JP2018034021A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)は、中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5によって壁面が形成されている。
続いて、図4及び図5も参照しつつ、クラウン部2について説明する。図4は、ゴルフクラブヘッドの平面図であるが、特に、クラウン部2において肉厚の相違する領域(後述する第2領域)を破線にて明示している。また、図5は図4のA−A線断面図である。図4及び図5に示すように、クラウン部2は、サイド部4と接する基部21と、フェース部1と接する隆起部22とで構成されている。隆起部22は、フェース部1に沿ってトゥ−ヒール方向に延びる帯状の領域であり、基部21との境界が段差23となっている。すなわち、図5に示すように、隆起部22は、段差23を介して、基部21よりも高い位置に形成されている。これにより、隆起部22と基部21との段差23の分だけ、フェース部1の上下方向の高さが高くなっている。
上記のように構成されたゴルフクラブヘッドは、種々の方法で作製することができるが、例えば、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。ロストワックス精密鋳造法で製造する場合には、溶融金属をクラウン部2の周縁部24に流し込む。これにより、溶融金属は、周縁部24に沿ってホーゼル部5や、トゥ側の第1領域211、及び第2領域212の間に配置された第1領域211に流れ込み、起点S側に向かう。第1領域211は起点S側にいくにしたがって幅が狭くなっているため、溶融金属に作用する圧力が大きくなっていく。そのため、第1領域211では、この圧力を開放するため、溶融金属は、隣接する第2領域212へ流れ込む。すなわち、この溶融金属は、第1領域211の起点S側からクラウン部2の周縁部24側へ向かって次第に、第1領域211から隣接する第2領域212へ押し出される。そして、圧力の向上に伴って、第1領域211のフェース側から第2領域212に流れ込んでいく。こうして、肉厚の小さい第2領域212にも溶融金属を十分に行き渡る。
以上の実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
上記実施形態では、第2領域212を扇形に形成しているが、厳密な扇形でなくてもよく、起点S側から周縁部24側に向かって幅が広くなっていればよい。例えば、扇形の半径部分が直線ではなく曲線で構成されて第2領域212が全体として湾曲するような形状であってもよい。これにより、例えば、隣接する第2領域212の間に配置される第1領域211も、起点S側から周縁部24側に向かって湾曲して延びるような形状になってもよい。また、第2領域212のフェース側の端部の形状も鋭利な形状でなくてもよく、円弧状などに形成することもできる。また、必ずしも第2領域212の幅を変化させなくてもよく、少なくとも隣接する第2領域212の間の第1領域211の幅Wが周縁部24側で大きくなっていれば、第2領域212は、一定の幅で起点S側から周縁部24側に向かって延びていてもよい。また、第2領域212の数は、特には限定されない。
上記実施形態では、第2領域212を扇形に形成しているが、これ以外の形態であってもよい。すなわち、基部21の一部を薄肉に形成し、この肉厚をソール部3などの他の部分に配置できれば、特には限定されない。また、第2領域の面積は、ヘッドの平面視において、すべての第2領域の平面視の投影面積S1が、ヘッドの平面視の投影面積S2に占める割合R(=S1/S2)が、5〜30%であるのが好ましい。
また、基部21に第2領域212を設けず、少なくとも隆起部22よりも肉厚が一様に小さい基部21を設けることもできる。
上記実施形態に係るヘッドは、少なくともクラウン部2を有するヘッド本体と、他の部分を組み合わせることで構成されていたが、クラウン部2のみを別体で形成するヘッドに対しても適用することができる。例えば、フェース部、サイド部、及びソール部を備え、クラウン部用の開口が形成されたヘッド本体に対し、クラウン部を開口に嵌め込んでヘッドを構成することができる。
2 クラウン部
21 基部
211 第1領域
212 第2領域
22 隆起部
23 段差
3 ソール部
4 サイド部
Claims (11)
- フェース部、サイド部、ソール部、及びクラウン部を備えたゴルフクラブヘッドであって、
前記クラウン部は、
前記サイド部と接する基部と、
前記フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、
を備え、
前記隆起部の肉厚は、前記基部の肉厚よりも大きく、
前記段差の高さが、0.5〜3mmである、ゴルフクラブヘッド。 - 前記段差の高さが、0.5〜2mmである、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記隆起部の肉厚が、0.7〜1.4mmである、請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記隆起部の肉厚が、0.7〜1.0mmである、請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記隆起部のフェース−バック方向の幅が、5〜20mmである、請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記隆起部のフェース−バック方向の幅が、7〜15mmである、請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記基部は、第1の肉厚を有する第1領域と、前記第1の肉厚よりも小さい第2の肉厚を有する少なくとも1つの第2領域とを有しており、
前記第1領域の肉厚は、前記隆起部よりも小さい、請求項1から6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記第2領域の平面視の総投影面積は、当該ヘッドの平面視の投影面積の5〜30%である、請求項7に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記フェース部の少なくとも一部の肉厚は、前記隆起部の肉厚よりも大きい、請求項1から8のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記隆起部と前記フェース部のなす角が鈍角である、請求項1から9のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記ソール部の内壁面には、前記フェース部の近傍に突部が形成されている、請求項1から10のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017233894A JP2018034021A (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | ゴルフクラブヘッド |
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JP2018034021A true JP2018034021A (ja) | 2018-03-08 |
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ID=61566566
Family Applications (1)
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JP2017233894A Pending JP2018034021A (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | ゴルフクラブヘッド |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10471311B2 (en) * | 2017-07-11 | 2019-11-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf club head |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014090852A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブヘッド |
JP6258551B2 (ja) * | 2017-10-02 | 2018-01-10 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
-
2017
- 2017-12-06 JP JP2017233894A patent/JP2018034021A/ja active Pending
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