JP2007052499A - プリンタ用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタに対する印刷要求の処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムであって、モノクロ印刷時に、効率的な事前展開処理を行なわせてスループットの向上を図ることのできるプリンタ用プログラムを提供する。
【解決手段】モノクロ印刷時に中間コードを生成してプリンタに送信する処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムが、印刷の所定領域毎に事前展開処理をするか否かを判断するための展開閾値を決定するステップと、各所定領域の中間コードに基づいて求められる各所定領域の展開係数の値が展開閾値を超えた所定領域については事前展開処理を実行するステップと、事前展開処理を実行した所定領域についてはイメージデータをプリンタに送信するステップとをホスト装置に実行させ、前記展開閾値の決定が、ホスト装置が有するCPUとプリンタが有するCPUの能力の比較に基づいて行われる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタに対する印刷要求の処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムに関し、特に、アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロデータの場合に、効率的な事前展開処理を行なわせて、スループットの向上を図ることのできるプリンタ用プログラムに関する。
プリンタにおいてモノクロデータの印刷を行なう場合には、一般に、パーソナルコンピュータなどのホスト装置におけるアプリケーションから発せられる所定形式の印刷データを、一旦、中間コードに変換してその中間コードをプリンタのメモリ等に格納する。その後、所定のタイミングで、当該中間コードが読み出され、画素毎の濃度値で表したイメージデータへ展開されて、当該イメージデータに基づいてプリンタのエンジンにおける印字処理が実行される。そして、この中間コードが読み出されてエンジンによる印字処理が完了するまでの処理は、エンジン動作に同期した所定のスケジュールに従って実行される。なお、前記中間コードは、1ページの範囲を高さ方向に所定の長さで区分したバンドという領域毎に生成される。
このようなモノクロ印刷の処理において、上記各バンドの中間コードのサイズが許容のサイズを超えてしまうようなバンドや、描画対象が複雑でありイメージデータへの展開処理等に時間がかかって、上述したエンジン動作に同期した処理において処理が間に合わなくなってしまう虞のあるバンドについては、従来より、事前展開という処理が行なわれていた。この事前展開は、上記エンジン動作に同期した処理の前に、予めそのバンドの中間コードをイメージデータに展開する処理を行なってしまうことであり、そのバンドについてはイメージデータの形でプリンタの所定箇所に格納される。そして、このバンドについては、上記エンジン動作に同期した処理において、このイメージデータが読み出されて用いられる。
また、この事前展開をするか否かの判断をするために、バンド毎の中間コードのサイズや処理の複雑さなどに基づく係数についての所定の閾値が設けられ、各バンドのサイズや前記係数の値がこの閾値を超えた場合に事前展開を行なうように制御されていた。
この事前展開処理を用いることにより、上記エンジン動作に同期した処理におけるエラーを回避できるなどのメリットが得られるが、その一方で、プリンタにおけるCPU負荷を上げてしまったり、プリンタ全体のスループットを下げてしまうというデメリットもある。
かかる事前展開処理については、下記特許文献1及び特許文献2において、その関連技術について記載されている。
特開平9−258935号公報 特開2001−1576号公報
近年、プリンタに印刷の要求を行なうパーソナルコンピュータなどのホスト装置におけるCPU能力が向上する傾向にあり、そのCPU能力を活かすために、前述したモノクロ印刷時にホスト装置側で中間コードまでを生成する方法をとる場合がある。この場合においても、中間コードのサイズが大きいバンドや処理に時間のかかるバンドについては、上述の事前展開が必要となり、必要なバンドについてはホスト装置側で事前展開を行い、そのバンドについてはイメージデータをプリンタへ送っている。
しかしながら、かかる場合に、事前展開を行うか否かの判断について、上述したプリンタで事前展開を行なう場合の閾値をそのまま用いるのでは、ホスト装置とプリンタにおける環境及びCPU能力の差異によって、最適な判断を行うことができるとはいえない。特に、最近では、ホスト装置のCPU能力がプリンタのCPU能力と比して格段に高くなる傾向にあり、この能力を活かした適切な事前展開の判断を行うことが望まれる。
そこで、本発明の目的は、プリンタに対する印刷要求の処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムであって、アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロデータの場合に、効率的な事前展開処理を行なわせて、スループットの向上を図ることのできるプリンタ用プログラムを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、モノクロ印刷時に、アプリケーションから受け取った印刷データに基づいて中間コードを生成して当該中間コードをプリンタに送信する処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムが、印刷範囲を分割した所定領域毎に、前記中間コードを、前記プリンタのエンジンの動作に同期した処理の前に、画素毎の濃度値で表現されたイメージデータに展開する事前展開処理、をするか否かを判断するための展開閾値を決定するステップと、前記各所定領域の中間コードに基づいて求められる前記各所定領域の展開係数の値が、前記展開閾値を超えた前記所定領域については、前記事前展開処理を実行するステップと、前記事前展開処理を実行した前記所定領域については、前記イメージデータを前記プリンタに送信するステップと、を前記ホスト装置に実行させ、前記展開閾値の決定が、前記ホスト装置が有するCPUの能力と前記プリンタが有するCPUの能力との比較に基づいて行われることである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記展開閾値の決定において、前記展開閾値は、前記ホスト装置が有するCPUの能力が前記プリンタが有するCPUの能力よりも高い場合に、前記中間コードの生成及び前記事前展開処理を前記プリンタで実行する場合に定められる展開閾値よりも低い値に決定されることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、モノクロ印刷時に、アプリケーションから受け取った印刷データに基づいて中間コードを生成して当該中間コードをプリンタに送信する処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムが、1ページの印刷範囲を分割した所定領域毎に、前記中間コードを、前記プリンタのエンジンの動作に同期した処理の前に、画素毎の濃度値で表現されたイメージデータに展開する事前展開処理、をするか否かを判断するための展開閾値を決定するステップと、前記各所定領域の中間コードに基づいて求められる前記各所定領域の展開係数の値が、前記展開閾値を超えた前記所定領域については、前記事前展開処理を実行するステップと、前記事前展開処理を実行した前記所定領域については、前記イメージデータを前記プリンタに送信するステップと、を前記ホスト装置に実行させ、各ページの処理中に、当該ページに含まれる、圧縮処理された中間コードである圧縮コード、の数が所定値を超えた場合には、当該ページについて、前記事前展開処理を実行するステップが、前記決定した展開閾値よりも低い値の展開閾値に基づいてなされることである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、モノクロ印刷の要求時に、アプリケーションから受け取った印刷データに基づいて中間コードを生成して当該中間コードをプリンタに送信する処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムが、印刷範囲を分割した所定領域毎に、前記中間コードを、前記プリンタのエンジンの動作に同期した処理の前に、画素毎の濃度値で表現されたイメージデータに展開する事前展開処理、をするか否かを判断するための展開閾値を決定するステップと、前記各所定領域の中間コードに基づいて求められる前記各所定領域の展開係数の値が、前記展開閾値を超えた前記所定領域については、前記事前展開処理を実行するステップと、前記事前展開処理を実行した前記所定領域については、前記イメージデータを前記プリンタに送信するステップと、を前記ホスト装置に実行させ、前記決定される展開閾値の値が、前記要求による処理の進行に伴って、順次、下げられることである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記要求が複数ページの印刷である場合に、1ページ分の処理が終了する度に、前記決定される展開閾値の値が下げられることを特徴とする。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明のプリンタ用プログラムに基づいて処理を実行するホストコンピュータとプリンタの実施の形態例に係る構成図である。図1のドライバプログラム15が、本発明を適用したプリンタ用プログラムであり、ホストコンピュータ1に、ホストコンピュータ1におけるCPU12の能力とプリンタ2におけるCPU22の能力の比較に基づいて、モノクロ印刷時の事前展開の判断を行わせ、ホストコンピュータ1のCPU能力を活かした効率のよい事前展開処理を実現しようとするものである。
図1に示すように、本実施の形態例では、ホスト装置であるホストコンピュータ1のインターフェース回路であるI/F部13とプリンタ2のインターフェース回路であるI/F部21とが接続され、ホストコンピュータ1からプリンタ2への印刷要求がなされる。I/F部13及びI/F部21は、例えば、USBプロトコルに従う通信を行なうインターフェース回路、または、パラレル通信を行なうインターフェース回路である。
ホストコンピュータ1は、I/F部13のほかに、CPU12及びメモリ11を備える。メモリ11は、ホストコンピュータ1におけるデータやプログラムの記憶領域であり、RAM、ROM、ハードディスク等で構成することができる。ここには、図1に示すように、印刷データを出力するアプリケーションプログラム14と、ドライバプログラム15が記憶される。
印刷要求元であるアプリケーションは、このアプリケーションプログラム14と当該プログラムに従って処理を実行するCPU12によって構成される。ドライバプログラム15は、いわゆるプリンタドライバを構成するプログラムであり、CPU12に読み込まれることにより動作する。このドライバプログラム15による処理により、モノクロ印刷時には、前記アプリケーションから出力される印刷データから中間コードが生成され、当該生成された中間コードがプリンタ2に送信される。事前展開処理を含んだこの中間コード生成時の処理に特徴があり、その具体的な内容については後述する。なお、ドライバプログラム15は、CD(コンパクトディスク)等の記憶媒体に格納されていたものをホストコンピュータ1にインストールする、あるいは、インターネットなどを介して所定のサイトからダウンロードするという方法によって、当該ホストコンピュータ1に備えることができる。
また、メモリ11には、前記ドライバプログラム15により生成された中間コードや事前展開処理によって生じるイメージデータが格納(登録)される。
このような構成を有するホストコンピュータ1は、いわゆるパーソナルコンピュータで実現することができ、ここに備えられる前記CPU12の能力は、後述するプリンタ2のCPU22の能力よりも高いことを想定している。
次に、プリンタ2は、I/F部21のほかに、CPU22、ROM23、RAM24、エンジンI/F25及びエンジン26を備える。CPU22は、ROM23に格納されるプログラム等に従って、プリンタ2の各種動作を制御する部分である。RAM24には、モノクロ印刷時に前記ホストコンピュータ1から送信される中間コード及び事前展開がなされた場合のイメージデータが格納される。
エンジンI/F25は、エンジン26における印字動作を実行する際に、RAM24に格納されているデータを読み出して所定の処理を施した後にエンジン26に引き渡す、エンジン26とのインターフェースを司る部分である。エンジン26は、エンジンI/F25から出力されたデータに基づいて、紙などの印刷媒体に印字処理を実行する部分である。
このような構成を有する本実施の形態例におけるホストコンピュータ1とプリンタ2では、モノクロ印刷時の処理に特徴を有し、特に、ホストコンピュータ1のドライバプログラム15による、事前展開処理を含んだ中間コードの生成及び登録までの処理に特徴があり、以下、この処理の内容について具体的に説明する。
図2は、モノクロ印刷時にドライバプログラム15によって行なわれる中間コードの生成及び登録までの処理の手順を例示したフローチャートである。以下、図2に基づいて、1ジョブについての処理内容を説明する。
まず、前述したアプリケーションにおいて、モノクロ印刷の指示がなされると、当該アプリケーションから印刷対象について所定のフォーマットの印刷データが出力され、それをドライバプログラム15によって構成されるプリンタドライバが受け取る(ステップS1)。ここで、当該ジョブのはじめにまず、事前展開をするか否かの判断のための展開閾値を決定する(ステップS2)。この展開閾値は、前述のように、印刷対象の種類や複雑さに基づく処理の重さを示す展開係数についての閾値であり、各バンド毎にこの展開係数の累計値が展開閾値を超えた時点で、当該バンドの中間コードについては事前展開処理がなされる。
この展開閾値の決定では、まず、プリンタ2において事前展開を含む中間コードの生成を行なう場合の展開閾値が取得され、ホストコンピュータ1におけるCPU12の能力とプリンタ2におけるCPU22の能力の比較から、この取得された展開閾値の値を変更して初期値として決定する。ここで、前述のとおり、ホストコンピュータ1におけるCPU12の能力の方が高いので、具体的には、前記取得した展開閾値よりも下げた値が初期値として決定される。
これは、プリンタ2において事前展開を含む中間コードの生成を行なう場合よりも、事前展開率を上げることを意味する。これにより、ホストコンピュータ1での事前展開処理を増やすことになるが、ホストコンピュータ1の高いCPU能力により、その処理時間の増分は、プリンタ2における事前展開率が上がったことによる時間短縮よりも小さくて済み、全体としてのスループットの向上を図ることができる。このように、ホストコンピュータ1の高いCPU能力に基づいて展開閾値を下げることが本ドライバプログラム15の一つの特徴である。なお、ジョブが複数ページの印刷を含む場合には、後述するように、ページ毎にこの展開閾値を変更するため、上記決定した初期値は、ここではページ初期値と呼ぶこととする。
次に、この決定されたページ初期値が、展開閾値の値として設定され(ステップS3)、その後、ジョブの各ページについて、前記受信した印刷データに含まれる各オブジェクトについての中間コードの生成及び登録の処理が順次行なわれる。具体的には、まず、未だ処理されていないオブジェクトが取り出され、当該オブジェクトについて、バンド毎に中間コードを生成する(ステップS4)。
図3は、中間コードの生成、登録処理を説明するための図である。図3の(A)は、1ページ分の印刷対象のオブジェクトを例示しており、図のa、b、及びcは、それぞれ、グラフィクス、テキスト、及び画像(イメージ)のオブジェクトを示している。図に示すように、1ページがnバンドに区分されている場合に、例えば、aのオブジェクトは、バンド1からバンド3の領域に位置し、上記中間コードの生成処理では、バンド1、2及び3についてそれぞれ中間コードが生成されることになる。
このように、上記ステップS4から後述するステップS10までの処理については、バンド1〜バンドnについて並行して処理が実行される。
次に、当該ページにおける圧縮コードの累計値が求められ、予め定められている所定値と比較される(ステップS5)。ここで、圧縮コードとは、中間コードにおいて圧縮されているコードであり、テキスト及び画像(イメージ)のオブジェクトについては、この圧縮コードで生成される。従って、中間コードから次の処理に移行する際に、この圧縮コードについては解凍する処理が必要となり、このコードが多いとプリンタ2における処理が増加し、CPU22の負荷を高めることになる。
そこで、上記比較において、圧縮コードの累計値が前記所定値よりも大きくなった場合には(ステップS5のYes)、前記展開閾値の値を下げる(ステップS6)。これにより、ホストコンピュータ1における事前展開率が高くなり、ホストコンピュータ1側の負荷が増加するが、ホストコンピュータ1側のCPU能力がプリンタ2側よりも高いため、その負荷の増分は、プリンタ2側での前記解凍処理に対する負荷の軽減よりも小さく抑えられ、全体としてスループットの向上を図ることができる。このように、圧縮コードの累計値が大きくなった際に、展開閾値の値を下げることも本ドライバプログラム15の一つの特徴である。
一方、圧縮コードの累計値が前記所定値よりも大きくなっていない場合には(ステップS5のNo)、展開閾値を変えないで処理がステップS7に移行する。
その後、ステップS7において、バンド毎の中間コードの累計サイズが予め定められた所定値と比較される。ここで、予め定められた所定値は、プリンタ2で当該バンド毎の中間コードに用意されている(割り当てられている)メモリのサイズに基づくものであり、当該所定値を超えてしまうサイズの中間コードは(ステップS7のYes)、プリンタ2に送っても格納しきれないため、当該バンドについては事前展開処理がなされる(ステップS8)。
一方、中間コードの累計サイズが前記所定値を超えていない場合には(ステップS7のNo)、バンド毎の前記展開係数の累計値がその時点の展開閾値と比較される(ステップS9)。ここで、展開係数の累計値が展開閾値を超えている場合には(ステップS9のYes)、そのバンドについては事前展開を行なう(ステップS8)。事前展開処理では、中間コードから前述したイメージデータが生成される。前述したステップS2及びS6において、展開閾値の値が下げられている場合には、このステップS8へ移行する場合が増え、すなわち、事前展開率が高くなる。
一方、展開係数の累計値が展開閾値を超えていない場合には(ステップS9のNo)、事前展開を行なわずに前記生成した中間コードをメモリ11に登録する(ステップS10)。また、事前展開を行なった場合には、そのバンドについては、生成されたイメージデータをメモリ11に登録する(ステップS10)。
図3の例では、図3の(B)に示すように、バンド毎にメモリ11の所定箇所に生成されたデータが格納される。例えば、バンド3については、事前展開処理(ステップS8)が施されており、イメージデータが格納されている。
このように、一つのオブジェクトについての処理が終了すると、当該ページについて全てのオブジェクトについて処理が完了したかがチェックされ(ステップS11)、全オブジェクトについて処理が完了していない場合には(ステップS11のNo)、次のオブジェクトについて、ステップS4からの処理が繰り返し行なわれる。なお、すでに事前展開処理を行なったバンドについては、以降、全て事前展開処理がなされることになる。なお、前記ステップS5における当該ページの圧縮コードの累計値が所定の閾値を超えた場合には、当該ページの全バンドについて事前展開を行うようにしてもよい。
その後、当該ページについて全てのオブジェクトについて処理が完了した場合には(ステップS11のYes)、当該ジョブについて全てのページについての処理が完了したかチェックされる(ステップS12)。そして、全てのページについての処理が完了していない場合には(ステップS12のNo)、次のページの中間コードの生成処理に入る前に、前記展開閾値のページ初期値を下げる処理を行なう(ステップS13)。その後、前記ステップS3からの処理を実行する。すなわち、値を下げた新しい展開閾値が設定されて、前述した各オブジェクトの処理がなされる。
このように、本実施の形態例のドライバプログラム15では、ジョブが複数ページである場合に、ページが進むにつれてそのページに適用する展開閾値を下げていくようにする。すなわち、2ページの閾値は1ページ目よりも小さく、3ページ目の閾値は2ページ目よりも小さく設定される。通常、複数ページのジョブの場合、プリンタ2側での処理では、ページが進行するにつれて処理負荷が蓄積されていくので、このように、ページの進行に伴って事前展開率を上げていくことにより、プリンタ2側での処理時間を短縮することができ、そのためのホストコンピュータ1側での処理時間の増加は、前述のとおりCPU能力が高いためそれほど大きくなく、全体として処理時間の短縮が可能となる。この点も、本ドライバプログラム15の特徴の一つである。
その後、全てのページについての処理が完了すると(ステップS12のYes)、当該ジョブについての中間コードの生成、登録処理が終了する。その後、登録されたバンド毎の中間コード及び事前展開されたイメージデータは、プリンタ2に送信され、当該データに基づく印刷処理がプリンタ2によって実行されることになる。
なお、本ドライバプログラム15による処理では、ステップS2における相対的なCPU能力に基づく展開閾値の変更、ステップS6における圧縮コードに基づく展開閾値の変更、及びステップ13におけるページの進行に基づく展開閾値の変更、の全てを行なったが、これら3つの処理を全て行なわずに、いずれか1つ又はいずれか2つを行うようにしてもよい。また、これら3つの処理における展開閾値の下げ方については、ホストコンピュータ1及びプリンタ2の環境等により、適宜、決定される。
以上説明したように、本実施の形態例に係るドライバプログラム15による処理では、モノクロ印刷時における事前展開処理を含む中間コードの生成処理をホストコンピュータ1側で行い、その際に、プリンタ側で当該処理を行なう場合に設定される展開閾値を相対的なCPU能力、圧縮コードの数、及びページに基づいて下げた値を用い、ホストコンピュータ1の高いCPU能力を活かすべく事前展開率がプリンタ側で処理を行なう場合よりも高められる。これにより、ホストコンピュータ1側での処理時間は増すが、その増分は、ホストコンピュータ1側のCPU能力がプリンタ2と比較して高いため、事前展開率が高くなったことによるプリンタ2側での時間短縮分よりも小さく、全体として、印刷にかかる時間を短縮することができる。すなわち、ドライバプログラム15により、ホストコンピュータ1側の高いCPU能力を活かした効率的な事前展開処理が実行され、スループットを向上させることが可能となる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明のプリンタ用プログラムを用いたホストコンピュータの構成図である。 ドライバプログラム15による処理の手順を示したフローチャートである。 中間コードの生成、登録処理を説明するための図である。
符号の説明
1 ホストコンピュータ、2 プリンタ、11 メモリ、12 CPU、13 I/F
部、14 アプリケーションプログラム、15 ドライバプログラム、21 I/F部、
22 CPU、23 ROM、24 RAM、25 エンジンI/F、26 エンジン

Claims (5)

  1. モノクロ印刷時に、アプリケーションから受け取った印刷データに基づいて中間コードを生成して当該中間コードをプリンタに送信する処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムであって、
    印刷範囲を分割した所定領域毎に、前記中間コードを、前記プリンタのエンジンの動作に同期した処理の前に、画素毎の濃度値で表現されたイメージデータに展開する事前展開処理、をするか否かを判断するための展開閾値を決定するステップと、
    前記各所定領域の中間コードに基づいて求められる前記各所定領域の展開係数の値が、前記展開閾値を超えた前記所定領域については、前記事前展開処理を実行するステップと、
    前記事前展開処理を実行した前記所定領域については、前記イメージデータを前記プリンタに送信するステップと、を前記ホスト装置に実行させ、
    前記展開閾値の決定が、前記ホスト装置が有するCPUの能力と前記プリンタが有するCPUの能力との比較に基づいて行われる
    ことを特徴とするプリンタ用プログラム。
  2. 請求項1において、
    前記展開閾値の決定において、前記展開閾値は、前記ホスト装置が有するCPUの能力が前記プリンタが有するCPUの能力よりも高い場合に、前記中間コードの生成及び前記事前展開処理を前記プリンタで実行する場合に定められる展開閾値よりも低い値に決定される
    ことを特徴とするプリンタ用プログラム。
  3. モノクロ印刷時に、アプリケーションから受け取った印刷データに基づいて中間コードを生成して当該中間コードをプリンタに送信する処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムであって、
    1ページの印刷範囲を分割した所定領域毎に、前記中間コードを、前記プリンタのエンジンの動作に同期した処理の前に、画素毎の濃度値で表現されたイメージデータに展開する事前展開処理、をするか否かを判断するための展開閾値を決定するステップと、
    前記各所定領域の中間コードに基づいて求められる前記各所定領域の展開係数の値が、前記展開閾値を超えた前記所定領域については、前記事前展開処理を実行するステップと、
    前記事前展開処理を実行した前記所定領域については、前記イメージデータを前記プリンタに送信するステップと、を前記ホスト装置に実行させ、
    各ページの処理中に、当該ページに含まれる、圧縮処理された中間コードである圧縮コード、の数が所定値を超えた場合には、当該ページについて、前記事前展開処理を実行するステップが、前記決定した展開閾値よりも低い値の展開閾値に基づいてなされる
    ことを特徴とするプリンタ用プログラム。
  4. モノクロ印刷の要求時に、アプリケーションから受け取った印刷データに基づいて中間コードを生成して当該中間コードをプリンタに送信する処理をホスト装置に実行させるプリンタ用プログラムであって、
    印刷範囲を分割した所定領域毎に、前記中間コードを、前記プリンタのエンジンの動作に同期した処理の前に、画素毎の濃度値で表現されたイメージデータに展開する事前展開処理、をするか否かを判断するための展開閾値を決定するステップと、
    前記各所定領域の中間コードに基づいて求められる前記各所定領域の展開係数の値が、前記展開閾値を超えた前記所定領域については、前記事前展開処理を実行するステップと、
    前記事前展開処理を実行した前記所定領域については、前記イメージデータを前記プリンタに送信するステップと、を前記ホスト装置に実行させ、
    前記決定される展開閾値の値が、前記要求による処理の進行に伴って、順次、下げられる
    ことを特徴とするプリンタ用プログラム。
  5. 請求項4において、
    前記要求が複数ページの印刷である場合に、1ページ分の処理が終了する度に、前記決定される展開閾値の値が下げられる
    ことを特徴とするプリンタ用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015032238A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム

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