JP2015031829A - ズームレンズ、光学装置、ズームレンズの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第3レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、
以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズを提供する。
0.50 < m3/fw < 0.80
ただし、
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の前記第3レンズ群の移動量
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
前記ズームレンズを有することを特徴とする光学装置を提供する。
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有するズームレンズの製造方法であって、
広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第3レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化するようにし、
前記第3レンズ群が以下の条件式を満足するようにすることを特徴とするズームレンズの製造方法を提供する。
0.50 < m3/fw < 0.80
ただし、
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の前記第3レンズ群の移動量
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
本願のズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第3レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
(1) 0.50 < m3/fw < 0.80
ただし、
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の前記第3レンズ群の移動量
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
以上の構成により、全長が短く小型で高い光学性能を備えたズームレンズを実現することができる。
(2) −5.00 < (r42+r41)/(r42−r41) < −1.30
ただし、
r41:前記第4レンズ群中の前記メニスカスレンズの物体側のレンズ面の曲率半径
r42:前記第4レンズ群中の前記メニスカスレンズの像側のレンズ面の曲率半径
また、本願のズームレンズは、変倍時に前記第3レンズ群が光軸に沿って物体側へ移動し、合焦時に前記第3レンズ群が光軸に沿って像側へ移動する場合、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3) 0.45 < fst/m3 < 1.00
ただし、
fst :望遠端状態において無限遠物体から近距離物体へ合焦する時の前記第3レンズ群の移動量
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の前記第3レンズ群の移動量
条件式(3)は、望遠端状態において無限遠物体から近距離物体へ合焦する時の第3レンズ群の移動量と、変倍時の第3レンズ群の移動量との関係を規定する条件式である。条件式(3)は、第3レンズ群が、変倍の際に物体側に移動することにより生じる間隔を、合焦の際に像側に移動することに利用することを示している。本願のズームレンズは、条件式(3)を満足することにより、第3レンズ群の変倍時のストロークと合焦時のストロークとを効率良く配置させることができ、全長の短縮化が可能である。
(4) 1.50 < (−f3)/fw < 4.00
ただし、
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
(1) 0.50 < m3/fw < 0.80
ただし、
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の前記第3レンズ群の移動量
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
(第1実施例)
図1(a)、及び図1(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における断面図である。なお、図1及び後述する図3、5中の矢印は、広角端状態から望遠端状態への変倍時の各レンズ群の移動軌跡を示している。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
表1において、fは焦点距離、BFはバックフォーカス(最も像側のレンズ面と像面Iとの光軸上の距離)を示す。
[面データ]において、面番号は物体側から数えた光学面の順番、rは曲率半径、dは面間隔(第n面(nは整数)と第n+1面との間隔)、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。また、物面は物体面、可変は可変の面間隔、絞りSは開口絞りS、像面は像面Iをそれぞれ示している。なお、曲率半径r=∞は平面を示している。非球面は面番号に*を付して曲率半径rの欄に近軸曲率半径の値を示している。空気の屈折率nd=1.000の記載は省略している。
x=(h2/r)/[1+{1−κ(h/r)2}1/2]
+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10+A12h12
ここで、hを光軸に垂直な方向の高さ、xを高さhにおける非球面の頂点の接平面から当該非球面までの光軸方向に沿った距離(サグ量)、κを円錐定数、A4,A6,A8,A10,A12を非球面係数、rを基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)とする。なお、「E−n」(nは整数)は「×10−n」を示し、例えば「1.234E-05」は「1.234×10−5」を示す。2次の非球面係数A2は0であり、記載を省略している。
[レンズ群データ]には、各レンズ群の始面と焦点距離を示す。
[条件式対応値]には、本実施例に係るズームレンズの各条件式の対応値を示す。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 234.198 0.800 1.618 63.3
2 10.139 2.598
*3 104.171 1.000 1.623 58.2
*4 13.875 0.489
5 11.360 2.222 2.001 25.5
6 16.191 可変
*7 16.228 2.724 1.619 63.9
8 -10.495 0.800 1.603 38.0
9 -35.530 1.500
10(絞りS) ∞ 2.919
11 17.997 0.800 1.583 46.5
12 6.891 3.028 1.498 82.6
13 -30.452 可変
*14 70.323 0.800 1.619 63.9
*15 11.725 可変
*16 -23.210 2.893 1.517 63.9
*17 -10.545 BF
像面 ∞
[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
3 1.000E+00 5.896E-05 2.075E-06 -1.269E-08 0.000E+00
4 1.000E+00 4.789E-05 1.866E-06 8.533E-09 -2.754E-10
7 1.000E+00 -6.693E-05 -2.872E-07 -1.175E-08 1.194E-09
14 1.000E+00 7.428E-04 -3.644E-05 1.001E-06 -1.552E-08
15 1.000E+00 1.000E-03 -3.068E-05 4.236E-07 0.000E+00
16 1.000E+00 7.202E-05 4.723E-06 -7.472E-08 3.145E-10
17 1.000E+00 9.722E-05 3.060E-06 -1.991E-08 -3.234E-11
[各種データ]
変倍比 2.83
W T
f 10.3 29.1
FNO 3.6 5.7
2ω 75.7° 30.7°
Y 8.19 8.19
TL 63.1 59.9
(無限遠物体合焦時)
W M T
f 10.30 18.53 29.10
d6 17.92 7.24 2.29
d13 1.60 6.29 11.95
d15 5.21 7.80 10.64
BF 13.30 13.30 13.30
(近距離物体合焦時)
W M T
D 200.00 200.00 200.00
d6 17.92 7.24 2.29
d13 2.07 7.72 15.32
d15 4.74 6.37 7.26
BF 13.30 13.30 13.30
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -14.25
2 7 13.72
3 14 -22.72
4 16 30.57
[条件式対応値]
m3 = 5.43
fst = 3.38
(1) m3/fw = 0.53
(2) (r42+r41)/(r42−r41) = -2.67
(3) fst/m3 = 0.62
(4) (−f3)/fw = 2.21
図3(a)、及び図3(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における断面図である。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
以下の表2に、本実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 131.926 0.800 1.618 63.3
2 9.887 2.207
*3 22.899 1.000 1.623 58.2
*4 9.089 0.862
5 11.594 1.892 2.001 25.5
6 17.515 可変
*7 15.735 3.218 1.619 63.9
8 -10.904 0.800 1.603 38.0
9 -75.326 2.678
10(絞りS) ∞ 1.500
11 16.112 0.800 1.583 46.5
12 6.544 2.114 1.498 82.6
13 -31.376 可変
*14 39.745 0.800 1.619 63.9
*15 10.560 可変
*16 -23.030 2.584 1.517 63.9
*17 -10.518 BF
像面 ∞
[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
3 1.000E+00 -3.833E-04 9.067E-06 -6.487E-08 7.866E-11
4 1.000E+00 -5.554E-04 8.416E-06 -3.144E-08 -7.595E-10
7 1.000E+00 -6.517E-05 -1.259E-06 3.629E-08 8.838E-11
14 1.000E+00 8.336E-04 -3.542E-05 1.312E-07 3.038E-08
15 1.000E+00 1.164E-03 -4.103E-05 8.025E-07 -4.760E-09
16 1.000E+00 1.801E-04 1.181E-06 -3.912E-08 1.795E-11
17 1.000E+00 1.621E-04 1.593E-06 -2.352E-08 -1.206E-10
[各種データ]
変倍比 2.88
W T
f 10.2 29.4
FNO 3.6 6.4
2ω 76.2° 30.4°
Y 8.19 8.19
TL 63.0 59.2
(無限遠物体合焦時)
W M T
f 10.20 20.00 29.40
d6 18.51 6.32 2.14
d13 1.57 6.56 11.21
d15 5.36 8.74 11.31
BF 13.30 13.30 13.30
(近距離物体合焦時)
W M T
D 200.00 200.00 200.00
d6 18.51 6.32 2.14
d13 1.98 8.15 14.40
d15 4.95 7.16 8.12
BF 13.30 13.30 13.30
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -14.43
2 7 13.57
3 14 -23.49
4 16 35.00
[条件式対応値]
m3 = 5.95
fst = 3.19
(1) m3/fw = 0.58
(2) (r42+r41)/(r42−r41) = -2.68
(3) fst/m3 = 0.54
(4) (−f3)/fw = 2.30
図5(a)、及び図5(b)はそれぞれ、本願の第3実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における断面図である。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
以下の表3に、本実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 46.250 0.800 1.618 63.3
2 9.071 2.923
*3 65.166 1.000 1.619 63.7
*4 11.707 0.576
5 12.414 1.756 2.001 25.5
6 19.421 可変
*7 16.791 4.129 1.619 63.9
8 -10.239 0.800 1.603 38.0
9 -51.266 1.500
10(絞りS) ∞ 1.500
11 18.401 0.800 1.583 46.5
12 6.931 3.163 1.498 82.6
13 -27.503 可変
*14 94.732 0.800 1.619 63.9
*15 13.489 可変
*16 -15.587 2.523 1.517 63.9
*17 -8.834 BF
像面 ∞
[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
3 1.000E+00 -3.493E-04 9.551E-06 -9.426E-08 3.168E-10
4 1.000E+00 -4.421E-04 1.007E-05 -8.974E-08 2.250E-11
7 1.000E+00 -7.028E-05 -8.151E-07 3.411E-08 -4.721E-10
14 1.000E+00 1.115E-03 -3.903E-05 6.896E-08 2.986E-08
15 1.000E+00 1.425E-03 -3.788E-05 5.432E-08 2.514E-08
16 1.000E+00 1.441E-04 5.894E-07 -2.786E-10 -1.123E-09
17 1.000E+00 2.175E-04 2.668E-07 4.907E-08 -1.168E-09
[各種データ]
変倍比 2.88
W T
f 10.2 29.4
FNO 3.6 5.8
2ω 76.2° 30.4°
Y 8.19 8.19
TL 63.1 59.3
(無限遠物体合焦時)
W M T
f 10.20 20.00 29.40
d6 17.52 5.71 1.70
d13 1.57 6.75 11.51
d15 5.66 8.89 11.52
BF 13.04 13.04 13.04
(近距離物体合焦時)
W M T
D 200.00 200.00 200.00
d6 17.52 5.71 1.70
d13 2.05 8.52 15.05
d15 5.18 7.11 7.98
BF 13.04 13.04 13.04
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -14.31
2 7 13.55
3 14 -25.51
4 16 35.00
[条件式対応値]
m3 = 5.86
fst = 3.55
(1) m3/fw = 0.57
(2) (r42+r41)/(r42−r41) = -3.62
(3) fst/m3 = 0.61
(4) (−f3)/fw = 2.50
図7(a)、及び図7(b)はそれぞれ、本願の第4実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における断面図である。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
以下の表4に、本実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 49.983 0.800 1.603 65.440
2 9.505 3.797
*3 105.000 1.000 1.623 58.163
*4 15.558 0.100
5 12.387 2.300 2.001 25.455
6 17.350 可変
*7 17.524 2.569 1.623 58.163
8 -10.281 0.800 1.603 38.028
9 -57.158 1.500
10(絞りS) ∞ 2.772
11 18.079 0.800 1.583 46.422
12 6.987 3.000 1.498 82.570
13 -30.422 可変
14 67.175 0.800 1.623 58.163
15 11.200 可変
*16 -36.612 2.616 1.583 59.460
*17 -12.977 0.300
*18 1000.000 1.115 1.583 59.460
*19 -210.703 BF
像面 ∞
[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
3 1.000E+00 -1.815E-04 4.949E-06 -2.802E-08 0.000E+00
4 1.000E+00 -2.152E-04 4.869E-06 -9.757E-09 -2.834E-10
7 1.000E+00 -5.840E-05 -1.272E-06 8.962E-08 -2.229E-09
16 1.000E+00 2.682E-06 4.729E-06 -1.432E-07 1.899E-09
17 1.000E+00 1.508E-04 2.729E-06 -7.215E-08 0.000E+00
18 1.000E+00 7.330E-05 1.194E-06 -2.778E-08 2.807E-11
19 1.000E+00 7.834E-05 1.005E-06 -1.240E-08 -1.054E-10
[各種データ]
変倍比 2.83
W T
f 10.3 29.1
FNO 3.56 5.66
2ω 77.0° 31.4°
Y 8.19 8.19
TL 48.90 48.29
(無限遠物体合焦時)
W M T
f 10.30 20.356 29.100
d6 19.255 6.343 2.342
d13 1.600 6.867 10.960
d15 3.777 7.568 10.723
BF 13.299 13.299 13.299
(近距離物体合焦時)
W M T
D 200.000 200.000 200.000
d6 19.255 6.343 2.342
d13 2.102 8.572 14.245
d15 3.275 5.863 7.438
BF 13.299 13.299 13.299
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -15.658
2 7 14.031
3 14 -21.707
4 16 29.815
[条件式対応値]
m3 = 6.95
fst = 3.29
(1) m3/fw = 0.67
(2) (r42+r41)/(r42−r41) =-2.10
(3) fst/m3 = 0.47
(4) (−f3)/fw = 2.11
また、本願のズームレンズを構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成することができる。
図9は、本願のズームレンズを備えたカメラの構成を示す図である。
図9に示すようにカメラ1は、撮影レンズ2として上記第1実施例に係るズームレンズを備えたレンズ交換式の所謂ミラーレスカメラである。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、撮像部3で生成された被写体の画像が不図示のメモリに記憶される。このようにして、撮影者は本カメラ1による被写体の撮影を行うことができる。
図10に示す本願のズームレンズの製造方法は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有するズームレンズの製造方法であって、以下のステップS1、S2を含むものである。
(1) 0.50 < m3/fw < 0.80
ただし、
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の第3レンズ群の移動量
fw:広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
S 開口絞り
I 像面
Claims (11)
- 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第3レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、
以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
0.50 < m3/fw < 0.80
ただし、
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の前記第3レンズ群の移動量
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離 - 前記第4レンズ群が、像側に凸面を向けたメニスカスレンズを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
−5.00 < (r42+r41)/(r42−r41) < −1.30
ただし、
r41:前記第4レンズ群中の前記メニスカスレンズの物体側のレンズ面の曲率半径
r42:前記第4レンズ群中の前記メニスカスレンズの像側のレンズ面の曲率半径 - 広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が増加することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第3レンズ群が光軸に沿って物体側へ移動し、
無限遠物体から近距離物体への合焦時に、前記第3レンズ群が光軸に沿って像側へ移動し、
以下の条件式を満足すること特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.45 < fst/m3 < 1.00
ただし、
fst :望遠端状態において無限遠物体から近距離物体へ合焦する時の前記第3レンズ群の移動量
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の前記第3レンズ群の移動量 - 前記第3レンズ群が以下の条件式を満足すること特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
1.50 < (−f3)/fw < 4.00
ただし、
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離 - 前記第4レンズ群が、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第4レンズ群の位置が固定であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 前記第4レンズ群が少なくとも1つの非球面を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のズームレンズを有することを特徴とする光学装置。
- 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有するズームレンズの製造方法であって、
広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第3レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化するようにし、
前記第3レンズ群が以下の条件式を満足するようにすることを特徴とするズームレンズの製造方法。
0.50 < m3/fw < 0.80
ただし、
m3:広角端状態から望遠端状態への変倍時の前記第3レンズ群の移動量
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
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