JP2015034431A - レール吊上装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1には、本装置をレールに沿って移動させる際等の作業負荷を軽減することができ、第2には、さらに、レール吊上げ作業時の作業負荷も軽減することができるレール吊上装置を提供すること。
【解決手段】レールを跨ぐように設けられた一対の脚部11,11と、その一対の脚部11,11の上部を連結する本体部12と、その本体部12から上方に向かって延びるハンドル部13とを備え、本体部12には、レールをキャッチする開閉自在のレールキャッチ部12bと、レールをキャッチしたレールキャッチ部12bを吊上げる吊上機構部12cとが設けられており、本装置1の少なくとも作業者側には、本装置1を作業者側に倒して傾斜させた際にレールの頭部に接触して回転する移動用ローラー12dを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道用レール(以下、レールと略す。)の設置に使用するタイプレートや軌道パッド等を交換する際にレールを吊上げるレール吊上装置に関する。
従来、タイプレートや軌道パッド等を交換する際にレールを吊上げるレール吊上装置として、例えば、吊り上げるべきレールの両側に立てられている一対の伸縮脚と、両伸縮脚の上端に渡されている装置ボディと、装置ボディから両伸縮脚の間に吊り下られているレールキャッチと、装置ボディに装備されている手動油圧ポンプと、手動油圧ポンプによって作動させられる油圧シリンダとを備え、各伸縮脚は、同レールの対応する側で静止されている支持脚と、支持脚に昇降自在に支持されかつ上端を装置ボディに固着している脚本体とからなり、油圧シリンダのピストンロッドが支持脚に固定されており、油圧シリンダのシリンダチューブが脚本体に固定されている装置や、手動油圧ポンプの代わりに手動の巻上機を用いたもの等が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特開2013−43771号公報 特開2012−246106号公報 特開2006−037693号公報
しかし、上述の特許文献1〜3のレール吊上装置は、レールに沿って移動させる際の作業軽減については何ら考慮されてなく、レールに沿って移動する際は、人手で運んだり、運搬車で搬送する必要があり、移動させる際の作業負荷が大きいという問題がある。
また、レールの吊上げを手動の巻上機や手動の油圧ポンプで行なっているため、レールを吊上げる際、人力が必要になり、作業負荷が大きいという問題もある。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、第1には、本装置をレールに沿って移動させる際等の作業負荷を軽減することができ、第2には、さらに、レール吊上げ作業時の作業負荷も軽減することができるレール吊上装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明のレール吊上装置は、レールを跨ぐように設けられた一対の脚部と、その一対の脚部の上部を連結する本体部と、その本体部から上方に向かって延びるハンドル部とを備え、前記本体部には、レールをキャッチするレールキャッチ部と、レールをキャッチしたレールキャッチ部を吊上げる吊上機構部とが設けられており、本装置の少なくとも作業者側には、本装置を作業者側に倒して傾斜させた際にレールの頭部に接触して回転する移動用ローラーが設けられていることを特徴とする。
ここで、前記レールキャッチ部は、回動軸を介し開閉自在に設けられ、操作ワイヤーの一端が連結されてその操作ワイヤーの進退動作によって開閉してレールをキャッチする一対のキャッチ部材を有する一方、操作ワイヤーの他端が連結された操作レバーを前記ハンドル部の上部に取り付けて、前記操作レバーの操作によって操作ワイヤーを介して前記一対のキャッチ部材を開閉させてレールをキャッチすると良い。
また、さらに、前記ハンドル部の上部であって作業者側の反対側に、本装置を作業者側に倒し傾斜させることによって前記移動用ローラーをレールの頭部に接触させた際に前記ハンドル部の上部よりも高い位置に来る、レール上を移動させるための補助ハンドルを設けるとさらに良い。
また、前記吊上機構部は、本装置に搭載したバッテリからの電源により動作する電動式の油圧ポンプと、ピストンロットの先端部にレールキャッチ部が設けられ、油圧ポンプからの油圧によってピストンロッドを上昇させるシリンダとを備えるとさらに良い。
また、前記バッテリおよび油圧ポンプは、前記移動用ローラーと同じ本装置の作業者側に設けるとさらに良い。
また、少なくとも、前記一対の脚部が、それぞれ、前記本体部に対して上下方向にスライド可能に設けられているか、前記ハンドル部が、前記本体部に対して上下方向にスライド可能に設けられているとさらに良い。
本発明のレール吊上装置では、本装置の少なくとも作業者側に本装置を作業者側に倒して傾斜させた際にレールの頭部に接触して回転する移動用ローラーを設けたため、本装置をレール上で移動させる際の作業負荷を大幅に軽減することができる。
また、ハンドル部の上部に取り付けが操作レバーの操作によって操作ワイヤーを介して一対のキャッチ部材を開閉させてレールをキャッチするようにした場合には、レールをキャッチするために腰や膝を曲げる必要がなくなるので、レール吊上げ作業時の作業負荷も軽減することができる。
また、本装置を作業者側に倒し傾斜させ移動用ローラーをレールの頭部に接触させた際にハンドル部の上部よりも高い位置に来る補助ハンドルを設けた場合には、本装置をレール上で移動させる際の作業負荷をさらに軽減することができる。
また、吊上機構部をバッテリ駆動の電動式の油圧ポンプ等で構成すれば、レール吊上げ作業時の作業負荷を軽減することができる。
また、そのバッテリや油圧ポンプを移動用ローラーと同じ本装置の作業者側に設けた場合には、バッテリや油圧ポンプの分だけ重量が増大しても、それらの重量を移動用ローラーで受けることが可能になるので、本装置をレール上で移動させる際の作業負荷をさらに軽減することができる。
また、脚部やハンドル部を本体部に対して上下方向にスライド可能に設けた場合には、本装置を小さく折り畳むことが可能になり、本装置の保管時や運搬時の作業負荷をなるべく軽減することができる。
本発明に係る実施の形態のレール吊上装置の正面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置の平面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置の右側面図である。 (a)はスライド脚部より下の部分の平面図、(b)はスライド脚部より下の部分の正面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置をレール上に降ろした状態を示す側面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置のハンドル部を延ばした状態を示す側面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置のハンドル部を延ばして移動させている状態を示す側面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置の脚部を延ばした状態を示す側面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置の脚部を延ばした状態を示す正面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置のレールキャッチ部を降ろしてレールをキャッチする際の状態を示す正面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置のレールキャッチ部によりレールをキャッチして吊上げた際の状態を示す正面図である。 本発明に係る実施の形態のレール吊上装置のハンドル部と脚部を延ばしたまま移動させている状態を示す側面図である。
以下、本発明に係るレール吊上装置の実施の形態について、図1〜図12を参照しながら説明する。
レール吊上装置1は、レールRの設置に使用されるタイプレートや、図示しない軌道パッド等を交換する際にレールRを吊上げるもので、図1〜図3に示すように、一対の脚部11,11と、その一対の脚部11,11の上部を連結する本体部12と、その本体部12から上方に向かって延びるハンドル部13とを有する。
一対の脚部11,11は、それぞれ、本体部12からレールRを跨ぐように斜め下方向に延びた後、下方へ延びる円筒形の中空の鋼管等から構成された脚部本体11a,11aと、脚部本体11a,11aの中に挿入され、脚部本体11a,11aに対して上下方向にスライド可能に設けられた円筒形で中空のスライド脚部11b,11bを有している。
脚部本体11a,11aには、それぞれ、位置決めピン11c,11cが挿入される通し孔11a1,11a1が設けられている一方、スライド脚部11b,11bには、それぞれ、位置決めピン11c,11cが挿入される上下方向に所定間隔だけ離れた複数(ここでは、例えば、4段とする。)の通し孔11b1,11b1が設けられており、通し孔11a1,11a1と複数の通し孔11b1,11b1のうちいずれか一とを合わせて位置決めピン11c,11cを挿入することによって高さを調整できるように構成されている。
スライド脚部11b,11bの下端部には、それぞれ、図4(a),(b)等に示すように、地面やマクラギ等の傾斜に対し微小な高さおよび水平を調整できるように四角形状の第1脚部底板11b2と第2脚部底板11b3の間に、微小な高さを調整可能なフットジャッキボルト11b4を介して設けると共に、四隅に上下の取付ボルト11b5,11b6を介して4つのラバーマウント11b7を設けている。
また、左右両側の脚部本体11a,11aのほぼ中間部分には、それぞれ、運搬用ハンドル11d,11dが取り付けられている。
本体部12は、その脚部本体11a,11aの上端部が溶接等されて連結すると共に、ハンドル部13を上下方向に伸縮自在に支持するハンドル挿通支持部12a,12aと、レールRをキャッチするレールキャッチ部12bと、そのレールキャッチ部12bを吊上げる吊上機構部12cと、移動用ローラー12dとが設けられている。
ハンドル挿通支持部12a,12aは、それぞれ、円筒状のパイプ等から構成され、ハンドル部13のハンドルロッド13a,13aがスライド可能に挿通されており、固定用ノブ12a1,12a1を締め付けることによって、ハンドルロッド13a,13aをハンドル挿通支持部12a,12aに固定してハンドル部13の高さを調整できるように構成されている。そのため、本体部12のハンドル挿通支持部12a,12aが設けられた箇所には、ハンドル部13のハンドルロッド13a,13aが上下方向に挿通するように挿通孔が設けられている。
レールキャッチ部12bは、シリンダ12c2から電動で上下動するピストンロッド12c1の先端部に設けられるもので、一対のキャッチ部材12b1,12b2からなり、一対のキャッチ部材12b1,12b2がピストンロッド12c1の先端部に回動軸12b3を介し開閉自在に取り付けられている。
ここで、一対のキャッチ部材12b1,12b2の内、操作ワイヤー12b5の一端が連結され、操作ワイヤー12b5の進退動によって直接的に開閉動作を行う図1上、左側のキャッチ部材12b1を“主動側キャッチ部材12b1”、その主動側キャッチ部材12b1の開閉操作に連動して図示しないリンク機構等を介して開閉する図1上、右側のキャッチ部材12b2を“連動側キャッチ部材12b2”と呼ぶ。
なお、操作ワイヤー12b5の他端は、操作レバー12b4に連結されており、その操作レバー12b4は、後述するハンドルバー13bに取り付けられている。
そして、主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2との間には、通常状態、すなわち後述する操作レバー12b4を操作していない状態では、主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2が閉じてレールRをキャッチした状態等を保持するように作用する図示しないスプリング等が設けられている。そのため、操作レバー12b4を操作した際には、そのスプリングの弾性力に対抗して主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とが開くように動作する。なお、これとは逆に、操作レバー12b4を操作していない状態では、主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とが開いた状態を保持するように作用する図示しないスプリングを設けて、操作レバー12b4を操作した際に、そのスプリングの弾性力に対抗して主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とが閉じてレールRをキャッチするように構成しても良い。
これにより、ハンドルバー13bに取り付けられた操作レバー12b4の操作によって、操作ワイヤー12b5の一端側が連結された主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とを開閉させてレールRをキャッチすることができる。なお、主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2との開閉動作は、リンク機構等による連動に限られるものでなく、自転車のブレーキシステムのように構成しても良く、要は、作レバー12b4の操作によって、操作ワイヤー12b5の一端側が連結された主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とを開閉させてレールRをキャッチできれば十分である。
吊上機構部12cは、レールキャッチ部12bを上下方向に移動させてレールRを吊上げるもので、レールキャッチ部12bに先端部が連結されたピストンロッド12c1と、そのピストンロッド12c1を上下方向に昇降(スライド)させる油圧または空気式のシリンダ12c2と、電動でシリンダ12c2に対し耐圧ホース(図示せず。)介して油圧または空気を戻す充電式のバッテリ搭載の電動ポンプ12c3とを備えている。
電動ポンプ12c3には、電動ポンプ12c3を動作させて電動でシリンダ12c2から油圧または空気を戻してレールキャッチ部12bに先端部が連結されたピストンロッド12c1を上昇させるポンプスイッチ12c31(図9参照。)と、シリンダ12c2から油圧または空気を送ってレールキャッチ部12bに先端部が連結されたピストンロッド12c1をフリーにしてそれらの自重で降下させるリリーフバルブ12c32(図9参照。)等が設けられている。なお、電動ポンプ12c3には、ピストンロッド12c1をフリーにして降下させるリリーフバルブ12c32の代わりに降下用のポンプスイッチが設けられていても勿論良い。
また、移動用ローラー12dは、本装置1をレールRに沿って移動させる際に使用するもので、図3に示すように本装置1の作業者側、すなわち電動ポンプ12c3側に設けられている。
一方、ハンドル部13は、所定間隔だけ離間し、その上部で本装置1の作業者側、すなわち電動ポンプ12c3側に傾斜した一対のハンドルロッド13a,13aと、一対のハンドルロッド13a,13aの上部に溶接されたハンドルバー13bと、一対のハンドルロッド13a,13aの上部の傾斜部分に溶接され、本装置1を作業者側に倒して移動用ローラー12dをレールRの頭部に接触させた際にハンドルバー13bよりも高い位置に来る補助ハンドル13cとを有し、ハンドルロッド13a,13aが本体部12のハンドル挿通支持部12a,12スライド可能に挿入されて、固定用ノブ12a1,12a1を締め付けることによってハンドル挿通支持部12a,12aに固定して、高さを調整できるように構成されている。なお、補助ハンドル13cは、省略しても良い。
なお、ハンドルバー13bの右側には、図1に示すようにレールキャッチ部12bの主動側キャッチ部材12b1に操作ワイヤー12b5を介して連結された操作レバー12b4が取り付けられている。
次に、以上のように構成されたレール吊上装置1を使用したレールRの吊上げ方法について、図面を参照して説明する。
まず、作業者は、図示しない輸送車両からレール吊上装置1を降ろして、図5に示すようにそのレール吊上装置1を軌道上、すなわち吊上げるべきレールR上に設置する。なお、レール吊上装置1は、輸送車両に搭載されて格納されている場合には、ハンドル部13は本体部12に対し下げられており、また、脚部11,11のスライド脚部11b,11bも縮んだ状態にある。そのため、レール吊上装置1を格納や運搬する際に便利である。
次に、作業者側は、図6に示すようにハンドル挿通支持部12a,12aに設けられた固定用ノブ12a1,12a1(図1参照。)を緩めて、ハンドル部13を延ばし、作業者の都合の良い高さで固定用ノブ12a1,12a1を締め付けて、ハンドル部13を所望の高さに設定する。
ここで、レール吊上装置1をレールR上で移動させる必要がある場合、作業者は、図7に示すように、レール吊上装置1を作業者側に斜めに倒して移動用ローラー12dをレールRの頭部上面に接触させ、ハンドル部13の補助ハンドル13cを掴んでレール吊上装置1を押しながら移動する。
そして、作業者は、タイプレートや軌道パッド等を交換する箇所に到達すると、図8や図9に示すように、本体部12の上面等に設けられた図示しないレベル(水準器)等を参照しながら脚部本体11a,11aそれぞれからスライド脚部11b,11bを延ばして、本体部12が水平状態で本体部12を適当な高さで位置決めピン11c,11cを脚部本体11a,11aそれぞれのいずれかの通し孔11a1,11a1に挿入して、スライド脚部11b,11bを脚部本体11a,11aに固定する。
その際、スライド脚部11b,11bの微小な高さや角度の調整は、図4(a),(b)に示すようなスライド脚部11b,11bの下端部それぞれに設けられた第1脚部底板11b2と第2脚部底板11b3の間に設けたフットジャッキボルト11b4やラバーマウント11b7等によって調整する。
次に、作業者側は、吊上機構部12cの電動ポンプ12c3上のリリーフバルブ12c32を開いてピストンロッド12c1をフリー状態にする。すると、図10に示すようにピストンロッド12c1と共に、ピストンロッド12c1の先端部に設けられた主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2がレールRの頭部に向かって徐々に降りていく。
そして、主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2がレールRの頭部に当たる前に、作業者側が操作レバー12b4を例えば握る等の操作をすると、図10に示すように主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2が開いて、主動側キャッチ部材12b1および連動側キャッチ部材12b2それぞれの先端がレールRの頭部を通って腹部まで下がる。
そして、作業者が操作レバー12b4を例えば離す等の操作をすると、図示しないスプリングの作用によって主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2が閉じて、主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とによってレールRの頭部を挟持(キャッチ)できる。
次に、作業者は、電動ポンプ12c3のリリーフバルブ12c32を閉めて電動ポンプ12c3のポンプスイッチ12c31をオンにすると、シリンダ12c2のピストンロッド12c1が上昇して、図11に示すようにピストンロッド12c1の先端部に取り付けられたレールキャッチ部12bを上昇させて、レールキャッチ部12bの主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とによって挟持(キャッチ)しているレールRを吊上げることができる。
その結果、作業者は、図11に示すように、そのレールRの下に設置されたタイプレートTや軌道パッド等を交換することができる。
そして、作業者は、その場所でそのレールRの下に設置されたタイプレートTや軌道パッド等を交換した場合には、図12に示すように、レール吊上装置1を作業者側に斜めに倒すことによって移動用ローラー12dをレールRの頭部上面に接触させ、次のタイプレートや軌道パッド等の交換場所まで移動して、同様にしてレールRを吊上げる。その際、図7に示す移動の場合と同様に、ハンドルバー13bよりも高い位置に来る補助ハンドル13cを掴んで移動させる移動作業がより楽になる。
従って、本実施形態のレール吊上装置1によれば、本装置1の少なくとも作業者側に本装置1を作業者側に倒して傾斜させた際にレールRの頭部に接触して回転する移動用ローラー12dを設けたため、レールR上で次のタイプレートや軌道パッド等の交換場所に移動する場合は、図7や図12に示すように、レール吊上装置1を作業者側に斜めに倒して移動用ローラー12dをレールRの頭部上面に接触させ回転させながら本装置1を移動させることができる。そのため、レール吊上装置1をレールRに沿って移動させる際の作業負荷を大幅に軽減することができる。
また、本実施形態のレール吊上装置1では、レールキャッチ部12bは一対のキャッチ部材である主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とからなり、操作ワイヤー12b5の一端が主動側キャッチ部材12b1に連結されている一方、操作ワイヤー12b5の他端はハンドルバー13bに取り付けた操作バー12b4に連結されているため、作業者は操作レバー12b4の操作によって操作ワイヤー12b5を介して主動側キャッチ部材12b1と連動側キャッチ部材12b2とを開閉させてレールRをキャッチすることができる。そのため、作業者は、レールキャッチ部12bにレールRをキャッチさせる際、ハンドルバー13bに取り付けた操作バー12b4を操作すれば良いため、逐一、腰や足等を屈める必要がなくなり、レールRを吊上げる作業時の作業負荷を大幅に軽減することができる。
特に、本実施形態のレール吊上装置1では、ハンドル部13の上部であって作業者側の反対側に、本装置1を作業者側に倒し傾斜させて移動用ローラー12dをレールRの頭部に接触させた際、ハンドル部13のハンドルバー13bよりも高い位置に来る補助ハンドル13cを設けている。そのため、レール吊上装置1を斜めに倒して移動用ローラー12dをレールRの頭部上面に接触させて移動する際、補助ハンドル13cを掴んで本装置1を移動させることにより、腰や足等を屈める必要がなくなり、レール吊上装置1をレールR上で移動させる際の作業負荷をさらに軽減することができる。
また、本実施形態のレール吊上装置1では、吊上機構部12cを本装置1に搭載したバッテリからの電源により動作する電動式の油圧ポンプ12c3等で構成したため、レールを吊上げる際、手動で巻上機を巻き上げたり、油圧ポンプを駆動させる必要がなくなり、レールRを吊上げる作業時の作業負荷を大幅に軽減することができる。
また、本実施形態のレール吊上装置1では、バッテリ搭載の電動ポンプ12c3等の吊上機構部12cを移動用ローラー12dと同様に本装置の作業者側に設けたため、本装置1を作業者側に倒し傾斜させ、移動用ローラー12dをレールRの頭部に接触させて移動させる際に、レール吊上装置1の中で比較的重量のある吊上機構部12cの荷重を移動用ローラー12dで受けることが可能になる。そのため、この点でもレール吊上装置1をレールR上で移動させる際の作業負荷をさらに軽減することができる。
また、本実施形態のレール吊上装置1では、一対の脚部11,11をそれぞれ本体部12に対して上下方向にスライド可能に設けると共に、ハンドル部13を本体部12に対して上下方向にスライド可能に設けたため、レール吊上装置1を保管や運搬する際に小さく折り畳むことが可能になり、この点でもレール吊上装置1の保管時や運搬時の作業負荷をさらに軽減することができる。
なお、上記実施形態の説明では、吊上機構部12cとして、バッテリ搭載でバッテリからの電源で動作する電動ポンプ12cを使用した電動式の吊上機構部によってレールキャッチ部12bを上下動(昇降)させるように説明したが、本発明ではこれに限らず、チェーブロックや、手動の巻上機、手動の油圧ポンプ等によりレールキャッチ部12bを上下動(昇降)させるようにしても勿論良い。
また、上記実施形態の説明では、本装置1の作業者側にのみ移動用ローラー12dを設けて説明したが、本発明では、これに限らず、本装置1の作業者側とその反対側の両側に移動用ローラー12dを設けても勿論良い。
1 レール吊上装置
11 脚部
12 本体部
13 ハンドル部
11a 脚部本体
11a1 通し孔
11b スライド脚部
11b1 通し孔
11b2 第1脚部底板
11b3 第2脚部底板
11b4 フットジャッキボルト
11b5,11b6 取付ボルト
11b7 ラバーマウント
11c 位置決めピン
11d 運搬用ハンドル
12a ハンドル挿通支持部
12a1 固定用ノブ
12b レールキャッチ部
12b1 主動側キャッチ部材
12b2 連動側キャッチ部材
12b3 回動軸
12b4 操作レバー
12b5 操作ワイヤー
12c 吊上機構部
12c1 ピストンロッド
12c2 シリンダ
12c3 電動ポンプ
12c31 ポンプスイッチ
12c32 リリーフバルブ
12d 移動用ローラー
13 ハンドル部
13a ハンドルロッド
13b ハンドルバー
13c 補助ハンドル
R レール
T タイプレート

Claims (6)

  1. レールを跨ぐように設けられた一対の脚部と、
    その一対の脚部の上部を連結する本体部と、
    その本体部から上方に向かって延びるハンドル部とを備え、
    前記本体部には、
    レールをキャッチするレールキャッチ部と、
    レールをキャッチしたレールキャッチ部を吊上げる吊上機構部とが設けられており、
    本装置の少なくとも作業者側には、本装置を作業者側に倒して傾斜させた際にレールの頭部に接触して回転する移動用ローラーが設けられていることを特徴とするレール吊上装置。
  2. 請求項1に記載のレール吊上装置において、
    前記レールキャッチ部は、回動軸を介し開閉自在に設けられ、操作ワイヤーの一端が連結されてその操作ワイヤーの進退動作によって開閉してレールをキャッチする一対のキャッチ部材を有する一方、
    操作ワイヤーの他端が連結された操作レバーを前記ハンドル部の上部に取り付けて、
    前記操作レバーの操作によって操作ワイヤーを介して前記一対のキャッチ部材を開閉させてレールをキャッチすることを特徴とするレール吊上装置。
  3. 請求項2に記載のレール吊上装置において、
    さらに、
    前記ハンドル部の上部であって作業者側の反対側に、本装置を作業者側に倒し傾斜させることによって前記移動用ローラーをレールの頭部に接触させた際に前記ハンドル部の上部よりも高い位置に来る、レール上を移動させるための補助ハンドルを設けたことを特徴とするレール吊上装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のレール吊上装置において、
    前記吊上機構部は、
    本装置に搭載したバッテリからの電源により動作する電動式の油圧ポンプと、
    ピストンロットの先端部にレールキャッチ部が設けられ、油圧ポンプからの油圧によってピストンロッドを上昇させるシリンダとを備えることを特徴とするレール吊上装置。
  5. 請求項4に記載のレール吊上装置において、
    前記バッテリおよび油圧ポンプは、前記移動用ローラーと同じ本装置の作業者側に設けたことを特徴とするレール吊上装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一の請求項に記載のレール吊上装置において、
    少なくとも、前記一対の脚部が、それぞれ、前記本体部に対して上下方向にスライド可能に設けられているか、
    前記ハンドル部が、前記本体部に対して上下方向にスライド可能に設けられていることを特徴とするレール吊上装置。
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