18bは、平坦面180の径方向外側領域において、環状に連なり誘電体窓18の板厚方向内方側に向かってテーパー状に凹む環状の第1凹部181を画成している。
第1凹部181は、内側テーパー面181a、底面181b、及び、外側テーパー面181cによって画成されている。底面181bは、平坦面180よりも上面18u側に設けられており、平坦面180と平行に環状に延在している。内側テーパー面181aは、平坦面180と底面181bとの間において環状に延在しており、平坦面180に対して傾斜している。外側テーパー面181cは、底面181bと下面18bの周縁部との間において環状に延在しており、底面181bに対して傾斜している。なお、下面18bの周縁領域は、側壁12aに接する面となる。
また、下面18bは、平坦面180から板厚方向内方側に向かって凹む複数の第2凹部182を画成している。複数の第2凹部182の個数は、図10及び図11に示す例では、7個である。これら複数の第2凹部182は、周方向に沿って等間隔に形成されている。また、複数の第2凹部182は、軸線Zに直交する面において円形の平面形状を有している。具体的には、第2凹部182を画成する内側面182aは、軸線Z方向に延在する円筒面である。また、第2凹部182を画成する底面182bは、平坦面180よりも上面18u側に設けられており、平坦面180と平行な円形の面である。
図12は、図10に示す誘電体窓上に図9に示すスロット板を設けた状態を示す平面図であり、誘電体窓18を下側から見た状態を示している。図12に示すように、平面視において、即ち、軸線Z方向に見ると、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44a及び複数のスロット孔44b、並びに内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44bは、第1凹部181に重なっている。具体的には、平面視において、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44bは、一部において外側テーパー面181cに重なっており、一部において底面181bに重なっている。また、平面視において、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44aは、底面181bに重なっている。また、平面視において、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44bは、一部において内側テーパー面181aに重なっており、一部において底面181bに重なっている。
また、平面視において、即ち、軸線Z方向に見ると、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44aは、第2凹部182に重なっている。具体的には、平面視において、複数の第2凹部182の底面の重心(中心)それぞれが、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44a内に位置するように、構成されている。
再び図8を参照する。プラズマ処理装置10では、マイクロ波発生器32により発生されたマイクロ波が、同軸導波管16を通って、誘電体板42に伝播され、スロット板44のスロット孔44a及び44bから誘電体窓18に与えられる。
誘電体窓18では、上述したように第1凹部181を画成する部分の板厚、及び、第2凹部182を画成する部分の板厚は、他の部分よりも薄くなっている。したがって、誘電体窓18では、第1凹部181を画成する部分、及び、第2凹部182を画成する部分において、マイクロ波の透過性が高められている。また、軸線Z方向に見た場合に、外側スロット対群OSPのスロット孔44a及び44b、並びに、内側スロット対群ISPのスロット孔44bは、第1凹部181に重なっており、内側スロット対群ISPのスロット孔44aは、第2凹部182に重なっている。したがって、第1凹部181及び第2凹部182にマイクロ波の電界が集中して、当該第1凹部181及び第2凹部182にマイクロ波のエネルギーが集中する。その結果、第1凹部181及び第2凹部182において、プラズマを安定して発生させることが可能となり、誘電体窓18の直下において径方向及び周方向に分布したプラズマを安定して発生させることが可能となる。
また、プラズマ処理装置10は、中央導入部50及び周辺導入部52を更に備えている。中央導入部50は、導管50a、インジェクタ50b、及び中央導入口18iを含んでいる。導管50aは、同軸導波管16の内側導体16bの内孔に通されている。また、導管50aの端部は、誘電体窓18が軸線Zに沿って画成する空間18s(図11参照)内まで延在している。この空間18s内且つ導管50aの端部の下方には、インジェクタ50bが収容されている。インジェクタ50bには、軸線Z方向に延びる複数の貫通孔が設けられている。また、誘電体窓18は、中央導入口18iを画成している。中央導入口18iは、空間18sの下方に連続し、且つ軸線Zに沿って延びている。かかる構成の中央導入部50は、導管50aを介してインジェクタ50bにガスを供給し、インジェクタ50bから中央導入口18iを介してガスを噴射する。このように、中央導入部50は、軸線Zに沿って誘電体窓18の直下にガスを噴射する。即ち、中央導入部50は、電子温度が高いプラズマ生成領域にガスを導入する。
周辺導入部52は、複数の周辺導入口52iを含んでいる。複数の周辺導入口52iは、主としてウエハWのエッジ領域にガスを供給する。複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域、又は、載置領域MRの縁部に向けて開口している。複数の周辺導入口52iは、中央導入口18iよりも下方、且つ、載置台20の上方において周方向に沿って配列されている。即ち、複数の周辺導入口52iは、誘電体窓の直下よりも電子温度の低い領域(プラズマ拡散領域)において軸線Zを中心として環状に配列されている。この周辺導入部52は、電子温度の低い領域からウエハWに向けてガスを供給する。したがって、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの解離度は、中央導入部50から処理空間Sに供給されるガスの解離度よりも抑制される。
中央導入部50には、第1の流量制御ユニット群FCG1を介して第1のガスソース群GSG1が接続されている。また、周辺導入部52には、第2の流量制御ユニット群FCG2を介して第2のガスソース群GSG2が接続されている。図13は、第1の流量制御ユニット群、第1のガスソース群、第2の流量制御ユニット群、及び、第2のガスソース群を含むガス供給系を示す図である。
第1のガスソース群GSG1は、複数の第1のガスソースGS11〜GS19を含んでいる。ガスソースGS11、GS12、GS13、GS14、GS15、GS16、GS17、GS18、GS19はそれぞれ、CF4ガス、CHF3ガス、Arガス、HBrガス、O2ガス、N2ガス、H2ガス、Heガス、Cl2ガスのソースである。
第1の流量制御ユニット群FCG1は、複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC19を含んでいる。複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC19の各々は、例えば、二つのバルブと、当該二つのバルブ間に設けられた流量制御器を含んでいる。流量制御器は、例えば、マスフローコントローラである。複数の第1のガスソースGS11〜GS19はそれぞれ、複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC19を介して、共通ガスラインGL1に接続されている。この共通ガスラインGL1は、中央導入部50に接続されている。
第2のガスソース群GSG2は、複数の第1のガスソースGS21〜GS29を含んでいる。第2のガスソースGS21〜GS29はそれぞれ、ガスソースGS11〜GS19と同様のガスのソースである。
第2の流量制御ユニット群FCG2は、複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC29を含んでいる。複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC29の各々は、例えば、二つのバルブと、当該二つのバルブ間に設けられた流量制御器を含んでいる。流量制御器は、例えば、マスフローコントローラである。複数の第2のガスソースGS21〜GS29はそれぞれ、複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC29を介して、共通ガスラインGL2に接続されている。この共通ガスラインGL2は、周辺導入部52に接続されている。
このように、プラズマ処理装置10では、複数の第1のガスソース及び複数の第1の流量制御ユニットが中央導入部50専用に設けられており、これら複数の第1のガスソース及び複数の第1の流量制御ユニットとは独立した複数の第2のガスソース及び複数の第2の流量制御ユニットが周辺導入部52専用に設けられている。したがって、中央導入部50から処理空間Sに導入されるガスの種類、中央導入部50から処理空間Sに導入される一以上のガスの流量を独立して制御することができ、また、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの種類、周辺導入部52から処理空間Sに導入される一以上のガスの流量を独立して制御することができる。
一実施形態においては、周辺導入部52は、環状の管52pを更に含む。この管52pには、複数の周辺導入口52iが形成されている。環状の管52pは、例えば、石英から構成され得る。図8に示すように、環状の管52pは、一実施形態においては、側壁12aの内壁面に沿って設けられている。換言すると、環状の管52pは、誘電体窓18の下面と載置領域MR、即ちウエハWとを結ぶ経路上には配置されていない。したがって、環状の管52pは、プラズマの拡散を阻害しない。また、環状の管52pが側壁12aの内壁面に沿って設けられているので、当該環状の管52pのプラズマによる消耗が抑制され、当該環状の管52pの交換頻度を減少させることが可能となる。さらに、環状の管52pは、ヒータによる温度制御が可能な側壁12aに沿って設けられているので、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの温度の安定性を向上させることが可能となる。
また、一実施形態においては、複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域に向けて開口している。即ち、複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域に向けてガスを噴射するよう、軸線Zに直交する平面に対して傾斜している。このように周辺導入口52iが、ウエハWのエッジ領域に向けて傾斜するように開口しているので、当該周辺導入口52iから噴射されたガスの活性種は、ウエハWのエッジ領域に直接的に向かう。これにより、ガスの活性種をウエハWのエッジに失活させずに供給することが可能となる。
また、プラズマ処理装置10は、制御部Cntを更に備えている。制御部Cntは、プログラム可能なコンピュータ装置といった制御器であり得る。制御部Cntは、レシピに基づくプログラムに従ってプラズマ処理装置10の各部を制御し得る。
図1に示した方法MTの工程S1bにおいて、層LMをエッチングするために、制御部Cntは、ガスソースGS11及びGS21からのCF4ガス、並びに、ガスソースGS12及びGS22からのCHF3ガスを含む混合ガスが処理容器12内に供給されるよう、流量制御ユニットFC11、FC12、FC21、FC22を制御し、処理容器12内の圧力が所定の圧力となるよう、排気装置30を制御し、所定のパワーのマイクロ波が供給されるようマイクロ波発生器32を制御し、所定の高周波バイアス電力が供給されるよう高周波電源RFGを制御する。
また、工程S1cにおいて有機層OLをエッチングするために、制御部Cntは、ガスソースGS13及びGS23からのArガス、ガスソースGS14及びGS24からのHBrガス、並びに、ガスソースGS15及びGS25からのO2ガスを含む第1のガスが処理容器12内に供給されるよう、流量制御ユニットFC13、FC14、FC15、FC23、FC24、FC25を制御し、処理容器12内の圧力が所定の圧力、例えば、80mTorr(10.67Pa)以上の圧力となるよう、排気装置30を制御し、所定のパワーのマイクロ波が供給されるようマイクロ波発生器32を制御し、所定の高周波バイアス電力が供給されるよう高周波電源RFGを制御する。
また、工程S1dにおいて有機層OLを更にエッチングするために、制御部Cntは、ガスソースGS16及びGS26からのN2ガス、並びに、ガスソースGS17及びGS27からのH2ガスを含む第2のガスが処理容器12内に供給されるよう、流量制御ユニットFC16、FC17、FC26、FC27を制御し、処理容器12内の圧力が所定の圧力、例えば、20mTorr(2.666Pa)又は100mTorr(13.33Pa)となるよう、排気装置30を制御し、所定のパワーのマイクロ波が供給されるようマイクロ波発生器32を制御し、所定の高周波バイアス電力が供給されるよう高周波電源RFGを制御する。
また、工程ST2において多結晶シリコン層PSLをエッチングするために、制御部Cntは、ガスソースGS18及びGS28からのHeガス、ガスソースGS14及びGS24からのHBrガス、ガスソースGS15及びGS25からのO2ガス、並びに、ガスソースGS19及びGS29からのCl2ガスを含む処理ガスが処理容器12内に供給されるよう、流量制御ユニットFC14、FC15、FC18、FC19,FC24、FC25、FC28、FC29を制御し、処理容器12内の圧力が所定の圧力、例えば、50mTorr(6.666Pa)以上の圧力となるよう、排気装置30を制御し、所定のパワーのマイクロ波が供給されるようマイクロ波発生器32を制御し、所定の高周波バイアス電力が供給されるよう高周波電源RFGを制御する。
以下、プラズマ処理装置10を用いて行った実験例について説明する。実験例では、一様な厚みのTiN膜を有するウエハ、及び、一様な厚みの多結晶シリコン膜を有するウエハに対して、Heガス、HBrガス、O2ガス、及びCl2ガスを含む処理ガスのプラズマによる処理を行った。また、当該実験例では、処理ガス中においてHBrガスの流量に対するCl2ガスの流量の割合をパラメータとして種々に変更した。実験例における処理条件を以下に示す。
・処理容器12内の圧力:100mTorr(13.33Pa)
・マイクロ波のパワー:2500W
・高周波バイアス電力:150W
・Heガス流量:1000sccm
・HBrガス流量:800sccm
・O2ガス流量:10sccm
・Cl2ガス流量:0sccm、40sccm、80sccm、120sccmの4種
・ウエハ温度:30℃
・処理時間:90秒
・処理容器12内の圧力:100mTorr(13.33Pa)
・マイクロ波のパワー:2500W
・高周波バイアス電力:150W
・Heガス流量:1000sccm
・HBrガス流量:800sccm
・O2ガス流量:10sccm
・Cl2ガス流量:0sccm、40sccm、80sccm、120sccmの4種
・ウエハ温度:30℃
・処理時間:90秒
実験例では、同割合の流量のCl2ガスを含む処理ガスを用いて処理したTiN膜の膜厚減少量に対する多結晶シリコン膜の膜厚減少量の比、即ち、TiNに対する多結晶シリコンのエッチングの選択比を求めた。この結果を、図14に示す。図14に示すように、実験例の結果から、HBrガスの流量に対して10%より多い流量のCl2ガスが処理ガスに含まれる場合には、選択比が低下すること、即ち、金属層にダメージが加わることが確認された。また、5%以上10%以下の流量でCl2ガスが処理ガスに含まれている場合には、選択比が維持されることが確認された。なお、処理ガス中においてHBrガスの流量に対してCl2ガスの流量が5%以下であると、選択比は大きくなるが、多結晶シリコンの残渣を抑制できない。したがって、このことから、工程ST2において、Cl2ガスは、処理ガス中のHBrガスの流量に対して5%以上10%以下の流量で供給されることが望ましいことが確認された。
以上、種々の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく種々の変形態様を構成可能である。例えば、方法MTにおいてエッチングに関連する工程S1b、S1c、S1d、ST2の実施に用いる装置は、マイクロ波をプラズマ源とするプラズマ処理装置に限定されるものではない。例えば、これら工程S1b、S1c、S1d、ST2のうち一以上の工程は、誘導結合型のプラズマ処理装置において実施されてもよい。また、金属層MLは、TiN層に限定されるものではない。金属層は、Tiを含む層、或いは、Ta(タンタル)を含む層であってもよい。また、方法MTを用いて製造される半導体デバイスは、フィン型電界効果トランジスタに限定されるものではない。例えば、方法MTは、ゲートスタック構造を有する電界効果トランジスタの製造にも用いることが可能である。
10…プラズマ処理装置、12…処理容器、14…アンテナ、18…誘電体窓、20…載置台、30…排気装置、32…マイクロ波発生器、50…中央導入部、52…周辺導入部、Cnt…制御部、W…ウエハ、IL…絶縁層、SWL…側壁スペーサ層、MK…マスク、ML…金属層、PSL…多結晶シリコン層、OL…有機層、OMK…有機マスク、RF…シリコン製の領域(フィン領域)、RM…レジストマスク、MT…方法。
Claims (7)
- 半導体デバイスを製造する方法であって、
基板、該基板から隆起し且つ間隙を画成するよう設けられたシリコン製の領域、該領域を覆うように金属層、該金属層上に設けられた多結晶シリコン層、及び、該多結晶シリコン層上に設けられた有機マスクを含む被処理体が収容された処理容器内において、HBrガス及びCl2ガスを含む処理ガスを励起させる工程を含み、
前記Cl2ガスは、前記処理ガス中の前記HBrガスの流量に対して5%以上10%以下の流量で供給される、
方法。 - 前記処理ガスを励起させる工程において、前記処理容器内の圧力は、6.666Pa以上の圧力に設定され、前記処理ガスはマイクロ波によって励起される、請求項1に記載の方法。
- 前記処理ガスは、更にHeガスを含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記金属層は、TiN層である、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
- 前記被処理体は、前記シリコン製の領域は、フィン型電界効果トランジスタのフィン領域を構成する、請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
- 前記有機マスクを作成する工程を更に含み、
前記有機マスクを作成する工程は、
前記多結晶シリコン層上に有機層を作成する工程と、
前記有機層上にマスクを作成する工程と、
前記処理容器内において酸素ガスを含む第1のガスのプラズマ発生させて前記有機層をエッチングする工程と、
前記処理容器内において窒素ガス及び水素ガスを含む第2のガスのプラズマを発生させて前記有機層をエッチングする工程と、
を含む、請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。 - 前記第1のガスのプラズマを励起させて前記有機層をエッチングする前記工程において、前記第1のガスは、更にHBrガスを含み、前記処理容器内の圧力が10.67Pa以上の圧力に設定され、前記第1のガスはマイクロ波によって励起される、請求項6に記載の方法。
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