JP2015029576A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】低重心化が可能で、しかも反発性能を向上できるゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】本発明に係るゴルフクラブヘッドは、フェース部、サイド部、ソール部、及びクラウン部を備えたゴルフクラブヘッドであって、前記クラウン部は、前記サイド部と接する基部と、前記フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
フェアウェイウッド、ユーティリティなどのゴルフクラブのヘッドは、低重心化を図るため、ドライバーと比べ、フェース部の高さを低くすることが特徴となっている(例えば、特許文献1)。
特開2009−240363号公報
しかしながら、上記ゴルフクラブヘッドのように、フェース部の高さを低くすると、ヘッドの低重心化は図れるものの、フェース部による反発性能が低下するという問題が生じる。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、低重心化が可能で、しかも反発性能を向上できるゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフクラブヘッドは、フェース部、サイド部、ソール部、及びクラウン部を備えたゴルフクラブヘッドであって、前記クラウン部は、前記サイド部と接する基部と、前記フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、を備えている。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記隆起部の肉厚は、前記基部の肉厚よりも大きくすることができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記基部は、第1の肉厚を有する第1領域と、前記第1の肉厚よりも小さい第2の肉厚を有する少なくとも1つの第2領域とを有しており、前記第1領域の肉厚は、前記隆起部よりも小さくすることができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記第2領域の平面視の総投影面積は、当該ヘッドの平面視の投影面積の5〜30%とすることができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記複数の第2領域は、平面視でトウ−ヒール方向において前記ゴルフクラブヘッドの重心付近を中心に、フェース−バック方向における前記フェース側付近を起点として、当該起点から、前記フェース側を除く前記クラウン部の周縁部に向かって放射状に分布しており、隣接する前記第2領域の間に配置される前記第1領域は、前記起点側から前記周縁部側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成することができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記クラウン部の前記周縁部は、前記第1領域により構成され、前記各第2領域における前記周縁部側の端縁は、前記第1領域により構成された前記周縁部に接するように構成することができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記第2領域の幅は、前記起点側から前記周縁部側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成することができる。
本発明に係るゴルフクラブヘッドによれば、クラウン部が、サイド部と接する基部と、フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、を備えている。これにより、クラウン部において、隆起部が基部よりも、段差を介して高く形成されているため、隆起部が高くなった分だけ、フェース部の高さを高くすることができる。そのため、フェース部における反発性能を向上することができる。また、クラウン部においては、隆起部のみが高く形成され、基部は隆起部よりも低い位置に形成されているため、ヘッドの重心を低くすることができる。
本実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態の斜視図である。 図1の平面図である。 フェース部の境界を説明する図である。 図1に示すゴルフクラブヘッドの平面図である。 図4のA−A線断面図である。 移行部を有するゴルフクラブヘッドの断面図である。 実施例1,2に係るゴルフクラブヘッドの断面図である。 実施例1に係るゴルフクラブヘッドの平面図である。 比較例1に係るゴルフクラブヘッドの断面図である。 比較例2に係るゴルフクラブヘッドの断面図である。 実施例1と比較例2に係るゴルフクラブヘッドの打球音の分布を示す図である。
以下、本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態の斜視図、図2は図1の平面図である。なお、ゴルフクラブヘッドの基準状態については、後述する。
<1.ゴルフクラブヘッドの概要>
図1に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)は、中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5によって壁面が形成されている。
フェース部1は、ボールを打球する面であるフェース面を有しており、クラウン部2はフェース部1と隣接し、ヘッドの上面を構成する。ソール部3は、ヘッドの底面を構成し、フェース部1及びサイド部4と隣接する。また、サイド部4は、クラウン部2とソール部3との間の部位であり、フェース部1のトウ側からヘッドのバック側を通りフェース部1のヒール側へと延びる部位である。さらに、ホーゼル部5は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる部位であり、ゴルフクラブのシャフト(図示省略)が挿入される挿入孔51を有している。そして、この挿入孔51の中心軸線Zは、シャフトの軸線に一致している。ここで説明するヘッドは、ユーティリティ又はフェアウェイウッドといったゴルフクラブヘッドに適用することができる。
ここで、上述した基準状態について説明する。まず、図1及び図2に示すように、上記中心軸線Zが水平面H(図5参照)に対して垂直な平面P1に含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で水平面H上にヘッドが載置された状態を基準状態と規定する。そして、上記平面P1を基準垂直面P1と称する。また、図2に示すように、上記基準垂直面P1と上記水平面Hとの交線の方向をトウ−ヒール方向と称し、このトウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ上記水平面Hに対して平行な方向をフェース−バック方向と称することとする。
本実施形態において、クラウン部2とサイド部4との境界は次のように定義することができる。すなわち、クラウン部2とサイド部4との間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。これに対して、明確な稜線が形成されていない場合には、ヘッドを基準状態に設置し、これをヘッドの重心の真上から見たときの輪郭が境界となる。また、クラウン部2とフェース部1との境界についても、同様であり、稜線が形成されている場合には、これが境界となる。一方、明確な稜線が形成されていない場合には、例えば、図3(a)に示されるように、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを結ぶ直線Nを含む各断面E1、E2、E3…において、図3(b)に示されるように、フェース外面輪郭線Lfの曲率半径rがスイートスポット側からフェース外側に向かって初めて200mm となる位置Peがフェース部1の周縁(境界)として定義される。なお、スイートスポットSSとは、ヘッド重心Gを通るフェース面の法線(直線N)とこのフェース面との交点である。
このゴルフクラブヘッドの体積は、例えば、90cm3以上であることが好ましく、100cm3以上であることがさらに好ましい。このような体積を有するヘッドは、構えた際の安心感が増し、かつ、スイートエリア及び慣性モーメントを増大させるのに役立つ。なお、ヘッド体積の上限は特に定めないが、実用上、例えば200cm3以下が望ましく、またR&AやUSGAのルール規制に従う場合には460cm3以下が望ましい。
また、ヘッドは、例えば、比重がほぼ7.7〜7.8程度のマレージングで形成することができる。また、マレージング以外にも、例えばステンレス鋼、チタン合金、アルミ合金、マグネシウム合金、またはアモルファス合金などの中から1種または2種以上を用いて形成することもできる。
なお、本実施形態に係るヘッドは、少なくともクラウン部2を有するヘッド本体と、他の部分を組み合わせることで構成される。例えば、フェース部1のみを別部材で構成してヘッド本体に取り付けることでヘッドを構成したり、あるいはソール部3やサイド部4に開口を設けたヘッド本体を形成し、この開口を別部材で塞ぐことでヘッドを構成することもできる。
<2.クラウン部の構造>
続いて、図4及び図5も参照しつつ、クラウン部2について説明する。図4は、ゴルフクラブヘッドの平面図であるが、特に、クラウン部2において肉厚の相違する領域(後述する第2領域)を破線にて明示している。また、図5は図4のA−A線断面図である。図4及び図5に示すように、クラウン部2は、サイド部4と接する基部21と、フェース部1と接する隆起部22とで構成されている。隆起部22は、フェース部1に沿ってトゥ−ヒール方向に延びる帯状の領域であり、基部21との境界が段差23となっている。すなわち、図5に示すように、隆起部22は、段差23を介して、基部21よりも高い位置に形成されている。これにより、隆起部22と基部21との段差23の分だけ、フェース部1の上下方向の高さが高くなっている。
隆起部22のフェース−バック方向の幅Dは、例えば、5〜20mmとすることが好ましく、7〜15mmとすることがさらに好ましい。また、隆起部22と基部21との段差23の高さhは、例えば、0.5〜3mmとすることが好ましく、0.5〜2mmとすることがさらに好ましい。さらに、隆起部22の肉厚は、基部21よりも厚く形成されており、例えば、0.7〜1.4mmであることが好ましく、0.7〜1.0mmであることがさらに好ましい。
次に、基部21について説明する。基部21は、肉厚の大きい第1領域211と、肉厚の小さい複数(本実施形態では4つ)の第2領域212とで構成されている。各第2領域212は、図5に示すように、基部21の内壁面に凹部を形成することで肉厚を小さくしている。複数の第2領域212は、平面視でトウ−ヒール方向においてゴルフクラブヘッドの重心Gを中心に、例えば、それぞれ15mm以内の範囲で、且つフェース−バック方向におけるフェース側付近を起点Sとして、この起点Sから、フェース側を除くクラウン部2の周縁部24側に向かって放射状に分布している。
なお、起点Sが配置される位置については、図2に示すとおりであり、トゥ−ヒール方向については、上記の通り、ヘッドの重心Gからトゥ側に15mm、ヒール側に15mmの計30mmの範囲内である。一方、フェース−バック方向については、基部21と隆起部22との境界からバック側へ、基部21のフェース−バック方向の長さHの25%以内の範囲内に、起点Sがあればよい。フェース−バック方向の長さHとは、図2に記載の通りであり、基準状態における平面視において、クラウン部2とフェース部1との境界のうち、最もフェース側に位置する点と、クラウン部2において最もバック側に位置する点との距離Hである。したがって、起点Sは、図2の斜線の領域内に配置されることとなる。さらに、「放射状」とは、複数の第2領域212が、所定の角度をなして、上記起点Sから、クラウン部2の周縁部側に向かって延びるような態様であればよく、少なくとも複数の第2領域212が平行に並んでいなければよい。なお、ここでいう「フェース側を除くクラウン部2の周縁部24」とは、クラウン部2の周縁部のうち、フェース部1と接している部分を除いた部分であることを意味する。また、起点Sは1つである必要はなく、上述した領域内に複数あってもよい。すなわち、第2領域212のうちのいくつかが異なる起点から放射状に延びるような態様であってもよい。
上記のようにクラウン部2に肉厚の小さい第2領域212を設けると、第1領域211に比べて小さくなった肉厚の重量は、例えば、サイド部4やソール部3に配分することができる。これにより、ヘッドの慣性モーメントを増大することができる。
各領域21,22の肉厚は、次のように規定することができる。すなわち、強度、剛性を考慮すると、例えば、第1領域211の肉厚D1を0.5〜0.8mm、第2領域212の肉厚D2を0.4〜0.7mmとすることができる。
図4に示すヘッドの平面視において、すべての第2領域212の平面視の投影面積S1が、ヘッドの平面視の投影面積S2に占める割合R(=S1/S2)が、5〜30%であるのが好ましい。この割合Rが5%より小さくなると、慣性モーメントの増大効果が得られ難い。一方、割合Rが30%より大きくなると、鋳造性が低下してしまう。例えば、ユーティリティの場合、上記面積S2は、270〜1640mm2程度となる。
また、図4に示すように、各第2領域212は、起点S側から周縁部24側にいくにしたがって幅が大きくなるように形成されており、例えば、本実施形態では概ね扇形に形成されている。これと同様に、隣接する第2領域212の間に配置される第1領域211は、起点S側から周縁部24側にいくにしたがって幅Wが大きくなるように構成されており、概ね扇形となっている。このように隣接する第2領域212の間に配置される第1領域211は、周縁部24側の端部の幅Waを5〜20mmとすることができる。また、第1領域211の起点S側の端部の幅Wbは、1〜8mmであることが好ましく、1.5〜6mmであることがさらに好ましく、2〜5mmであることが特に好ましい。
特に、周縁部24側の端部の幅Waが5mmより小さいと慣性モーメントの増大効果が小さくなるおそれがあり、また、後述する鋳造時において溶融金属の流れが悪くなるおそれがある。そのため、周縁部24側の端部の幅Waは、7mm以上とすることがさらに好ましく、9mm以上とすることが特に好ましい。一方、周縁部24側の端部の幅Waが、20mmより大きいと、クラウン部2の軽量化が損なわれ、例えば、クラウン部2からサイド部4に分配するための重量を確保できないため慣性モーメントの増大効果が制限されるおそれがある。したがって、周縁部24側の端部の幅Waは、16mm以下であることがさらに好ましく、12mm以下であることが特に好ましい。なお、ここでいう慣性モーメントとは、ヘッドの重心を通る鉛直軸周り(左右)の慣性モーメントである。また、第1領域211及び第2領域212の幅Wは、基本的に、起点Sから周縁部24側へ延びる方向(図4の線L)と垂直な方向において計測された値とするが、起点S側または周縁部24側の端部においては、隣接する領域間の距離とする(例えば、図4のWa,Wb)。
また、クラウン部2における周縁部24は、第1領域211により構成されている。したがって、各第2領域212における周縁部24側の端縁は、サイド部4と直接的に接しているのではなく、サイド部4との間には、肉厚の大きい第1領域211が介在している。この第1領域21の幅Xは、例えば、1〜30mmとすることができる。この幅Xが1mm以下であれば慣性モーメントの増大効果が小さくなるおそれがある。したがって、この幅Xは、3mm以上であることがさらに好ましく、5mm以上であることが特に好ましい。一方、この幅Xが30mmより広いと、クラウン部2の軽量化が損なわれるおそれがある。したがって、幅Xは、20mm以下であることがさらに好ましく、10mm以下であることが特に好ましい。
ところで、第1領域211と第2領域212との境界は、肉厚の差により、図5に示すように、ヘッドの内壁面においては段差が形成されている。これに対して、第1領域211と第2領域212と間に、肉厚が変化する移行部25を設けることもできる。この点について、図6を参照しつつ説明する。図6は、移行部を有するゴルフクラブヘッドの線断面図である。同図に示すように、第1領域211と第2領域212との間に設けられた移行部25は、断面において、内壁面が傾斜している領域であり、面方向に、第1領域211から第2領域212へいくにしたがって、肉厚が徐々に小さくなる領域である。このような領域を設けると、ボール打撃時において振動しやすい第2領域212が移行部25によって補強されるため、打球音の残響が長くなるのを防止することができる。この観点から、移行部25の幅は、例えば、0.5〜10mmとすることができる。ここで、移行部25の幅を調整する場合には、第2領域212の面積を調整する。例えば、移行部25の幅を大きくする場合には、第1領域211の面積を変更することなく、第2領域212の面積を小さくする。そして、移行部25の幅が0.5mmより小さくなると、打球音の残響が長くなり過ぎるおそれがある。この観点から、移行部25の幅は、2.0mm以上とすることがさらに好ましい。一方、移行部25の幅が10mmよりも大きくなると、打球音の残響が短くなりすぎるとともに、肉厚の小さい領域が減少するため、慣性モーメントを十分に大きくすることができない。この観点から、移行部25の幅は、6.0mm以下であることがさらに好ましく、3.0mm以下であることが特に好ましい。
<3.製造方法>
上記のように構成されたゴルフクラブヘッドは、種々の方法で作製することができるが、例えば、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。ロストワックス精密鋳造法で製造する場合には、溶融金属をクラウン部2の周縁部24に流し込む。これにより、溶融金属は、周縁部24に沿ってホーゼル部5や、トゥ側の第1領域211、及び第2領域212の間に配置された第1領域211に流れ込み、起点S側に向かう。第1領域211は起点S側にいくにしたがって幅が狭くなっているため、溶融金属に作用する圧力が大きくなっていく。そのため、第1領域211では、この圧力を開放するため、溶融金属は、隣接する第2領域212へ流れ込む。すなわち、この溶融金属は、第1領域211の起点S側からクラウン部2の周縁部24側へ向かって次第に、第1領域211から隣接する第2領域212へ押し出される。そして、圧力の向上に伴って、第1領域211のフェース側から第2領域212に流れ込んでいく。こうして、肉厚の小さい第2領域212にも溶融金属を十分に行き渡る。
<4.特徴>
以上の実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
(1) クラウン部2が、サイド部4と接する基部21と、フェース部1との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、基部21から段差23を形成して隆起する隆起部22と、を備えている。これにより、クラウン部2において、隆起部22が基部21よりも、段差23を介して高く形成されているため、隆起部22が高くなった分だけ、フェース部1の高さを高くすることができる。そのため、フェース部1における反発性能を向上することができる。また、クラウン部2においては、隆起部22のみが高く形成され、クラウン部2の大半を占める基部21は隆起部22よりも低い位置に形成されているため、ヘッドの重心を低くすることができる。
(2) フェース部1に隣接する隆起部22の肉厚が基部21よりも大きいため、衝撃時の耐久性を向上している。
(3) 基部21に肉厚の小さい複数の第2領域212を形成しているため、クラウン部2を軽量化することができる。そして、軽量化のために小さくした肉厚に係る重量は、上述したように、ヘッドの他の部分に配分することができる。これにより、ヘッドの設計の自由度を向上することができる。例えば、クラブヘッドのソール部3に上述した重量を配分すると、低重心化を図ることができ、その結果、打ち出し角度を高くすることができる。あるいは、サイド部4に重量を分配すると、ヘッドの重心を通る鉛直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができるため、これによって、打球の方向性を向上することができる。
(4) 隣接する第2領域212の間に配置される第1領域211は、起点S側から周縁部24側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成されているため、軽量化されたクラウン部2の重量配分を周縁部24側に近づくにつれて大きくすることができる。これにより、ヘッドの重心を通る鉛直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができるため、打球の方向性を向上することができる。
(5) クラウン部2の第2領域212は、基部21の一部に形成されているため、耐久性が低下するのを防止することかできる。特に、隣接する薄肉の第2領域212の間には、肉厚の大きい第1領域21が配置されているため、薄肉化による機械強度の低下を抑制することができる。また、第2領域212の数や位置を調節することで、衝撃が大きいクラウン部2の中央部分に、肉厚の大きい第1領域211を配置することができ、ヘッドの強度を確保できるという利点もある。さらに、第1領域211は、フェース側を起点としてバック側に向かって放射状に分布しているため、打球による衝撃力をクラウン部2の周縁部24に向かって放射状に逃がすことができるため、これによっても機械強度の低下を抑制することができる。
(6) 薄肉の第2領域212が形成されているため、ボールの打撃時に振動を得やすくなり、打球音を大きくすることができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<5.1>
上記実施形態では、第2領域212を扇形に形成しているが、厳密な扇形でなくてもよく、起点S側から周縁部24側に向かって幅が広くなっていればよい。例えば、扇形の半径部分が直線ではなく曲線で構成されて第2領域212が全体として湾曲するような形状であってもよい。これにより、例えば、隣接する第2領域212の間に配置される第1領域211も、起点S側から周縁部24側に向かって湾曲して延びるような形状になってもよい。また、第2領域212のフェース側の端部の形状も鋭利な形状でなくてもよく、円弧状などに形成することもできる。また、必ずしも第2領域212の幅を変化させなくてもよく、少なくとも隣接する第2領域212の間の第1領域211の幅Wが周縁部24側で大きくなっていれば、第2領域212は、一定の幅で起点S側から周縁部24側に向かって延びていてもよい。また、第2領域212の数は、特には限定されない。
<5.2>
上記実施形態では、第2領域212を扇形に形成しているが、これ以外の形態であってもよい。すなわち、基部21の一部を薄肉に形成し、この肉厚をソール部3などの他の部分に配置できれば、特には限定されない。また、第2領域の面積は、ヘッドの平面視において、すべての第2領域の平面視の投影面積S1が、ヘッドの平面視の投影面積S2に占める割合R(=S1/S2)が、5〜30%であるのが好ましい。
<5.3>
また、基部21に第2領域212を設けず、少なくとも隆起部22よりも肉厚が一様に小さい基部21を設けることもできる。
<5.4>
上記実施形態に係るヘッドは、少なくともクラウン部2を有するヘッド本体と、他の部分を組み合わせることで構成されていたが、クラウン部2のみを別体で形成するヘッドに対しても適用することができる。例えば、フェース部、サイド部、及びソール部を備え、クラウン部用の開口が形成されたヘッド本体に対し、クラウン部を開口に嵌め込んでヘッドを構成することかできる。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されない。
ここでは、種々の形態のクラウン部を有する2種類の実施例と、2種類の比較例に係るユーティリティタイプのゴルフクラブヘッドを作製した。これらゴルフクラブヘッドは、フェース部を別部材で構成し、これをヘッド本体に接合することで製造した。フェース部は圧延材である「Custom 455」をプレス加工することで形成した。そして、ヘッド本体は、マレージング鋼「Custom 450」からなる溶融金属を用い、ロストワックス精密鋳造法により成形した。実施例1、2及び比較例1,2は、以下の表1に示すような形態で作製されている。実施例1,2は、上記実施形態で示したとおり、クラウン部に隆起部を設けているが、比較例1,2は隆起を有していない。なお、これら実施例及び比較例においては、すべてヘッド重量を240g,ヘッド体積を110ccとしている。
なお、実施例1における第2領域の総面積は、450mm2である。
以上のように構成された実施例及び比較例について、重心高さと、反発係数を測定した。重心位置の高さはヘッドを基準状態に置いたときの高さをハイトゲージで測定した。反発係数は、ボールスピード160ft/secにて測定した。なお、上記表2中の「中心位置」とは、ヘッドを基準状態に置いたときの、フェース部における上下左右方向の中心をいう。結果は、以下の通りである。
以上の結果からすると、実施例1、2は、クラウン部に隆起部を設けているため、フェース部の高さが高くなり、その結果、フェース部の反発係数が比較例に比べて高くなっている。また、実施例1,2は、クラウン部を隆起部と基部とで構成し、隆起部のみを高くしているため、フェース部の重心高さは、比較例1よりも低くなっている。特に、実施例1は、クラウン部の基部に、薄肉の第2領域を設けているため、ヘッド高さを高くしても、ヘッド高さが一様に低い比較例2と同程度となっている。
また、実施例1及び比較例2について打球音を測定した。ボールは各例とも共通のものを用い、ヘッドスピードは34m/sとした。また、各例において同一条件で打球音を測定した。打球音の測定方法は、ティーのトウ側30cmの位置にマイクロフォンを設置し、打球音を収録し、FFTアナライザーでフーリエ変換を行い、1/3オクターブバンド処理を行った。そして、最も高いピーク周波数及び音圧(オーバーオール値)を算出した。その結果、図11のような結果が得られた。図11は、縦軸か周波数、横軸が音圧である。同図に示すように、実施例1と比較例2とを対比すると、最も打球音が発生する周波数域(四角で囲まれた領域)では、実施例1の方が残響が長いことが分かる。これは、実施例1では基部に薄肉の第2領域が形成されているため、振動を得やすいためであると考えられる。よって、実施例1では、良好な打球音を得られることが分かった。
1 フェース部
2 クラウン部
21 基部
211 第1領域
212 第2領域
22 隆起部
23 段差
3 ソール部
4 サイド部

Claims (7)

  1. フェース部、サイド部、ソール部、及びクラウン部を備えたゴルフクラブヘッドであって、
    前記クラウン部は、
    前記サイド部と接する基部と、
    前記フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、
    を備えている、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記隆起部の肉厚は、前記基部の肉厚よりも大きい、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記基部は、第1の肉厚を有する第1領域と、前記第1の肉厚よりも小さい第2の肉厚を有する少なくとも1つの第2領域とを有しており、
    前記第1領域の肉厚は、前記隆起部よりも小さい、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記第2領域の平面視の総投影面積は、当該ヘッドの平面視の投影面積の5〜30%である、請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記複数の第2領域は、平面視でトウ−ヒール方向において前記ゴルフクラブヘッドの重心付近を中心に、フェース−バック方向における前記フェース側付近を起点として、当該起点から、前記フェース側を除く前記クラウン部の周縁部に向かって放射状に分布しており、
    隣接する前記第2領域の間に配置される前記第1領域は、前記起点側から前記周縁部側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成されている、請求項3または4に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記クラウン部の前記周縁部は、前記第1領域により構成され、
    前記各第2領域における前記周縁部側の端縁は、前記第1領域により構成された前記周縁部に接している、請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記第2領域の幅は、前記起点側から前記周縁部側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成されている、請求項5または6に記載のゴルフクラブヘッド。
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