JP2019206797A - レールキャッチ、およびレール運搬車 - Google Patents

レールキャッチ、およびレール運搬車 Download PDF

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Abstract

【課題】なるべく少人数の作業者で、かつ、素早くレールのキャッチまたは開放作業を行う。【解決手段】キャッチするレールRの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部11と、レールキャッチ本体部11の少なくとも長手方向両端部それぞれにキャッチすべきレールRを挟持するよう左右両側に回動可能に設けられ、回動してレールRの顎部下方に突出した際、レールRを挟持するレールキャッチ用突部12c1が設けられた複数の回動式レールキャッチ部12と、レールキャッチ本体部11の少なくとも長手方向両端部それぞれに設けられた複数の回動式レールキャッチ部12それぞれを連結する連結ロッド部13とを備え、連結ロッド部13を操作することにより、各連結ロッド部13で連結された複数の回動式レールキャッチ部12を一度に回動させて、レールRをキャッチしたり、レールRを開放する。【選択図】図3

Description

本発明は、レール運搬車に搭載されたクレーンの昇降チェーン先端に設けられ、レールを掴むレールキャッチ、およびレール運搬車に関する。
従来より、新しいレールを現場へ運搬したり、耐用期間の過ぎたレールを現場で積み込んで持ち帰る「レール運搬用トロ」または「レール運搬多目的トロ(通称ワンフレ)」と呼ばれるレール運搬車が利用されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。このようなレール運搬車では、クレーンの昇降チェーン先端に設けられたレールキャッチでレールの複数個所を掴んで、積んできた新しいレールを現場で降ろしたり、または現場で取り外した耐用期間の過ぎたレールを吊上げて積み込むようにしている。
特開2013−79522号公報 特開2009−046873号公報 実用新案登録第3116107号公報
しかし、上述したレール運搬車では、車輌の荷受台上にレールを吊上げるための電動クレーンが通常、3基〜4基あり、レールを積んだり降ろす際には、3基〜4基の各レールキャッチにおいてレールを掴む作業を行うが、現場での作業時には、レールキャッチを取付けたり外したりするための作業員が通常、複数人携わっており、作業員の人手がかかるという問題がある。
特に、レールキャッチを操作するために車輌の上に乗ったり地上に降りたりを繰り返すことが多く、また、作業を早めるために通常はクレーンの数だけ人員を用意しており、昨今の人手不足の中、作業員の人数を減らしたいという要望がある。
また、車輌に乗ったり降りたりすることは、作業者の負担も大きく、また、複数人で作業を行うため作業速度のバラつきや、場合によっては取付けが不十分で一度吊り上げたレールを降ろして取付け直しする場合も生じる。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、なるべく少人数の作業者で、かつ、素早くレールのキャッチまたは開放作業を行うことができるレールキャッチおよびレール運搬車を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るレールキャッチは、レール運搬車に搭載されたクレーンの昇降チェーン先端に設けられ、レールを掴むレールキャッチであって、キャッチするレールの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部と、前記レールキャッチ本体部の少なくとも長手方向両端部それぞれにキャッチすべきレールを挟持するよう当該レールの左右両側に回動可能に設けられ、回動してレールの顎部下方に突出することによりレールを挟持するレールキャッチ用突部が設けられたレールキャッチ体を有する複数の回動式レールキャッチ部と、前記レールキャッチ本体部の少なくとも長手方向両端部それぞれに設けられた前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を連結する連結ロッド部とを備え、前記連結ロッド部を操作することにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて、各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方に突出してレールを挟持してレールをキャッチしたり、前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方からズレてレールを開放することを特徴とする。
また、本発明に係るレールキャッチでは、前記連結ロッド部をある一方向に移動させることにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方に突出してレールを挟持してレールをキャッチした場合、さらに前記連結ロッド部を同一方向に移動させても、前記連結ロッド部が前記レールキャッチ本体部に当接することにより各レールキャッチ体の回動を停止して、前記レールキャッチ用突部がレールを挟持した状態を維持するように構成されている一方、前記連結ロッド部を逆方向に移動させることにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方からズレてレールを開放した場合、さらに前記連結ロッド部を同じ逆方向に移動させても、前記連結ロッド部が前記レールキャッチ本体部に当接することにより各レールキャッチ体の回動を停止して、前記レールキャッチ用突部がレールを開放した状態を維持するように構成されていることも特徴とする。
また、本発明に係るレールキャッチは、前記前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体には、当該レールキャッチ体を回動させるため作動片が設けられており、前記連結ロッド部と前記作動片とは、作動片連結ハンドルによって連結され、当該作動片連結ハンドルは、作業者が掴んで前記連結ロッド部を操作できるように前記連結ロッド部と前記作動片との連結部分から立設していることも特徴とする。
また、本発明に係るレール運搬車は、上述のレールキャッチをクレーンの昇降チェーン先端に設けたことを特徴とする。
本発明に係るレールキャッチは、キャッチするレールの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部と、レールキャッチ本体部の少なくとも長手方向両端部それぞれにキャッチすべきレールを挟持するよう当該レールの左右両側に回動可能に設けられ、下端部にはレールキャッチ用突部が設けられたレールキャッチ体を有しており、レールキャッチ体の回動によってレールキャッチ用突部がレールの顎部下方に突出することによりレールをキャッチする一方、レールキャッチ用突部がレールの顎部下方からズレることによりレールを開放する複数の回動式レールキャッチ部と、レールキャッチ本体部の少なくとも長手方向両端部それぞれに設けられた複数の回動式レールキャッチ部それぞれのレールキャッチ体を連結する連結ロッド部とを備え、連結ロッド部を操作することにより、各連結ロッド部で連結された複数の回動式レールキャッチ部を一度に回動させるように構成されている。
そのため、レールを積み下ろす際、レールキャッチを操作する作業者の人数を省略化することが可能になると共に、レールの積み下ろし作業を迅速に行うことが可能となる。
本発明に係る実施形態のレールキャッチを設けたレール運搬車の正面図である。 本発明に係る実施形態のレールキャッチを設けたレール運搬車の平面図である。 本発明に係る実施形態のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、先頭のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す部分拡大平面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、先頭のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す部分拡大側面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、中間のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す部分拡大平面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、中間のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す部分拡大側面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、最後尾のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す部分拡大平面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、最後尾のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す部分拡大側面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、中間のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す部分拡大断面平面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、中間のレールキャッチがレールをキャッチした状態を示す部分拡大断面側面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、中間のレールキャッチがレールを開放した状態を示す部分拡大断面平面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車における複数のレールキャッチの内、中間のレールキャッチがレールを開放した状態を示す部分拡大断面側面図である。
以下、本発明に係る実施の形態のレールキャッチ1、およびそのレールキャッチ1を使用したレール運搬車2について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、下記に説明する実施の形態は、あくまで、本発明の一例であり、本発明は、下記に説明する実施の形態に限定されるものではない。
本発明に係る実施の形態のレールキャッチ1は、レール運搬車2に搭載されたクレーン3の昇降チェーン33a先端に設けられ、レールRを掴んだり開放するものである。以下、簡単にレール運搬車2およびクレーン3を説明し、その後、実施の形態のレールキャッチ1について説明する。
<レール運搬車2>
レール運搬車2は、図1や図2に示すように左右の車輪21,21によって軌道のレールR上を走行して、新旧のレールRを運搬する周知の運搬車で、その上側には所定間隔で例えば、4基のクレーン3が搭載されており、その4基のクレーン3によって新旧のレールRを積載したり降ろすように構成されている。尚、クレーン3の台数は、一例であり、本発明は、4基以外であっても勿論良く、最低限、レール運搬車2の前後端に1基ずつの2基設けてあれば良い。
<クレーン3>
クレーン3は、図1等に示すようにレール運搬車2の上側に立設された回転可能な支柱31の上下方向の中間よりやや高い位置に設けた水平レール32の長手方向に沿って昇降機33を移動させると共に、昇降機33によって昇降チェーン33aを昇降させてレールRをレール運搬車2から降ろしたり積載するもので周知のものである。
そのため、昇降機33の昇降チェーン33a先端のフック33bには、レールRを掴んだり開放する本発明に係る実施形態のレールキャッチ1を設けている。尚、33cは、作業者が操作して、昇降機33を水平レール32の長手方向に沿って左右に移動させたり、昇降チェーン33aを昇降させる指令を与えるリモコンである。
<レールキャッチ1>
本発明に係る実施の形態のレールキャッチ1は、上述したようにレール運搬車2に搭載されたクレーン3の昇降機33の昇降チェーン33a先端に設けられ、レールRを掴んだり開放するもので、キャッチするレールRの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部11と、4基のクレーン3毎に設けられた複数の回動式レールキャッチ部12と、連結ロッド部13とを有する。
(レールキャッチ本体部11)
レールキャッチ本体部11は、キャッチするレールRの長手方向に延び、ほぼレール運搬車2の長手方向の長さと同じ長さを有するもので、図4〜図9などに示すように、複数のレールキャッチ支持部11aと、それら複数のレールキャッチ支持部11aを連結する複数のレールキャッチ支持連結部11bとから構成される。
(レールキャッチ支持部11a)
複数のレールキャッチ支持部11aは、図3や図4等に示すように、それぞれ、左右方向の中央上面側には昇降チェーン33a先端のフック33bを引っ掛ける引掛け部11a1が下面側から挿入した連結ボルト11a2によって設けられている一方、下面側にはレールキャッチ案内板11a3が設けられている。
レールキャッチ案内板11a3は、キャッチすべきレールRを所定のキャッチ位置まで案内したり、キャッチしたレールRの横ブレ等を防止するもので、図3等に示すようにレールR頭部の横幅とほぼ同じか僅かに大きい凹部を有する逆U字形状の部材で、凹部の下端部両内側には凹部にレールR頭部が入り易くなるように傾斜した傾斜面11a31,11a31が形成されている。
また、各レールキャッチ支持部11aには、左右両側にそれぞれ挿通孔が形成されており、その挿通孔に回動式レールキャッチ部12の後述する回動軸部12aが挿通され、ナット12bによって回動式レールキャッチ部12が回動可能に取り付けられている。
また、各レールキャッチ支持部11aには、それぞれ、レールキャッチ支持連結部11bによって連結されて使用されるためレールキャッチ支持連結部11bと連結するためのボルト孔11a4が形成されており、図4〜図9等に示すように、連結ボルト11cおよび連結ナット11dの締結によってレールRの長手方向に延びるように連結されている。
複数のレールキャッチ支持連結部11bは、それぞれ、各レールキャッチ支持部11aを所定間隔で連結する細幅、かつ、長尺の板状部材で、その両端にはそれぞれ各レールキャッチ支持部11aと連結するためのボルト孔が形成されており、図4〜図9等に示すように、連結ボルト11cおよび連結ナット11dの締結によってレールRの長手方向に延びるように連結されている。
(回動式レールキャッチ部12)
回動式レールキャッチ部12は、回動してレールRをキャッチするもので、上端部はレールキャッチ支持部11aの左右両側に設けられた挿通孔に雄ネジ部が通されてナット12bによって固定されると共に抜止めピン12a2によって抜止めされ、下端部には径が大きい抜止め部12a1が設けられた回動軸部12aと、回動軸部12aに回動可能に支持されたレールキャッチ体12cとを有する。
レールキャッチ体12cは、回動軸部12aが中心を通るように中空筒状に構成されていると共に、レールキャッチ支持部11aと抜止め部12a1とに挟まれて上下方向に抜けないように取り付けられ、下端部には水平方向に突出するレールキャッチ用突部12c1が設けられてL字形状に形成されており、回動することによってレールRの顎部下方に突出してレールRをキャッチしたり、レールRの顎部下方からズレてレールRを開放するように構成されている。
また、レールキャッチ体12cの上部には、このレールキャッチ体12cを回動させてレールRをキャッチしたり、開放動作させるための作動片12c2が溶接等によって接合して設けられている。
(連結ロッド部13)
連結ロッド部13は、図4〜図9等に示すように、レールキャッチ本体部11に設けられたレールRの左右両側の複数の回動式レールキャッチ部12それぞれを各側で連結して一度に動作させるもので、複数のターンバックル部材13aと、複数のロッド部材13bと、作動片連結部材13cと、作動片連結ハンドル13d等から構成される。つまり、連結ロッド部13は、レールRの左側と右側とに別々に1本ずつ設けられている。
ターンバックル部材13aは、その長手方向の両端部に互いに逆ネジの関係となる雌ネジ部が形成されており、回転することによって両端部に螺合しているロッド部材13bの雄ネジ部13b2や、作動片連結部材13cの連結軸部13c2との螺合長さを変えて連結ロッド部13全体の長さを調整する部材である。
ロッド部材13bは、長尺で中空パイプ状のロッド部材本体13b1と、ロッド部材本体13b1における図4〜図9の図上右端部に設けられ、ターンバックル部材13aの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部13b2と、ロッド部材本体13b1における図4〜図9の図上左端部に設けられ、レールキャッチ体12cの作動片12c2とその下側で作動片連結ハンドル13dの下端部のボルト13d1等を介し連結される第1連結片13b3とから構成されている。
作動片連結部材13cは、レールキャッチ体12cの作動片12c2とその上側で作動片連結ハンドル13dの下端部のボルト13d1等を介し連結される第2連結片13c1と、ターンバックル部材13aの図上、右端部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が設けられた連結軸部13c2とから構成されている。
作動片連結ハンドル13dは、その下端部の固定ネジ13d1によって、図4および図5に示すように左端部のレールキャッチ支持部11aでは、レールキャッチ体12cの作動片12c2と、ロッド部材13bの第1連結片13b3とを回動可能に連結し、図6および図7に示すように中間部のレールキャッチ支持部11aでは、レールキャッチ体12cの作動片12c2と、ロッド部材13bの第1連結片13b3と、作動片連結部材13cの第2連結片13c1とを回動可能に連結し、図8および図9に示すように右端部のレールキャッチ支持部11aでは、レールキャッチ体12cの作動片12c2と、作動片連結部材13cの第2連結片13c1とを回動可能に連結すると共に、図5や、図7、図9に示すように立設しているため作業者が掴んで引っ張り易いように構成されている。ただし、作業者は、作動片連結ハンドル13dを掴まずに、直接、連結ロッド部13のターンバックル部材13aやロッド部材13bを掴んで連結ロッド部13を操作して、連結ロッド部13で連結された複数の回動式レールキャッチ部12のレールキャッチ体12cを一度に回動させ、レールRをキャッチしたり開放するようにしても勿論良い。
<実施形態のレールキャッチ1の使用方法等の説明>
次に、以上のように構成された実施形態のレールキャッチ1の使用方法等について説明する。
(レールキャッチ1でレールRをキャッチする場合)
図10および図11は、それぞれ、実施形態のレール運搬車2における4基のレールキャッチ1の内、レール運搬車2の長手方向両端のレールキャッチ1を除く中間のレールキャッチ1がレールRをキャッチした状態を示す部分拡大断面平面図、部分拡大断面側面図である。
この場合、作業者は、レール運搬車2上に乗り、レールRの左右両側では、図10において上側では、レールキャッチ1の作動片連結ハンドル13d等を掴んでα方向に引っ張ることによってレールキャッチ体12cを時計回りに回転させ、レールキャッチ体12c下端部のレールキャッチ用突部12c1をレールRの顎部下方に突出させる一方、図10において下側では、レールキャッチ1の作動片連結ハンドル13d等を掴んでβ方向に引っ張ることによってレールキャッチ体12cを反時計回りに回転させ、レールキャッチ体12c下端部のレールキャッチ用突部12c1をレールRの顎部下方に突出させる。
これにより、図11に示すように、レールRの左右両側では、連結ロッド部13によって連結された複数のレールキャッチ体12c下端部のレールキャッチ用突部12c1がレールRの顎部下方に突出するので、長尺のレールRであっても左右両側それぞれで一度の作動片連結ハンドル13dの操作によってレールキャッチ1によってレールRをキャッチ、すなわち掴むことができる。
その後は、昇降機33のリモコン33c等を操作して、昇降チェーン33aを巻き上げてレールキャッチ1によって掴んでいるレールRを上昇させてレール運搬車2に積載したり、昇降チェーン33aを引き出してレールキャッチ1によって掴んでいるレールRを下降させて現場に下ろしたりする。
尚、図10および図11に示す状態で、図10における上側で、レールキャッチ1の作動片連結ハンドル13d等を掴んでα方向にさらに引っ張り、また図10における下側で、レールキャッチ1の作動片連結ハンドル13d等を掴んでβ方向にさらに引っ張った場合でも、連結ロッド部13が複数の各レールキャッチ支持部11aまたはレールキャッチ案内板11a3の側端部に当接してレールキャッチ体12cの回動が止まり、レールキャッチ1はレールRをキャッチした状態を確実に維持するように構成している。
そのため、作業者が作動片連結ハンドル13d等を掴んで連結ロッド部13を無造作に引っ張り過ぎた場合でも、レールキャッチ1はレールRをキャッチした状態を確実に維持することができるので、この点でも作業性が向上している。
(レールキャッチ1からレールRを開放する場合)
図12および図13は、それぞれ、実施形態のレール運搬車2における4基のレールキャッチ1の内、レール運搬車2の長手方向両端のレールキャッチ1を除く中間のレールキャッチ1においてレールRを開放した状態を示す部分拡大断面平面図、部分拡大断面側面図である。
この場合、作業者は、レール運搬車2上に乗り、レールRの左右両側では、図12において上側では、レールキャッチ1の作動片連結ハンドル13d等を掴んでβ方向に引っ張ることによってレールキャッチ体12cを反時計回りに回転させ、レールキャッチ体12c下端部のレールキャッチ用突部12c1をレールRの顎部下方からズレた位置に移動させる一方、図12において下側では、レールキャッチ1の作動片連結ハンドル13d等を掴んでα方向に引っ張ることによってレールキャッチ体12cを時計回りに回転させ、レレールキャッチ体12c下端部のレールキャッチ用突部12c1をレールRの顎部下方からズレた位置に移動させる。
これにより、図13に示すように、レールRの左右両側では、連結ロッド部13によって連結された複数のレールキャッチ体12c下端部のレールキャッチ用突部12c1がレールRの顎部下方から避けた位置に移動するので、長尺のレールRであっても左右両側それぞれで一度の作動片連結ハンドル13dの操作によってレールキャッチ1からレールRを開放して現場等で下ろすことができる。
尚、図12および図13に示す状態で、図12における上側で、レールキャッチ1の作動片連結ハンドル13d等を掴んでβ方向にさらに引っ張り、また図12における下側で、レールキャッチ1の作動片連結ハンドル13d等を掴んでα方向にさらに引っ張った場合でも、連結ロッド部13が複数の各レールキャッチ支持部11aまたはレールキャッチ案内板11a3の側端部に当接してレールキャッチ体12cの回動が止まり、レールキャッチ体12c下端部のレールキャッチ用突部12c1がレールRの顎部下方から確実に避けた位置を維持できるように構成している。
そのため、作業者が作動片連結ハンドル13d等を掴んで連結ロッド部13が複数の各レールキャッチ支持部11aまたはレールキャッチ案内板11a3の側端部に当接するまで連結ロッド部13を引っ張った場合には、レールキャッチ1はレールRを開放した状態を確実に維持するので、この点でも作業性が向上している。
<実施形態のレールキャッチ1およびレール運搬車2の主な効果>
以上説明したように、本発明に係る実施形態のレールキャッチ1は、キャッチするレールRの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部11と、レールキャッチ本体部11の長手方向に所定間隔を空けて複数個所にキャッチすべきレールRを挟持するよう左右両側に回動可能に設けられ、回動してレールRの顎部下方に突出した際、レールRを挟持するレールキャッチ用突部12c1が設けられたL字形状のレールキャッチ体12cを有する複数の回動式レールキャッチ部12と、レールキャッチ本体部11の長手方向に所定間隔を空けて複数個所に設けられた複数の回動式レールキャッチ部12それぞれを連結する連結ロッド部13とを備える。
そのため、本発明に係る実施形態のレールキャッチ1および当該レールキャッチ1を採用したレール運搬車2では、連結ロッド部13を操作することにより、連結ロッド部13で連結された複数の回動式レールキャッチ部12を一度に回動させて、レールRをキャッチしたり、レールRを開放することが可能となる。
その結果、本発明に係る実施形態のレールキャッチ1および当該レールキャッチ1を採用したレール運搬車2によれば、レールRを積み下ろす際、レールキャッチ1を操作する作業者の人数を省略化することが可能になると共に、レールの積み下ろし作業を迅速に行うことが可能となり、作業性を向上させることができる。
また、実施形態のレールキャッチ1では、連結ロッド部13をある一方向に移動させることにより、各連結ロッド部13で連結された複数の回動式レールキャッチ部12のレールキャッチ体12cを一度に回動させて各レールキャッチ体12cのレールキャッチ用突部12c1がレールRの顎部下方に突出してレールRを挟持してレールをキャッチした場合、さらに連結ロッド部13を同一方向に移動させても、連結ロッド部13がレールキャッチ本体部11のレールキャッチ支持部11aやレールキャッチ案内板11a3に当接することにより各レールキャッチ体12cの回動を停止して、レールキャッチ用突部12c1がレールRを挟持した状態を維持するように構成されている一方、連結ロッド部13を逆方向に移動させることにより、各連結ロッド部13で連結された複数の回動式レールキャッチ部12のレールキャッチ体12cを一度に回動させて各レールキャッチ体12cのレールキャッチ用突部12c1がレールRの顎部下方からズレてレールRを開放した場合、さらに連結ロッド部13を同じ逆方向に移動させても、連結ロッド部13がレールキャッチ本体部11のレールキャッチ支持部11aやレールキャッチ案内板11a3に当接することにより各レールキャッチ体12cの回動を停止して、レールキャッチ用突部12c1がレールを開放した状態を維持するように構成されている。
そのため、実施形態のレールキャッチ1および当該レールキャッチ1を採用したレール運搬車2によれば、作業者が作動片連結ハンドル13d等を掴んで連結ロッド部13を無造作に一方向に引っ張り過ぎた場合でも、レールキャッチ1はレールRをキャッチした状態、または開放した状態を確実に維持するので、この点でも作業性を向上させることができる。
また、実施形態のレールキャッチ1では、各回動式レールキャッチ部12のレールキャッチ体12cには、当該レールキャッチ体12cを回動させるため作動片12c2が設けられており、連結ロッド部13と作動片12c2とは、作動片連結ハンドル13dによって連結され、作動片連結ハンドル13dは、作業者が掴んで連結ロッド部13を操作できるように連結ロッド部13と作動片13dとの連結部分から立設しているため、作業者が連結ロッド部13を直接掴んで操作するだけでなく、連結ロッド部13から立設している作動片連結ハンドル13dを掴んで連結ロッド部13を操作できるので、キャッチしているレールRの一方側からレールRの両側の作動片連結ハンドル13dを同時に掴んでそれぞれ逆方向に移動操作することも可能となり、この点でも作業性を向上させることができる。
1 レールキャッチ
11 レールキャッチ本体部
11a レールキャッチ支持部
11a1 引掛け部
11a2 連結ボルト
11a3 レールキャッチ案内板
11a31,11a31 傾斜面
11a4 挿通孔
11b レールキャッチ支持連結部
11c 連結ボルト
11d 連結ナット
12 回動式レールキャッチ部
12a 回動軸部
12a1 抜止め部
12a2 抜止めピン
12b ナット
12c レールキャッチ体
12c1 レールキャッチ用突部
12c2 作動片
13 連結ロッド部
13a ターンバックル部材
13b ロッド部材
13b1 ロッド部材本体
13b2 雄ネジ部
13b3 第1連結片
13c 作動片連結部材
13c1 第2連結片
13c2 連結軸部
13d 作動片連結ハンドル
13d1 固定ネジ
2 レール運搬車
21 車輪
3 クレーン
31 支柱
32 水平レール
33 昇降機
33a 昇降チェーン
33b フック
33c リモコン
R レール

Claims (4)

  1. レール運搬車に搭載されたクレーンの昇降チェーン先端に設けられ、レールを掴むレールキャッチであって、
    キャッチするレールの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部と、
    前記レールキャッチ本体部の少なくとも長手方向両端部それぞれにキャッチすべきレールを挟持するよう当該レールの左右両側に回動可能に設けられ、回動してレールの顎部下方に突出することによりレールを挟持するレールキャッチ用突部が設けられたレールキャッチ体を有する複数の回動式レールキャッチ部と、
    前記レールキャッチ本体部の少なくとも長手方向両端部それぞれに設けられた前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を連結する連結ロッド部とを備え、
    前記連結ロッド部を操作することにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて、各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方に突出してレールを挟持してレールをキャッチしたり、前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方からズレてレールを開放することを特徴とするレールキャッチ。
  2. 請求項1記載のレールキャッチにおいて、
    前記連結ロッド部をある一方向に移動させることにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方に突出してレールを挟持してレールをキャッチした場合、さらに前記連結ロッド部を同一方向に移動させても、前記連結ロッド部が前記レールキャッチ本体部に当接することにより各レールキャッチ体の回動を停止して、前記レールキャッチ用突部がレールを挟持した状態を維持するように構成されている一方、
    前記連結ロッド部を逆方向に移動させることにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方からズレてレールを開放した場合、さらに前記連結ロッド部を同じ逆方向に移動させても、前記連結ロッド部が前記レールキャッチ本体部に当接することにより各レールキャッチ体の回動を停止して、前記レールキャッチ用突部がレールを開放した状態を維持するように構成されていることを特徴とするレールキャッチ。
  3. 請求項1または請求項2記載のレールキャッチにおいて、
    前記前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体には、当該レールキャッチ体を回動させるため作動片が設けられており、
    前記連結ロッド部と前記作動片とは、作動片連結ハンドルによって連結され、当該作動片連結ハンドルは、作業者が掴んで前記連結ロッド部を操作できるように前記連結ロッド部と前記作動片との連結部分から立設していることを特徴とするレールキャッチ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のレールキャッチをクレーンの昇降チェーン先端に設けたことを特徴とするレール運搬車。
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