JP2015040998A - 立看板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鉄板の一側の面に情報表示領域31を設け、他側の面の左右両側に筒状部32,32を設けて形成された看板主材3に管材5,5を固定して看板本体6を形成し、この看板本体6に断面L字形の一対の杆材8,8により形成された脚体7を取り付けて立看板1を構成する。脚体7は、杆材8,8の上端部を筒状部32,32の内側面にそれぞれヒンジ連結して取り付け、脚体7を看板本体6に対して閉じ方向に回動した際に、杆材8,8が筒状部32,32の表面にそれぞれ面一に重なって筒状部32,32間に収まるように配置する。
【選択図】図1
Description
一方、前記図11(B)に示された表示板110は、看板主材111を電柱の外周面に沿わせて取り付けるものであり、情報表示面である看板主材111を湾曲変形させやすいように低い剛性に形成したものであるが、本発明者が実験を重ねた結果、看板主材111の構成材料である鉄板の厚みを適宜に設定すれば、立看板として用いるのに十分な剛性を看板主材111に付与することができ、表示板110を立看板として利用可能なことが確認されている。
表示板110は立看板100よりも低廉なコストで製作可能であり、表示板110の形態を小サイズの立看板に適用することができれば、サイズの小型化にともなう立看板の製品コストの削減が図れて実用上有用である。
断面L字形の一対の杆材により形成されていて両杆材の上端部を看板主材の両筒状部の内側面にそれぞれヒンジ連結して看板本体に取り付けられた脚体を備え、
使用の際に脚体を看板本体に対して開き方向に回動して看板本体を脚体で支持して自立し、不使用の際には脚体を看板本体に対して閉じ方向に回動して前記一対の杆材が前記両筒状部の表面にそれぞれ面一に重なって両筒状部間に収まるように設けられた構成を有することを特徴とする。
また、立看板を使用しないときには、脚体を看板本体に対して閉じ方向に回動し、脚体の両杆材が看板主材の両筒状部の表面にそれぞれ面一に重なって両筒状部間に収まるように設けられているので、立看板同士を水平に保って多段に安定して積み上げることができ、製造した立看板を保管したり運搬したりする際、或いは立看板を設置場所に運搬する際に、複数の立看板を多段に積み上げて扱うことで、保管や運搬を狭小なスペースで効率的に行うことが可能である。
このように杆材の上端部に切欠部が設けてあれば、脚体を看板本体に対して開き方向に所定位置まで回動させる操作をすれば、脚体の回動量を調整することなく、立看板を安定して自立させることができる。
なお、筒状部の脚体の杆材がヒンジ連結する部位は、脚体の回動操作に耐え得る強度が必要とされるため、ヒンジ連結する部位で管材が留め付けられるよう、例えば管材を脚体の杆材と略同じ長さか若干長く設け、脚体の杆材が筒状部にヒンジ連結されている位置で管材の上端部が筒状部に固定されるように設けることが好ましい。
図1は本発明の一実施形態の立看板を立てて設置した状態の外観を示している。同図に示されるように、この立看板1は、情報が表示された情報表示シート2を貼り付けてなる情報表示領域31を前面に設けた看板主材3に横桟4で連結された一対の管材5,5を取り付けて看板本体6を形成し、この看板本体6に、その背面側で看板本体6に対して起倒し得るように脚体7を一体に取り付けて構成してある。
図示した立看板1は、その横幅が従来の立看板の略半分のサイズ、具体的には全長1560mm、幅295mm程度、立てて設置したときの高さが1450mm程度となる大きさに形成してある。
両筒状部32,32は、縦長矩形状の鉄板の上下縁部に小幅(5mm程度)の折り返し部3b,3bを設けた状態で、鉄板の左右縁辺部3a,3aを内方へ円筒状に湾曲させつつ折り返し、且つ折り返した左右縁辺部3a,3aを鉄板の裏面に沿って帯状に重ね合わせるとともに、重合部分をスポット溶接33により鉄板の裏面に一体に固着して形成することができる。湾曲加工は、例えば前記左右縁辺部3a,3aを直角に折り曲げた状態で、断面円形の棒体を左右縁辺部3a,3aに沿わせて、棒体の外周面に沿って左右縁辺辺部3a,3aを内方へ折り曲げるようにして行うことができる。
看板主材3は、これを構成する鉄板の厚みが0.27mmあれば、看板主材3の両側に筒状部32,32を設けることにより、立看板として用いるのに必要な剛性を確保することができる。剛性を高めるため、0.27mmよりも厚い鉄板を用いて形成してもよい。
管材5,5は、その上下端部間の寸法を、看板主材3の上下端部間の寸法(図2中のL1:1400mm程度)の半分よりも若干長い寸法(図3中のL2:800mm程度)に設けてある。
なお、図4に示された杆材8の形状は、一対の杆材8の一方を示し、他方の杆材8はこれと左右対称形状に形成される。
すなわち、図5に示されるように、看板主材3の筒状部32に管材5を挿入した状態で、脚体7の杆材8の一側面81を筒状部32の内側面に、他側面82を筒状部32の後側面にそれぞれ重ね、前記筒状部32に形成された貫通孔、管材5の上部に形成された通孔5a及び杆材8の一側面81の上部に形成された通孔81aに、筒状部32の外側から留めネジなどの固着具10の端部を挿通し、各孔を貫通した固着具10の端部を前記杆材8の一側面81の外側で軸支することにより、管材5が筒状部32内に固定されて看板主材3に取り付けられ、また、杆材8が筒状部32の内側面で固着具10の端部周りで回動自在にヒンジ連結して看板本体6に脚体7が取り付けられる。
すなわち、図9に示されるように、脚体7の杆材8の上端部に切欠部81bが設けられているので、脚体7を畳んだ状態(同図(A)から脚体7を開き方向に回動させると、杆材8の切欠部81bが看板主材3の裏面に当接する位置で固着具10によるヒンジ周りの回動量が規制されて、当該切欠部81bの当接位置で脚体7が固定されるので、脚体7の回動量や支持角度を調節したり脚体7を開いた状態で看板本体6に留め付けたりする操作は不要である。
また、本形態の立看板1は、従来の立看板の如き角材を格子状に組み付けてなる枠体は不要なので、材料コスト及び組み付けに要する加工コストが削減され、簡易な作業で組み立てることができるので、製品コストを低廉に抑えることが可能である。
前記実施の形態では、管材5は看板主材3の上下寸法の略半分の長さのものを用いたが、これよりも短い長さのものを用いてもよく、また、看板主材3の上下寸法と同じ長さのものを用い、これを筒状部32に差し込んで固定してもよい。また、看板主材3に情報表示シート2を貼り付けて看板本体6を構成したが、情報表示シート2に代えて、表面に情報が表示された鋼板を看板主材3の前面に固定してもよい。
Claims (4)
- 縦長矩形状の鉄板の一側の面に情報表示領域(31)を設け、他側の面の左右両側にそれぞれ当該鉄板の左右の縁辺部を内方へ湾曲させつつ折り返した筒状部(32,32)を設けて看板主材(3)が形成され、この看板主材(3)の両筒状部(32,32)内に、横桟(4)で連結された一対の管材(5,5)をそれぞれ両筒状部(32,32)の下端からその一部が突出するように差し込み且つ両筒状部(32,32)内に固定してなる看板本体(6)と、
断面L字形の一対の杆材(8,8)により形成されていて両杆材(8,8)の上端部を看板主材(3)の両筒状部(32,32)の内側面にそれぞれヒンジ連結して看板本体(6)に取り付けられた脚体(7)を備え、
使用の際に脚体(7)を看板本体(6)に対して開き方向に回動して看板本体(6)を脚体(7)で支持して自立し、不使用の際には脚体(7)を看板本体(6)に対して閉じ方向に回動して前記一対の杆材(8,8)が前記両筒状部(32,32)の表面にそれぞれ面一に重なって両筒状部(32,32)間に収まるように設けられた構成を有する立看板(1)。 - 看板主材(3)の筒状部(32)にヒンジ連結される杆材(8)の上端部に、看板本体(6)に対する杆材(8)の回動量を規制する切欠部(81b)を設けた構成を有する請求項1に記載の立看板(1)。
- 管材(5)が看板主材(3)の上下端部間の寸法よりも短い長さに形成されており、脚体(7)の杆材(8)が筒状部(32)にヒンジ連結されている位置で当該管材(5)の上端部が筒状部(32)に固定された構成を有する請求項1又は2に記載の立看板(1)。
- 表面に情報が表示された情報表示シート(2)が看板主材(3)の情報表示領域(31)に貼り付けられた構成を有する請求項1〜3の何れかに記載の立看板(1)。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020187289A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | ユニット株式会社 | 自立可能立て看板 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006301554A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Hidehiro Iwahara | 支柱がアングルの看板 |
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2013
- 2013-08-22 JP JP2013172252A patent/JP2015040998A/ja active Pending
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020187289A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | ユニット株式会社 | 自立可能立て看板 |
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