JP2015032238A - 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015032238A
JP2015032238A JP2013163045A JP2013163045A JP2015032238A JP 2015032238 A JP2015032238 A JP 2015032238A JP 2013163045 A JP2013163045 A JP 2013163045A JP 2013163045 A JP2013163045 A JP 2013163045A JP 2015032238 A JP2015032238 A JP 2015032238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
image data
unit
raster
expanded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013163045A
Other languages
English (en)
Inventor
山▲崎▼ 郷志
Satoshi Yamazaki
郷志 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013163045A priority Critical patent/JP2015032238A/ja
Priority to US14/451,629 priority patent/US20150043034A1/en
Publication of JP2015032238A publication Critical patent/JP2015032238A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/18Conditioning data for presenting it to the physical printing elements
    • G06K15/1835Transforming generic data
    • G06K15/1836Rasterization
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/18Conditioning data for presenting it to the physical printing elements
    • G06K15/1801Input data handling means
    • G06K15/1822Analysing the received data before processing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/18Conditioning data for presenting it to the physical printing elements
    • G06K15/1848Generation of the printable image
    • G06K15/1849Generation of the printable image using an intermediate representation, e.g. a list of graphical primitives
    • G06K15/1851Generation of the printable image using an intermediate representation, e.g. a list of graphical primitives parted in a plurality of segments per page

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】高速印刷の実現を図る。
【解決手段】オブジェクトを含むページを表現する画像ファイルを取得する画像取得部と、前記ページ内のバンド毎に、バンドに含まれるオブジェクトの特徴に基づいてバンド単位のラスター形式の画像データへ展開するか否かを判定する判定部と、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定されたバンドについて、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドに従ってバンド単位のラスター形式の画像データへ展開する画像展開部と、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されたバンドについては、当該展開されたバンド単位の画像データを印刷部へ転送し、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されなかったバンドについては、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドを前記印刷部へ転送する転送部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムに関する。
より短時間でより多くの印刷をプリンターで実行する、いわゆる高速印刷が求められている。
ここで、1ページを等分したバンドを仮想し、仮想バンド内に存在する文字や図形などの印刷情報を解析して中間コードを作成し、その過程で所定の基準に従って圧縮が必要か否かを判定し、圧縮が必要な場合はビットイメージに展開し、圧縮して圧縮ビットイメージデータを作成し、一方、圧縮が不要な場合は中間コードのままRAMに保存し、その後、個々の仮想バンドに存在する中間コードを基に、圧縮ビットイメージデータの場合は伸張を行いビットイメージとし、そうでない場合は中間コードによって管理されるデータを展開してビットイメージとし、これらビットイメージを印刷装置へ転送する印刷情報処理装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平6‐171160号公報
高速印刷を実現するための一つの重要な要素として、プリンターに画像の印刷をさせるために必要な情報をプリンターへ転送する際に要する時間(転送時間)を短縮することが挙げられる。このような観点から、プリンターに対する印刷指示をプリンターが解釈可能なページ記述言語(PDL;Page Description Language)によって記述したものをホストコンピューター側からプリンターへ転送することにより、転送する情報量の低減を図り、もって転送時間の短縮に資する構成が採られている。しかしながら前記文献1は、常に展開後のビットイメージデータを印刷装置へ転送するものであるため、前記転送時間の短縮による高速印刷の実現という点で不十分であった。
また、前記高速印刷を実現するための他の重要な要素として、印刷に必要な情報の転送を受けたプリンター側で実行すべき処理量を軽減することが挙げられる。従って、転送時間の短縮を図りつつも、転送を受ける側の処理負担も軽減することで、真に高速印刷の実現に資する技術が必要とされている。
本発明は少なくとも上述の課題を解決するためになされたものであり、前記転送を受ける側の処理負担を軽減するための処置を効果的に取り入れることで、より的確に高速印刷を実現させることが可能な印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを提供する。
本発明の態様の一つは、印刷制御装置は、オブジェクトを含むページを表現する画像ファイルを取得する画像取得部と、前記ページを複数のバンドに分け、バンド毎に、バンドに含まれるオブジェクトの特徴に基づいてバンド単位のラスター形式の画像データへ展開するか否かを判定する判定部と、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定されたバンドについて、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドに従ってバンド単位のラスター形式の画像データへ展開する画像展開部と、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されたバンドについては、当該展開されたバンド単位の画像データを印刷部へ転送し、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されなかったバンドについては、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドを前記印刷部へ転送する転送部と、を備える。
ここで言うオブジェクトとは、印刷されるページ内に表現された対象あるいは客体であり、具体的には、写真、文字(文書)、図形等、それぞれにある程度のまとまりを持って表現された領域である。
本発明の構成によれば、バンドに含まれるオブジェクトの特徴に基づいてバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定されたバンドについてのみ、バンド単位のラスター形式の画像データへ展開され、その画像データが印刷部へ転送され、それ以外のバンドについては、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドが印刷部へ転送される。つまり、描画コマンドの転送を受けた印刷部側でラスター形式の画像データへ展開する際の処理負担がある程度大きいと予測されるバンドについてのみ、前記転送前にラスター形式の画像データへ展開しておくことができる。これにより、描画コマンドの転送によって印刷部への転送量の低減(転送時間の短縮化)を図りつつも、印刷部側の処理負担を効果的に減らすことができる。
前記判定部による判定の基準は多岐に渡る。
一例として、前記判定部は、少なくとも、判定対象としたバンドに含まれるオブジェクトがラスター形式の画像データで表されかつ第一の基準値よりも多い場合に、当該判定対象のバンドを前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する、としてもよい。
当該構成によれば、バンド内のラスター形式の画像データ(オブジェクト)が多いためにそのバンド全体に対応するラスター形式の画像データへ展開する際の処理負担が大きいと予測される状況において、印刷部にそのような負担を負わせないようにすることができる。
また他の例として、前記判定部は、少なくとも、判定対象としたバンドに含まれるオブジェクトが、当該オブジェクトを描画するための描画コマンドが第二の基準値よりも多いものである場合に、当該判定対象のバンドを前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する、としてもよい。
当該構成によれば、バンド内のオブジェクトを描画するための描画コマンドが多いためにそのバンド全体に対応するラスター形式の画像データへ展開する際の処理負担が大きいと予測される状況において、印刷部にそのような負担を負わせないようにすることができる。
また他の例として、前記判定部は、少なくとも、判定対象としたバンドに含まれるオブジェクトが、当該オブジェクトを描画するための描画コマンドにおいて設定されている二項演算による論理演算の回数が第三の基準値よりも多いものである場合に、当該判定対象のバンドを前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する、としてもよい。
当該構成によれば、バンド内のオブジェクトを描画するための描画コマンドにおいて設定されている二項演算による論理演算の回数が多いためにそのバンド全体に対応するラスター形式の画像データへ展開する際の処理負担が大きいと予測される状況において、印刷部にそのような負担を負わせないようにすることができる。
本発明にかかる技術的思想は印刷制御装置という形態のみで実現されるものではなく、他の物によって具現化されてもよい。また、上述したいずれかの態様の印刷制御装置の特徴に対応した工程を備える方法(印刷制御方法)の発明や、当該方法を所定のハードウェア(コンピューター)に実行させる印刷制御プログラムの発明や、当該プログラムを記録したコンピューター読取可能な記録媒体の発明も把握することができる。また、印刷制御装置は、単体の装置によって実現されてもよいし、複数の装置の組み合せによって実現されてもよい。さらに、印刷制御装置を複数の装置の組み合わせによって実現する場合、当該複数の装置で構成するシステムや、当該システムに相当する方法の発明も把握することができる。
ハードウェア構成およびソフトウェア構成を概略的に示す図である。 第1実施例において第1装置側で実行される処理を示すフローチャートである。 指定ファイルの一例を模式的に示す図である。 一つのバンドに含まれる各オブジェクトを例示する図である。 一つのバンドについてのレンダリングを説明する図である。 第2装置側で実行される処理を示すフローチャートである。 第2実施例において第1装置側で実行される処理を示すフローチャートである。 オブジェクトにかかる描画コマンドの数を説明するための図である。 第3実施例において第1装置側で実行される処理を示すフローチャートである。 二項演算によりオブジェクトが描画される様子を例示する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
1.装置の概略
図1は、本実施形態にかかるハードウェア構成およびソフトウェア構成を概略的に示している。図1では、第1装置10と第2装置50とを示している。第1装置10は、第2装置50を制御して第2装置50に印刷を実行させる機能を有し、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や、サーバー、携帯型端末装置等が該当する。第2装置50は、プリンターである。プリンター(printer)とは、あらかじめ定められた一つ又は複数の文字集合に属する離散的な図形文字の列を主な様式として、データのハードコピー記録を作る出力装置、である(JIS X0012−1990)。多くの場合、プリンターはプロッターとしても使用できる。プロッター(plotter)とは、取外し可能な媒体上に、二次元図形の様式でデータのハードコピー記録を直接作り出す出力装置、である(JIS X0012−1990)。第2装置50は、プリンターとして機能し得るものであればよく、スキャナーやコピー機としても機能するいわゆる複合機であってもよい。
第1装置10は、印刷制御装置の一例に該当する。あるいは、第1装置10および第2装置50からなるシステム100を印刷制御装置と捉えてもよいし、第2装置50のみを印刷制御装置と捉えることも可能である。第2装置50は、その全体あるいは少なくともその一部が、印刷部に該当する。また、第1装置10と第2装置50は、それぞれが別個の装置であることのみを前提としたものではない。第1装置10と第2装置50は、一体的に構成された一つの製品内における各部に該当するとしてもよく、当該製品の一部が第1装置10として機能し、他の部が第2装置50として機能する構成も本実施形態に含まれる。
第1装置10においては、CPU11が、ハードディスクドライブ(HDD)20等に記憶されたプログラムデータ21をRAM12等のメモリーに展開してOSの下でプログラムデータ21に従った演算を行なうことにより、第2装置50を制御する。プログラムデータ21は、第2装置50を制御するためのプリンタードライバー13であるとも言える。プリンタードライバー13は、画像取得部13a、判定部13b、印刷指示生成部13c、転送部13d等の各機能をCPU11に実行させるためのプログラムである。これら各機能については後述する。なお、印刷指示生成部13cは、画像展開部を兼ねている。
第1装置10には、表示部としてのディスプレー30が接続されており、ディスプレー30には各処理に必要なユーザーインターフェイス(UI)画面が表示される。また、第1装置10は、例えば、キーボードやマウスや各種ボタンやタッチパッドやタッチパネル等により実現される操作部40を適宜備え、各処理に必要な指示がユーザーにより操作部40を介して入力される。第1装置10は、第2装置50と転送路70を介して通信可能に接続されている。転送路70は、有線あるいは無線による通信経路の総称である。上述したように第1装置10と第2装置50が一体的な製品である場合は、転送路70は当該製品内における通信経路である。後述するように、第1装置10においては、プリンタードライバー13の機能により、バンド単位の印刷指示が転送路70を介して第2装置50へ送信される。バンド単位の印刷指示の内容については後述する。
第2装置50においては、CPU51が、ROM53等に記憶されたプログラムデータ54をRAM52等のメモリーに展開してOSの下でプログラムデータ54に従った演算を行なうことにより、自機を制御する。プログラムデータ54は、第2装置50を制御するためのファームウェアFWであるとも言える。ファームウェアFWは、第1装置10から送信された印刷指示に基づいて、圧縮データの解凍やコマンドの解釈等を適宜実行し、印刷データを生成する。そして、当該印刷データをASIC55に送ることにより、印刷データに基づいた印刷を実行させることができる。
ASIC55は印刷データを取得し、印刷データに基づいて、例えば、搬送機構56や、印刷ヘッド57を駆動するための駆動信号を生成する。印刷ヘッド57は、パーマネントヘッド(permanent head)に該当し、インク滴を連続的又は断続的に生成する、プリンター本体の機械部又は電気部である(JIS Z8123−1:2013)。第2装置50は、複数種類のインク毎のカートリッジ58を搭載している。図1の例では、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、の各種液体に対応したカートリッジ58が搭載されている。ただし、第2装置50が使用するインクの具体的な種類や数は上述したものに限られず、例えば、ライトシアン、ライトマゼンダ、オレンジ、グリーン、グレー、ライトグレー、ホワイト、メタリック…等、種々のインクを使用可能である。また、第2装置50は、各カートリッジ58から供給されるインクを多数のノズル57aから吐出(噴射)する前記印刷ヘッド57を備える。従って、第2装置50は、インクジェットプリンターに該当する。インクジェットプリンター(ink jet printer)とは、非衝撃式印字装置であって、文字が用紙上にインクの粒子又は小滴の噴射によって形成されるもの、である(JIS X0012−1990)。
本実施形態における印刷ヘッド57は、長尺形状をしたライン型印刷ヘッドである。印刷ヘッド57は、例えば、第2装置50内の所定位置に固定されている。印刷ヘッド57では、被印刷物が動かされる方向(搬送方向)と交差する方向が長手方向であり、長手方向に複数のノズル57aを連ねたノズル列を備える。当該長手方向は、ノズル列方向と表現することもできる。ここで言う“交差”とは直交の意である。ただし、本明細書で言う直交とは、厳密な角度(90°)のみを意味するのではなく、製品の品質上許容される程度の角度の誤差を含む意味である。ノズル列は、前記長手方向における被印刷物の幅のうちの少なくとも被印刷物上の印刷可能な領域の幅に対応した長さを有する。また、ノズル列は、第2装置50が使用するインク種類毎に設けられている。図1では、印刷ヘッド57のノズル開口面57b(ノズル57aの開口が形成された面)におけるCMYK毎の各ノズル列の一部を、鎖線で囲った範囲内に例示している。CMYK毎の各ノズル列は、前記搬送方向に沿って並列している。CMYK毎の各ノズル列は、前記長手方向に沿ってノズル57aが並んだ一列のノズル列のみで構成されてもよいし、図1に例示するように、平行であって且つ前記長手方向に所定ピッチずれた複数のノズル列で構成(いわゆる千鳥状に構成)されてもよい。
印刷ヘッド57内においては、各ノズル57aに対応して、ノズル57aからインク(インク滴)を噴射させるための圧電素子が設けられている。圧電素子は、前記駆動信号が印加されると変形し、対応するノズル57aからインクを吐出させる。搬送機構56は、図示しない紙送りモーターや紙送りローラーを備え、ASIC55に駆動制御されることにより、搬送方向に沿って被印刷物を搬送する。被印刷物(print substrate)とは、印刷画像を保持する素材のことである。形状は長方形のものが一般的であるが、円形(例えばCD−ROM、DVD等の光ディスク)、三角形、四角形、多角形などがあり、少なくとも、日本工業規格「JIS P0001:1998 紙・板紙及びパルプ用語」に記載の紙・板紙の品種及び加工製品のすべてを含む。
第2装置50は、さらに操作パネル59を備える。操作パネル59は、表示部(例えば液晶パネル)や、表示部内に形成されるタッチパネルや、各種ボタンやキーを含み、ユーザーからの入力を受け付けたり、必要なUI画面を表示部に表示したりする。
第2装置50は、前記のようにライン型印刷ヘッドを備えたラインプリンターに限られない。例えば、第2装置50は、前記搬送方向と交差する方向(主走査方向)に沿って移動するキャリッジに印刷ヘッド57が搭載された、いわゆるシリアルプリンターであってもよい。また、ノズルからインクを吐出させる手段も、前記圧電素子に限られず、発熱素子によりインクを加熱してノズルからインクを吐出させる手段を採用してもよい。さらに、プリンター(第2装置50)が採用する印刷方式は、前記のようなインクジェット方式に限る必要はなく、レーザー方式やサーマル方式であってもよい。
2.印刷制御処理
上述の構成下で実行される本実施形態に含まれる実施例を以下に複数説明する。
第1実施例:
図2は、第1実施例にかかる印刷制御処理であって第1装置10側で実行される処理をフローチャートにより示している。ここでは、プリンタードライバー13(印刷制御プログラムの一種)によりCPU11が当該フローチャートを実行するものとして説明をする(後述の図7,9のフローチャートについても同様)。当該フローチャートが立ち上がる前提として、ユーザーが操作部40を操作することにより、任意のアプリケーションソフトウェアが第1装置10内で起動され、第2装置50に印刷させるためのファイルがユーザーにより任意に選択された状態であるとする。
ここで、画像(image)とは、人間の目に見える写真、絵、イラスト、図、文字などで、オリジナルの形、色、遠近感を適切に表現するものである。また、画像データとは、画像を表現するデジタルデータを意味する。画像データに該当するものとして、ベクトルデータやビットマップ画像等が挙げられる。ベクトルデータ(vector data)とは、直線、円、円弧などの幾何学的図形を表現するコマンド及びパラメーターのセットとして保存される画像データをいう。ビットマップ画像(bit−mapped image)とは、画素(pixel)の配列によって記述される画像データである。ビットマップ画像は、「ラスター形式の画像データ」と呼ぶこともできる。画素とは、色又は輝度を独立に割り当てることができる、画像を構成する最小要素のことである。
以下では、ユーザーにより任意に選択されたファイルを、指定ファイルと呼ぶ。またユーザーは、操作部40を操作して印刷条件設定用のUI画面をディスプレー30に表示させる。この状態において、プリンタードライバー13は、指定ファイルを第2装置50に印刷させる際の印刷条件の選択および指定画像の印刷開始指示を、ユーザー入力に従って受け付ける。例えば、プリンタードライバー13は、印刷モード(印刷速度や印刷解像度)、被印刷物の種類、印刷の向き、紙面に対する割り付け、両面印刷の要否など、様々な印刷条件をユーザー入力に応じて受け付けることができる。
ステップS100では、画像取得部13aが、前記アプリケーションソフトウェアから指定ファイルとしての画像ファイル22を取得する。画像ファイル22は前記アプリケーションソフトウェアによって生成されたものであり、例えばHDD20や、図示しない外部接続用のコネクタに装着されたメモリー装置等、所定の格納領域から取得する。
図3は、前記画像ファイル22が表現するある1つのページPを模式的に例示する図である。指定ファイルは、例えば、ページP内にオブジェクトを複数有する。指定ファイルは、例えば、ページP内にオブジェクトとして、写真画像1、写真画像2、写真画像3、写真画像4および図形画像5を含む。各オブジェクトは、互いに重なっていることもある。写真画像1,2,3,4は、ユーザーが撮像機器(デジタルスチルカメラ)により撮影した写真であり、それぞれラスター形式の画像データIM1,IM2,IM3,IM4により表現されている。画像データIM1,IM2,IM3,IM4は、ある被写体を画素毎の色情報(例えば、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B))で階調表現したデータである。R,G,Bの各値は、例えば、0〜255の256階調で表現される。図形画像5はCG(コンピューターグラフィックス)であり、ベクトルデータV5で表現されている。
ステップS110では、判定部13bが、指定ファイルのページPの画像領域を一定方向に分割することにより、複数の短冊状の画像領域(バンド)を想定し、複数のバンドの中から1つのバンドを選択する。ステップS110で選択したバンドを「対象バンド」と呼ぶ。図3では理解容易とするために、各バンドを鎖線にて区画して例示している。バンドの数は特に限定されないが、図3の例では、ページPの画像領域が4つのバンドに分けられている。また、判定部13bは、対象バンドに含まれるオブジェクトの特徴を解析する。
ステップS120では、判定部13bが、対象バンドに含まれるオフジェクトに関する上記解析結果に基づいて、「バンド単位のラスター形式の画像データ」へ展開するか否かを判定する。「バンド単位のラスター形式の画像データ」とは、1つのバンド全体を表現する1つのラスター形式の画像データである。第1実施例では、判定部13bは、対象バンドに含まれるオブジェクトが、ラスター形式の画像データで表され、かつ、第一の基準値よりもオブジェクトが多い場合に、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定し(ステップS120において“Yes”)、ステップS130へ進む。ここで、対象バンド内においてオブジェクト(ラスター形式の画像データ)が多いとは、このようなオブジェクトの重なりがある程度多い、或いは、存在する、と表現することもできる。
図4は、対象バンドとされた1つのバンドB(図3参照)に、それぞれラスター形式の画像データで表現された複数のオブジェクト(画像データIM11,IM21,IM31)が含まれており、それらが重なっている状態を例示している。画像データIM11は、図3に例示した画像データIM1のうちバンドBに含まれる範囲である。同様に、画像データIM21は、画像データIM2のうちバンドBに含まれる範囲であり、画像データIM31は、画像データIM3のうちバンドBに含まれる範囲である。図3,4から分かるように、画像データIM1,IM2,IM3(IM11,IM21,IM31)はそれらの一部が重なっている(IM1(IM11)の上にIM2(IM21)が重なり、さらにその上にIM3(IM31)が重なっている)。言い換えると、前記画像ファイル22には、画像データIM1,IM2,IM3と、画像データIM1,IM2,IM3をこのように重ねて配置させる描画コマンドが含まれている。
前記ステップS120では、判定部13bは、対象バンドであるバンドBに関し、画像データIM11,IM21,IM31それぞれの画素数を算出し、それらを合計する。この場合、画像データが重なる範囲の画素は、むろん、重なる各画像データの画素数の集計に重複して算入される。そして、画像データIM11,IM21,IM31の画素数の合計値と、予め設定されたしきい値TH1とを比較し、当該合計値がしきい値TH1を上回る場合に、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する。しきい値TH1は、第一の基準値の一例に該当する。しきい値TH1は、例えば、バンドのサイズ(縦×横の画素数)よりも大きい値に設定されている。かかる設定とすれば、バンド内の少なくとも一部で複数のラスター形式の画像データが重なっている(重なりが発生するほどオブジェクトが多い)ことが判る。なお、しきい値TH1は、バンドのサイズに対するバンド内の前記ラスター形式の各画像データの画素数の合計値の比率、と比較するために設定された値であってもよい。この場合、当該比率がしきい値TH1を上回る場合に、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する。
あるいは、判定部13bは、判定対象のバンド内で前記ラスター形式の各画像データ(画像データIM11,IM21,IM31)が重なっている範囲の面積比率(バンドの面積に対する比率)を、予め設定されたしきい値(第一の基準値の一例)と比較し、当該面積比率がしきい値を上回る場合に、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定してもよい。また、判定部13bは、単純に、対象バンド内で重なっているラスター形式の画像データの数(図4の例では、IM11,IM21,IM31の計3個)が、予め設定されたしきい値(第一の基準値の一例)を上回る場合に、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定してもよい。
ステップS130では、印刷指示生成部13cが、バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定された対象バンドについて、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドに従って、バンド単位のラスター形式の画像データ(RGBデータ)へ展開する(レンダリングする)。
図5を参照して、前記バンドBが対象とされている場合を例に、ステップS130の処理を説明する。この場合、バンドBに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドとは、オブジェクト(画像データIM1,IM2,IM3)を描画するための描画コマンドであり、例えば、画像データIM1,IM2,IM3それぞれを配置するための座標位置や配置する際の重ね方を規定したコマンドである。図5の上段左に示すように、まず、バンドのサイズに対応するディスティネーションDがメモリーに用意される。ディスティネーションDとは、背景(画面や被印刷物)の色の画像領域であって、ここでは全画素が白(R,G,B)=(255,255,255)のラスター形式の画像データである。
前記画像ファイル22においては、画像データIM1,IM2,IM3を、順にCopy(上書)して描画することが描画コマンドによって規定されているものとする。従って、印刷指示生成部13cは、ディスティネーションDに対して、ソース(描画される画像)としての画像データIM11を、前記画像ファイル22において規定されている画像データIM1の座標位置に従って配置(上書)する。次に、印刷指示生成部13cは、画像データIM11が配置された状態に対して、ソースとしての画像データIM21を、前記画像ファイル22において規定されている画像データIM2の座標位置に従って配置(上書)し、さらに、画像データIM21が配置された状態に対して、ソースとしての画像データIM31を、前記画像ファイル22において規定されている画像データIM3の座標位置に従って配置(上書)する。このように得られた図5の下段左の画像データが、バンドB全体を表現する一つの(バンド単位の)ラスター形式の画像データである。なお、図5に示す処理を行う場合、印刷指示生成部13cは、メモリー上で、画像データIM1,IM2,IM3を先ず上述の順序で重ねた後で、バンドBに該当する部分を抜き出すようにしてもよいし、画像データIM1,IM2,IM3それぞれから、バンドBに含まれる部分(画像データIM11,IM21,IM31)を先に抽出した後に重ねるとしてもよい。
ステップS140においては、印刷指示生成部13cは、直近のステップS130でレンダリングしたバンド単位のラスター形式の画像データを第2装置50に描画(印刷)させるための印刷コマンドを作成する。ここで作成する印刷コマンドは、転送を受ける側の第2装置50が解釈可能なPDL形式で記述されるものであり、バンド単位のラスター形式の画像データを描画すべき座標位置等を規定している。なお、印刷指示生成部13cは、直近のステップS130でレンダリングしたバンド単位のラスター形式の画像データについて、圧縮を施してデータ量を低減するようにしてもよい。
ステップS140の後のステップS160では、転送部13dが、直近のステップS140で作成されたバンド単位の印刷コマンドを、直近のステップS130で展開されたバンド単位のラスター形式の画像データ(圧縮されていれば圧縮されている状態のデータ)とともに、転送路70を介して印刷部(第2装置50)へ転送する。
ステップS160で、バンド単位で第2装置50へ転送される情報が、前記バンド単位の印刷指示に該当する。また、第1装置10から第2装置50へ転送される印刷指示の中には、前記ユーザーにより選択された印刷条件にかかる情報等も含まれる。
一方、ステップS120において、対象バンドについてバンド単位のラスター形式の画像データへ展開しないと判定した場合(ステップS120において“No”)、処理はステップS150へ進む。ステップS150においては、印刷指示生成部13cは、バンド単位のラスター形式の画像データへ展開しないと判定された対象バンドに含まれる各オブジェクトを第2装置50に描画(印刷)させるための印刷コマンドをオブジェクト毎に作成する。なお、オブジェクト毎の描画コマンドは、既に前記画像ファイル22に規定されている(後述の図8も参照のこと。)。そのため、ステップS150では、前記画像ファイル22に規定されているオブジェクト毎の描画コマンドのうち対象バンドに含まれるオブジェクトにかかる描画コマンドの少なくとも一部を、転送を受ける側の第2装置50が解釈可能なPDL形式の指示(印刷コマンド)に変換する処理を実行する。印刷指示生成部13cは、対象バンドにラスター形式の画像データによるオブジェクトが含まれる場合は、そのオブジェクト単位の画像データについて、圧縮を施してデータ量を低減するようにしてもよい。
ステップS150の後のステップS160では、転送部13dが、直近のステップS150で作成された、対象バンドに含まれるオブジェクト毎の印刷コマンドを、転送路70を介して印刷部(第2装置50)へ転送する。むろん、対象バンドに含まれるオブジェクトがラスター形式の画像データである場合は、そのオブジェクト単位のラスター形式の画像データ(圧縮されていれば圧縮されている状態のデータ)も併せて転送する。このようなステップS150の後のステップS160では、対象バンドに含まれるオブジェクト毎の印刷コマンドは、バンド単位で一まとまりとされたPDLデータとして転送される。そして、当該PDLデータには、対象バンドに含まれるオブジェクト毎のラスター形式の画像データ(圧縮されていれば圧縮されている状態のデータ)を含ませる。ここで言う「含ませる」とは、オブジェクト毎のラスター形式の画像データを、PDLデータ内に、挿入する、張り付ける、或いは、埋め込む、などと表現することも可能である。また、「埋め込む」とは、PDLデータ内にラスター形式の画像データの実体が埋め込まれている場合と、当該実体はPDLデータ内に存在せず、当該実体の存在位置を示したリンク情報(当該実体にアクセス可能なリンク情報)が埋め込まれている場合との両方を意味する。あるいは、前記「含ませる」ラスター形式の画像データをPDL形式のデータに変換した上で、前記バンド単位で一まとまりとされたPDLデータに含ませるとしてもよい。
ステップS170では、判定部13bが、前記ページPの画像領域を構成する全てのバンドについてステップS110〜S160の処理を終えたか否か判定する。全てのバンドについて処理を終えていない場合は、ステップS110に戻り、それまでに未選択のバンドを新たな対象バンドとして選択する。一方、全てのバンドについて処理を終えた場合は、当該フローチャートを終了する。
図6は、本実施形態にかかる印刷制御処理であって第2装置50側で実行される処理をフローチャートにより示している。ここでは、ファームウェアFWによりCPU51が当該フローチャートを実行するものとして説明をする。
ステップS200では、ファームウェアFWは、第1装置10側から転送路70を介してバンド単位で転送された印刷指示を受信する。ファームウェアFWは、受信した印刷指示を解析し(ステップS210)、各バンド単位で、それがバンド単位で展開されたラスター形式の画像データか否か、圧縮されたラスター形式の画像データか否か、等といったことを判定する。
ステップS220では、ファームウェアFWは、ステップS210の解析結果に応じて、圧縮されたデータの解凍(伸張とも言う。)や、印刷コマンドに従ったレンダリングを実行する。つまり、ステップS130,S140(図2)を経て転送されたバンド単位の印刷指示であれば、それは既にバンド単位で展開されたラスター形式の画像データであるため、解凍が必要であれば(圧縮されていれば)解凍する。
一方、ステップS150を経て転送されたバンド単位の印刷指示であれば、それはバンド単位で展開されたラスター形式の画像データではない。そのため、印刷指示に含まれている各オブジェクトの印刷コマンドに従って、バンド単位のラスター形式の画像データへ展開する(レンダリングする)。このとき、レンダリングの対象となるオブジェクトを表す画像データが圧縮されている場合には、解凍した上でレンダリングする。なお、当該ステップS220で実行する場合のレンダリングは、バンドがラスター形式の画像データを多く有するような領域ではないため、ステップS130(図2)で実行する場合のレンダリング(例えば、図5で説明した、複数回の画像の上書を伴うようなレンダリング)と比較して演算量が少ないものとなる。
ステップS230では、ファームウェアFWは、ステップS220までの処理によって得たバンド単位のラスター形式の画像データに基づいて、指定ファイルが表現するページを印刷するための印刷データを生成する。ファームウェアFWは、1ページ分の全バンドにかかるラスター形式の画像データが揃った段階で、当該全バンドにかかるラスター形式の画像データ全体を処理対象としてステップS230以下を実行しても良いし、バンド単位のラスター形式の画像データを取得次第、バンド単位のラスター形式の画像データを処理対象としてステップS230以下を順次実行するとしてもよい。ステップS230では、ファームウェアFWは、処理対象の画像データの解像度を印刷解像度に一致させる解像度変換処理を実行する。
また、ファームウェアFWは、必要に応じて処理対象の画像データの色変換処理を実行する。つまり、画像データの表色系を第2装置50が印刷に使用するインク表色系に変換する。例えば、上述したように処理対象の画像データが各画素の色情報をRGBで表現する場合、画素毎にRGBをCMYK毎の階調値に変換することによりインク量データを得る。色変換処理は、任意の色変換ルックアップテーブルを参照することにより実行可能である。CMYKの夫々は例えば256階調で表現される。さらに、ファームウェアFWは、色変換後の画像データ(インク量データ)に、ハーフトーン処理(ハーフトーニング)を施す。ハーフトーン処理の具体的手法は特に問わない。ファームウェアFWは、例えば、所定の記憶領域に予め保存されたディザマスクを用いたディザリングによりハーフトーン処理を実行してもよいし、誤差拡散法によりハーフトーン処理を実行してもよい。ハーフトーン処理により、画素毎にCMYKインクの吐出あるいは非吐出を規定したハーフトーン(印刷データ)が生成される。インクの吐出あるいは非吐出とは、被印刷物へのドットの形成あるいは非形成、と言い換えることもできる。ドットとは、被印刷物に付着した状態のインク滴を意味する。
ステップS240では、ファームウェアFWは、ステップS230の処理により生成された印刷データを印刷ヘッド57に転送すべき順に並べ替える処理を行う。当該並べ替えの処理により、印刷データに規定された各インクは、その画素位置およびインク種類に応じて、いずれのノズル57aによって、どのタイミングで吐出されるかが確定される。かかる並べ替えの処理後の印刷データを、ファームウェアFWは、ASIC55に順次送信することにより、各ノズル57aからのインクの吐出を実行させる。これにより、指定ファイルが表現するページ(図3参照)が印刷データに基づいて被印刷物上に再現される。
このように本実施形態によれば、第1装置10は、バンドに含まれるオブジェクトの特徴に基づいてバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すべきと判定したバンドについてのみ、バンド単位のラスター形式の画像データへ展開し、展開済みの画像データを第2装置50へ転送する。また、バンド単位のラスター形式の画像データへ展開しないと判定したバンドについては、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンド(第2装置50が解釈可能な印刷コマンド)を第2装置50へ転送し、第2装置50側でバンド単位のラスター形式の画像データへの展開を実行させる。また、ステップS120からステップS130またはステップS150への分岐は、ページ内のある領域に関して、当該領域の全体を表現する1つのラスター形式の画像データを第2装置50に送信するのか、当該領域に含まれる個々のオブジェクト毎の描画コマンド(第2装置50が解釈可能な印刷コマンド)および当該個々のオブジェクト毎のラスター形式の画像データを第2装置50に送信するのか、を選択しているとも言える。特に、第1実施例では、バンドにラスター形式の画像データがある程度多く含まれている場合に、第2装置50へ転送する前に第1装置10側でバンド単位のラスター形式の画像データへ展開(レンダリング)しておく。そのため、描画コマンド(第2装置50が解釈可能な印刷コマンド)の転送を受けた第2装置50側でレンダリングを行った場合に処理負担がかなり大きいと予測されるバンドについて第2装置50側にレンダリングを実行させることを、回避できる。その結果、第2装置50側の処理負担が大幅に減り、第2装置50による印刷の高速化が図られる。
特に、プリンターとしての第2装置50は演算処理能力が第1装置50よりも劣る場合が多い実情を鑑みると、このように第2装置50側の処理負担を軽減することは高速印刷の実現のために非常に有用である。同時に、本実施形態では、第2装置50側でレンダリングを行った場合に処理負担がそれほど大きくないと予測されるバンドについては、レンダリング済みのバンド単位のラスター形式の画像データを第2装置50へ転送せず、各オブジェクト単位での描画コマンド(第2装置50が解釈可能な印刷コマンド)やラスター形式の画像データを転送する。これにより、転送する情報量の低減(転送時間の短縮化)を図り、高速印刷の実現に寄与している。
第2実施例:
図7は、第2実施例にかかる印刷制御処理であって第1装置10側で実行される処理をフローチャートにより示している。図7は、図2のステップS120の替わりに、ステップS122を実行する点で、図2と異なる。
ステップS122では、判定部13bは、対象バンドに含まれるオフジェクトの特徴に関する解析結果に基づいて、バンド単位のラスター形式の画像データへ展開するか否かを判定する。具体的には、判定部13bは、対象バンドに含まれるオブジェクトが、当該オブジェクトを描画するための描画コマンドが第二の基準値よりも多いものである場合に、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定し(ステップS122において“Yes”)、ステップS130へ進む。
図8は、ステップS122の判定において考慮すべき描画コマンドの数を説明するための例である。図8の左側には、指定画像に含まれるオブジェクトの一例として、グラテーション状のカラー画像と、それに上書される黒色の文字「T」とからなる画像を示している。
このようなオブジェクトの、グラテーション状のカラー画像部分および文字「T」をラスター形式の画像データにより表現する場合の、当該オブジェクトの描画に必要な描画コマンド(描画コマンドの束)は、例えば、図8内における「描画コマンドが少ない場合」のように説明できる。コマンド「ROP」とは、描画操作(ラスターオペレーション)における論理演算の設定を意味し、論理演算としての「Copy」は、これ以降のコマンドはCopy(上書)で描画すること、を意味する。
コマンド「Img」は、ラスター形式のRGB画像の描画を意味し、描画すべきラスター形式の画像(例えば、画像データIM6)、描画の始点座標および描画時の拡大率を規定している。
コマンド「BMP」は、文字をラスター形式で描画することを意味し、描画すべき文字「T」、描画の始点座標および文字の色(R,G,B)を規定している。
すなわち、図8に例示したオブジェクトを、グラテーション状のカラー画像部分および文字「T」にそれぞれ対応するラスター形式の画像データにより描画するための描画コマンド数は、わずか3という少ない数で足りる。
一方、図8に例示したオブジェクトを、ベクトルデータによって描画することも可能である。この場合に必要な描画コマンド(描画コマンドの束)は、例えば、図8内における「描画コマンドが多い場合」のように説明できる。コマンド「Rect」は、図形としての矩形の描画を意味し、描画の始点座標、終点座標および図形の色(R,G,B)を規定している。コマンド「Line」は、線の描画を意味し、描画の始点座標、終点座標および線の色(R,G,B)を規定している。前記グラテーション状のカラー画像部分を図形(矩形)の集合によって描画するためには、色が異なる多数の小さな矩形を描画するための多数のコマンド「Rect」が必要となる。また、文字「T」を線の集合によって描画するためには、多数の線を描画するための多数のコマンド「Line」が必要となる。このように、図8に例示したオブジェクトを、ベクトルデータで描画するには、極めて多くの(例えば、数百の)描画コマンドが必要となる。つまり、多数の描画コマンドを用いて描画されるオブジェクトを含むバンドについてのレンダリングは、演算量が多くなる。
前記画像ファイル22が、オブジェクトの描画のためにどのような描画コマンドを採用しているかは、画像ファイル22を生成したアプリケーションソフトウェアに依存する。そのため、判定部13bは、対象バンドに含まれるオブジェクトを描画するために画像ファイル22に記述されている描画コマンドの数を集計し、その数が予め設定されたしきい値TH2を上回る場合に、描画コマンド数が多いとして、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する。しきい値TH2は、第二の基準値の一例に該当する。例えば、図8に示したオブジェクトが対象バンドに含まれており、描画コマンドの態様が図8に示した「描画コマンドが少ない場合」であれば、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開しないと判定し(ステップS150へ進み)、図8に示した「描画コマンドが多い場合」であれば、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する(ステップS130へ進む)。
ステップS130以降、あるいはステップS150以降の処理は、第1実施例と同様である。また、第2装置50側の処理も、第1実施例と同様(図6)である。
このように第2実施例によれば、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドがある程度多い場合に、第2装置50へ転送する前に第1装置10側でバンド単位のラスター形式の画像データへ展開(レンダリング)しておく。そのため、描画コマンド(第2装置50が解釈可能な印刷コマンド)の転送を受けた第2装置50側でレンダリングを行った場合に演算量がかなり多いと予測されるバンド(図8の「描画コマンドが多い場合」のような多数の描画コマンドで表現されるオブジェクトを含むバンド)について第2装置50側にレンダリングを実行させることを、回避できる。その結果、第2装置50側の処理負担が大幅に減り、第2装置50による印刷の高速化が図られる。むろん、第2実施例においても、第1実施例と同様の構成に基づいて第1実施例と同様の効果を奏する。
第3実施例:
図9は、第3実施例にかかる印刷制御処理であって第1装置10側で実行される処理をフローチャートにより示している。図9は、図2,図7のステップS120,S122の替わりに、ステップS124を実行する点で、図2,図7と異なる。
ステップS124では、判定部13bは、対象バンドに含まれるオフジェクトの特徴に関する解析結果に基づいて、バンド単位のラスター形式の画像データへ展開するか否かを判定する。具体的には、判定部13bは、対象バンドに含まれるオブジェクトが、当該オブジェクトを描画するための描画コマンドにおいて設定されている二項演算による論理演算の回数が第三の基準値よりも多いものである場合に、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定し(ステップS124において“Yes”)、ステップS130へ進む。
ラスターオペレーションにおける論理演算としては、上述の「Copy」の他、「AND(論理積)」、「OR(論理和)」、「NOT(否定)」、「XOR(排他的論理和)」等が挙げられる。そして、論理演算のうち、2つの入力から1つの出力を得る演算を、二項演算と呼ぶ。二項演算としては、AND、OR、XOR等が挙げられる。二項演算は、Copy(上書)やNOTといった単純な処理と比較して負担が大きい演算であると言える。
図10は、二項演算の繰り返しの結果、あるオブジェクトが描画される様子を例示している。ここでは、ある色(例えば、赤。(R,G,B)=(255,0,0)。)の画像(ラスター形式の画像データIM7)が透過処理されたものが、オブジェクトであると仮定する。図10の左下には、当該オブジェクトを例示しており、図10の右側には、このオブジェクトを最終的に得るための描画コマンド(描画コマンドの束)を例示している。図10に示すように、まず、ディスティネーションD(255,255,255)の一部と画像データIM7(255,0,0)とのXOR(排他的論理和)が取得される。次に、現在取得されている画像(0,255,255)と透過処理のためのパターンを表現した画像(ラスター形式の画像データIM8)とのAND(論理積)が取得される。透過処理のためのパターンは、例えば、黒(0,0,0)の領域と白(255,255,255)の領域とが縦横それぞれに交互に配置された透過率50%のパターンである。
次に、現在取得されている画像(黒(0,0,0)の領域と所定色(0,255,255)の領域とが縦横それぞれに交互に配置された画像)と画像データIM9(255,0,0)とのXOR(排他的論理和)により、図10の左下に示したオブジェクトが最終的に得られる。なお、IM7とIM9は同じデータである。このようなオブジェクトは、オブジェクトを構成する全画素について、二項演算を複数回実行することで描画されるものであるから、このようなオブジェクトを含むバンドについてのレンダリングは、演算量が多くなる。
そこで、判定部13bは、対象バンドに含まれるオブジェクトを描画するために画像ファイル22に記述されている描画コマンドにおいて設定されている二項演算の回数を集計し、その数が予め設定されたしきい値TH3を上回る場合に、二項演算の回数が多いとして、対象バンドをバンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する。しきい値TH3は、第三の基準値の一例に該当する。例えば、図10に示したオブジェクトが対象バンドに含まれることを想定すると、二項演算の回数は、オブジェクトの画素数×3回(XORとANDとXOR)である。あるいは、もっと単純に、判定部13bは、二項演算の対象となる画素数(オブジェクトの画素数)を二項演算の回数と見なして所定のしきい値(第三の基準値の一例)と比較したり、画素数を無視した二項演算の回数(上記の例で言えば3回)と所定のしきい値(第三の基準値の一例)と比較したりして、二項演算の回数が多いか否かを判定してもよい。あるいは、判定部13bは、描画に際して二項演算を1回でも実行するオブジェクトが存在する場合に、直ちに二項演算の回数が多い(0ではない)と判定してもよい。
ステップS130以降、あるいはステップS150以降の処理は、第1,第2実施例と同様である。また、第2装置50側の処理も、第1,第2実施例と同様(図6)である。
このように第3実施例によれば、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドにおいて二項演算がある程度多い場合に、第2装置50へ転送する前に第1装置10側でバンド単位のラスター形式の画像データへ展開(レンダリング)しておく。そのため、描画コマンド(第2装置50が解釈可能な印刷コマンド)の転送を受けた第2装置50側でレンダリングを行った場合に演算量がかなり多いと予測されるバンド(図10に例示したような二項演算の繰り返しにより表現されるオブジェクトを含むバンド)について第2装置50側にレンダリングを実行させることを、回避できる。その結果、第2装置50側の処理負担が大幅に減り、第2装置50による印刷の高速化が図られる。むろん、第3実施例においても、第1実施例と同様の構成に基づいて第1実施例と同様の効果を奏する。
3.変形例
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、上述の各実施例を適宜組み合わせた内容も、本発明の開示範囲である。
例えば、判定部13bは、上述したステップS120(図2),S122(図7),S124(図9)の各判定のうち2種類以上の判定を実行し、いずれか1つ以上の判定において“Yes”である場合に、ステップS130へ進むとしてもよい。つまり、異なる複数の判定基準に従って、レンダリング時の処理量がある程度多いバンドであるか否かを総合的に判定するとしてもよい。
図2,図7,図9(あるいはそれらの組み合わせ)の印刷制御処理がプリンター(第2装置50)内で行なわれるとしてもよい。例えば、CPU51が画像取得部13a、判定部13b、印刷指示生成部13c、転送部13dといった上述の各機能を実現するとともに、プリンター内の他の制御部に対して転送部13dにより転送された情報に基づいて、当該他の制御部が図6の処理を実行するとしてもよい。この場合、CPU51は、指定画像についての印刷条件や印刷指示のための操作を、操作パネル59や、第2装置50と通信可能な外部の携帯型端末等を介してユーザーから受け付ける。あるいは、図2,図7,図9(あるいはそれらの組み合わせ)のフローチャートを、プリンタードライバー13とファームウェアFWとで分担して実現するとしてもよい。
10…第1装置、11…CPU、12…RAM、13…プリンタードライバー、13a…画像取得部、13b…判定部、13c…印刷指示生成部(画像展開部)、13d…転送部、20…HDD、21…プログラムデータ、22…画像ファイル、30…ディスプレー、40…操作部、50…第2装置、51…CPU、52…RAM、53…ROM、56…搬送機構、57…印刷ヘッド、57a…ノズル、58…カートリッジ、59…操作パネル、100…システム、IM1,IM2,IM3,IM4,IM6,IM7,IM8,IM9,…画像データ

Claims (6)

  1. オブジェクトを含むページを表現する画像ファイルを取得する画像取得部と、
    前記ページを複数のバンドに分け、バンド毎に、バンドに含まれるオブジェクトの特徴に基づいてバンド単位のラスター形式の画像データへ展開するか否かを判定する判定部と、
    前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定されたバンドについて、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドに従ってバンド単位のラスター形式の画像データへ展開する画像展開部と、
    前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されたバンドについては、当該展開されたバンド単位の画像データを印刷部へ転送し、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されなかったバンドについては、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドを前記印刷部へ転送する転送部と、を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記判定部は、少なくとも、判定対象としたバンドに含まれるオブジェクトがラスター形式の画像データで表されかつ第一の基準値よりも多い場合に、当該判定対象のバンドを前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記判定部は、少なくとも、判定対象としたバンドに含まれるオブジェクトが、当該オブジェクトを描画するための描画コマンドが第二の基準値よりも多いものである場合に、当該判定対象のバンドを前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記判定部は、少なくとも、判定対象としたバンドに含まれるオブジェクトが、当該オブジェクトを描画するための描画コマンドにおいて設定されている二項演算による論理演算の回数が第三の基準値よりも多いものである場合に、当該判定対象のバンドを前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定する、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷制御装置。
  5. オブジェクトを含むページを表現する画像ファイルを取得する画像取得工程と、
    前記ページを複数のバンドに分け、バンド毎に、バンドに含まれるオブジェクトの特徴に基づいてバンド単位のラスター形式の画像データへ展開するか否かを判定する判定工程と、
    前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定されたバンドについて、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドに従ってバンド単位のラスター形式の画像データへ展開する画像展開工程と、
    前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されたバンドについては、当該展開されたバンド単位の画像データを印刷部へ転送し、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されなかったバンドについては、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドを前記印刷部へ転送する転送工程と、を備えることを特徴とする印刷制御方法。
  6. オブジェクトを含むページを表現する画像ファイルを取得する画像取得機能と、
    前記ページを複数のバンドに分け、バンド毎に、バンドに含まれるオブジェクトの特徴に基づいてバンド単位のラスター形式の画像データへ展開するか否かを判定する判定機能と、
    前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開すると判定されたバンドについて、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドに従ってバンド単位のラスター形式の画像データへ展開する画像展開機能と、
    前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されたバンドについては、当該展開されたバンド単位の画像データを印刷部へ転送し、前記バンド単位のラスター形式の画像データへ展開されなかったバンドについては、バンドに含まれるオブジェクトを描画するための描画コマンドを前記印刷部へ転送する転送機能と、をコンピューターに実行させることを特徴とする印刷制御プログラム。
JP2013163045A 2013-08-06 2013-08-06 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム Withdrawn JP2015032238A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163045A JP2015032238A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム
US14/451,629 US20150043034A1 (en) 2013-08-06 2014-08-05 Printing control device, printing control method, and printing control program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163045A JP2015032238A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015032238A true JP2015032238A (ja) 2015-02-16

Family

ID=52448425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163045A Withdrawn JP2015032238A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20150043034A1 (ja)
JP (1) JP2015032238A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016003681A1 (de) * 2016-03-24 2017-09-28 Universität Stuttgart Datenkompression mittels adaptiven Unterabtastens

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10217555A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Canon Inc 印刷装置及び画像出力制御方法
JP2000207147A (ja) * 1999-01-20 2000-07-28 Oki Data Corp 印刷デ―タ転送システム
JP2001150732A (ja) * 1999-11-24 2001-06-05 Nec Corp カラー印刷システム及びそれに用いる描画コマンド生成方法
JP2003216363A (ja) * 2002-01-18 2003-07-31 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP2005271510A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Sharp Corp 画像形成装置及びその制御プログラム
JP2006293561A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Seiko Epson Corp プリンタドライバ及びそのプリンタシステム
JP2007052499A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Seiko Epson Corp プリンタ用プログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10217555A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Canon Inc 印刷装置及び画像出力制御方法
JP2000207147A (ja) * 1999-01-20 2000-07-28 Oki Data Corp 印刷デ―タ転送システム
JP2001150732A (ja) * 1999-11-24 2001-06-05 Nec Corp カラー印刷システム及びそれに用いる描画コマンド生成方法
JP2003216363A (ja) * 2002-01-18 2003-07-31 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP2005271510A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Sharp Corp 画像形成装置及びその制御プログラム
JP2006293561A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Seiko Epson Corp プリンタドライバ及びそのプリンタシステム
JP2007052499A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Seiko Epson Corp プリンタ用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150043034A1 (en) 2015-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090213161A1 (en) Printing Control System, Printing Request Terminal, Printer, Printing Control Program, and Printing Control Method
JP6269172B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム
US9135540B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program for processing black characters at high resolution
JP2012157998A (ja) 印刷システムおよび印刷方法
JP6184115B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
US7589860B2 (en) Method, apparatus and computer program product for processing image data stored on a memory for rendering an image on a device
US10647109B2 (en) Printing apparatus and printing control apparatus
US9144994B2 (en) Printing device and printing method
US20190392566A1 (en) Image forming apparatus capable of changing thickness of character, control method therefor, and storage medium storing control program therefor
JP2015032238A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム
JP2017030149A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JP5528209B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US20130176327A1 (en) Method of rendering a colour image with spatial gamut mapping
JP2010099849A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法および制御プログラム
JP5012871B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラム
US9594535B2 (en) Image processing apparatus for printing object of original image within printable area on print medium, and non-transitory computer-readable medium
JP2020005117A (ja) 画像処理装置及びプログラム
KR100571788B1 (ko) 문서의 지정영역을 확대 출력하는 방법
JP6880707B2 (ja) 画像処理装置、印刷装置、およびコンピュータープログラム
JP2010016647A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP5714156B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP6264790B2 (ja) 画像処理装置、印刷システム、及び、画像処理方法
JP6394247B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP3968989B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記憶媒体
JP2009141529A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160317

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170124

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170323