JP2015037925A - 自己昇降式作業台船 - Google Patents

自己昇降式作業台船 Download PDF

Info

Publication number
JP2015037925A
JP2015037925A JP2014104364A JP2014104364A JP2015037925A JP 2015037925 A JP2015037925 A JP 2015037925A JP 2014104364 A JP2014104364 A JP 2014104364A JP 2014104364 A JP2014104364 A JP 2014104364A JP 2015037925 A JP2015037925 A JP 2015037925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
elevating
lifting
self
ship
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014104364A
Other languages
English (en)
Inventor
半蔵 門脇
Hanzo Kadowaki
半蔵 門脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2014104364A priority Critical patent/JP2015037925A/ja
Publication of JP2015037925A publication Critical patent/JP2015037925A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】作業台船を支持する昇降用脚の着底作業と、台船本体の昇降作業を効率よく行うことができる自己昇降式作業台船を提供する。
【解決手段】海底面Kから海面M上にかけて所定高さで立設する昇降用脚12と、海面Mに浮遊可能とし、昇降用脚12を通して海上にて昇降自在に配設する台船本体11と、を備えた自己昇降式作業台船10であって、昇降用脚12は、中空角筒形状を有し、台船本体11は、昇降用脚12を遊嵌する断面矩形形状を有する遊嵌孔13を備えたことを特徴とする自己昇降式作業台船10である。
【選択図】図2

Description

本発明は、自己昇降式作業台船、詳しくは、海洋にて立設した昇降用脚に沿って台船本体を昇降自在とした作業台船の構造に関する。
一般に、作業台船は、作業の内容に応じて必要な機械類を搭載して作業を行う船であり、特に、自己昇降式作業台船はSEP(self elevating platform)と呼ばれ,台船本体(プラットフォーム)と昇降用脚(レグ)を有するものである。
すなわち、自己昇降式作業台船は、昇降可能なレグ(昇降用脚)によって着底し,プラットフォーム(台船本体)を波浪の届かない高さまで上昇させて保持することにより、風や波浪による本船の動揺をなくし、地上での作業と同じ作業形態とすることができ、しかも、高波浪海域での稼動を可能とし作業効率および施工精度を高めるようにしたものである。
自己昇降式作業台船として、例えば、特許文献1に開示されている。すなわち、特許文献1には、平面視矩形状の台船本体2と、台船本体2の4隅部に遊挿自在に鉛直方向に延びて設けられ、油圧ジャッキアップシステムにより台船本体2を昇降自在に移動させるレグ3,3…と、を備えた自己昇降式作業台船が開示されている。
すなわち、特許文献1に記載の自己昇降式作業台船は、台船本体の4隅の遊嵌孔に円筒形状のレグが遊嵌されているものである。
特開平10−280375号公報
図15は、従来のレグ12´と遊嵌孔13´との関係を示した説明図であり、(a)はその断面図であり、(b)は側面図である。
上記特許文献1では、台船本体の4隅に遊嵌されるレグ12´(昇降用脚)は円筒形状を有するものである。すなわち、図15に示すように、断面円形の遊嵌孔13内に断面円形のレグ12´が遊嵌されている。また、レグ12´と遊嵌孔13´との間には所定間隔を有する遊び21´が設けられている。
ところが、上記遊び21´があるため、断面円形を有する遊嵌孔13内でレグ12´が360°で偏心しやすくなるため、図15(b)に示すように、台船本体11に対して、レグ12´が傾きやすくなっていた。
このため、従来の自己昇降式作業台船等では、レグ12´を台船本体11に穿設した遊嵌孔からレグ12´を一気に海底まで着底することができない問題を有していた。
また、レグ12´が傾いた状態であると、下降時の台船本体11が、例えば、左右の一側部が他側部よりも下方位置になりやすい状態となっていた。すなわち、海上にある台船本体を下降する途中で、台船本体11が傾いた状態で引っ掛かる等する問題が生じていた。
また、上記特許文献1の自己昇降式作業台船等では、昇降装置を用いて尺取り虫式でレグを着底するようにしていた。
ところが、昇降装置を使用した場合では、昇降用脚上に所定間隔で設けた貫通孔に対してピンを一段ずつ抜き差しして作業する必要があり、しかも、昇降装置のシリンダのストローク量も限られているため、例えばレグを海底まで着底するのに相当の時間を要していた。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、作業台船を支持する昇降用脚の着底作業と、台船本体の昇降作業を効率よく行うことができる自己昇降式作業台船を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、海底から海面上にかけて所定高さで立設する昇降用脚と、海面に浮遊可能とし、昇降用脚を通して海上にて昇降自在に配設する台船本体と、を備えた自己昇降式作業台船であって、昇降用脚は、中空角筒形状を有し、台船本体は、昇降用脚を遊嵌する断面矩形形状を有する遊嵌孔を備えたことを特徴とする自己昇降式作業台船である。
請求項2に記載の発明は、台船本体は、昇降用脚を遊嵌する角筒形状からなるケーシングと、ケーシングを介して一体に取付け、昇降用脚に穿設したピン孔に昇降用ピンを嵌入した状態でシリンダ本体を伸延させることにより海上に持ち上げる昇降シリンダと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自己昇降式作業台船である。
請求項3に記載の発明は、昇降用脚は、互いに対向する2つの面を対向面とする第1対向面と、第1対向面とは異なる2つの面を対向面とする第2対向面とを備え、第1対向面には昇降用ピン孔が穿設され、第2対向面には保持用ピン孔が穿設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自己昇降式作業台船である。
請求項4に記載の発明は、昇降用ピン孔と保持用ピン孔とは、高さ位置を異ならせて配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の自己昇降式作業台船である。
請求項5に記載の発明は、昇降用脚の第1対向面上に凸部を所定間隔で離間して複数配設し、台船本体上に備えたストッパー板で凸部を下方より係止することで、台船上で昇降用脚を保持可能に構成し、ストッパー板による矩形凸部への係止を解舒することにより、昇降用脚を作業台船から離脱して着底するように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の自己昇降式作業台船である。
請求項1に記載の発明によれば、昇降用脚は、中空角筒形状を有し、台船本体は、昇降用脚を遊嵌する断面矩形形状を有する遊嵌孔を備えているので、台船本体を上昇させる時に、遊嵌孔内で昇降用脚が回転したり、偏心したりしにくい構造になるため、昇降用脚を海底までフリーに下降できる。
また、請求項1に記載の発明によれば、断面矩形状の昇降用脚の形状に合致する貫通孔が配設されているので、下降途中で引っ掛かることなくスムーズに下降できる効果を有する。
請求項2に記載の発明によれば、台船本体は、昇降用脚を遊嵌する角筒形状からなるケーシングと、ケーシングを介して一体に取付け、昇降用脚に穿設したピン孔に昇降用ピンを嵌入した状態でシリンダ本体を伸延させることにより海上に持ち上げる昇降シリンダと、を備えているので、着底後ピンを嵌入し素早く台船を上昇させて船体を安定させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、昇降用脚は、互いに対向する2つの面を対向面とする第1対向面と、第1対向面とは異なる2つの面を対向面とする第2対向面とを備え、第1対向面には昇降用ピン孔が穿設され、第2対向面には保持用ピン孔が穿設されているので、ピンの配置関係を明確に行える効果を有する。
また、請求項3に記載の発明によれば、角筒形状を有する昇降用脚が断面矩形を有する遊嵌孔内で回動することがないので、昇降用脚の第1対向面に設けた昇降用ピン孔に船体昇降用ピンを確実に嵌脱できると共に、昇降用脚の第2対向面に設けた保持用ピン孔に船体保持用ピンを確実に嵌脱できる効果を有する。
請求項4に記載の発明によれば、昇降用脚上に設けた昇降用ピン孔と保持用ピン孔とは、高さ位置を異ならせて配置しているので、ピン孔の配置関係が明確になるので、ピンの挿入作業を確実に行える。
請求項5に記載の発明によれば、昇降用脚の第1対向面上に矩形凸部を所定間隔で離間して複数配設し、台船本体上に備えたストッパー板で矩形凸部を下方より係止することで、台船上で昇降用脚を保持可能に構成し、ストッパー板による矩形凸部への係止を解舒することにより、昇降用脚を作業台船から離脱するように構成したので、作業が終了してから次の目的位置に迅速に作業台船を移動させることができ、しかも、レグの着底までの作業を迅速に行うできる効果を有する。また、クレーンにより操作を必要としない。
自己昇降式作業台船の作業位置に移動時の状態を示した説明図である。 自己昇降式作業台船の海面に浮遊した状態を示した説明図である。 自己昇降式作業台船の海上に上昇した状態を示した説明図である。 昇降シリンダの全体構造を示した説明図である。 作業位置に移動時の断面構造を示した説明図である。 レグ着底時の断面構造を示した説明図である。 船体昇降用ピンの位置決め・嵌入時の断面構造を示した説明図である。 シリンダ伸長時の断面構造を示した説明図である。 船体昇降用ピンの離脱時の断面構造を示した説明図である。 次昇降動作の船体昇降用ピンの位置決め・嵌入時の断面構造を示した説明図である。 シリンダ再伸長時の断面構造を示した説明図である。 船体保持用ピンの構造を示した説明図である。 船体昇降用ピンの構造を示した説明図である。 本発明のレグと遊嵌孔との関係を示した説明図である。 従来のレグと遊嵌孔との関係を示した説明図である。 レグがレグストッパー装置により係止又はその係止を解舒した状態を示す説明図である。 レグの第1対向面に配設した複数の係止凸部の構造を示す説明図である。
以下、本実施形態における自己昇降式作業台船について図面を参照して説明する。
本実施形態における自己昇降式作業台船は、海洋の作業位置に対応する位置となるように、複数の昇降用脚(レグ)をその海底面Kに一気に着底させて立設固定させ、この立設固定したレグに沿って台船本体を昇降機構により昇降自在に構成したものである。
そして、本実施形態における自己昇降式作業台船は、海底により海面上に所定高さで立設する昇降用脚(レグ)と、海面に浮遊可能とし、昇降用脚を通して海上にて昇降自在に配設する台船本体と、を備えた自己昇降式作業台船であって、昇降用脚は、中空角筒形状を有し、台船本体は、昇降用脚を遊嵌する断面矩形形状を有する遊嵌孔を備えたことを特徴とする。
すなわち、本実施形態における自己昇降式作業台船は、4隅にレグを挿貫している。レグは角筒形状を有するものである。
また、台船本体は、角筒形状を有するレグに沿って昇降自在としている。
さらに、台船本体の四隅とレグとの間には台船本体を昇降するための昇降機構が介設されている。
そして、昇降機構は、ケーシングと昇降シリンダとを備えている。
以下、これらについて詳細に図面を参照して説明する。
(自己昇降式作業台船の全体構造)
まず、自己昇降式作業台船10の全体構造について図1〜図3を参照して説明する。
図1〜図3は、本実施形態における自己昇降式作業台船10の全体構造を説明する説明図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態における自己昇降式作業台船(以下作業台船10と称する)は、海面Mに台船本体11を浮遊させ、これを海底面に立設固定したレグ12(昇降用脚)に沿って海上で上昇させて作業(例えば風力発電の据付作業等)できるようにしたものである。
作業台船10は、海面Mに浮遊可能であり、図1に示すように、例えば作業面がフラットである略直方体形状の台船本体11を有するものである。
この台船本体11には、海上での作業内容に応じて必要な機械類を搭載可能としている。
台船本体11は、その本体を一つで構成したもの、又は、複数の直方体からなるもの(フローター)等を組み合わせて1つに組み合わせたもの(ユニフロートシステム)にも適用することができる。
図4は、レグ12、ケーシング16及び昇降シリンダ20等の構造を示した説明図である。
台船本体11の4隅には、遊嵌孔13が穿設されている。遊嵌孔13は、断面矩形を有する貫通孔である。
そして、本発明では、作業台船10は、台船本体11の4隅に穿設した断面矩形の遊嵌孔13に断面矩形のレグ12を挿貫している。
遊嵌孔13は、そのレグ12が上部より抜き差し自在に嵌る大きさを有して断面四角形状に穿設されている。
(レグ12の構造)
レグ12(昇降用脚)は、図1〜4に示すように、中空角筒形状を有する鋼管であり、その下端を作業台船10の4隅に対応する位置となるように海底面Kに着底させて立設固定させることで、作業台船10を海面Mから上方にて支持可能に構成したものである。
すなわち、レグ12(昇降用脚)を海底面K上に4本立設させ、海面から上方に所定長さで伸延させることによって、台船本体11を海上に浮き上がらせることができ、地上と同じような条件で作業形態を図るものである。
なお、レグ12は、図1〜図3に示すように、例えば、台船本体11の4隅に配置する4本のみに限定されず、6本又は8本に構成するものにも適用可能である。
また、レグ12の高さや径等は、台船本体11等の大きさ等によって適宜決定することができる。
さらに、レグ12の4壁面には、複数の昇降用ピン孔17と複数の保持用ピン孔18が配設されている。
昇降用ピン孔17は、台船本体11が昇降するときに、台船本体11側からの船体昇降用ピン14を嵌入して台船本体11の昇降ストッパーの機能を果たす。
昇降用ピン孔17は、レグ上の第1対向面Eに複数配置している。
本実施形態では、図4に示すように、角筒からなるレグ12本体の4壁面のうち、互いに対向する2つの面とする対向面であって、平面視長方形を有する台船本体11の長辺側に配置した対向面を第1対向面Eとしている。
そして、図4に示すように、第1対向面Eには、左右一対の昇降用ピン孔17が穿設されている。
左右一対の昇降用ピン孔17は、所定間隔を有して複数組穿設されている。各間隔は、下記説明の昇降機構の一ストロークの長さに設定されている。
また、昇降用ピン孔17は、船体昇降用ピン14が挿貫可能な大きさを有する。
次に、保持用ピン孔18は、台船本体11が昇降以外のときに、レグ12上で台船本体11を保持するための船体保持用ピン15を嵌入するためのピン孔である。
本実施形態では、図4に示すように、第1対向面Eとは異なる2つの面、すなわち本実施形態では、平面視長方形を有する台船本体11の短辺側に配置した対向面を第2対向面Fとしている。
そして、図4に示すように、第2対向面Fには、左右一対の保持用ピン孔18が穿設されている。
左右一対の保持用ピン孔18は、所定間隔を有して複数組穿設されている。各間隔は、上記昇降用ピン孔17の各間隔と同じに設定されている。
また、保持用ピン孔18は、船体保持用ピン15が挿貫可能な大きさを有する。
(昇降機構30の構造)
そして、図1〜図3に示すように、台船本体の4隅にはレグ12に沿って台船本体11を昇降させる昇降機構30が配設される。
昇降機構30は、レグ12を取り囲むように配設された角筒形状を有するケーシング16と、そのケーシング16の周囲に配設する昇降シリンダ20とを有するものである。
ケーシング16は、台船本体11上の4隅に中空角筒形状を有して立設したものである。
すなわち、図4に示すように、ケーシングは、台船本体11上に中空角筒体を立設したものであって、台船本体11の4隅に穿設した遊嵌孔13に挿貫したレグ12を内包するようにレグ12の周囲を囲繞して立設されている。
さらに、ケーシング16の4つの側壁には、長孔19とケーシング側保持ピン孔22が穿設されている。
このうち長孔19は、断面長円形を有する貫通孔であり、台船本体11が昇降するときに、台船本体11側からの船体昇降用ピン14を摺動自在に嵌入するための貫通孔である。
本実施形態では、図4に示すように、角筒からなるケーシング16の4壁面のうち、互いに対向する2つの壁面であって、平面視長方形を有する台船本体11の長辺側に配置した対向面を第3対向面Gとしている。
そして、図4に示すように、ケーシング16の第3対向面Gには、上記長孔19が穿設されている。
次に、ケーシング側保持ピン孔22は、台船本体11の昇降やレグ着底のときに、レグ12上で台船本体11を保持するためのストッパーとして船体保持用ピン15を嵌入するためのピン孔である。
本実施形態では、第3対向面Gとは異なるケーシング16の対向面を第4対向面Hとし、図4に示すように、平面視長方形を有する台船本体11の短辺側に配置した対向面を第4対向面Hとしている。
そして、図4に示すように、ケーシング16の第4対向面H上であって、ケーシング16下部には左右一対のケーシング側保持ピン孔22が穿設されている。
ケーシング16は所定高さを有し、その上端部には以下に説明する昇降シリンダ20が配設される。
次に、昇降用シリンダの構造について図4を参照して説明する。
昇降シリンダ20は、台船本体11をレグ12上で昇降させるために介設されるもので、図4に示すように、例えば、台船本体11と一体に形成したケーシング16を介して4隅に構成されている。
昇降シリンダ20は、矩形額縁状のシリンダ固定部材27と、4本のシリンダ本体23と、シリンダピストン24と、駆動用カーソル25とを有している。
シリンダ固定部材27は、矩形額縁状を有し、その内方にレグ12を配置可能に構成している。
シリンダ固定部材27は、上記ケーシング16の上端部と連設されている。
シリンダ本体23は、シリンダ固定部材27の4隅底面からシリンダ本体23を下方に突設して構成したものである。
シリンダピストン24は、シリンダ本体23からシリンダピストン24を下方に出没可能に構成したものである。
駆動用カーソル25は、各シリンダピストン24の先端に配置したものである。
また、駆動用カーソル25は、その本体を平面視で矩形額縁状に構成したものであり、その本体内側方にケーシング16を配置可能としている。
そして、昇降シリンダ20は、油圧駆動により、シリンダ本体23からシリンダピストン24を下方に伸縮させることで、駆動用カーソル25を上下に昇降自在としたものである。
さらに、駆動用カーソル25の内部には、台船本体11の昇降時において、レグ12の第1対向面Eに対して内側面側から往復動可能とした船体昇降用ピン14が配置されている。
以下、船体昇降用ピン14の構造の詳細について図12を参照して説明する。
図12は、船体昇降用ピン14の構造を示した説明図である。
すなわち、船体昇降用ピン14は、図12に示すように、基端側に設けたピン本体14bより先端側に設けた円筒形状の昇降用ピン先端部14aを、油圧駆動により水平方向に往復動可能に構成したものである。
船体昇降用ピン14は、図12平面視で、ケーシング16の第3対向面G上に配置した長孔19と、レグ12の第1対向面E上に配置した昇降用ピン孔17との間で往復動可能に配設されている。
すなわち、船体昇降用ピン14の昇降用ピン先端部14aが長孔19内に位置しているときは、レグ12をフリー状態としたり、駆動用カーソル25を昇降させたりすることができる。
また、昇降用ピン先端部14aが昇降用ピン孔17内に位置しているときは、昇降シリンダ20を介して台船本体11を持ち上げることができるようにしている。
しかも、図12に示すように、船体昇降用ピン14は、左右一対で構成されており、しかも、レグ12の第1対向面E上に合計4個で構成されている。
すなわち、船体昇降用ピン14は、左右一対で構成したもので、レグ12に対して挟み込むように配置されている。
次に、船体保持用ピン15の構造の詳細について図15を参照して説明する。
図13は、駆動用カーソル内の船体保持用ピン15の構造を示した説明図である。
各ケーシング16の下部であって、第4対向面H側にはピン取付用台座となる保持ピン取付ベース26が配置される。
この保持ピン取付ベース26内には船体保持用ピン15が配置されている。
船体保持用ピン15は、左右一対で、しかも、レグ12本体の第2対向面Fに対して合計4個で構成されている。
すなわち、図13に示すように、船体保持用ピン15は、左右一対で構成したもので、レグ12を挟み込むように配置されている。
船体保持用ピン15は、図13に示すように、基端側に設けたピン本体15bから先端側に設けた円筒形状の保持用ピン先端部15aを、油圧駆動により水平方向に往復動可能に構成したものである。
船体保持用ピン15は、図13平面視で、ケーシング16の第4対向面Hに配置したケーシング側保持ピン孔22と、レグ12本体の第2対向面F上の保持用ピン孔18との間で往復動可能に配設されている。
すなわち、船体保持用ピン15の保持用ピン先端部15aがケーシング側保持ピン孔22内に位置しているときは、レグ12をフリー状態とし、ケーシングを介して台船本体11と一体化することができる。
また、保持用ピン先端部15aが保持用ピン孔18内に位置しているときは、台船本体11をその位置にて保持することができるようにしている。
なお、本実施形態では、図4に示すように、レグ12上の昇降用ピン孔17と保持用ピン孔18とは設置面を異ならせており、しかも、高さ位置も異ならせている。
本実施形態では、昇降用ピン孔17は、上下の保持用ピン孔18間に配置されている。
しかも、船体昇降用の船体昇降用ピン14は、図4に示すように、船体保持用の船体保持用ピン15とは角度を変えて装備している。
本実施形態では、船体昇降用ピン14は、レグ12の第1対向面Eに対向するように配置され、船体保持用ピン15とは異なる対向面に対向するように配置されている。
これにより、本発明の作業台船10は、船体昇降用ピン14と船体保持用ピン15との配置関係を明確になり、差し替え位置の混同が少なくなる。
しかも、角筒形状を有するレグ12に対して挟み込むように、船体昇降用ピン14を対向させて複数配置させていることで、台船本体11からレグ12への装着を確実に行える効果を有するものである。
また、船体保持用ピン15も、前記船体昇降用ピン14とは角度を変えて、レグ12に対して挟み込むように対向させている。
(作業台船の昇降方法)
以下、レグ12の着底方法及び作業台船10の昇降方法について説明する。
図5は、作業台船10の作業位置に移動時の断面構造を示した説明図である。
なお、図5中、左図面は、レグ12の第2対向面Fを断面視した断面図である。図5中、右図面は、レグ12の第1対向面Eを断面視した断面図である。以下、図6〜図11において同じである。
最初に、作業台船10が、海上のある作業位置に到着すると、台船本体11の4隅のレグ12を保持した状態にする。
すなわち、図5に示すように、台船本体11の4隅において、例えば、レグ12下端を台船本体11底部に位置させた状態にし、船体昇降用ピン14と船体保持用ピン15とをレグ12の昇降用ピン孔17及び保持用ピン孔18にそれぞれ嵌入させている。
次に、レグ12の着底方法を説明する。
図6は、レグ12の着底方法を説明する説明図である。
作業位置において、台船本体11の4隅に配置したレグ12に着底作業を行う。すなわち、昇降シリンダ20側の船体昇降用ピン14をレグ12上の昇降用ピン孔17から離脱する。
このとき、船体保持用ピン15は、ケーシング16のケーシング側保持ピン孔22に嵌入した状態である。すなわち、昇降シリンダ20は、ケーシング16を介して台船本体11と一体となっている。
すると、レグ12は、図6に示すように、昇降シリンダ20やケーシング16等とは、完全に切り離し状態となる。
これにより、レグ12の下端部が海底面Kまで到達するまで下降させることができる。すなわち、図6に示すように、レグ12は台船本体11に対してフリーで海底面Kまで直立状態にして下降させることができる。このようにして、レグ12の着底を一気に行え、着底作業を短縮化させることができる。
次に、作業台船10の上昇動作について説明する。
図7は、位置決めピンの嵌入時の断面構造を示した説明図である。
この後、図7に示すように、駆動用カーソル25を、レグ12上の所定高さで位置合わせし、この後、船体昇降用ピン14を前方に進出させて昇降用ピン孔17に嵌入させる。
このとき、船体保持用ピン15は、レグ12本体上の保持用ピン孔18には嵌入されず、ケーシング16上のケーシング側保持ピン孔22に嵌入されている。この状態では、昇降シリンダ20と台船本体11とがケーシング16を介して一体になっている。
図8は、シリンダ伸長時の断面構造を示した説明図である。
そして、昇降シリンダ20の駆動用カーソル25を下方に伸延させる。これにより、ケーシング16上の長孔19の上端部の位置にある駆動用カーソル25上の船体昇降用ピン14が、長孔19の下端部の位置まで下降する。
同時に、レグ12本体は海底面K上に固定されているため、レグ12上の昇降用ピン孔17の高さ位置はその位置に固定されている。
そして、レグ12上の昇降用ピン孔17の位置はそのままで、駆動用カーソル25もその位置に位置することになり、昇降シリンダ20のシリンダピストン24が伸延することで、その伸長した分だけ昇降シリンダ20が上方に持ち上げられることになる。
これに追随して、ケーシング16を介して昇降シリンダ20と台船本体11とが一体になった状態で持ち上げられることになる。
このようにして、台船本体11は海面Mより上方に上昇可能としている。
次に、シリンダ伸長後に、船体保持用ピン15をレグ12内の保持用ピン孔18に挿入させる。これにより、台船本体11は、この高さ位置で保持される。
図9は、船体昇降用ピン14の離脱時の断面構造を示した説明図である。
この後、駆動用カーソル25上の船体昇降用ピン14をレグ12上の昇降用ピン孔17から離脱させる。
そして、駆動用カーソル25を離脱した昇降用ピン孔17より一つ上の昇降用ピン孔17の高さ位置までシリンダ本体23に対してシリンダピストン24を収縮させる。
このとき、船体保持用ピン15は、レグ12内の保持用ピン孔18に挿入させている。
図10は、位置決めピンの嵌入時の断面構造を示した説明図である。
さらに、次の高さ位置で、駆動用カーソル25を、レグ12上の所定高さで位置合わせし、この後、船体昇降用ピン14を前方に進出させて昇降用ピン孔17に嵌入させる。
このとき、船体保持用ピン15は、レグ12本体上の保持用ピン孔18には嵌入されない。この状態では、昇降シリンダ20と台船本体11とがケーシング16を介して一体になっている。
図11は、シリンダ伸長時の断面構造を示した説明図である。
この後、昇降シリンダ20の駆動用カーソル25を下方に伸延させる。これにより、ケーシング16上の長孔19の上端部の位置にある駆動用カーソル25上の船体昇降用ピン14が、長孔19の下端部の位置まで下降する。そして、台船本体11をさらに高い位置に上昇させることができる。
この後、以上のような前記一連の動作を繰り返すことで、所望の高さ位置まで台船本体11を海面M上に上昇させることができる。
なお、台船本体11の下降については、コンピュータ制御によって前記昇降方法とは逆の操作により下降することができる。
このように、本発明ではレグ12本体の形状は断面矩形を有する。台船本体11上の遊嵌孔13も矩形であり、形状がほぼ一致するために、円形の場合のように偏心することが生じにくい。このため、左右側に偏った位置に移動しにくい。この理由は以下に示す。
図14は、本発明のレグ12と遊嵌孔13との関係を示した説明図であり、(a)はその断面図であり、(b)は側面図である。
すなわち、図14(a)に示すように、本発明における自己昇降式作業台船10は、遊嵌孔13が断面矩形状を有しており、レグ12は断面矩形状を有する。遊嵌孔13とレグ12との間は所定間隔を有する遊び21が配設されている。
そして、遊嵌孔13内でレグ12が一方向に偏心しても、遊嵌孔13の内側面とレグ12の一側面とが面接触することになり、直立しやすくなる。すなわち、図14(b)に示すように、レグ12の姿勢が真っ直ぐな姿勢に矯正される。
したがって、遊嵌孔13内でのレグ12の偏心が生じても、姿勢が矯正されるので、遊嵌孔13内でのレグ12の海底面Kへの着底をフリーに行える。このように、レグ12の着底を一気に行えるので作業性が格段に向上する。
これに対して、従来の自己昇降式作業台船(例えば特許文献1に記載の作業台船)は、図15(a)に示すように、遊嵌孔13´が断面円形状を有しており、レグ12´は断面円形状を有するため、遊嵌孔13´内でレグ12´が一方向のみならず360°で偏心しやすくなる。
したがって、図15(b)に示すように、レグ12´が左右のあらゆる方向に傾きやすくなる。
しかも、遊嵌孔13´の内側面とレグ12´の一側面とが点接触することになり、図15(b)に示すように、遊嵌孔13´内でレグ12´が一方向のみならず360°で偏心しやすくなり、レグ12´の姿勢が真っ直ぐな姿勢に矯正されにくい。このため、レグ12´を一気に着底できない問題を有する。
このように、本発明の作業台船10は、レグ12本体を角筒形状に構成しているので、レグ着底作業を短時間に行うことができる。
なお、上記のようなピン構造を有するものについては、円筒状のレグにも適用することができる。この場合、円筒状のレグ12が上記のように偏心しないように、レグ12又は昇降機構30のいずれかにストッパーを配設することが好ましい。
(レグストッパー装置)
次に、本発明の作業台船10には、作業が終了してから次の目的位置に移動してレグ着底するまでの作業を迅速及び安全に進めるためのレグストッパー装置40を配設することもできる。
以下、レグストッパー装置40の構造について詳細に説明する。
図16(a)は、レグがレグストッパー装置により係止状態を示した説明図であり、図16(b)はその係止を解舒した状態を示す説明図である。
図16(a)及び図16(b)に示すように、レグストッパー装置40は、側面視において略逆L字状に構成したストッパー板41と、そのストッパー板41を回動させるためのストッパー用シリンダ42を備えている。
ストッパー板41は、図16(a)に示すように、略逆L字状の本体を有しており、その本体の上側先端部にはレグ12の側壁部に構成した矩形凸部45(図17に示す)の下端部を係止するための係止部を設けている。
係止部は、先端から内方に所定幅を有する水平部と水平部から斜め上方に延伸させた斜め延伸部とで構成されており、水平部は前記矩形凸部45の下端を係止することでレグ12を保持するように構成している。
そして、ストッパー板41は、レグストッパー装置40内において水平軸回りに回動自在に枢支されている。
次に、ストッパー用シリンダ42は、ストッパー板受け用部材43と、ストッパー板受け用部材43を回動させる回動作用部材44とで構成されている。
ストッパー板受け用部材43は、図16(a)に示すように、水平板材等により上記ストッパー板41の下端部を係止可能としている。また、ストッパー板受け用部材43は、レグ外方端側に上方に突出させた爪46を備え、この爪46によりストッパー板41が反時計回りに回動するのを規制している。そして、ストッパー板受け用部材43は、水平軸回りに回動自在としている。
図16に示すように、回動作用部材44は、円柱形状を有し、その上端部に上記ストッパー板受け用部材43のレグ側端部を連結している。
回動作用部材44は、図示しない制御装置と電気的に接続されており、制御装置からの制御により上下に昇降自在に構成し、上端部に連結したストッパー板受け用部材43を水平軸回りに回動させるように構成している。
図17(a)は、レグ12の第1対向面Eに配設した複数の矩形凸部45の構造を示す平面図であり、図17(b)はその側面図である。
次に、図17(a)及び図17(b)に示すように、レグ12の側壁面には壁面から外方に所定幅を有して突出させた矩形凸部を所定間隔で離間して複数配設している。各矩形凸部45はレグ12の第1対向面Eに配設している。
このように構成することにより、以下のようにして作業が終了してから次の目的位置に移動してレグ着底するまでの作業を進めることができる。
まず、作業台船10が、海上のある作業位置での作業が終了すると、台船本体11の4隅のレグ12を昇降機構30により引上げる。そして、所定高さ位置で船体昇降用ピン14と船体保持用ピン15とをレグ12の昇降用ピン孔17及び保持用ピン孔18にそれぞれ嵌入させることによりレグ12を保持状態にする。
このとき、海底面の隆起等を把握した上で保持したレグ12の海底面からの高さ位置を設定するようにする。これは、作業台船10の移動中にレグ12の海中部分が海底面の隆起部分に引っ掛かるのを防止するためである。
この後、作業台船10を、次の作業位置まで移動させる。そして、次の作業位置に到達後に以下のようにしてレグ12を着底させる。
すなわち、図16(b)に示すように、制御装置(図示せず)でのスイッチ操作により回動作用部材44が上方に延伸し(図16(b)に示す(イ))、延伸した回動作用部材44がストッパー板受け用部材43の一端側を持ち上げる。
これによりストッパー板受け用部材43の他端側は下方に回動する(図16(b)に示す(ロ))。
ストッパー板受け用部材43の下方への回動に伴って、ストッパー板受け用部材43によるストッパー板41の下端部への当接が解舒される。
そして、ストッパー板41の先端側が反時計回りに回動することで、その先端側のレグ12上の矩形凸部45への係止が解舒される(図16(b)に示す(ハ))。
これにより、レグ12がフリーとなりそのまま着底させることができる(図16(b)に示す(二))。
なお、レグ12の着底は、まず、到着した証となる4隅の一角にあるレグ12のみを着底し、この後、対角のレグ12及び他のレグ12を投下してもよいし、または、その作業位置で確定していることが判明している場合等では4隅全てのレグ12を一度に投下することもできる。
以上のレグ着底が完了した後、台船本体11を海上から所定高さまで上昇させて保持することで作業を行うことができる。
このように、本発明に係る作業台船10は、作業が終了してから次の目的位置に迅速に移動することができ、レグ12の着底までの作業を迅速に行うことができる。しかも、レグストッパー装置40によりクレーンにより操作を必要としない。
この結果、本発明の作業台船10は、断面矩形状のレグ12の形状に合致する遊嵌孔13が配設されているので、レグ12の着底を一気に行え、しかも、台船本体11の下降時にも途中で引っ掛かることなくスムーズに下降できる効果を有する。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10 自己昇降式作業台船
11 昇降用シリンダ
12 レグ(昇降用脚)
13 遊嵌孔
14 船体昇降用ピン
14a ピン本体
15 船体保持用ピン
15a ピン本体
16 ケーシング
17 昇降用ピン孔
18 保持用ピン孔
19 長孔
20 昇降シリンダ
21 遊び
22 シリンダ本体
23 シリンダピストン
25 駆動用カーソル
26 保持ピン取付ベース
27 台座
K 海底
M 海面

Claims (5)

  1. 海底から海面上にかけて所定高さで立設する昇降用脚と、
    海面に浮遊可能とし、昇降用脚を通して海上にて昇降自在に配設する台船本体と、を備えた自己昇降式作業台船であって、
    昇降用脚は、中空角筒形状を有し、
    台船本体は、昇降用脚を遊嵌する断面矩形形状を有する遊嵌孔を備えたことを特徴とする自己昇降式作業台船。
  2. 台船本体は、昇降用脚を遊嵌する角筒形状からなるケーシングと、
    ケーシングを介して一体に取付け、昇降用脚に穿設したピン孔に昇降用ピンを嵌入した状態でシリンダ本体を伸延させることにより海上に持ち上げる昇降シリンダと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自己昇降式作業台船。
  3. 昇降用脚は、互いに対向する2つの面を対向面とする第1対向面と、第1対向面とは異なる2つの面を対向面とする第2対向面とを備え、
    第1対向面には昇降用ピン孔が穿設され、第2対向面には保持用ピン孔が穿設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自己昇降式作業台船。
  4. 昇降用ピン孔と保持用ピン孔とは、高さ位置を異ならせて配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の自己昇降式作業台船。
  5. 昇降用脚の第1対向面上に凸部を所定間隔で離間して複数配設し、
    台船本体上に備えたストッパー板で凸部を下方より係止することで、台船上で昇降用脚を保持可能に構成し、
    ストッパー板による凸部への係止を解舒することにより、昇降用脚を作業台船から離脱して着底するように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の自己昇降式作業台船。
JP2014104364A 2013-07-18 2014-05-20 自己昇降式作業台船 Pending JP2015037925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104364A JP2015037925A (ja) 2013-07-18 2014-05-20 自己昇降式作業台船

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013149431 2013-07-18
JP2013149431 2013-07-18
JP2014104364A JP2015037925A (ja) 2013-07-18 2014-05-20 自己昇降式作業台船

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015037925A true JP2015037925A (ja) 2015-02-26

Family

ID=52631338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014104364A Pending JP2015037925A (ja) 2013-07-18 2014-05-20 自己昇降式作業台船

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015037925A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105155497A (zh) * 2015-09-21 2015-12-16 上海振华重工集团(南通)有限公司 一种自升式起重平台升降装置及其制造工艺
CN105887787A (zh) * 2016-05-30 2016-08-24 上海振华重工(集团)股份有限公司 一种液压销孔式升降系统
CN106592560A (zh) * 2016-10-31 2017-04-26 武汉船用机械有限责任公司 液压插销升降装置
CN106592557A (zh) * 2016-10-31 2017-04-26 武汉船用机械有限责任公司 连续型液压插销升降装置
CN110004902A (zh) * 2019-03-26 2019-07-12 中国石油大学(北京) 一种裙式可自弃抗刺穿自升式钻井平台桩靴和钻井平台
KR102065268B1 (ko) * 2018-08-13 2020-01-10 최광선 고정과 리프팅 겸용 장치를 가지는 바지선
KR20200128723A (ko) 2018-03-14 2020-11-16 가부시키가이샤 요시다구미 양상 작업 설비 및 그 제조 방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105155497A (zh) * 2015-09-21 2015-12-16 上海振华重工集团(南通)有限公司 一种自升式起重平台升降装置及其制造工艺
CN105887787A (zh) * 2016-05-30 2016-08-24 上海振华重工(集团)股份有限公司 一种液压销孔式升降系统
CN106592560A (zh) * 2016-10-31 2017-04-26 武汉船用机械有限责任公司 液压插销升降装置
CN106592557A (zh) * 2016-10-31 2017-04-26 武汉船用机械有限责任公司 连续型液压插销升降装置
KR20200128723A (ko) 2018-03-14 2020-11-16 가부시키가이샤 요시다구미 양상 작업 설비 및 그 제조 방법
KR20220133334A (ko) 2018-03-14 2022-10-04 가부시키가이샤 요시다구미 양상 작업 설비 및 그 제조 방법
KR102065268B1 (ko) * 2018-08-13 2020-01-10 최광선 고정과 리프팅 겸용 장치를 가지는 바지선
CN110004902A (zh) * 2019-03-26 2019-07-12 中国石油大学(北京) 一种裙式可自弃抗刺穿自升式钻井平台桩靴和钻井平台
CN110004902B (zh) * 2019-03-26 2024-02-02 中国石油大学(北京) 一种裙式可自弃抗刺穿自升式钻井平台桩靴和钻井平台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015037925A (ja) 自己昇降式作業台船
JP6191050B2 (ja) 洋上風力タービン基礎、対応する洋上風力タービンおよびそれらを現場で設置する方法
KR101439520B1 (ko) 해상 풍력발전기 설치용 작업선
US9499240B2 (en) Floating marine structure
JP6484078B2 (ja) 洋上風車の設置方法
KR20120132045A (ko) 길이조정이 가능한 레그를 갖는 잭업 리그
KR101573064B1 (ko) 해상 녹색에너지 발전을 포함하는 기초 파일 시공용 지그 및 이를 이용한 해상 기초구조물 시공 공법
KR20170100603A (ko) 수중 전기 시스템을 위한 이동 시스템 및 방법
KR101945523B1 (ko) 부유식 해양구조물
JP6735050B1 (ja) 船舶用の架台昇降装置
EP2913439B1 (en) Device and method for arranging foundation piles in an underwater bottom
KR101640901B1 (ko) 해상 풍력발전기 거치이동장치 및 그를 구비한 해상 풍력발전기 설치용 선박
JP2013123936A (ja) 自己昇降式台船の支持脚補強装置及び支持脚補強方法
KR20150018338A (ko) 이동가능한 해상 풍력발전기 고정유닛 및 그를 구비한 해상풍력발전기 설치용 작업선
KR101934389B1 (ko) 부유식 해양구조물
KR102310439B1 (ko) 잭업바지선의 랙앤피니언 타입 잭킹시스템
KR101762840B1 (ko) 해양 구조물
US11131073B2 (en) Method for foundation of a transformer platform and transformer platform with at least three piles
CN208668413U (zh) 高效水面沉桩机器人
KR101379729B1 (ko) 선박의 스퍼드캔 설치공법
KR101415932B1 (ko) 해상 풍력발전기 기초구조물 설치용 작업선
JP6694639B1 (ja) 昇降装置および該昇降装置を備える作業台船
KR20130119189A (ko) 해양 플랫폼의 잭킹 시스템용 캔 공급 장치
KR20150011296A (ko) 해상 풍력발전기 고정유닛 및 그를 구비한 해상풍력발전기 설치용 작업선
JP2016141982A (ja) 浮体式海洋構造物の海上施工システム