JP5602483B2 - 発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具 - Google Patents

発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP5602483B2
JP5602483B2 JP2010100389A JP2010100389A JP5602483B2 JP 5602483 B2 JP5602483 B2 JP 5602483B2 JP 2010100389 A JP2010100389 A JP 2010100389A JP 2010100389 A JP2010100389 A JP 2010100389A JP 5602483 B2 JP5602483 B2 JP 5602483B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting panel
case portion
light
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010100389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011233601A (ja
Inventor
元洋 齋見
洋史 小西
真太郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010100389A priority Critical patent/JP5602483B2/ja
Publication of JP2011233601A publication Critical patent/JP2011233601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5602483B2 publication Critical patent/JP5602483B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S8/00Lighting devices intended for fixed installation
    • F21S8/04Lighting devices intended for fixed installation intended only for mounting on a ceiling or the like overhead structures
    • F21S8/06Lighting devices intended for fixed installation intended only for mounting on a ceiling or the like overhead structures by suspension
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2105/00Planar light sources
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]
    • F21Y2115/15Organic light-emitting diodes [OLED]

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

本発明は、発光パネルを用いた発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具に関する。
エレクトロルミネッセンス(EL)素子は、発光層を陽極及び陰極で挟持させた発光部が透明基板上に形成されたものであり、電極間に電圧印加されたとき、発光層にキャリアとして注入された電子及びホールの再結合により生成された励起子によって発光する。
EL素子は、発光層の蛍光物質に有機物を用いた有機EL素子と、無機物を用いた無機EL素子に大別される。特に、有機EL素子は、低電圧で高輝度の発光が可能であり、蛍光物質の種類によって様々な発光色が得られ、また、平面発光体としての製造が容易であることから、近年、照明器具に用いることが注目されている。
一般的な有機EL素子は、図7(a)に示される通り、基板122上に発光部123が形成され、発光部123上には銅箔等の封止材124が設けられて、面状の発光パネル102として構成される。発光部123は、有機発光層を挟んで、基板122側に陽極として透光性を有する電極層が配置され、封止材124側に陰極として光反射性を有する電極層が配置される(図示せず)。有機発光層で発光した光は、直接陽極を透過して、又は陰極によって反射されて、基板122側から発光パネル102外へ取り出される。
このような発光パネル102は、基板122の光取り出し方向の面、すなわち発光パネル102の発光面が露出するように、所定の開口部を有したケース部103に収容及び固定されてモジュール化され、発光モジュールとして利用されることが多い。露出した発光パネル102の発光面を傷や汚れ等から保護するため、基板122の表面にはアクリル樹脂等から成る保護層125等が適宜に設けられる。一方、発光面の反対側の面にある封止材124は、ケース部内側に配置されるので、モジュール外からの物理的なダメージ等から保護される。
このように、発光パネル102をケース部103に収容した発光モジュールは、有機EL素子を用いた製品を製造する際の取り扱いが容易になり、また、ケース部103によって発光パネル102を物理的なダメージから保護することができることから、照明器具の光源として用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−280693号公報
しかしながら、発光パネルは、熱膨張率の異なる複数の材料が積層された構造であるため、使用時の温度環境によって大きく変形することがある。特に、基板122として汎用されるガラス基板は温度環境によって大きく反ることが知られており、例えば、マイナス40℃の低温下では反り量が1〜1.5mm又はそれ以上に達することがある。このとき、発光パネルがケース部に固定されていると、図7(b)に示されるように、変形した発光パネル102がケース部103側に圧迫され、ケース部103から応力を受ける。また、発光パネル102とケース部103との間にクリアランスがある場合にも、上述のように発光パネルが変形すると、発光パネルがケース部に接触し、ケース部から応力を受けることがある。この応力は、発光パネル102の封止材124や電極等を破断させることがあり、発光パネル102を損傷させたり、その性能低下の原因となる。また、発光パネル102とケース部103との間にクリアランスがる場合にも、上述のように発光パネルが変形すると、発光パネルがケース部に接触し、ケース部から応力を受ける。
本発明は、上記課題を解決するものであり、発光パネルが変形した場合であっても、発光パネルがケース部から応力を受け難い発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、基板に発光部が形成された発光パネルと、前記発光パネルを収容するケース部とを備えた発光モジュールであって、前記ケース部は、底面と、この底面に立設される側面と、これら底面又は側面に複数の条溝又は開口を形成して成る剛性低減部と、を有し、前記剛性低減部により、その曲げ剛性が前記発光パネルの曲げ剛性より小さくなるように構成されているものである。
また、本発明は、上述した発光モジュールを用いた照明器具である。
本発明によれば、発光パネルが変形した場合であっても、ケース部が発光パネルの変形に追随して変形するため、発光パネルがケース部から応力を受け難くなる。
本発明の第1の実施形態に係る発光モジュールの分解斜視図。 同発光モジュールに用いられる発光パネルの一部側断面斜視図。 (a)は同発光モジュールの正面図、(b)は同側面図、(c)は同裏面図、(d)は(a)のA−A’線断面図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る発光モジュールの正面図、(b)は同側面図、(c)は同裏面図、(d)は(a)のB−B’線断面図。 (a)は上記第2の実施形態の変形例に係る発光モジュールの正面図、(b)は同側面図、(c)は同裏面図、(d)は(a)のC−C’線断面図。 上記実施形態及び変形例に係る発光モジュールを用いた照明器具の斜視図。 (a)(b)は一般的な発光パネルを用いた発光モジュールにおいて温度環境による発光パネルの変形を説明する断面図。
本発明の第1の実施形態に係る発光モジュールについて、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本実施形態の発光モジュール1を示す。発光モジュール1は、発光部を内装した発光パネル2と、この発光パネル2を収容するケース部3とを備える。発光パネル2は、長尺状の面状発光素子であり、その一端には一対の電極端子21が設けられる。また、電極端子21に電気的に接続され、発光パネル2に対して電力を供給する回路基板4が、発光パネル2と共にケース部3に収容される。なお、ここでは、発光パネル2と回路基板4とを別構成とした例を示すが、例えば、回路基板4を発光パネル2と共にパッケージングして、これらが一体に構成されてもよい。
ケース部3は、例えば、ABS樹脂やアクリル樹脂等の絶縁性プラスチックから成り、その曲げ剛性が発光パネル2の曲げ剛性より小さくなるように構成されている。ケース部3の形状等は、発光パネル2を収容できれば特に限定されないが、ここでは、下ケース部31及び上ケース部31を組み合わせた構成を示す。下ケース部31及び上ケース部32は、長尺形状の発光パネル2を収容するため、夫々正面視において長方形状に形成されたものが用いられる。なお、発光パネル2の形状は上記長尺形状に限られず、発光モジュール1の用途に応じた任意の形状が用いられ、ケース部3は発光パネル2の形状に対応した形状に形成される。
下ケース部31は、発光パネル2及び回路基板4を併設させた状態で収容できる内部スペースを有し、上面側が開口した箱形状に形成される。また、下ケース部31の底面33には、下ケース部31の曲げ剛性を発光パネル2の曲げ剛性より小さくするための剛性低減部(複数の条溝34a)が形成されている。剛性低減部の詳細な構成については後述する。下ケース部31の底面四方には、側面35が立設され、これらの側面35は発光パネル2及び回路基板4の厚みに対応した高さに形成される。
上ケース部32は、発光パネル2の発光面側に設けられた板状部材である。図例は、発光部からの光を出射するための開口部36が形成されると共に、開口部36の一端部側が、回路基板4を覆い隠すように、幅広に形成されているものとする。この構成によれば、発光パネル2及び回路基板4が下ケース部31に収容され、この上面に上ケース部32が被せられたとき、発光パネル2の発光面のみが開口部36から露出した状態となる。なお、例えば、上ケース部32の一部又は全部が透光性材料で形成されてもよく、この場合、必ずしも開口部36を形成する必要はない。
発光パネル2及び回路基板4は、例えば、接着テープ又は樹脂接剤材等により下ケース部31に固定される。また、上ケース部32と下ケース部31とは、上ケース部32の裏面側が、下ケース部31の側面35の上端面及び発光パネル2の縁部に接着されることにより固定される。なお、発光パネル2とケース部3との間には、若干のクリアランスが設けられていてもよい。また、上ケース部32と下ケース部31との固定方法は、上述した接着方法に限られない。例えば、上ケース部32及び下ケース部31の双方に、相互に係合する係合部が形成され、一方の係合部が他方の係合部に嵌り込むことによりケース部3が組み立てられてもよい。
発光パネル2に設けられた電極端子21は、例えば、銅板又は銅メッキされたSUS板等を打ち抜き形成等して作成されるものが用いられる。電極端子21は、好ましくは、弾性構造を持つ形状に形成され、発光パネル2及び回路基板4がケース部3に収容されたとき、回路基板4側の端子(図示せず)に押し付けられるように接触する。
回路基板4は、AC電源を整流する整流回路や電解コンデンサや、これらの出力電圧を発光パネル2に供給する電圧に変換する電圧変換回路、発光パネル2に供給する電流を切り替える反転回路等、ドライブIC、マイコン等、発光パネル2の電圧及び電流を制御する電圧・電流制御回路を備える。また、回路基板4には、発光モジュール1外から給電を受けるため、又は他の発光モジュールと電気的に接続するための外部端子41が設けられる。なお、下ケース部31には、この外部端子41をモジュール外へ露出させるための端子取出口(図示せず)が形成されている。
図2は、発光モジュール1に用いられる発光パネル2を示す。発光パネル2は、透光性を有する基板22上に、発光部23を形成し、その外側を封止材24で被覆したものである。発光部23は、透明導電膜から成る陽極23a、発光機能を有する発光層23b、光反射性を有する陰極23cを、順に基板22上に積層形成したものである。封止材24は、各電極の一部が露出するように被覆され、これら電極の露出部は、直接又はリード線等を介して電極端子21(図1参照)に電気的に接続される。
基板22は、ソーダライムガラスや無アルカリガラス等の透光性ガラスや、透光性樹脂材料等から成り、矩形板状に形成される。
陽極23aは、発光層23bにホールを注入するための電極であり、仕事関数の大きい金属、合金、導電性化合物又はこれらの混合物から成る電極材料が用いられ、好ましくは、仕事関数が4eV以上のものが用いられる。特に、ITO(酸化インジウムスズ:インジウムチンオキサイド)、SnO(酸化スズ)、ZnO(酸化亜鉛)等の透光性の導電材料が好ましい。陽極23aは、これらの電極材料を、基板22の表面に、例えば、真空蒸着法やスパッタリング法等の方法により成膜及びパターニングすることによって形成される。
発光層23bは、例えば、アントラセン、ナフタレン、ピレン、テトラセン、コロネン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、オキサジアゾール、ビスベンゾキサゾリン、ビススチリル、シクロペンタジエン、キノリン金属錯体、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム錯体、トリス(4−メチル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、トリス(5−フェニル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、アミノキノリン金属錯体、ベンゾキノリン金属錯体、トリ−(p−ターフェニル−4−イル)アミン、1−アリール−2,5−ジ(2−チエニル)ピロール誘導体、ピラン、キナクリドン、ルブレン、ジスチルベンゼン誘導体、ジスチルアリーレン誘導体、及びこれらの発光性化合物から成る基を分子構造の一部に有する化合物、高分子材料、各種蛍光色素の混合材料等が用いられる。なお、ここでは、発光パネル2が、発光層23bに有機材料を用いた例を示すが、発光層23bに無機材料を用いてもよい。
発光層23bは、陽極23aの表面に上述した化合物を、例えば、真空蒸着法により成膜及びパターニングすることによって形成される。なお、発光層23bは、複数の異なる材料が積層されたものであってもよく、これら複数層の間に電位を調整するためのバッファ層を介在させてもよい。
陰極23cは、発光層23bに電子を注入するための電極であり、仕事関数の小さい金属、合金、導電性化合物又はこれらの混合物から成る電極材料が用いられ、好ましくは、仕事関数が5eV以下のものが用いられる。特に、リチウム、アルミニウム、アルミニウム−リチウム合金、マグネシウム−銀混合物、Al/Al混合物、Al/LiF混合物等の反射性の導電材料が好ましい。陰極23cも陽極23aと同様の方法により形成される。
なお、陽極23a及び発光層23bの間には、陽極23aから発光層23bへのホール注入効果を促進するホール注入・輸送層(図示せず)が設けられてもよい。また、発光層23b及び陰極23cの間には、好ましくは、陰極23cから発光層23bへの電子注入効果を促進する電子注入・輸送層(図示せず)が設けられる。
このように構成された発光パネル2においては、回路基板4から電極端子21に介して所定の電力が供給されることにより、発光層23bが発光する。発光した光は、陽極23aを透過して、又は陰極23cによって反射されて、基板22側から発光パネル2外へ取り出される。なお、発光パネル2の発光面には、基板22を傷や汚れ等から保護するため、アクリル樹脂等から成る保護層や、基板22からの光取り出し効率を高めるための拡散層等が設けられてもよい(図示せず)。
図3(a)乃至(c)は、本実施形態の発光モジュール1を組み立てた状態における三面図であり、図3(d)は図3(a)のA−A’線断面図である。本実施形態の発光モジュール1は、上述した剛性低減部として、下ケース部31の底面33の発光パネル2と接する面、つまり底面33の内面に複数の条溝34aが形成され、この底面33の内面が凹凸形状になっている(図1も参照)。すなわち、条溝34aが形成された箇所は、条溝34aが形成されていない箇所に比べて厚みが薄くなるので、曲げ剛性が低減される。なお、本実施形態において、条溝34aは、底面33の内面に限らず、底面33の外面に形成されてもよい。
条溝34aの深さは、ケース部3がケースとして要求される強度を失わないように、ケース部3の当初の曲げ剛性を考慮して設定される。なお、条溝34aの深さだけでなく、条溝34aの幅、本数等を適宜に変更することにより、任意の曲げ剛性を有するケース部3を実現することができ、これにより、ケース部3の曲げ剛性を、発光パネル2の曲げ剛性より小さくすることができる。
このように、ケース部3の剛性を発光パネル2の曲げ剛性より小さくすることにより、温度環境によって発光パネル2が変形した場合であっても、ケース部3が発光パネル2の変形に追随して変形するため、発光パネル2がケース部3から応力を受け難くなる。そのため、ケース部3からの応力に起因する封止材24や各電極等の破断が抑制され、発光パネル2の損傷や性能低下も少なくなる。
なお、本実施形態においては、複数の条溝34aが下ケース部31の長手方向に沿って形成された例を示したが、複数の条溝34aは、下ケース部31の短手方向に沿って形成されても、斜め方向に形成されてもよい。また、これらを組み合わせてもよく、例えば、下ケース部31の長手方向の両端部には条溝34aが短手方向に形成され、下ケース部31の略中央部には条溝34aが長手方向に形成されてもよい。更に、条溝34aは下ケース部31の底面33の全面ではなく、一部にだけ形成されていてもよい。すなわち、条溝34aの位置、方向、面積を適宜に変更することにより、発光モジュール1の適用条件に応じた任意の曲げ剛性を有するケース部3を実現することができる。
また、底面33に条溝34aを形成するのではなく、予め薄く形成された底面33に凸状の畝部を設けることで、凹凸形状を形成してもよい。このとき、凸状の畝部を、下ケース部31とは異なる曲げ剛性を有する材料を接着することにより形成してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る発光モジュールについて、図4(a)乃至(d)を参照して説明する。本実施形態の発光モジュール1は、ケース部3が、発光パネル2の発光面と対向する箇所以外の箇所に、ケース部3の曲げ剛性を発光パネル2の曲げ剛性より小さくする剛性低減部が形成されている。
具体的には、特に図4(b)に示されるように、下ケース部31の側面35に、剛性低減部として、側部開口部34bが形成されている。この側部開口部34bは、発光パネル2及び回路基板4がケース外に飛び出さない大きさ及び位置に形成されていればよく、好ましくは、支持部37によって複数の開口部に分割される。また、側部開口部34bの大きさ、位置、支持部37の本数、設置箇所等を適宜に変更することにより、任意の曲げ剛性を有するケース部3を実現することができ、これにより、ケース部3の曲げ剛性を、発光パネル2の曲げ剛性より小さくすることができる。
この構成によれば、上記第1の実施形態と同様、温度環境によって発光パネル2が変形した場合であっても、ケース部3が発光パネル2の変形に追随して変形するため、発光パネル2がケース部3から応力を受け難くなる。また、側部開口部34bを設けたことにより、発光パネル2の発光により生じた熱を効果的にモジュール外に放出することができる。なお、側部開口部34bから発光モジュール1内に埃やゴミが堆積しないように、側部開口部34bに、面状の線維、又はテープ等を貼付しておいてもよい。
ここで、本実施形態の変形例に係る発光モジュールについて、図5(a)乃至(d)を参照して説明する。本変形例の発光モジュール1は、特に図5(c)(d)に示されるように、剛性低減部として、下ケース部31の底面33に複数の小円開口部34cが形成されている。
この変形例においても、小円開口部34cの大きさ、位置を適宜に変更することにより、任意の剛性を有するケース部3を実現することができ、剛性低減部としてケース部3の曲げ剛性を、発光パネル2の曲げ剛性より小さくすることができる。また、側部開口部34bの形成位置等を調整することにより、ケース部3の曲げ剛性を3次元的に調整することができる。更に、底面33に小円開口部34cを設けたことにより、更に効果的な放熱が可能となる。
なお、剛性低減部は、下ケース部31に限らず、上ケース部32に形成されてもよく、ケース部3の任意の箇所に形成され得る。例えば、上述した上ケース部32に形成された開口部36も、ケース部3の曲げ剛性を低減する機能を有しているので、上述した実施形態及び変形例における剛性低減部に含まれる。また、例えば、上ケース部32の一部又は全部が透光性材料で形成されている場合、発光パネル2と対向する面に、複数の小円開口部を形成し、これを剛性低減部としてもよい。更に、上述した側部開口部34bに替えて、側面35に複数の微細な小円開口部を形成してもよい。
図6は、上述した第1,第2の実施形態及び変形例に係る発光モジュール1を用いた照明器具として、天井吊り下げ式の照明器具10を例示する。照明器具10は、発光モジュール1がその縁部を覆う灯具ケース11に収められた灯具12と、灯具12を天井に設置するための吊具13と、発光モジュール1と吊具13とを繋ぐ電源コード14とを備える。吊具13は、その表面に、発光モジュール1を点灯操作するためのリモコン(図示せず)から送信された赤外線信号等のリモコン信号を受信するためのリモコン受光部15を有すると共に、種々の電源ユニットが内装される。
この照明器具10は、ケース部3が発光パネル2の変形に追随して変形し、発光パネル2がケース部3から応力を受け難い発光モジュール1を用いているので、温度変化の大きな環境での使用に耐えることができる。また、ケース部3が、発光パネル2と灯具ケース11との間で緩衝材として機能するため、耐衝撃性にも優れた信頼性の高い製品を実現することができる。
なお、照明器具10は、複数の発光モジュール1が灯具ケース11によって保持された構成でもよく、発光モジュール1の回路基板4が吊具13に内装されたものでもよい。また、図示した天井吊り下げ式に限らず、例えば、壁に設置されるものであってもよい。
なお、上述の実施形態においては、ケース部3に条溝34aを形成する等、ケース部3の形状や構造によって、ケース部3の曲げ剛性を発光パネル2の曲げ剛性より小さくする例を示したが、これら曲げ剛性の調整手段は上述の例に限られない。例えば、発光パネル2の基板22よりも曲げ剛性の低い材料を用いてケース部3を構成してもよく、また、このような材料をケース部3の一部に用いてもよい。すなわち、ケース部3の曲げ剛性が発光パネル2の曲げ剛性より小さくなるように構成されたものであれば、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。
1 発光モジュール
2 発光パネル
22 基板
23 発光部
3 ケース部
34a 条溝(剛性低減部)
34b 側部開口部(剛性低減部)
34c 小円開口部(剛性低減部)
10 照明器具

Claims (2)

  1. 基板に発光部が形成された発光パネルと、前記発光パネルを収容するケース部とを備えた発光モジュールであって、
    前記ケース部は、底面と、この底面に立設される側面と、これら底面又は側面に複数の条溝又は開口を形成して成る剛性低減部と、を有し、前記剛性低減部により、その曲げ剛性が前記発光パネルの曲げ剛性より小さくなるように構成されていることを特徴とする発光モジュール。
  2. 請求項1に記載の発光モジュールを用いた照明器具。
JP2010100389A 2010-04-23 2010-04-23 発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具 Expired - Fee Related JP5602483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010100389A JP5602483B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010100389A JP5602483B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011233601A JP2011233601A (ja) 2011-11-17
JP5602483B2 true JP5602483B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=45322663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010100389A Expired - Fee Related JP5602483B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5602483B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2939523B2 (ja) * 1994-01-18 1999-08-25 出光興産株式会社 有機el装置
JP2005285576A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc インライン式有機エレクトロルミネセンス製造装置
JP4559248B2 (ja) * 2005-02-15 2010-10-06 小泉産業株式会社 El光源体およびel光源装置
JP2006324199A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Toyota Industries Corp 照明装置
JP4507982B2 (ja) * 2005-05-26 2010-07-21 パナソニック電工株式会社 照明装置
JP4432846B2 (ja) * 2005-06-27 2010-03-17 パナソニック電工株式会社 照明装置および照明器具
JP2007280693A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Koizumi Lighting Technology Corp El光源体
JP2008264707A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Aica Kogyo Co Ltd 混合方法及び混合装置
US8623333B2 (en) * 2008-09-30 2014-01-07 Glaxo Group Limited Composition
US20120025701A1 (en) * 2009-04-08 2012-02-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Oled device with aesthetical appearance
JP5527801B2 (ja) * 2009-11-20 2014-06-25 Necライティング株式会社 有機発光素子を用いた照明器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011233601A (ja) 2011-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5796171B2 (ja) 発光モジュール
US9054334B2 (en) Organic EL device
WO2013051633A1 (ja) 発光装置
JP2009205897A (ja) 有機発光装置及び有機発光装置の製造方法
JP5842089B2 (ja) 有機elデバイス
JP5830711B2 (ja) 発光モジュール
WO2013042784A1 (ja) 発光装置
JP5807177B2 (ja) 発光モジュール
JP5081877B2 (ja) 接続法が選択可能な発光モジュール
US8704443B2 (en) Organic EL device
JP5602483B2 (ja) 発光モジュール及びそのモジュールを用いた照明器具
US9252387B2 (en) Illumination device having light-transmitting resin defining appearance of illumination device
US20140003066A1 (en) Luminaire
JP2010003648A (ja) 面状デバイス
US10077890B2 (en) Light-emitting device
WO2012114618A1 (ja) 有機elデバイス
US9853239B2 (en) Surface light-emitting unit
US9461264B2 (en) Organic EL device and method of manufacturing organic EL device
JP2018092799A (ja) 曲面発光建材部材、及びこれを含む建材
WO2012120746A1 (ja) 有機elデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140820

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees