JP2015034044A - ラップフィルム収納箱及びラップフィルム収納箱の製造方法 - Google Patents

ラップフィルム収納箱及びラップフィルム収納箱の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補助脇板の折り込み部に接着剤が付着することを防止して、フィルム巻回体の飛び出し防止機能と取り出し容易性を確保する。【解決手段】ラップフィルム収納箱1は、フィルム巻回体Rを収納する、前板20、底板21、後板22、脇板24、及び補助脇板25を有する上面が開口した直方体状の収納部10と、収納部10の上面開口を開閉する蓋部11と、を有している。補助脇板25は、脇板24の内側に配置され、脇板24と接着剤Bにより接着されている。補助脇板25には、フィルム巻回体Rの内側に折り込む折り込み部50が形成されている。補助脇板25には、折り込み部50の少なくとも一部に接着剤Bが付着しない、あるいは付着しにくい加工が施されている。【選択図】図4

Description

本発明は、特に食品包装用のラップフィルム、アルミホイル、クッキングシート等(以下、「ラップフィルム」と称す)を巻回したフィルム巻回体を収納するラップフィルム収納箱、及びラップフィルム収納箱の製造方法に関する。
ラップフィルムは、通常、紙製の芯体に巻回されてフィルム巻回体を構成し、当該巻回体が、紙製の直方体のラップフィルム収納箱に収納されている。このラップフィルム収納箱は、通常前板、底板、後板、脇板、及び補助脇板を有する上面が開口した直方体状の収納部と、当該収納部の上面開口を開閉する蓋部と、を有している。
使用時には、収納部に収容されたフィルム巻回体からラップフィルムを所望長さ引き出し、蓋部の切断刃により切断する。このラップフィルムの引き出し時に、フィルム巻回体が一緒に引っ張られ、ラップフィルム収納箱から飛び出すと、トラブルを引き起こすだけでなく、使い勝手を大きく損なう。よって、フィルム巻回体の飛び出しを防止することは重要である。一方で、使用中にラップフィルムがラップフィルム収納箱内でちぎれる等のトラブルが起こることがあり、そのトラブルを解消するため、フィルム巻回体をラップフィルム収納箱内から容易に取り出せるようにすることも重要である。
特許文献1に記載の技術では、巻回体収納箱の補助脇板に、フィルム巻回体の内部に挿入してフィルム巻回体を支持するための舌片状の支持部材を設けることで、フィルム巻回体の飛び出し防止機能と取り出し容易性を確保している。また、特許文献2に記載の技術では、巻回体収納箱の支持部材の折り線が、前板側を上端とし、後板側を下端とした傾斜を付与することで、飛出し防止機能と取り出し容易性を確保している。
特許第4155792号公報 特開2010−100293号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2の技術では、ラップフィルム収納箱の組み立て時の問題については考慮されていない。ラップフィルム収納箱の組み立て時には、補助脇板に糊が塗布され、補助脇板が糊によって脇板の内側に接着される。このとき、加工速度によって、糊の塗布位置が数mm程度上下することがある。また、糊は圧着の強さや重力により延び拡がるため、糊の拡がり方によっては更に数mm程度糊の付着位置がずれることがある。糊の付着位置がずれると、補助脇板の上記支持部材のようなフィルム巻回体を押さえるための折り込み部に付着する恐れがあり、折り込み部に糊が付着すると、折り込み部を十分に折り込めず、折り込み部の機能が低下し、例えばフィルム巻回体を十分に押さえることができなくなってしまう。特に、補助脇板は、一辺が4〜5cmと小さく、少しでも糊の付着位置がずれると、折り込み部に糊が付く恐れがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、補助脇板の折り込み部に糊などの接着剤が付着することを防止し、フィルム巻回体の飛び出し防止機能と、取り出し容易性を確保できるラップフィルム収納箱、及びラップフィルム収納箱の製造方法を提供することをその目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、補助脇板に対し、折り込み部の少なくとも一部に接着剤が付着しない、あるいは付着しにくい加工を施すことで、上記種々の課題が解決されることを見出し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明は下記(1)〜(10)を提供する。
(1)ラップフィルムの筒状のフィルム巻回体を収納する、前板、底板、後板、脇板、及び補助脇板を有する上面が開口した直方体状の収納部と、前記収納部の上面開口を開閉する蓋部と、を有するラップフィルム収納箱であって、
前記補助脇板は、前記脇板の内側に配置され、前記脇板と接着剤により接着され、前記補助脇板には、前記フィルム巻回体の内側に折り込む折り込み部が形成され、前記補助脇板には、前記折り込み部の少なくとも一部に前記接着剤が付着しない、あるいは付着しにくい加工が施されている、ラップフィルム収納箱。
(2)前記接着剤は、前記補助脇板における前記折り込み部より上側に塗布され、前記補助脇板に対する前記加工は、少なくとも前記折り込み部の上部に施されている、(1)に記載のラップフィルム収納箱。
(3)前記折り込み部の外縁は、略水平方向に延設された折り線と、その下側に位置し、前記折り線の両端に繋がる切れ線とより形成され、前記補助脇板に対する前記加工は、前記折り線を含む領域に施されている、(2)に記載のラップフィルム収納箱。
(4)前記補助脇板に対する前記加工は、前記接着剤が接着しない液体を塗布することである、(1)〜(3)のいずれかに記載のラップフィルム収納箱。
(5)前記補助脇板に対する前記加工は、前記折り込み部に凹部を形成すること、又は前記接着剤の塗布領域に凸部を形成することの少なくともいずれかである、(1)〜(3)のいずれかに記載のラップフィルム収納箱。
(6)ラップフィルムの筒状のフィルム巻回体を収納する、前板、底板、後板、脇板、及び補助脇板を有する上面が開口した直方体状の収納部と、前記収納部の上面開口を開閉する蓋部と、を有するラップフィルム収納箱を製造する方法であって、前記フィルム巻回体の内側に折り込む折り込み部が形成された前記補助脇板に、前記折り込み部の少なくとも一部に接着剤が付着しない、あるいは付着しにくい加工を施す工程と、前記補助脇板を前記脇板の内側に配置し、前記脇板と接着剤により接着する工程と、を有する、ラップフィルム収納箱の製造方法。
(7)前記補助脇板に対する前記加工を少なくとも前記折り込み部の上部に施し、前記接着剤を前記補助脇板における前記折り込み部より上側に塗布する、(6)に記載のラップフィルム収納箱の製造方法。
(8)前記折り込み部の外縁は、略水平方向に延設された折り線と、その下側に位置し、前記折り線の両端に繋がる切れ線とより形成されており、前記補助脇板に対する前記加工を前記折り線を含む領域に施す、(7)に記載のラップフィルム収納箱の製造方法。
(9)前記補助脇板に対する前記加工は、前記接着剤が接着しない液体を塗布することである、(6)〜(8)のいずれかに記載のラップフィルム収納箱の製造方法。
(10)前記補助脇板に対する前記加工は、前記折り込み部に凹部を形成すること、又は前記接着剤の塗布領域に凸部を形成することの少なくともいずれかである、(6)〜(8)のいずれかに記載のラップフィルム収納箱の製造方法。
本発明によれば、補助脇板の折り込み部に接着剤が付着することを防止できるので、折り込み部が適切に機能し、フィルム巻回体の飛び出し防止機能と取り出し容易性を確保できる。
ラップフィルム収納箱の概略を示す斜視図である。 ラップフィルム収納箱の表面の展開図である。 ラップフィルム収納箱の側部の断面図である。 補助脇板の正面図である。 他の加工領域の例を示す補助脇板の正面図である。 補助脇板の凹部を示すラップフィルム収納箱の側部の断面図である。 補助脇板の凸部を示すラップフィルム収納箱の側部の断面図である。 補助脇板の折り込み部の各種寸法を説明するための図である。
本発明について、以下具体的に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はその実施の形態のみに限定されるものではない。同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面中、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。
図1は、本実施の形態にかかるラップフィルム収納箱の概略を示す斜視図であり、図2は、図1のラップフィルム収納箱の表面側の展開図である。
図1及び図2に示すようにラップフィルム収納箱1は、全体が直方体状を有しており、上面が開口し、フィルム巻回体Rを収納可能な収納部10と、収納部10の上面開口を閉鎖可能な蓋部11を有している。収納部10は、図2に示すように前板20と、底板21と、後板22と、底板21の長手方向の両端に接続された脇板24と、後板22の長手方向の両端に接続された補助脇板25と、前板20の両端に接続された補助脇板26を有している。また、前板20の上端縁には、縁折片27が接続されている。なお、縁折片27は、あってもなくてもよく、前板20の裏面に接着されていてもよい。
蓋部11は、収納部10の後板22の上端縁から収納部10の上面開口を覆う方向に延設された蓋板30と、蓋板30から収納部10の前板20側に延設された掩蓋片31と、蓋板30の長手方向の両端に接続された掩蓋片脇板32と、掩蓋片31の長手方向の両端に接続された掩蓋片補助脇板33と、掩蓋片31の先端に接続された開封片34を有している。
開封片34は、収納部10の前板20の前面下部に位置し、ラップフィルム収納箱1の長手方向に沿って帯状に形成されている。開封片34は、掩蓋片31の先端縁に切り取り線35を介して接続されている。開封前、開封片34は、前板20の表面に接着されている。よって、この開封片34によって蓋部11が封止されており、開封片34を切り取り線35に沿って切り取ることによって蓋部11を開封することができる。
掩蓋片32の先端部の裏側には、収納部10のフィルム巻回体Rから引き出されたラップフィルムFを切断する切断部としての鋸刃50が設けられている。鋸刃50は、ラップフィルム収納箱1(掩蓋片31)の長手方向の両側端に亘って形成されている。鋸刃50は、開封片20を切り取った時に、掩蓋片31の先端縁から突出する。なお、この鋸刃50などの切断部の材質は、金属、プラスチック、バルカナイズドファイバー等であり、切断部の形状は、直線状、V状、アーチ、M字状等従来公知のものであれば特に制限はない。
収納部10の補助脇板25は、脇板24の内側に重ねて配置される。補助脇板25には、図3に示すように内側に折り込んで、フィルム巻回体Rの芯体R1の内部へ挿入する折り込み部50が形成されている。図4に示すように折り込み部50の外縁は、略水平方向に延設された折り線50aと、その下側に位置し、折り線50aの両端に繋がる切れ線50bとより形成されている。折り線50aには、単に折り目が形成されているもののみならず、切り込みのある半切れ線のようなものも含まれる。折り線50aは、例えば前板20側が高くなるように僅かに傾斜していてもよい。切れ線50bは、下に凸の円弧状に湾曲している。
補助脇板25の折り込み部50より上側の所定の塗布領域Aには、脇板24と接着するための接着剤Bが塗布される。補助脇板25における接着剤Bの塗布領域Aの下方であって、折り込み部50の上部を覆う加工領域Cには、接着剤Aが付着しない、或いは接着剤Aが付着しにくい加工が施されている。加工領域Cは、例えば折り線50aを含む四角形状に形成されている。この加工領域Cには、例えば接着剤Aと接着しないニスが塗布されている。
図1〜図3に示すように脇板24には、外側から補助脇板25の折り込み部50を押して折り込み部50を内側に折り込むための押し込み片60が形成されている。押し込み片60は、例えば四角状に形成され、図1及び図2に示す上辺の折り線60aと、側辺及び下辺からなる切れ線60bにより形成されている。折り線60aには、単に折り目が形成されているもののみならず、切り込みのある半切れ線のようなものも含まれる。
なお、以上のラップフィルム収納箱1を構成する原紙としては、例えば、ボール紙、コートボール紙、段ボール等が挙げられるが、これらに限定されず、当業界で公知の紙類を適宜選択して用いることができる。原紙は、これらの素材に、エンボス加工、印刷加工、ポリエチレン等を用いたラミネート加工が施されたものであっても構わない。
次に、ラップフィルム収納箱1の製造方法について説明する。先ず、ラップフィルム収納箱1の板紙状の原紙が印刷加工される。この際、補助脇板25の加工領域Cには、ニスが塗布され、接着剤Bが付着しない、或いは付着しにくい加工が施される。次に、原紙が、展開されたラップフィルム収納箱1の形に打ち抜かれる。次に、フィルム巻回体Rを収納しながらラップフィルム収納箱1が組み立てられる。この際、補助脇板25の塗布領域Aには接着剤Bが塗布され、その後、補助脇板25が、脇板24の内側に配置され、脇板24と補助脇板25が接着剤Bにより圧着される。
ラップフィルム収納箱1を組み立てる際には、脇板24の押し込み片60が外側から押され、補助脇板25の折り込み部50が内側に折り込まれ、フィルム巻回体Rが支持される。
本実施の形態によれば、補助脇板25の所定の加工領域Cに、折り込み部50に接着剤Bが付着しない、あるいは付着しにくい加工が施されているで、補助脇板25と脇板24を接着するための接着剤Bが、折り込み部50に付着して折り込み部50が折り込まれなくなることを防止できる。よって、折り込み部50が適切に機能し、フィルム巻回体Rの飛び出し防止機能と取り出し容易性を確保できる。
また、接着剤Bが、補助脇板25における折り込み部50より上側に塗布され、補助脇板50に対する加工領域Cが、少なくとも折り込み部50の上部に施されているので、接着剤Bが垂れて広がろうとしても、折り込み部50に接着剤Bが付着することを効果的に防止できる。
また、加工領域Cは、折り込み部50の折り線50aを含む領域に施されているので、加工領域Cを最小限に抑えることができる。これによりコストを低減できる。なお、折り線50aを含む領域は、折り線50aから15mm以内がより好ましい。
上記実施の形態における補助脇板25の加工領域Cは、折り込み部50の上部を含む領域であったが、折り込み部50への接着剤Bの付着を防止できるものであれば、他の位置、広さ、形を有するものであってもよい。例えば図5に示すように加工領域Cは、折り込み部50の全体を含む四角形状のものであってもよい。また、加工領域Cは、折り込み部50の全体を含む三角形状、円形状のものであってもよいし、折り込み部50の折り線50a及び切れ線50bに沿った環状のものであってもよい。
また、折り込み部50への接着剤Bの付着を防止する、あるいは抑制するための加工は、図6に示すように折り込み部50の少なくとも一部に凹部(凹エンボス)70を形成するものであってよい。かかる場合、その加工領域Cは、上記実施の形態と同様であり、例えば折り込み部50の折り線50aを含む上部であってもよい。この凹部70を形成する加工は、例えばプレス加工により行うことができる。かかる場合、接着剤Bが折り込み部50側に広がって折り込み部50に付着することを抑制できる。また、図7に示すように接着剤Bが塗布される塗布領域Aに凸部(凸エンボス)80を形成してもよい。かかる場合も、接着剤Bが折り込み部50に付着することを抑制できる。なお、これらの凸部70と凹部80の両方を形成してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では、折り込み部50のある補助脇板25が後板22の両側端に接続されたものであったが、底板21や前板20の両側端に接続されたものであってもよい。また、脇板24が後板22や前板20に接続されている場合にも本発明は適用できる。また、以上の実施の形態では、接着剤Bが補助脇板25に塗布されていたが、脇板24側に塗布されてもよい。
また、以上の実施の形態において、折り込み部50の形状、配置は任意に選択できる。例えば折り込み部50の切れ線50bは、折り線50aの上側に位置してもよい。ただし、上記実施の形態のように切れ線50bは、折り線50aの下側にあるのが好ましく、かかる場合、折り込み部50がファイル巻回体Rの飛び出しを効果的に防ぐことができる。更に折り込み部50の折り線50aの中心位置が、ラップフィルム収納箱1の側面高さの上方から20〜50%の範囲にあることが好ましい。このような範囲にあればラップフィルム収納箱1からフィルム巻回体Rを取り出す際に、折り込み部50の稼働支点が上方にあるため、取り出し容易性を向上できるとともに、ラップフィルム収納箱1の組み立て容易性も向上できる。より好ましくは30〜45%の範囲である。
また、図8に示すラップフィルム収納箱1の折り込み部50の最大横幅Lと芯体R1の内径Dの関係は、0.5≦L/D≦0.75であることが好ましい。このような範囲であれば、ラップフィルムの引き出し易さの確保と、フィルム巻回体Rの飛び出し防止を両立しやすい。さらにラップフィルム収納箱1の折り込み部50の折り線50aの水平幅Sと芯体R1の内径Dの関係は、0.4≦S/D≦0.64であることが好ましい。このような範囲であれば、フィルム巻回体Rの飛び出しをより確実に防止しつつ、取り出しやすさを確保できる。さらに、ラップフィルム収納箱1の折り込み部50は、折り線50aが前板20側を上端とし、後板22側を下端とする傾斜が付与され、底辺に平行な直線となす角度θが、4°以上12°以下の範囲にあることが好ましい。このような範囲にあれば、折り込み部50の耐久性が格段に高くなり、フィルム巻回体Rの飛び出し防止効果が大きく、飛び出し防止と取り出しやすさを両立しやすくなる。
本発明は、補助脇板の折り込み部に接着剤が付着することを防止して、フィルム巻回体の飛び出し防止機能と取り出し容易性を確保する際に有用である。
1 ラップフィルム収納箱
10 収納部
11 蓋部
20 前板
21 底板
22 後板
24 脇板
25 補助脇板
50 折り込み部
A 塗布領域
B 接着剤
C 加工領域
R フィルム巻回体

Claims (10)

  1. ラップフィルムの筒状のフィルム巻回体を収納する、前板、底板、後板、脇板、及び補助脇板を有する上面が開口した直方体状の収納部と、前記収納部の上面開口を開閉する蓋部と、を有するラップフィルム収納箱であって、
    前記補助脇板は、前記脇板の内側に配置され、前記脇板と接着剤により接着され、
    前記補助脇板には、前記フィルム巻回体の内側に折り込む折り込み部が形成され、
    前記補助脇板には、前記折り込み部の少なくとも一部に前記接着剤が付着しない、あるいは付着しにくい加工が施されている、ラップフィルム収納箱。
  2. 前記接着剤は、前記補助脇板における前記折り込み部より上側に塗布され、
    前記補助脇板に対する前記加工は、少なくとも前記折り込み部の上部に施されている、請求項1に記載のラップフィルム収納箱。
  3. 前記折り込み部の外縁は、略水平方向に延設された折り線と、その下側に位置し、前記折り線の両端に繋がる切れ線とより形成され、
    前記補助脇板に対する前記加工は、前記折り線を含む領域に施されている、請求項2に記載のラップフィルム収納箱。
  4. 前記補助脇板に対する前記加工は、前記接着剤が接着しない液体を塗布することである、請求項1〜3のいずれかに記載のラップフィルム収納箱。
  5. 前記補助脇板に対する前記加工は、前記折り込み部に凹部を形成すること、又は前記接着剤の塗布領域に凸部を形成することの少なくともいずれかである、請求項1〜3のいずれかに記載のラップフィルム収納箱。
  6. ラップフィルムの筒状のフィルム巻回体を収納する、前板、底板、後板、脇板、及び補助脇板を有する上面が開口した直方体状の収納部と、前記収納部の上面開口を開閉する蓋部と、を有するラップフィルム収納箱を製造する方法であって、
    前記フィルム巻回体の内側に折り込む折り込み部が形成された前記補助脇板に、前記折り込み部の少なくとも一部に接着剤が付着しない、あるいは付着しにくい加工を施す工程と、
    前記補助脇板を前記脇板の内側に配置し、前記脇板と接着剤により接着する工程と、を有する、ラップフィルム収納箱の製造方法。
  7. 前記補助脇板に対する前記加工を少なくとも前記折り込み部の上部に施し、
    前記接着剤を前記補助脇板における前記折り込み部より上側に塗布する、請求項6に記載のラップフィルム収納箱の製造方法。
  8. 前記折り込み部の外縁は、略水平方向に延設された折り線と、その下側に位置し、前記折り線の両端に繋がる切れ線とより形成されており、
    前記補助脇板に対する前記加工を前記折り線を含む領域に施す、請求項7に記載のラップフィルム収納箱の製造方法。
  9. 前記補助脇板に対する前記加工は、前記接着剤が接着しない液体を塗布することである、請求項6〜8のいずれかに記載のラップフィルム収納箱の製造方法。
  10. 前記補助脇板に対する前記加工は、前記折り込み部に凹部を形成すること、又は前記接着剤の塗布領域に凸部を形成することの少なくともいずれかである、請求項6〜8のいずれかに記載のラップフィルム収納箱の製造方法。
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