JP6137883B2 - 装飾部材及び自動車内外装品用装飾部材 - Google Patents

装飾部材及び自動車内外装品用装飾部材 Download PDF

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Description

本発明は、建造物や自動車等の既設の物を装飾する装飾部材に関するものである。本発明の装飾部材は、自動車内装品又は自動車外装品の表面を装飾するための部材として好適である。特に本発明は、有機EL(Electro Luminescence)の特性を生かした装飾部材に関するものである。
自動車愛好家が、トラックや乗用車の外周面に発光物を取り付けて飾る場合がある。即ちトラックや乗用車にいわゆる電飾を施す場合がある。
またインストルメントパネルや、ピラー、ドアトリム等の自動車内装品を部分的に光らせて装飾する場合がある。
従来より、自動車内装品や外装品を電飾する場合には、発光物として、電球やLEDが使用されてきた。
例えば、トラックの前面や側面を飾る場合には、長い電線に多数の電球やLEDを並列接続し、電線とLED等を接着剤やテープで自動車の前面等に張りつける。そしてバッテリーを電源としてLED等を発光させる。
即ち、従来技術においては、長い電線に多数の電球やLEDを並列接続したものを自動車内外装品用装飾部材として使用していた。
また光ファイバーを使用した自動車内外装品用装飾部材が特許文献1に開示されている。
実用新案登録第3043758号公報 実用新案登録第3086741号公報
電球やLEDを使用した自動車内外装品用装飾部材は、夜には美しく自動車の外面を飾る。しかしながら、昼間にこの自動車を見ると、見すぼらしく見える。
即ち、電球やLEDは、電線部分から突出し、ブラブラとぶら下がっている。夜間においては、周りが暗くて電線部分が見えず、発光部分だけが見えるために美しく感じるが、昼間は、発光部分が光らず、電線部分が目立ってしまう。そのため昼間には、車体から多数の電球等がぶら下がった姿をさらけ出し、見栄えが悪い。
加えて、電球やLEDを使用した自動車内外装品用装飾部材は、電線を取り付けるのに手間が掛かる。
特許文献1に開示された自動車内外装品用装飾部材は、光ファイバーを使用したものであるから、昼間でも線が目立たないが、肝心の夜間における輝度が低く、装飾機能が劣るという不満がある。
そこで本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、昼間の見栄えが良く、且つ輝度が高くて装飾機能に優れた自動車内外装品用装飾部材を開発することを課題とするものである。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、既設の建造物又は物品を部分的に発光させて装飾する装飾部材であって、複数の発光部材と送電部材によって構成され、前記発光部材を送電部材に取り付け、送電部材側から発光部材に電力を供給して発光部材を発光させる装飾部材において、発光部材は、基材に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL装置であって表面側に発光領域を有し、発光部材の裏面側に給電層と少なくとも2系統の発光部材側給電部材があり、前記給電層は薄く平面的な層であって、定電流回路と配線が内蔵され、前記配線は前記定電流回路と発光部材側給電部材を接続するものであり、前記2系統の発光部材側給電部材は一定の間隔をあけて設けられ、送電部材は、可撓性を有する帯状の基材に、2以上の送電側帯状導電部が一定の間隔を有して設けられ、発光部材が送電部材に取り付けられた状態においては、発光部材の前記2系統の発光部材側給電部材が、送電部材の異なる送電側帯状導電部と接し、前記送電側帯状導電部から発光部材側給電部材を経て発光領域に給電されることを特徴とする装飾部材である。
本発明では、発光部材として有機EL装置を採用している。ここで、有機EL装置は、ガラス基板や透明樹脂フィルム、金属シート等の基材に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層されたものであり、電気的に励起された電子と正孔との再結合のエネルギーによって発光する。
また有機EL装置は、白熱灯や蛍光灯、LED照明に比べて厚さが極めて薄い。
本発明の装飾部材は、発光部材として有機EL装置を採用しているので、車体等からの隆起が小さく、明るい場所で見ても目立たない。
本発明の装飾部材では、まず送電部材を車両の表面等に貼りつける。ここで、本発明で採用する送電部材は、可撓性を有する帯状の基材を主体とするものであるから、曲面に貼りつけることができる。また装飾部材自体も薄いので、目立たない。
そして次に、送電部材に発光部材を取り付ける。ここで発光部材は、裏面側に少なくとも2系統の発光部材側給電部材が一定の間隔をあけて設けられたものである。そして発光部材の2系統の発光部材側給電部材が、送電部材の異なる送電側帯状導電部と接する様に発光部材を取り付けられる。
その結果、送電部材を介して発光部材に給電することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、送電側帯状導電部には定電圧回路を経て定電圧が供給され、発光部材は基材上に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL装置であり、さらに前記発光部材には定電流回路が内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾部材である。
本発明では、発光パネルに有機ELパネルが採用されている。また給電層には定電圧回路を経て定電圧が供給されている。そのため発光パネルには、一定の電圧が印加される。また本発明では、発光パネルに定電流回路が内蔵されているから、有機EL素子には、一定の安定した電流が流れる。そのため各発光パネルの明度や輝度が揃う。また有機EL素子に流れる電流が一定限度に制限されるから、発光パネルの寿命が長くなる。
請求項3に記載の発明は、発光部材の裏面側と送電部材との間であって、発光部材側給電部材同士及び/又は送電側帯状導電部同士の間に挟まれた領域に接着部があり、当該接着部によって発光部材と送電部材が結合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾部材である。
本発明によると、接着部によって発光部材を送電部材に固定することができる。接着部は、予め発光部材側に設けられていても良く、送電部材側に設けられていてもよい。また取り付け現場で、いずれか一方に接着剤を塗布することによって接着部を設けてもよい。
請求項4に記載の発明は、送電部材の全長は、発光部材よりも長く、前記送電部材に複数の発光部材が取り付けられ、送電部材には、発光部材が無い領域があり、当該発光部材が無い領域においては、帯状導電部の表面に絶縁部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装飾部材である。
本発明では、発光部材が無い領域においては、帯状導電部の表面に絶縁部材が設けられているから、漏電やショートを起こさない。
請求項5に記載の発明は、送電部材は、可撓性を要する帯状基材の表面に金属製の送電側帯状導電部が設けられ、さらに帯状導電部の上に分離可能に絶縁体が設けられ、前記帯状基材の裏面側には接着剤層があることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装飾部材である。
発明の装飾部材では、帯状基材の裏面側には接着剤層があるから、車両等の被固定部材側に対する送電部材の取り付けが容易である。
発光部材側給電部材は、帯状又は列状に設けられていることが望ましい(請求項6)。
請求項7に記載の発明は、自動車内装品又は自動車外装品の表面を装飾する自動車内外装品用装飾部材において、発光部材と送電部材によって構成され、前記発光部材は、基材に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL装置であって表面側に発光領域を有し、発光部材の裏面側に給電層と少なくとも2系統の発光部材側給電部材があり、前記給電層は薄く平面的な層であって、定電流回路と配線が内蔵され、前記配線は前記定電流回路と発光部材側給電部材を接続するものであり、前記2系統の発光部材側給電部材は一定の間隔をあけて設けられ、発光部材側給電部材の間の領域に発光部材側接着剤部があり、送電部材は、可撓性を有すると共に全長が発光部材よりも長い帯状基材を有し、当該帯状基材の表面に金属製の送電側帯状導電部が設けられ、さらに帯状導電部の上に分離可能に絶縁体が設けられ、前記帯状基材の裏面側には送電部材側接着剤層があり、自動車内装品又は自動車外装品の表面に前記送電部材側接着剤層を介して送電部材を接着可能であり、さらに絶縁体を剥がして送電部材の表面側に複数の発光部材を装着可能であり、発光部材が送電部材に取り付けられた状態においては、発光部材の前記2系統の発光部材側給電部材が、送電部材の異なる送電側帯状導電部と接し、前記送電側帯状導電部から発光部材側給電部材を経て発光領域に給電されることを特徴とする自動車内外装品用装飾部材である。
本発明の、自動車内外装品用装飾部材は、昼間は目立たず、見栄えがよい。また自動車に対する取り付けも簡単である。
本発明の装飾部材は、昼間は目立たず、見栄えがよい。また本発明の装飾部材は、輝度が高く、装飾機能が高い。さらに本発明の装飾部材は、自動車等の被固定物に対する取り付けも簡単である。
本発明の実施形態の装飾部材を取り付けたインストルメントパネルの斜視図である。 図1の拡大図であって、装飾部材が取り付けられた部位を示す。 図1に示す装飾部材の分解斜視図である。 発光部材の有機EL装置部分の層構成を説明する概念図である。 図1に示す装飾部材の構成部材たる発光部材と、送電部材の断面図である。 図1の示す装飾部材の取り付け方法を説明する斜視図である。 図1に示す装飾部材の断面図である。 図1に示す装飾部材の回路図である。 本発明の実施形態の装飾部材を取り付けたトラックの斜視図である。 本発明の実施形態の装飾部材をベランダの出入口に取り付けた場合の斜視図である。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の装飾部材1は、自動車内外装品用の装飾部材1であり、例えば図1に示すように、自動車内装品たるインストルメントパネル2の上面に装着される。
本実施形態の装飾部材1は、多数の発光部材10と、一つの送電部材11によって構成されてる。
発光部材10の平面形状は任意であるが、本実施形態では、正方形が採用されている。また本実施形態で採用する発光部材10は、自動車内外装品用装飾部材1であり、5mm角から20mm角程度の大きさである。発光部材10は、公知の有機EL装置と同様の層構成を有し、さらに本実施形態に特有の給電部20が設けられたものである。
即ち発光部材10は、図4の様に、透光性を有した基板12(基材)上に有機EL素子13(積層体)を積層し、その上に有機EL素子13を封止する無機封止層15が積層されたものである。
有機EL素子13は、図4のように少なくとも第1電極層16と第2電極層18との間に実際に発光する機能層17(有機発光層)を備えたものである。本実施形態の発光部材10は、少なくとも基板12側から光を取り出すいわゆる「ボトムエミッション型」を採用しており、有機EL素子13は、基板12側から第1電極層16、機能層17、第2電極層18がこの順に積層されて形成されている。
本実施形態で採用する発光部材10は、前記した様に「ボトムエミッション型」であり、基板12の表面側の大部分が発光領域8となる。
基板12の材質は、透明性と絶縁性を備えたものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス基板、フレキシブルなフィルム基板や、プラスチック基板などから適宜選択され用いられる。特にガラス基板や透明なフィルム基板は透明性や加工性の良さの点から好適であり、本実施形態では、基板として、ガラス基板を採用している。即ち本実施形態で採用する基板12は、ガラス基板であり、硬い。
第1電極層16、透明導電性酸化物によって形成された層であり、消灯時において、透明性を有した層である。具体的には、インジウム錫酸化物(ITO)などが採用できる。本実施形態の第1電極層16は、陽極として使用されており、ITOで形成されている。
機能層17は、第1電極層16と第2電極層18との間に設けられ、少なくとも一層の有機発光層を備えた層である。本実施形態の機能層17は、主に有機化合物からなる複数の層から構成されている。この機能層17は、一般的な有機EL装置に用いられている低分子系色素材料や、共役系高分子材料などの公知のもので形成することができる。また、この機能層17は、ホール注入層、ホール輸送層、有機発光層、電子輸送層、電子注入層などの複数の層からなる積層多層構造であってもよい。
第2電極層18の材質は、特に限定されるものではなく、例えば銀(Ag)やアルミニウム(Al)などが挙げられる。本実施形態の第2電極層18は、陰極として使用されており、Alで形成されている。
無機封止層15の材質は、絶縁性及び封止性を有していれば、特に限定されるものではないが、酸素、炭素、窒素の中から選ばれた1種類以上の元素と、ケイ素元素とからなるシリコン合金により形成されていることが好ましく、Si−O、Si−N、Si−H、N−H等の結合を含む窒化珪素や酸化珪素、及び両者の中間固溶体である酸窒化珪素であることが特に好ましい。また、多層構造の無機封止層を使用してもよい。
また本実施形態の発光部材10では、基板12の裏面側に給電部20が設けられている。より詳細には、無機封止層15の裏面側に給電部20がある。
給電部20は、ある程度の剛性を持ち、且つ厚さが薄い給電層22を有している。
そして給電層22の外側には、2列に発光部材側給電部材25,26が設けられている。発光部材側給電部材25,26は、細い帯状の金属箔であり、給電層22に貼られている。なお給電層22は絶縁性を有しており、2本の発光部材側給電部材25,26同士は絶縁されている。
発光部材側給電部材25,26は、基板12の全長に渡る長さを有している。また発光部材側給電部材25,26は、いずれの基材12の対向する辺の近傍に設けられており、互いに平行である。
給電層22の外側表面には、図4の様に接着剤層35が設けられている。なお工場から出荷する段階においては、図5、図6の様に接着剤層35に離型紙30が取り付けられており、施工現場で離型紙30を剥がして接着剤層35を露出させる。
給電層22の中には、定電流基板40が設けられている。定電流基板40は、公知の定電流回路43を内蔵するものであり、供給電圧の変動や負荷の変動に係わらず、一定の電流を流す回路である。
給電層22の中では、配線45によって発光部材側給電部材25,26が定電流装置40の入力側に接続されている。なお定電流装置40には、プラス側の入力端子と、マイナス側の入力端子がある(図示せず)。また定電流装置40の出力側についても、プラス側とマイナス側がある。
発光部材側給電部材25,26は、一方が、定電流装置40のプラス側端子又はマイナス側端子の一方に接続されている。また他方は、定電流装置40の他方の端子に接続されている。
また定電流装置40の出力側は、配線47,48によって有機EL素子13の第1電極層16と第2電極層18に接続されている。
次に、送電部材11について説明する。送電部材11は、相当の長さを有した帯状である。送電部材11の長さは、例えば1mという様に発光部材10に比べてはるかに長い。送電部材11の幅は、発光部材10と同等である。
送電部材11は、絶縁性の基材50を有し、その表面に、送電側帯状導電部51,52が二列に渡って設けられたものである。送電側帯状導電部51,52は、いずれも金属箔であり、基材50の幅方向の両端近傍に設けられている。基材50の具体的な材料としては、ハンツマン社製Probimer又はこれに類似する絶縁性、密着接合性、剛性を有する材料が好ましい。
また送電側帯状導電部51,52同士の間には隙間があり、左右の送電側帯状導電部51,52は、互いに絶縁されている。
また基材50の表面側には、送電側帯状導電部51,52を覆う絶縁体56が設けられている。
また基材50の裏面側には、接着剤層53が設けられている。
なお工場から出荷する段階においては、接着剤層53に離型紙55が取り付けられており、施工現場で離型紙を剥がして接着剤層53を露出させる。
本実施形態では、送電部材11は、インストルメントパネル2の上面に貼り付けられている。即ち、裏面側の接着剤層55によって、インストルメントパネル2の表面に貼られている。
そして本実施形態では、発光部材10が、送電部材11の上に貼り付けられている。即ち図6に示す様に、発光部材10の背面に設けられた離型紙30を剥がし、送電側帯状導電部51,52の間に設けられた接着剤層35を露出させる。
また図6に示す様に、送電部材11の表面に設けられた絶縁体56を剥がして送電側帯状導電部51,52を露出させ、発光部材10の背面に設けられた帯状の発光部材側給電部材25,26を送電部材11の送電側帯状導電部51,52に押し当てる。
そして、発光部材側給電部材25,26の間に設けられた接着剤層35を発光部材10の上から押す。
その結果、発光部材10の背面に設けられた接着剤層35が、送電部材11の送電側帯状導電部51,52の間に接着され、発光部材10が送電部材11に固定される。
発光部材10が送電部材11に固定された状態は、図7の様であり、発光部材10側の発光部材側給電部材25が送電部材11側の送電側帯状導電部51と接する。また発光部材10側の発光部材側給電部材26が送電部材11側の送電側帯状導電部52と接している。即ち2系統の発光部材側給電部材25,26が、送電部材11の異なる送電側帯状導電部51,52と接している。
本実施形態の装飾部材では、図8の回路図の様に、送電部材11に車載のバッテリー60から直流が供給される。実際には、車内に存在するシガーライターの受け側端子に、送電部材11側の図示しないジャックが接続されて送電部材11に給電される。
また本実施形態の装飾部材1では、バッテリー60から給電ユニット61を介して送電部材11に 電力が供給される。ここで給電ユニット61には、定電圧回路が内蔵されている。なお定電圧回路は公知の通り、負荷の状況に係わらず、一定の電圧を出力する回路である。
そして給電ユニット61の入力側端子(図示せず)に、バッテリー60が接続されている。また給電ユニット61の出力側端子(図示せず)に、送電部材11の送電側帯状導電部51,52が接続されている。
従って、各発光部材10は、図8の回路図の様に、送電側帯状導電部51,52に対して並列に接続されることとなる。また各発光部材10の有機EL素子13には、定電流回路43を介して一定の電流が供給される。
そのため、各発光部材10は、均一の明度及び輝度で発光する。
本実施形態によると、送電部材11が帯状であって且つ可撓性を有しているから、曲面に対しても送電部材11を取り付けることができる。そのため発光部材10の取り付け位置に制約が無いので、自由に発光部材10を配置することができる。
以上説明した実施形態では、発光部材側給電部材25,26として細い帯状の金属箔でを採用した。即ち先の実施形態では、発光部材側給電部材25,26は、帯状に連続するものである。しかし本発明は、この構成に限定されるものではなく点状の電極が列状に並んだものであってもよい。また一系統の発光部材側給電部材が一つの円形や四角形の電極であってもよい。
以上説明した実施形態では、自動車内装品たるインストメントパネル2に装飾部材1を取り付けた例を示したが、本発明は、この構成に限定されるものではなく、例えば図9の様なトラックの外装に装飾部材1を取り付けてもよい。
また図11に示す様に、既設の建造物に装飾部材1を取りつけてもよい。
既設の建造物に装飾部材1を取りつける場合には、商用電源によって発光させることとなるから、整流回路を内蔵した給電ユニット(図示せず)を使用して送電部材11に給電されることとなる。
以上説明した実施形態では、いずれも送電部材11に対して発光部材10を密に敷きつめたが、発光部材10同士の間に隙間を設けてもよい。
この場合には、発光部材10を貼る部位のみ絶縁体56を除去する。即ち発光部材10同士の間の隙間の絶縁体56を残すことが望ましい。
1 装飾部材
2 インストルメントパネル
10 発光部材
11 送電部材
12 基板
13 有機EL素子
15 無機封止層
17 機能層
20 給電部
25,26 発光部材側給電部材
35 接着剤層
43 定電流回路
50 基材
51,52 送電側帯状導電部
53 接着剤層
56 絶縁体

Claims (7)

  1. 既設の建造物又は物品を部分的に発光させて装飾する装飾部材であって、
    複数の発光部材と送電部材によって構成され、前記発光部材を送電部材に取り付け、送電部材側から発光部材に電力を供給して発光部材を発光させる装飾部材において、
    発光部材は、基材に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL装置であって表面側に発光領域を有し、発光部材の裏面側に給電層と少なくとも2系統の発光部材側給電部材があり、
    前記給電層は薄く平面的な層であって、定電流回路と配線が内蔵され、前記配線は前記定電流回路と発光部材側給電部材を接続するものであり、
    前記2系統の発光部材側給電部材は一定の間隔をあけて設けられ、
    送電部材は、可撓性を有する帯状の基材に、2以上の送電側帯状導電部が一定の間隔を有して設けられ、発光部材が送電部材に取り付けられた状態においては、発光部材の前記2系統の発光部材側給電部材が、送電部材の異なる送電側帯状導電部と接し、
    前記送電側帯状導電部から発光部材側給電部材を経て発光領域に給電されることを特徴とする装飾部材。
  2. 送電側帯状導電部には定電圧回路を経て定電圧が供給され、発光部材は基材上に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL装置であることを特徴とする請求項1に記載の装飾部材。
  3. 発光部材の裏面側と送電部材との間であって、発光部材側給電部材同士及び/又は送電側帯状導電部同士の間に挟まれた領域に接着部があり、当該接着部によって発光部材と送電部材が結合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾部材。
  4. 送電部材の全長は、発光部材よりも長く、前記送電部材に複数の発光部材が取り付けられ、送電部材には、発光部材が無い領域があり、当該発光部材が無い領域においては、帯状導電部の表面に絶縁部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装飾部材。
  5. 送電部材は、可撓性を要する帯状基材の表面に金属製の送電側帯状導電部が設けられ、さらに前記送電側帯状導電部の上に分離可能に絶縁体が設けられ、
    前記帯状基材の裏面側には接着剤層があることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装飾部材。
  6. 発光部材側給電部材は、帯状又は列状に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装飾部材。
  7. 自動車内装品又は自動車外装品の表面を装飾する自動車内外装品用装飾部材において、 発光部材と送電部材によって構成され、
    前記発光部材は、基材に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL装置であって表面側に発光領域を有し、
    発光部材の裏面側に給電層と少なくとも2系統の発光部材側給電部材があり、
    前記給電層は薄く平面的な層であって、定電流回路と配線が内蔵され、前記配線は前記定電流回路と発光部材側給電部材を接続するものであり、
    前記2系統の発光部材側給電部材は一定の間隔をあけて設けられ、発光部材側給電部材の間の領域に発光部材側接着剤部があり、
    送電部材は、可撓性を有すると共に全長が発光部材よりも長い帯状基材を有し、当該帯状基材の表面に金属製の送電側帯状導電部が設けられ、さらに帯状導電部の上に分離可能に絶縁体が設けられ、前記帯状基材の裏面側には送電部材側接着剤層があり、
    自動車内装品又は自動車外装品の表面に前記送電部材側接着剤層を介して送電部材を接着可能であり、さらに絶縁体を剥がして送電部材の表面側に複数の発光部材を装着可能であり、
    発光部材が送電部材に取り付けられた状態においては、発光部材の前記2系統の発光部材側給電部材が、送電部材の異なる送電側帯状導電部と接し、
    前記送電側帯状導電部から発光部材側給電部材を経て発光領域に給電されることを特徴とする自動車内外装品用装飾部材。
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