JP2015038155A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 損傷量の放射線又は化学療法薬に曝露した対象における上皮細胞毒性に起因する細胞及び組織損傷の重症性を治療するための医薬組成物であって、小腸において局所的にジプロピオン酸ベクロメタゾンを放出する経口製剤にある、局所的に活性なコルチコステロイドジプロピオン酸ベクロメタゾンを、１７−モノプロピオン酸ベクロメタゾン及び２１−モノプロピオン酸ベクロメタゾンからなる群から選択されるその代謝物を損傷上皮細胞に曝露するのに十分な有効量で含む、上記医薬組成物。
2. 前記局所的に活性なコルチコステロイドの有効量が８ｍｇ／日である、請求項１に記載の医薬組成物。
3. 患者の消化管の内壁の損傷を予防、改善、及び／又は治療するための医薬組成物であって、前記損傷が患者を化学療法及び／又は放射線に曝露した結果であり、
   ａ）有効量の、局所的に活性なコルチコステロイドジプロピオン酸ベクロメタゾン又は、１７−モノプロピオン酸ベクロメタゾン及び２１−モノプロピオン酸ベクロメタゾンからなる群から選択されるその代謝物を、経口剤形で含み、有効量が８ｍｇ／日であり、
   ｂ）組織損傷の別の細胞側面を治療することを目的とする第２の化合物を投与することと併用され、前記第２の化合物が、増殖因子、調節分子、ケラチノサイト増殖因子（ＫＧＦ）、Ｒ−スポンジン−１、Ｒ−スポンジン−２、Ｒ−スポンジン−３、Ｒ−スポンジン−４、ソマトスタチン、オクトレオチド、ガストリン、グレリン、シクロオキシゲナーゼ２の阻害薬、抗酸化剤、ビタミンＥ、スクラルフェート、リソホスファチジン酸、ＬＰＡ−２受容体の作動薬又は拮抗薬、アミフソチンからなる群から選択される、
   上記医薬組成物。
4. 局所的に活性なコルチコステロイドジプロピオン酸ベクロメタゾン又は、１７−モノプロピオン酸ベクロメタゾン及び２１−モノプロピオン酸ベクロメタゾンからなる群から選択されるその代謝物の経口剤形を含む、上皮組織を局所的に治療するための医薬組成物であって、経口剤形が、ジプロピオン酸ベクロメタゾン又はその代謝物を腸内腔中に放出し、患者の上部及び下部胃腸管の局所治療に有効であり、さらに患者が放射線又は化学療法処置によって起こる組織損傷に起因する炎症の症状を示している、上記医薬組成物。
5. 前記局所的に活性なコルチコステロイドの有効量が８ｍｇ／日である、請求項４に記載の医薬組成物。
6. 前記局所的に活性なコルチコステロイドが、有効量のＫＧＦと共に投与される、請求項４に記載の医薬組成物。
7. 前記局所的に活性なコルチコステロイドが、有効量の炭酸リチウムと共に投与される、請求項４に記載の医薬組成物。
8. 前記局所的に活性なコルチコステロイドが、有効量のＲ−スポンジン１と共に投与される、請求項４に記載の医薬組成物。
9. 治療薬が、前記化学療法又は放射線療法の後の投与に加えて、前記化学療法又は放射線療法の前に１〜２回投与される、請求項４に記載の医薬組成物。