JP2015028285A - 吊り足場用パネルの連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全かつ容易に吊り足場用パネルを連結・撤去することが可能な吊り足場用パネルの連結構造の提供。
【解決手段】縦横に連結させ水平方向に構築していく吊り足場用パネルの連結構造であって、パネル長辺部の一方の側面内に設置した連結受け部12内に設けられパネル長辺部から直角に突出してなる預け金具25と、パネル長辺部の他方の側面内に設置した連結受け部12内に設けられ預け金具25を載置することができる形状を有するパネル長辺部から直角に突出してなる受け金具26からなり、預け金具25を対峙するパネルの連結受け部12の受け金具26上に載置し、かつ連結受け部12内に固定する手段を有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、道路などの橋桁の補修や点検作業などで仮設される吊り足場用パネルの連結構造に関する。
一般に、橋や高速道路などの橋桁の補修や点検作業では、その下が川や車道であることが多いことから、地上から仮設足場を組み上げることができない。このため、橋桁に吊って設置する吊り足場を仮設することが多い。
従来、この種の吊り足場としては、「単管足場方式」が知られている。これは、橋桁に吊りチェーンを橋桁の軸方向(車の進行方向)に所定間隔に垂設し、この吊りチェーンの間に親パイプを橋桁の軸方向に架け渡し、平行する親パイプの間に橋桁の軸直角方向に転がしパイプを所定間隔に複数本架け渡し、その後、これらの転がしパイプの上に足場板の複数本を橋桁の軸方向に平行に設置し、さらに足場板の下側と両側面に安全ネットを張ることによって、構成される。
しかしながら、単管足場方式による吊り足場は、単管、足場板、チェーンなどの部品を一つ一つ、クランプ等の連結金具で連結しながら設置していく必要があるため、仮設および撤去作業がきわめて煩わしく、面倒なだけでなく危険であった。
このため、概略長方形に形成された骨組の上方に床材を固定し一体化してなるパネル材を、橋桁の橋梁部から吊り下げたチェーンで吊りながら、縦横に連結して水平方向に足場面積を広げていく「パネル方式」が提案され実用化されてきている。
図1は、パネル方式による吊り足場の模式図である。(a)が橋桁の軸直角方向の断面図であり、(b)がそのA−A矢視の平面図である。
この吊り足場1は、橋桁の床版部2の下方に適宜間隔に設けられた、I形鋼からなる橋梁部3のフランジ3aからチェーンクランプ4によってチェーン5を吊り下げる。この吊りチェーン5を橋桁の軸方向に、あるいは橋桁の軸方向および橋桁の軸直角方向の両方向に複数本設置し、併せて、長方形のパネル6をチェーン位置7でチェーン5で吊りながらパネル6の長辺6a同士および短辺6b同士をそれぞれ連結具によって連結していくのである。
特許文献1には、パネルの長辺同士を連結するために、パネル長辺部の一方の側面にパネル長辺部から突出する連結具を設け、そして、パネル長辺部の他方の側面にはその突出した連結具の先端を差し込むことのできる孔を有する連結受け部を設けてなるパネルが提案されている。
図2は、特許文献1に基づいて実用化されているパネルの一例(従来例)である。(a)が平面図、そして、(b)がC−C矢視図である。
図3は、図2に示すパネル2枚をその長辺部同士で連結する作業を示す図である。
ここでは、作業員は1枚目のパネルの上に膝をついて、そのパネルの長辺部6aの側面から突出した連結具11の先端に、2枚目の連結すべきパネルの長辺部6aの側面に設けられた連結受け部12の孔を外挿した後、連結受け部12に穿たれた貫通孔13と連結具11に穿たれた係止孔14を位置合わせしてから、両方の孔に貫通ピン15を差し込んだ後、調整ボルト16を締めることによって、パネルの長辺方向同士の連結が完了する。ここで、パネルの上面には床材8が張られていて、作業員がその上で作業をすることができる。
なお、このパネルの両短辺は丸パイプで形成されており、パネルの短辺同士の連結は通常の固定クランプで2つの丸パイプを係り止めすることでなされている。
特公平7−103679号公報
しかしながら、パネルの長辺同士を連結・撤去する作業をする際には、このパネルには次の(i)〜(iii)に示す問題点があることが分かった。
(i) パネル連結作業の際、次に連結する(対峙する)パネル材を持つ作業員のひざ位置は、設置済みのパネル材を吊っているチェーンの内側でなければならない。その理由は、もしチェーンの外側に作業員のひざ位置がきた場合、チェーン位置を回転軸としてパネル材全体が天秤効果で傾いて、作業員の重心が設置済みのパネル材を吊っているチェーンの外側に来てしまうから、バランスを崩す危険性があるためである。パネル撤去作業の際にも同様の問題がある。
図4は、このときの連結作業時の作業員の重心の変化を示す一例である。作業員のひざ位置21aが設置済みのパネル6を吊っているチェーン5の外側(左側)に来ると、作業員がバランスを崩すことが分かる。
(ii) パネル材連結作業の際に、作業員のひざ位置をチェーンの内側にもってきたとしても、次に連結する(対峙する)パネル材を掴む際には、「パネル短辺の半分の長さ(約33cm)+連結具の長さ(約10cm)+ある程度の隙間および持ち手等の余裕代(約7cm)を足した長さ(約50cm)」の分だけパネルをせり出す必要があるので、その分、作業員の重心位置がチェーンの外側に移動するため、やはり作業員がバランスを崩す危険性がある。パネル撤去作業の際にも同様の問題がある。
図5は、このときの連結作業時の作業員の重心の変化を示す他の例である。作業員のひざ21aの位置が設置済みのパネル6を吊っているチェーン5の内側(右側)であっても、作業員の重心位置が設置済みのパネル6を吊っているチェーン5の外側(左側)に来ると、作業員がバランスを崩すことが分かる。
(iii)作業員は設置済みのパネルの長辺部側面から突出した連結具の先端に、次に連結する(対峙する)パネルの長辺部側面に設けられた連結受け部の孔を外挿する必要があるが、孔の位置合わせが難しく、連結具の先端と連結受部の孔が少しでもずれると連結できない。また、連結受部の孔の位置が作業員から遠いので、狙いを定めにくいという問題がある。
本発明は、以上の課題を一挙に解決するためになされたもので、安全かつ容易に吊り足場用パネルを連結・撤去することができる吊り足場用パネルの連結構造を提供することを目的とする。
本発明者らは、吊り足場用パネルの連結作業を安全かつ容易にするべく、検討を重ねた。その結果、次に示す(a)〜(i)の知見を得た。
(a) パネル連結作業の際、次に連結する(対峙する)パネル材を持つ作業員の重心(ひざ)位置は、設置済みのパネル材を吊っているチェーンの内側でなければならないことは致し方ないが、次に連結する(対峙する)パネルを掴む際に、「パネル短辺の半分の長さ+連結具の長さ+ある程度の隙間および持ち手等の余裕代を足した長さ」の分、パネルをせり出すことに起因する危険性はそのせり出し長さを短くすることで減少させることは可能である。
(b) そのせり出し長さを短くする方策として、パネル短辺の長さをより短くすることが考えられる。しかしながら、せり出し長さを減らすことはできるものの、パネルの設置枚数が多くなるため、工数(手間)が増えることになるため、採用しがたい。
(c) しかし、次に連結する(対峙する)パネルの短辺の長さをより短くしなくても、作業員が次に連結する(対峙する)パネルの掴み位置をパネル短辺からパネル長辺に変更し、かつ、その掴み位置を手前に突出させれば、そのせり出し長さを短くすることができることに思い至った。
たとえば、特許文献1に記載のパネルでは、設置済みのパネルの長辺部側面から突出した連結具の先端に、次に連結するパネルの長辺部側面に設けられた連結受け部の孔を外挿することによって連結しているが、この連結具と連結受け部の位置を逆にすれば、作業員が次に連結する(対峙する)パネルの長辺部側面から突出した連結具の先端を掴むことができることになる。しかしながら、この場合、作業員は設置済みのパネルの長辺部側面に設けられた連結受け部の孔の位置を視界に入れるために、さらに身を乗り出すことになるため、作業員のせり出し長さは短くならない。
図6は、図2に示すパネル6の連結具と連結受け部12の位置を逆にしたときの連結作業を示す図である。この場合、作業員は設置済みのパネル6の長辺部側面に設けられた連結受け部12の孔の位置を視界に入れるために、さらに身を乗り出すことになることが分かる。
(d) このため、さらに検討を重ねたところ、パネル長辺部の両側面内に連結受け部を有するパネルとし、一方の連結受け部内にはパネル長辺部から直角に突出してなる預け金具を、そして、他方の連結受け部内にはパネル長辺部から直角に突出してなる受け金具を、それぞれ、設ければよいことを着想した。
ここで、パネル長辺部の両側面内に設ける連結受け部は、たとえば管形状とし、パネル長辺部の側面のそれぞれに設けて、それぞれの連結受け部内に預け金具と受け金具を設けてもよいが、両側面のパネル長辺部の間をつなぐ角管または円管形状とし、その連結受け部の両端内にそれぞれ預け金具と受け金具を設けてもよい。なお、各々のパネル長辺部辺りの連結受け部の個数は、特に限定するものではないが、安全面と作業効率からみて2個とするのが好ましい。
図7は、一方の連結受け部内にパネル長辺部から直角に突出してなる預け金具と、他方の連結受け部内にパネル長辺部から直角に突出してなる受け金具とを、それぞれ設けたパネルを用いて連結作業を示す図である。
図8は、このような預け金具25と受け金具26を備えるパネル6の具体的な構造の一例である。(a)は正面図、(b)はそれぞれのF−F矢視図とG−G矢視図、(c)は受け金具の上に預け金具を載置した状態、そして、(d)は預け金具をスライドさせて連結受け部内に収容した状態を示す。
そして、受け金具26は底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、そして、預け金具25は上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有している。ここでは、預け金具25の両フランジは受け金具26の両フランジの内側に載置できる形状としているが、受け金具26の両フランジの外側に載置することができる形状としてもよい。なお、この組合せの場合には、預け金具25の一方のフランジが受け金具26の両フランジの間に載置される状態になっても、預け金具25を受け金具26に組み合わせることが可能であるから、預け金具25の両フランジは必ずしも受け金具の両フランジの内側または外側に載置される必要はない。
要するに、受け金具と預け金具の形状は、預け金具を受け金具の上面に受けることができて、預け金具が受け金具の側面方向に少々移動しても預け金具が受け金具の上面から外れない形状の組み合わせであればよい。
したがって、預け金具を受け金具の上面に受けることができて、預け金具が受け金具の側面方向に少々移動しても預け金具が受け金具の上面から外れない形状の組み合わせである限り、(A)受け金具として、底面もしくは上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状(断面コの字形状、断面U形状、断面半円形状等の上向きもしくは下向きに開放された形状であってもよいが、開放部に蓋をすることで閉塞断面形状としてもよい。なお、ウェブ、フランジとも平面であってもよいし、曲面であってもよい。)、または、管もしくは棒材から形成される断面円形状もしくは断面角形状の閉塞断面形状(形鋼の開放部に蓋をすることで閉塞断面形状としてもよい。)を採用するか、または、(B)預け金具として、上面もしくは底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状(断面コの字形状、断面U形状、断面半円形状等の下向きもしくは上向きに開放された形状であってもよいが、開放部に蓋をすることで閉塞断面形状としてもよい。なお、ウェブ、フランジとも平面であってもよいし、曲面であってもよい。)、または、管もしくは棒材から形成される断面円形状もしくは断面角形状の閉塞断面形状(形鋼の開放部に蓋をすることで閉塞断面形状としてもよい。)を採用すればよい。なお、預け金具または受け金具を閉塞断面形状とすると、剛性が高くなり、吊り足場用パネルの運搬時に預け金具または受け金具を地面等にぶつけても曲がりにくくなるという利点を有する。
たとえば、受け金具として、底面ウェブとその両側面のフランジから形成される上向き開放断面形状を採用するときには、預け金具として下向きまたは上向き開放断面形状を採用するか、または、閉塞断面形状を採用することができる。また、受け金具として上面ウェブとその両側面のフランジから形成される下向き開放断面形状または閉塞断面形状を採用するときには、預け金具として下向き開放断面形状を採用することができる。
ただし、図8にみるような、受け金具が底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、そして、預け金具が上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有するという組み合わせを除けば、預け金具を受け金具の上面に受けることができて、預け金具が受け金具の側面方向に少々移動しても預け金具が受け金具の上面から外れないようにするためには、預け金具全体が受け金具の中に組み込まれる断面形状を有するか、または、受け金具全体が預け金具の中に組み込まれる断面形状を有する必要がある。
以上をまとめると、預け金具と受け金具の組合せは、次の(i)〜(vii)のとおりとなる。
(i)受け金具は底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、そして、預け金具は上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有するもの。
(ii)受け金具は底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、預け金具を当該受け金具の両フランジの内側に載置することができるもの。
(iii)受け金具は底面または上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する預け金具の両フランジを当該受け金具の両フランジの外側に載置することができるもの。
(iv)受け金具は閉塞断面形状を有し、かつ、上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する預け金具の両フランジの内側に載置することができるもの。
(v)預け金具は上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、当該預け金具の両フランジを受け金具の外側に載置することができるもの。
(vi)預け金具は上面または底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、当該預け金具を底面または上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する受け金具の両フランジの内側に載置することができるもの。
(vii)預け金具は閉塞断面形状を有し、かつ、底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する受け金具の両フランジの内側に載置することができるもの。
なお、上記(i)の預け金具と受け金具の組合せの場合には、パネルの預け金具を対峙するパネルの受け金具の上に載置したときに受け金具のウェブ上で水平方向に移動させることができるように、受け金具および預け金具の同じ側のフランジの一部に切り欠き部を設けると、預け金具の断面方向の載置位置の微調整が容易になる場合がある。
(e) そして、預け金具を受け金具の上に載置後、預け金具をパネル長辺部の側面内に設けられた連結受け部内に受け金具上でスライドさせることができる構造とすればよい。
こうすれば、作業員は次に連結する(対峙する)パネル材自体を掴む代わりに、次に連結する(対峙する)パネルの長辺部から直角に突出している受け金具または預け金具を掴むことができるから、パネルからのせり出し長さは大幅に短くなる。したがって、作業員がバランスを崩す危険性は大幅に減少する。なお、受け金具と預け金具はともにパネル長辺部から突出してものであるため、作業員は、次に連結する(対峙する)パネルの長辺部から突出しているのが、受け金具と預け金具のどちらであっても、受け金具と預け金具の組合せである限り、容易に掴むことができる。
そして、パネルの連結作業の際には一方の受け金具の先端と他方の預け金具の先端が近接しているので、位置合わせがし易い。また、一方の受け金具の上に他方の預け金具を載置できるため、載置した後に預け金具を受け金具上で水平方向に移動させて預け金具位置の微調整をすることができる。すなわち、預け金具を受け金具上に仮置き後にスライドさせるという2段階の位置合わせ作業も可能となるため、容易かつ安全に連結作業をすることができる。
(f) 前述したように、受け金具と預け金具の形状は、預け金具を受け金具の上面に受けることができて、預け金具が受け金具の側面方向に少々移動しても預け金具が受け金具の上面から外れない形状の組み合わせであればよい。この点に関して、さらに検討を進めたところ、殊更に、預け金具または受け金具の断面形状として、上面または底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状としなくても、受け金具の上面と預け金具の下面の断面形状が合致するような同一形状とすればよいことを着想した。たとえば、両者とも上向きに開放された断面V形状とすれば、預け金具を受け金具の上面に容易に受けることができて、預け金具が受け金具の側面方向に少々移動しても預け金具が受け金具の上面から外れにくいことに思い至った。ここで、断面V形状は山形鋼を用いることで容易に形成することができる。断面V形状に代えて、断面U形状または断面円弧形状であってもよい。
預け金具は、上向きに開放された断面V形状をそのまま用いてもよい。ただし、預け金具の上向きに開放された断面V形状の開放部に蓋をして三角形の閉塞断面形状とすると、剛性が高くなり、吊り足場用パネルの運搬時に預け金具を地面等にぶつけても曲がりにくくなるから、閉塞断面形状とするのが好ましい。なお、三角形の閉塞断面形状は、山形鋼の開放部に平板を溶接することによって蓋をして三角形の閉塞断面形状をしてもよいし、断面が三角形状の三角管を用いてもよい。もちろん、断面U形状または断面円弧形状を用いるときも閉塞断面形状とするのが好ましい。
そして、断面V形状の預け金具と組み合わせる受け金具としては、山形鋼を用いてなる上向きに開放された断面V形状をそのまま用いてもよい。ただし、預け金具と同様に閉塞断面形状とすることで、剛性を高め、もって吊り足場用パネルの運搬時に受け金具を地面等にぶつけても曲がりにくくすることができる。断面V形状の受け金具を閉塞断面形状とするためには、たとえば、断面V形状の山形鋼を、上向きに開放された断面コの字形状の鋼材27で下から支えることによって、閉塞断面形状を形成することができる。なお、断面V形状の山形鋼と断面コの字形状の鋼材とは隅肉溶接によって接合することができる。預け金具として断面U形状または断面円弧形状を用いるときも閉塞断面形状とするのが好ましい。
(g) 受け金具の突出位置のパネル長辺部の上面に、預け金具用ガイド材をパネル長辺に対して直角に設けておくと、預け金具の端部を手足または工具等で押すだけで、その預け金具が対峙するパネル長辺部の上面に設けられたガイド材に沿って受け金具上に誘導されるので、受け金具上に預け金具を予め位置決めしておいた場所に容易に載置することができる。このとき、作業員のせり出し長さは約15cmへと極端に減るため、作業員がバランスを崩す危険性は大幅に減少する。なお、ガイド材はパネルとは別の部材を固定する方法、もしくは、パネルの床面として使用するチェッカープレートの端面を利用する方法等が考えられる。また、ガイド材の設置位置としては、預け金具のフランジの内側もしくは外側のいずれに設けてもよい。
図9は、受け金具の突出位置のパネル長辺部の上面に、預け金具用のガイド材をパネル長辺に対して直角に設けた構造の一例である。(a)は預け金具を受け金具に載置する前後を示す。(b)は(a)のH−H矢視図であり、3種類のガイド材を例示する。
預け金具25が左方に押されると、対峙するパネル長辺部の長辺用部材35の上面に設けられたガイド材30に沿って受け金具26の上に誘導され、載置されることが分かる。
(h) 受け金具に預け金具を載置した後、預け金具を対峙する連結受け部内に連結する手段としては、連結受け部材の上面に穿たれた連結用孔に連結用ボルトを締め付ければよい。このとき、預け金具の上面には連結用ボルトを連結するためのネジ部が必要となるが、固定用ボルトを連結受け部材の上面に穿たれた連結用孔に差し込んで締め付けることができればよく、そのためにはネジを切ったナットを用いるか、または、預け金具の板厚を利用して預け金具に直接ネジを切ってもよい。
(i) 預け金具は、前述したとおり、連結受け部内の上面に固定される。このとき、固定用ボルトで固定し、かつ、連結受け部材の上面に穿たれた固定用孔の形状を長円形とすれば、吊り足場用パネルの設置を平面上でカーブさせることができるので、橋桁の軸が左右にカーブしていても対応することができる。
本発明は、上記の知見に基づきなされたもので、その要旨は下記の(1)〜(19)の吊り足場用パネルの連結構造にある。以下、総称して、本発明という。
(1) 縦横に連結させ水平方向に構築していく吊り足場用パネルの連結構造であって、
パネル長辺部の一方の側面内に設置した連結受け部内に設けられ、パネル長辺部から直角に突出してなる預け金具と、
パネル長辺部の他方の側面内に設置した連結受け部内に設けられ、預け金具を載置することができる形状を有する、パネル長辺部から直角に突出してなる受け金具からなり、
上記預け金具を対峙するパネルの連結受け部の受け金具上に載置し、かつ、当該連結受け部内に固定する手段
を有することを特徴とする、吊り足場用パネルの連結構造。
(2) 受け金具は底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、そして、預け金具は上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有することを特徴とする、上記(1)の吊り足場用パネルの連結構造。
(3) 受け金具および預け金具は、いずれも、同じ側のフランジの一部に切り欠き部を有しており、対峙するパネルの預け金具を当該パネルの受け金具の上に載置したときに受け金具のウェブ上で水平方向に移動させることによって、預け金具の載置位置の微調整が可能であることを特徴とする、上記(2)の吊り足場用パネルの連結構造。
(4) 受け金具は底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、預け金具を当該受け金具の両フランジの内側に載置することができることを特徴とする、上記(1)の吊り足場用パネルの連結構造。
(5) 受け金具は底面または上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する預け金具の両フランジを当該受け金具の両フランジの外側に載置することができることを特徴とする、上記(1)の吊り足場用パネルの連結構造。
(6) 受け金具は閉塞断面形状を有し、かつ、上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する預け金具の両フランジの内側に載置することができることを特徴とする、上記(1)の吊り足場用パネルの連結構造。
(7) 預け金具は上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、当該預け金具の両フランジを受け金具の外側に載置することができることを特徴とする、上記(1)の吊り足場用パネルの連結構造。
(8) 預け金具は上面または底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、当該預け金具を底面または上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する受け金具の両フランジの内側に載置することができることを特徴とする、上記(1)の吊り足場用パネルの連結構造。
(9) 預け金具は閉塞断面形状を有し、かつ、底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する受け金具の両フランジの内側に載置することができることを特徴とする、上記(1)の吊り足場用パネルの連結構造。
(10) 預け金具の下面および受け金具の上面は、いずれも上向きに開放された断面V形状、断面U形状または断面円弧形状を有することを特徴とする、上記(1)の吊り足場用パネルの連結構造。
(11) 預け金具は閉塞断面形状を有することを特徴とする、上記(10)の吊り足場用パネルの連結構造。
(12) 受け金具は閉塞断面形状を有することを特徴とする、上記(10)または(11)の吊り足場用パネルの連結構造。
(13) 受け金具の突出位置のパネル長辺部の上面に、パネル長辺部に対して直角に預け金具用ガイド材が設けられていることを特徴とする、上記(1)〜(12)のいずれかに記載の吊り足場用パネルの連結構造。
(14) 対峙する預け金具を連結受け部内に連結する手段として、連結受け部の上面に穿たれた連結用孔と連結用ボルトを用いることを特徴とする、上記(1)〜(13)のいずれかの吊り足場用パネルの連結構造。
(15) 受け金具が固定用ボルトで連結受け部内の下面に固定されていることを特徴とする、上記(1)〜(14)のいずれかの吊り足場用パネルの連結構造。
(16) 預け金具が固定用ボルトで連結受け部内の上面に固定されていることを特徴とする、上記(1)〜(15)のいずれかの吊り足場用パネルの連結構造。
(17) 固定用孔の形状が長円形であることを特徴とする、上記(16)の吊り足場用パネルの連結構造。
(18) 受け金具の突出位置のパネル長辺部の上面に、預け金具用ガイド材がパネル長辺部に対して直角に設けられていることを特徴とする、上記(1)〜(17)のいずれかの吊り足場用パネルの連結構造。
(19) 受け金具および預け金具は、いずれも、同じ側のフランジの一部に切り欠き部を有しており、対峙するパネルの預け金具を当該パネルの受け金具の上に載置したときに受け金具のウェブ上で水平方向に移動させることによって、預け金具の載置位置の微調整が可能であることを特徴とする、上記(1)〜(18)のいずれかの吊り足場用パネルの連結構造。
本発明に係る吊り足場用パネルの連結構造は、作業員のせり出し長さも短くでき、かつ、容易に対峙するパネルとの位置合わせができる。したがって、安全かつ容易に吊り足場用パネルを連結・撤去することが可能となる。
パネル方式による吊り足場の模式図である。(a)が橋桁の軸直角方向の断面図であり、(b)がその平面図である。 特許文献1に基づいて実用化されているパネルの一例(従来例)である。(a)が平面図、そして、(b)がC−C矢視図である。 図2に示すパネル2枚をその長辺部同士で連結する作業を示す図である。 図2に示すパネル2枚の連結作業時の作業員の重心の変化を示す一例である。 図2に示すパネル2枚の連結作業時の作業員の重心の変化を示す他の例である。 図2に示すパネルの連結具と連結受け部の位置を逆にしたときの連結作業を示す図である。 一方の連結受け部内にパネル長辺部から直角に突出してなる預け金具と、他方の連結受け部内にパネル長辺部から直角に突出してなる受け金具とを、それぞれ設けたパネルを用いて連結作業を示す図である。 預け金具と受け金具を備えるパネルの具体的な構造の一例である。 受け金具の突出位置のパネル長辺部の上面に、預け金具用ガイド材をパネル長辺に対して直角に設けた構造の一例である。 本発明に係る吊り足場用パネルの連結構造の一例である。 本発明に係る吊り足場用パネルの受け金具の一例である。 図11に示す受け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの受け金具の他の例である。 図13に示す受け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの受け金具の他の例である。 図15に示す受け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の一例である。 図17に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の他の例である。 図19に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の他の例である。 図21に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の他の例である。 図23に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの受け金具の他の例である。 図25に示す受け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の他の例である。 図27に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。 本発明に係る吊り足場用パネルの連結態様の一例である。 預け金具の仮置後の微調整の一例である。 本発明に係る吊り足場用パネルの連結態様の他の例である。 預け金具の仮置後の微調整の他の例である。 本発明に係る吊り足場用パネルの連結態様の他の例である。 預け金具の仮置時とセット後の状況を示している。 仮連結後のパネル長辺部の間の段差をなくす手順を示す一例である。 吊り足場用パネルを平面上でカーブして設置するときの状況を示す図である。
以下、図面を用いて本発明に係る吊り足場用パネルの連結構造を説明する。
図10は、本発明に係る吊り足場用パネルの一例である。(a)は平面図、(b)はI部の詳細図、そして、(c)はI部の裏面図を示す。
この吊り足場用パネルは、2つの長辺用部材35と2つの短辺用部材36からなる長方形を有している。そして、2つの長辺用部材35の間にはこれらをつなぐ角管形状の連結受け部12が短辺用部材36と平行に2本設けられ、いずれの連結受け部12も長辺用部材35の両側面に開口部を有している。そして、連結受け部12の一方の開口部内には長辺用部材35に対して直角に突出する形で預け金具25が設けられ、そして、連結受け部12の他方の開口部内には長辺用部材35に対して直角に突出する形で受け金具26が設けられている。ここで、預け金具25と受け金具26はそれぞれ固定ボルト40によって連結受け部12の上面及び下面に固定されている。また、長辺用部材35の上面には2つのパネルを連結するための連結用ボルト(図示せず)を差し込むための連結用孔50が穿たれている。なお、パネルの上面には床材8が張られていて、作業員がその上で作業をすることができる。
図11は、本発明に係る吊り足場用パネルの受け金具の一例である。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はM−M矢視図、そして、(e)はN−N矢視図を示す。
図12は、図11に示す受け金具26を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のJ部の詳細図、(b)は図10(b)のJ部の裏面図、そして、(c)は図12(a)のL−L矢視図を示す。
この受け金具26は、底面のウェブとその両側のフランジからなり、その断面は上向きに開放された略コの字形を有する。そして、この受け金具26は連結受け部12から受け金具26が直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の下面およびこの受け金具26の底面のウェブには、受け金具26を固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれている。また、連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35の上面には、対峙する預け金具をこの連結受け部12内に収容した後、連結用ボルト(図示せず)を差し込むための連結用孔50が形成されている。なお、ここでは、受け金具の右側フランジの一部に切り欠き部45が形成されている。その理由については、後述する。
図13は、本発明に係る吊り足場用パネルの受け金具の他の例である。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はM−M矢視図、そして、(e)はN−N矢視図を示す。
図14は、図13に示す受け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のJ部の詳細図、(b)は図10(b)のJ部の裏面図、そして、(c)は図14(a)のL−L矢視図を示す。
この受け金具26は、底面のウェブとその両側のフランジからなり、その断面は上向きに開放された略コの字形を有する。そして、この受け金具26は連結受け部12から受け金具26が直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の下面には、受け金具26を固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれている。また、連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35の上面には、対峙する預け金具をこの連結受け部12内に収容した後、連結用ボルト(図示せず)を差し込むための連結用孔50が形成されている。ただし、この受け金具26の底面ウェブに穿たれる固定用ボルト40を通すための固定用孔41はウェブの中心位置から水平方向に偏心して形成されている。
図15は、本発明に係る吊り足場用パネルの受け金具の他の例である。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はM−M矢視図、そして、(e)はN−N矢視図を示す。
図16は、図15に示す受け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のJ部の詳細図、(b)は図10(b)のJ部の裏面図、そして、(c)は図16(a)のL−L矢視図を示す。
この受け金具26は、上向きに開放された断面半円形を有する。したがって、底面のウェブとその両側のフランジはともに一様な曲面をなしている。そして、この受け金具26は連結受け部12から受け金具26が直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の下面には、受け金具26を固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれている。また、連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35の上面には、対峙する預け金具をこの連結受け部12内に収容した後、連結用ボルト(図示せず)を差し込むための連結用孔50が形成されている。
図17は、本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の一例である。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はP−P矢視図、そして、(e)はQ−Q矢視図を示す。
図18は、図17に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のK部の詳細図、(b)は図10(b)のK部の裏面図、そして、(c)は図18(a)のO−O矢視図を示す。
この預け金具25は、上面のウェブとその両側のフランジからなり、その断面は下向きに開放された略コの字形を有する。そして、この預け金具25は連結受け部12から直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の上面には、預け金具25を固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれているが、その形状を長円形とするのは、吊り足場用パネルの設置を平面上でカーブさせることができるようにするためである。また、預け金具25を対峙する連結受け部内に収容した後、連結受け部の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35に穿たれた連結用孔(図示せず)に差し込まれる連結用ボルト(図示せず)をねじ込むことができる連結用ナット52が預け金具25の上面の下に接して取り付けられている。そして、預け金具25の右側の一部に切り欠き部45が形成されている。その理由については、後述する。
図19は、本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の他の例である。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はP−P矢視図、そして、(e)はQ−Q矢視図を示す。
図20は、図19に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のK部の詳細図、(b)は図10(b)のK部の裏面図、そして、(c)は図20(a)のO−O矢視図を示す。
この預け金具25は、上面のウェブとその両側のフランジからなり、その断面は下向きに開放された略コの字形を有する。そして、この預け金具25は連結受け部12から直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の上面には、預け金具25を固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれているが、その形状を長円形とするのは、吊り足場用パネルの設置を平面上でカーブさせることができるようにするためである。そして、預け金具25を固定するための固定用ナット42が連結受け部12の上面の下に接して取り付けられている。また、預け金具25を対峙する連結受け部内に収容した後、連結受け部の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35に穿たれた連結用孔(図示せず)に差し込まれる連結用ボルト(図示せず)をねじ込むことができる連結用ナット52が預け金具25の上面の下に接して取り付けられている。ここでは、この預け金具25の上面ウェブに穿たれる固定用ボルト40を通すための固定用孔41はウェブの中心位置から偏心して形成されている。
図21は、本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具25の他の例である。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はP−P矢視図、そして、(e)はQ−Q矢視図を示す。
図22は、図21に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のK部の詳細図、(b)は図10(b)のK部の裏面図、そして、(c)は図22(a)のO−O矢視図を示す。
この預け金具25は、上面が曲面のウェブとその両側のフランジからなり、その断面は下向きに開放された略U字形を有する。そして、この預け金具25は連結受け部12から直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の上面には、預け金具25を固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれているが、その形状を長円形とするのは、吊り足場用パネルの設置を平面上でカーブさせることができるようにするためである。また、預け金具25を対峙する連結受け部内に収容した後、連結受け部の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35に穿たれた連結用孔(図示せず)に差し込まれる連結用ボルト(図示せず)をねじ込むことができる連結用ナット52が預け金具25の上面の下に接して取り付けられている。
図23は、本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の他の例である。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はP−P矢視図、そして、(e)はQ−Q矢視図を示す。
図24は、図23に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のK部の詳細図、(b)は図10(b)のK部の裏面図、そして、(c)は図24(a)のO−O矢視図を示す。
この預け金具25は、断面円形を有する。したがって、上面の曲面のウェブとその両側の曲面のフランジだけでなく、底面も曲面をなしている。そして、この預け金具25は連結受け部12から直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の上面には、預け金具25を固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれているが、その形状を長円形とするのは、吊り足場用パネルの設置を平面上でカーブさせることができるようにするためである。また、預け金具25を対峙する連結受け部12内に収容した後、連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35に穿たれた連結用孔(図示せず)に差し込まれる連結用ボルト(図示せず)をねじ込むことができる連結用ナット52が預け金具25の上面の下に接して取り付けられている。
図25は、本発明に係る吊り足場用パネルの受け金具の他の例である。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はM−M矢視図、そして、(e)はN−N矢視図を示す。
図26は、図25に示す受け金具26を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のJ部の詳細図、(b)は図10(b)のJ部の裏面図、そして、(c)は図12(a)のL−L矢視図を示す。
この受け金具26は山形鋼からなり、その断面は上向きに開放されたV形状を有する。ここでは、底面ウェブとその両側面からなる、上向きに開放された断面コの字形状の鋼材27で断面V形状の山形鋼を下から支えており、閉塞断面形状を形成している。したがって、剛性が高く、受け金具が地面等にぶつかることがあっても曲がりにくい。なお、断面V形状の山形鋼と断面コの字形状の鋼材27は隅肉溶接によって接合されている。そして、この受け金具26は連結受け部12から受け金具26が直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の下面およびこの受け金具26を支える断面コの字形状の鋼材27の底面のウェブには、この底面のウェブを固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれている。また、連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35の上面には、対峙する預け金具をこの連結受け部12内に収容した後、連結用ボルト(図示せず)を差し込むための連結用孔50が形成されている。なお、ここでは、断面コの字形状の鋼材27を用いることで、閉塞断面形状を有する受け金具としているが、格別に高い剛性を必要としない場合には山形鋼のみで受け金具を形成してもよい。
図27は、本発明に係る吊り足場用パネルの預け金具の他の例であり、図25で示した受け金具と組み合わせて用いることができる。(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はP−P矢視図、そして、(e)はQ−Q矢視図を示す。
図28は、図27に示す預け金具を図10に示す吊り足場用パネルの連結受け部に固定したときの図を示す。(a)は図10(b)のK部の詳細図、(b)は図10(b)のK部の裏面図、そして、(c)は図18(a)のO−O矢視図を示す。
この預け金具25は山形鋼からなり、その断面は上向きに開放されたV形状を有する。ここでは、断面V形状の山形鋼の上に平板28を隅肉溶接して蓋をすることによって、閉塞断面形状を形成している。したがって、剛性が高く、預け金具が地面等にぶつかることがあっても曲がりにくい。そして、この預け金具25は連結受け部12から直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている。連結受け部12の上面には、預け金具25を固定するための固定用ボルト40を通すための固定用孔41が穿たれているが、その形状を長円形とするのは、吊り足場用パネルの設置を平面上でカーブさせることができるようにするためである。また、預け金具25を対峙する連結受け部内に収容した後、連結受け部の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35に穿たれた連結用孔(図示せず)に差し込まれる連結用ボルト(図示せず)をねじ込むことができる連結用ナット52が預け金具25の上面の下に接して取り付けられている。なお、ここでは、平板28を用いることで、閉塞断面形状を有する預け金具としているが、格別に高い剛性を必要としない場合には山形鋼のみで預け金具を形成してもよい。
図29は、本発明に係る吊り足場用パネルの連結態様の一例であり、図12の受け金具の上に図18の預け金具を載置した後、両パネルを連結するものである。(a)は連結直前の預け金具と受け金具の平面図、(b)はその正面図、(c)は預け金具を受け金具の上に仮置きしたときの正面図、そして、(d)は預け金具をスライドさせてパネル同士を仮連結したときの正面図である。
図30は、預け金具の仮置後の微調整の一例であり、図29(c)における預け金具と受け金具のR−R矢視図である。(a)は仮置き直後を示し、そして、(b)は微調整後を示す。
対峙するパネルの連結受け部12から直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている預け金具25を、設置済みのパネルの連結受け部12内に直角に突出する形で固定されている受け金具26と位置合わせをした後、その預け金具25を受け金具26の上に仮置きする。そして、預け金具25の載置位置を断面方向に微調整して、預け金具25の中心線を受け金具26の中心線に位置合わせした後、対峙する預け金具25を設置済みの連結受け部12内に収容する。その後、設置済みの連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35の上面の連結用孔50から連結用ボルト(図示せず)を差し込んで、預け金具25の上面の下に接して取り付けられている連結用ナット52にねじ込むことで、パネル同士を仮連結することができる。ここでは、仮連結の状態であるので、両パネルの高さには違いが少々あり、その結果、2つのパネルの長辺用部材35の上面の間には段差がある程度生じている。なお、預け金具25および受け金具26の同じ側(右側)のフランジの一部に切り欠き部45を設けられているので、預け金具25を受け金具26の上に仮置きしたのち、預け金具25の載置位置を断面方向に微調整することができるから、預け金具25を設置済みの連結受け部12内に容易に収容することができる。
図31は、本発明に係る吊り足場用パネルの連結態様の他の例であり、図14の受け金具の上に図20の預け金具を載置した後、両パネルを連結するものである。(a)は連結直前の預け金具と受け金具の平面図、(b)はその正面図、(c)は預け金具を受け金具の上に仮置きしたときの正面図、そして、(d)は預け金具をスライドさせてパネル同士を仮連結したときの正面図である。
図32は、預け金具の仮置後の微調整の他の例であり、図31(c)における預け金具と受け金具のR−R矢視図である。(a)は仮置き直後を示し、そして、(b)は微調整後を示している。
対峙するパネルの連結受け部12から直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている預け金具25を、設置済みのパネルの連結受け部12内に直角に突出する形で固定されている受け金具26と位置合わせをした後、対峙する預け金具25を受け金具26の上に仮置きする。そして、預け金具25の載置位置を断面方向に微調整して、預け金具25が受け金具26上から外れないようにしてから、預け金具25を設置済みの連結受け部12内に収容する。その後、設置済みの連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35の上面の連結用孔50から連結用ボルト(図示せず)を差し込んで、預け金具25の上面の下に接して取り付けられている連結用ナット52にねじ込むことで、パネル同士を仮連結することができる。ここでは、仮連結の状態であるので、両パネルの高さには違いが少々あり、その結果、2つのパネルの長辺用部材35の上面の間には段差がある程度生じている。
図33は、本発明に係る吊り足場用パネルの連結態様の他の例であり、図16の受け金具の上に図24の預け金具を載置した後、両パネルを連結するものである。(a)は連結直前の預け金具と受け金具の平面図、(b)はその正面図、(c)は預け金具を受け金具の上に仮置きしたときの正面図、そして、(d)は預け金具をスライドさせてパネル同士を仮連結したときの正面図である。
図34は、預け金具の仮置時とセット後の状況を示しており、図33(c)における預け金具と受け金具のR−R矢視図である。(a)は仮置き時を示し、そして、(b)はセット後の状況を示している。
対峙するパネルの連結受け部12から直角に突出する形で連結受け部12内に固定されている預け金具25を、設置済みのパネルの連結受け部12内に直角に突出する形で固定されている受け金具26と位置合わせをした後、その預け金具25を受け金具26の上に仮置きする。この預け金具25は断面円形を有し、そして、この受け金具26は上向きに開放された断面半円形を有しているので、受け金具26の上に仮置きされた預け金具25は自ずと受け金具26の上に収まる。その後、預け金具25を設置済みの連結受け部12内に収容する。そして、設置済みの連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材35の上面の連結用孔50から連結用ボルト(図示せず)を差し込んで、預け金具25の上面の下に接して取り付けられている連結用ナット52にねじ込むことで、パネル同士を仮連結することができる。ここでは、仮連結の状態であるので、両パネルの高さには違いが少々あり、その結果、2つのパネルの長辺用部材35の上面の間には段差がある程度生じている。
図29〜図34にみるとおり、受け金具26に預け金具25を載置した後、預け金具25をスライドさせることで両パネルを連結することができる。ただし、仮連結の状態であるので、両パネルの高さには違いが少々あり、その結果、2つのパネルの長辺用部材35の上面の間には段差がある程度生じている。この段差は、対峙する受け金具25を設置済みの連結受け部12内に収容する際に形成される、受け金具25の上面と連結受け部12の上面との間の隙間(ガタ)に起因する。このままでもパネル同士の連結自体は完了しており、強度的には問題はない。ただし、パネル連結部付近でパネル長辺用部材の間に若干の段差があるから、その分は歩きづらいことになる。
この段差をなくすためには、対峙する預け金具を設置済みの連結受け部の上面に連結用ボルトにより連結するときに、連結用ボルトをさらに締め付ければよい。すなわち、連結用ボルトをもっと締め付けると連結用ボルトの先端が受け金具の底面に接地し、さらに締め付けると預け金具の上面が連結受け部に接地するので段差は解消する。
図35は、仮連結後のパネル長辺用部材の間の段差をなくす手順を示す一例である。(a)は預け金具25を連結受け部12内に収容した状態を、(b)は連結用ボルト51でパネル同士を仮連結した状態を、(c)は連結用ボルト51をもっと締め付けてボルトの先端が受け金具26の底面に接地したときの状態を、そして、(d)は連結用ボルト51をさらに締め付けて預け金具25の上面が連結受け部12の上面に接地したときの状態を示す。
対峙する預け金具25を設置済みの連結受け部12内に収容したのち、設置済みの連結受け部12の位置する吊り足場用パネルの長辺用部材の上面の連結用孔50から連結用ボルト51を差し込んで、預け金具25の上面の下に接して取り付けられている連結用ナット52にねじ込むことで、パネル同士を仮連結することができる。これは仮連結の状態であるので、パネル長辺用部材の間には段差が生じているが、パネル間の連結自体は完了している。
ところが、連結用ボルト51をもっと締め付けていくと、連結用ボルト51の先端は設置済みの連結受け部12内に設けられた受け金具26の底面に達して接地するため、預け金具25の上面と連結受け部12の上面の間の隙間は減少し始める。よって、長辺用部材の間の段差も減少し始める。
そして、連結用ボルト51をさらに締め付けていくと、設置済みの連結受け部12の上面は連結用ナット52を介して預け金具25の上面に近接してゆき、最終的に預け金具25の上面が連結受け部12の上面に接地するから、長辺用部材の間の段差は解消される。ここで、両パネルの連結は完了する。
なお、ここでは、ボルトの頭側のみにねじ山を設けた連結用ボルト51を用いているが、これはねじり込む回数(手間)を減らすためである。手間を厭わなければ、全ねじ山のものを用いてもよい。
最後に、連結受け部の上面には、預け金具を固定するための固定用ボルトを通すための固定用孔が穿たれているが、その形状を長円形とすることで吊り足場用パネルの設置を平面上でカーブさせることができるようになることについて、詳述する。
吊り足場用パネルの設置場所は、平面的に直線だけとは限らず、道路等がカーブしていると、吊り足場用パネルの設置を平面上でカーブさせることを必要とする場合が生じる。
図36は複数個の吊り足場用パネル6を平面上でカーブして設置するときの状況を示す図である。(a)がその概略図、(b)が2枚の吊り足場用パネルに着目したときの平面図、(c)が(b)のS−S矢視図、そして、(d)が(b)のT−T矢視図である。
図36(b)において、下側のパネル6の連結受け部内から突出して設けられた預け金具の上面は、上側のパネル6の連結受け部の上面に固定用ボルト51によって固定される。このとき、連結受け部の上面の固定用孔41を長円形に形成しておくと、2つのパネルの間に三角形の隙間60を形成することができる。すなわち、S−S矢視図における固定用ボルト51の固定位置は通常の上位置のままにしておく一方、T−T矢視図における固定用ボルト51の固定位置を下位置に変更すると、2つのパネル6の間に三角形の隙間60が形成される。この三角形の隙間60の積み重ねにより、吊り足場用パネルのカーブ対応が可能となる。
本発明に係る吊り足場用パネルの連結構造は、作業員のせり出し長さも短くでき、かつ、容易に対峙するパネルとの位置合わせができる。したがって、安全かつ容易に吊り足場用パネルを連結・撤去することが可能となる。
1 吊り足場
2 床版部
3 橋梁部
3a 橋梁部のフランジ
4 チェーンクランプ
5 チェーン
6 パネル
6a パネル長辺
6b パネル短辺
7 チェーン位置
8 床材
11 連結具
12 連結受け部
13 貫通孔
14 係止孔
15 貫通ピン
16 調整ボルト
21 作業員
21a 作業員のひざ
25 預け金具
26 受け金具
27 コの字形状の鋼材
28 平板
30 ガイド材
35 長辺用部材
36 短辺用部材
40 固定用ボルト
41 固定用孔
42 固定用ナット
45 切り欠き部
50 連結用孔
51 連結用ボルト
52 連結用ナット
60 三角形の隙間

Claims (19)

  1. 縦横に連結させ水平方向に構築していく吊り吊り足場用パネルの連結構造であって、
    パネル長辺部の一方の側面内に設置した連結受け部内に設けられ、パネル長辺部から直角に突出してなる預け金具と、
    パネル長辺部の他方の側面内に設置した連結受け部内に設けられ、預け金具を載置することができる形状を有する、パネル長辺部から直角に突出してなる受け金具からなり、
    上記預け金具を対峙するパネルの連結受け部の受け金具上に載置し、かつ、当該連結受け部内に固定する手段を有することを特徴とする、吊り足場用パネルの連結構造。
  2. 受け金具は底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、そして、預け金具は上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  3. 受け金具および預け金具は、いずれも、同じ側のフランジの一部に切り欠き部を有しており、対峙するパネルの預け金具を当該パネルの受け金具の上に載置したときに受け金具のウェブ上で水平方向に移動させることによって、預け金具の載置位置の微調整が可能であることを特徴とする、請求項2に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  4. 受け金具は底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、預け金具を当該受け金具の両フランジの内側に載置することができることを特徴とする、請求項1に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  5. 受け金具は底面または上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する預け金具の両フランジを当該受け金具の両フランジの外側に載置することができることを特徴とする、請求項1に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  6. 受け金具は閉塞断面形状を有し、かつ、上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する預け金具の両フランジの内側に載置することができることを特徴とする、請求項1に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  7. 預け金具は上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、当該預け金具の両フランジを受け金具の外側に載置することができることを特徴とする、請求項1に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  8. 預け金具は上面または底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有し、かつ、当該預け金具を底面または上面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する受け金具の両フランジの内側に載置することができることを特徴とする、請求項1に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  9. 預け金具は閉塞断面形状を有し、かつ、底面ウェブとその両側面のフランジから形成される断面形状を有する受け金具の両フランジの内側に載置することができることを特徴とする、請求項1に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  10. 預け金具の下面および受け金具の上面は、いずれも上向きに開放された断面V形状、断面U形状または断面円弧形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  11. 預け金具は閉塞断面形状を有することを特徴とする、請求項10に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  12. 受け金具は閉塞断面形状を有することを特徴とする、請求項10または11に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  13. 受け金具の突出位置のパネル長辺部の上面に、パネル長辺部に対して直角に預け金具用ガイド材が設けられていることを特徴とする、請求項1から12までのいずれかに記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  14. 対峙する預け金具を連結受け部内に連結する手段として、連結受け部の上面に穿たれた連結用孔と連結用ボルトを用いることを特徴とする、請求項1から13までのいずれかに記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  15. 受け金具が固定用ボルトで連結受け部内の下面に固定されていることを特徴とする、請求項1から14までのいずれかに記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  16. 預け金具が固定用ボルトで連結受け部内の上面に固定されていることを特徴とする、請求項1から15までのいずれかに記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  17. 固定用孔の形状が長円形であることを特徴とする、請求項16に記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  18. 受け金具の突出位置のパネル長辺部の上面に、預け金具用ガイド材がパネル長辺部に対して直角に設けられていることを特徴とする、請求項1から17までのいずれかに記載の吊り足場用パネルの連結構造。
  19. 受け金具および預け金具は、いずれも、同じ側のフランジの一部に切り欠き部を有しており、対峙するパネルの預け金具を当該パネルの受け金具の上に載置したときに受け金具のウェブ上で水平方向に移動させることによって、預け金具の載置位置の微調整が可能であることを特徴とする、請求項1から18までのいずれかに記載の吊り足場用パネルの連結構造。
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