JP2015028853A - 照明システム - Google Patents

照明システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015028853A
JP2015028853A JP2013157505A JP2013157505A JP2015028853A JP 2015028853 A JP2015028853 A JP 2015028853A JP 2013157505 A JP2013157505 A JP 2013157505A JP 2013157505 A JP2013157505 A JP 2013157505A JP 2015028853 A JP2015028853 A JP 2015028853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illumination
jacks
organic
jack
plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013157505A
Other languages
English (en)
Inventor
泰一郎 三輪
Taiichiro Miwa
泰一郎 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2013157505A priority Critical patent/JP2015028853A/ja
Publication of JP2015028853A publication Critical patent/JP2015028853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構成によってコスト低減を図りつつも高い信頼性を備え、天井又は壁等の取付領域において面発光照明装置の取付位置を自在に変更することができる照明システムを提供すること。
【解決手段】面発光パネル、前記面発光パネルを収納する筐体、及び前記面発光パネルの光出射方向とは反対側に向かって前記筐体から突出し且つ前記面発光パネルに電気的に接続された複数のプラグを備える面発光照明部と、前記複数のプラグが嵌挿される複数のジャックを備え、前記ジャックを介して前記面発光照明部への給電及び前記面発光照明部の固定をなす照明取付部と、を有し、前記複数のジャック及び前記複数のプラグのそれぞれは、単一電極を構成し且つ所定の間隔にて周期的に配設され、前記複数のジャックのそれぞれは、隣接して配設された他のジャックの少なくとも1つに対して極性が異なるように、2つの異なる極性を備える電源に接続されること。
【選択図】図1

Description

本発明は、面発光照明を備える照明システムに関する。
従来から、照明装置として白熱電球や蛍光灯が広く用いられている。これに対し、近年においては、面発光照明装置がそのソフトな印象の光や省エネルギー性能などの理由から次世代照明として注目を浴びており、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL(Electro Luminescence)、OEL:Organic Electro Luminescence)、無機エレクトロルミネッセンス、又は発光ダイオードと導光板とを組合せたものが開発されている。中でも有機ELは非常に薄く、機器の小型軽量化が可能であり、発熱も小さいといった点で注目されている。
有機ELとは、有機物質からなる発光材料に電圧を印可してエネルギーを付与し、励起された当該発光材料が元の状態に戻る際に、光としてエネルギーを放出する現象のことをいう。有機EL技術を用いた発光素子である有機EL発光素子には、有機物質からなる発光材料を含む有機層と、当該有機層を挟むように対向した2つの電極(陰極及び陽極)と、を基板上に順次積層した構造が一般的に用いられている。
従来の白熱電球や蛍光灯のような照明装置を天井等に取り付ける方法としては、様々な取付手法が存在している。また、照明装置の取付位置を変えることにより、使用用途に応じた様々な演出を可能にしている。照明装置の取付位置を変える方法は、例えば、特許文献1及び2に開示されている。具体的には、特許文献1には、ライティングダクトと呼ばれるレール状の給電レールに照明装置を取付け、当該給電レールに沿って照明装置の取付位置を変更する取付方法が開示されている。また、特許文献2には、天井又は壁等に取付面に複数のジャックが配設され、当該ジャックのいずれかに対して照明装置を選択的に取り付けることにより、照明装置の取付位置を変更することが開示されている。
実用新案登録第3110925号公報 特許第4882832号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているようなライティングダクトを用いる取付方法においては、照明装置の取付位置が当該ライティングダクトの直下に限られることになり、一方向に伸びるライティングダクトでは、照明装置の取付位置が一方向のみにしか変更することができず、照明装置の使用目的に応じた多彩な取付位置の変更ができない。一方で、多方向に伸びるライティングダクトを使用すれば、様々な取付位置に照明装置を配置することができるが、ライティングダクトの構造が複雑となり、ライティングダクトの製造コスト、取付時間及び取付コストが増加することになる。
また、特許文献2における取付方法においては、1つのジャックに1つの照明装置を取り付けるため、1つのジャックに内に複数の電極が配置されており、当該複数の電極を介して照明装置に対する所望の電力供給が行われている。しかしながら、各電極間距離が非常に短く(例えば、数mm程度)、ジャック内に異物が混入すると短絡が発生し、照明装置の故障に繋がる問題がある。
更に、特許文献1における取付方法においては、1つの照明装置が1本のケーブルを介してライティングダクトに取り付けられており、また特許文献2における取付方法においては、1つのジャックに1つの照明装置が取り付けられている。このような取付方法は、小型の電球等の取り付けには適しているものの、広い発光面を有するような面発光照明装置を取り付けると、当該面発光照明装置が傾いてしまい、容易且つ高精度に面発光照明装置を取り付けることが困難となる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成によってコスト低減を図りつつも高い信頼性を備え、天井又は壁等の取付領域において面発光照明装置の取付位置を自在に変更することができる照明システムを提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明の照明システムは、面発光パネル、前記面発光パネルを収納する筐体、及び前記面発光パネルの光出射方向とは反対側に向かって前記筐体から突出し且つ前記面発光パネルに電気的に接続された複数のプラグを備える面発光照明部と、前記複数のプラグが嵌挿される複数のジャックを備え、前記ジャックを介して前記面発光照明部への給電及び前記面発光照明部の固定をなす照明取付部と、を有し、前記複数のジャック及び前記複数のプラグのそれぞれは、単一電極を構成し且つ所定の間隔にて周期的に配設され、前記複数のジャックのそれぞれは、隣接して配設された他のジャックの少なくとも1つに対して極性が異なるように、2つの異なる極性を備える電源に接続されることを特徴とする。
上述した照明システムにおいて、前記複数のジャックのそれぞれは、嵌挿される前記プラグの保持及び保持解除をなす保持機構を備えていてもよい。また、このような照明システムにおいて、前記保持機構は、前記ジャックの電極部が備える付勢手段により前記面発光照明部の固定をなしてもよい。
上述したいずれかの照明システムにおいて、前記ジャックの数量は、前記プラグの数量よりも多くもてよい。
上述したいずれかの照明システムにおいて、前記複数のジャックのそれぞれは、最も近接して配設された他のジャックの全てに対して極性が異なるように、前記電源に接続されていてもよい。
上述したいずれかの照明システムにおいて、前記複数のジャックのそれぞれは、マトリックス状に配設されていてもよい。また、このような照明システムにおいて、前記複数のジャックのそれぞれは、等間隔にて配設されていてもよい。
上述したいずれかの照明システムにおいて、前記照明取付部は、前記ジャックの配設面に前記ジャックに対して前記プラグを案内する案内機構を備えていてもよい。また、このような照明システムにおいて、前記案内機構は、前記ジャックに向かって傾斜した凹部を備えていてもよい。更にこれらの照明システムにおいて、前記案内機構は、前記ジャックの配設面に形成されたスリットを備えていてもよい。
上述したいずれかの照明システムにおいて、前記照明取付部は、天井、壁、又は床を構成する部材であって、前記部材に前記ジャックが配設されていてもよく、天井、壁、及び床に対して着脱自在であってもよい。
本発明に係る照明システムによれば、簡易な構成によってコスト低減を図りつつも高い信頼性を備えることができ、更には天井又は壁等の取付領域において面発光照明装置の取付位置を自在に変更することができる。
実施例に係る照明システムの斜視図である。 実施例に係る有機EL照明の側面図である。 実施例に係る有機EL照明の背面図である。 図3の線IV−IVに沿った有機EL照明の断面図である。 実施例に係る有機EL照明を構成する有機ELパネルの斜視図である。 実施例に係る有機EL照明を構成する有機ELパネルの断面図である。 実施例に係る有機EL照明に設けられたプラグの外形を示す部分拡大側面図である。 実施例に係る照明取付部の部分的な正面図である。 図8の線IX-IXに沿った照明取付部の断面図である。 実施例に係る照明取付部を構成するジャックの部分拡大断面図である。 実施例に係る照明システムの電気的回路図である。 実施例に係る照明システムの使用状態の変化を説明するための照明システムの正面図である。 実施例に係る照明システムにおいて複数の有機EL照明を取り付けた場合を説明するための照明システムの正面図である。 図8と同様にして示す変形例に係る照明取付部の部分的な正面図である。 図8と同様にして示す変形例に係る照明取付部の部分的な正面図である。 図8と同様にして示す変形例に係る照明取付部の部分的な正面図である。 図8と同様にして示す変形例に係る照明取付部の部分的な正面図である。 図8と同様にして示す変形例に係る照明取付部の部分的な正面図である。 図8と同様にして示す変形例に係る照明取付部の部分的な正面図である。 図19の線XX-XXに沿った照明取付部の断面図である。 図8と同様にして示す変形例に係る照明取付部の部分的な正面図である。 図21の線XXII-XXIIに沿った照明取付部の断面図である。
以下、図面を参照し、本発明による照明システムの実施の形態について、実施例又は変形例に基づき詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施例又は変形例の説明に用いる図面は、いずれも本発明による照明システム又はその構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、又は省略等を行っており、各構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。更に、実施例又は変形例で用いる様々な数値は、いずれも一例を示すものであり、必要に応じて様々に変更することが可能である。
<実施例>
先ず、図1を参照しつつ、本発明の実施例に係る照明システム1の全体的な構成を説明する。図1は、本実施例に係る照明システム1の斜視図である。
図1に示すように、本実施例に係る照明システム1は、供給された電力に応じて所望の光を出射する面発光照明部として機能する直方体状の有機EL照明2と、有機EL照明2への給電及び固定をなす照明取付部3と、から構成されている。ここで、照明取付部3は、天井板4、及び天井板4に埋め込まれた複数のジャック5から構成されている。図1においては、壁と天井との接線方法であって有機EL照明2の発光面の一方向(長辺方向)をX方向、壁と天井との接線方法であって当該一方向に直交する方向(短辺方向)をY方向、高さ方向をZ方向と定義している。
なお、照明システム1の構成は、図1に示すような天井に有機EL照明2を取り付けるものに限定されることなく、屋内外の壁、又は床に有機EL照明2を取り付けるものであってもよい。このような場合には、照明取付部3が、屋内外の壁、又は床を構成する部材を含み、壁又は床にジャック5が配設されることになる。
次に、図2乃至図11を参照しつつ、本実施例に係る照明システム1の各構成部材について詳細に説明する。
(有機EL照明の構成)
先ず、有機EL照明2の構成について、図2乃至図7を参照しつつ詳細に説明する。ここで、図2は有機EL照明2のXZ平面図(側面図)であり、図3は有機EL照明2のXY平面図(背面図)であり、図4は図3の線IV−IVに沿った有機EL照明2の断面図である。また、図5は有機EL照明2を構成する有機ELパネルの斜視図であり、図6は当該有機ELパネルの断面図である。更に、図7は有機EL照明2に設けられたプラグの外形を示す部分拡大側面図である。なお、各図面におけるX方向、Y方向、Z方向のそれぞれは、図1のX方向、Y方向、Z方向に対応している。
図2乃至図4から分かるように、本実施例に係る有機EL照明2は、面発光パネルである平板状の有機ELパネル6と、有機ELパネル6を収納するための筐体7と、各種の電気的な回路が形成された回路基板8と、回路基板8から突出した4本のプラグ9a〜9d(以下、いずれかを特定しない場合には単にプラグ9とも称する)と、プラグ9を露出させつつ回路基板8を被覆する基板カバー10と、を有している。ここで、回路基板8は、図示せず配線等によって有機ELパネル6と電気的に接続され、プラグ9は、回路基板8及び当該配線等を介して有機ELパネル6と電気的に接続されている。なお、詳細な回路構成については、追って説明する。
図5に示すように、有機ELパネル6は、透明基板11、有機EL発光素子12、光拡散部13、及び封止部14から構成されている。また、有機EL発光素子12は、発光色が赤色である有機EL発光素子12R、発光色が緑色である有機EL発光素子12G、発光色が青色である有機EL発光素子12Bの3種類に分類される。
本実施例において、透明基板11は、ガラス製の基板である。なお、透明基板11は、可視光を透過する特性を有する基板であればよく、例えば、ポリエステル、ポリメタクリレート、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート又はポリスルホン等の透明な樹脂;セラミックスなどから構成されてもよい。
より具体的な有機ELパネル6の構成として、透明基板11の有機EL発光素子形成面11a上には、有機EL発光素子12R、有機EL発光素子12G、及び有機EL発光素子12Bが各々複数個ずつ、隣接する素子同士が互いに離間してストライプ状に並設されている。これらの有機EL発光素子は、有機EL発光素子12R、12G、12Bの順序で繰り返して並置されている。このような構成により、有機EL発光素子12Rから放射される赤色の光、有機EL発光素子12Gから放射される緑色の光、及び有機EL発光素子12Bから放射される青色の光を合成し、有機ELパネル6から全体的に均一色の合成光を放射することになる。なお、各色の光を放射する有機EL発光素子12R、12G、12Bのそれぞれの個数は1個ずつであってもよいが、発光面の拡大化及び有機ELパネル6の高輝度化及び良好な光の混合を図る場合には、多くの有機EL発光素子12R、12G、12Bを並置することが好ましい。また、各有機EL発光素子は、各有機EL発光素子の間に絶縁性の樹脂等からなる隔壁(図示せず)を設けることによって離間させられていてもよい。
図6に示すように、発光色が赤色である有機EL発光素子12Rは、透明基板11上に形成された陽極(透明電極)15R、陽極15R上に形成された有機層16R、及び有機層16R上に形成された陰極(金属電極)17Rから構成されている。同様に、発光色が緑色である有機EL発光素子12Gは、透明基板11上に形成された陽極(透明電極)15G、陽極15G上に形成された有機層16G、有機層16G上に形成された陰極(金属電極)17Gから構成され、発光色が青色である有機EL発光素子12Bは、透明基板11上に形成された陽極(透明電極)15B、陽極15B上に形成された有機層16B、有機層16B上に形成された陰極(金属電極)17Bから構成されている。なお、陽極15R、15G、15Bのいずれかを指定しない場合には単に陽極15と称し、有機層16R、16G、16Bのいずれかを指定しない場合には単に有機層16と称し、陰極17R、17G、17Bのいずれかを指定しない場合には単に陰極17と称する場合がある。すなわち、本実施例において、透明基板11上には、各有機EL発光素子12を構成する陽極15、有機層16及び陰極17が順次積層されている。
また、陽極15、有機層16及び陰極17の平面形状(すなわち、面積)は略同一である。従って、陽極15、有機層16及び陰極17の側面は同一平面であり、有機EL発光素子12の形状は、直方体である。
本実施例においては、陽極15は、インジウム錫酸化物(ITO)から構成されている。このため、陽極15は、有機層16に正孔を注入する機能を有し、且つ有機層16からの発光に対して透光性を備えている。すなわち、陽極15は、透明電極として機能する。陽極15の形成は、スパッタリング法や真空蒸着法等により行われる。陽極15の表面には、陽極15上の不純物除去や、イオン化ポテンシャルの調整による正孔注入性向上の点から、紫外線照射やオゾン処理をしてから有機層16を形成することが好ましい。
なお、陽極15は、インジウム錫酸化物から構成されていることに限定されることなく、有機層16に正孔を注入する機能を有し、且つ有機層16からの発光に対して透光性を備えていれば、例えば、インジウム亜鉛酸化物等の金属酸化物、アルミニウム、金、銀、ニッケル、パラジウム、白金等の金属、ヨウ化銅等のハロゲン化金属、カーボンブラック、ポリ(3−メチルチオフェン)、ポリピロール等の導電性高分子等から構成されてもよい。また、陽極15は、有機EL発光素子12R、12G、12B毎に異なる材料から構成されてもよい。
図6において図示されていないが、有機EL発光素子は、更に正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層及び/又は電子注入層を有してもよい。その場合、陽極15側から正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層の順に積層された構造を有していることが好ましい。なお、このような積層構造の場合、有機層16は正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層から構成されてもよく、これらの一部の層から構成されてもよい。すなわち、各層の材料に有機材料を用いるか否かによって、有機層16を構成する層が異なってくる。
上記正孔注入層及び正孔輸送層は、正孔輸送性の材料から形成されることが好ましく、芳香族アミン誘導体、フタロシアニン誘導体、ポルフィリン誘導体、オリゴチオフェン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ベンジルフェニル誘導体、フルオレン基で3級アミンを連結した化合物、ヒドラゾン誘導体、シラザン誘導体、シラナミン誘導体、ホスファミン誘導体、キナクリドン誘導体、ポリアニリン誘導体、ポリピロール誘導体、ポリフェニレンビニレン誘導体、ポリチエニレンビニレン誘導体、ポリキノリン誘導体、ポリキノキサリン誘導体、カーボン等が挙げられる。また、電子輸送層は、電子輸送性の材料から形成されることが好ましく、例えば、8−ヒドロキシキノリンのアルミニウム錯体などの金属錯体、10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリンの金属錯体、オキサジアゾール誘導体、ジスチリルビフェニル誘導体、シロール誘導体、3−ヒドロキシフラボン金属錯体、5−ヒドロキシフラボン金属錯体、ベンズオキサゾール金属錯体、ベンゾチアゾール金属錯体、トリスベンズイミダゾリルベンゼン、キノキサリン化合物、フェナントロリン誘導体、2−t−ブチル−9,10−N,N’−ジシアノアントラキノンジイミン、n型水素化非晶質炭化シリコン、n型硫化亜鉛、n型セレン化亜鉛などが挙げられる。電子注入層は、仕事関数の低い金属からなることが好ましい。例としては、ナトリウムやセシウム等のアルカリ金属、バリウムやカルシウムなどのアルカリ土類金属などが挙げられる。
上記発光層に用いられる発光材料としては、以下のものが挙げられる。赤色発光を与える発光材料としては、例えば、DCM(4−(dicyanomethylene)−2−methyl−6−(p−dimethylaminostyryl)−4H−pyran)系化合物、ベンゾピラン誘導体、ローダミン誘導体、ベンゾチオキサンテン誘導体、アザベンゾチオキサンテン等が挙げられる。また、緑色発光を与える発光材料としては、例えば、キナクリドン誘導体、クマリン誘導体、Al(C96NO)3等のアルミニウム錯体等が挙げられる。更に、青色発光を与える発光材料としては、例えば、ナフタレン、ペリレン、ピレン、アントラセン、クマリン、p−ビス(2−フェニルエテニル)ベンゼン及びそれらの誘導体等が挙げられる。なお、上述した発光材料は、いずれか1種類のみを用いてもよく、2種類以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
本実施例においては、陰極17は、透光性を有する必要がないため、アルミニウムから構成されている。すなわち、陰極17は金属電極である。陰極17の形成は、スパッタリング法や真空蒸着法等により行われる。なお、陰極17は、アルミニウムに限定されること無く、例えば、スズ、マグネシウム、インジウム、カルシウム、銀等の金属又はそれらの合金等が用いられる。具体例としては、マグネシウム−銀合金、マグネシウム−インジウム合金、アルミニウム−リチウム合金等の低仕事関数の合金電極等が挙げられる。また、陰極17は、有機EL発光素子12R、12B、12G毎に異なる材料から構成されてもよい。
図5及び図6に示すように、光拡散部13は、透明基板11の有機EL発光素子非形成面11bの全面を覆うように形成されている。光拡散部13は、有機EL発光素子12から放射される各色の光を拡散させ、均一に混色させる効果がある。このような効果により、ガラス基板である透明基板11と光拡散部13とからなる部材は、全体が単一の光源として機能する。本実施例において、光拡散部13は透明樹脂に微粒子を分散したフィルムから構成されている。なお、光拡散部13は、このフィルムに限定されることなく、例えば、基板表面を粗面化することによっても形成できる。
上述したように、透明基板11は各有機EL発光素子12から放射された各色の光を透過する特性を備えている。このため、図6に示すように、各有機EL発光素子12から放射された光は、透明基板11及び光拡散部13を透過して、有機EL面発光パネル2から外部へ放射される。
図5及び図6に示すように、封止部14は、各有機EL発光素子12を覆い、各有機EL発光素子12の発光材料が大気によって酸化劣化すること等を防止する機能がある。また、封止部14は空隙18を充填し、透明基板11の有機EL発光素子形成面11aが露出しないように形成されている。本実施例において、封止部14は、透光性を備えるエポキシ樹脂である。なお、封止部14は、エポキシ樹脂以外にもシリコーン樹脂等の透光性を備える他の透明樹脂であってもよい。
また、封止部14は、上述したような樹脂から構成されていることに限定されることはない。例えば、封止部14は、複数の有機EL発光素子12を全体的に覆うようなプラスチック等の透光性部材であってもよい。このような場合には、空隙18は、封止部14によって充填されることがない。
なお、本実施例においては、ボトムエミッションタイプの有機ELパネル6を用いたが、トップエミッションタイプの有機EL面発光パネルを用いてもよい。この場合には、複数の有機EL発光素子12を支持する透明基板11に代えて不透明な各種の支持基板を用いることができる。層構成は陽極から陰極までをボトムエミッションタイプとは逆向きに形成すればよい。また、上述した実施例においては、有機EL発光素子12ごとに発光色の異なる有機層16が用いられていたが、全ての有機EL発光素子12の有機層16が、赤色光用の発光材料、緑色光用の発光材料、及び青色光用の発光材料が均一に分散された高分子分散型のEL材料から構成されてもよい。更に、赤色光用の発光材料からなる層、緑色光用の発光材料からなる層、及び青色光用の発光材料からなる層を積層した積層型の有機EL発光素子を用いてもよい。
そして、本実施例においては、面発光パネルとして有機ELパネル6を用いたが、無機EL発光体や、LEDと導光板とを組み合わせた発光体パネル用いてもよい。また、本実施例において、有機ELパネル6の発光面の形状は長方形であるが、その形状は限定されるものではなく、正方形、円形、楕円形、三角形、又はその他の形状であってもよい。
図2乃至図4から分かるように、筐体7は、直方体状の外形を有するとともに、有機ELパネル6を収納するための開口7aが形成されている。筐体7は、比較的に強固な材料から形成されていることが好ましく、例えば、プラスチック、樹脂、金属、又はガラス等から構成されている。また、開口7aのXY方向の寸法は、有機ELパネル2とほぼ同一であって、開口7aのXY平面形状は長方形であるものの、開口7aのZ方向の寸法(すなわち、開口の深さ)は、有機ELパネル6の厚みよりも大きくなっている。これにより、有機ELパネル6と筐体7との間には、Z方向において隙間が生じ、当該隙間に、所望の配線等を収納しておくことができる。なお、有機ELパネル6は、接着剤やネジ止め等により、筐体7に対して強固に固定されることになる。
図2乃至図4、及び図7から分かるように、有機ELパネル2の給電用に用いられるプラグ9は、略円柱状の外形を備えている。本実施例において、プラグ9は、一般的な導電性を備える金属材料(例えば、銅)から構成されている。また、プラグ9は、有機EL面発光パネルの光出射方向(すなわち、−Z方向)とは反対側(すなわち、Z方向)に向かって筐体7から突出している。更に、図7に示すように、プラグ9の一端部分には、プラグ9の側面に沿って1周する溝19が形成されている。かかる溝19は、ジャック5にプラグ9を差し込んだ際に、プラグ9をジャック5内に保持するために用いられる。なお、当該保持の説明は後述するものとする。そして、プラグ9の溝19が形成されている一端とは反対側に位置する他端は、基板カバー10内の回路基板8に半田等の接合部材を用いて電気的に接合されている。
また、図3に示すように、プラグ9のそれぞれは、XY平面において、プラグ9の配設位置を結ぶ線分(破線で示す)によって囲まれた領域が正方形となるように配設されている。すなわち、プラグ9は、正方形状に配設されている。換言すれば、プラグ9のそれぞれは、当該正方形の領域の頂点に配設されている。
更に、プラグ9は、単一電極を構成し、プラス及びマイナスのいずれかの極性を備えることになる。すなわち、プラグ9のそれぞれは、供給される電圧に応じて、正極及び負極のいずれかとして機能する。
なお、本実施例においては、4本のプラグ9a〜9dを回路基板8に接合しているが、プラグ9の本数は、4本に限定されることはない。プラグ9の本数は、有機ELパネル6への給電の観点から少なくとも2本以上となるが、有機EL照明2を照明取付部3に確実且つ強固に取り付ける観点からは、その本数を出来る限り多くすることが好ましい。
図2乃至図4から分かるように、回路基板8の外形は平板状であって、XY平面形状は長方形である。回路基板8には、コンデンサ、抵抗、ダイオード等の各種の電気的な部品(図示せず)が実装されており、所望の回路が形成されている。例えば、回路基板8には、後述する電力制御回路35が設けられてもよい。本実施例においては、回路基板8は、筐体7の外側表面上に接着剤又はネジ等の固着部材によって固定され、当該部品等の実装が露出しないように基板カバー10によって被覆されている。これにより、回路基板8における破損及び回路の短絡等の不具合の発生が防止されている。なお、回路基板8は筐体7の開口7a内に収納されていてもよく、このような場合には、基板カバー10が不要となるが、プラグ9が貫通するための貫通孔が筐体7に形成されることになる。
なお、本実施例は本発明の実施形態の一例に過ぎず、使用しうる態様はこれに限定されず、例えば、有機EL照明2は回路基板8を有していなくてもよい。このような場合には、プラグ9を有機ELパネル5に配線を介して直接的に接続してもよい。
基板カバー10は、強固且つ絶縁性を備える部材から構成されていることが好ましく、例えば、プラスチック、樹脂、ガラス等の材料から構成されている。また、基板カバー10は、プラグ9が貫通するための4つの貫通孔が形成されており、当該貫通孔からプラグ9が露出することになる。
なお、本実施例において、有機EL照明2のXY平面形状(発光面側の平面形状)は、長方形であったが、正方形、他の角形、円形、又は楕円形等の他の形状であってもよい。
(照明取付部の構成)
次に、照明取付部3及びその構成部材について、図8乃至図10を参照しつつ説明する。図8は、本実施例に係る照明取付部3の部分的な正面図である。図9は、図8の線IX-IXに沿った断面図である。図10は、本実施例に係る照明取付部3を構成するジャック5の部分拡大断面図である。なお、各図面におけるX方向、Y方向、Z方向のそれぞれは、図1のX方向、Y方向、Z方向に対応している。
図8及び図9に示すように、照明取付部3は、プラグ9が嵌挿される複数のジャック5をマトリックス状に天井板4に配設した構成を有している。換言すれば、複数のジャック5が、天井板4に等間隔且つ周期的に配設されている。すなわち、天井板4に配設された隣接する4本のジャック5により正方形の領域VIII(A)が形成され、当該正方形の領域がマトリックス状に並置されていることになる。より具体的な構成として、天井板4には、ジャック5が配設されるための複数の貫通孔が等間隔であってマトリックス状に形成され、当該貫通孔にジャック5が嵌挿されている。
ここで、X方向又はY方向に沿って隣接するジャック5の間隔は、隣接するプラグ9の間隔(すなわち、プラグ9aとプラグ9b又はプラグ9cとの間隔、及びプラグ9dとプラグ9b又はプラグ9cとの間隔)と、同一である。すなわち、プラグ9a〜9dが同時にジャック5のいずれかに嵌挿することができるように、ジャック5及びプラグ9のそれぞれの間隔が調整されている。
また、図9に示すように、ジャック5の一端は、天井板の第1の面4aと面一となり、他端は天井板4の第2の面4bから離間している。ここで、第1の面4aとは、屋内空間から目視することできる天井面であり、第2の面4bとは天井裏に位置する面である。以上のことから、照明システム1が設けられた屋内の天井を目視した場合に、ジャック5は屋内空間に向かって突出することなく、天井裏の空間に向かって突出している。
図8及び図9から分かるように、天井板4に配設された複数のジャック5は、電気的な接続関係から2種類の第1ジャック群21及び第2ジャック群22に分類されている。以下において、第1ジャック群21を構成するジャック5をジャック5aとも称し、第2ジャック群22を構成するジャック5をジャック5bとも称する。また、ジャック5a、5bは、同一列上及び同一行上において、交互に配設されている。すなわち、上述した正方形の領域の対角線上において対向するジャック5同士によって同一の群が構成されている。
本実施例においては、第1ジャック群21を構成するジャック5aは、天井裏に設けられた配線を介して外部電源(図示せず)の正極に接続され、第2ジャック群22を構成するジャック5bは、天井裏に設けられた他の配線を介して当該外部電源の負極に接続されている。従って、上述したジャック5a、5bの配置構成及び外部電源の接続構成を鑑みると、複数のジャック5のそれぞれは、隣接して配設された他のジャックの少なくとも1つに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。更には、複数のジャック5のそれぞれは、最も隣接して配設された他のジャック5の全てに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。
図10に示すように、ジャック5は、プラグ9が嵌挿されるための空洞23が形成されている。また、空洞23の内部には、嵌挿されたプラグ9の保持及び保持解除をなす保持機構として機能するとともに、嵌挿されたプラグ9に給電をなす電極部24が配設されている。
電極部24は、可撓性を備える金属板から構成されており、嵌挿されたプラグ9の一端を覆って保持することができるように、断面が略U字状の湾曲した形状(すなわち、開口が形成された形状)を備えている。より具体的には、電極部24は、天井板4から離間する方向(すなわち、Z方向)に向かって開口径が徐々に一度小さなり、開口径が再度大きくなるような形状を有している。このような電極部24の形状及び可撓性により、プラグ9の電極部24の開口内への嵌挿を容易にするとともに、プラグ9の溝19に電極部24の開口径が小さくなった部分が当接し、プラグ9を確実に保持することが可能になる。すなわち、保持機構として機能する電極部24が備える付勢手段(すなわち、可撓性)により、プラグ9が確実に保持され、有機EL照明2を照明取付部3に確実に固定することができる。また、ジャック5は、上述した可撓性により、保持された状態のプラグ9がジャック5に向かって押圧された場合に、当該保持を解除することができる。
電極部24は、配線(図示せず)を介して、上述した外部電源に接続されている。ここで、電極部24は、単一電極であり、プラス及びマイナスのいずれかの極性を備えることになる。具体的には、第1ジャック群21を構成するジャック5aの電極部24が正極となり、第2ジャック群22を構成するジャック5bの電極部24が負極となる。以上のことを換言すると、ジャック5のそれぞれは単一電極を構成していることになる。
また、電極部24は、プラグ9を保持した後に、ジャック5内に押し込まれたプラグ9に対して給電を開始することが好ましい。このようにすることで、プラグ9の接続が完了していない状態での通電による感電を防止することができる。
なお、電極部24は、上述したような形状に限定されることなく、プラグ9を確実に保持することができれば、他の形状であってもよい。例えば、電極部24は、プラグ9の溝19の形状に応じて屈曲した2本の金属板から形成されていてもよい。また、電極部24は、プラグ9を確実に保持するために、プラグ9の形状に応じて、その形状を適宜変更することができる。
また、本実施例においては、電極部24が保持機構としても機能していたが、電力供給機構と保持機構とを独立して設けてもよい。すなわち、ジャック5の空洞23内に、プラグ9の溝19に当接してプラグ9を保持する保持部を設けるとともに、嵌挿されたプラグ9の一端と接触して給電を行う電極部を設けてもよい。この場合、保持部における保持解除の方法としては、バネ等の弾性体を当該保持部とジャック5の側面との間に設け、当該保持部を直接的又は間接的に押圧することによってなされてもよい。
(照明システムの電気的回路構成)
次に、照明システム1の電気的回路構成について、図11を参照しつつ説明する。ここで、図11は、本実施例に係る照明システム1の電気的回路図である。
図11に示すように、照明システム1の有機EL照明2においては、プラグ9は4つのダイオード31a〜31dから構成されるブリッジ回路32に接続されている。より具体的には、2本のプラグ9a、9dがダイオード31aとダイオード31bとの間に位置する接続点T1に接続され、残りの2本のプラグ9b、9cがダイオード31cとダイオード31dとの間に位置する接続点T2に接続されている。すなわち、図3を参照すると、4本のプラグ9のそれぞれは、図3に示す正方形の領域の対角線上において対向する他のプラグと組をなしてブリッジ回路32に接続されている。ここで、プラグ9a、9dによって第1プラグ群33が形成され、プラグ9b、9cによって第2プラグ群34が形成されている。換言すれば、4本のプラグ9のそれぞれは、最も隣接して配設された2本のプラグ9によって形成される組とは異なる組を形成している。
また、ブリッジ回路32は、電力制御回路35に接続されている。具体的には、ブリッジ回路32のダイオード31bとダイオード31cとの間に位置する接続点T3が電力制御回路35の第1入力端子35aに接続され、ブリッジ回路32のダイオード31aとダイオード31dとの間に位置する接続点T4が電力制御回路35の第2入力端子35bに接続されている。電力制御回路35は、ブリッジ回路32から供給される電力を所望の電力に制御し、かかる制御後の所望の電力を各有機EL発光素子12に供給する。例えば、電力制御回路35は、外部から供給される制御信号に応じて供給する電力を制御し、有機ELパネル6から照射する光の輝度、光量等の特性を調整する。また、電力制御回路35は、正出力端子35c、及び負出力端子35dを備えておいる。正出力端子35cは有機EL発光素子12の陽極15に接続され、負入力端子25dは有機EL発光素子12の陰極17に接続されている。
更に、照明取付部3においては、上述した正方形の領域VIII(A)の対角線上において互いに対向する複数のジャック5aから第1ジャック群21が構成されるとともに、当該対角線上において互いに対向する複数のジャック5bから第2ジャック群22が構成されている。そして、第1ジャック群21のジャック5aのそれぞれは直流電源である外部電源36の正極に接続され、第2ジャック群22のジャック5aのそれぞれは外部電源36の負極に接続されている。すなわち、第1ジャック群21及び第2ジャック群22は、互いに異なる極性を備えることになる。
図11に示す本実施例の1つの電気的な接続形態として、第1プラグ群33のプラグ9a、9dが第1ジャック群21のジャック5aのいずれかに嵌挿されるとともに、第2プラグ群34のプラグ9b、9cが第2ジャック群22のジャック5bのいずれかに嵌挿されると、プラグ9a、9dに対して正電圧が供給され、プラグ9b、9cに対して負電圧又は接地電圧(0V)が供給される。すなわち、有機EL照明2を照明取付部3に取り付けると、第1プラグ群33のプラグ9a、9dと第2プラグ群34のプラグ9b、9cとは、ジャック5を介して外部電源36に接続され、互いに異なる極性を備えることになる。これにより、電力制御回路35に正電圧及び負電圧(すなわち、外部電源36の電力)が供給されることになり、当該電力が所望の電力に制御されて有機EL発光素子12のそれぞれに供給されることになる。
本実施例において、プラグ9と電力制御回路35との間にブリッジ回路32が設けられているため、第1プラグ群33のプラグ9a、9dが第2ジャック群22のジャック5bのいずれかに嵌挿されるとともに、第2プラグ群34のプラグ9b、9cが第1ジャック群21のジャック5aのいずれかに嵌挿されるような場合であっても、電力制御回路35の第1入力端子35aには正電圧が供給され、電力制御回路35の第2入力端子35bには負電圧が供給されることになる。すなわち、本実施例においては、第1ジャック群21及び第2ジャック群22の配置関係と、第1プラグ群33及び第2プラグ群34の配置関係とが対応し、且つブリッジ回路32が設けられていることにより、有機EL照明2を照明取付部3に取り付ける際における各プラグ9の極性の確認作業が不要となる。
なお、プラグ9と電力制御回路35との間にブリッジ回路32を配置することなく、電力制御回路35内にブリッジ回路32を形成してもよい。また、本実施例のようにプラグ群毎に当該ブリッジ回路接続させることなく、各プラグ9に対して1つのブリッジ回路を接続するようにしてもよい。このようにすれば、プラグ群とジャック群との各配置関係を対応させる必要がなくなる。例えば、ジャック群においては、上述した正方形の領域VIII(A)の対角線上において対向するジャック5同士よって各群を構成するように電気的配線を行うものの、プラグ群においては、X方向又はY方向において隣接するプラグ9同士によって各群を構成するように電気的配線を行うことができる。
更に、第1プラグ群33のプラグ9a、9dを第1ジャック群21のジャック5aのいずれかに必ず嵌挿し、第2プラグ群34のプラグ9b、9cを第2ジャック群22のジャック5bのいずれかに必ず嵌挿することにすれば(すなわち、プラグ群ごとに嵌挿するジャック群を予め決定した上、ジャック5及びプラグ9の配置関係を決定すれば)、ブリッジ回路32が不要となる。このような場合、第1プラグ群33のプラグ9a、9dが第2ジャック群22のジャック5bに嵌挿されないように、嵌挿防止機構を設ける必要がある。
そして、電力制御回路35は、単に電力のみを制御する回路のみならず、電力変換回路を含んでいてもよい。例えば、外部電源36が交流電源である場合に、入力される交流電力を直流電力に変換して有機ELパネル6に供給するように、電力制御回路35はAC−DCコンバータを含んでいてもよい。ここで、AC−DCコンバータがブリッジ回路を有する場合は、有機EL照明2において、ジャック5及びプラグ9の極性を考慮する必要がなくなり、電力制御回路35の前にブリッジ回路32を設けなくともよい。
また、本実施例おいては電力制御回路35が有機EL照明2側に設けられていたが、電力制御回路35を照明取付部3側に設けてもよい。例えば、外部電源36とジャック5との間に設けるように、天井裏等のスペース又は外部電源36に隣接する位置に配設してもよい。
(照明システムの使用態様)
次に、図12及び図13を参照しつつ、本実施例に係る照明システム1の使用態様について説明する。ここで、図12は本実施例に係る照明システム1の使用状態の変化を説明するための照明システム1の正面図であり、図13は本実施例に係る照明システム1において複数の有機EL照明2を取り付けた場合を説明するための照明システム1の正面図である。
図12の矢印XXII(A)に示すように、本実施例に係る照明システム1においては、有機EL照明2をY方向に平行移動することができる。また、図示していないものの、X方向への平行移動、及びXY方向への移動を行うことができる。ここで、有機EL照明2の移動の際には、単に有機EL照明2を照明取付部3から取り外し(具体的には、電極部24における保持解除)を行い、所望の移動先のジャック5に対してプラグ9を嵌挿し、プラグ9を電極部24によって保持させるだけでよい。
また、図12の矢印XXII(B)に示すように、本実施例に係る照明システム1においては、有機EL照明2をXY平面において90度回転させて取り付けることができる。この際、有機EL照明2を90度回転させつつ、X方向若しくはY方向、又はXY方向に移動させることもできる。ここで、有機EL照明2の移動の方法は、上述した矢印XXII(A)に係る場合と同様である。
本実施例においては、プラグ9の数量に対してジャックの5の数量が多くなっている。また、上述したように、ジャック間距離とプラグ間距離とが等しく、各ジャック群が上述した正方形の領域の対角線上において対向するジャック5によって形成されるのと同様に、各プラグ群が上述した正方形の領域の対角線上において対向するプラグ9によって形成されているため、ジャック群及びプラグ群の配置関係が対応しており、更には電力制御回路35内に当該ブリッジ回路が形成されている。このため、各プラグ9の極性及びジャック5の極性を考慮することなく、上述したようなX方向、Y方向、及び両方向への移動、並びに回転移動を、容易且つ単純に行うことができる。
更に、図13に示すように、本実施例に係る照明システム1においては、複数の有機ELパネル2を照明取付部3に取り付け、より大きな発光面を照明取付部3に形成するようにしてもよい。この場合に、複数の有機ELパネル2によって、所望の形状(例えば、図13に示すような略U字状)を形成することで、照明システム1のデザイン性を向上させてもよい。これにより、照明システム1の使用用途に応じて、複数の有機ELパネル2による様々な演出が可能になる。
(本実施例の効果)
以上のことから、本実施例の照明システム1は、面発光パネルである有機ELパネル6、有機ELパネル6を収納する筐体7、及び有機ELパネル6の光出射方向とは反対側に向かって筐体7から突出し且つ有機ELパネル6に電気的に接続された複数のプラグ9を備える面発光照明部である有機EL照明2と、複数のプラグ9が嵌挿される複数のジャック5を備え、ジャック5を介して有機EL照明2への給電及び有機EL照明2の固定をなす照明取付部3と、を有している。このような照明システム1の構造により、複数のプラグ9によって有機EL照明2を支えるため、1本当たりのプラグ9が支える重量が軽くなり、有機EL照明2を確実且つ安定して支えることがき、更には有機EL照明2に比較的大きな電流を流すことができる。
本実施例の照明システム1においては、複数のジャック5及び複数のプラグ9のそれぞれは、単一電極を構成していることから、1本のジャック5及びプラグ9における短絡を防止することができ、商用電圧のような比較的に高い電圧をジャック5及びプラグ9に印可することができる。また、短絡を防止するための複雑な回路及び装置等が不要となり、照明システム1自体のコスト低減を図ることもできる。
本実施例の照明システム1においては、複数のジャック5のそれぞれは、隣接して配設された他のジャック5の少なくとも1つに対して極性が異なるように、2つの異なる極性を備える外部電源36に接続されている。特に、本実施例においては、複数のジャック5のそれぞれは、最も近接して配設された他のジャックの全てに対して極性が異なるように、外部電源36に接続されている。そして、ジャック5の数量は、プラグ9の数量よりも多くなっている。このようなジャック5の数量及び接続構成により、有機EL照明2を照明取付部3の様々な位置に、容易且つ自在に固定することができる。
本実施例の照明システム1においては、複数のジャック5のそれぞれは、等間隔且つ周期的であってマトリックス状に配設されている。このようなジャック5の配置構成により、有機EL照明2を所定の方向(例えば、X方向)に対して90度、180度、又は270度回転させることができる。すなわち、照明取付部3に対して、有機EL照明2を90度おきの角度で自由に取り付けることができる。
本実施例の照明システム1において、複数のジャック5のそれぞれは、嵌挿されるプラグ9の保持及び保持解除をなす保持機構としても機能する電極部24を備えている。そして、当該電極部24は、付勢手段である屈曲特性を利用して有機EL照明2の固定をなしている。このように、電極部24は、低コスト且つ簡易な構成を用いつつも、有機EL照明2を確実且つ強固に保持することができ、更には容易にその保持の解除を行うことができる。
以上のことから、本実施例の照明システム1は、簡易な構成によってコスト低減を図りつつも高い信頼性を備えることができ、更には天井又は壁等の取付領域において有機EL照明2の取付位置を自在に変更することができる。
<変形例>
上述した実施例は、本発明に係る照明システムの一形態に過ぎず、照明システムの構造、並びに構成部材の配置及び構造等を、照明システムの使用用途等に応じて適宜変更することができる。以下において、図14乃至図22を参照しつつ、照明システム1を構成する照明取付部3の変形例について説明する。ここで、図14乃至図19、及び図21は、図8と同様にして示す変形例に係る照明取付部3の部分的な正面図である。また、図20は図19における線XX-XXに沿った照明取付部3の断面図であり、図22は図21における線XXII-XXIIに沿った照明取付部3の断面図である。なお、上述した実施例と同様の構成部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
先ず、図14に示すように、変形例に係る照明取付部3において、天井板4に複数のジャック5が等間隔且つ周期的であってマトリックス状に配設されている。ここで、図14に示す照明取付部3においては、同一列上及び同一行上において配設されたジャック5は、同一のジャック群を構成している。換言すれば、破線で示した正方形の各領域XIV(A)の対角線上において対向するジャック5同士は、異なるジャック群を構成している。すなわち、図14に示すジャック5の配置は、図8に示すジャック5の配置と比較して、45度回転させた状態である。
図14に示すような場合であっても、上述した実施例と同様に、複数のジャック5のそれぞれは、隣接して配設された他のジャックの少なくとも1つに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。更には、複数のジャック5のそれぞれは、最も隣接して配設された他のジャック5の全てに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。
図14に示すような照明取付部3を用いると、有機EL照明2を壁と天井との接線(X方向又はY方向)に対して45度回転した状態で取り付けることになり、当該45度回転した状態から有機EL照明2を更に90度、180度、又は270度回転させることができる。このように有機EL照明2を取り付けることにより、照明システム1のデザイン性を更に向上又は態様化を図ることができる。更には、天井裏におけるジャック5同士の配線及びジャック5と外部電源36との配線を容易に行うことができる。
なお、有機EL照明3に設けられたプラグ9を照明取付部3のジャック5に対応させて、45度回転させてもよい。このような場合には、有機EL照明2の取付状態は上述した実施例と同一となり、有機EL照明2を壁と天井との接線に対して45度回転していないことになる。
次に、図15に示すように、隣接するジャック5同士を結ぶ線分(破線で示す)によって囲まれる領域が正六角形となるように、複数のジャック5を天井板4に配設してもよい。すなわち、ジャック5は正六角形状に配設されている。換言すれば、ジャック5のそれぞれは、当該正六角形の領域の頂点に配設されている。
ここで、図15に示す照明取付部3においては、最も隣接して配設されたジャック同士は、異なるジャック群を構成している。また、同一行上に配設されたジャック5は、第1ジャック群21を構成するジャック5aと第2ジャック群22を構成するジャック5bとが交互に配設されている。更に、同一行上に配設されたジャック5は、二つの異なる間隔(距離XV(A)及び距離XV(B))を周期的に繰り返すように配設されている。そして、同一列上に配設されたジャック5は、同一のジャック群を構成している。
以上のことから、図15に示すような場合であっても、上述した実施例と同様に、複数のジャック5のそれぞれは、隣接して配設された他のジャックの少なくとも1つに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。更には、複数のジャック5のそれぞれは、最も隣接して配設された他のジャック5の全てに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。
図15に示すような照明取付部3を用いると、有機EL照明2を任意の取付状態から60度、120度、180度、240度、300度回転させることができる。すなわち、有機EL照明2を60度おきに回転させることができる。このように有機EL照明2を取り付けることにより、照明システム1のデザイン性を更に向上又は態様化を図ることができる。
なお、図15に示すような照明取付部3を用いる場合には、有機EL照明2に設けられるプラグ9の配置形状は、有機EL照明2を上述したような回転及びXY方向への移動を容易に行えるように、ジャック5の配置形状に対応させる必要がある。具体的には、プラグ9の配置形状は、正六角形状に配設された6本のジャック5と同様に6本のプラグ9が回路基板8に正六角形状に接合され、隣接するプラグ9同士が異なるプラグ群を構成している。また、2本のプラグ9のみを回路基板に接合させ、当該プラグ9の間隔を隣接するジャック5aとジャック5bとの間隔(距離XV(B))と同一にしてもよい。
次に、図16乃至図18に示すように、隣接する4本のジャック5によって囲まれる領域が長方形となるように、天井板4に複数のジャック5を所定の間隔且つ周期的であってマトリックス状に配設してもよい。
特に、図16に示す照明取付部3においては、長方形の領域XVI(A)の長辺の両端に位置するジャック5同士は、同一のジャック群を構成している。すなわち、同一行上において配設された全てのジャック5は、同一のジャック群を構成しているものの、同一列上においては、異なるジャック群を構成するジャック5a、5bが交互に配設されている。以上のことを換言すると、上述した長方形の領域XVI(A)の対角線上において対向するジャック5同士によって異なるジャック群が構成されている。
また、図17に示す照明取付部3においては、長方形の領域XVII(A)の対角線上において対向するジャック5同士は、同一のジャック群を構成している。すなわち、同一行上及び同一列上においては、異なるジャック群を構成するジャック5a、5bが交互に配設されている。
以上のことから、図16及び図17に示すような場合であっても、上述した実施例と同様に、複数のジャック5のそれぞれは、隣接して配設された他のジャックの少なくとも1つに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。更には、複数のジャック5のそれぞれは、最も隣接して配設された他のジャック5の全てに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。
更に、図18に示す照明取付部3においては、長方形の領域XVIII(A)の短辺の両端に位置するジャック5同士は、同一のジャック群を構成している。すなわち、同一列上において配設された全てのジャック5は、同一のジャック群を構成しているものの、同一行上においては、異なるジャック群を構成するジャック5a、5bが交互に配設されている。以上のことを換言すると、上述した長方形の領域XVIII(A)の対角線上において対向するジャック5同士によって異なるジャック群が構成されている。
以上のことから、図18に示すような場合であっても、上述した実施例と同様に、複数のジャック5のそれぞれは、隣接して配設された他のジャック5の少なくとも1つに対して極性が異なるように、外部電源の正極又は負極に接続されている。
図16乃至18に示すような照明取付部3を用いると、有機EL照明2を回転移動させることはできないもの、X方向及びY方向に自在且つ容易に移動をさせることができる。
なお、図16乃至18に示すような照明取付部3を用いる場合には、有機EL照明2に設けられるプラグ9の配置形状は、有機EL照明2をX方向及びY方向への移動を容易に行えるように、ジャック5の配置形状に対応させる必要がある。具体的には、プラグ9の配置形状は、4本のプラグ9a〜9dが回路基板8に長方形状に接合されてもよく、この場合には、第1プラグ群33と第1ジャック群21とが対向するのと同時に第2プラグ群34と第2ジャック群22とが対向するような関係を保つようにプラグ9a〜9dの配設位置を決定することになる。また、2本のプラグ9のみを回路基板に接合させ、当該プラグ9の間隔を隣接するジャック5aとジャック5bとの間隔と同一にしてもよい。
次に、図19及び図20に示す照明取付部3においては、ジャック5に対してプラグ9を案内する案内機構して機能する凹部41が、ジャック5の配設面である天井板4の第1の面4aに形成されている。凹部41は、その中心にジャック5が位置するように、ジャック5のそれぞれに対して、1つ形成されている。また、凹部41は、ジャック5に向かって傾斜している。更に、凹部41のXY平面形状は正方形である。なお、凹部41のXY平面形状は、正方形に限られることなく、他の角形、円形、又は楕円形であってもよい。
図20に示すように、ジャック5の一端は、天井板4の第1の面4aと面一になっておらず、凹部41の底面と面一になるように配設されている。また、ジャック5の他端は、上述した実施例と同様に、天井板4の第2の面4bから離間して配置されている。
また、ジャック5に対してプラグ9を案内する案内機構として、図21及び図22に示すようなスリット42をジャック5の配設面である天井板4の第1の面4aに形成してもよい。図21に示すように、案内機構として機能するスリット42は、格子状であって、ジャック5の配設位置において交差するように形成されている。また、図22においては、スリット42の断面形状は三角形であるものの、正方形、長方形、半円等の他の形状であってもよい。
このような凹部41又はスリット42である案内機構を照明取付部3を設けることにより、有機EL照明2を照明取付部3に取り付ける際に、プラグ9とジャック5との細かな位置調整を行うことがなく、プラグ9をジャック5に容易に嵌挿することができる。すなわち、プラグ9が凹部41に当接することができれば、凹部41の底面に沿ってプラグ9を移動させることにより、プラグ9をジャック5に容易に近づけることができ、プラグ9及びジャック5の位置を確認することなく、容易且つ短時間で有機EL照明2を照明取付部3に取り付けることができる。
なお、ジャック5に対してプラグ9を案内する案内機構としては、上述した凹部41及びスリット42を組み合わせたものであってもよい。
上述した実施例においては、照明取付部3の構成部材として天井板4が含まれていたが、天井板4とは独立した基板を用い、当該基板にジャック5を配設してもよい。そして、ジャック5が配設された基板を天井、壁、床等に対して取り付けてもよい。このよな構造の照明取付部3を用いることで、照明取付部3が天井、壁、床等に対して着脱自在となり、様々な設置場所に対して照明システム1を共用させることができ、照明システム1の導入コストを低減することができる。
1 照明システム
2 有機EL照明
3 照明取付部
4 天井板
4a 第1の面
4b 第2の面
5、5a、5b ジャック
6 有機ELパネル
7 筐体
7a 開口
8 回路基板
9、9a、9b、9c、9d プラグ
10 基板カバー
11 透明基板
12 有機EL発光素子
13 光拡散部
14 封止部
15、15R、15G、15B 陽極
16、16R、16G、16B 有機層
17、17R、17G、17B 陰極
18 空隙
19 溝
21 第1ジャック群
22 第2ジャック群
23 空洞
24 電極部
31a、31b、31c、31d ダイオード
32 ブリッジ回路32
33 第1プラグ群
34 第2プラグ群
35 電力制御回路
35a 第1入力端子
35b 第2入力端子
35c 正入力端子
35d 負入力端子
36 外部電源
41 凹部
42 スリット

Claims (12)

  1. 面発光パネル、前記面発光パネルを収納する筐体、及び前記面発光パネルの光出射方向とは反対側に向かって前記筐体から突出し且つ前記面発光パネルに電気的に接続された複数のプラグを備える面発光照明部と、
    前記複数のプラグが嵌挿される複数のジャックを備え、前記ジャックを介して前記面発光照明部への給電及び前記面発光照明部の固定をなす照明取付部と、を有し、
    前記複数のジャック及び前記複数のプラグのそれぞれは、単一電極を構成し且つ所定の間隔にて周期的に配設され、
    前記複数のジャックのそれぞれは、隣接して配設された他のジャックの少なくとも1つに対して極性が異なるように、2つの異なる極性を備える電源に接続されることを特徴とする照明システム。
  2. 前記複数のジャックのそれぞれは、嵌挿される前記プラグの保持及び保持解除をなす保持機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記保持機構は、前記ジャックの電極部が備える付勢手段により前記面発光照明部の固定をなすことを特徴とする請求項2に記載の照明システム。
  4. 前記ジャックの数量は、前記プラグの数量よりも多いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明システム。
  5. 前記複数のジャックのそれぞれは、最も近接して配設された他のジャックの全てに対して極性が異なるように、前記電源に接続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明システム。
  6. 前記複数のジャックのそれぞれは、マトリックス状に配設されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明システム。
  7. 前記複数のジャックのそれぞれは、等間隔にて配設されていることを特徴とする請求項6に記載の照明システム。
  8. 前記照明取付部は、前記ジャックの配設面に前記ジャックに対して前記プラグを案内する案内機構を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の照明システム。
  9. 前記案内機構は、前記ジャックに向かって傾斜した凹部を備えることを特徴とする請求項8に記載の照明システム。
  10. 前記案内機構は、前記ジャックの配設面に形成されたスリットを備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の照明システム。
  11. 前記照明取付部は、天井、壁、又は床を構成する部材であって、前記部材に前記ジャックが配設されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の照明システム。
  12. 前記照明取付部は、天井、壁、及び床に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の照明システム。
JP2013157505A 2013-07-30 2013-07-30 照明システム Pending JP2015028853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013157505A JP2015028853A (ja) 2013-07-30 2013-07-30 照明システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013157505A JP2015028853A (ja) 2013-07-30 2013-07-30 照明システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015028853A true JP2015028853A (ja) 2015-02-12

Family

ID=52492460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013157505A Pending JP2015028853A (ja) 2013-07-30 2013-07-30 照明システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015028853A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000353A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 株式会社Naito 飾り台及び飾りケース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000353A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 株式会社Naito 飾り台及び飾りケース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190219232A1 (en) Light bulb shaped lamp
US20130242580A1 (en) Methods and systems for led lighting
JP2006228557A (ja) El光源装置
KR101513443B1 (ko) 인쇄 회로 기판 상의 광원 디바이스 그리고 복수 개의 광원 디바이스들을 포함하는 광원 어레인지먼트
KR20150052806A (ko) 유기 el 모듈 및 유기 el 모듈의 급전 구조
JP2012243390A (ja) 発光装置、口金付ランプおよび照明器具
WO2013121580A1 (ja) 直管形発光灯
JP2011076913A (ja) 照明ユニット及び照明装置
WO2016026223A1 (zh) 发光结构、显示装置和光源装置
JP2011044360A (ja) 発光装置
JP2011060493A (ja) 照明ユニット
US8950897B2 (en) Light-emitting device and lighting apparatus
KR20170020082A (ko) 조명 장치
JP2012238502A (ja) 発光装置、照明装置および照明器具
JP2015028853A (ja) 照明システム
JP2016006744A (ja) 照明装置
US9472598B2 (en) Light emitting device comprising organic light-emitting elements electrically connected in series
KR101133649B1 (ko) 고효율의 열방출이 가능한 전기전자 장치 및 led 발광 장치
JP2015012113A (ja) 有機el照明
JP2014078320A (ja) 照明装置
JP2014135231A (ja) 面発光照明装置
JP6286838B2 (ja) 面発光モジュール
JP6153353B2 (ja) 照明システム
JP2013201041A (ja) 発光モジュール、照明装置および照明器具
JP2014154365A (ja) 面発光モジュール