JP2019206797A - レールキャッチ、およびレール運搬車 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明に係るレールキャッチでは、前記連結ロッド部をある一方向に移動させることにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方に突出してレールを挟持してレールをキャッチした場合、さらに前記連結ロッド部を同一方向に移動させても、前記連結ロッド部が前記レールキャッチ本体部に当接することにより各レールキャッチ体の回動を停止して、前記レールキャッチ用突部がレールを挟持した状態を維持するように構成されている一方、前記連結ロッド部を逆方向に移動させることにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方からズレてレールを開放した場合、さらに前記連結ロッド部を同じ逆方向に移動させても、前記連結ロッド部が前記レールキャッチ本体部に当接することにより各レールキャッチ体の回動を停止して、前記レールキャッチ用突部がレールを開放した状態を維持するように構成されていることも特徴とする。
また、本発明に係るレールキャッチは、前記前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体には、当該レールキャッチ体を回動させるため作動片が設けられており、前記連結ロッド部と前記作動片とは、作動片連結ハンドルによって連結され、当該作動片連結ハンドルは、作業者が掴んで前記連結ロッド部を操作できるように前記連結ロッド部と前記作動片との連結部分から立設していることも特徴とする。
また、本発明に係るレール運搬車は、上述のレールキャッチをクレーンの昇降チェーン先端に設けたことを特徴とする。
そのため、レールを積み下ろす際、レールキャッチを操作する作業者の人数を省略化することが可能になると共に、レールの積み下ろし作業を迅速に行うことが可能となる。
レール運搬車2は、図1や図2に示すように左右の車輪21,21によって軌道のレールR上を走行して、新旧のレールRを運搬する周知の運搬車で、その上側には所定間隔で例えば、4基のクレーン3が搭載されており、その4基のクレーン3によって新旧のレールRを積載したり降ろすように構成されている。尚、クレーン3の台数は、一例であり、本発明は、4基以外であっても勿論良く、最低限、レール運搬車2の前後端に1基ずつの2基設けてあれば良い。
クレーン3は、図1等に示すようにレール運搬車2の上側に立設された回転可能な支柱31の上下方向の中間よりやや高い位置に設けた水平レール32の長手方向に沿って昇降機33を移動させると共に、昇降機33によって昇降チェーン33aを昇降させてレールRをレール運搬車2から降ろしたり積載するもので周知のものである。
本発明に係る実施の形態のレールキャッチ1は、上述したようにレール運搬車2に搭載されたクレーン3の昇降機33の昇降チェーン33a先端に設けられ、レールRを掴んだり開放するもので、キャッチするレールRの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部11と、4基のクレーン3毎に設けられた複数の回動式レールキャッチ部12と、連結ロッド部13とを有する。
レールキャッチ本体部11は、キャッチするレールRの長手方向に延び、ほぼレール運搬車2の長手方向の長さと同じ長さを有するもので、図4〜図9などに示すように、複数のレールキャッチ支持部11aと、それら複数のレールキャッチ支持部11aを連結する複数のレールキャッチ支持連結部11bとから構成される。
複数のレールキャッチ支持部11aは、図3や図4等に示すように、それぞれ、左右方向の中央上面側には昇降チェーン33a先端のフック33bを引っ掛ける引掛け部11a1が下面側から挿入した連結ボルト11a2によって設けられている一方、下面側にはレールキャッチ案内板11a3が設けられている。
回動式レールキャッチ部12は、回動してレールRをキャッチするもので、上端部はレールキャッチ支持部11aの左右両側に設けられた挿通孔に雄ネジ部が通されてナット12bによって固定されると共に抜止めピン12a2によって抜止めされ、下端部には径が大きい抜止め部12a1が設けられた回動軸部12aと、回動軸部12aに回動可能に支持されたレールキャッチ体12cとを有する。
連結ロッド部13は、図4〜図9等に示すように、レールキャッチ本体部11に設けられたレールRの左右両側の複数の回動式レールキャッチ部12それぞれを各側で連結して一度に動作させるもので、複数のターンバックル部材13aと、複数のロッド部材13bと、作動片連結部材13cと、作動片連結ハンドル13d等から構成される。つまり、連結ロッド部13は、レールRの左側と右側とに別々に1本ずつ設けられている。
次に、以上のように構成された実施形態のレールキャッチ1の使用方法等について説明する。
図10および図11は、それぞれ、実施形態のレール運搬車2における4基のレールキャッチ1の内、レール運搬車2の長手方向両端のレールキャッチ1を除く中間のレールキャッチ1がレールRをキャッチした状態を示す部分拡大断面平面図、部分拡大断面側面図である。
図12および図13は、それぞれ、実施形態のレール運搬車2における4基のレールキャッチ1の内、レール運搬車2の長手方向両端のレールキャッチ1を除く中間のレールキャッチ1においてレールRを開放した状態を示す部分拡大断面平面図、部分拡大断面側面図である。
以上説明したように、本発明に係る実施形態のレールキャッチ1は、キャッチするレールRの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部11と、レールキャッチ本体部11の長手方向に所定間隔を空けて複数個所にキャッチすべきレールRを挟持するよう左右両側に回動可能に設けられ、回動してレールRの顎部下方に突出した際、レールRを挟持するレールキャッチ用突部12c1が設けられたL字形状のレールキャッチ体12cを有する複数の回動式レールキャッチ部12と、レールキャッチ本体部11の長手方向に所定間隔を空けて複数個所に設けられた複数の回動式レールキャッチ部12それぞれを連結する連結ロッド部13とを備える。
11 レールキャッチ本体部
11a レールキャッチ支持部
11a1 引掛け部
11a2 連結ボルト
11a3 レールキャッチ案内板
11a31,11a31 傾斜面
11a4 挿通孔
11b レールキャッチ支持連結部
11c 連結ボルト
11d 連結ナット
12 回動式レールキャッチ部
12a 回動軸部
12a1 抜止め部
12a2 抜止めピン
12b ナット
12c レールキャッチ体
12c1 レールキャッチ用突部
12c2 作動片
13 連結ロッド部
13a ターンバックル部材
13b ロッド部材
13b1 ロッド部材本体
13b2 雄ネジ部
13b3 第1連結片
13c 作動片連結部材
13c1 第2連結片
13c2 連結軸部
13d 作動片連結ハンドル
13d1 固定ネジ
2 レール運搬車
21 車輪
3 クレーン
31 支柱
32 水平レール
33 昇降機
33a 昇降チェーン
33b フック
33c リモコン
R レール
Claims (4)
- レール運搬車に搭載されたクレーンの昇降チェーン先端に設けられ、レールを掴むレールキャッチであって、
キャッチするレールの長手方向に延びる長尺のレールキャッチ本体部と、
前記レールキャッチ本体部の少なくとも長手方向両端部それぞれにキャッチすべきレールを挟持するよう当該レールの左右両側に回動可能に設けられ、回動してレールの顎部下方に突出することによりレールを挟持するレールキャッチ用突部が設けられたレールキャッチ体を有する複数の回動式レールキャッチ部と、
前記レールキャッチ本体部の少なくとも長手方向両端部それぞれに設けられた前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を連結する連結ロッド部とを備え、
前記連結ロッド部を操作することにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて、各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方に突出してレールを挟持してレールをキャッチしたり、前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方からズレてレールを開放することを特徴とするレールキャッチ。 - 請求項1記載のレールキャッチにおいて、
前記連結ロッド部をある一方向に移動させることにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方に突出してレールを挟持してレールをキャッチした場合、さらに前記連結ロッド部を同一方向に移動させても、前記連結ロッド部が前記レールキャッチ本体部に当接することにより各レールキャッチ体の回動を停止して、前記レールキャッチ用突部がレールを挟持した状態を維持するように構成されている一方、
前記連結ロッド部を逆方向に移動させることにより、前記連結ロッド部で連結された前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体を一度に回動させて各レールキャッチ体の前記レールキャッチ用突部がレールの顎部下方からズレてレールを開放した場合、さらに前記連結ロッド部を同じ逆方向に移動させても、前記連結ロッド部が前記レールキャッチ本体部に当接することにより各レールキャッチ体の回動を停止して、前記レールキャッチ用突部がレールを開放した状態を維持するように構成されていることを特徴とするレールキャッチ。 - 請求項1または請求項2記載のレールキャッチにおいて、
前記前記複数の回動式レールキャッチ部それぞれの前記レールキャッチ体には、当該レールキャッチ体を回動させるため作動片が設けられており、
前記連結ロッド部と前記作動片とは、作動片連結ハンドルによって連結され、当該作動片連結ハンドルは、作業者が掴んで前記連結ロッド部を操作できるように前記連結ロッド部と前記作動片との連結部分から立設していることを特徴とするレールキャッチ。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のレールキャッチをクレーンの昇降チェーン先端に設けたことを特徴とするレール運搬車。
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JP2015034431A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 保線機器整備株式会社 | レール吊上装置 |
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2018
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