JPS61235267A - 車椅子用補助台車 - Google Patents

車椅子用補助台車

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JPS61235267A
JPS61235267A JP7555785A JP7555785A JPS61235267A JP S61235267 A JPS61235267 A JP S61235267A JP 7555785 A JP7555785 A JP 7555785A JP 7555785 A JP7555785 A JP 7555785A JP S61235267 A JPS61235267 A JP S61235267A
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JP
Japan
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wheelchair
auxiliary
handle
wheels
trolley
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JP7555785A
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基博 中島
一郎 今井
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は車椅子の利用者が主に階段又はエスカレータを
昇降するときに用いられる車椅子用補助台車に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
一般に車椅子利用者が階段やエスカレータを利用するに
は手助けをする付添者が不可欠であり、その付添者も一
人では困難である。このため、最近では車椅子を搭載セ
ットして車椅子利用者が付添者−人でも階段やエスカレ
ータを昇降できるようにした車椅子用補助台車なるもの
が提案されている。
その従来の車椅子用補助台車の概略構成とその動作状態
を第8図乃至第17図により説明すると、まず第8図は
車椅子補助台車の側面図、第9図は第8図の■−■線に
沿う矢視断面図である。この第8図及び第9図において
、図中1は台車本体、これは台車台枠2にモータ3とこ
れに駆動される駆動輪5と案内輪6並びにこれら駆動輪
5と案内輪6に掛装されてガイド(台車台枠2と兼用の
フレーム)に沿って閉ループ状に正逆回転移動する摩擦
係数の高い弾性体からなるベルト等の無端状体7を備え
たクローラ装置8を装着して構成されている。またこの
台車本体1の前記クローラ装置8の左右無端状体7の接
地部前後端側外側にそれぞれ2個一組ずつの前後車輪9
.10が配設されている。これら2個一組の左右前後車
輪9,10はそれぞれ台車台枠2の両側フレームから突
設した中心軸11に枢着した揺動アーム12の前後端に
取付けられて、平地走行時は上記クローラ装置8の左右
無端状体7を走行面から少し浮上する状態で該前後車輪
9,10がいずれも該走行面に接地するようになってい
る。
また前記台車本体1の台車台枠2の上部前端寄り側フレ
ーム部には基端部を台車台枠2に支持させて斜め前方に
立上る状態に左右一対のハンドル13が取付けられてい
る。この左右のハンドル13は相互に一体に結合されて
いると共に、台車本体1上に搭載される車椅子A(第1
1図以降に示す)を固定する固定具14.15が設けら
れている。また平地走行並びに階段やエスカレータの登
り降りのいずれの場合も車椅子利用者が安心して乗って
いられるように車椅子Aを常に一定した正しい姿勢で安
定して保持できるように、該ハンドル13は台車台枠2
に対して立上り角度が自動的に調整可能に設けられてい
る。つまり、該ハンドル13は台車台枠2の上部フレー
ム部に基端部が回動可能に枢着され、このハンドル13
にピストンロッド16aを連結して該ハンドル13を起
倒方向に回動操作する油圧シリンダ16が台車台枠2前
端側に取付けられていると共に、この油圧シリンダ16
を駆動する油圧パワーユニット17及びその電源となる
バッテリ1日が台車台枠2中央部に設けられている。更
に台車台枠2に取付けられてこの台車台枠2の傾斜角を
検出してその傾きに応じた大きざの出力を出す傾斜角セ
ンサ19及び上記ハンドル13の台車台枠2に対する回
動位置を検出するハンドル位置検出器20が設けられて
いると共に、前記ハンドル13の先端側下部に取付けら
で上記傾斜角センサー19とハンドル位置検出器20か
らの出力信号により前記油圧パワーユニツ1−17を駆
動制御する制御器21が設けられている。この制御器2
1は上記傾斜角センサー19から出力される台車本体の
傾きに応じた大きさの出力信号を受けて予め定められた
設定値との比較判断により前記油圧パワーユニット17
を駆動制御する駆動制御部、及びその油圧パワーユニッ
ト17の駆動により前記油圧シリンダ16が動作して前
記ハンドル13が所定の位置に回動したことを前記ハン
ドル位置検出器20が検出すると前記油圧パワーユニッ
ト17の駆動を停止させる停止制御部の制御回路を有し
て構成されている。
更に、上記台車本体1の台車台枠2の後端フレーム部2
2は、前述した左右それぞれ2個一組の後部車輪10の
揺動アーム12の中心軸11が突設されているだけでな
く、左右補助ハンドル23が後述するロック機構を介し
てやや後傾した立上り状態で着脱可能に取付られている
しかしてこの車椅子用補助台車は、階段の昇降の場合第
11図に示すような状態で使用し、又エスカレータにお
いては、昇りの場合は補助ハンドル23を設けて第12
図のように、下りの場合は第13図の状態で使用する。
また平地を移動する場合は第14図のような状態で使用
する。
ところで前述した車椅子用補助台車においては、階段走
行の場合はクローラ装置8を運転駆動し、その階段の登
り終わり或いは下り終わり時には付添者がそのまま継続
して平地走行に移行すれば良い。またエスカレータの下
降運転場合に上階側から乗って下階に下り終わる時も、
付添者がハンドルを軽く押すことで、該エスカレータか
らフロアに容易に降りてそのまま走行していける。しか
しながらエスカレータの上昇運転の場合には、登り切っ
たところで該エスカレータから上階側フロアに出る際に
付添者がかなりの強い力で押さなければならない問題が
あった。つまりこのエスカレータ登り運転時には添附者
が他の場合と異なり第12図及び第15図に示す如く台
車本体1の後端側に立って補助ハンドル23を持って操
縦することから、該付添者が台車本体1のハンドル13
の取付付近である重心位置から遠ざかると共に、エスカ
レータ上階降り口付近では第15図に示す如く踏段30
c、30d、30e、30f−・・が階段形成運動を行
なうことで、付添者が台車本体1に対して低い位置に立
つことになる。またこの際台車本体1の後部車輪10は
揺動アーム12を介して中心軸11を中心に揺動して踏
段30Cのエツジから逃げるので、第16図に拡大して
示す如く台車台枠2の後端フレーム部22の下面が該踏
段30Cのエツジに接触し、この間は金属材同志の接触
となって摩擦係数は小さい。一方この時台車本体1の前
部車輪9はエスカレータの平面状になる踏段30a上に
移動して、そこから乗降板31に乗り移ろうとするが、
その乗降板31先端のコム32が踏段30aに対してお
る急な角度をもって高くなっていることから、該前部車
輪9の移動を阻止する。この為に付添者が補助ハンドル
23を持って強く押しても、前部車輪9の部分での台車
本体1の進行を阻止する力が大きく、また後部車輪10
が揺動し、後部フレーム22が踏段30Cのエツジと接
触するだけで摩擦力即ちエスカレータの推進力を受けな
いので、なかなか台車を乗降板31側に乗り移せない。
しかもこの際エスカレータの踏段が前進移動を続けるの
で、付添者が台車本体1にぶつかるようになってしまう
危険があった。
そこで本出願人は上記問題の防止対策として、第10図
に示す如く、台車台枠2の後端フレーム部22に補助ハ
ンドル23の下端取付台23aをロック機構としての固
定シャフト40及び受は金41、これにばね42により
係止するロック爪43並びにそのロック爪解除用操作レ
バー44を介して着脱可能に取付支持し、その取付台2
3a下面にボルト45により固定してゴム等の摩擦係数
大なる弾性部材46を上記後端フレーム部22の下側に
突出すべく取付ける。なおこの弾性部材46は適当肉厚
のもので、その下面46aが平地走行状態時に走行面4
7からHの高さになるように、即ち同平地走行状態で走
行面47からクローラ装置8の無端状体7の下面までの
高さJの略半分の高さとなるように設定する。こうして
設けた弾性部材46が上述したエスカレータの登り終わ
り時に踏段30Cのエツジに第17図に示す如く圧接す
ることで、該踏段の前進に伴う推力を台車本体1に伝え
て、付添者が強く押さなくて上階側降り口からスムーズ
に出られるように考えた。
しかしながら、この弾性部材46は踏段30Gと確実に
圧接するために、上述の如く高ざJの略中間高さHに設
定する必要がある。この為に階段昇降時に該弾性部材4
6が階段のエツジに接触して階段走行に支障がでる。従
ってこの階段昇降時は上記ロック機構のロックを解除し
て補助ハンドル23をこの取付台23a及び弾性部材4
6ごと取外して、第11図に示した如く補助ハンドル無
しで階段昇降を行なわなければならない。
つまり、エスカレータの場合、補助台車は一端エスカレ
ータ踏段上に乗込むと、その踏段のエツジに固定的に取
付き、踏段のみが補助台車を運ぶ形で移動し、弾性部材
46と踏段との相対運動がない。しかし階段の場合は、
補助台車そのものがクローラ装置8の左右無端状体7の
回転で階段のエツジを這い登る。従って該無端状体7よ
り下方に突出する弾性部材46が階段のエツジと干渉し
て、スムーズな補助台車の移動を阻止することになる。
即ち階段の場合も第17図と同様な状態となり、階段昇
降に支障が生じる。この為に階段昇降時は上述の如く補
助ハンドル23を取外さなければならないは面倒があっ
た。しかもその取外した補助ハンドル23は他の運搬手
段により行く先々に運ぶか、或いは各エスカレータに常
備して置かなければならない煩わしさがあった。
また、一方前述した左右前後車輪9,10は平地走行及
びエスカレータ乗降時に補助台車をスムーズに移動させ
る為に必要であるが、階段乗込み時或いは一端エスカレ
ータ又は階段に乗った場合は、左右無端状体7が確実に
踏段或いは階段のエツジに接触するよになす為に、前後
各車輪9,10は踏段或いは階段のエツジから逃げる必
要がある。この為に左右前後車輪9,10は中心軸11
を中心に回動可能な揺動アーム12を介して2個一組ず
つ揺動可能に設けている。しかし階段登り降り時にこれ
らの車輪9,10が一旦階段に当たってから逃げるため
に、その時の衝撃が振動となで台車本体1から車椅子に
伝わり、車椅子利用者に不快感を与える問題もあった。
〔発明の目的〕
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、エスカレー
タの登り運転においてもその登り切った上階側降り口か
ら非常にスムーズに乗降板上に乗り移って出られると共
に、階段昇降時等に補助ハンドルを取外すなどの面倒で
煩わし0操作が不要となる非常に操縦性に優れた便利な
車椅子用補助台車を提供することを目的とする。
(発明の概要) 本発明の車椅子用補助台車は、上記目的を達成すべく、
クローラ装置を備えた台車本体に前後左右各2個一組ず
つの揺動可能な車輪及び車椅子を保持する車椅子固定兼
用ハンドル並びに後端側に補助ハンドルを設けて、平地
走行並びに階段或いはエスカレータの登り降りができる
車椅子用補助台車において、上記補助ハンドルの取付台
下面に摩擦係数の高い弾性部材を設けると共に、補助ハ
ンドルの立上り角度をこの取付台と共に2段階的に可変
ロックして上記弾性部材を台車本体の前端フレーム部下
側に突出する状態と突出しない状態とになせるロック機
構を設けて、エスカレータ利用時は弾性部材がフレーム
下側に突出する状態に補助ハンドルをロックして、その
エスカレータの登り終わり時に該弾性部材が踏段のエツ
ジに圧接して、該踏段の前進に伴う推力を台車本体に伝
えて、付添者が強く押さなくて上階側降り口からスムー
ズに出られるようになし、また階段走行時は弾性部材が
フレーム下側に突出しない状態に補助ハンドルをロック
して、該弾性部材が階段昇降に支障を来たすことが無い
ようにしたものである。
(発明の実施例) 以下この発明の一実施例を第1図乃至第7図を用いて説
明する。なお図中上記第8図乃至第17図に示したもの
と同一構成をなすものには同一符号を付して説明の簡略
化を図ることにする。
まず、第1図乃至第3図において、台車本体1の台車台
枠2の後端フレーム部22には、補助ハンドル23がこ
の下端の取付台23aを俊述するロック機構50を介し
てロック支持することで斜め後方に立上る状態に取付ら
れている。なおこの補助ハンドル23は車椅子Aの利用
者の邪魔にならないように従来のものより後方に倒れる
べく折曲されている。この補助ハンドル23の取付台2
3a下面にゴム等の高摩擦係数の弾性部材46がボルト
45により固定して取付られている。ここで上記ロック
機構50は第2図及び第3図に示す如く上下2段階的に
可変ロックできるもので、第10図で示したと略同様の
固定シャフト40及び受は金41A、これにばね42に
より係止するロック爪43並びにそのロック爪解除用操
作レバー44で構成されているが、その受は金41Aは
上下2箇所に爪係合穴41a、41bを有した構成とさ
れ、固定シャフト40を中心に取付台23aを上下に回
動してロック爪43を受は金41Aの上下の爪係合穴4
1a、41bに選択的に係合させることができて、補助
ハンドル23の立上り角度を2段階にロックできるよう
になっている。つまりはその補助ハンドル23の取付台
23aを上下に回動した2段階の位置にロック保持でき
て、下段でロックした場合はこの下面に固定した弾性部
材46を第2図に示す如く台車台枠2の後端フレーム部
22の下側に突出する状態になせ、また上段でロックし
た場合は第3図に示す如く後端フレーム部22下側に突
出しない状態になせる。なお下段でロックした場合に後
端フレーム部22下側に突出する状態となる弾性部材4
6の下面46aは平地走行状態で走行面47からHの高
さに、即ち同平地走行状態で走行面47からクローラ装
置8の無端状体7の下面までの高さJの略半分の高さに
なるように設定されている。
また、従来では台車本体1の左右前後部にそれぞれ2個
一組ずつ車輪9.10を揺動可能に設けていたが、ここ
では2個一組の揺動可能な車輪は9で示す左右前部のみ
とし、左右後部には単に1個ずつの車輪10Aを軸11
Aを介して設けている。しかもこの左右後部車輪10A
はその軸11Aを上述した左右補助ハンドル23の下端
寄り部から突設したブラケット23bに取付ることで、
該補助ハンドル23の2段階的可変ロックにより上下に
位置を変えることが出来るようになっている。更にこの
左右の後部車輪10Aは左右2個一組ずつの前部車輪9
の揺動フレーム12の中心軸11からエスカレータ踏段
の2.5段分後方に離間した位置に軸支されている。
而して、上述した構成の車椅子用補助台車の作動を説明
すると、ロック機構50を操作して平地走行並びにエス
カレータ利用時は第2図に示す状態に補助ハンドル23
のロックを行ない。また階段昇降時は第3図に示す状態
に補助ハンドル23のロックを行なう。
つまり平地走行並びにエスカレータ利用時は、第2図に
示す如くロック爪43を受は金41Aの下側の爪係合穴
41bに係止する。これで取付台23a下面の弾性部材
46が台車台車2の後端フレーム部22下側にHの高さ
で突出する状態となる。これと同時に左右後部車輪10
Aも後端フレーム部22より下側に突出する状態に位置
決めされる。こうした状態で第7図に示す如く前後車輪
9.10Aを介して平地走行が可能となる。またそのま
まエスカレータに乗り込むと、第5図及び第6図に示す
如く左右前部車輪9は従来同様に揺動して踏段エツジを
逃げ、1個ずつの左右前部車輪10Aは該後部車輪9の
中心軸11から踏段の2.5膜分離間した位置にあるこ
とから、踏段相互のエツジ開路中間に浮上り状態に配し
、これで左右無端状体7が確実に踏段エツジに接触でき
て、また弾性部材46も踏段のエツジに圧接し、補助台
車全体が該エスカレータの進行方向に確実に昇降運搬さ
れて行くことになる。
また、上記エスカレータが登り運転の場合で、その下階
側から乗り込んで上昇して上階側降り口から降りる際は
、上記第2図に示す状態に補助ハンドル23をロックし
て高摩擦係数の弾性部材46が台車台枠2の後端フレー
ム部22下側に突出する状態にしていることから、その
弾性部材46が第17図で示したと同様にエスカレータ
の踏段30Cのエツジ上面に圧接する。これにてその弾
性部材46と踏段30Gとの間で大きな摩擦力が得られ
て、エスカレータの前進に伴う推進力が該弾性部材46
を介して台車本体1に伝えられる。
これで台車本体1はこの前部車輪9が平面状の踏段30
a上から急に高くなるコム32に移動を阻止されるよう
になっても、そこを確実に乗り越えて乗降板31側に乗
り移るようになる。これにてエスカレータの上階側降り
口から付添者が強く後押ししなくて安全且つ容易スムー
ズに降りられて、付添者の安全も図れるようになる。
なお、車椅子利用者の荷重が小さく、弾性部材46が踏
段30Gに対して充分な押付は力で接触しない場合、エ
スカレータの推進力が充分に台車本体1に伝わらないが
、この場合は付添者が補助ハンドル23を下方に軽く引
き下げることで、該弾性部材46が踏段30Cに圧接で
きて、エスカレータの推進力を台車本体1が充分に受け
ることができる。しかもこの際付添者は台車本体1より
低い踏段30f上に立っているので、その補助ハンドル
23にややぶら下がるようにすれば良く、その操作が簡
単である。
次に、階段昇降時は、第3図に示す如くロック爪43を
受は金41Aの上側爪係合穴41aに係止して、補助ハ
ンドル23を高くロック保持する。
これで取付台23a下面の弾性部材46は台車台枠2に
後端フレーム部22の下側に突出しない状態となり、同
時に左右後部車輪10Aも後端フレーム部22より上昇
位置に保持される。これにて補助ハンドル23等を取外
さなくても、踏段該弾性部材46及び揺動しない後部車
輪10Aは階段に一切接触せず、左右無端状体7が確実
に階段エツジに接触して這い登ったり降りたりできて、
何ら支障無く階段昇降がスムーズに行ない得るようにな
る。
またこの第3図の状態から第2図の状態に復帰する場合
は、操作レバー44を足で押してロック解除して、補助
ハンドル23を押し下げれば、軸11Aを支点としテコ
の作用により固定シャフト40が持上げられて、簡単に
第2図のロック状態に復帰できる。
なお上記階段昇降時には、後部車輪10Aは浮上位置に
保持された階段に接触しないので、衝撃による不快な振
動発生が無い。またその後部車輪10Aは左右2個ずつ
としたことで、それだけ全体の重量を軽減できる。
〔発明の効果〕
この発明は上述した如く、クローラ装置を備えた台車本
体に前俊左右各2個一組ずつの揺動可能な車輪及び車椅
子を保持する車椅子固定兼用ハンドル並びに後端側に補
助ハンドルを設けて、平地走行並びに階段或いはエスカ
レータの登り降りができる車椅子用補助台車において、
上記補助ハンドルの取付台下面に摩擦係数の高い弾性部
材を設けると共に、補助ハンドルの立上り角度をこの取
付台と共に2段階的に可変ロックして上記弾性部材を台
車本体の前端フレーム部下側に突出する状態と突出しな
い状態とになせるロック機構を設けたから、エスカレー
タ利用時は弾性部材がフレーム下側に突出する状態に補
助ハンドルをロックして、そのエスカレータの登り終わ
り時に該弾性部材が踏段のエツジに圧接して、該踏段の
前進に伴う推力を台車本体に伝えて、付添者が強く押さ
なくて上階側降り口からスムーズに出られるようにでき
、また階段走行時は弾性部材がフレーム下側に突出しな
い状態に補助ハンドルをロックして、該弾性部材が階段
昇降に支障を来たすことが無いようにできる。従ってエ
スカレータの登り運転においてもその登り切った上階側
降り口から非常にスムーズに乗降板上に乗り移って出ら
れると共に、階段昇降時等に補助ハンドルを取外すなど
の面倒で煩わしい操作が不要となる非常に操縦性に優れ
た便利な車椅子用補助台車となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2図は第1
図の8部を拡大した断面図、第3図は同品のロックを上
段に切替え状態を示す断面図、第4図本発明の補助台車
の階段昇降伏態を示す概略図、第5図は同補助台車のエ
スカレータ登り状態の概略図、第6図は同補助台車のエ
スカレータ下降状態の概略図、第7図は同補助台車の平
地走行状態の概略図、第8図は従来の補助台車を示す側
面図、第9図は第8図の■−■線に沿う断面図、第10
図は第8図の0部の拡大断面図、第11図は同従来の補
助台車の階段昇降伏態の概略図、第12図は同従来の補
助台車のエスカレータ登り状態の概略図、第13図は同
従来の補助台車のエスカレータ下降状態の概略図、第1
4図は同従来の補助台車の平地走行状態の概略図、第1
5図は同従来の補助台車のエスカレータの登り終わり時
の状態の概略図、第16図は第15図のD部拡大断面図
、第17図は弾性部材を有した同上り部に相当する部分
の拡大図である。 1・・・台車本体、2・・・台車台枠、3・・・モータ
、5・・・駆動輪、6・・・案内輪、7・・・無端状体
、8・・・クローラ装置、9.・・・揺動可能な前部車
輪、10A・・・後部車輪、′13・・・車椅子固定兼
用ハンドル、22・・・前端フレーム部、23・・・補
助ハンドル、23a・・・取付台、46・・・弾性部材
、50・・・ロック機構、A・・・車椅子。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 jll t、 H 慎6図 0A197

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)台車台枠にモータとこれに駆動される駆動輪及び
    案内輪並びにこれら駆動輪と案内輪に掛装されてガイド
    に沿って回転する高い摩擦係数の左右無端状体を備えた
    クローラ装置を装着して台車本体を構成し、且つこの台
    車本体の前部左右に軸着した揺動アームを介して2個一
    組の車輪を設けると共に、台車本体上部に搭載される車
    椅子を安定した姿勢に保持する車椅子固定兼用ハンドル
    を立設し、更に台車本体の後端フレーム部に取付台を介
    して補助ハンドルを立設すると共に、その下部左右に後
    部車輪を設けて、平地走行並びに階段或いはエスカレー
    タの登り降りができる車椅子用補助台車において、上記
    補助ハンドルの取付台下面に摩擦係数の高い弾性部材を
    設けると共に、補助ハンドルの立上り角度をこの取付台
    と共に2段階的に可変ロックして上記弾性部材を台車本
    体の前端フレーム部下側に突出する状態と突出しない状
    態とになせるロック機構を設けて構成したことを特徴と
    する車椅子用補助台車。
  2. (2)左右の後部車輪は、左右2個一組ずつの前部車輪
    の揺動フレームの軸からエスカレータ踏段の2.5段分
    後方に離間した位置に左右1個ずつ上記補助ハンドル又
    はその取付台に軸支して設けられていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の車椅子用補助台車。
JP7555785A 1985-04-10 1985-04-10 車椅子用補助台車 Pending JPS61235267A (ja)

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JPS6393924U (ja) * 1986-12-06 1988-06-17
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