JP2015040173A - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、低分子化されたヒアルロン酸又はその塩を有効成分として含有する抗酸化剤、皮膚外用剤、育毛剤及び髪質改善剤であって、当該有効成分が有する過酸化脂質抑制作用などの抗酸化用により、美白効果及びニキビ改善効果、又は、育毛効果及び髪質改善効果を有するものである。
【選択図】なし
Description
また、本発明は低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とする美白用皮膚外用剤である。
また、本発明は低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とするニキビ改善用皮膚外用剤である。
また、本発明は低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とする育毛剤である。
また、本発明は低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とする髪質改善剤である。
本発明において、低分子ヒアルロン酸は、2糖〜8糖のヒアルロン酸であることが好ましい。
なお、本発明において化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品をも含む広義で用いる。
本発明の低分子ヒアルロン酸は、市販品を用いても良いが、ヒアルロン酸又はその塩を分解する方法によっても得られる。分解方法としては、例えば、酵素分解法、微生物による分解法、アルカリ分解法、加熱処理法、又は超音波処理法等が挙げられる。
低分子ヒアルロン酸を、国際公開第2002/4471号に記載の方法を用いて調製した。すなわち、ヒアルロン酸ナトリウム(キッコーマン バイオケミファ社製、商品名:FCH-SU、分子量5〜11万)10gを100mMリン酸緩衝液(pH5.3)450mLに加えて攪拌し、ヒアルロニダーゼ80mgを添加して37℃の恒温下で24時間酵素分解した。得られた反応液を遠心分離機(10000rpm,30分)にて上清を回収し、強塩基性イオン交換樹脂I型を充填したカラムにて、塩化ナトリウム水溶液を溶出液として分画した。得られた低分子ヒアルロン酸溶液をゲルろ過クロマトグラフィーにて分析した結果、210nmの相対的なピーク面積から、2糖〜6糖の低分子ヒアルロン酸の存在を確認した。この低分子ヒアルロン酸溶液を凍結乾燥後、固形分1.0%の溶液に調製した。
低分子ヒアルロン酸(4糖のヒアルロン酸)を調製した。具体的には、Tawadaらの方法(Tawada A, Masa T, Oonuki Y, Watanabe A, Matsuzaki Y, Asari A.
Large-scale preparation, purification, and characterization of hyaluronan
oligosaccharides from 4-mers to 52-mers. Glycobiology. 2002; 12(7):421-6.)により、低分子ヒアルロン酸溶液(固形分1.0%)を調製した。
ヒアルロン酸ナトリウム(キッコーマン バイオケミファ社製 FCH-120、平均分子量約120万)5gに0.1%BSAを含む0.05Mリン酸緩衝液(pH 6.2) 490mLを加えて溶解後、0.1%BSA水溶液で調製したHyaluronate Lyase from Streptococcus pyogenes(Sigma Aldrich)を10mL(終濃度、10mU)加え、37℃で時々撹拌しながら6時間静置した。6時間後、100℃の水浴中で10分間加熱し、酵素を失活させた。冷後、得られた反応液を遠心分離機(10000rpm,30分)にて上清を回収し、強塩基性イオン交換樹脂I型を充填したカラムにて、塩化ナトリウム水溶液を溶出液として分画した。得られた低分子ヒアルロン酸溶液をゲルろ過クロマトグラフィーにて分析した結果、210nmの相対的なピーク面積から、2糖の低分子ヒアルロン酸の存在を確認した。この低分子ヒアルロン酸溶液を凍結乾燥後、固形分1.0%の溶液に調製した。
ヒアルロン酸ナトリウム塩(紀文フードケミカル社製、商品名:FCH-SU、分子量5〜11万)の粉末1gを精製水99gに加えて、ヒアルロン酸水溶液を得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 5.0
トリオクタン酸グリセリル 4.0
パラフィン 5.0
グリセリルモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0
ブチルパラベン 0.1
[B成分] 部
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 2.0
グリセリン 5.0
カルボキシメチルモノステアレート 0.1
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合してクリームを得た。
実施例1のクリームのB成分に含まれる製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて、製造例2の低分子ヒアルロン酸(2)を用いる他は、実施例1と同様にしてクリームを得た。
実施例1のクリームのB成分に含まれる製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて、製造例3の低分子ヒアルロン酸(3)を用いる他は、実施例1と同様にしてクリームを得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分] 部
グリセリン 3.0
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例4のB成分に含まれる製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて、製造例2の低分子ヒアルロン酸(2)を用いる他は、実施例4と同様にして乳液を得た。
実施例4のB成分に含まれる製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて、製造例3の低分子ヒアルロン酸(3)を用いる他は、実施例4と同様にして乳液を得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分] 部
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 5.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
水溶性コラーゲン 0.01
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム2.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン2.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米糠抽出物加水分解物(固形分濃度3.5%)5.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
[B成分] 部
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 5.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
アルブチン 3.0
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
精製水 全量が100部となる量
[成分] 部
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
エデト酸ナトリウム 0.1
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 5.0
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
[A成分] 部
メチルパラベン 0.1
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
[B成分] 部
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。
[A成分] 部
ヤシ油 10.0
硬化ヒマシ油 26.0
オリーブ油 4.0
[B成分] 部
水酸化ナトリウム 6.0
砂糖 10.0
グリセリン 5.0
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 5.0
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分] 部
エタノール 20.0
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加えてケン化した。これを攪拌しながら50℃まで冷却し、C成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温下で数日間乾燥させ、充分に乾燥したものを型から取りだして石けんを得た。
[成分] 部
l−メントール 0.8
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 2.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
エタノール 20.0
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を十分攪拌混合して育毛料を得た。
実施例16の成分中、製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて製造例2の低分子ヒアルロン酸(2)を用いるほかは実施例16と同様にして育毛用ヘアトニックを得た。
実施例16の成分中、製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて製造例3の低分子ヒアルロン酸(3)を用いるほかは実施例16と同様にして育毛用ヘアトニックを得た。
[成分] 部
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
モノニトログアヤコールナトリウム 0.02
塩酸ピリドキシン 0.03
アデノシン 1.0
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 5.0
トリメチルグリシン 0.5
乳酸 0.2
1,3−ブチレングリコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.4
L−アルギニン 適量
エタノール 20
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を十分攪拌混合して育毛料を得た。
実施例19の成分中、製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて製造例2の低分子ヒアルロン酸(2)を用いるほかは実施例19と同様にして育毛用ヘアトニックを得た。
実施例19の成分中、アデノシンに代えて、ミノキシジルを用いるほかは実施例19と同様にして育毛用ヘアトニックを得た。
実施例19の成分中、アデノシンに代えて6−ベンジルアミノプリンを用いるほかは実施例20と同様にして育毛用ヘアトニックを得た。
[A成分] 部
N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
[B成分] 部
クエン酸 0.1
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアシャンプーを得た。
実施例23の成分中、製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて製造例2の低分子ヒアルロン酸(2)を用いるほかは実施例23と同様にしてヘアシャンプーを得た。
実施例23の成分中、製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて製造例3の低分子ヒアルロン酸(3)を用いるほかは実施例23と同様にしてヘアシャンプーを得た。
[A成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.2
ステアリルアルコール 1.0
メチルパラベン 0.1
[B成分] 部
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1) 2.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアリンスを得た。
実施例26の成分中、製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて製造例2の低分子ヒアルロン酸(2)を用いるほかは実施例26と同様にしてヘアシャンプーを得た。
実施例26の成分中、製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて製造例3の低分子ヒアルロン酸(3)を用いるほかは実施例26と同様にしてヘアシャンプーを得た。
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて比較製造例1のヒアルロン酸溶液を用いるほかは、実施例1と同様にしてクリームを得た。
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて比較製造例1のヒアルロン酸溶液を用いるほかは、実施例19と同様にして育毛用ヘアトニックを得た。
製造例1の低分子ヒアルロン酸(1)に代えて比較製造例1のヒアルロン酸溶液を用いるほかは、実施例23と同様にしてヘアシャンプーを得た。
製造例1〜3の低分子ヒアルロン酸(1)〜(3)と比較例1のヒアルロン酸の過酸化脂質抑制作用を、ビタミンEと対比して調べた。
[試料]
製造例1〜3の低分子ヒアルロン酸溶液(1)〜(3)と比較例1のヒアルロン酸溶液を、精製水を用いて、それぞれの溶液としての終濃度が1.0%5.0%となるように調製した本発明試料1〜3及び比較試料1を作成した。また、陽性対照として、0.01%ビタミンE水溶液を作製した。
[試験方法]
まず、紫外線で過酸化させた0.5Mリノール酸エタノール1.0mL、0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0)10mL及びエタノール9.0mLをそれぞれ正確に秤量し、共栓つき三角フラスコ中で充分に振り混ぜた。この液に正確に秤量した本発明試料1〜3及び比較試料1のそれぞれ5.0mLを加えて充分振り混ぜた。この液の調製直後のものと40℃の恒温槽中で7日間放置したものとについて、それぞれ0.1mLずつを正確に秤量し、これに75%エタノール4.7mL、30%チオシアン酸アンモニウム溶液0.1mLを加えて充分に混合したのち、0.02M塩化第一鉄13.5%塩酸溶液を添加し、正確に3分後の500nmにおける吸光度を測定し、下式から過酸化物価指数を求めた。また、処理物の代わりに水を用いて同様に操作したものをブランクとした。
過酸化物価指数=[(T7−T0)/(B7−B0)]×100(%)
(式中、T7は試験開始から7日間経過後の処理物が添加された溶液の吸光度、B7は試験開始から7日間経過後の処理物の代わりに水が添加された溶液の吸光度、T0は試験開始直後の処理液が添加された溶液の吸光度、B0は試験開始直後の処理物の代わりに水が添加された溶液の吸光度を示す)。
[表1]
<実験方法>
DPPH2.4部をエタノール20部に溶解し、これに精製水20部を加えてDPPH溶液を調製した。このDPPH溶液24部に対して、18v/v%エタノール溶液を19.2部、2M酢酸-酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)を4.8部加えて、DPPH添加溶液として調製した。また、抽出液そのものの色調が試験に及ぼす影響を差し引くため、DPPH溶液の代わりに50v/v%エタノール溶液を用いて、18v/v%エタノール溶液と2M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液を混合した液を対照液とした。次に、製造例1〜4の低分子ヒアルロン酸溶液及び比較例1のヒアルロン酸溶液を精製水で希釈して試料溶液を調製した。ここで、試料溶液としては、その全量に対する製造例1の抽出物溶液の終濃度(溶液としての濃度)がそれぞれ2.0%,5.0%となるように調製した2種の濃度のものを使用した。この試料溶液とDPPH添加溶液又は対照液とを1:3の割合で混合し、室温で10分静置後、各試験溶液をDPPH添加溶液と混合した場合の550nmにおける吸光度と、同じく各試験溶液を対照液と混合した場合の550nmにおける吸光度との差を測定し、DPPHラジカルの残存量を確認した。また、同時にコントロールとして製造例1の抽出物溶液の代わりに、精製水
30%1,3-ブチレングリコール水溶液を用いて上記と同様の操作を行い、ここに得られる DPPHラジカル残存率(100)に対する各試料添加時のDPPHラジカル残存率の相対値を求めた。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照として水溶性ビタミンE(終濃度25μM)を添加した場合についても、同様の試験を行った。
[表2]
実施例1〜3のクリームを製造し、モニターテストによる美白効果試験を実施した。また、比較対象として、比較例1のクリームも製造し、同様の試験を実施した。
[試験方法]
無作為に抽出した年齢20〜55歳の女性80名を被験者として20名ずつを4つのグループに分け、当該被験者を対象として、実施例1〜3、比較例1のクリームを、各被験者の顔面に、1日2回(朝、晩)、1ヵ月間塗布してもらった後、肌の改善効果を、以下の評価基準に基づいて評価した。
左右顔面の肌の「シミ、ソバカス」及び「くすみ」を自己判断により、以下の5段階の評価のうちの該当する数値を選択してもらい、評価点とした。
A:非常に良い(著しく改善された)
B:良い(改善された)
C:変化なし
D:やや悪い(状態が少し悪くなった)
E:悪い(状態が悪くなった)
[表3]
実施例16〜18及び比較例2の各育毛用ヘアトニックを用いて、モニター試験を行った。男性型脱毛症患者である被験者(30〜65歳の男性)を20名毎のグループに分け、当該被験者を対象として、実施例16〜18の各育毛用ヘアトニックを頭部に1日2回連続6か月間塗布した後、毛髪の増加及び成長について、以下の判定基準に基づき評価を行った。
[評価判定基準]
A:毛髪が増加,成長した
B:毛髪がやや増加,成長した
C:変化なし
D:毛髪がやや減少,退行した
E:毛髪が減少,退行した
[表4]
実施例23〜25,比較例3のヘアシャンプーを用いて、モニター試験を行った。被験者(25〜65歳の女性)を20名毎のグループに分け、当該被験者を対象として、実施例23〜25,比較処方例3のヘアシャンプーのヘアシャンプーを頭部に1日1回連続30日間使用した後の髪のコシ、ハリについて、以下の判定基準に基づき評価を行った。
[コシの評価判定基準]
A:強くなった
B:やや強くなった
C:変化なし
D:やや弱くなった
E:弱くなった
[コシの評価判定基準]
A:増した
B:やや増した
C:変化なし
D:やや失われた
E:失われた
[表5]
Claims (5)
- 低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とする抗酸化剤。
- 低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とする美白用皮膚外用剤。
- 低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とするニキビ改善用皮膚外用剤。
- 低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とする育毛剤。
- 低分子ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とする髪質改善剤。
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