JP6153353B2 - 照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、室内や屋外に設けられる照明システムに関するものである。特に本発明は、有機EL(Electro Luminescence)パネルの特性を生かした照明システムに関するものである。
近年、白熱灯や蛍光灯に代わる照明装置として有機ELパネルが注目され、多くの研究がなされている。
ここで、有機ELパネルは、ガラス基板や透明樹脂フィルム、金属シート等の基材に、有機EL素子を積層し、この有機EL素子に給電するための給電構造を形成したものである。
有機EL素子は、一方又は双方が透光性を有する2つの電極を対向させ、この電極の間に有機化合物からなる発光層を積層したものである。有機ELパネルは、電気的に励起された電子と正孔との再結合のエネルギーによって発光する。
すなわち、有機ELパネルは、自発光デバイスであり、発光層の材料を適宜選択することにより、種々の波長の光を発光することができる。
また、有機ELパネルは、白熱灯や蛍光灯、LED照明に比べて厚さが極めて薄く軽量であり、且つ面状に発光するので、設置場所の制約が少ないという特長を有している。さらに、有機ELパネルは、白熱灯や蛍光灯に比べて発光効率が高いので消費電力が少なく、発熱が少ないという特長も有している。
有機ELパネルは、前記した様に厚さが極めて薄いので、室内の壁や天井、床等に敷き詰めることにより、壁全体や天井全体を発光させることができる。
有機ELパネルを壁に貼り詰めた状態で、有機ELパネルに対して給電するための方策が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された方策では、壁に導電性テープが一定の間隔で平行に貼られる。導電性テープには直流電圧が印加されている。
一方、有機ELパネルは、背面側にプラスとマイナスの電極が設けられている。そして有機ELパネルの電極を、前記した壁側の導電性テープの位置に合わた状態で、有機ELパネルを壁に貼り付ける。
特開2007−147725号公報
特許文献1に開示された方策によると、壁一面に有機ELパネルを敷きつめ、全ての有機ELパネルに給電して発光させることができる。
しかしながら、特許文献1に開示された照明システムは、有機ELパネルの配置レイアウトの自由度が低いという不満がある。
即ち特許文献1に開示された方策は、平行に貼られた導電性テープに、有機ELパネルの電極を接触させて給電するから、有機ELパネルは、導電テープに沿って、真っ直ぐに配置しなければならない。即ち、碁盤の目の様に、行列状にきちんと揃えて有機ELパネルを配置することが必要である。
そのため特許文献1に開示された方策によると、有機ELパネルを斜めに配列したり、千鳥状に並べたり、あるいは傾斜姿勢で配列するという様なレイアウトを実現することができない。
そこで本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、配置レイアウトの自由度が高い、照明システムを開発することを課題とするものである。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、商用電源に接続される照明システムであって、発光パネルと被固定部材によって構成され、前記発光パネルを被固定部材に取り付け、被固定部材側から発光パネルに電力を供給して発光パネルを発光させる照明システムにおいて、発光パネルは表面側に発光領域を有し、裏面側に給電部材が有り、前記給電部材は、法線方向に突出する給電端子を有し、当該給電端子には電極部があり、前記被固定部材には、絶縁層を挟んで複数の給電層が設けられ、発光パネルが被固定部材に取り付けられた状態においては、前記給電端子の電極部が少なくとも一つの給電層に接し、他の少なくとも一つの電極部が少なくとも他の一つの給電層に接し、前記給電層から給電端子を経て発光領域に給電されるものであり、負荷の状況に係わらず、一定の電圧を出力する定電圧回路と、整流回路とを内蔵した給電ユニットを有し、発光パネルは、面状に広がりを有する基材上に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL素子を有する有機ELパネルであり、さらに前記発光パネルの給電部材には定電流回路が内蔵されており、給電層には、前記商用電源から前記給電ユニットの定電圧回路及び整流回路を経て直流の定電圧が供給され、前記有機EL素子には、前記定電流回路を介して一定の電流が供給されることを特徴とする照明システムである。
本発明は、発光パネルと被固定部材によって構成され、前記発光パネルを被固定部材に取り付け、被固定部材側から発光パネルに電力を供給して発光パネルを発光させる照明システムにおいて、発光パネルは表面側に発光領域を有し、裏面側に給電部材が有り、前記給電部材は、法線方向に突出する給電端子を有し、当該給電端子には電極部があり、前記被固定部材には、絶縁層を挟んで複数の給電層が設けられ、発光パネルが被固定部材に取り付けられた状態においては、前記給電端子の電極部が少なくとも一つの給電層に接し、他の少なくとも一つの電極部が少なくとも他の一つの給電層に接し、前記給電層から給電端子を経て発光領域に給電される照明システムに関連する。
上記した発明の照明システムでは、発光パネルの裏面側に法線方向に突出する給電端子が設けられている。
一方、被固定部材には、絶縁層を挟んで複数の給電層が設けられている。
上記した発明の照明システムは、被固定部材の表面側から発光パネルの給電端子を差し込み、特定の電極部を一つの給電層と接触させ、他の電極部を他の給電層と接触させる。
上記した発明の照明システムによると、発光パネルを必ずしも真っ直ぐに並べる必要がない。そのため上記した発明の照明システムは、発光パネルを設置する際の配置レイアウトの自由度が高い。
請求項2に記載の発明は、前記被固定部材は、前記絶縁層を挟んで前記複数の給電層が積層され、面状に広がりを有する送電部材を有し、前記送電部材の表面側には、化粧部材が設けられており、前記化粧部材は、化粧紙層であって、前記化粧部材の面積が発光パネルよりも大きく、前記発光パネルの給電端子は、前記被固定部材に差し込むことによって、前記化粧部材を通過して、電極部が給電層と接していることを特徴とする請求項1に記載の照明システムである。
請求項3に記載の発明は、前記発光パネルは、複数の給電端子を有し、当該給電端子に長さが異なるものが混在しており、当該給電端子には電極部の位置が異なるものが混在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明システムである。
本発明で採用する給電端子には、長さが異なるものが混在している。また前記した様に、本発明で採用する被固定部材は、絶縁層を挟んで複数の給電層が設けられたものであるから、表面から一つの給電層までの距離と、表面から他の給電層までの距離とが相違する。即ち表面に近い側の給電層と、奥側の給電層がある。
そのため長い給電端子は、奥側に配された給電層に到達するが、短い給電端子は、長さが足りず、奥側に配された給電層に到達しない。そのため本来接続されるべき給電層に給電端子が接続されることとなる。
請求項3に記載の発明は、複数の給電端子を有し、当該給電端子には電極部の位置が異なるものが混在している。
本発明で採用する給電端子には、電極部の位置が異なるものが混在している。
そのため給電端子の先端側に電極部が設けられている場合には、電極部が奥側に配された給電層に到達するが、根元側に電極部が設けられている場合には、距離が足りず、奥側に配された給電層に到達しない。そのため本来接続されるべき給電層に電極部が接続されることとなる。
上記した発明は、給電端子に複数の電極部があり、一つの給電端子の特定の電極部が一つの給電層に接し、他の一つの電極部が他の一つの給電層に接してもよい。
この発明においても、本来接続されるべき給電層に電極部が接続される。
請求項に記載の発明は、給電端子は、先端部分の表面が電極部として機能し、根本側の表面は絶縁材によって覆われていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の照明システムである。
本発明によると、給電端子が本来接触すべきでない給電層に接続されることが防止される。特に長い給電端子は、手前側(表面に近い側)の給電層を通過して奥側の給電層に至るが、本発明では、根本側の表面は絶縁材によって覆われているから、手前側(表面に近い側)の給電層に正規ではない電極部が接触することがない。
上記した発明は、給電端子の先端は尖っており、給電端子を被固定部材に差し込むことによって、電極部が給電層に接していてもよい。
の給電端子は、例えば針状であり、被固定部材に押し込むことによって自ら孔を穿孔し、給電層に達することができる。
また被固定部材に予め下孔が設けられている場合には、当該下孔を押し広げて給電層に達することができる。
請求項に記載の発明は、前記被固定部材は、前記絶縁層を挟んで前記複数の給電層が積層され、面状に広がりを有する送電部材を有し、前記送電部材は、接着剤によって構造物に固定され、前記送電部材の表面側には化粧部材が設けられており、発光パネルの裏面側と被固定部材の化粧部材との間に接着剤層があり、当該接着剤層によって発光パネルと被固定部材が結合されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の照明システムである。
本発明は、発光パネルの裏面側と被固定部材との間に接着部があり、当該接着部によって発光パネルと被固定部材が結合されている照明システムに関連する。
上記発明によると、接着部によって発光パネルを被固定部材に固定することができる。接着部は、予め発光パネル側に設けられていても良く、被固定部材側に設けられていてもよい。また施工現場で、いずれか一方に接着剤を塗布することによって接着部を設けてもよい。
請求項に記載の発明は、絶縁層を挟んで前記複数の給電層が積層され、面状に広がりを有する送電部材を有し、前記送電部材は、接着剤によって構造物に固定され、前記送電部材の表面側には化粧部材が設けられている。
本発明の送電部材を建造物に貼ることによって、被固定部材を作ることができる。
また本発明の送電部材は、表面に化粧部材が設けられているから、被固定部材の全ての表面に発光パネルを設けないレイアウトに適している。
即ち発光パネルが設けられていない部位には、化粧部材が露出することとなるから、見栄えが保たれる。
なお化粧部材は、例えば壁紙である。
上記した発明は、給電層には定電圧回路を経て定電圧が供給され、発光パネルは、面状に広がりを有する基材上に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機ELパネルであり、さらに前記発光パネルには定電流回路が内蔵されていることに関連する。
上記の発明では、発光パネルに有機ELパネルが採用されている。また給電層には定電圧回路を経て定電圧が供給されている。そのため発光パネルには、一定の電圧が印加される。また上記の発明では、発光パネルに定電流回路が内蔵されているから、有機EL素子には、一定の安定した電流が流れる。そのため各発光パネルの明度や輝度が揃う。また有機EL素子に流れる電流が一定限度に制限されるから、発光パネルの寿命が長くなる。
上記した発明は、給電端子は、逆止構造を有し、被固定部材に挿入する際に要する力に比べて抜き去る際に要する力の方が大きくてもよい。
この発明によると、発光パネルの固定が容易である。
本発明の照明システムは、従来技術に比べて発光パネルの配置レイアウトの自由度が高い、そのためより斬新なデザインの発光壁や天井を作ることができる。
本発明の実施形態の照明システムを採用した居住空間の透視図である。 図1の照明システムの一部断面分解斜視図であり、構造物の側壁と、被固定部材と、発光パネルを示している。 発光パネルの断面図である。 発光パネルを被固定部材に装着した状態における断面図である。 図1の照明システムの回路図である。 図1の照明システムで採用する発光パネルの給電端子の正面図である。 給電端子の変形例を示す正面図である。 給電端子の他の変形例を示す正面図である。 給電端子のさらに他の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態の照明システムの一部断面分解斜視図であり、構造物の側壁と、被固定部材と、発光パネルを示している。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の照明システム1は、図1の様に居住空間2の天井3と、一方の側壁5に採用されている。
即ち図1に示す居住空間2は、天井3に3基の有機ELパネル10が装着されており、側壁5には、5基の有機ELパネル10が装着されている。
天井3側と側壁5には、いずれも本発明の照明システム1が採用されている。以下、側壁5側の照明システム1を中心に説明する。
本実施形態の照明システム1は、有機ELパネル10と、送電部材11によって構成されてる。また本実施形態では、送電部材11と側壁5によって被固定部7が構成されている。
有機ELパネル10は、公知の有機EL装置と同様の層構成を有し、さらに本実施形態に特有の給電部20が設けられたものである。
即ち有機ELパネル10は、図3の様に、透光性を有した基板12(基材)上に有機EL素子13(積層体)を積層し、その上に有機EL素子13を封止する無機封止層15が積層されたものである。
有機EL素子13は、図3のように少なくとも第1電極層16と第2電極層18との間に実際に発光する機能層17(有機発光層)を備えたものである。本実施形態の有機ELパネル10は、少なくとも基板12側から光を取り出すいわゆる「ボトムエミッション型」を採用しており、有機EL素子13は、基板12側から第1電極層16、機能層17、第2電極層18がこの順に積層されて形成されている。
本実施形態で採用する有機ELパネル10は、前記した様に「ボトムエミッション型」であり、基板12の表面側の大部分が発光領域8(図2)となる。
基板12の材質は、透明性と絶縁性を備えたものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス基板、フレキシブルなフィルム基板や、プラスチック基板などから適宜選択され用いられる。特にガラス基板や透明なフィルム基板は透明性や加工性の良さの点から好適であり、本実施形態では、基板として、ガラス基板を採用している。
第1電極層16は、透明導電性酸化物によって形成された層であり、消灯時において、透明性を有した層である。具体的には、インジウム錫酸化物(ITO)などが採用できる。本実施形態の第1電極層16は、陽極として使用されており、ITOで形成されている。
機能層17は、第1電極層16と第2電極層18との間に設けられ、少なくとも一層の有機発光層を備えた層である。本実施形態の機能層17は、主に有機化合物からなる複数の層から構成されている。この機能層17は、一般的な有機EL装置に用いられている低分子系色素材料や、共役系高分子材料などの公知のもので形成することができる。また、この機能層17は、ホール注入層、ホール輸送層、有機発光層、電子輸送層、電子注入層などの複数の層からなる積層多層構造であってもよい。
第2電極層18の材質は、特に限定されるものではなく、例えば銀(Ag)やアルミニウム(Al)などが挙げられる。本実施形態の第2電極層18は、陰極として使用されており、Alで形成されている。
無機封止層15の材質は、絶縁性及び封止性を有していれば、特に限定されるものではないが、酸素、炭素、窒素の中から選ばれた1種類以上の元素と、ケイ素元素とからなるシリコン合金により形成されていることが好ましく、Si−O、Si−N、Si−H、N−H等の結合を含む窒化珪素や酸化珪素、及び両者の中間固溶体である酸窒化珪素であることが特に好ましい。また、多層構造の無機封止層を使用してもよい。
また本実施形態の有機ELパネル10では、基板12の裏面側に給電部20が設けられている。より詳細には、無機封止層15の裏面側に給電部20がある。
給電部20は、ある程度の剛性を持ち、且つ厚さが薄い給電箱22を有している。
そして給電箱22の外側には、複数の給電端子25,26が設けられている。給電端子25,26は、いずれも基板12及び給電箱22に対して垂直方向に延びている。即ち給電端子25,26は、有機ELパネル10の法線方向に立設されている。
なお作図の関係上、4本の給電端子25,26を図示しているが、実際の本数はより多い。
給電端子25,26には、長短2種類のものが混在している。即ち、全長が長い長寸給電端子25と、全長が短い短寸給電端子26が混在している。
給電端子25,26は、図6の様に、いずれも針状であって、先端が尖っている。
またいずれの給電端子25,26についても、先端部分が、電極部30,31となっている。
いずれの給電端子25,26も、銅等の導電性に優れた金属で作られているが、長寸給電端子25は、先端だけに金属が露出し、他の部位は、絶縁材33で覆われている。
給電箱22の外側表面には、図3の様に接着剤層35が設けられている。なお工場から出荷する段階においては、接着剤層35に図示しない離型紙が取り付けられており、施工現場で離型紙を剥がして接着剤層35を露出させる。
給電箱22の中には、定電流装置40が設けられている。定電流装置40は、公知の定電流回路43(図5)を内蔵するものであり、供給電圧の変動や負荷の変動に係わらず、一定の電流を流す回路である。
給電箱22の中では、配線45によって給電端子25,26が定電流装置40の入力側に接続されている。なお定電流装置40には、プラス側の入力端子と、マイナス側の入力端子がある(図示せず)。また定電流装置40の出力側についても、プラス側とマイナス側がある。
ここで前記した給電端子25,26には、全長の長いものと短いものがあるが、全長の長い長寸給電端子25は、まとめて定電流装置40のプラス側端子又はマイナス側端子の一方に接続されている。また全長の短い短寸給電端子26は、まとめて定電流装置40の他方の端子に接続されている。
また定電流装置40の出力側は、配線47,48によって有機EL素子13の第1電極層16と第2電極層18に接続されている。
次に、送電部材11について説明する。送電部材11は、ある程度の面積を有するシート又は板体である。送電部材11は、例えば、900mm・1800mm(いわゆる3・6寸)といった定尺寸法の面積をもっている。
送電部材11は、絶縁層と、金属層とが交互に積層されたものである。
図2の姿勢を基準として説明すると、送電部材11は、側壁5側から、接着剤層50、底側絶縁層51、奥側給電層52、中間絶縁層53、表面側給電層55及び化粧紙層56が積層されてものである。
なお工場から出荷する段階においては、接着剤層50に図示しない離型紙が取り付けられており、施工現場で離型紙を剥がして接着剤層50を露出させる。
これらの絶縁層の具体的な材料としては、ハンツマン社製Probimer又はこれに類似する絶縁性、密着接合性、剛性を有する材料を用いることができる。
底側絶縁層51は、硬質であって、貫通力に耐えるものであることが望ましい。
奥側給電層52は、銅又はアルミの箔又は薄板である。
中間絶縁層53は、奥側給電層52や表面側給電層55に比べて厚さが厚いことが望ましい。また中間絶縁層53は、底側絶縁層51よりも厚く、且つ軟質であることが望ましい。
表面側給電層55は、銅又はアルミの箔又は薄板である。
化粧紙層56は、電気絶縁性のあるものが利用される。また電気絶縁性を保持させるために、一方の面に絶縁層がコーティングされたものを採用することもできる。
化粧紙層56は、例えば図2の様な模様や柄があるものであってもよい。
本実施形態では、送電部材11は、居住空間2の天井3と、一方の側壁5の全面に貼り付けられている。即ち、裏面側の接着剤層50によって、コンクリートや板の側壁5等に貼られている。
そして本実施形態では、有機ELパネル10は、送電部材11の表面側から、差し込まれている。即ち、有機ELパネル10の背面に設けられた針状の給電端子25,26を送電部材11の表面に押し当て、例えばプラスチックハンマーで、有機ELパネル10を軽く叩いて給電端子25,26を送電部材11の中に打ち込む。
あるいは、手で押し込んで給電端子25,26を送電部材11の中に押し込む。
本実施形態では、給電端子25,26の先端が尖っているので、容易に送電部材11に差し込むことができる。
給電端子25,26が送電部材11に差し込まれた状態は、図4の様であり、長寸給電端子25の先端部は、奥側給電層52に達し、先端部分の電極部30が、奥側給電層52と接触している。
また長寸給電端子25の中間部分は、表面側給電層55を貫通し、その側面が表面側給電層55と接触しているが、当該部位は、絶縁材33で覆われている。そのため長寸給電端子25は、奥側給電層52とのみ導通する。
一方、短寸給電端子26は、全長が短い故に奥側給電層525に達せず、その先端部は、表面側給電層55に止まっている。そのため先端部分の電極部31が、表面側給電層55とのみ接触している。
本実施形態の照明システムでは、図5の回路図の様に、送電部材11に直流が供給される。即ち、本実施形態の照明システムでは、給電ユニット61を介して送電部材11に
電力が供給される。ここで給電ユニット61には、整流回路と、定電圧回路とが内蔵されている。なお定電圧回路は公知の通り、負荷の状況に係わらず、一定の電圧を出力する回路である。
そして給電ユニット61の入力側端子(図示せず)に、商用電源60が接続されている。また給電ユニット61の出力側端子(図示せず)に、送電部材11の奥側給電層52と表面側給電層55が接続されている。
従って、各有機ELパネル10は、図5の回路図の様に、奥側給電層52と表面側給電層55に対して並列に接続されることとなる。また各有機ELパネル10の有機EL素子13には、定電流回路43を介して一定の電流が供給される。
そのため、各有機ELパネル10は、均一の明度及び輝度で発光する。
本実施形態によると、有機ELパネル10の取り付け位置に制約が無いので、レイアウトの自由度が高い。
次に、給電端子の変形例について説明する。
前記した給電端子25,26では、長寸給電端子25にのみ絶縁材33を設けたが、もちろん、短寸給電端子26に絶縁材33を設けてもよい。
また前記した給電端子25,26では、長さを変えることによって、接触する給電層52,55を違えたが、図7に示す給電端子70,71の様に、絶縁材33の位置を異ならせて、電極部72,73の位置を違えてもよい。
また図8に示す給電端子75,76の様に、給電端子75,76に、逆止構造80を設けてもよい。例えば、図8の様な鋸刃状の突起を設け、前進側は容易に進むけれども、抜き方向には強い力を要する様な構造を付加してもよい。
また図9に示す様に、一つの給電端子81に、絶縁部83を挟んで複数の電極部82,85を設けてもよい。
本実施形態では、先端側の電極部82が、奥側給電層52と接触し、根元寄りの電極部85は表面側給電層55と接触する。
また先の実施形態では、送電部材11の表面は、平滑であっが、図10の示す送電部材87の様に、多数の下孔88が設けられていてもよい。
1 照明システム
5 側壁
7 被固定部
10 有機ELパネル
11,87 送電部材
12 基板
13 有機EL素子
15 無機封止層
17 機能層
20 給電部
25 長寸給電端子
26 短寸給電端子
30,31,72,73,82,85 電極部
33,83 絶縁材
35 接着剤層
40 定電流装置
43 定電流回路
50 接着剤層
51 底側絶縁層
52 奥側給電層
53 中間絶縁層
55 表面側給電層
56 化粧紙層
70,71,75,76,81 給電端子
80 逆止構造

Claims (5)

  1. 商用電源に接続される照明システムであって、
    発光パネルと被固定部材によって構成され、前記発光パネルを被固定部材に取り付け、被固定部材側から発光パネルに電力を供給して発光パネルを発光させる照明システムにおいて、
    発光パネルは表面側に発光領域を有し、裏面側に給電部材が有り、前記給電部材は、法線方向に突出する給電端子を有し、当該給電端子には電極部があり、
    前記被固定部材には、絶縁層を挟んで複数の給電層が設けられ、
    発光パネルが被固定部材に取り付けられた状態においては、前記給電端子の電極部が少なくとも一つの給電層に接し、他の少なくとも一つの電極部が少なくとも他の一つの給電層に接し、
    前記給電層から給電端子を経て発光領域に給電されるものであり、
    負荷の状況に係わらず、一定の電圧を出力する定電圧回路と、整流回路とを内蔵した給電ユニットを有し、
    発光パネルは、面状に広がりを有する基材上に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL素子を有する有機ELパネルであり、
    さらに前記発光パネルの給電部材には定電流回路が内蔵されており、
    給電層には、前記商用電源から前記給電ユニットの定電圧回路及び整流回路を経て直流の定電圧が供給され、
    前記有機EL素子には、前記定電流回路を介して一定の電流が供給されることを特徴とする照明システム。
  2. 前記被固定部材は、前記絶縁層を挟んで前記複数の給電層が積層され、面状に広がりを有する送電部材を有し、
    前記送電部材の表面側には、化粧部材が設けられており、
    前記化粧部材は、化粧紙層であって、前記化粧部材の面積が発光パネルよりも大きく、
    前記発光パネルの給電端子は、前記被固定部材に差し込むことによって、前記化粧部材を通過して、電極部が給電層と接していることを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記発光パネルは、複数の給電端子を有し、当該給電端子に長さが異なるものが混在しており、当該給電端子には電極部の位置が異なるものが混在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明システム。
  4. 給電端子は、先端部分の表面が電極部として機能し、根本側の表面は絶縁材によって覆われていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の照明システム。
  5. 前記被固定部材は、前記絶縁層を挟んで前記複数の給電層が積層され、面状に広がりを有する送電部材を有し、
    前記送電部材は、接着剤によって構造物に固定され、前記送電部材の表面側には化粧部材が設けられており、
    発光パネルの裏面側と被固定部材の化粧部材との間に接着剤層があり、当該接着剤層によって発光パネルと被固定部材が結合されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の照明システム。
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