JP2015040553A - 内燃機関の潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変バルブタイミング機構の応答性を向上させるとともにタイミングトレーン機構を好適に潤滑することが可能な内燃機関の潤滑構造を提供する。【解決手段】エンジンは、エンジン本体と、タイミングトレーン機構と、チェーンケースと、エンジン本体に取り付けられた油圧制御弁51と、を備え、油圧制御弁51のドレン開口51bは、タイミングトレーン室内に配置されており、リブ部13fは、他端から第2締結用ボス部13dにつながる一端に向けて下方に傾斜しているとともに、他端がドレン開口51bの下方に位置しており、下端部41a3は、第2締結用ボス部39bにつながる一端から他端に向けて下方に傾斜しているとともに、他端がタイミングトレーン機構近傍に延設されている。【選択図】図7

Description

本発明は、内燃機関の潤滑構造に関し、より詳細には、内燃機関本体とカバー部材との間のタイミングトレーン室に設けられたタイミングトレーン機構を潤滑する潤滑構造に関するものである。
従来のエンジン(内燃機関)の潤滑構造として、特許文献1,2には、可変バルブタイミング機構を制御する油圧制御弁がチェーンケースに設けられており、油圧制御弁から排出されたオイルが、チェーンケースに形成された孔部である油路からチェーンケース内面のリブを伝わってタイミングトレーン機構のチェーンを潤滑する構造が開示されている。
特許第3730007号公報 特許第4868154号公報
しかし、油圧制御弁をチェーンケースに設けると、油圧制御弁と可変バルブタイミング機構との間の油路がチェーンケースに形成された油路(孔部)の分だけ長くなり、応答性が悪化する虞がある。
一方、応答性を向上させるために油圧制御弁をエンジン本体に設ける場合には、タイミングトレーン機構を潤滑するために、オイルをエンジン本体側からチェーンケース側へと伝達する必要があり、オイルを伝達するためのエンジン本体側のリブとチェーンケース側のリブとの相対位置にずれが生じた場合には、オイルをタイミングトレーン機構へと流すことができない虞がある。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、可変バルブタイミング機構の応答性を向上させるとともにタイミングトレーン機構を好適に潤滑することが可能な内燃機関の潤滑構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明の内燃機関の潤滑構造は、内燃機関本体と、前記内燃機関本体の一側壁に設けられたタイミングトレーン機構と、前記内燃機関本体との間でタイミングトレーン室を形成して前記タイミングトレーン機構を覆うカバー部材と、前記内燃機関本体に取り付けられ、可変バルブタイミング機構を制御する油圧制御弁と、を備え、前記油圧制御弁のドレン開口は、前記タイミングトレーン室内に配置されており、前記カバー部材は、当該カバー部材の両側縁間に設けられたカバー部材側ボス部と、一端が前記カバー部材側ボス部につながるカバー部材側リブと、を備え、前記内燃機関本体は、締結部材によって前記カバー部材側ボス部に接合される内燃機関本体側ボス部と、一端が前記内燃機関本体側ボス部につながる内燃機関本体側リブと、を備え、前記内燃機関本体側リブは、前記内燃機関本体の車載状態において、他端から前記内燃機関本体側ボス部につながる一端に向けて下方に傾斜しているとともに、前記他端が前記ドレン開口の下方に位置しており、前記カバー部材側リブは、前記内燃機関本体の車載状態において、前記カバー部材側ボス部につながる一端から他端に向けて下方に傾斜しているとともに、前記他端が前記タイミングトレーン機構近傍に延設されていることを特徴とする。
かかる構成によると、可変バルブタイミング機構と油圧制御弁との間の油路を短くして応答性を向上させつつ、タイミングトレーン機構を潤滑することができる。また、内燃機関本体側リブ及びカバー部材側リブの相対位置のずれを抑制してオイルをタイミングトレーン機構に向かって確実に送ることができる。
前記カバー部材は、前記カバー部材側ボス部とつながり下方へ延設される下リブを備え、前記カバー部材側リブの前記他端は、前記下リブよりも前記タイミングトレーン機構に向けて突出していることが望ましい。
かかる構成によると、オイルをタイミングトレーン機構に向かって確実に送ることができる。
前記内燃機関本体側ボスは、前記内燃機関本体側リブの前記一端よりも上方に膨出していることが望ましい。
かかる構成によると、オイルを内燃機関本体側からカバー部材側に向かって確実に流すことができる。
前記タイミングトレーン機構は、タイミングチェーンを備え、前記内燃機関本体側ボス部、前記内燃機関本体側リブ、前記カバー部材側ボス部及び前記カバー部材側リブは、クランク軸線視で、前記タイミングチェーンの軌跡よりも内側に設けられていることが望ましい。
かかる構成によると、オイルをタイミングチェーンの内周面に送ることができる。
前記タイミングトレーン機構は、タイミングチェーンを備え、前記油圧制御弁のドレン開口は、クランク軸線視で、前記タイミングチェーンの軌跡よりも内側に設けられていることが望ましい。
かかる構成によると、内燃機関本体側リブ及びカバー部材側リブを伝わりきらないオイルをタイミングチェーンの内周面に送ることができる。
前記内燃機関本体は、前記カバー部材から離間する方向に形成された凹部と、前記凹部に設けられて前記油圧制御弁が取り付けられる油圧制御弁取付部と、を備えることが望ましい。
かかる構成によると、可変バルブタイミング機構の一部を凹部に設けて内燃機関の小型化を実現するとともに、かかる凹部を利用することによって、簡易な構造で油圧制御弁のドレン開口をタイミングトレーン室内に臨ませることができる。
前記内燃機関本体は、前記内燃機関本体側ボス部から上方へ延設される上リブを備えることが望ましい。
かかる構成によると、オイルが内燃機関本体側ボス部を乗り越えて流れることを上リブによって防止するので、油圧制御弁のドレン開口からオイルが大量に排出された場合等であっても、オイルをカバー部材側ボス部に、ひいてはタイミングトレーン機構に向かって確実に送ることができる。
本発明によれば、可変バルブタイミング機構の応答性を向上させるとともにタイミングトレーン機構を好適に潤滑することができる。
内燃機関のカバー構造を備えるエンジンの概略構成図であり、(a)は、側面図であり、(b)は、正面図である。 エンジンからチェーンケースを外した状態を示す側面図である。 チェーンケースの背面図である。 チェーンケースをシリンダ軸線方向斜め下方から見た状態を示す斜視図である。 潤滑油の流れを模式的に示した内燃機関の側面図である。 潤滑油の流れを模式的に示したエンジンの要部拡大平面図である。 潤滑油の流れを模式的に示したエンジンの要部拡大斜視図である。 潤滑油の流れを模式的に示したエンジンの要部拡大平面図である。 潤滑油の流れを模式的に示したエンジンの要部拡大斜視図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では、本発明の内燃機関を自動車のエンジンに適用した場合を例にとって説明する。また、方向を説明する場合は、図1に示す車両の前後上下左右に基づいて説明する。
なお、本実施形態では、上下方向は、エンジンを自動車に搭載した状態における鉛直方向に一致し、シリンダ軸線方向は、上下方向(鉛直方向)に対し前側に所定角度傾斜しているものとする。また、軸方向は、クランクシャフト及びカムシャフトの回転中心に平行な方向であるものとする。更に、直交方向は、軸方向から見たとき、シリンダ軸線方向に直交する方向であるものとする。そして、シリンダ軸線方向に直交する平面であるシリンダ直交平面に対して、上側となる方を上方、下側となる方を下方という。
図1は、内燃機関の潤滑構造を備えるエンジンEの概略構成図であり、(a)は、側面図であり、(b)は、正面図である。図2は、エンジンEからチェーンケース30を外した状態を示す側面図である。
図1(a)及び(b)に示すように、エンジンEは、例えば、車体に横置きされたDOHC形式の直列型エンジンである。エンジンEは、エンジン本体10と、タイミングトレーン機構20と、チェーンケース30と、を主に備える。
<エンジン本体>
エンジン本体10は、図2に示すように、シリンダブロック11と、ロアブロック12と、シリンダヘッド13と、ヘッドカバー14と、オイルパン15と、を有する。
<シリンダブロック>
シリンダブロック11は、図示は省略するが、主にシリンダボアとクランクケースとを構成する部材である。シリンダブロック11の内部には、ピストン、コンロッド、クランクシャフト16等が収容される。
<ロアブロック>
ロアブロック12は、シリンダブロック11と共にクランクケースを構成する部材であり、シリンダブロック11の下方に配置される。クランクシャフト16の端部は、シリンダブロック11の側壁11aとロアブロック12の側壁12aとの間に回転可能に挟持される。
<シリンダヘッド>
シリンダヘッド13は、シリンダブロック11と共に燃焼室を構成する部材であり、シリンダブロック11の上方に配置される。シリンダヘッド13の内部には、図示は省略するが、燃焼室に連通する吸気ポート及び排気ポートが形成されると共に、吸気ポート及び排気ポートを開閉するための吸気バルブ及び排気バルブやロッカアーム等が配置される。また、シリンダヘッド13の上方には、2本のカムシャフト17が配置される。カムシャフト17は、吸気側カムシャフト18及び排気側カムシャフト19を構成する。吸気側カムシャフト18及び排気側カムシャフト19は、互いに軸方向が平行となるように並設される。
なお、シリンダブロック11の側壁11a、ロアブロック12の側壁12a、及びシリンダヘッド13の側壁13aの幅方向両端部には、その延在方向に沿って、複数のボルト挿通孔10a,10aが間隔を空けて形成される。
シリンダヘッド13は、油圧制御弁取付部13bと、第1締結用ボス部13cと、第2締結用ボス部13dと、第3締結用ボス部13eと、リブ部13fと、を備える。
油圧制御弁取付部13bは、シリンダヘッド13の側縁13gから当該側縁13gの内側に形成された円筒状の部分である。油圧制御弁取付部13bには、油圧制御弁51が挿入して取り付けられている。図6及び図7に示すように、シリンダヘッド13は、可変バルブタイミング機構22Bとの干渉を避けるための凹部13Aを有しており、油圧制御弁取付部13bは、かかる凹部13Aにおける可変バルブタイミング機構22Bの下方に設けられている。凹部13Aは、シリンダヘッド13の側壁13aのタイミングトレーン室S側の排気側カムシャフト19の下方に位置する部分の一部であって、吸気側カムシャフト18の下方に位置する部分に対して、気筒列方向の内側(すなわち、動弁室側)へと偏倚している部位である。より具体的には、凹部13Aは、シリンダヘッド13において排気側カムシャフト19の下方に位置する側壁13aのうち、後記するリブ部13fよりも上方の範囲に形成されている。
図2に示すように、油圧制御弁51は、排気側カムシャフト19に対応する可変バルブタイミング機構(カムスプロケット)22Bを制御するための弁である。油圧制御弁51は、シリンダヘッド13及び排気側カムシャフト19に形成された油路(図示省略)を介して可変バルブタイミング機構22Bと連通している。油圧制御弁51の先端面51aは、タイミングトレーン室S内(凹部13A内)に配置されており、先端面51aには、オイルが排出されるドレン開口51bが形成されている。
第1締結用ボス部13cは、後記するチェーンケース30の第1締結用ボス部39aに締結部材たるボルト(図示省略)で固定される有底円筒状の部分である。
内燃機関本体側ボス部たる第2締結用ボス部13dは、後記するチェーンケース30の第2締結用ボス部39bに締結部材たるボルト(図示省略)で固定される有底円筒状の部分である。
第3締結用ボス部13eは、後記するチェーンケース30の第3締結用ボス部39cに締結部材たるボルト(図示省略)で固定される有底円筒状の部分である。
各締結用ボス部13c−13eは、シリンダヘッド13の側壁13aの内面(チェーンケース30側面)からチェーンケース30側へ所定長だけ突出して形成され、その突出端面がチェーンケース30の各締結用ボス部39a−39cの突出端面に当接する。
内燃機関本体側リブたるリブ部13fは、シリンダヘッド13の側壁13aの内面(チェーンケース30側面)からチェーンケース30へ突出している。リブ部13fの一端は、第2締結用ボス部13dとつながっており、リブ部13fの他端は、油圧制御弁51のドレン開口51bの下方に位置している。
また、リブ部13fは、エンジンEの車載状態において、他端から一端に向けて下方に傾斜している。
<ヘッドカバー>
ヘッドカバー14は、シリンダヘッド13の上部を閉塞して動弁室を構成する蓋状の部材であり、シリンダヘッド13の上方に配置される。吸気側カムシャフト18及び排気側カムシャフト19の端部は、ヘッドカバー14の側壁14aに回転可能に固定される。
<オイルパン>
オイルパン15は、エンジンE内の各部を潤滑して落下してくるオイルを受け止めるための部材であり、ロアブロック12の下方に配置される。オイルパン15の内部には、エンジンE内の各部にオイルを圧送するためのオイルポンプ15aが配置される。オイルポンプ15aのポンプ駆動軸15bの一端側は、オイルパン15の側壁15cから突出している。
なお、クランクシャフト16は、駆動軸として機能するものであり、吸気側カムシャフト18、排気側カムシャフト19、及びポンプ駆動軸15bは、それぞれ従動軸として機能するものである。
<タイミングトレーン機構>
タイミングトレーン機構20は、クランクシャフト16の回転力をポンプ駆動軸15bとカムシャフト17とに伝達する機構である。
タイミングトレーン機構20は、クランクスプロケット21と、カムスプロケット22A,22Bと、オイルポンプ用スプロケット23と、カム用タイミングチェーン24と、オイルポンプ用タイミングチェーン25と、可動シュー26Aと、第1固定シュー26Bと、第2固定シュー26Cと、第1油圧式テンショナ装置27と、シュー28と、第2油圧式テンショナ装置29と、を主に備える。
<クランクスプロケット>
駆動輪であるクランクスプロケット21は、エンジン本体10の側面から突出したクランクシャフト16の一端側に固定され、クランクシャフト16と一体的に回転可能に構成された歯車部材である。クランクスプロケット21は、径の大きい第1ギア部21aと、径の小さい第2ギア部21bと、を備える。第1ギア部21aは、第2ギア部21bよりもエンジン本体10側に配設される。なお、本実施形態では、クランクスプロケット21(クランクシャフト16)は、図2における時計回り方向に回転する。
<カムスプロケット>
従動輪であるカムスプロケット22A,22Bは、エンジン本体10の側面から突出した2本のカムシャフト17の一端側に夫々固定され、カムシャフト17と一体的に回転可能に構成された歯車部材である。カムスプロケット22Aは、吸気側カムシャフト18に連結され、カムスプロケット22Bは、排気側カムシャフト19に連結される。カムスプロケット22A,22Bの回転に伴って、吸気側カムシャフト18及び排気側カムシャフト19が回転することにより、吸気バルブ及び排気バルブが所定のタイミングで開閉する。
カムスプロケット22A,22Bは、可変バルブタイミング機構を備えている。すなわち、可変バルブタイミング機構たるカムスプロケット22A,22Bは、ハウジングと、当該ハウジングに収容されるベーンと、を備える。一方、カムシャフト17(18,19)は、アウタシャフトと、当該アウタシャフト内のインナシャフトと、を備える。インナシャフトはベーンに連結されており、ベーンがハウジングに対して回動すると、インナシャフトがアウタシャフトに対して相対的に回動する。かかる回動によって、インナシャフトに連結されたカムの位相が変化する。
<カム用タイミングチェーン>
タイミングチェーンたるカム用タイミングチェーン24は、クランクシャフト16の回転力をカムシャフト17に伝達する無端状のチェーンであり、クランクスプロケット21の第2ギア部21bとカムスプロケット22A,22Bとの間に掛け渡される。
<可動シュー>
摺接部材たる可動シュー26Aは、カム用タイミングチェーン24の緩み側(図2の左側)に摺接し、カム用タイミングチェーン24をガイドする弓状の長尺部材である。可動シュー26Aは、上端側がシリンダヘッド13の側壁13aに揺動自在に固定される。可動シュー26Aの下端側は、第1油圧式テンショナ装置27によってカム用タイミングチェーン24に向かって付勢される。
<第1固定シュー>
第1固定シュー26Bは、カム用タイミングチェーン24の張り側の部位(図1の右側の部位)に摺接し、カム用タイミングチェーン24をガイドする直線状の長尺部材である。第1固定シュー26Bは、シリンダブロック11の側壁11a及びシリンダヘッド13の側壁13aに跨って複数のボルトB,Bで固定される。
<第2固定シュー>
第2固定シュー26Cは、カムスプロケット22A,22Bの上方に配置され、カム用タイミングチェーン24に摺接し、カム用タイミングチェーン24をガイドする直線状の部材である。第2固定シュー26Cは、ヘッドカバー14に固定される。
<第1油圧式テンショナ装置>
第1油圧式テンショナ装置27は、可動シュー26Aをカム用タイミングチェーン24に向かって付勢することにより、カム用タイミングチェーン24の張力を略一定に調節する装置である。第1油圧式テンショナ装置27は、可動シュー26Aに当接する当接部27aと、ロアブロック12の側壁12aに固定されたハウジング27bと、ハウジング27bから突出して当接部27aを押圧するプランジャ27cと、を有する。
当接部27aは、可動シュー26Aの下端側に配置された略三角形状の部材である。当接部27aは、内側下端部がシリンダブロック11の側壁11aに揺動自在に固定される。当接部27aの外側下端部は、プランジャ27cによって可動シュー26Aに向かって付勢される。
ハウジング27bには、エンジン本体10のオイル供給油路(図示省略)から高圧のオイルが供給される。この場合、ハウジング27bから押し出されたプランジャ27cによって当接部27aが可動シュー26Aに向かって押圧されると(図2の時計回り方向に揺動すると)、当接部27aを介して可動シュー26Aがカム用タイミングチェーン24に向かって押圧され、カム用タイミングチェーン24の張力が略一定に調節される。
<オイルポンプ用スプロケット>
オイルポンプ用スプロケット23は、オイルパン15の側壁15cから突出したポンプ駆動軸15bに固定された歯車部材である。この場合、オイルポンプ用スプロケット23の回転に伴ってポンプ駆動軸15bが回転することにより、オイルポンプ15aが駆動し、高圧のオイルがオイル供給通路(図示省略)を通ってエンジン本体10内の各所に供給される。
<オイルポンプ用タイミングチェーン>
オイルポンプ用タイミングチェーン25は、クランクシャフト16の回転力をポンプ駆動軸15bに伝達する無端状のチェーンであり、クランクスプロケット21の第1ギア部21aとオイルポンプ用スプロケット23との間に掛け渡される。
<シュー>
シュー28は、オイルポンプ用タイミングチェーン25の緩み側(図2の右側)に当接する部材である。シュー28の下端部は、第2油圧式テンショナ装置29に揺動自在に固定される。
<第2油圧式テンショナ装置>
第2油圧式テンショナ装置29は、シュー28をオイルポンプ用タイミングチェーン25に向かって付勢することにより、オイルポンプ用タイミングチェーン25の張力を略一定に調節する装置である。第2油圧式テンショナ装置29は、ロアブロック12の側壁12aに固定されたハウジング29aと、ハウジング29aから突出してシュー28を押圧するプランジャ29bと、ハウジング29aに形成される中空部(図示省略)に収容されるリリーフバルブ29cと、を備える。
ハウジング29aは、第2油圧式テンショナ装置29のボディを構成する部材であり、その内部に油路や高油圧室等を備える。ハウジング29aの高油圧室には、エンジン本体10のオイル供給通路(図示省略)から高圧のオイルが供給される。この場合、ハウジング29aから押し出されたプランジャ29bによって、シュー28がオイルポンプ用タイミングチェーン25に向かって押圧され、オイルポンプ用タイミングチェーン25の張力が略一定に調節される。
リリーフバルブ29cは、ハウジング29aの高油圧室の油圧が所定値以上になったときにリリーフ孔29c1からオイルを排出するとともに、排出したオイルを利用してタイミングトレーン機構20を潤滑する機能を有する。リリーフバルブ29cのリリーフ孔29c1は、ハウジング29aの上側後方に貫通して形成される。リリーフ孔29c1は、ハウジング29aの任意の位置に設けることができる。
<チェーンケース>
図1に戻り、カバー部材たるチェーンケース30は、エンジン本体10の一側面に固定されており、カム用タイミングチェーン24を外側から覆う部材である。すなわち、チェーンケース30は、エンジン本体10との間でタイミングトレーン室S(図1(b)参照)を形成し、カム用タイミングチェーン24を覆っている。
図3は、チェーンケース30の背面図である。図4は、チェーンケース30をシリンダ軸線方向斜め下方から見た状態を示す斜視図である。なお、図3では、説明の便宜上、クランクシャフト16、クランクスプロケット21の第2ギア部21b、及びカム用タイミングチェーン24を描いている。
チェーンケース30は、図3及び図4に示すように、断面視コ字状を呈する部材であって、幅方向(前後方向)に互いに離間する一対の側縁部31,32と、側縁部31,32を繋ぐ壁部33と、を主に備える。
<側縁部>
側縁部31,32は、壁部33の幅方向両端部からエンジン本体10に向けて突出して形成され、エンジン本体10に当接固定される部分である。側縁部31,32には、その延在方向に沿って、複数のボルト挿通孔31a,32aが間隔を空けて貫通して形成される。側方締結部たるボルト挿通孔31a,32aは、エンジン本体10のボルト挿通孔10a(図2参照)に対応する位置に設けられる。
<壁部>
壁部33は、図3に示すように、可変バルブ用ボス部36と、オイル通路用溝部38と、第1締結用ボス部39a−第3締結用ボス部39cと、複数のリブ40,40と、を主に有する。
<可変バルブ用ボス部>
可変バルブ用ボス部36は、吸気側カムシャフト18に対応する可変バルブタイミング機構(カムスプロケット)22Aを制御する油圧制御弁(図示省略)が挿入される略卵状の孔部36dを有する部分である。可変バルブ用ボス部36は、壁部33の上部側であって、幅方向中央部に設けられる。なお、油圧制御弁は、可変バルブ用ボス部36の孔部を介して、シリンダヘッド13(図2参照)に取り付けられる。
<オイル通路用溝部>
オイル通路用溝部38は、可変バルブ用ボス部36に対し後斜め下側に設けられており、シリンダヘッド13の側壁13aに接合されることによって、当該オイル通路用溝部38と側壁13aとの間に油路を構成する。
<締結用ボス部>
中央締結部たる第1締結用ボス部39a、第2締結用ボス部39b及び第3締結用ボス部39cは、図3に示すように、エンジン本体10の一側面に締結部材たるボルト(図示省略)で固定される円筒状の部分である。各締結用ボス部39a−39cは、壁部33の内面33bからエンジン本体10へ所定長だけ突出して形成され、その突出端面がエンジン本体10の一側面に当接する。各締結用ボス部39a−39cは、可変バルブ用ボス部36及び第2オイル通路用ボス部38の周囲に互いに間隔を空けて設けられる。詳しくは、第1締結用ボス部39aは、可変バルブ用ボス部36の前方に配置される。第2締結用ボス部39bは、第1締結用ボス部39aに対し後斜め下方に所定間隔離間して設けられ、オイル通路用溝部38の後斜め上方に配置される。第3締結用ボス部39cは、第1締結用ボス部39a及び第2締結用ボス部39bの間で、かつこれらに対し前斜め下方又は後斜め下方に所定間隔離間して設けられ、オイル通路用溝部38の下方に配置される。
<リブ>
リブ40は、図3及び図4に示すように、壁部33の内面33bからエンジン本体10へ突出しており、シリンダ軸線方向、直交方向、上下方向、及び前後方向等に沿って複数形成される。
リブ40は、第1リブ41と、第2リブ42と、を主に有する。
第1リブ41は、可変バルブ用ボス部36及び第2オイル通路用ボス部38の周囲を囲むように配置され、第1締結用ボス部39a−第3締結用ボス部39cの間を夫々連結する略逆三角形状のリブである。
第1リブ41は、図4に示すように、上リブ部41aと、後側下リブ部41bと、前側下リブ部41cと、を有する。
上リブ部41aは、第1締結用ボス部39aと第2締結用ボス部39bとの間に配置され、凹部30Aのシリンダ軸線方向上方に設けられた略直線状の部分である。上リブ部41aは、可変バルブ用ボス部36及び第2締結用ボス部39bによって長さ方向の二箇所で分断されており、第1締結用ボス部39aと可変バルブ用ボス部36との間に位置する上端部41a1と、可変バルブ用ボス部36と第2締結用ボス部39bとの間に位置する中間部41a2と、第2締結用ボス部39bから突出する下端部41a3と、を有する。中間部41a2は、可変バルブ用ボス部36から第2締結用ボス部39bに向かうにつれて、側縁部31に向かって下り傾斜している。カバー部材側リブたる下端部41a3は、第2締結用ボス部39bから離間するにつれて下り傾斜している。上端部41a1及び中間部41a2の間には、シール部材(図示省略)の一部が配置される。つまり、本実施形態では、第1締結用ボス部39aと第2締結用ボス部39bとの間は、上リブ部41a及びシール部材の一部によって連結される。
カバー部材側リブたる下端部41a3は、その一端が内燃機関本体側ボス部たる第2締結用ボス部39bにつながっており、その他端がタイミングトレーン機構20のカム用タイミングチェーン24近傍に延設されている。エンジンEの車載状態において、かかる下端部41aは、その一端から他端に向けて下方に傾斜している。また、下端部41a3は、後記する下リブたる後側下リブ部41bの上端部41b1よりもタイミングトレーン機構20のカム用タイミングチェーン24に向けて突出している。
後側下リブ部41bは、第2締結用ボス部39bと第3締結用ボス部39cとの間に配置された略直線状の部分である。後側下リブ部41bは、オイル供給用ボス部38aによって長さ方向の一箇所で分断されており、第2締結用ボス部39bとオイル供給用ボス部38aとの間に位置する上端部41b1と、オイル供給用ボス部38aと第3締結用ボス部39cとの間に位置する下端部41b2と、を有する。下リブたる上端部41b1は、第2締結用ボス部39bからオイル供給用ボス部38aに向かうにつれて、側縁部32(図3参照)に近づくように傾斜している。また、下端部41b2は、オイル供給用ボス部38aから第3締結用ボス部39cに向かうにつれて、側縁部32に向かって下り傾斜している。下端部41b2は、第3締結用ボス部39cを介して、第2リブ42に連結される。上端部41b1及び下端部41b2の間には、シール部材43の一部が配置される(図8参照)。つまり、本実施形態では、第2締結用ボス部39bと第3締結用ボス部39cとの間は、後側下リブ部41b及びシール部材43の一部によって連結される。
前側下リブ部41cは、第1締結用ボス部39aと第3締結用ボス部39cとの間に配置された略直線状の部分である。前側下リブ部41cは、可変バルブ用ボス部36によって長さ方向の一箇所で分断されており、第1締結用ボス部39aと可変バルブ用ボス部36との間に位置する上端部41c1と、可変バルブ用ボス部36と第3締結用ボス部39cとの間に位置する下端部41c2と、を有する。上端部41c1は、第1締結用ボス部39aから可変バルブ用ボス部36に向かうにつれて、側縁部31に向かって下り傾斜している。また、下端部41c2は、可変バルブ用ボス部36から第3締結用ボス部39cに向かうにつれて、側縁部31に向かって下り傾斜している。下端部41c2は、第3締結用ボス部39cを介して、第2リブ42に連結される。上端部41c1及び下端部41c2の間には、シール部材43の一部が配置される(図8参照)。つまり、本実施形態では、第1締結用ボス部39aと第3締結用ボス部39cとの間は、前側下リブ部41c及びシール部材43の一部によって連結される。
第2リブ42は、上端部(一端部)が第3締結用ボス部39cに連続し、下端部(他端部)がクランクスプロケット21の近傍(直上)に位置してシリンダ軸線方向に沿って延在するリブである。第2リブ42は、図3に示すように、カム用タイミングチェーン24の内側(つまりカム用タイミングチェーン24に囲まれた領域)に設けられる。
なお、チェーンケース30の下端側には、その他に、クランクシャフト16が挿入されるクランクシャフト挿入孔30Bや第1油圧式テンショナ装置27(図1(a)参照)を視認可能な開口部30C等が貫通して形成される。
本実施形態に係る内燃機関のカバー構造を備えたエンジンEは、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、図5乃至図7を主に参照して、その動作及び作用効果について説明する。図5は、潤滑油の流れを模式的に示したエンジンの側面図であり、図6は、潤滑油の流れを模式的に示したエンジンの要部拡大平面図であり、図7は、潤滑油の流れを模式的に示したエンジンの要部拡大斜視図である。
図2に示すように、エンジンEの起動によりクランクシャフト16が回転すると、クランクシャフト16に取り付けられたクランクスプロケット21が回転し、その回転がカム用タイミングチェーン24によってカムスプロケット22A,22Bに伝達され、カムスプロケット22A,22Bの回転に伴って2本のカムシャフト17が回転する。これにより、図示しない吸気バルブ及び排気バルブが所定のタイミングで開閉する。
一方、クランクスプロケット21の回転は、オイルポンプ用タイミングチェーン25によって、オイルポンプ用スプロケット23に伝達され、オイルポンプ用スプロケット23の回転に伴ってポンプ駆動軸15bが回転する。これにより、オイルポンプ15aが駆動して、オイルパン15のオイルが汲み上げられ、エンジンEの各部にオイルが供給される。
そして、オイルの一部は、カムスプロケット22A及びカム用タイミングチェーン24の噛み合い部等を介して、チェーンケース30内に供給される。
一方、可変バルブタイミング機構(カムスプロケット)22Bの動作に伴って油圧制御弁51のドレン開口51bから排出されたオイルは、ドレン開口51bの下方に位置するリブ部13f上に流下する。リブ部13fは第2締結用ボス部13dに向かって下り傾斜しているので、オイルは、リブ13fの上面に沿って第2締結用ボス部13dに向かって移動する。
ここで、第2締結用ボス部13dは、リブ部13fの一端(第2締結用ボス部13d側端部)よりも上方に膨出しているので、第2締結用ボス部13dに達したオイルは、せき止められ、第2締結用ボス部13dの突出方向に沿って流れて第2締結用ボス部39b上へ移動する。
第2締結用ボス部39b上に移動したオイルは、下端部41a3上に沿って側縁部32に沿うカム用タイミングチェーン24に向かって移動する。
ここで、下端部41a3の他端は、後側下リブ部41bの上端部41b1よりもカム用タイミングチェーン24に向けて突出しているので、下端部41a3の他端まで移動したオイルは、下端部41a3の下面を介して上端部41bに伝達されずに、下端部41a3の他端の近傍においてカム用タイミングチェーン24の内周面に向かって流下する。
以上説明した本実施形態によれば、エンジン本体10に設けられた油圧制御弁51のドレン開口51bから排出されたオイルは、エンジン本体10側のリブ部13f及び第3締結用ボス部13eを介するとともに、チェーンケース30側の第3締結用ボス部39c及び上リブ部41aの下端部41a3を介してタイミングトレーン機構20のカム用タイミングチェーン24に向かって流れることとなる。これにより、可変バルブタイミング機構と油圧制御弁51との間の油路を短くして応答性を向上させつつ、タイミングトレーン機構20のカム用タイミングチェーン24を潤滑することができる。
また、オイルが流れるリブ部13f及び上リブ部41aの下端部41a3がそれぞれボス部13e,39cにつながっているので、リブ部13f及び下端部41a3の相対位置のずれを抑制してオイルをタイミングトレーン機構20のカム用タイミングチェーン24に向かって確実に送ることができる。
また、上リブ部41aの下端部41a3が後側下リブ部41bの上端部41b1よりも突出しているので、オイルをタイミングトレーン機構20のカム用タイミングチェーン24に向かって確実に送ることができる。
また、エンジン本体10側の第3締結用ボス部13eがチェーンケース30側の第3締結用ボス部39cよりも上方に膨出しているので、オイルをエンジン本体10側からチェーンケース30側に向かって確実に流すことができる。
また、リブ部13f、第3締結用ボス部13e、第3締結用ボス部39c及び下端部41a3がクランク軸線視でカム用タイミングチェーン24の軌跡よりも内側に設けられているので、オイルをカム用タイミングチェーン24の内周面に送ることができる。
また、油圧制御弁51のドレン開口51bがクランク軸線視でカム用タイミングチェーン24の軌跡よりも内側に設けられているので、リブ部13f及び下端部41a3を伝わりきらないオイルをカム用タイミングチェーン24の内周面に送ることができる。
また、シリンダヘッド13に凹部13Aが形成されているとともに油圧制御弁取付部13bが凹部13Aに設けられているので、カムスプロケット22Bの一部を凹部13Aに設けてエンジンEの小型化を実現するとともに、かかる凹部13Aを利用することによって、簡易な構造で油圧制御弁51のドレン開口51bをタイミングトレーン室S内に臨ませることができる。
<変形例>
続いて、変形例に係るエンジンEについて、前記実施形態との相違点を中心に説明する。
図8は、潤滑油の流れを模式的に示した部分拡大平面図であり、図9は、潤滑油の流れを模式的に示した部分拡大斜視図である。
図8及び図9に示すように、変形例に係るエンジン本体10のシリンダヘッド13は、上リブ13hを備える。上リブ13hは、第2締結用ボス部13dの頂上において、上方へ立設されているとともに、第2締結用ボス部13dの基端部から先端部まで延設されている。
以上説明した本変形例によれば、エンジン本体10に設けられた油圧制御弁51のドレン開口51bから排出されたオイルは、エンジン本体10側のリブ部13f及び第2締結用ボス部13dを介するとともに、チェーンケース30側の第2締結用ボス部39b及び上リブ部41aの下端部41a3を介してタイミングトレーン機構20のカム用タイミングチェーン24に向かって流れることとなる。ここで、上リブ13hは、オイルが第2締結ボス部13dを乗り越えて流れることを防止する。これにより、油圧制御弁51のドレン開口51bからオイルが大量に排出された場合等であっても、オイルを第2締結用ボス部39bに、ひいてはタイミングトレーン機構20のカム用タイミングチェーン24に向かって確実に送ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態では、自動車用のエンジンEに本発明を適用したが、船舶や汎用機等の自動車以外のエンジンに適用してもよい。
本実施形態では、直列形式のエンジンEに本発明を適用したが、他の形式のエンジン(例えばV型エンジン等)に本発明を適用してもよい。
本実施形態では、シリンダ軸線方向は、上下方向(鉛直方向)に対し前側に所定角度傾斜している構成としたが、シリンダ軸線方向は、上下方向に対し後側に所定角度傾斜する構成としてもよいし、上下方向(鉛直方向)に一致する構成としてもよい。
E エンジン(内燃機関)
S タイミングトレーン室
10 エンジン本体(内燃機関本体)
13A 凹部
13b 油圧制御弁取付部
13d 第2締結用ボス部(エンジン本体側ボス部)
13f リブ部(エンジン本体側リブ)
13h 上リブ
20 タイミングトレーン機構
24 カム用タイミングチェーン
30 チェーンケース(カバー部材)
31,32 側縁部
39b 第2締結用ボス部(カバー部材側ボス部)
41a3 下端部(カバー部材側リブ)
41b1 上端部(下リブ)
51 油圧制御弁
51b ドレン開口

Claims (7)

  1. 内燃機関本体と、
    前記内燃機関本体の一側壁に設けられたタイミングトレーン機構と、
    前記内燃機関本体との間でタイミングトレーン室を形成して前記タイミングトレーン機構を覆うカバー部材と、
    前記内燃機関本体に取り付けられ、可変バルブタイミング機構を制御する油圧制御弁と、
    を備え、
    前記油圧制御弁のドレン開口は、前記タイミングトレーン室内に配置されており、
    前記カバー部材は、当該カバー部材の両側縁間に設けられたカバー部材側ボス部と、一端が前記カバー部材側ボス部につながるカバー部材側リブと、を備え、
    前記内燃機関本体は、締結部材によって前記カバー部材側ボス部に接合される内燃機関本体側ボス部と、一端が前記内燃機関本体側ボス部につながる内燃機関本体側リブと、を備え、
    前記内燃機関本体側リブは、前記内燃機関本体の車載状態において、他端から前記内燃機関本体側ボス部につながる一端に向けて下方に傾斜しているとともに、前記他端が前記ドレン開口の下方に位置しており、
    前記カバー部材側リブは、前記内燃機関本体の車載状態において、前記カバー部材側ボス部につながる一端から他端に向けて下方に傾斜しているとともに、前記他端が前記タイミングトレーン機構近傍に延設されている
    ことを特徴とする内燃機関の潤滑構造。
  2. 前記カバー部材は、前記カバー部材側ボス部とつながり下方へ延設される下リブを備え、
    前記カバー部材側リブの前記他端は、前記下リブよりも前記タイミングトレーン機構に向けて突出している
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の潤滑構造。
  3. 前記内燃機関本体側ボスは、前記内燃機関本体側リブの前記一端よりも上方に膨出している
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の潤滑構造。
  4. 前記タイミングトレーン機構は、タイミングチェーンを備え、
    前記内燃機関本体側ボス部、前記内燃機関本体側リブ、前記カバー部材側ボス部及び前記カバー部材側リブは、クランク軸線視で、前記タイミングチェーンの軌跡よりも内側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関の潤滑構造。
  5. 前記タイミングトレーン機構は、タイミングチェーンを備え、
    前記油圧制御弁のドレン開口は、クランク軸線視で、前記タイミングチェーンの軌跡よりも内側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関の潤滑構造。
  6. 前記内燃機関本体は、
    前記カバー部材から離間する方向に形成された凹部と、
    前記凹部に設けられて前記油圧制御弁が取り付けられる油圧制御弁取付部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の内燃機関の潤滑構造。
  7. 前記内燃機関本体は、前記内燃機関本体側ボス部から上方へ延設される上リブを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の内燃機関の潤滑構造。
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