JP2017193496A - 化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】天然物由来で、生体安全性に優れ、化粧料(医薬部外品も含む)に配合される機能性材料の提供。【解決手段】(A)米の抽出物溶液を蛋白分解酵素で処理して得られる加水分解物溶液と、(B)米糠の抽出物溶液を蛋白分解酵素で処理して得られる加水分解物溶液との混合物溶液からなり、前記混合物溶液における(A)と(B)の混合比が6:4であるβ−グルコセレブロシダーゼ活性亢進剤。前記β−グルコセレブロシダーゼ活性亢進剤を配合してなる化粧料であって、化粧料全量に対する上記(A)及び(B)の配合量は3質量%以上である化粧料。【選択図】図1

Description

本発明は、生体安全性にすぐれ、化粧料(医薬部外品も含む)に配合される機能性材料に関する。
皮膚には、外部から様々な異物が侵入するのを防御したり、体内の水分の蒸散を防いだりするバリア機能が備わっている。皮膚においては、その最外層にある角層中の角層細胞間に存在する脂質(セラミド、脂肪酸、コレステロール等)がバリア機能における重要な役割を果たすことが知られている。そこで、従来、皮膚のバリア機能を向上させる目的で、セラミド自体を皮膚に適用する技術の提案や、セラミドの合成を促す成分の技術開発が行われているが、いずれの技術においても長期的な効果を認めることができず、又安定性、安全性又はコストの面でも実用化において課題があった。
本発明者らは、上記課題を解決すべき鋭意研究した結果、米抽出物の加水分解物溶液と米糠抽出物の加水分解物溶液を特定の割合で混合した混合物溶液が、皮膚におけるセラミドの合成に関与する酵素「β−グルコセレブロシダーゼ」の活性を顕著に亢進する効果を奏することを見出した。従来、米加水分解物又は米糠加水分解物を皮膚外用剤(化粧料等)の有効成分とすることは、例えば、引用文献1〜3に記載の技術により公知化されているが、米抽出物の加水分解物溶液と米糠抽出物の加水分解物溶液を特定の割合で混合した混合物溶液がβ−グルコセレブロシダーゼの活性を亢進する効果を奏することについては知られていなかった。
特開平07-041426号 特開平07-242531号 特開平07-252129号
本発明は、(A)米の抽出物溶液を蛋白分解酵素で処理して得られる加水分解物溶液と、(B)米糠の抽出物溶液を蛋白分解酵素で処理して得られる加水分解物溶液との混合物溶液からなり、前記混合物溶液における(A)と(B)の混合比が6:4であることを特徴とするβ−グルコセレブロシダーゼ活性亢進剤である。
また、本発明は、上記β−グルコセレブロシダーゼ活性亢進剤を配合する化粧料であって、化粧料全量に対する(A)及び(B)の配合量が3質量%以上であることを特徴とする。
本発明によれば、天然物由来で生体安全性にすぐれ、かつ、セラミド合成酵素(β−グルコセレブロシダーゼ)の活性亢進作用に基づく、格段にすぐれた皮膚バリア機能向上効果及び保湿効果を有する化粧料を提供することができる。
図1は、本発明に係る混合物溶液のβ−グルコセレブロシダーゼ活性亢進効果を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明は、(A)米の抽出物溶液を蛋白分解酵素で処理して得られる加水分解物溶液と、(B)米糠抽出物溶液を蛋白分解酵素で処理して得られる加水分解物溶液との混合物溶液からなり、前記混合物溶液における(A)と(B)の混合比が6:4であることを特徴とするβ−グルコセレブロシダーゼ活性亢進剤、及びこのβ−グルコセレブロシダーゼ活性亢進剤を配合してなる化粧料である。
以下、米の抽出物溶液を加水分解して得られる加水分解物溶液と米糠の抽出物溶液を加水分解して得られる加水分解物溶液の調製方法について、詳細に説明する。抽出物溶液の調製は、まず、米及び米糠を、必要ならば予め水洗して異物を除いた後、そのまま又は乾燥した上、必要に応じて細切又は粉砕し、抽出溶媒と接触させて抽出を行う方法(例えば、浸漬法、向流抽出法等の方法)により調製することができる。
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテル等のエーテル類;n−ヘキサン、トルエン、クロロホルム等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、それらは単独で又は二種以上混合して用いられる。
本発明においては、水、低級アルコール類又は多価アルコール類等の親水性溶媒が好適である。この親水性溶媒を用いる場合の好ましい例としては、例えば、水、低級アルコール類(特にエタノール)、又は多価アルコール(特に、1,3−ブチレングリコール)の単独使用、或いは、水と低級アルコール類(特にエタノール)との混合溶媒、又は水と多価アルコール類(特に1,3−ブチレングリコール)との混合溶媒の使用等が挙げられるが、なかでも水単独、又は水と1,3−ブチレングリコールの混合溶媒が特に好ましい。
混合溶媒を用いる場合の混合比は、例えば水と1,3−ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で1:10〜20:1、水とエタノールとの混合溶媒であれば、1:10〜25:1の範囲とすることが好ましい。
また、米又は米糠と抽出溶媒との重量比は好ましくは1:1〜1:50の範囲であり、より好ましくは、1:2〜1:20の範囲である。
本発明において、米の抽出物溶液を調製する際は、アルカリ調整剤を用いてpHを調製することが好ましい。アルカリ調製剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等のナトリウム塩、水酸化カリウム等のカリウム塩等が挙げられる。それらの中でも、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムが好ましい。抽出時のpH、抽出処理時間及び抽出温度は、使用する抽出溶媒やアルカリ調製剤の種類等によって異なるが、本発明においては、抽出時のpH:pH8.5〜14.0、抽出時間:6時間〜7日間、及び抽出温度:4〜40℃が好ましい。
また、本発明において、米糠の抽出物溶液を調製する際は、酸性調整剤を用いてpHを調製することが好ましい。酸性調整剤としては、塩酸、硫酸、燐酸等の無機酸、又は酢酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸等の有機酸等が挙げられる。抽出時のpH、抽出処理時間及び抽出温度は、使用する抽出溶媒や酸性調整剤の種類によって異なるが、本発明においては、抽出時のpH:pH1〜4、抽出時間:6時間〜7日間、抽出温度:4〜40℃が好ましい。
上述の抽出処理と並行して、又は抽出処理後、加水分解処理を施す。加水分解は蛋白分解酵素を用いた処理が挙げられる。蛋白分解酵素としては、動物由来酵素、植物由来酵素、及び微生物由来の酵素のいずれでも良い。例えば、アクチナーゼ、ペプシン、トリプシン、パパイン、キモパパイン、グリシルグリシンペプチターゼ、カルボキシペプチターゼ、アミノペプチターゼ及びブロメライン等が挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。
酵素の添加量は、各植物の使用部位の固形分に対して、合計で0.0000001〜10重量%の範囲とすることが好ましく、より好ましくは0.000001〜1.0重量%の範囲である。
本発明において、米抽出物溶液の酵素分解物溶液(加水分解物溶液)に含まれる固形分濃度は、好ましくは、蒸発残分0.5〜2.5重量%の範囲であり、米糠抽出物溶液の酵素分解物溶液(加水分解物溶液)に含まれる固形分濃度は、好ましくは、蒸発残分2.5〜5.5重量%である。
上述のように調製した各酵素分解物溶液(加水分解物溶液)は、一般にはpHを3〜8に調製した上で、それらを混合する。本発明において、米の抽出物溶液の酵素分解物溶液と米糠の抽出物溶液の酵素分解物溶液との混合比は、それらの混合物溶液のβ−グルコセレブロシダーゼ活性亢進効果が得られる米の抽出物溶液の酵素分解物溶液:米糠の抽出物溶液の酵素分解物溶液=6:4とする。当該混合物溶液は、そのままの状態で化粧料配合剤として使用しても良く、又減圧濃縮等により所望の濃度として使用しても良い。また、スプレードライ法等の常法により乾燥物としても良い。
上記混合物溶液は、化粧料や医薬部外品等の皮膚外用剤に配合する場合は、皮膚外用剤全量に対して、有効性の観点から3.0質量%以上が好ましい。
本発明に係る混合物溶液を含む化粧品(医薬部外品も含む)としては、例えば、乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ボディシャンプー、シャンプー、コンディショナー、リンス、石けん、口唇用化粧料、洗顔料、洗浄剤等が挙げられ、さらには浴剤等も挙げられる。
本発明に係る混合物溶液を化粧品(医薬部外品も含む)の配合剤として使用する場合には、必須成分の混合物溶液のほかに、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、増粘剤、乳化剤又は乳化助剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、香料、キレート剤、その他の天然物由来の生理活性成分等を必要に応じて適宜配合することができる。また、本発明に係る加水分解物の有効性、特長を損なわない限り、他の生理活性成分と組み合わせて配合することも何ら差し支えない。
ここで、油性成分としては、例えばオリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、植物由来スクワラン等の植物由来の油脂類;ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis−11−エイコセン酸等の脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2−エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α−スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級〜第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N−アシルアミドプロピル−N′,N′−ジメチル−N′−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
乳化剤又は乳化助剤としては、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、サポニン又はその誘導体、カゼイン又はその塩(ナトリウム等)、糖と蛋白質の複合体、ショ糖又はそのエステル、ラクトース、大豆由来の水溶性多糖、大豆由来蛋白質と多糖の複合体、ラノリン又はその誘導体、コレステロール、ステビア誘導体(ステビア酵素処理物等)、ケイ酸塩(アルミニウム、マグネシウム等)、炭酸塩(カルシウム、ナトリウム等)サポニン及びその誘導体、レシチン及びその誘導体(水素添加レシチン等)等を配合することもできる。
保湿剤としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体等)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体、アルカリゲネス産生多糖体等の多糖類;キサンタンガム、トラガントガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体等が挙げられる。
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、1,2−ペンタンジオール、各種精油類、樹皮乾留物、大根発酵液等がある。
粉体成分としては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、小豆等)のパウダー等がある。
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−ターシャリーブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ビタミンE及びその誘導体(例えば、ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等)等がある。
キレート剤としては、例えばエチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、エデト酸又はその塩類、グルコン酸、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホ酸四ナトリウム等がある。
美白剤としては、t−シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、ニコチン酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、トラネキサム酸及びその誘導体、4−メトキシサリチル酸カリウム塩、マグノリグナン(5,5'−ジプロピル−ビフェニル−2,2’−ジオール)、ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、α−ヒドロキシ酸、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)が挙げられ、これらを単独で配合しても、複数を組み合わせて配合しても良い。
さらに、天然物由来成分として、化粧料や医薬部外品等の皮膚外用剤に配合することが可能な、植物抽出成分、海藻抽出成分、微生物由来成分、及び/又は動物由来成分を配合しても良い。
次に、製造例、試験例及び処方例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
製造例1.米の加水分解物溶液及び米糠の加水分解物溶液からなる混合物溶液の調製
(1)米の加水分解物溶液の調製
精白米175gを、0.25N水酸化ナトリウム水溶液700gに、室温で18時間浸漬した。不溶物を濾過で除き、濾液に対して蛋白分解酵素であるアクチナーゼ及びパパインをそれぞれ130mg添加して酵素分解処理を行った。酵素処理は各酵素の至適pHにて、40℃2時間保持することによって行った。ここに得られた酵素処理液を濾過して、淡黄色透明の米抽出物加水分解物溶液1360gを得た(固形分濃度1.12%)。
(2)米糠の加水分解物溶液の調製
米糠500gに0.1M乳酸水溶液1500gを加え、撹拌して米糠と乳酸水溶液を十分混合した後、室温に1日静置した。次に不溶物を濾過で除き、濾液をパパインで処理した。酵素処理は酵素を1.2mg使用し、酵素の至適pHに於いて、80℃1時間保持することによって行った。処理により生じた不溶物を濾別し、濾液をフィチン酸でpH6.5として淡黄色透明の米糠抽出物加水分解溶液720gを得た(固形分濃度3.63%)。
(3)混合物溶液の調製
上述の通り調製した米加水分解物溶液及び米糠加水分解溶液を、米加水分解物溶液:米糠加水分解物溶液=6:4の混合比で混合し、淡黄色透明の混合物溶液を得た(固形分濃度1.92%)。
本発明の製造例1に係る混合物溶液との皮膚生理活性(β−グルコセレブロシダーゼ活性亢進効果)を比較する目的で以下の比較試料1,2を調製した。
(1)比較試料1
上述した製造例1(1)の米加水分解物溶液の調製方法と同様の方法により、淡黄色透明の米加水分解物溶液を得て、これを比較試料1とした。
(2)比較試料2
上述した製造例1(2)の米糠加水分解物溶液の調製方法と同様の方法により、淡黄色透明の米糠加水分解物溶液を得て、これを比較試料1とした。
試験例1.β-グルコセレブロシダーゼ)活性亢進能の評価試験
ヒト表皮細胞NHEKを、HuMedia KG2培地(クラボウ社製)を入れた96穴マイクロプレートに4×10個/穴播種し、37℃,5.0%CO2の条件下に1日間プレ培養した後、本発明の製造例1に係る混合物溶液(試料溶液)、比較試料1,2をそれぞれ含むHuMedia KG2培地を添加し、プレ培養と同条件でさらに2日間培養した。なお、HuMedia KG2培地中の試料溶液、比較試料1,2の濃度は、当該培地に全量に対して、溶液としての最終濃度がそれぞれ3.0%となるように調製した。次に、培地を除去し、1mM Phenylmethyl sulfonyl fluoride(PMSF)、1%Triton−X含有PBS(−)溶液を20μL添加して5分間室温で静置して細胞を破砕し、粗酵素液とした。1mMの4−methylumbelliferyl−β−Glucopyranoside、10mM sodium taurocholate、0.1%Triton−Xin 0.1M citrate phosphate buffer (pH5.6)20μLを添加して37℃条件下で1時間反応させた。反応終了後、0.2M carbonate bicarbonate buffer (pH10.5)を200μL添加して反応を停止させた。その後、反応液のEx355/Em460における蛍光強度を測定してβ-グルコセレブロシダーゼ活性値とした。また、上記と全く同じ条件で培養したもう1枚のマイクロプレートに対して、培養終了後、PBS(−)で1回洗浄後、PBS(−)で100倍希釈したhoechst33342試薬を100μL/穴添加し、37℃で1時間インキュベートし、DNAを蛍光染色した。その後、蛍光強度(励起:355nm、放射:460nm:蛍光マイクロプレートリーダー(フルオロスキャンアセント、ThermoFisher Scientific社製)を測定し、DNA量を求めた。こうして得られたβ-グルコセレブロシダーゼ活性値をDNA量で割ることで、表皮細胞のDNAあたりのβ-グルコセレブロシダーゼ活性値を算出した。また、試料溶液に代えてPBS(-)を培地に添加した試料無添加の場合(対照)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られたDNAあたりのβ-グルコセレブロシダーゼ活性値(100)に対する各試料添加区のDNAあたりのβ-グルコセレブロシダーゼ活性の相対値を求め、この値をDNAあたりのβ−グルコセレブロシダーゼ活性率(%)とした。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照として0.005%ガラクトセレブロシド(GalCer)を添加した場合についても同様の試験を行った。
試験例1の結果を図1に示す。図1に示すように、本発明の製造例1に係る混合物溶液は、比較試料1,2では奏し得なかったβ-グルコセレブロシダーゼ活性亢進効果を示し、化粧料等の皮膚外用剤の配合剤として有用であることが明らかとなった。
処方例1.化粧水
[成分] 部
スクワラン 1.0
メチルパラベン 0.1
製造例1の混合物溶液 5.0
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
エデト酸三ナトリウム 0.05
精製水 全量が100部となる量
香料 適量
処方例2.化粧水
[成分] 部
製造例1の混合物溶液 10.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
キサンタンガム 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
処方例3.クリーム
[成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
水添ヒマシ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 1.0
親油型ステアリン酸グリセリル 1.0
大豆レシチン 1.5
製造例1の混合物溶液 3.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
香料 適量
処方例4.クリーム
処方例3の成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン3.0部を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
処方例5.クリーム
処方例3の成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは処方例3と同様にしてクリームを得た。
処方例6.クリーム
処方例3のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてニコチン酸アミド3.0部を用いるほかは処方例3と同様にしてクリームを得た。
処方例7.美容液
[成分] 部
製造例1の混合物溶液 3.0
エタノール 6.0
PEG−60水添ヒマシ油 1.0
グリセリン 3.0
ジメチコンコポリオールメチル 0.4
グリコシルトレハロース 5.0
加水分解水添デンプン 5.0
キサンタンガム 2.0
ラフィノース 3.0
エデト酸二ナトリウム 0.05
メチルパラベン 0.2
香料 適量
精製水 全量が100部となる量
処方例8.ファンデーション
[成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
製造例1の混合物溶液 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
精製水 全量が100部となる量
処方例9.パック
[成分] 部
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
グリセリン 5.0
1,3ブチレングリコール 10.0
水酸化カリウム 0.5
製造例1の混合物溶液 3.0
クエン酸ナトリウム 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
精製水 全量が100部となる量
処方例10.洗顔料
[成分] 部
ラウリン酸カリウム 2.0
ミリスチン酸カリウム 16.0
ココイルグリシンカリウム 8.0
スクワラン 0.5
エデト酸二ナトリウム 0.5
フェノキシエタノール 0.5
ジプロピレングリコール 0.5
グリセリン 10.0
製造例1の混合物溶液 3.0
香料 適量
精製水 全量が100部となる量
処方例11.シャンプー
[成分] 部
N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
クエン酸 0.1
製造例1の混合物溶液 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
実施例12.ヘアコンディショナー
[成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.2
ステアリルアルコール 1.0
メチルパラベン 0.1
製造例1の混合物溶液 3.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
精製水 全量が100部となる量
処方例13.育毛料
[成分] 部
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
モノニトログアヤコールナトリウム 0.02
塩酸ピリドキシン 0.03
l−メントール 0.8
タマサキツヅラフジ根エキス 0.3
製造例1の混合物溶液 3.5
トリメチルグリシン 0.5
乳酸 0.2
1、3−ブチレングリコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.4
エタノール 20.0
L−アルギニン 適量
精製水 全量が100部となる量
処方例14.ボディシャンプー
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
製造例1の混合物溶液 5.0
1、3−ブチレングリコール 2.0

Claims (2)

  1. (A)米の抽出物溶液を蛋白分解酵素で処理して得られる加水分解物溶液と、(B)米糠の抽出物溶液を蛋白分解酵素で処理して得られる加水分解物溶液との混合物溶液からなり、前記混合物溶液における(A)と(B)の混合比が6:4であることを特徴とするβ−グルコセレブロシダーゼ活性亢進剤。
  2. 請求項1に記載のβ−グルコセレブロシダーゼ活性亢進剤を配合する化粧料であって、化粧料全量に対する(A)及び(B)の配合量が3質量%以上であることを特徴とする化粧料。
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