JP2015041574A - 捲回装置及び捲回素子の製造方法 - Google Patents

捲回装置及び捲回素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】捲回素子に対し適正に巻止めテープを貼付することのできる捲回装置及び捲回素子の製造方法を提供する。【解決手段】ロール状の原反から供給される各種シート2〜5を重ね合わせた状態で巻芯13Aにより捲回し、各種シート2〜5が所定長捲回されたところで、巻芯13Aを停止する。巻き取られた各種シート2〜5を押さえローラ78により押さえる。最外周の正電極シート4を切断し、その終端部に対し巻止めテープTPを貼付する。これに併せて、他のシート2等についても切断する。各種シート2〜5を押さえローラ78により押さえ付けた状態のまま、再び巻芯13Aを回転させ、各種シート2〜5の巻き残し部分を巻き取る。これにより、最外周の正電極シート4の終端部が巻止めテープTPにより巻止めされ、捲回素子が完成する。【選択図】 図8

Description

本発明は、例えば二次電池等に内蔵される捲回素子を得るための捲回装置及び捲回素子の製造方法に関するものである。
例えば、リチウムイオン電池等の二次電池として用いられる電池素子は、正極活物質が塗布された正電極シートと、負極活物質が塗布された負電極シートとが、絶縁材からなる2枚のセパレータシートを介して重ね合わされた状態で捲回されて製造される。
当該電池素子を製造する捲回装置においては、ロール状に捲回された原反から供給される上記各シートがそれぞれ別個の搬送路に沿って捲回部へと搬送され、当該捲回部にて各シートが重ね合わされた状態で捲回される。
そして、各シートが所定長捲回されたところで捲回動作を一旦停止し、各シートを切断する。その後、各シートの巻き残し部分を完全に巻き取ることで、電池素子の捲回作業が完了する。
また、捲回完了後には、各シートがばらけるのを防止するべく、電池素子に対し巻止めテープが貼付される(例えば、特許文献1等参照)。
一般に図17(a)に示すような断面円形状の巻芯100により捲回された断面円形状の捲回素子101に対しては、以下のような手順で巻止めテープ102の貼付作業が行われる。
まず、捲回素子101の捲回作業が完了すると、巻芯100(捲回素子101)を回転させ、最外周のシート103の終端部の位置をテープ貼付装置105と相対向する所定のテープ貼付位置(巻芯回転方向所定位置)に位置決めする〔図17(a)参照〕。続いて、捲回素子101に向けテープ貼付装置105が移動し、捲回素子101の周面に巻止めテープ102を貼付する。これにより、シート103の終端部が巻止めテープ102により巻止めされ、捲回素子101の巻止め作業が完了する。
尚、断面円形状の巻芯100を用いた場合には、例えば製造する捲回素子101の品種等の違いにより、捲回されるシートの長さが異なる場合等であっても、巻芯100(捲回素子101)を回転させることにより、品種の違いに影響を受けることなく、毎回、シート103の終端部を前記テープ貼付位置に適正に位置決めすることができる。
つまり、シート103の終端部とテープ貼付装置105との相対的な位置関係や向き、シート103の姿勢等が毎回一定となり、テープ貼付装置105の動作態様も毎回一定にすることができる。
特開平10−255815号公報
しかしながら、近年では、図17(b)に示すように、扁平状の捲回素子111を製造するべく、断面非円形状の巻芯110が用いられる場合もある。
かかる場合には、製造する捲回素子111の品種の違い(捲回されるシートの長さの違い)によって、最外周のシート113の終端部の位置と、巻芯110の回転軸位置との相対位置関係が変化することとなる。
このため、捲回素子111の捲回完了後に、巻芯110(捲回素子111)を回転させたとしても、捲回素子111の姿勢が変化するだけで〔図17(b)の2点鎖線参照〕、シート113の終端部を、テープ貼付装置115と相対向するような適正な向きで所定のテープ貼付位置に位置決めすることができない場合もある。
かかる場合には、捲回素子111の姿勢変化に合わせて、テープ貼付装置115の姿勢や高さ位置、動作態様等を変更しなければ、捲回素子111に対し適切に巻止めテープ112を貼付することができないおそれがある。但し、テープ貼付装置115の姿勢や高さ位置、動作態様等を変更可能に構成することは、機械的構造や動作制御の複雑化を招くおそれがある。
尚、最外周のシート113の長さを製品仕様以上に長く設定しておくことにより、品種の違いに影響を受けることなく、毎回、シート113の終端部が所定のテープ貼付位置に位置決めされる構成とすることも考えられるが、かかる構成では、材料が無駄に消費されると共に、電池が大型化するおそれもある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、捲回素子に対し適正に巻止めテープを貼付することのできる捲回装置及び捲回素子の製造方法を提供することを主たる目的の一つとしている。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.活物質の塗布された帯状の正負両電極シートと、絶縁素材からなる帯状のセパレータシートとを重ね合わせて捲回し、断面非円形状の捲回素子を製造可能な捲回装置であって、
ロール状の原反から連続的に供給される前記各種シートを重ね合わせた状態で捲回可能な巻芯と、
前記各種シートが前記巻芯に所定長巻き取られた後、当該巻き取られた前記各種シートの終端側の区切りとなる位置において、当該各種シートを切断可能なシート切断手段と、
少なくとも前記各種シートの巻き残し部分が前記巻芯に巻き取られる前段階において、当該各種シートのうちの前記巻芯の最外周側に位置するシート(例えば正電極シート)の終端部に対し巻止めテープを貼付可能なテープ貼付手段と、
前記巻芯に巻き取られた前記各種シートを押さえ付けつつ当該シートの動きに合わせて回転可能な押さえローラとを備え、
前記各種シートの巻き残し部分を前記巻芯に巻き取る際に、前記押さえローラにより前記巻止めテープを前記捲回素子の周面に押さえ付け貼付可能としたことを特徴とする捲回装置。
ここで、上記手段1の捲回装置を用いた各種シートの捲回作業及び巻止め作業の作業手順の一例を示す。まずロール状の原反から連続的に供給される各種シートを重ね合わせた状態で巻芯により捲回し、各種シートがそれぞれ所定長捲回されたところで、巻芯を一旦停止する。続いて、巻芯に巻き取られた各種シートを押さえローラにより押さえる。そして、巻芯の最外周側に位置するシートを切断し、その終端部に対し巻止めテープを貼付する。これに併せて、他のシートについても切断する。その後、各種シートを押さえローラにより押さえ付けた状態のまま、再び巻芯を回転させ、各種シートの巻き残し部分を巻き取る。これにより、各種シートの巻き残し部分がばらけることなく完全に巻き取られると共に、最外周のシートの終端部が巻止めテープにより巻止めされ、捲回素子が完成する。
このように、上記手段1によれば、各種シートの巻き残し部分を巻芯に巻き取る前段階に、最外周側のシートの終端部に対し事前に巻止めテープを貼付しておくことにより、各種シートの巻き残し部分を巻芯に巻き取る際に、併せて押さえローラにより巻止めテープを捲回素子の周面に押さえ付け貼付することができる。
結果として、最外周側のシートの終端部の位置が、巻芯に巻き取られた断面非円形状の捲回素子のいかなる位置にある場合でも適切に巻止めテープを貼付することができる。つまり、捲回素子(巻芯)の形状に拘わらず、捲回素子が断面非円形状の場合であっても、製造する捲回素子の品種の違い(捲回されるシートの長さの違い)に影響を受けることなく、最外周側のシートの終端部を巻止めテープにより捲回素子の周面に対し適切に巻止めすることができる。
さらには、製造する捲回素子の形状や品種等の違いに合わせて、毎回、テープ貼付手段の動作態様等を変更する必要もないため、機械的構造や動作制御の複雑化を抑制することができる。ひいては、捲回素子の製造品種の切替時における作業の簡素化を図ることができると共に、汎用性を高めることができる。
尚、シートの巻き残し部分を巻芯に巻き取る前段階に、当該シートの終端部に対し事前に巻止めテープを貼付しておく構成として、例えば予めシートを短冊状に切断し、その終端部に巻止めテープを貼付したものを用意し、これを巻芯により捲回する構成も考えられる。
しかしながら、一旦、短冊状に切断したシートを蛇行することなく捲回するためには、例えば短冊状のシートの終端部をチャック等の把持手段により把持して、巻き取り方向とは反対方向へテンションを付与しながら、ガイドレール等のガイド手段に沿って真っすぐに巻芯に巻き取っていく必要がある。つまり、チャックやガイドレールなどの機構が必要となり、捲回装置が大型化するおそれがある。特に近年では、リチウムイオン電池素子など、捲回素子が大型化(シートが長尺化)する傾向にあるため、上記不具合がより顕著となるおそれがある。
また、シートの終端部に巻止めテープを貼付した状態では、当該シートの終端部を適切に把持することが難しいため、テンションもかけにくく、適正な蛇行規制を行うことも困難となるおそれがある。さらに、短冊状に切断したシートをその都度、巻芯やチャック等に対し作業者等がセットする必要があるため、時間や手間がかかり、生産性が著しく低下するおそれがある。
この点、本手段によれば、シートを予め短冊状に切断することなく、ロール状の原反から巻芯に対し連続的にシートを供給し捲回作業を行う構成となっているため、捲回作業に必要なテンションもかけやすく、蛇行規制等も行いやすい。また、上述したようなチャックやガイドレールなどの機構も必要とせず、短冊状のシートをその都度セットするといった手間もかからない。結果として、捲回装置の大型化や生産性の低下を抑制することができる。
また、捲回素子(巻芯)の形状に影響を受けることなく、シートの終端部をテープ止めする構成としては、例えば上記押さえローラが巻止めテープを吸着保持可能な構成の下、各種シートの巻き残し部分を巻芯に巻き取りつつ、巻止めテープを押さえローラにより貼付する構成も考えられる。
しかしながら、かかる構成では、巻止めテープを吸着保持する押さえローラとして比較的大きなサイズのローラを使用する必要がある。このため、押さえローラが捲回素子に与える負荷が大きくなる。その結果、巻き取られるシートに対し必要以上のテンションがかかってしまい、捲回素子の巻締まりが発生するおそれがある。このような巻締まりが発生すると、電池の性能に影響を及ぼすおそれがある。
これに対し、本手段は、各種シートの巻き残し部分を巻芯に巻き取る前段階に、最外周側のシートの終端部に対し事前に巻止めテープを貼付しておく構成であると共に、押さえローラが各種シートや巻止めテープを押さえるだけのものであるため、大型化する必要もなく、シートに対し巻取り時に必要以上のテンションを与えることもない。結果として、上述したような巻締まり等の不具合の発生を抑制することができる。
加えて、本手段によれば、最外周のシートの長さを製品仕様以上に長く設定しておく必要もないため、当該シートを無駄に消費することもなく、電池の大型化も抑制することができる。
手段2.前記最外周側のシートの切断後かつ当該シートの巻き残し部分が前記巻芯に巻き取られる前段階において、当該シートの巻き残し部分を挟持しつつ当該シートの動きに合わせて回転可能に設けられた一対の挟持ローラを備えていることを特徴とする手段1に記載の捲回装置。
最外周側のシートの切断後、当該シートの巻き残し部分を巻芯に巻き取るにあたり、当該シートの巻き残し部分が何らの保持もされておらず、自由な状態となっていると、当該シート自体のクセや静電気等の影響により、当該シートが巻きズレ(シート幅方向への位置ズレ)を起こすおそれがある。特に捲回素子(巻芯)が断面非円形状の場合には、シートの巻き残し部分の位置が一定とならず、ばたつくおそれもある。
シートが巻芯に対し位置ズレを起こしたまま、巻取り作業が行われた場合には、当該シートの端がはみ出したり、シートに皺や弛みが発生したり、シートが蛇行して巻き取られてしまうなど、得られる捲回素子の品質低下が懸念される。
特に最外周のシート自体にクセ(幅方向への反り等)がある場合には、当該シートを切断した際、切断されて何らの保持もされていないシートの巻き残し部分においては、それまで付与されていた張力が抜けることで、幅方向への湾曲(カール)が生じることがある。このように、シートの巻き残し部分が幅方向へ湾曲している場合には、当該シートの巻き残し部分を巻芯にて巻き取る際、上記不具合がより顕著となるおそれがある。
この点、上記手段2によれば、上記挟持ローラを備えることにより、シートの巻き残し部分に対しテンションを付与しつつ、かつ、当該シートの反り等を矯正しつつ、当該シートの巻取り作業を行うことができる。結果として、巻き取られるシートに皺や弛み、蛇行等が発生することを抑制することができる。
手段3.前記最外周側のシートは、活物質が塗布された電極シートであることを特徴とする手段1又は2に記載の捲回装置。
尚、所定の金属シートに活物質を塗布して製造された電極シートには残留応力が残りやすく、製造後(乾燥後)に反り等が発生しやすい。特にリチウムイオン電池素子等の製造において近年多く用いられる連続塗工形態の電極シート原反においては、一般にシート幅方向における所定部分が活物質塗工部分となり、残りの部分が未塗工部分となるため、シート幅方向への反り(カール)等が比較的発生しやすい。従って、最外周のシートが電極シートである場合には、カールが発生しやすく、蛇行等が発生しやすくなるおそれがある。従って、上記手段3の構成の下では、上記手段2の構成がより奏効することとなる。
手段4.少なくとも前記テープ貼付手段により前記最外周側のシートに対し巻止めテープを貼付する際に、当該シートの巻き残し部分を吸着保持可能な吸着手段を備えたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の捲回装置。
上記手段4によれば、シートの終端部に対し巻止めテープを貼付する際に、シートの反り等を矯正しつつ、位置決めすることができる。これにより、シートに皺や弛み、反り等が発生していない良好な状態で巻止めテープを適切に貼付することができる。
さらに、シートの巻き残し部分を吸着しつつ、当該シートの巻き残し部分を巻芯に巻き取る構成とすれば、上記手段2と同様の作用効果も奏される。
手段5.前記各種シートが切断された後段階でかつ当該各種シートの巻き残し部分が前記巻芯に巻き取られる前段階において、当該各種シートのうちの前記最外周側のシート(例えば正電極シート)の巻き残し部分と、これを除く他のシート(例えばセパレータシート及び負電極シート)の巻き残し部分とを分離した状態で維持させる分離手段を備えたことを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の捲回装置。
製品仕様によっては、最外周側のシートの長さよりも、他のシートの長さの方が長い場合もある。かかる場合、最外周側のシートの巻き残し部分と、これよりも長い他のシートの巻き残し部分とが分離されていないと、最外周側のシートの終端部に貼付された巻止めテープが他のシートの巻き残し部分にくっついてしまい、各種シートの巻取りを適正に行うことができないおそれがある。
これに対し、本手段のように分離手段を備えることにより、上述したような不具合の発生を抑制し、各種シートの巻取りを適正に行うことができる。
手段6.自身の中心軸を回転軸として回転可能に設けられたターレットと、
前記ターレットの回転方向に所定間隔をあけて配置された複数の前記巻芯と、
前記複数の巻芯のうち第1ポジションにある第1の巻芯に対し供給される前記各種シートを所定長捲回した後、前記ターレットを回転させ、当該第1の巻芯を第2ポジションへと移動させると共に、当該第1の巻芯とは異なる第2の巻芯を前記第1ポジションへ移動させるターレット制御手段とを備え、
前記第1の巻芯が前記第2ポジションへ移動した後段階において、当該第1の巻芯に巻き取られた前記各種シートを前記押さえローラにより押さえ付け、前記テープ貼付手段により前記最外周側のシートの終端部に対し巻止めテープを貼付した後、当該第1の巻芯に対し前記各種シートの巻き残し部分を巻き取ることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の捲回装置。
上記手段6によれば、第1ポジションにおける捲回作業の終了後、第1の巻芯が第2ポジションへ向け移動しかつ第2の巻芯が新たに第1ポジションへ向け移動する。その後、第2ポジションにて第1の巻芯に対し各種シートの巻き残し部分を巻き取ると共に、第1ポジションにて第2の巻芯に対し新たな捲回を行う。
つまり、ターレットが回転することにより、複数の巻芯が第1ポジションや第2ポジションへと順次移動し、各ポジションにて、各種シートの捲回作業や、シートの巻き残し部分の巻取り作業、巻止めテープによる巻止め作業などの各種作業を同時期に行うことができる。結果として、1つの巻芯のみを備えた捲回装置に比べ、生産性の向上を図ることができる。
手段7.活物質の塗布された帯状の正負両電極シートと、絶縁素材からなる帯状のセパレータシートとを重ね合わせて捲回し、断面非円形状の捲回素子を製造可能な捲回素子の製造方法であって、
ロール状の原反から連続的に供給される前記各種シートを重ね合わせた状態で所定の巻芯に対し捲回する捲回工程と、
前記各種シートが前記巻芯に所定長巻き取られた後、当該巻き取られた前記各種シートの終端側の区切りとなる位置において、当該各種シートを切断するシート切断工程と、
少なくとも前記各種シートの巻き残し部分が前記巻芯に巻き取られる前段階において、当該各種シートのうちの前記巻芯の最外周側に位置するシートの終端部に対し巻止めテープを貼付するテープ貼付工程と、
回転可能に設けられた所定の押さえローラにより前記各種シートを押さえ付けた状態で、前記各種シートの巻き残し部分を前記巻芯に巻き取る巻取り工程と、
前記押さえローラにより前記巻止めテープを前記捲回素子の周面に対し押さえ付け貼付する巻止め工程とを備えたことを特徴とする捲回素子の製造方法。
上記手段7によれば、上記手段1と同様の作用効果が奏される。
手段8.前記シート切断工程においては、前記巻芯の最外周側に位置するシートを切断する第1切断工程が、少なくとも前記巻芯の最外周側から2番目に位置するシート(例えばセパレータシート)を切断する第2切断工程よりも前段階に行われることを特徴とする手段7に記載の捲回素子の製造方法。
上記手段8によれば、上記テープ貼付工程や、その前段階に行われる最外周側のシートの位置決め工程等を、他のシートに邪魔されることなく円滑に行うことができる。ひいては、上記手段5と同様の作用効果が奏される。
電池素子の構成を示す断面模式図である。 電極シート切断後の状態を示す捲回装置の概略構成図である。 ターレットが回転中の状態を示す捲回装置の概略構成図である。 新たな電極シートの供給を開始した状態を示す捲回装置の概略構成図である。 ターレットの回転が停止した状態を示す捲回装置の概略構成図である。 セパレータシート切断時の状態を示す捲回装置の概略構成図である。 新たに各種シートの捲回を開始した状態を示す捲回装置の概略構成図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構等の概略構成を示す模式図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構の動作説明図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構の動作説明図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構の動作説明図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構の動作説明図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構の動作説明図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構の動作説明図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構の動作説明図である。 押さえローラ、挟持機構及びテープ貼付機構の動作説明図である。 (a)は、断面円形状の捲回素子に対する従来のテープ貼付作業を説明するための模式図であり、(b)は、断面非円形状の捲回素子に対するテープ貼付作業を説明するための模式図である。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態の捲回装置によって得られる捲回素子としてのリチウムイオン電池素子の構成について説明する。
図1に示すように、リチウムイオン電池素子1(以下、単に「電池素子1」という)は、2枚のセパレータシート2,3を介して、正電極シート4及び負電極シート5が重ね合わされた状態で捲回されることで製造される。
尚、図1においては、説明の便宜上、電池素子1を断面円形状に捲回した状態で示すと共に、セパレータシート2,3及び電極シート4,5(以下、これらを総称する場合は「各種シート2〜5」という)の相互の間隔をあけて示している。
セパレータシート2,3は、それぞれ同一の幅を有する帯状をなしており、異なる電極シート4,5同士が互いに接触して短絡を起こしてしまうのを防止すべく、ポリプロピレン(PP)等の絶縁体により構成されている。
電極シート4,5は、薄板状の金属シートよりなり、セパレータシート2,3と略同一の幅を有している。また、電極シート4,5の表裏両面には活物質が塗布されている。正電極シート4には例えばアルミニウム箔シートが用いられ、その表裏両面に正極活物質が塗布されている。負電極シート5には例えば銅箔シートが用いられ、その表裏両面に負極活物質が塗布されている。そして、当該活物質を介して、正電極シート4及び負電極シート5間におけるイオン交換ができるようになっている。より詳しくは、充電時には、正電極シート4側から負電極シート5側へとイオンが移動し、放電時には、負電極シート5側から正電極シート4側へとイオンが移動する。
また、正電極シート4の幅方向一端縁からは図示しない複数の正極リードが延出するとともに、負電極シート5の幅方向他端縁からは図示しない複数の負極リードが延出している。
リチウムイオン電池を得るに際しては、捲回された電池素子1が金属製で筒状をなす電池容器(図示せず)内に配設されるとともに、前記正極リード及び負極リードがそれぞれまとめられる。そして、まとめられた正極リードを正極端子部品(図示せず)に接続するとともに、同じくまとめられた負極リードを負極端子部品(図示せず)に接続し、両端子部品が前記電気容器の両端開口に塞ぐように設けられることで、リチウムイオン電池を得ることができる。
次に、電池素子1を製造するための捲回装置10について説明する。図2等に示すように、捲回装置10は、各種シート2〜5を捲回するための捲回部11と、正電極シート4を捲回部11へ供給するための正電極シート供給機構31と、負電極シート5を捲回部11へ供給するための負電極シート供給機構41と、セパレータシート2,3をそれぞれ捲回部11へ供給するためのセパレータシート供給機構51,61とを備えている。尚、上記捲回部11や各供給機構31,41,51,61など、捲回装置10内の各種機構は、図示しない制御装置により動作制御される構成となっている。
正電極シート供給機構31は、正電極シート4がロール状に捲回されてなる正電極シート原反32と、正電極シート4を捲回部11へ供給するためのシート挿入手段33と、正電極シート4を切断するためのシート切断手段としてのシート切断カッタ34と、正電極シート4の弛みを防止するためのテンション付与機構35とを備えている。
正電極シート原反32は、自由回転可能に支持されており、ここから適宜、正電極シート4が引き出されることとなる。
シート挿入手段33は、正電極シート4の搬送経路に沿って、捲回部11に接近する接近位置と、捲回部11から離間する離間位置とに移動可能に構成されている。シート挿入手段33は、正電極シート4を把持可能な一対のチャック33a,33bを備えている。チャック33a,33bは、図示しない駆動手段により開閉動作可能に構成されている。
そして、正電極シート4を捲回部11へ供給する際には、チャック33a,33bにより正電極シート4を把持した上で、シート挿入手段33を捲回部11に対して接近させることで、後述する捲回開始ポジションP1に対応した所定位置に正電極シート4の始端部を位置決めすることができる。
シート切断カッタ34は、正電極シート4の表裏両側にそれぞれ位置する一対の刃部34a,34bからなる。シート切断カッタ34は、その一対の刃部34a,34bが正電極シート4を挟むように位置するシート切断位置と、正電極シート4の搬送経路外へ退避する退避位置との間を移動可能に設けられている。
そして、捲回部11へ正電極シート4を供給すべく、シート挿入手段33が捲回部11側へ接近移動する際には、正電極シート4の搬送経路から離間することで、シート挿入手段33の移動を阻害しないようになっている。尚、正電極シート4の切断は、チャック33a,33bにより正電極シート4が把持された状態で行われる。
テンション付与機構35は、一対のローラ35a,35bと、両ローラ35a,35b間において揺動自在に設けられたダンサローラ35cとを有している。ダンサローラ35cは、正電極シート4に対し張力を付与可能に構成され、正電極シート4の弛みを防止する役割を果たす。
負電極シート供給機構41は、正電極シート供給機構31と同様、負電極シート原反42、シート挿入手段43(一対のチャック43a,43b)、シート切断手段としてのシート切断カッタ44(一対の刃部44a,44b)、テンション付与機構45(一対のローラ45a,45b、ダンサローラ45c)などを備えている。尚、負電極シート原反42やシート挿入手段43、シート切断カッタ44、テンション付与機構45など、負電極シート供給機構41の各種構成は、正電極シート供給機構31と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
一方、セパレータシート供給機構51は、セパレータシート2がロール状に捲回されてなるセパレータシート原反52と、セパレータシート2の弛みを防止するためのテンション付与機構55とを備えている。
セパレータシート原反52は、自由回転可能に支持されており、ここから適宜、セパレータシート2が引き出されることとなる。
テンション付与機構55は、一対のローラ55a,55bと、両ローラ55a,55b間において揺動自在に設けられたダンサローラ55cとを有している。ダンサローラ55cは、セパレータシート2に対し張力を付与可能に構成され、セパレータシート2の弛みを防止する役割を果たす。
セパレータシート供給機構61は、セパレータシート供給機構51と同様、セパレータシート原反62、テンション付与機構65(一対のローラ65a,70a、ダンサローラ65c)などを備えている。但し、一対のローラ65a,70aのうち、一方のローラ70aは、後述するガイドローラを兼用している。
各種シート2〜5の搬送経路の途中には、各種シート2〜5をひとまとめにする一対のガイドローラ70a,70bなど、各種シート2〜5を案内するための各種ガイドローラ(符号略)が設けられている。
一対のガイドローラ70a,70bのうち、セパレータシート3が掛けられる一方のガイドローラ70aは、その回転軸位置が変化しない固定ローラにより構成されている。他方のガイドローラ70bは、一方のガイドローラ70aに接近する接近位置と、ガイドローラ70aから離間する離間位置とに変位可能な変位ローラにより構成されている。これにより、一対のガイドローラ70a,70b間の隙間が適宜変化するよう構成されている。
また、一方のガイドローラ70aは、自由回転可能に軸支されると共に、常時、セパレータシート3と接触した状態となっている。これにより、セパレータシート3の移動に合わせてガイドローラ70aは回転する。
次に捲回部11の構成について詳しく説明する。図2等に示すように、捲回部11は、図示しない駆動機構により回転可能に設けられた円盤状のターレット12と、当該ターレット12の回転方向に120°間隔で設けられた3つの巻芯13A,13B,13Cと、当該巻芯13A,13B,13Cとそれぞれターレット12の回転方向に所定量ずつずれた位置に設けられた3つの支持ローラ15A,15B,15Cと、セパレータシート2,3を切断するためのシート切断手段としてのセパレータシートカッタ16とを備えている。
巻芯13A,13B,13Cは、それぞれ自身の外周側において各種シート2〜5を巻き取るためのものであり、図示しない駆動機構により自身の中心軸を回転軸として回転可能に構成されている。また、巻芯13A,13B,13Cは、ターレット12の軸線方向(図1等の紙面奥行方向)に沿って、当該ターレット12に対し出没可能に設けられている。
図2等に示すように、巻芯13A,13B,13Cは、それぞれ自身の軸線方向(図2等の紙面奥行方向)に沿って延びる一対の芯片から構成されており、チャック機構17により当該一対の芯片間(スリット)に各種シート2〜5を把持可能に構成されている。
また、本実施形態における各巻芯13A,13B,13Cは、それぞれ回転軸の直交方向における断面形状が長方形状となる扁平状に構成されている。
巻芯13A,13B,13Cは、ターレット12が回転することにより、第1ポジションとしての捲回開始ポジションP1と、第2ポジションとしての捲回終了ポジションP2と、第3ポジションとしての取外しポジションP3とに順次、旋回移動可能に構成されている。従って、当該ターレット12を制御する上記制御装置の機能により、本実施形態におけるターレット制御手段が構成されることとなる。
捲回開始ポジションP1は、巻芯13A,13B,13Cに対する各種シート2〜5の捲回を開始するポジションであり、当該捲回開始ポジションP1に向け上記各供給機構31,41,51,61からそれぞれ各種シート2〜5が供給されることとなる。
捲回終了ポジションP2は、巻芯13A,13B,13Cに対する各種シート2〜5の捲回を終了するポジションであり、巻止めテープTP(図8等参照)等による巻止めなどを行うためのポジションである。
捲回終了ポジションP2の周辺部には、巻芯13A,13B,13Cにより巻き取られる各種シート2〜5がばらけるのを押さえるための押さえローラ78や、終端側が切断され自由な状態となった正電極シート4の巻き残し部分を挟持するための挟持機構79、当該正電極シート4の終端部に巻止めテープTPを貼付するためのテープ貼付手段としてのテープ貼付機構80などが設けられている(図8等参照)。尚、図2〜図7においては、便宜上、押さえローラ78など、捲回終了ポジションP2の周辺部に設けられた上記各種機構について図示を省略する。これら各種機構の詳細については後述する。
取外しポジションP3は、捲回完了後の各種シート2〜5、すなわち完成した電池素子1の取外しを行うためのポジションである。取外しポジションP3の周辺部には、巻芯13A,13B,13Cから電池素子1の取外しを行うための取外装置(図示略)等が設けられている。
支持ローラ15A,15B,15Cは、捲回終了ポジションP2へ移動した巻芯13A,13B,13Cと上記セパレータシート供給機構51,61(一対のガイドローラ70a,70b)との間でセパレータシート2,3を引っ掛け、支持するためのものである。
セパレータシートカッタ16は、捲回開始ポジションP1の近傍に配置されており、ターレット12に接近しセパレータシート2,3を切断する切断位置と、ターレット12から離間し巻芯13A,13B,13Cの移動を妨げない退避位置とへ移動可能に構成されている。
尚、セパレータシート2,3を切断する切断位置は、セパレータシート2,3の長手方向に対し、捲回開始ポジションP1よりも下流側でかつ捲回終了ポジションP2よりも上流側に設定されている。
次に捲回終了ポジションP2の周辺部に設けられた上記各種機構について図8〜図16を参照して詳しく説明する。
押さえローラ78は、図示しない駆動手段により、捲回終了ポジションP2にある巻芯13A,13B,13Cに接近し当該巻芯13A,13B,13Cに巻き取られる各種シート2〜5を押さえることのできる押さえ位置と、巻芯13A,13B,13Cから離間し当該巻芯13A,13B,13Cの移動を妨げない退避位置とへ移動可能に構成されている。
押さえローラ78は、自由回転可能に軸支されると共に、コイルばねC1により巻芯13A,13B,13C側へ付勢されている。これにより、押さえローラ78は、巻芯13A,13B,13Cにより巻き取られる各種シート2〜5の動きに従動して回転したり変位したりすることが可能となる。
挟持機構79は、水平方向に相対変位可能に設けられた一対の挟持ローラ79A,79Bを備えている。
より詳しくは、一対の挟持ローラ79A,79Bのうち、正電極シート4の外周側に位置する一方の挟持ローラ79Aは、その回転軸位置が変化しない固定ローラにより構成されている。また、正電極シート4の内周側に位置する他方の挟持ローラ79Bは、エアシリンダ等からなる駆動機構D1により、一方の挟持ローラ79Aに接近する接近位置と、挟持ローラ79Aから離間する離間位置とに変位可能な変位ローラにより構成されている。そして、挟持ローラ79Bが挟持ローラ79Aに接近することによって、両挟持ローラ79A,79Bにより、終端側が切断され鉛直方向に垂れ下がった状態の正電極シート4を挟持可能となる。つまり、一対の挟持ローラ79A,79Bは、正電極シート4を挟持可能な閉状態と、正電極シート4を挟持不能な開状態とに開閉動作可能となる。
各挟持ローラ79A,79Bは、自由回転可能に軸支されている、また、挟持ローラ79Bは、コイルばねC2により挟持ローラ79A側へ付勢されている。これにより、各挟持ローラ79A,79Bは、正電極シート4を挟持した状態においては、巻芯13A,13B,13Cにより巻き取られる正電極シート4の動きに従動して回転することが可能となる。
また、挟持ローラ79Bは、後述すように巻止めテープTPの粘着面と接触することとなるため、少なくともその表面がテフロン(登録商標)等のフッ素樹脂など、非粘着性に優れた素材により形成されている。
さらに、挟持機構79は、変位ローラである挟持ローラ79Bと共に移動可能に設けられた載置台79Cを備えている。載置台79Cは、本実施形態における分離手段を構成するものであって、後述するように終端側が切断されたセパレータシート2,3及び負電極シート5の巻き残し部分を載置するためのものである。これにより、終端側が切断され自由な状態となったセパレータシート2,3及び負電極シート5の巻き残し部分が、正電極シート4のように鉛直方向に垂れ下がるのを規制することができる。
テープ貼付装置80は、終端側が切断され鉛直方向に垂れ下がった状態の正電極シート4の巻き残し部分を吸着保持するための吸着手段としての吸着ブロック82と、当該吸着ブロック82により吸着保持された正電極シート4の終端部まで巻止めテープTPを搬送するための搬送レバー83と、当該搬送レバー83により搬送されてきた巻止めテープTPの一部を正電極シート4の終端部に対し貼付するためのクランプ機構84とを備えている。
吸着ブロック82は、正電極シート4の外周側位置かつ挟持ローラ79Aの下方位置に設けられている。吸着ブロック82は、多孔質体からなる略平板状をなし、図示しない吸引経路を介して、図示しないバキュームホースが接続されている。そして、バキュームポンプがオンオフ制御されることにより、吸着ブロック82における吸着及び吸着解除を切替可能となっている。バキュームポンプがオン状態となると、吸着ブロック82に対し正電極シート4の外周側面が吸着され保持される。
搬送レバー83は、長手方向一端部にて回動可能に軸支されると共に、他端部において巻止めテープTPを保持可能なテープ保持部83aを有している。より詳しくは、搬送レバー83は、図示しないテープ供給機構から所定長に切断された状態で供給される巻止めテープTPの粘着面に対しテープ保持部83aを粘着させることにより、当該巻止めテープTPを保持可能な構成となっている。勿論、これに限らず、所定の吸着手段により巻止めテープTPを吸着保持する構成としてもよい。
クランプ機構84は、正電極シート4の外周側に設けられた外周側クランプ84Aと、正電極シート4の内周側に設けられた内周側クランプ84Bとを備えていえる。
各クランプ84A,84Bは、それぞれエアシリンダ等からなる駆動機構D2,D3により、正電極シート4に接近する接近位置と、正電極シート4から離間する離間位置とに水平方向に沿って相対変位可能に設けられている。
外周側クランプ84Aは吸着ブロック82の直下方位置において変位可能に設けられている。一方、内周側クランプ84Bは、その上下幅が外周側クランプ84Aの上下幅よりも幅広に形成されている。そして、内周側クランプ84Bは、その上側が、吸着ブロック82の下部と重なる高さ位置に設定され、その下側が、外周側クランプ84Aと重なる高さ位置に設定されている。これにより、外周側クランプ84Aと内周側クランプ84Bとの間、又は、吸着ブロック82と内周側クランプ84Bとの間でそれぞれ正電極シート4を把持可能に構成されている。
次に、上記捲回装置10を用いた電池素子1の製造方法について説明する。本実施形態では、捲回開始ポジションP1にて第1の巻芯13Aに対し1素子分の各種シート2〜5の捲回がほぼ完了した段階から、捲回開始ポジションP1にて第2の巻芯13Bに対し各種シート2〜5を捲回し始めるまでの過程に沿って詳しく説明する。
尚、捲回開始ポジションP1にて、第1の巻芯13A,第2の巻芯13B又は第3の巻芯13Cにより各種シート2〜5の捲回動作が行われている間、ターレット12は停止状態となり、各巻芯13A,13B,13Cの軸心位置が捲回開始ポジションP1、捲回終了ポジションP2又は取外しポジションP3に固定された状態となる。
捲回開始ポジションP1にある第1の巻芯13Aに対し各種シート2〜5が所定長、捲回されると、第1の巻芯13Aによる捲回動作が一旦停止する。ここで、捲回開始ポジションP1にある第1の巻芯13Aに対し各種シート2〜5が所定長捲回される工程が本実施形態における捲回工程に相当する。
第1の巻芯13Aによる捲回動作が一旦停止すると、正電極シート供給機構31では、第1の巻芯13Aに捲回される正電極シート4の終端部と、第2の巻芯13Bに次回捲回される正電極シート4の始端部との区切りとなる切断位置がシート切断カッタ34(刃部34a,34b)に対し位置決めされた状態となる。
同時に、負電極シート供給機構41では、第1の巻芯13Aに捲回される負電極シート5の終端部と、第2の巻芯13Bに次回捲回される負電極シート5の始端部との区切りとなる切断位置がシート切断カッタ44(刃部44a,44b)に対し位置決めされた状態となる。
続けて、正電極シート供給機構31では、シート挿入手段33(チャック33a,33b)により正電極シート4が把持された上で、シート切断カッタ34(刃部34a,34b)により、正電極シート4が切断される(図2参照)。
同時に、負電極シート供給機構41では、シート挿入手段43(チャック43a,43b)により負電極シート5が把持された上で、シート切断カッタ44(刃部44a,44b)により、負電極シート5が切断される(図2参照)。ここで、電極シート4,5を切断する工程が本実施形態におけるシート切断工程(第1切断工程)を構成する。
電極シート4,5の切断が終了すると、セパレータシート2,3を切断することなく、ターレット12が回転を開始する。
これにより、捲回開始ポジションP1にあった第1の巻芯13Aがセパレータシート供給機構51,61からセパレータシート2,3を引き出しつつ、捲回終了ポジションP2へと移動していくと共に、取外しポジションP3にあった第2の巻芯13Bがターレット12に対し没入した状態で捲回開始ポジションP1側へと移動していく(図3参照)。また、後述するように、捲回終了ポジションP2にて各種シート2〜5の捲回及び巻止めが完了した第3の巻芯13C、すなわち完成した電池素子1を周囲に保持した第3の巻芯13Cは、取外しポジションP3へと移動していく。
そして、制御装置は、予め設定した所定タイミングが到来したならば、正電極シート供給機構31のシート挿入手段33(チャック33a,33b)を作動させる。これにより、正電極シート4を把持したシート挿入手段33をガイドローラ70a,70bの方へと接近させ、正電極シート4の始端部を捲回部11(捲回開始ポジションP1)に向け供給する。
同時に、制御装置は、予め設定した所定タイミングが到来したならば、負電極シート供給機構41のシート挿入手段43(チャック43a,43b)を作動させる。これにより、負電極シート5を把持したシート挿入手段43をガイドローラ70a,70bの方へと接近させ、両セパレータシート2,3間に負電極シート5の始端部を挿入する(図4参照)。
そして、第1の巻芯13A,第2の巻芯13B及び第3の巻芯13Cがそれぞれ捲回終了ポジションP2,捲回開始ポジションP1,取外しポジションP3に達すると、ターレット12の回転動作及び第1の巻芯13Aの回転動作が停止する(図5参照)。
尚、本実施形態では、負電極シート5と異なり、正電極シート4が両セパレータシート2,3間に挟み込まれない構成となっている。このため、捲回終了ポジションP2へ到達した第1の巻芯13Aからは、終端側が切断され自由な状態となった正電極シート4の巻き残し部分が何ら支持されることなく、鉛直方向に垂れ下がった状態となる(図8等参照)。
ターレット12及び第1の巻芯13Aが停止すると同時に、負電極シート供給機構41のシート挿入手段43の動作を停止させる。これにより、両セパレータシート2,3及び負電極シート5の移動が停止する。また、所定のタイミング(例えば、両セパレータシート2,3及び負電極シート5の移動が停止するタイミングと同時、又は、このタイミングよりも前段階若しくは後段階)で、正電極シート供給機構31のシート挿入手段33の動作を停止させ、正電極シート4の移動を停止する。これにより、両電極シート4,5の始端部が所定位置に位置決めされた状態となる。
かかる状態となると、第1の巻芯13Aからセパレータシート供給機構51,61にかけて配されたセパレータシート2,3が支持ローラ15Aに引っ掛り、当該支持ローラ15Aとガイドローラ70a,70bとの間においてセパレータシート2,3が真っ直ぐ張られた状態となる。
一方、ターレット12に没入した第2の巻芯13Bが捲回開始ポジションP1に到達した初期状態においては、上記支持ローラ15Aとガイドローラ70a,70bとの間に配設されたセパレータシート2,3(各種シート2〜5)の長手方向と、第2の巻芯13Bの一対の芯片間(スリット)の貫通方向とが略平行した状態となる。
この状態で、第2の巻芯13Bがターレット12から突出する。これにより、第2の巻芯13Bの芯片間に各種シート2〜5が挿通された状態となる。尚、図5では、説明の便宜上、ガイドローラ70a,70bの相互間隔及び各種シート2〜5の相互間隔をあけて図示しているが、かかる段階では、ガイドローラ70bがガイドローラ70aに接近し、ガイドローラ70a,70b間に各種シート2〜5を挟み込み、一体として第2の巻芯13Bの芯片間に挿通しやすくする。
第2の巻芯13Bの芯片間に各種シート2〜5が挿通された状態となると、両電極シート4,5の始端部は、第2の巻芯13Bの芯片間に位置決めされた状態となる。そして、第2の巻芯13Bのチャック機構17を作動させ、各種シート2〜5を把持する。
第2の巻芯13Bにより各種シート2〜5が把持されると、正電極シート供給機構31では、シート挿入手段33(チャック33a,33b)が開状態となり、当該シート挿入手段33による把持より正電極シート4が解放される。負電極シート供給機構41では、シート挿入手段43(チャック43a,43b)が開状態となり、当該シート挿入手段43による把持より負電極シート5が解放される。
一方、捲回終了ポジションP2では、第1の巻芯13Aに捲回された各種シート2〜5が押さえローラ78により押さえられる(図8参照)。これに併せて、捲回終了ポジションP2では、正電極シート4の終端部に対し事前に巻止めテープTPを貼付するテープ貼付作業が行われる。かかるテープ貼付作業の詳細については後述する。
このように、捲回終了ポジションP2の第1の巻芯13A、及び、捲回開始ポジションP1の第2の巻芯13Bに対し、それぞれセパレータシート2,3が固定されると、セパレータシートカッタ16が作動し、両巻芯13A,13B間(第2の巻芯13Bの近傍)にてセパレータシート2,3が切断される(図6参照)。ここで、セパレータシート2,3を切断する工程が本実施形態におけるシート切断工程(第2切断工程)を構成する。
セパレータシート2,3の切断後、捲回開始ポジションP1では、第2の巻芯13Bを回転させ、当該第2の巻芯13Bが把持した各種シート2〜5の捲回作業を開始する。つまり、捲回開始ポジションP1において、新たな各種シート2〜5の捲回が開始される(図7参照)。
同時に、正電極シート供給機構31では、シート挿入手段33(チャック33a,33b)が捲回部11から離間していき、元の位置へ戻る。負電極シート供給機構41では、シート挿入手段43(チャック43a,43b)が捲回部11から離間していき、元の位置へ戻る。
また、捲回終了ポジションP2では、第1の巻芯13Aによる各種シート2〜5の巻き残し部分の巻き取りが行われると共に、巻止めテープTPによる巻止めが行われる。これにより、各種シート2〜5の捲回作業が完了し、電池素子1が完成する。尚、上記巻止め作業の詳細に関しては後述する。
また、取外しポジションP3では、先に捲回終了ポジションP2にて各種シート2〜5の捲回及び巻止めが完了した第3の巻芯13C、すなわち完成した電池素子1を周囲に保持した第3の巻芯13Cから、上記取外装置によって、当該完成した電池素子1が取り外される。電池素子1が取外された後、第3の巻芯13Cは、ターレット12に対して没入する。
以降、上述した工程が繰り返し行われ、巻芯13A,13B,13Cに対し各種シート2〜5が順次捲回されることにより、電池素子1が順次製造されていくこととなる。
ここで、上記テープ貼付作業及び巻止め作業について図8〜図16を参照して詳しく説明する。
上述したように捲回開始ポジションP1から移動してきた巻芯13A(13B,13C)が捲回終了ポジションP2に到達し停止すると、終端側が切断され自由な状態となった正電極シート4の巻き残し部分が巻芯13A(13B,13C)から鉛直方向に垂れ下がった状態となる(図8参照)。
この段階では、未だセパレータシート2,3が切断されていないため、当該セパレータシート2,3及びこれらに挟み込まれた負電極シート5は、正電極シート4のように垂れ下がった状態とはならない。
続いて、挟持ローラ79Bを駆動させ、一対の挟持ローラ79A,79Bにより、巻芯13A(13B,13C)から鉛直方向に垂れ下がった正電極シート4を挟持する(図9参照)。同時に、吸着ブロック82を作動させ、正電極シート4を吸着する。
その後、上述したようにセパレータシートカッタ16によりセパレータシート2,3が切断されると、自由な状態となったセパレータシート2,3及び負電極シート5の巻き残し部分が載置台79C上に載置される(図10参照)。
次に、巻芯13A(13B,13C)をやや回転させ、正電極シート4の終端部の位置を所定のテープ貼付位置まで巻き上げ、位置合わせする(図11参照)。
本実施形態では、巻芯13A(13B,13C)に設けられた図示しないエンコーダの値に基づき、正電極シート4の終端部の位置が所定のテープ貼付位置に達したと判断したところで、巻芯13A(13B,13C)による捲回動作を停止させることにより、正電極シート4の終端部を位置決めする。勿論、これに限らず、例えば正電極シート4の終端部を所定のセンサにより検出し、これに基づき正電極シート4の終端部の位置を位置合わせする構成としてもよい。
正電極シート4の終端部が位置合わせされると、内周側クランプ84Bを作動させ、当該内周側クランプ84Bの上部と、吸着ブロック82の下部とで正電極シート4を挟持する(図12参照)。
その後、テープ供給機構から事前に供給された巻止めテープTPを保持した搬送レバー83を回動させ、内周側クランプ84Bと吸着ブロック82により位置決め固定された正電極シート4の終端部まで巻止めテープTPを搬送する(図13参照)。
巻止めテープTPが位置決めされると、外周側クランプ84Aを駆動させ、当該外周側クランプ84Aと内周側クランプ84Bの下部とで正電極シート4を挟持する(図14参照)。これにより、巻止めテープTPの上部の粘着面が正電極シート4に対し押し付けられる。結果として、正電極シート4の終端部に対し巻止めテープTPが貼付されることとなる。ここで、正電極シート4の終端部より突出した巻止めテープTPの下部の粘着面は、正電極シート4の内周側を向くこととなる。尚、正電極シート4の終端部に対し巻止めテープTPを貼付する工程が本実施形態におけるテープ貼付工程を構成する。
巻止めテープTPの貼付完了後には、搬送レバー83をさらに回動させ、テープ保持部83aを巻止めテープTPの粘着面から引き剥がす。テープ保持部83aを引き剥がした後、両クランプ84A,84Bをそれぞれ正電極シート4から離間させる(図15参照)。
その後、各種シート2〜5を押さえローラ78により押さえ付けた状態のまま、再び巻芯13A(13B,13C)を回転させ、各種シート2〜5の巻き残し部分を巻き取る。これにより、各種シート2〜5の巻き残し部分がばらけることなく完全に巻き取られると共に(巻取り工程)、最外周の正電極シート4の終端部が巻止めテープTPにより巻止めされ(巻止め工程)、電池素子1が完成する(図16参照)。
この際、正電極シート4の巻き残し部分は一対の挟持ローラ79A,79Bにより挟持され、所定のテンションを付与されつつ、かつ、吸着ブロック82の表面を摺動するようにして巻芯13A(13B,13C)に巻き取られていく。
電池素子1が完成すると、押さえローラ78は巻芯13A(13B,13C)から退避する。同時に、吸着ブロック82は吸引動作を停止し、搬送レバー83はテープ供給機構から巻止めテープTPを受取る位置へ戻る。また、挟持ローラ79B及び内周側クランプ84Bは、それぞれ次に垂れ下がってくる正電極シート4の巻き残し部分の邪魔にならない位置まで退避した状態となる。
以降、捲回終了ポジションP2においては、上述した各種工程が順次行われ、テープ貼付作業及び巻止め作業が繰り返し行われることとなる。
以上詳述したように、本実施形態では、各種シート2〜5の巻き残し部分を巻芯13A(13B,13C)に巻き取る前段階に、最外周側の正電極シート4の終端部に対し事前に巻止めテープTPを貼付しておくことにより、各種シート2〜5の巻き残し部分を巻芯13A(13B,13C)に巻き取る際に、併せて押さえローラ78により巻止めテープTPを電池素子1の周面に押さえ付け貼付することができる。
結果として、最外周側の正電極シート4の終端部の位置が、巻芯13A(13B,13C)に巻き取られた断面非円形状の電池素子1のいかなる位置にある場合でも適切に巻止めテープTPを貼付することができる。つまり、電池素子1の形状に拘わらず、電池素子1が断面非円形状の場合であっても、製造する電池素子1の品種の違い(捲回される各種シート2〜5の長さの違い)に影響を受けることなく、最外周側の正電極シート4の終端部を巻止めテープTPにより電池素子1の周面に対し適切に巻止めすることができる。
さらには、製造する電池素子1の形状や品種等の違いに合わせて、毎回、テープ貼付機構の動作態様等を変更する必要もないため、機械的構造や動作制御の複雑化を抑制することができる。ひいては、電池素子1の製造品種の切替時における作業の簡素化を図ることができると共に、汎用性を高めることができる。
また、本実施形態によれば、各種シート2〜5を予め短冊状に切断することなく、ロール状の原反から巻芯13A(13B,13C)に対し連続的に各種シート2〜5を供給し捲回作業を行う構成となっているため、捲回作業に必要なテンションもかけやすく、蛇行規制等も行いやすい。さらに、各種シート2〜5の終端部を把持するチャックや、これをガイドするガイドレールなどの機構も必要とせず、短冊状の各種シート2〜5をその都度セットするといった手間もかからない。結果として、捲回装置10の大型化や生産性の低下を抑制することができる。
加えて、本実施形態では、正電極シート4に対し事前に貼付された巻止めテープTPを押さえローラ78により押さえるだけで、電池素子1のテープ止めを行うことができる構成となっている。従って、各種シート2〜5の巻き残し部分を巻芯13A(13B,13C)に巻き取る際に、各種シート2〜5に対し必要以上のテンションが加わることを抑制することができ、巻締まり等の不具合の発生を低減することができる。
さらに、本実施形態では、正電極シート4の巻き残し部分を挟持する一対の79A,79Bを備えている。これにより、正電極シート4の巻き残し部分に対しテンションを付与しつつ、かつ、当該正電極シート4の巻き残し部分の反り等を矯正しつつ、当該正電極シート4の巻き残し部分の巻取り作業を行うことができる。結果として、巻き取られる正電極シート4に皺や弛み、蛇行等が発生することを抑制することができる。
また、本実施形態では、正電極シート4の巻き残し部分を吸着保持可能な吸着ブロック82を備えている。これにより、正電極シート4の終端部に対し巻止めテープTPを貼付する際に、当該正電極シート4の反り等を矯正したり、位置決めしたりすることができる。結果として、正電極シート4に皺や弛み、反り等が発生していない良好な状態で巻止めテープTPを適切に貼付することができる。
加えて、正電極シート4の巻き残し部分が鉛直方向に垂れ下がった真っ直ぐな状態で両クランプ84A,84Bにより挟み込むように巻止めテープTPを貼付することができるため、正電極シート4や巻止めテープTPに皺などが発生しにくくなる。
また、本実施形態では、終端側が切断され自由な状態となったセパレータシート2,3及び負電極シート5の巻き残し部分を載置し、これらが鉛直方向に垂れ下がるのを規制するための載置台79Cを備えている。これにより、最外周側の正電極シート4の終端部に巻止めテープTPを貼付する工程や、その前段階に行われる正電極シート4の終端部の位置決め工程等を、他のシート2,3,5に邪魔されることなく円滑に行うことができる。さらに、仮に正電極シート4の長さよりも他のシート2,3,5の長さの方が長い場合において、正電極シート4の終端部に貼付された巻止めテープTPが他のシート2,3,5の巻き残し部分にくっついてしまい、その後の各種シート2〜5の巻取りを適正に行うことができない等といった不具合の発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る挟持ローラ79Bは、少なくともその表面がフッ素樹脂など、非粘着性に優れた素材により形成されている。これにより、巻止めテープTPが挟持ローラ79Bを通過する際に、当該挟持ローラ79Bに貼り付いて正電極シート4から剥がれてしまうような不具合の発生を抑制することができる。加えて、巻芯13A(13B,13C)に巻き取られる正電極シート4の動きに合わせて、挟持ローラ79A,79Bの開閉動作を行うなど、複雑な制御を行う必要もなく、巻止めテープTPが通過するまで、一対の挟持ローラ79A,79Bを一定の閉状態に維持することができる。ひいては、正電極シート4の終端部よりも突出した巻止めテープTPを挟持することができるため、正電極シート4が自由な状態となる区間をさらに減らすことができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、捲回装置10によって、リチウムイオン電池の電池素子1が製造されているが、捲回装置10によって製造される捲回素子はこれに限定されるものではなく、例えばキャパシタや電解コンデンサの捲回素子等を製造することとしてもよい。
(b)上記実施形態では、巻芯13A,13B,13Cとして、各種シート2〜5が捲回される外周形状(回転軸の直交方向における断面形状)が長方形状となる扁平な巻芯を採用しているが、巻芯13A,13B,13Cの形状はこれに限定されるものではなく、例えば外周形状(断面形状)が円形状、楕円形状、長円形状、多角形状等となる巻芯を採用してもよい。
尚、上記実施形態に係る捲回装置10は、巻芯13A,13B,13Cの形状が断面非円形状のものに限らず、断面円形状のものであっても電子素子1の巻止め作業を行うことができるため、汎用性の高いものとなる。
(c)セパレータシート2,3や電極シート4,5の材質は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、セパレータシート2,3をPPにより形成することとしているが、他の絶縁性材料によってセパレータシート2,3を形成することとしてもよい。
(d)上記実施形態では、巻芯コアを有しないタイプの電池素子1を得る場合について具体化されているが、電池素子1が巻芯コアを具備する場合について具体化してもよい。つまり、巻芯コアを巻芯13A,13B,13Cに取着し、当該巻芯コアの周囲に各種シート2〜5を捲回する構成としてもよい。
(e)上記実施形態では、各巻芯13A,13B,13Cの一対の芯片間にチャック機構17を備え、かかるチャック機構17により各種シート2〜5を固定する構成となっているが、各巻芯13A,13B,13Cに対し各種シート2〜5を固定する固定手段の構成は、かかる構成に限定されるものではない。
例えば各巻芯13A,13B,13Cの一対の芯片が相対変位(開閉)可能な構成とし、当該一対の芯片により各種シート2〜5を把持することで、各巻芯13A,13B,13Cに対し各種シート2〜5を固定する構成としてもよい。
また、棒状の巻芯にスリットを形成し、当該スリットに各種シート2〜5を挿し込んだ上で巻芯を幾分回転させることで各種シート2〜5を固定する構成としてもよい。
また、上記のように巻芯コアを使用する場合には、当該巻芯コアに対しセパレータシート2,3をテープ接着する構成としてもよいし、巻芯コアに対し樹脂製のセパレータシート2,3を熱溶着する構成としてもよい。
(f)上記実施形態においては、ターレット12が3つの巻芯13A,13B,13Cを備えた構成となっているが、巻芯の数はこれに限定されるものではなく、2つ又は4つ以上の巻芯を備えた構成としてもよい。また、ターレット12を省略し、1つの巻芯のみからなる捲回部11を備えた構成としてもよい。
(g)上記実施形態では、巻芯13A,13B,13Cに巻き取られる各種シート2〜5のうち、最外周側に位置するシートが正電極シート4となっているが、これに限らず、巻止めテープTPが貼付される最外周側のシートが、負電極シート5又はセパレータシート2,3であってもよい。
(h)上記実施形態では、例えば電極シート4,5を同時に切断した後、セパレータシート2,3を切断することなく、巻芯13A,13B,13Cが捲回終了ポジションP2へ移動し、ここでセパレータシート2,3を同時に切断した後、当該セパレータシート2,3の巻き残し部分と共に、電極シート4,5の巻き残し部分を巻き取る構成となっている。各種シート2〜5を切断するタイミングや、各種シート2〜5の巻取り手順は、これに限定されるものではない。
例えば、正電極シート4と負電極シート5とを切断するタイミングを異ならせた構成としてもよいし、セパレータシート2,3を切断するタイミングを異ならせた構成としてもよい。
但し、巻芯13A,13B,13Cの最外周側に位置するシート(例えば正電極シート4)の終端部に巻止めテープTPを貼付する工程や、その前段階に行われる当該シートの終端部の位置決め工程等を行う上では、巻芯13A,13B,13Cの最外周側に位置するシート(例えば正電極シート4)を切断する第1切断工程が、少なくとも巻芯13A,13B,13Cの最外周側から2番目に位置するシート(例えばセパレータシート2)を切断する第2切断工程よりも前段階に行われることが好ましい。
また、各種シート2〜5の巻取り手順に関しても、例えば電極シート4,5の切断が終了すると、捲回開始ポジションP1にて巻芯13A,13B,13Cが所定量回転し、セパレータシート2,3と共に電極シート4,5の巻き残し部分を巻き取ることによって、当該電極シート4,5の巻き取りが完了すると共に、セパレータシート2(又は3)が巻芯13A,13B,13Cの最外周側に位置するシートとなり、当該シートの終端部に対し巻止めテープTPを貼付し、巻止め作業を行う構成としてもよい。
(i)押さえローラ78や挟持ローラ79A,79Bの構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば押さえローラ78から延出した正電極シート4の巻き残し部分が極めて短い場合等においては、挟持ローラ79A,79Bを省略した構成としてもよい。
(j)テープ貼付装置80(テープ貼付手段)の構成は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば上記実施形態では、正電極シート4の巻き残し部分を吸着保持する吸着ブロック82を備えた構成となっているが、例えば正電極シート4の巻き残し部分が短い場合など、挟持ローラ79A,79Bだけでも十分に同等の役割を果たす場合には、吸着ブロック82(吸着手段)を省略した構成としてもよい。
勿論、吸着ブロック82や搬送レバー83、クランプ機構84の構成も上記実施形態に限定されるものではない。例えば巻止めテープTPを保持可能な搬送レバー83と、巻止めテープTPを正電極シート4に押し付ける外周側クランプ84Aの機能を一体に併せ持つ機構を備えた構成としてもよい。
(k)上記実施形態では、終端側が切断され自由な状態となったセパレータシート2,3及び負電極シート5の巻き残し部分を載置し、これらが鉛直方向に垂れ下がるのを規制するための載置台79C(分離手段)を備えた構成となっている。
これに限らず、例えば正電極シート4の長さよりも他のシート2,3,5の長さの方が短い場合など、正電極シート4の終端部に貼付された巻止めテープTPが他のシート2,3,5の巻き残し部分にくっつくような不具合が発生しにくい場合や、最外周側の正電極シート4の終端部に巻止めテープTPを貼付する工程や、その前段階に行われる正電極シート4の終端部の位置決め工程等を、他のシート2,3,5に邪魔されることなく円滑に行うことができる場合などにおいては、載置台79C(分離手段)を省略した構成としてもよい。
また、分離手段として、他のシート2,3,5を把持可能なチャックを備えるなど、載置台79Cとは異なる構成を採用してもよい。
(k)上記実施形態では、正電極シート4の巻き残し部分が鉛直方向に垂れ下がった状態で、テープ貼付装置80による巻止めテープTPの貼付作業が行われる構成となっているが、巻止めテープTPが貼付される正電極シート4の態様は上記実施形態に限定されるものではない。例えば正電極シート4の巻き残し部分が水平方向に載置された状態で巻止めテープTPの貼付作業が行われる構成としてもよい。
1…電池素子、2,3…セパレータシート、4…正電極シート、5…負電極シート、10…捲回装置、11…捲回部、12…ターレット、13A,13B,13C…巻芯、16…セパレータシートカッタ、32…正電極シート原反、42…負電極シート原反、34,44…シート切断カッタ、52…セパレータシート原反、78…押さえローラ、79…挟持機構、79A,79B…挟持ローラ、79C…載置台、80…テープ貼付機構、82…吸着ブロック、83…搬送レバー、84…クランプ機構、84A…外周側クランプ、84B…内周側クランプ、TP…巻止めテープ、P1…捲回開始ポジション、P2…捲回終了ポジション、P3…取外しポジション。

Claims (8)

  1. 活物質の塗布された帯状の正負両電極シートと、絶縁素材からなる帯状のセパレータシートとを重ね合わせて捲回し、断面非円形状の捲回素子を製造可能な捲回装置であって、
    ロール状の原反から連続的に供給される前記各種シートを重ね合わせた状態で捲回可能な巻芯と、
    前記各種シートが前記巻芯に所定長巻き取られた後、当該巻き取られた前記各種シートの終端側の区切りとなる位置において、当該各種シートを切断可能なシート切断手段と、
    少なくとも前記各種シートの巻き残し部分が前記巻芯に巻き取られる前段階において、当該各種シートのうちの前記巻芯の最外周側に位置するシートの終端部に対し巻止めテープを貼付可能なテープ貼付手段と、
    前記巻芯に巻き取られた前記各種シートを押さえ付けつつ当該シートの動きに合わせて回転可能な押さえローラとを備え、
    前記各種シートの巻き残し部分を前記巻芯に巻き取る際に、前記押さえローラにより前記巻止めテープを前記捲回素子の周面に押さえ付け貼付可能としたことを特徴とする捲回装置。
  2. 前記最外周側のシートの切断後かつ当該シートの巻き残し部分が前記巻芯に巻き取られる前段階において、当該シートの巻き残し部分を挟持しつつ当該シートの動きに合わせて回転可能に設けられた一対の挟持ローラを備えていることを特徴とする請求項1に記載の捲回装置。
  3. 前記最外周側のシートは、活物質が塗布された電極シートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の捲回装置。
  4. 少なくとも前記テープ貼付手段により前記最外周側のシートに対し巻止めテープを貼付する際に、当該シートの巻き残し部分を吸着保持可能な吸着手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の捲回装置。
  5. 前記各種シートが切断された後段階でかつ当該各種シートの巻き残し部分が前記巻芯に巻き取られる前段階において、当該各種シートのうちの前記最外周側のシートの巻き残し部分と、これを除く他のシートの巻き残し部分とを分離した状態で維持させる分離手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の捲回装置。
  6. 自身の中心軸を回転軸として回転可能に設けられたターレットと、
    前記ターレットの回転方向に所定間隔をあけて配置された複数の前記巻芯と、
    前記複数の巻芯のうち第1ポジションにある第1の巻芯に対し供給される前記各種シートを所定長捲回した後、前記ターレットを回転させ、当該第1の巻芯を第2ポジションへと移動させると共に、当該第1の巻芯とは異なる第2の巻芯を前記第1ポジションへ移動させるターレット制御手段とを備え、
    前記第1の巻芯が前記第2ポジションへ移動した後段階において、当該第1の巻芯に巻き取られた前記各種シートを前記押さえローラにより押さえ付け、前記テープ貼付手段により前記最外周側のシートの終端部に対し巻止めテープを貼付した後、当該第1の巻芯に対し前記各種シートの巻き残し部分を巻き取ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の捲回装置。
  7. 活物質の塗布された帯状の正負両電極シートと、絶縁素材からなる帯状のセパレータシートとを重ね合わせて捲回し、断面非円形状の捲回素子を製造可能な捲回素子の製造方法であって、
    ロール状の原反から連続的に供給される前記各種シートを重ね合わせた状態で所定の巻芯に対し捲回する捲回工程と、
    前記各種シートが前記巻芯に所定長巻き取られた後、当該巻き取られた前記各種シートの終端側の区切りとなる位置において、当該各種シートを切断するシート切断工程と、
    少なくとも前記各種シートの巻き残し部分が前記巻芯に巻き取られる前段階において、当該各種シートのうちの前記巻芯の最外周側に位置するシートの終端部に対し巻止めテープを貼付するテープ貼付工程と、
    回転可能に設けられた所定の押さえローラにより前記各種シートを押さえ付けた状態で、前記各種シートの巻き残し部分を前記巻芯に巻き取る巻取り工程と、
    前記押さえローラにより前記巻止めテープを前記捲回素子の周面に対し押さえ付け貼付する巻止め工程とを備えたことを特徴とする捲回素子の製造方法。
  8. 前記シート切断工程においては、前記巻芯の最外周側に位置するシートを切断する第1切断工程が、少なくとも前記巻芯の最外周側から2番目に位置するシートを切断する第2切断工程よりも前段階に行われることを特徴とする請求項7に記載の捲回素子の製造方法。
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