JP2019092472A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材の取付状態に影響を与えることがなく、スプール往復動装置の機能低下を回避できる魚釣用スピニングリールを提供する。【解決手段】スプール往復動装置150がリール本体102に収容された魚釣用スピニングリール101である。スプール往復動装置150は、スプール軸108に固定された摺動子152と、摺動子152を案内するガイド軸151と、を備える。リール本体102の後部に設けられ、ガイド軸151が挿通される後部開口部115と、リール本体102の後部に取り付けられ、後部開口部115を覆うカバー部材140と、カバー部材140に設けられ、ガイド軸151の後端部を支持する支持部144と、後部開口部115の縁部から後方に向けて突設され、カバー部材140の支持部144の側方部分に係合してカバー部材140を保持する補強片118eと、を具備している。【選択図】図3

Description

本発明は、魚釣用スピニングリールに関する。
魚釣用スピニングリールは、ボディの内部に、スプールに釣糸を平行に巻回するためのスプール往復動装置を備えている。スプール往復動装置は、一般に、ハンドル軸上の歯車に噛合する連動歯車と、連動歯車に設けられた偏芯突起と、偏芯突起が係合する案内溝が形成された摺動子と、摺動子を案内するガイド軸と、を備えている。摺動子はスプール軸の後端部に固定されている。
一方、魚釣り操作性や携帯性向上のために、リール本体の小型化、軽量化を図った魚釣用スピニングリールが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の魚釣用スピニングリールでは、リール本体の後部に後部開口部が形成されている。後部開口部は、スプール往復動装置の構成部材の一部を受け入れ可能である。このような構成とすることで、スプール往復動装置の前後ストロークの機能を低下させることなくリール本体の小型化、軽量化が可能となる。スプール往復動装置のガイド軸は、後部開口部を通じて後方に延在しており、後部開口部を覆うカバー部材に支持されている。
特開2017−108714号公報
ところで、実釣時に釣糸をスプールに巻き取る際には、釣糸に負荷が加わった状態となっているために、軸回り方向の外力がスプールに加わる。この軸回り方向の外力は、スプール軸を介して摺動子を傾ける方向の外力として作用し、摺動子の前後往復動の範囲に亘って、リール本体の前後方向に延在するガイド軸に対して主に左右方向の外力として作用する。
特許文献1の魚釣用スピニングリールでは、ガイド軸の後端部がカバー部材に支持されている構成であるため、前記した軸回り方向の外力がカバー部材にも作用し、カバー部材のガイド軸の支持部近傍に撓みや変形が生じたり、リール本体に対するカバー部材の取付位置が所定の位置から偏倚したりするおそれがあった。また、釣場移動時等の衝撃や落下等による衝撃で、カバー部材の取付位置が所定の位置から偏倚するおそれもあった。このように、カバー部材の撓みや変形が生じたり、取付位置が所定の位置から偏倚したりすると、スプール往復動装置の良好な摺動性能が維持できなくなるおそれがある。
本発明は、このような課題を解決するために創作されたものであり、カバー部材の支持及び取付状態に影響を与えることがなく、スプール往復動装置の機能低下を回避できる魚釣用スピニングリールを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る魚釣用スピングリールは、ハンドル軸の回転をスプール軸の前後往復動に変換するスプール往復動装置がリール本体に収容された魚釣用スピニングリールである。前記スプール往復動装置は、前記スプール軸に固定された摺動子と、前記摺動子を案内するガイド軸と、を備えている。魚釣用スピニングリールは、前記リール本体の後部に設けられ、前記ガイド軸が挿通する後部開口部と、前記リール本体の後部に取り付けられ、前記後部開口部を覆うカバー部材と、前記カバー部材に設けられ、前記ガイド軸の後端部を支持する支持部とを備えている。また、前記後部開口部の縁部から後方に突設され、前記カバー部材の前記支持部の側方部分に係合して前記カバー部材を保持する補強片を備えている。
この魚釣用スピニングリールでは、後部開口部の縁部から後方に突設された補強片によってカバー部材を補強することができる。これにより、実釣時に釣糸をスプールに巻き取る際に、スプール軸を中心とする軸回り方向の外力が支持部を介してカバー部材に作用したとしても、カバー部材の撓みや変形、カバー部材の取付位置が所定の位置から偏倚するのを抑制することができる。また、釣場移動時等の衝撃や落下等による衝撃をリール本体が受けた場合にも、カバー部材の取付位置が所定の位置から偏倚するのを抑制することができる。したがって、スプール往復動装置の良好な摺動性能を維持することができる。
また、前記補強片は、一対突設されており、前記一対の補強片は、前記カバー部材の前記支持部を跨ぐように両側方部分に配設されて前記カバー部材を保持することが好ましい。この構成では、カバー部材における支持部の両側方部分を一対の補強片によって好適に補強することができる。したがって、スプール往復動装置の良好な摺動性能をより好適に維持することができる。
また、前記カバー部材の内側部には、前記補強片が係合する係合部が設けられていることが好ましい。この構成では、補強片が係合部を介してカバー部材に一体化し、カバー部材を好適に補強することができる。したがって、スプール往復動装置の良好な摺動性能をより一層好適に維持することができる。
また、前記カバー部材は側壁を備えており、前記係合部は、前記側壁に形成されていることが好ましい。この構成では、補強片がカバー部材の側壁に一体化し、カバー部材を好適に補強することができる。また、側壁に係合部を設ければよいので、構成が簡単になる。
また、前記補強片は、前記後部開口部を前記ガイド軸が挿通される位置に対応して前記後部開口部の縁部から後方に向けて突設されていることが好ましい。この構成では、補強片が支持部の近傍に位置するのでカバー部材を好適に補強することができる。
また、本発明の魚釣用スピニングリールは、ハンドル軸の回転をスプール軸の前後往復動に変換するスプール往復動装置がリール本体に収容された魚釣用スピニングリールである。前記スプール往復動装置は、前記スプール軸に固定された摺動子と、前記摺動子を案内するガイド軸と、を備えている。魚釣用スピニングリールは、前記リール本体の後部に設けられ、前記ガイド軸が挿通する後部開口部と、前記リール本体の後部に取り付けられ、前記後部開口部を覆うカバー部材と、前記カバー部材に設けられ、前記ガイド軸の後端部を支持する支持部とを備えている。また、前記後部開口部の縁部から後方に突設され、前記支持部を前記ハンドル軸の軸方向両側から挟持する一対の補強片を備えている。
この魚釣用スピニングリールでは、後部開口部の縁部から後方に突設された一対の補強片によって支持部を直接的に補強することができる。したがって、カバー部材の耐久性が向上する。これにより、実釣時に釣糸をスプールに巻き取る際に、スプール軸を中心とする軸回り方向の外力が支持部を介してカバー部材に作用したとしても、カバー部材の撓みや変形、カバー部材の取付位置が所定の位置から偏倚するのを抑制することができる。また、釣場移動時等の衝撃や落下等による衝撃をリール本体が受けた場合にも、カバー部材の取付位置が所定の位置から偏倚するのを抑制することができる。したがって、スプール往復動装置の良好な摺動性能を維持することができる。
本発明では、カバー部材の支持及び取付状態に影響を与えることがなく、スプール往復動装置の機能低下を回避できる魚釣用スピニングリールが得られる。
実施形態に係る魚釣用スピニングリールの全体構成を示す左側面図である。 軸受部材を取り外したリール本体を示す左側面図である。 図2のリール本体をスプール軸に沿って上下方向及び前後方向を含む平面で切った場合の断面図である。 図2のリール本体をスプール軸に沿って左右方向及び前後方向を含む平面で切った場合の断面図である。 (a)はボディの側面図であり、(b)はカバー部材を取り外した状態のボディの背面図である。 (a)はカバー部材を取り外したリール本体の背面図、(b)はカバー部材の正面図、(c)は補強片と係合部との係合状態を示す模式図である。 リール本体の一部をハンドル軸に沿って左右方向及び上下方向を含む平面で切った場合の断面図である。 ねじ部材を示す拡大側面図である。 (a)は摺動子がストロークの最後端位置にある場合におけるリール本体の縦断面図であり、(b)は摺動子がストロークの最前端位置にある場合におけるリール本体の縦断面図である。 変形例の魚釣用スピニングリールの補強片と下ボス部との位置関係を示すカバー部材の正面図である。
以下魚釣用スピニングリールの実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明において、「前後」「上下」を言うときは、図1に示した方向を基準とし、「左右」を言うときは、図3に示す方向を基準とする。
図1、図2に示すように、魚釣用スピニングリール101は、前方に突出する駆動軸筒107(図2参照)及びスプール軸108(図2参照)を有するリール本体102を備えている。また、魚釣用スピニングリール101は、駆動軸筒107に装着されてリール本体102の前側に配置されるロータ103と、スプール軸108に装着されてロータ103の前側に配置されるスプール104と、を備える。
ロータ103は、駆動軸筒107の前端に固定されるとともに後開口部が形成された円筒部を備える。また、ロータ103は、円筒部の後端部から外側に延び、さらに前側に延びる一対のアーム部103a(図1では片側のみ図示)を備える。一対のアーム部103aには、釣糸巻取位置又は釣糸放出位置に移動自在なベール支持部材103bが回転自在に取り付けられている。さらに、ロータ103は、一対のアーム部103aの間を周方向に延び、一対のアーム部103aのそれぞれを連結する一対の補強部材103c(図1参照)を備える。
図1に示すように、スプール104は、前から順に、前フランジ104a、糸巻胴部104b、スカート部104cを備える。
図1に示すように、リール本体102は、ボディ110と、脚部111と、ボディ前部112(図2参照)、軸受部材130と、カバー部材としての保護カバー140とを備える。ボディ110は、左側に向って開口する側部開口部113及び後側に向かって開口する後部開口部115(図3,図5(b)参照)を備えている。
脚部111は、ボディ110の上部から上方に延び、その先端に、釣竿に装着される竿取付部111a(図1参照)を有している。
軸受部材130は、側部開口部113を塞ぐ蓋部材である。保護カバー140は、ボディ110の後部に取り付けられ後部開口部115を塞ぐ保護部材である。以下において、ボディ110の内部の空間をボディ110内又は収容空間S1と称する場合がある。
ボディ前部112は、略筒状を呈し、その内部には、駆動軸筒107や図示しない逆転防止装置等が配置されている。ボディ前部112は、駆動軸筒107の前部を回転自在に支持している。駆動軸筒107は、中心軸O1を中心に回転するようになっている。
図2に示すように、駆動軸筒107の後端は、ボディ110内に位置している。そして、駆動軸筒107の後端には、ピニオンギャ107aが形成されている。
また、ボディ前部112は、ロータ103の円筒部内に位置している。図2、図3に示すように、ボディ前部112には、機能部材の収容保護や美観向上のために有底円筒状のカバー112aが装着されている。カバー112aは、ボディ前部112の外周側を覆っている。
ボディ前部112の後端には、後方から視て円形を成し(図5(b)、図6(a)を参照)、カバー112aの後開口部を塞ぐフランジ116が形成されている。
図2に示すように、スプール軸108は、駆動軸筒107内を貫通し、前端が駆動軸筒107よりも前方に突出している。また、スプール軸108の後部は、駆動軸筒107の後端よりも後方に突出し、ボディ110内に位置している。
ボディ110内には、左右方向に延在するハンドル軸105と、ハンドル軸105に固定されるドライブギャ106及び歯車(軸筒)106aと、スプール往復動装置150と、が組み付けられている。
図4に示すように、ハンドル軸105は、軸受105c、105dを介して、ボディ110と軸受部材130とに回転自在に支持されている。
ハンドル軸105の左端部は、軸受部材130を貫通するとともに、ハンドル105aに設けられた連結軸105bと螺合し、ハンドル軸105とハンドル105aとが一体になっている。
ハンドル軸105において左右方向の中央部よりも左寄りの位置に、ピニオンギャ107aに噛合するドライブギャ106が固定されている。
以上から、ハンドル105aの巻き取り操作が行われると、巻き取り操作による駆動力がハンドル軸105、ドライブギャ106、ピニオンギャ107aを介して駆動軸筒107に伝達し、ロータ103が回転する。
なお、ハンドル軸105において左右方向の中央部よりも右寄りの位置に、スプール往復動装置150を駆動するための歯車106aが固定されている(図3参照)。
図3,図4に示すように、スプール往復動装置150は、ガイド軸151と、摺動子152と、連動歯車154と、を備えている。ガイド軸151は、ボディ110内で前後方向に延びている。摺動子152は、ガイド軸151に沿って移動する部材であり、右側面に案内溝153(図6(a),図7参照)が形成されている。案内溝153には、連動歯車154に設けられた偏芯突部155が係合している。
図4に示すように、摺動子152には、スプール軸108の後端から後方に突出する突出部108aが連結し、摺動子152とスプール軸108とが一体になっている。
なお、摺動子152と突出部108bとは固定ねじ108bにより抜け止めされている。
図2に示すように、連動歯車154は、ハンドル軸105から後方下側の位置においてボディ110の底部に配置され、歯車106aの後側と噛合している。
以上から、ハンドル105aの巻き取り操作が行われると、巻き取り操作による駆動力が歯車106aを介して連動歯車154に伝達し、連動歯車154が回転する。また、連動歯車154の偏芯突部155が摺動子152の案内溝153の前面又は後面を押圧し、摺動子152とスプール軸108(スプール104)が前後方向に往復運動する。
次に、各部を詳細に説明する。
図3,図5(a)に示すように、ボディ110は、底部に周壁を有する有底箱状(筒状)を呈し左側に向って開口している。ボディ110は、円板状の右壁部120と、右壁部120の周端縁から左側に延びる筒状の筒部121と、を備える。
なお、筒部121の左端部が側部開口部113を構成している。
図5(a)に示すように、右壁部120の内面(左側面)には、右側中央孔123と、リブ124と、挿入孔119とが形成されている。
右側中央孔123は、ハンドル軸105の右端部が貫通する孔であり、右壁部120の中央部に設けられている。
リブ124は、図2,図3に示すように、側面視略L字形状を呈しており右側中央孔123よりも前側に位置している。リブ124は、前後方向に延在する前後リブ124aと、前後リブ124aの後端部に連続して下方向に延在する上下リブ124bとを備えている。
前後リブ124aは、板状を呈しており、前端部がボディ110の筒部121の内周面121aに接続されている。上下リブ124bは、下端部がボディ110の筒部121の下側の内周面121aに接続されている。リブ124によって右壁部120、筒部121の前側部分及び下側部分の強度が向上している。上下リブ124bには、スプール軸108の後部を後方に貫通させるための貫通孔124cが形成されている。貫通孔124cは、ハンドル軸105の中心軸O2よりも下側に位置している。このため、スプール軸108の後部は、ハンドル軸105の下側(脚部111が配置される側と反対側)に配置されている。
上下リブ124bの後面には、図3,図5(b)に示すように、前方に窪む凹部124eが形成されている。凹部124eは、円弧状に窪んでおり、上下リブ124bと歯車106aとの干渉を回避するためのものである。
なお、貫通孔124cには、駆動軸筒107の後端を支持するベアリング108cが嵌め込まれている(図3参照)。
上下リブ124bの下部には、ガイド軸151の前端を支持するガイド軸支持孔124dが形成されている。ガイド軸支持孔124dは、スプール軸108よりも下側に位置している。このため、ガイド軸151は、スプール軸108の下側(脚部111が配置される側と反対側)に配置されている。
挿入孔119は、図5(a)に示すように、右側中央孔123よりも後方の下部に形成されている。そして、この挿入孔119内には、図4に示すように、右壁部120の外側(右側)に取り付けられたギャ支持部材126のボス部126aが貫通している。これにより、ボディ110内の後部に、連動歯車154を回転自在に支持するボス部126aが配置される。
筒部121は、図5(a)に示すように、ハンドル軸105の中心軸O2を中心とする略円筒形状に形成されている。
より詳細に説明すると、筒部121の内周面121aは、ハンドル軸105の中心軸O2を中心とする円形状に形成され、かつ、ドライブギャ106の大きさに対応している。
筒部121の外周面121bは、ハンドル軸105の中心軸O2を中心とする略円形状に形成されている。
このため、筒部121の厚み(径方向の肉厚)が周方向において略均一になっている。つまり、筒部121は、従来の筒部(側面視略矩形筒状の筒部)よりも小型化しており、筒部121の内周面121aとドライブギャ106との間には、不要な空間が生じないようになっている。
図3に示すように、筒部121の上部には、ボディ110と一体に形成された脚部111の基部111bが連続している。よって、筒部121の上部は他の部位よりも強度が高く、肉抜きが可能な部位となっている。
また、筒部121の内周面121aのうち上方に位置する内周上方面121eには、脚部111の基部111bに向けて窪む凹状部122が形成され、ボディ110が軽量化している。なお、凹状部122は、ボディ110の上部において必要とされる強度を損なわない程度の深さとなっている。また、凹状部122は図3にのみ示している。
また、図5(b)に示すように、筒部121の後部には、筒部121の後部を貫通する後部開口部115が形成されている。
後部開口部115は、ボディ110内に組み付けられた部品の一部を受け入れてボディ110外に、言い換えると、ボディ110から後方に突出するように配置するための開口部である。また、後部開口部115は、ボディ110内への部品の組み付け口としても機能する。さらに、後部開口部115を備えることで、ボディ110の軽量化も図られている。
また、図5(b)に示すように、後部開口部115は、筒部121において左右方向の中央部のみを貫通している。このため、後部開口部115の開口(孔)と側部開口部113の開口(孔)とが連続していない。
言い換えると、側部開口部113と後部開口部115との間には、側部開口部113と後部開口部115とのそれぞれの開口の端縁を構成する円弧状の架橋部114が延在している。
このため、後部開口部115の開口(孔)と側部開口部113の開口(孔)とが連続する場合よりも、筒部121の強度が向上している。この結果、ボディ110の耐久性が向上している。
また、図5(b)に示すように、筒部121の後端面であって後部開口部115の周囲には、カバー装着部118が形成されている。カバー装着部118には、図3に示すように、シール部材147を介して保護カバー140が装着される。
カバー装着部118の上側には、上側ねじ挿通孔118aが開口形成されている。上側ねじ挿通孔118aは、図3に示すように、脚部111の下部を前後方向に貫通している。上側ねじ挿通孔118aには、上側取付ねじ123が挿通される。また、上側取付ねじ123の上側には、図5(b)に示すように、シール部材147の位置決め部として機能する上端リブ118bが形成されている。上端リブ118bには、シール部材147の上端部が係止される。また、上側取付ねじ123の下側には、同様に、シール部材147の上部が係止される上部リブ118cが形成されている。
カバー装着部118において後部開口部115の周縁部には、後方へ向けて突出する枠状の縁リブ(縁部)118dが形成されている。縁リブ118dには、シール部材147に設けられた図示しない開口部が係止される。
縁リブ118dの下部には、左右一対の補強片118e,118eが形成されている。各補強片118e,118eは、舌片状を呈しており、縁リブ115dから後方に向けて一体に突設されている。各補強片118e,118eは、縁リブ118dに比べて薄肉に形成されている。
各補強片118e,118eは、スプール往復動装置150のガイド軸151が挿通される位置に対応して設けられており、図6(a)に示すように、ガイド軸151を左右両側から跨ぐように配置されている。
ボディ110の下部には、図3に示すように、下側ねじ挿通孔110aが形成されている。下側ねじ挿通孔110aは、円孔であり、前側がフランジ116の前面に開口し、後側が内周面121aに連続する下部内壁面121cに開口している。つまり、下側ねじ挿通孔110aの後側は、ボディ110の収容空間S1のうち、ボディ110の下部に形成される空隙部としての下部空間S5に連通している。下部空間S5は、後記する下側取付ねじ部材160の軸部161の一部を囲っている。下側ねじ挿通孔110aは、前後方向に貫通しており、スプール軸108の中心軸O1と平行に形成されている。このような下側ねじ挿通孔110aには、ねじ部材としての下側取付ねじ部材160が挿通される。下側ねじ挿通孔110aは、保護カバー140の後記する下ボス部142に向けて下側取付ねじ部材160を案内する。
保護カバー140は、樹脂製の部材からなり、図1に示すように、側面視で略三日月状に形成されている。保護カバー140は、図3に示すように、上側取付ねじ123及び下側取付ねじ部材160の上下2つの金属製のねじ部材によって、ボディ110(筒部121)の後部開口部115を覆うように固定されている。
保護カバー140の内面は、後方に窪んでいる。言い換えると、保護カバー140は、前方に向って開口する有底筒状を呈し、保護カバー140の前面側に空間が形成されている。よって、後部開口部115を介してボディ110内から後方に突出する部品の一部を保護カバー140内に収容することができる。
以下において、保護カバー140の内部の空間を保護カバー140内又は収容空間S2と称する場合がある。
保護カバー140の内面上部には、図3,図6(b)に示すように、上ボス部141が前方(脚部111側)へ向けて突出形成されている。上ボス部141のねじ穴141aには、リール本体102(脚部111)の前面側から上側ねじ挿通孔118aに挿入された上側取付ねじ123が螺合される。
保護カバー140の内面下部には、取付部としての下ボス部142が前方へ向けて突出形成されている。下ボス部142には、金属製の雌ねじ部材143がインサート成形されている。雌ねじ部材143には、下側取付ねじ部材160の雄ねじ部163が螺合される。雌ねじ部材143の前面は、下ボス部142の前面と面一に露出している。
保護カバー140の内面下部において、下ボス部142の斜め左上方には、中ボス部144が前方へ向けて突出形成されている。中ボス部144の穴部144aには、スプール往復動装置150のガイド軸151の後端部が挿入され、中ボス部144がガイド軸151の後端部を支持している。中ボス部144は、特許請求の範囲に記載の「支持部」に相当する。
また、保護カバー140の内側部の左右側壁145,145の下部には、肉厚部146a,146aが形成されている。肉厚部146a,146aには、前方および内面に向けて開口する係合部としての係合溝146,146が形成されている。係合溝146,146は、ボディ110のカバー装着部118の補強片118e,118eに対応して形成されており、各補強片118eが係合している(図6(c)参照)。
左側の係合溝146は、左側の補強片118eの上面部、下面部および左面部がそれぞれ係合する上部、下部および内面部を備えている。また、右側の係合溝146は、右側の補強片118eの上面部、下面部および右面部がそれぞれ係合する上部、下部および内面部を備えている。このような係合溝146,146(図5(a)参照)は、上記中ボス部144を挟むように左右両側に位置している。これによって、保護カバー140(中ボス部144)は、左右側壁145,145および肉厚部146a,146aを介して係合溝146,146に係合される補強片118e,118eで補強されている。
なお、保護カバー140の内面上部には、ボディ110のカバー装着部118の上部リブ118cに対応する位置に上部支持部148が形成されている。上部支持部148と上部リブ118cとは、当接する状態に構成してもよいし、隙間を形成して対向するように構成してもよい。
下側取付ねじ部材160は、図3に示すように、リール本体102の前後方向に全長が大きく形成されたねじである。下側取付ねじ部材160は、図8に示すように、リール本体102を貫通する軸部161と、軸部161の一端(前端)に設けられ軸部161が他端側(後端)に移動するのを規制する頭部162とを備えている。また、下側取付ねじ部材160は、軸部161の他端(後端)に設けられた雄ねじ部163と、雄ねじ部163の近傍部位に設けられた、雄ねじ部163よりも大径に形成された当接部165とを備えている。
軸部161は、下側ねじ挿通孔110aよりも小径とされた中間部分を備えている。
軸部161の一端側には、中間部分よりも大径とされた胴部164が形成されている。
頭部162は、胴部164よりも大径に形成されている。図3に示すように、頭部162とボディ110のフランジ116の前面との間には、復帰衝接部110eが配置されている。これにより、下側取付ねじ部材160を締め付けると、頭部127とボディ110のフランジ116の前面との間に復帰衝接部110eが挟持される。復帰衝接部110eは、キャスティング操作時等に釣糸放出位置にした一対のアーム部103aを、釣糸巻取位置に復帰させる役割をなす部材である。復帰衝接部110eには、アーム部103aに備わる図示しない復帰用当接部材が当接するようになっている。
雄ねじ部163は、保護カバー140の下ボス部142に備わる雌ねじ部材143に螺合している。雄ねじ部163の後端部には、後方へ延在する小径棒状の案内部163aが連設されている。案内部163aは、螺合時に、雌ねじ部材143の内側に挿通され、雄ねじ部163を雌ねじ部材143に螺合する際のガイドとして機能する。
胴部164の外径は、円柱状を呈しており、下側ねじ挿通孔110aの内径に対応した大きさとなっている。胴部164には、周溝164bが形成されており、周溝164bにはOリング164aが装着されている。Oリング164aは、図3に示すように、下側ねじ挿通孔110aの内周面に密着し、下側ねじ挿通孔110aと胴部164との間を封止している。
なお、胴部164の後部は、後方へ向けてテーパー状に窄まっており、下側ねじ挿通孔110aに挿入し易くなっている。
胴部164の前部は、下側ねじ挿通孔110a内に配置されている。したがって、下側取付ねじ部材160の安定性が高まっている。一方、胴部164の後部は、螺合時に下側ねじ挿通孔110a内を摺動し、ねじの回転中心がブレないように機能する。
当接部165は、軸部161に一体成形されており、軸部161の雄ねじ部163の外径よりも大径の円形に形成されている。当接部165は前方へ向けてテーパー状に窄まる略円錐形状を呈している。当接部165の後面165aは雄ねじ部163側に対向しており、当接部165の後面165aには、下ボス部142の前面(雌ねじ部材143の前面)が当て付けられている。当接部165の後面165aは断面リング状とされており表面が平らに形成されている。
なお、当接部165は、略円錐形状を呈するものに限られることはなく、螺合時に下ボス部142の前面が当て付けられる部位を含む形状であれば、種々の形状のものを採用し得る。
このような下側取付ねじ部材160は、ボディ110の前方から下側ねじ挿通孔110aに挿通される。挿通時に、下側取付ねじ部材160の胴部164が下側ねじ挿通孔110aに挿通されると、下側取付ねじ部材160の姿勢がスプール軸108の中心軸O1と平行に規制される。これにより、保護カバー140の下ボス部142の雌ねじ部材143に向けて下側取付ねじ部材160の雄ねじ部163が案内される。
リール本体102内(ボディ110内)には、下側取付ねじ部材160の軸部161の一部を囲う下部空間S5が設けられている。
なお、保護カバー140とボディ110との間には、シール部材147が設けられ、保護カバー140とボディ110との合わせ面から内部に水が浸入しないようになっている(図2、図3参照)。
次に、スプール往復動装置150の各構成の配置について説明する。スプール往復動装置150は、ボディ110と保護カバー140とにより形成される空間内(収容空間S1と収容空間S2)に以下のように配置されている。
連動歯車154は、後部開口部115を貫通するように外部後方からボディ110に組み付けられ、図9(a)に示すように、後部開口部115から後方に突出する連動歯車154の一部(後部領域)が保護カバー140内に収容されている。連動歯車154は、図4に示すように、ギャ支持部材126のボス部126aにベアリング126bを介して回転自在に支持されている。連動歯車154は、固定ねじ126cによりボス部126aに抜け止め保持されている。
ガイド軸151は、図9(a)に示すように、後部開口部115を貫通し、その後端が保護カバー140の中ボス部144の穴部144aに支持されている。したがって、リール本体102の後部にガイド軸151を支持するための構造を設ける必要が無くなり、リール本体102の後部の構成が簡単になるとともに、軽量化が促進される。
そして、図9(a)に示すように、摺動子152が偏芯突部155の押圧によって最後端位置に移動した場合、摺動子152の一部(後部領域)が保護カバー140内に収容される。
つまり、摺動子152の前後ストロークは、ボディ110の収容空間S1に限定されず、後方に拡大している。
このため、ボディ110の筒部121が円筒状に形成されてボディ110の下部側の収容空間が小さくなったとしても、所望の大きさの連動歯車154を使用することができ、スプール往復動装置150の機能低下を回避できる。
また、保護カバー140が連動歯車154及び後部開口部115を覆うため、海水や塵埃が連動歯車154に付着したり、ボディ110内に浸入したりするおそれがない。
ここで、スプール軸108には摺動子152が固定されているので、実釣時に釣糸をスプール104に巻き取る際には、スプール軸108の中心軸O1を中心として摺動子152を傾ける方向の外力(左右方向の外力、スプール軸108軸の軸回り方向の外力)がガイド軸151を介して保護カバー140に作用する。これに対して、本実施形態では、ガイド軸151を支持する中ボス部144を両側から挟み込むように一対の補強片118eを配設して保護カバー140の内側に支持固定したので、ガイド軸151を支持する部分の保護カバー140の撓みや変形を効果的に抑制して補強することが可能となる。これにより、ガイド軸151のスプール軸108に対する平行度を精度良く維持できて、摺動子152の良好な前後摺動性能が保たれる。
図3に示すように、ボディ110内の空間において、ガイド軸151がハンドル軸105の下側(脚部111の反対側)に配置され、スプール軸108の後部がハンドル軸105の下側(脚部111の反対側)に配置されている。そして、ガイド軸151は、図2,図3,図6(a)に示すように、ハンドル軸105の軸方向から見たときに、案内溝153の一部にガイド軸151の一部がオーバーラップして配置されている。したがって、ハンドル軸105の軸方向から見たときに案内溝153から外れた位置にガイド軸151が配置されている構成とした場合に比べて、リール本体102を上下方向(案内溝153の延在方向)に小型化することができる。
また、ボディ110内においてハンドル軸105の下側の内部スペースにガイド軸151とスプール軸108を配置している。このため、魚釣用スピニングリール101の低重心化が可能である。また、ガイド軸151よりもさらに下方に前後方向に延在して下側取付ねじ部材160を配置している。したがって、全長の大きい下側取付ねじ部材160が前後方向に片寄ってしまうことが防止され、重量バランスがよい。
さらに、図7に示すように、スプール軸108の軸方向から見たときに、案内溝153の底部153aの一部がスプール軸108の一部に重なる(オーバーラップする)位置関係となっている。したがって、このような位置関係としない場合に比べて、リール本体102(ボディ110)を左右方向に(ハンドル軸105方向に)小型化することができる。
次に、側部開口部113と軸受部材130との詳細について図7を参照して説明する。なお、図7では、右壁部120の断面を簡略化している。
図7に示すように、側部開口部113(筒部121の左端部)は、ボディ110内にドライブギャ106等の部品を組み込むための孔である。
側部開口部113の内周面113aは、筒部121の内周面121aと略同一径の円形状に形成されている(図2参照)。このため、ボディ110を大型化することなく比較的大径のドライブギャ106を筒部121内に容易に組み付けることができる。
また、側部開口部113の内周面113aには、雌ねじ113bが形成されている。
軸受部材130は、側部開口部113に装着されて側部開口部113を液密に閉塞するとともに、ハンドル軸105の左端側を支持する役割を成す部品である。
軸受部材130は、側部開口部113を閉塞する環状の蓋部131と、蓋部131の中央部で左右方向に開口する円筒部132と、蓋部131の内面(右側面)から右側に突出し側部開口部113内に挿入される挿入部133と、を備える。
なお、円筒部132内には、図示しない軸受が内嵌され、その軸受に支持されるハンドル軸105が円筒部132内を貫通している。
挿入部133は、中心軸O1を中心とする円筒状を呈し、外径が側部開口部113の内周面113aの径と略同一に形成されている。挿入部133の外周面には、雄ねじ部133aが形成されている。そして、挿入部133は、側部開口部113に挿入され、雄ねじ部133aが雌ねじ部113bに螺合している。これにより、軸受部材130が側部開口部113に締結し、軸受部材130がボディ110に固定されている。
このような螺合による固定構造によれば、ボディ110内に挿入部133(軸受部材130)が螺合し、ボディ110の強度が格段に向上する。また、挿入部133の全周が筒部121(側部開口部113)に支持されているため、ハンドル操作時において軸受部材130に作用するハンドル軸105の荷重は、筒部121(側部開口部113)の全周に分散する。よって、ボディ110の耐久性が向上する。
以上説明した本実施形態では、後部開口部115の縁リブ118dから後方に向けて突設される一対の補強片118e,118eによって保護カバー140を補強することができる。これにより、実釣時に釣糸をスプール104に巻き取る際に、スプール軸108を中心とする軸回り方向の外力が中ボス部144を介して保護カバー140に作用したとしても、保護カバー140の撓みや変形、保護カバー140の取付位置が所定の位置から偏倚するのを抑制することができる。また、釣場移動時等の衝撃や落下等による衝撃をリール本体102が受けた場合にも、保護カバー140の取付位置が所定の位置から偏倚するのを抑制することができる。したがって、スプール往復動装置150の良好な摺動性能を維持することができる。
また、一対の補強片118e,118eは、中ボス部144の左右両側となる左右側壁145,145に設けられた係合溝146,146に係合しているので、保護カバー140を中ボス部144の左右両側から補強することができる。したがって、保護カバー140の補強効果が高くなり、スプール往復動装置150の良好な摺動性能をより好適に維持することができる。
また、補強片118e,118eが係合溝146,146に係合することで、各補強片118eが保護カバー140に一体化するので、保護カバー140をより好適に補強することができる。
また、左右側壁145,145を利用して係合溝146,146を設けているので、補強のための構成が簡単であるとともに、重量が嵩むのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
例えば、前記実施形態では、補強片118eを一対設けたものを示したが、これに限られることはなく、後部開口部115の左右一方の縁リブ118dに設けるように構成してもよい。
また、補強片118eは、保護カバー140の係合溝146に係合するものを示したが、これに限られることはなく、側壁145の側方部分に当て付けられるものであってもよい。また、補強片118eは、保護カバー140の内面に突起部等を設けてこれに当て付けるように構成してもよい。また、突起部等に係合部を設けてこれに係合するように構成してもよい。
また、図10に示すように、一対の補強片118e,118eで中ボス部144を左右両側から挟持するように構成してもよい。この場合には、中ボス部144が補強片118e,118eで左右両側から直接的に補強される。したがって、保護カバー140の耐久性が向上する。
また、補強片118eの数や形状は適宜設定することができる。
102 リール本体
105 ハンドル軸
108 スプール軸
115 後部開口部
118d 縁リブ(縁部)
118e 補強片
140 保護カバー(カバー部材)
144 中ボス部(支持部)
145 側壁
146 係合溝(係合部)
150 スプール往復動装置
151 ガイド軸
152 摺動子

Claims (6)

  1. ハンドル軸の回転をスプール軸の前後往復動に変換するスプール往復動装置がリール本体に収容された魚釣用スピニングリールであって、
    前記スプール往復動装置は、
    前記スプール軸に固定された摺動子と、
    前記摺動子を案内するガイド軸と、を備えており、
    前記リール本体の後部に設けられ、前記ガイド軸が挿通する後部開口部と、
    前記リール本体の後部に取り付けられ、前記後部開口部を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられ、前記ガイド軸の後端部を支持する支持部と、
    前記後部開口部の縁部から後方に突設され、前記カバー部材の前記支持部の側方部分に係合して前記カバー部材を保持する補強片とを備えたことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記補強片は、一対突設されており、前記一対の補強片は、前記カバー部材の前記支持部を跨ぐように両側方部分に配設されて前記カバー部材を保持することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記カバー部材の内側部には、前記補強片が係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
  4. 前記カバー部材は側壁を備えており、
    前記係合部は、前記側壁に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の魚釣用スピニングリール。
  5. 前記補強片は、前記後部開口部を前記ガイド軸が挿通される位置に対応して前記後部開口部の縁部から後方に向けて突設されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
  6. ハンドル軸の回転をスプール軸の前後往復動に変換するスプール往復動装置がリール本体に収容された魚釣用スピニングリールであって、
    前記スプール往復動装置は、
    前記スプール軸に固定された摺動子と、
    前記摺動子を案内するガイド軸と、を備えており、
    前記リール本体の後部に設けられ、前記ガイド軸が挿通する後部開口部と、
    前記リール本体の後部に取り付けられ、前記後部開口部を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられ、前記ガイド軸の後端部を支持する支持部と、
    前記後部開口部の縁部から後方に突設され、前記支持部を前記ハンドル軸の軸方向両側から挟持する一対の補強片とを備えたことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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