JP2015035986A - スピニングリール - Google Patents

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Abstract

【課題】スライダのガイド軸の軸方向のがたつきによる異音の発生を防止する。【解決手段】オシレーティング機構6は、螺軸21と、スライダ22と、第1及び第2ガイド軸23a,23bと、環状の第1及び第2弾性体45a,45bと、を有する。螺軸21は、ハンドル1の回転に連動して回転する。スライダ22は、スプール軸16に軸方向に一体移動可能に連結される。スライダ22は、螺軸21の螺旋状溝21aに係合し、螺軸21の回転に連動して前後移動する。第1及び第2ガイド軸23a,23bは、リール本体2の後部に設けられる第1及び第2貫通孔10c,10dに各別に少なくとも後端が支持され、スライダ22の前後移動を案内する。環状の第1及び第2弾性体45a,45bは、第1貫通孔10cと第1ガイド軸23aとの間、および第2貫通孔10dと第2ガイド軸23bとの間に各別に設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、スピニングリール、特に、スプールを前後移動させるためのオシレーティング機構を有するスピニングリールに関する。
スピニングリールには、ハンドルの回転に連動してスプールを前後に往復移動させるオシレーティング機構が設けられる。オシレーティング機構は、ハンドルの回転に連動して回転する螺軸と、螺軸の回転によって前後に往復移動するスライダと、スライダの前後移動を案内するガイド軸と、を備える(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のスピニングリールは、スプール軸とガイド軸との平行誤差及びスライダとガイド軸との寸法誤差など起因するスライダとガイド軸との間の径方向のがたつきを、誤差を許容しつつ解消する技術である。具体的には、スライダ又はリール本体にガイド軸よりも大径の貫通孔を設け、貫通孔とガイド軸との間にスライダをガイド軸の径方向に付勢する弾性体を配置している。これによって上記誤差による径方向のがたつきを抑えようとしている。また、ガイド軸は、リール本体を構成するボディカバーによって抜け止めされる。
特開平2005−245252号公報
従来のスピニングリールでは、ガイド軸が軸方向に挿入され、リール本体によって抜け止めされる。このため、ガイド軸とリール本体との軸方向の取り付け誤差などによって、リール本体とガイド軸との間に軸方向の隙間が生じことがある。すきまが生じると、ガイド軸が軸方向にがたついてリール本体と衝突を繰り返して異音が発生することがある
本発明の課題は、スピニングリールにおいて、ガイド軸の軸方向のがたつきによる異音の発生を防止することにある。
本発明に係るスピニングリールは、釣り糸を前方に繰り出し可能なリールである。スピニングリールは、リール本体と、スプール軸と、スプールと、ロータと、ロータ駆動機構と、オシレーティング機構と、を備える。リール本体は、釣り糸を巻き取るためのハンドルが回転自在に装着されたものである。スプール軸は、リール本体に前後方向に沿って移動可能に装着される。スプールは、スプール軸の前端部に設けられ、外周に釣り糸が巻き付けられる。ロータは、スプールの外周側に回転可能に設けられ、ハンドルの回転に応じて、釣り糸をスプールに巻き付けるものである。ロータ駆動機構は、ハンドルの回転をロータに伝達し、ハンドルの回転に連動してロータを回転させる。オシレーティング機構は、ハンドルの回転に連動してスプール軸を介してスプールを前後往復移動させる。オシレーティング機構は、螺軸と、スライダと、ガイド軸と、環状の弾性体と、を有する。螺軸は、外周部に交差する螺旋状溝が形成され、ハンドルの回転に連動して回転する。スライダは、スプール軸に軸方向に一体移動可能に連結される。スライダは、螺軸の螺旋状溝に係合し、螺軸の回転に連動して前後移動する。ガイド軸は、リール本体の後部に設けられる貫通孔に後端が支持され、リール本体によって抜け止めされ、スライダの前後移動を案内する。環状の弾性体は、貫通孔とガイド軸との間に設けられる。
このスピニングリールでは、ハンドルが回転すると、螺軸が回転してスライダが前後に往復移動し、スプールが前後に往復移動する。スライダは、ガイド軸に前後方向に案内される。ガイド軸は、貫通孔を通ってリール本体に装着され、後端がリール本体に支持される。ガイド軸は、リール本体に装着した後にリール本体によって抜け止めされる。また、貫通孔とガイド軸との間には、環状の弾性体が設けられる。この環状の弾性体によってガイド軸の前後方向(軸方向)の移動が規制される。また環状の弾性体によってガイド軸と貫通孔との接触を防止できる。ここでは、ガイド軸と貫通孔との間に環状の弾性体を配置することによって、ガイド軸の軸方向の移動および径方向の移動を規制できる。このため、ガイド軸の軸方向ががたつきを抑えることができ、軸方向のがたつきによる異音の発生を防止できる。しかも貫通孔とガイド軸との間に環状の弾性体を配置することによって、貫通孔とガイド軸との隙間をシールできるので、貫通孔とガイド軸との隙間から塵埃、液体等の異物がスピニングリール内に入るのを防止できる。
ガイド軸は、外周面に弾性体を保持する保持溝を有してもよい。この場合に、環状溝に弾性体が保持されるので、ガイド軸がさらに軸方向に移動しにくくなる。
弾性体は、ゴム製のOリングでもよい。この場合には、断面が円形の市販のOリングまたは断面が円形ではないOリングを用いて、異音の発生を容易に防止できる。
弾性体は、後部側に環状凹部を有する断面が略C字状Oリングでもよい。この場合には、弾性体の軽量化を図れるとともに、環状凹部が後部側に配置されるので、異物の侵入をより確実に防止できる。
貫通孔は、大径部と、小径部と、大径部と小径部とに接する段差部とを備え、弾性体は、大径部とガイド軸との間に設けてもよい。この場合、小径部では、ガイド軸と貫通孔(小径部)との径方向の隙間が小さくなるので、ガイド軸の径方向のがたつきを最小限に抑えることができる。
弾性体は、大径部と段差部とガイド軸とにそれぞれ接していてもよい。この場合、弾性体が段差部に接するので、軸方向の位置決めができ、ガイド軸の軸方向のがたつきをより抑えることができる。また、貫通孔とガイド軸との隙間から塵埃、液体等の異物がスピニングリール内に入るのをより防止できる。
リール本体は、ガイド軸の後端部の少なくとも一部を保持する押さえ板を有してもよい。この場合には、押さえ板によってガイド軸を抜け止めしても、押さえ板にガイド軸が接触しにくくなり、押さえ板を設けても異音の発生を抑えることができる。
リール本体は、ガイド軸の後端部及び押さえ板を覆う本体ガードをさらに有してもよい。この場合には、本体ガードによって押さえ板及びガイド軸の後端部が覆われるので、スピニングリールの見栄えがよくなる。
本発明によれば、ガイド軸と貫通孔との間に環状の弾性体を配置することによって、ガイド軸の軸方向の移動および径方向の移動を規制できる。このため、ガイド軸の軸方向ががたつきを抑えることができ、軸方向のがたつきによる異音の発生を防止できる。
本発明の一実施形態によるスピニングリールの側面断面図。 前記スピニングリールの斜視図。 前記スピニングリールの背面断面図。 スライダの拡大側面図。 図1のV部拡大図。 弾性体の断面図 他の実施形態の弾性体の図6に相当する図。
本発明の一実施形態によるスピニングリール100は、図1、図2及び図3に示すように、ハンドル1を有し、釣竿に装着されるリール本体2と、リール本体2の前部に回転自在に装着されたロータ3と、ロータ3の前部に配置された前後移動するスプール4とを主に備えている。また、スピニングリール100は、ハンドル1の回転に連動してロータ3を回転駆動するロータ駆動機構5と、ハンドル1の回転に連動してスプール4を前後移動させるオシレーティング機構6とを備えている。なお、ここでの前後とは、釣りを行うときに、釣り糸が繰り出される方向を前といいその反対の方向を後という。また、左右とは、スピニングリール100を後方から見たときの左右をいう。
リール本体2は、図2及び図3に示すように、内部にロータ駆動機構5とオシレーティング機構6とを収納する。リール本体2は、両側が開口する筐体部10と、筐体部10の両側をそれぞれ塞ぐ第1蓋部材11及び第2蓋部材12と、筐体部10に一体形成された竿取付脚部13と、筐体部10及び第1蓋部材11、第2蓋部材12を後方から覆う本体ガード14と、押さえ板15と、を有する。
筐体部10は、たとえばアルミニウム合金製の部材であり、ロータ駆動機構5やオシレーティング機構6を収納支持するための収納空間10aを形成し得る両面が開口した枠状の部材である。筐体部10の前面には、後述する逆転防止機構50のワンウェイクラッチ51やピニオンギア9等が装着される円板状の機構支持部10bが形成される。図2及び図5に示すように、筐体部10の後部には、オシレーティング機構6の後述する第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bと、螺軸21を支持するための軸受43と、を各別に装着するための第1貫通孔10cと第2貫通孔10dと第3貫通孔10eとが前後方向に沿って形成される。第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dは、リール本体2の後部に設けられる貫通孔の一例である。
図5に拡大して示すように、第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dは、それぞれ大径部10fと、大径部10fよりも小径の小径部10gと、大径部10f及び小径部10gに接する段差部10hと、を備える。小径部10gは、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bと同じか僅かに大きい径の孔であり、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bを支持するために設けられる。大径部10fは、第1弾性体45a及び第2弾性体45bを装着するために設けられる。第1弾性体45a(又は第2弾性体45b)は、大径部10fと第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)との間に設けられている。
第1蓋部材11は、たとえばアルミニウム合金製の部材であり、筐体部10の一面を覆うように形成される。第1蓋部材11は、ロータ駆動機構5の駆動ギア7に近接して配置される。また、第1蓋部材11には、図3に示すように、駆動ギア7が設けられた駆動ギア軸8の一端を駆動ギア7の背面側で支持する第1ボス部11aを有する。第1ボス部11aは、第1蓋部材11の壁面の略中央部分に外方に突出して形成される。また、第1蓋部材11は、前部に、図2に示すように、ロータ3の内部に入り込む円板部を構成する略半円形に形成された第1フランジ部11bを有する。さらに、第1フランジ部11bの前部には、機構支持部10bの後面に配置され機構支持部10bの外周面と略面一に構成される略半円弧状の第1機構収納カバー11cが形成される。
第2蓋部材12は、たとえばアルミニウム合金製の部材であり、第1蓋部材11と略対称な鏡像関係の形状である。第2蓋部材12には、図2及び図3に示すように、第1ボス部11a、第1フランジ部11b、第1機構収納カバー11cと略対称な鏡像関係の形状に形成された第2ボス部12a、第2フランジ部12b、第2機構収納カバー12cを有する。このため、第1フランジ部11b及び第2フランジ部12bは、筐体部10の機構支持部10b後面の外周面とで円形を構成するように形成される。この円形部分がロータ3の後面に僅かな隙間で嵌り込むように構成される。
なお、第1蓋部材11、第2蓋部材12は、たとえば丸頭ビスのようなねじ部材によって筐体部10に固定される。
竿取付脚部13は、図1、図2及び図3に示すように、筐体部10から上方に延びるT字形状の部材である。竿取付脚部13は、先端に形成された前後に延びるリール脚13aを有する。リール脚13aは、図示しない釣り竿のリールシートに装着可能である。
本体ガード14は、図1及び図2に示すように、第1蓋部材11及び第2蓋部材12を筐体部10に装着した状態で、筐体部10、第1蓋部材11及び第2蓋部材12を後方から側部及び底部を覆うように湾曲して形成される。本体ガード14は、ABS樹脂等の比較的硬質の合成樹脂製であり、表面に金属めっきが施されている。本体ガード14は、筐体部10、第1蓋部材11及び第2蓋部材12を後方から覆うガード部14aと、ガード部14aの内側面から筐体部10に向かって延びる筒状のボス部14bと、を有する。本体ガード14は、筐体部10の後壁に装着されたねじ部材48aと、ガード部14aの下面から装着されたねじ部材48bによって筐体部10に固定される。
押さえ板15は、オシレーティング機構6の後述する第1ガイド軸23aの少なくとも一部を保持して抜け止めするとともに、螺軸21の後端を支持する軸受43を保持して抜け止めするために設けられる。押さえ板15は、例えば2本のねじ部材44によって筐体部10の後面に固定される。
ロータ駆動機構5は、ハンドル1のハンドル軸1aがねじ込み固定される駆動ギア軸8と、駆動ギア軸8に一体又は別体で形成された駆動ギア7と、駆動ギア7と噛み合うピニオンギア9とを備える。この実施形態では、駆動ギア7は、駆動ギア軸と一体で形成される。
駆動ギア7は、図3に示すように、たとえばアルミニウム合金製のフェースギアであって、駆動ギア軸8に一体成形される。駆動ギア7は、図3に示すように、ピニオンギア9に噛み合う湾曲したフェースギア歯で構成されるギア部7aが後方から見て右側に向くように配置される。
駆動ギア軸8は、駆動ギア7とアルミニウム合金により一体成形された中実部材である。駆動ギア軸8は、リール本体2の第1蓋部材11及び第2蓋部材12に各別に形成された第1ボス部11a及び第2ボス部12aに回転自在に支持される。具体的には、第1ボス部11a及び第2ボス部12aに各別に装着された第1軸受19a及び第2軸受19bによってリール本体2に回転自在に装着される。駆動ギア軸8は、後述するスライダ本体24の第1装着部24aと第2装着部24bとで跨がれる部分が、中実部材であって、他の部分より小径になるように形成される。また、駆動ギア軸8は、スプール軸16の釣り竿装着側(上側)に配置される。駆動ギア軸8の両端内周部には、第1雌ねじ部8a及び第2雌ねじ部8bがそれぞれ形成される。第1雌ねじ部8a及び第2雌ねじ部8bは、ハンドル1を糸巻き取方向に回転したときに、ねじが締まる方向のねじである。したがって、図3左側の第1雌ねじ部8aは左ねじであり、図3右側の第2雌ねじ部8bは右ねじである。また、駆動ギア軸8の軸受19bの支持部分の軸方向内側には、図2に示すように、第1軸受19bの内輪に接触する大径の鍔部8cが形成される。鍔部8cの外周面の対向する2箇所には、組立時に駆動ギア軸8をスプール軸16と螺軸21の間に通しやすくするために平面的に切り欠かれた切り欠き部8dが形成される。
なお、ハンドル1は、リール本体2の左側に配置される左位置と右側に配置される右位置との駆動ギア軸8の両端のいずれにも装着可能である。しかし、第1雌ねじ部8aと第2雌ねじ部8bのねじ方向が異なるため、ハンドル軸1aを左右に取り付ける場合、それぞれ専用のものが用意される。
ピニオンギア9は、図1及び図2に示すように、中空筒状の部材であり、前部がロータ3を貫通してロータ3を回転不能に装着する。ピニオンギア9の内周部には、図1に示すように、スプール軸16が貫通して配置される。ピニオンギア9の前部には、ナット17が装着されており、ナット17によりロータ3がピニオンギア9に一体回転可能に連結される。ピニオンギア9は、その軸方向の中間部と後端部とがそれぞれ軸受18a及び軸受18bによりリール本体2の筐体部10に回転自在に支持される。軸受18a及び軸受18bは、機構支持部10bに装着される。
オシレーティング機構6は、図1、図2、図3及び図4に示すように、トラバースカム方式のレベルワインド機構である。オシレーティング機構6は、ピニオンギア9に噛み合う減速機構20(図2)と、減速機構20に連動して回転する螺軸21と、螺軸21に係合して前後に往復移動するスライダ22と、スライダ22をスプール軸16方向に案内する第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bと、を有する。また、オシレーティング機構6は、第1ガイド軸23aと第1貫通孔10cの間及び第2ガイド軸23bと第2貫通孔10dの間に各別に設けられる環状の第1弾性体45a及び環状の第2弾性体45bをさらに有する。第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bは、ガイド軸の一例である。第1弾性体45a及び第2弾性体45bは、弾性体の一例である。第1弾性体45a(又は第2弾性体45b)は、第1貫通孔10c(又は第2貫通孔10d)の大径部10fと段差部10hと第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)とにそれぞれ接している。
減速機構20は、図1及び図2に示すように、ピニオンギア9に噛み合う大径ギア25a及び小径ギア25bを有する段付ギア25と、螺軸21の前端部の軸部に相対回転不能に装着され小径ギア25bに噛み合う中間ギア26とを備える。段付ギア25は、ピニオンギア9と平行な軸回りに回転する。大径ギア25aは、ピニオンギア9に噛み合うはす歯ギアである。小径ギア25bは、中間ギア26に噛み合うはす歯ギアである。
ピニオンギア9は、図1に示すように、駆動ギア軸8の下側に配置され、段付ギア25及び中間ギア26は、駆動ギア軸8の上側に配置される。螺軸21の前端の軸部は、螺軸21の他の部分より小径に形成されている。このため大径ギア25aと螺軸21の前端部の軸部とが干渉しにくい構成になっている。中間ギア26は、螺軸21の前端部に一体回転可能に装着されたはす歯ギアである。ここでは、小径ギア25bが大径の中間ギア26に噛み合うことにより、ピニオンギア9の回転が大きく減速されて螺軸21に伝達される。このような減速機構20によって、スプール4の前後移動の速度が減速されるので、釣り糸を密巻きすることができる。
螺軸21は、図1及び図2に示すように、表面に交差する螺旋状の螺旋状溝21aが形成された部材であり、スプール軸16と平行に配置される。螺軸21は、筐体部10の後端と機構支持部10bとに両端支持される。具体的には、筐体部10の機構支持部10bに装着された軸受42及び筐体部10の後端に装着された軸受43を介して筐体部10に回転自在に支持される。螺軸21は、筐体部10の後方から装着される。螺軸21は、図4に拡大して示すように、スプール軸16と略平行かつ駆動ギア軸8のリール脚13a側(上側)に配置される。螺軸21は、図3に示すように、駆動ギア7のギア部7aに面して配置される。螺軸21は、スプール軸16よりギア部7a側(図3左側)に近接した位置に配置される。
スライダ22は、図2、図3及び図4に示すように、螺軸21の螺旋状溝21aに係合する係合部材22aと、係合部材22aが装着され螺軸21の回転に連動して前後移動するスライダ本体24と、を有する。スライダ22は、係合部材22aの先端が螺旋状溝21aに係合することにより、螺軸21の回転に応じてスプール軸方向に往復移動し、スプール軸16をハンドル1の回転に連動して往復移動させる。
係合部材22aは、スライダ本体24に所定角度(例えば、60度から100度程度)回動可能に装着される。係合部材22aは、先端部側の係合部22bと、係合部22bよりも小径の装着軸部22cと、を有する。この係合部22bが螺軸21の螺旋状溝21aに係合し、基端側の小径の装着軸部22cがスライダ本体24に装着されたブッシュ22dに回動自在に支持される。係合部材22aの基端部は、スライダ本体24にねじ止めされた板状部材22eによって抜け止めされる。係合部材22aは、リール本体2の第2蓋部材12側の開口から挿入される。係合部材22aは、第2蓋部材12装着側から、スライダ本体24、係合部材22aの順に組み立てられる。
スライダ本体24は、図2及び図4に示すように、スプール軸16の後端部が回転不能かつ軸方向移動不能に装着される第1装着部24aと、係合部材22aがブッシュ22dを介して装着される第2装着部24bと、第1装着部24aと第2装着部24bとを連結する連結部24cと、を有する。
第1装着部24aは、スプール軸16の後端部が一体的に軸方向に移動可能に取り付けられるD字状の連結孔24dと、第2ガイド軸23bによって案内される第2ガイド孔24eと、を有する。連結孔24dと第2ガイド孔24eは、平行に配置される。スプール軸16の後端部は、連結孔24dに挿入され、2本のねじ部材によってスライダ本体24に締結される。
第2装着部24bは、係合部材22a及びブッシュ22dが収容される収容孔24fと、第1ガイド軸23aによって案内される第1ガイド孔24gと、を有する。収容孔24fと第1ガイド孔24gは、食い違う方向に配置される。係合部材22aは、収容孔24f内に規制された範囲で回動自在に収容される。
連結部24cは、図4に示すように、スプール4が最も前方に位置したとき、第1装着部24aと第2装着部24bとが駆動ギア軸8を挟んで上下に配置されるように第1装着部24aと第2装着部24bとを湾曲して連結する。具体的には、スプール軸16の固定部分である第1装着部24aが駆動ギア軸8の釣り竿装着側と反対側の下側に配置され、係合部材22aの装着部分である第2装着部24bが駆動ギア軸8の上側に配置される。
第1装着部24aと第2装着部24bとは、スプール軸16が最も前方に位置したときに駆動ギア軸8より前方に位置するように配置される。第2装着部24bは、第1装着部24aより前方に位置するように配置される。第2装着部24bは、図3に示すように、第1装着部24aより第2蓋部材12側(図3右側)に偏倚するように配置される。連結部24cは、図4に示すように、内周部が駆動ギア軸8の外周部に沿った形状になるように、円柱状の駆動ギア軸8の外周部に沿った略U字形状となるように形成される。
スライダ本体24は、図3示すように、螺軸21のギア部7aと離反する側(図3右側)の外周のみと対向して設けられている。ここで、螺軸21は、駆動ギア7のギア部7aに面して配置され、スライダ本体24は、螺軸21のギア部7aと離反する側の外周のみと対向して設けられている。螺軸21は、スライダ本体24と対向するように配置されるので、図3の右方向に向かって、駆動ギア7のギア部7a、螺軸21、係合部材22a、及びスライダ本体24の順に配置される。
第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bは、図1、図2及び図3に示すように、スライダ本体24の第1ガイド孔24g及び第2ガイド孔24eを各別に貫通しており、スライダ22をスプール軸16に沿って案内する。第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bは、筐体部10の後端と機構支持部10bとに両端が支持される。第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bは、筐体部10の後方から装着される。第1ガイド軸23aは、係合部材22aの係合部22bの図3上方、すなわちリール脚13aに接近する方向で螺軸21aに近接して配置される。また、第2ガイド軸23bは、第1ガイド軸23aよりも第2蓋部材12側でスプール軸16の駆動ギア7から離反する側方に重なるように配置される。第1ガイド軸23aを係合部22bに近接して配置することにより、螺軸21によりスライダ本体24を支持しなくても、係合部22bと螺旋状溝21aとの距離を一定に保つことができ、係合部材22aの係合状態が変動しにくくなる。また、第2ガイド軸23bをスプール軸16の側方に配置することにより、スプール軸16の側方のデッドスペースを有効利用でき、第2ガイド軸23bを設けてもリール本体2の左右の幅に影響を与えにくい。さらに、リール本体2の上下方向の大きさにも影響を与えにくい。上側に配置される第1ガイド軸23aは、この実施形態では、押さえ板15によって一部が保持され抜け止めされる。下側に配置される第2ガイド軸23bは、筐体部10の後面にねじ込まれるねじ部材46の頭部によって保持され抜け止めされる。
図2及び図5に示すように、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの後端側の外周面には、第1環状溝23c及び第2環状溝23dが各別に形成される。第1環状溝23c及び第2環状溝23d環状溝の一例である。第1環状溝23cには、第1弾性体45aが、第2環状溝23dには、第2弾性体45bが装着される。第1弾性体45aおよび第2弾性体45bは、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの軸方向のがたつきを防止するために設けられる。また、リール本体2の内部への塵埃及び液体などの異物の侵入を防止するために設けられる。第1弾性体45a及び第2弾性体45bは、この実施形態では、図6に示すように断面が円形のゴム製の市販のOリング47である。第1弾性体45a(又は第2弾性体45b)は、第1貫通孔10c(又は体2貫通孔10d)の大径部10fと段差部10hと第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)とにそれぞれ接している。
ロータ3は、図1に示すように、ピニオンギア9を介してリール本体2に回転自在に装着されたロータ本体35と、ロータ本体35に揺動自在に装着されたベールアーム34とを有する。ロータ本体35は、たとえばアルミニウム合金製であり、ピニオンギア9に固定された筒状の支持部30と、支持部30の後端部外周面の対向する位置から支持部30と間隔を隔ててそれぞれ前方に延びる第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有する。ロータ本体35を構成する、支持部30、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32は、たとえばアルミニウム合金製であり、ダイカスト成形により一体成形される。第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の径方向外周側は、図1に示すように、それぞれ、第1カバー部材36及び第2第2カバー部材37によって覆われている。また、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端の外周側には、ベールアーム34を構成する第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材41が各別に揺動自在に装着される。ベールアーム34は、スプール4に釣り糸をスムーズに案内してスプール4に釣り糸を巻き付けるために設けられている。ベールアーム34は、糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
ロータ3は、図1に示すように、逆転防止機構50により糸繰り出し方向の逆転を禁止及び禁止解除可能である。逆転防止機構50は、筐体部10の機構支持部10bに装着されたローラ型のワンウェイクラッチ51を有する。ワンウェイクラッチ51は、逆転禁止状態と逆転可能状態とに切換可能である。逆転防止機構50は、ワンウェイクラッチ51を逆転禁止状態と逆転可能状態とに切り換える切換操作部52をさらに有する。切換操作部52は、筐体部10の機構支持部10bの下部に揺動自在に支持される。
スプール4は、図1に示すように、たとえば、アルミニウム合金製の浅溝形のものであり、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後端部に糸巻胴部4aより大径に形成された筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの先端部に糸巻胴部4aより僅かに大径に形成された前フランジ部4cとを備えている。糸巻胴部4aは薄肉筒状であり、その内周面には、補強のための環状リブ4dが軸方向に間隔を隔てて複数箇所(たとえば2箇所)に形成される。また、スプール4は、中心にスプール軸16に回転自在に装着可能な取付ボス4eを有する。
スプール4は、スプール軸16の先端に螺合するつまみ部材27によりスプール軸16に固定される。スプール軸16の先端には、雄ねじ部16aが形成されるとともに、雄ねじ部16aより長い長さで互いに平行の面取部16bが形成される。つまみ部材27は、スプール軸16の雄ねじ部16aに螺合する金属製のナット部材27aと、ナット部材27aを金型内にインサートして一体形成された合成樹脂製のつまみ本体27bとを有する。つまみ本体27bは、ナット部材27aが内部に配置されたボス部27cを有し、ボス部27cは、ナット部材27aの後端面27dまで回り込んで形成される。これにより、ナット部材27aとボス部27cとの接触面を増やすことができ、ナット部材27aがボス部27cに対して緩みにくくなる。
このように構成されたスピニングリール100では、ベールアーム34を糸開放姿勢にしてキャスティングを行う。キャスティングを後にハンドル1を糸巻取方向に回転させると、図示しないベール反転機構によってベールアーム34が糸巻取姿勢に反転し、ハンドル1の回転によってロータ3が糸巻取方向に回転し、釣り糸がスプール4に巻き取られる。ロータ3の回転と同時に、オシレーティング機構6が動作してスライダ22が前後に往復移動し、スプール軸16を介してスプール4が前後に往復移動する。
このとき、押さえ板15と第1ガイド軸23aとの間、または、ねじ部材46の頭部と第2ガイド軸23bとの間に隙間があると、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bがスライダ22との摩擦によって前後にがたつくことがある。しかし、本実施形態では、第1弾性体45aおよび第2弾性体45bが筐体部10との間に設けられているので、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの前後方向(軸方向)の移動が規制される。また、環状の第1弾性体45aおよび第2弾性体45b弾性体によって、第1ガイド軸23aと第1貫通孔10c及び第2ガイド軸23bと第2貫通孔10dとの接触を防止できる。ここでは、第1ガイド軸23aと第1貫通孔10c及び第2ガイド軸23bと第2貫通孔10dとの間にそれぞれ環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bを配置することによって、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの軸方向の移動および径方向の移動を規制できる。このため、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの軸方向ががたつきを抑えることができ、軸方向のがたつきによる異音の発生を防止できる。
しかも第1ガイド軸23aと第1貫通孔10c及び第2ガイド軸23bと第2貫通孔10dとの間に環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bを配置することによって、第1ガイド軸23aと第1貫通孔10c及び第2ガイド軸23bと第2貫通孔10dとの隙間をシールできるので、これらの隙間から塵埃、液体等の異物がスピニングリール100のリール本体2の内部に入るのを防止できる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、投げ釣り用のスピニングリールを例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されない。ガイド軸を有するトラバースカム式のオシレーティング機構6を有する、例えばフロントドラグ型、リアドラグ型、レバーブレーキ型等の全てのスピニングリールに適用できる。
(b)上記実施形態では、第1弾性体45a及び第2弾性体45bとして市販のOリング47を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、第1弾性体145a及び第2弾性体145bとして、断面がU字状の環状凹部147aを有する外形が矩形で断面が略C字状のOリング147であってもよい。この場合、環状凹部147aを後部側に向けて配置するのが好ましい。
(c)上記実施形態では、駆動ギア軸8は、中実部材であったが、中空の筒状部材であってもよいし、複数の貫通孔を形成することによって、駆動ギア軸8を軽量化する構成にしてもよい。
(d)上記実施形態では、第1弾性体45a及び第2弾性体45bを第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bに各別に装着したが、本発明はこれに限定されない。第1弾性体及び第2弾性体を第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dに装着してもよい。この場合、第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dに環状溝を形成するのが好ましい。
(e)上記実施形態では、第1ガイド軸23aと第2ガイド軸23bの2本のガイド軸を設けたたが、ガイド軸は、少なくとも1本あればよい。スライダを1本のガイド軸で案内する場合、スライダを貫通して螺軸を配置し、螺軸とガイド軸とによってスライダを案内してもよい。また、リール本体に前後方向に延びるレールを形成し、レールとガイド軸とによってスライダを案内してもよい。ガイド軸が1本の場合、弾性体も一つでよい。
(f)上記実施形態では、第1ガイド軸23aと第2ガイド軸23bとが通常のスピニングリールよりも大きく離れて配置されるため、押さえ板15では、第1ガイド軸23aと軸受43しか保持していない。しかし本発明はこれに限定されず、押さえ板で2本のガイド軸と軸受43を保持して抜け止めするようにしてもよい。
<特徴>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(A)スピニングリール100は、釣り糸を前方に繰り出し可能なリールである。スピニングリール100は、リール本体2と、スプール軸16と、スプール4と、ロータ3と、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6と、を備える。リール本体2は、釣り糸を巻き取るためのハンドル1が回転自在に装着されたものである。スプール軸16は、リール本体2に前後方向に沿って移動可能に装着される。スプール4は、スプール軸16の前端部に設けられ、外周に釣り糸が巻き付けられる。ロータ3は、スプール4の外周側に回転可能に設けられ、ハンドル1の回転に応じて、釣り糸をスプール4に巻き付けるものである。ロータ駆動機構5は、ハンドル1の回転をロータ3に伝達し、ハンドル1の回転に連動してロータ3を回転させる。オシレーティング機構6は、ハンドル1の回転に連動してスプール軸16を介してスプール4を前後往復移動させる。オシレーティング機構6は、螺軸21と、スライダ22と、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bと、環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bと、を有する。螺軸21は、外周部に螺旋状溝21aが形成され、ハンドル1の回転に連動して回転する。スライダ22は、スプール軸16に軸方向に一体移動可能に連結される。スライダ22は、螺軸21の螺旋状溝21aに係合し、螺軸21の回転に連動して前後移動する。第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bは、リール本体2の後部に設けられる第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dに各別に少なくとも後端が支持され、スライダ22の前後移動を案内する。環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bは、第1貫通孔10cと第1ガイド軸23aとの間、および第2貫通孔10dと第2ガイド軸23bとの間に各別に設けられる。
このスピニングリール100では、ハンドル1が回転すると、螺軸21が回転してスライダ22が前後に往復移動し、スプール4が前後に往復移動する。スライダ22は、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bに前後方向に案内される。第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bは、第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dを各別に通ってリール本体2に装着され、後端がリール本体2に支持される。第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bは、リール本体2に装着した後にリール本体2によって抜け止めされる。また、第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dと第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bとの間には、環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bが各別に設けられる。この環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bによって第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの前後方向(軸方向)の移動が各別に規制される。また環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bによって第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bと第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dとの接触を各別に防止できる。
ここでは、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bと第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dとの間に環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bを各別に配置することによって、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの軸方向の移動および径方向の移動を規制できる。このため、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの軸方向ががたつきを抑えることができ、軸方向のがたつきによる異音の発生を防止できる。しかも第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dと第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bとの間に環状の第1弾性体45a及び第2弾性体45bを各別に配置することによって、第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dと第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bとの隙間を各別にシールできる。このため、第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dと第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bとの隙間から塵埃、液体等の異物がスピニングリール内に各別に入るのを防止できる。
(B)第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bは、外周面に第1弾性体45a及び第2弾性体45bを保持する第1環状溝23c及び第2環状溝23dを各別に有してもよい。この場合に、第1環状溝23c及び第2環状溝23dに第1弾性体45a及び第2弾性体45bが各別に保持されるので、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bがさらに軸方向に移動しにくくなる。
(C)第1弾性体45a及び第2弾性体45bは、ゴム製のOリング47でもよい。この場合には、断面が円形の市販のOリング47または断面が円形ではないOリング147を用いて、異音の発生を容易に防止できる。
(D)第1弾性体145a及び第2弾性体145bは、後部側に環状凹部147aを有する断面が略C字状Oリング147でもよい。この場合には、第1弾性体45a及び第2弾性体145bの軽量化を図れるとともに、環状凹部147aが後部側に配置されるので、異物の侵入をより確実に防止できる。
(E)第1貫通孔10c及び第2貫通孔10dは、それぞれ大径部10fと、小径部10gと、大径部10fと小径部10gとに接する段差部10hとを備え、第1弾性体45a(又は第2弾性体45b)は、大径部10fと第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸と23b)の間に設けてもよい。この場合、小径部10gでは、第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)と第1貫通孔10c(又は第2貫通孔10d)の小径部10gとの径方向の隙間が小さくなるので、第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)の径方向のがたつきを最小限に抑えることができる。
(F)第1弾性体45a(又は第2弾性体45b)は、大径部10fと段差部10hと第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)とにそれぞれ接していてもよい。この場合、第1弾性体45a(又は第2弾性体45b)が段差部10hに接するので、第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)の軸方向の位置決めができ、第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)の軸方向のがたつきをより抑えることができる。また、第1貫通孔10c(又は第2貫通孔10d)と第1ガイド軸23a(又は第2ガイド軸23b)との隙間から塵埃、液体等の異物がスピニングリール100内に入るのをより防止できる。
(G)リール本体2は、第1ガイド軸23aの後端部の少なくとも一部を保持する押さえ板15を有してもよい。この場合には、押さえ板15によって第1ガイド軸23aを抜け止めしても、押さえ板15に第1ガイド軸23aが接触しにくくなり、押さえ板15を設けても異音の発生を抑えることができる。
(H)リール本体2は、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの後端部及び押さえ板15を覆う本体ガード14をさらに有してもよい。この場合には、本体ガード14によって押さえ板15及び第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23bの後端部が覆われるので、スピニングリール100の見栄えがよくなる。
1 ハンドル
2 リール本体
3 ロータ
4 スプール
5 ロータ駆動機構
6 オシレーティング機構
10c 第1貫通孔
10d 第2貫通孔
10f 大径部
10g 小径部
10h 段差部
14 本体ガード
15 押さえ板
16 スプール軸
21 螺軸
21a 螺旋状溝
22 スライダ
23a 第1ガイド軸
23b 第2ガイド軸
23c 第1環状溝
23d 第2環状溝
45a,145a 第1弾性体
45b,145b 第2弾性体
47,147 Oリング

Claims (8)

  1. 釣り糸を前方繰り出し可能なスピニングリールであって、
    釣り糸を巻き取るためのハンドルが回転自在に装着されたリール本体と、
    前記リール本体に前後方向に沿って移動可能に装着されたスプール軸と、
    前記スプール軸の前端部に設けられ、外周に前記釣り糸が巻き付けられるスプールと、
    前記スプールの外周側に回転可能に設けられ、前記ハンドルの回転に応じて、前記釣り糸を前記スプールに巻き付けるロータと、
    前記ハンドルの回転を前記ロータに伝達し、前記ハンドルの回転に連動して前記ロータを回転させるロータ駆動機構と、
    前記ハンドルの回転に連動して前記スプール軸を介して前記スプールを前後往復移動させるオシレーティング機構と、
    を備え、
    前記オシレーティング機構は、
    外周部に交差する螺旋状溝が形成され、前記ハンドルの回転に連動して回転する螺軸と、
    前記スプール軸に軸方向に一体移動可能に連結され、前記螺軸の前記螺旋状溝に係合し、前記螺軸の回転に連動して前後移動するスライダと、
    前記リール本体の後部に設けられる貫通孔に後端が支持され、前記リール本体によって抜け止めされ、前記スライダの前後移動を案内するガイド軸と、
    前記貫通孔と前記ガイド軸との間に設けられる環状の弾性体とを有する、スピニングリール。
  2. 前記ガイド軸は、外周面に前記弾性体を保持する保持溝を有する、請求項1に記載のスピニングリール。
  3. 前記弾性体は、ゴム製のOリングである、請求項1又は2に記載のスピニングリール。
  4. 前記弾性体は、後部側に環状凹部を有する断面が略C字状Oリングである、請求項3に記載のスピニングリール。
  5. 前記貫通孔は、大径部と、小径部と、前記大径部と前記小径部とに接する段差部と、を備え、
    前記弾性体は、前記大径部と前記ガイド軸との間に設けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリール。
  6. 前記弾性体は、前記大径部と前記段差部と前記ガイド軸とにそれぞれ接している、請求項5記載のスピニングリール。
  7. 前記リール本体は、前記ガイド軸の後端部の少なくとも一部を保持する押さえ板を有する、請求項1か6のいずれか1項に記載のスピニングリール。
  8. 前記リール本体は、前記ガイド軸の後端部及び前記押さえ板を覆う本体ガードをさらに有する、請求項7に記載のスピニングリール。
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