JP2015027772A - 熱硬化性シート - Google Patents

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【課題】本発明の一態様は、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性に優れる硬化体を形成することが可能な熱硬化性シートを提供することを目的とする。
【解決手段】熱硬化性シート10は、不連続繊維11、熱硬化性樹脂12及び硬化剤を含み、不連続繊維11の含有量が1体積%以上50体積%以下であり、不連続繊維11は、数平均繊維長が0.1mm以上40mm以下であり、数平均繊維径が0.4nm以上10μm以下であり、不連続繊維11の配向度が65%以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱硬化性シート、熱硬化性シートの硬化体及び物品に関する。
ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、アラミド繊維等を用いた繊維強化樹脂が、高強度・高剛性の構造材として研究開発されている。これらの中で、ガラス繊維強化樹脂は、非常に安価で機械的特性に優れた成形体を与える。炭素繊維強化樹脂は、さらに機械的特性に優れる成形体を与えるばかりでなく、極めて軽量な成形体を与えることから、現在、飛行機、自動車等の輸送器機用構造材として期待されている。
特許文献1には、重量平均繊維長10mm以上の炭素長繊維(A)100質量部に対して、ポリアミド樹脂50〜250質量部、層状珪酸塩を0.1〜12質量部を含有する炭素長繊維強化ポリアミド複合材料が開示されている。
特開2011−105836号公報
しかしながら、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性が不十分であるという問題がある。
本発明の一態様は、上記従来技術が有する問題に鑑み、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性に優れる硬化体を形成することが可能な熱硬化性シートを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、熱硬化性シートにおいて、不連続繊維、熱硬化性樹脂及び硬化剤を含み、前記不連続繊維の含有量が1体積%以上50体積%以下であり、前記不連続繊維は、数平均繊維長が0.1mm以上40mm以下であり、数平均繊維径が0.4nm以上10μm以下であり、前記不連続繊維の配向度が65%以上である。
本発明の一態様によれば、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性に優れる硬化体を形成することが可能な熱硬化性シートを提供することができる。
熱硬化性シートの一例を示す模式図である。 実施例で用いた射出成形機を示す模式図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面と共に説明する。
熱硬化性シートは、不連続繊維、熱硬化性樹脂及び硬化剤を含む。
不連続繊維としては、強化繊維であれば、特に限定されないが、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ホウ素繊維、炭化タングステン繊維等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
不連続繊維としては、リサイクル繊維として入手しうる不連続繊維、バージンの不連続繊維及びロービング状繊維を用いることができる。
なお、不連続繊維として、ギロチンカッター等を用いて、切断されているロービング状繊維又は不連続繊維を使用してもよい。
不連続繊維の数平均繊維長は、0.1〜40mmであり、0.1〜20mmであることが好ましい。不連続繊維の数平均繊維長が0.1mm未満であると、熱硬化性シート内における不連続繊維の自由度が大きく、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性に優れる硬化体を形成することができない。一方、不連続繊維の数平均繊維長が40mmを超えると、不連続繊維が絡まりやすく、不連続繊維の配向度が不十分になる。
不連続繊維の数平均繊維径は、0.4nm〜10μmであり、0.6nm〜10μmであることが好ましい。不連続繊維の数平均繊維径が0.4nm未満であると、不連続繊維が折れやすく、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性に優れる硬化体を形成することができない。一方、不連続繊維の数平均繊維径が10μmを超えると、不連続繊維の柔軟性が乏しく、熱硬化性シートを押出成形する際の流動性や成形性が低下する。
熱硬化性シート中の不連続繊維の含有量は、1〜50体積%であり、16〜40体積%であることが好ましい。熱硬化性シート中の不連続繊維の含有量が1体積%未満であると、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性に優れる硬化体を形成することができない。一方、熱硬化性シート中の不連続繊維の含有量が50体積%を超えると、熱硬化性シートを押出成形する際の流動性が低く、不連続繊維の配向度が不十分になる。
熱硬化性樹脂としては、特に限定されないが、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート、ケイ素樹脂、ビニルエステル、ポリイミド等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
熱硬化性樹脂として、エポキシ樹脂を用いる場合、エポキシ樹脂に対するエポキシ樹脂硬化剤の体積比は、通常、0.2〜0.4である。
熱硬化性樹脂と硬化剤の組み合わせとして、エポキシ樹脂とノボラック型フェノール樹脂の組み合わせを用いる場合、エポキシ樹脂に対するノボラック型フェノール樹脂の体積比は、通常、0.3〜0.6である。
熱硬化性樹脂と硬化剤の組み合わせとして、レゾール型フェノール樹脂とアミン系フェノール樹脂の組み合わせを用いる場合、レゾール型フェノール樹脂に対するアミン系フェノール樹脂の体積比は、通常、1×10−4〜0.1である。
熱硬化性シートは、導電性や熱伝導性を付与するために、添加剤をさらに含んでいてもよい。
添加剤としては、特に限定されないが、金、銀、銅、鉄、ニッケル、アルミニウム、マグネシウム及びこれらの合金、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、六方晶窒化ホウ素、サファイア、アルミナ、窒化ケイ素、酸化マグネシウム、二酸化チタン、サーメット、イットリア、ムライト、フォルステライト、コージライト、ジルコニア、ステアタイト、黒鉛、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、グラフェン等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
熱硬化性樹脂に対する添加剤の体積比は、通常、1×10−3〜0.3であり、5×10−3〜0.2であることが好ましい。熱硬化性樹脂に対する添加剤の体積比が1×10−3未満であると、熱硬化性シートの導電性や熱伝導性が不十分になることがあり、0.3を超えると、熱硬化性シートを押出成形する際の塑性と流動性を低下させ、不連続繊維の配向度が不十分になることがある。
熱硬化性シートの不連続繊維の配向度は、65%以上であり、70%以上であることが好ましい。熱硬化性シートの不連続繊維の配向度が65%未満であると、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性に優れる硬化体を形成することができない。なお、熱硬化性シートの不連続繊維の配向度は、通常、99%以下である。
熱硬化性シートの厚さは、通常、1〜10mmである。
熱硬化性シートは、不連続繊維、熱硬化性樹脂及び硬化剤を含む組成物を押出成形して熱硬化性棒状体を作製した後、熱硬化性棒状体を所定の方向に配置し、所定の方向に配置された熱硬化性棒状体を加圧することにより製造することができる。
組成物は、ミキサーを用いて混合することにより作製することができる。
このとき、ミキサーを用いて混合した後、静置している間に、熱硬化性樹脂と硬化剤が反応する。
組成物を押出成形する際に用いる押出成形機としては、特に限定されないが、射出成形機、混練機等が挙げられる。
熱硬化性棒状体の断面形状としては、特に限定されないが、円、四角形等が挙げられる。
熱硬化性棒状体の断面の長径は、通常、2〜5mmである。
熱硬化性棒状体を所定の方向に配置する際は、手動であってもよいし、機械を用いてもよい。
所定の方向に配置された熱硬化性棒状体を加圧する圧力は、通常、10〜15MPaである。所定の方向に配置された熱硬化性棒状体を加圧する圧力が10MPa未満であると、所定の方向に配置された熱硬化性棒状体が一体とならず、成形が不十分となることがある。一方、所定の方向に配置された熱硬化性棒状体を加圧する圧力が15MPaを超えると、樹脂抜けが発生することがある。
なお、所定の方向に配置された熱硬化性棒状体を加圧する際に、加熱してもよい。
加熱する温度は、通常、80〜120℃である。加熱する温度が80℃未満であると、組成物が流動せず、成形が不十分となることがある。一方、加熱する温度が120℃を超えると、所定の方向に配置された熱硬化性棒状体が成形される前に硬化することがある。
熱硬化性棒状体を所定の方向に配置する際に、積層することが好ましい。
例えば、n層目の熱硬化性棒状体とn+1層目の熱硬化性棒状体が平行になるように、熱硬化性棒状体を積層すると、熱硬化性棒状体を配置した方向に直交する力に対する曲げ特性を向上させることができる。
また、n+1層目の熱硬化性棒状体がn層目の熱硬化性棒状体に対して45°になるように、熱硬化性棒状体を積層すると、それぞれの熱硬化性棒状体を配置した方向に直交する力に対する曲げ特性を向上させることができる。
さらに、n+1層目の熱硬化性棒状体がn層目の熱硬化性棒状体に対して90°になるように、熱硬化性棒状体を積層すると、それぞれの熱硬化性棒状体を配置した方向に直交する力に対する曲げ特性を向上させることができる。
なお、熱硬化性棒状体の積層数及び積層角度は、特に限定されない。
図1に、熱硬化性シートの一例を示す。
熱硬化性シート10は、不連続繊維11、熱硬化性樹脂12及び硬化剤(不図示)を含み、2層目の熱硬化性棒状体が1層目の熱硬化性棒状体に対して90°になるように、熱硬化性棒状体を積層することにより、製造されている。
熱硬化性シートの硬化体は、熱硬化性シートが硬化している。
熱硬化性シートの硬化体の形状は、平面状であってもよいし、曲面状であってもよい。
熱硬化性シートを硬化させる方法としては、特に限定されないが、マイクロ波を照射して加熱する方法、オーブンを用いて加熱する方法等が挙げられる。中でも、硬化時間を短縮できることから、マイクロ波を照射して加熱する方法が好ましい。特に、炭素繊維、黒鉛、カーボンブラック、カーボンナノチューブ又はグラフェンを含む熱硬化性シートを硬化させる場合に有効である。
なお、熱硬化性棒状体を所定の方向に配置する前に、延伸してもよい。これにより、熱硬化性棒状体同士の密着性を向上させると共に、空隙の残存量を低減することができる。
熱硬化性シートの硬化体は、自動車等の輸送機器、電子モバイル機器、医療機器、介助用品等における構造材に適用することができる。
以下に、実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は、実施例に限定されない。
(熱硬化性棒状体の作製)
20体積%の数平均繊維長が3mm、数平均繊維径が7μmの不連続炭素繊維T010−003(東レ社製)、50体積%の熱硬化性樹脂としてのエポキシ樹脂EPICLON855(DIC社製)及び30体積%のエポキシ樹脂硬化剤JERキュアST11(三菱化学社製)を、ミキサーを用いて混合した後、120分間静置し、組成物を得た。次に、押出し比が28の射出成形機1(図2参照)を用いて、組成物を塑性域で押出成形し、直径が3.2mmの熱硬化性棒状体を得た。このとき、ストロークに対する圧力の勾配が2.2MPa/mmであり、熱硬化性棒状体は、太さが一定であり、熱硬化性棒状体は、不連続炭素繊維の配向度が94%であった。
射出成形機1は、押出しの圧力、押出しのストロークを測定及び記録する装置2及び押出し治具3を備え、組成物4を押出成形する。押出し治具3は、組成物4を絞り込み、押出す構造である。
なお、押出し比は、押出し治具3の組成物4が押し出される側の断面積に対する組成物4を押し付ける側の断面積の比である。
(熱硬化性シート1の作製)
延伸比が2となるように熱硬化性棒状体を延伸した後、1層目の熱硬化性棒状体と2層目の熱硬化性棒状体が平行になるように、延伸した熱硬化性棒状体を、縦90mm、横70mmの型の中に手動で配置した。次に、プレス機を用いて、14MPa、80℃で5分間加圧加熱し、厚さが4mmの熱硬化性シート1を得た。熱硬化性シート1は、不連続炭素繊維の配向度が70%であった。
(熱硬化性シート2の作製)
2層目の熱硬化性棒状体が1層目の熱硬化性棒状体に対して45°になるように、延伸した熱硬化性棒状体を配置した以外は、熱硬化性シート1と同様にして、厚さが4mmの熱硬化性シート2を得た。熱硬化性シート2は、不連続炭素繊維の配向度が86%であった。
(熱硬化性シート3の作製)
2層目の熱硬化性棒状体が1層目の熱硬化性棒状体に対して90°になるように、延伸した熱硬化性棒状体を配置した以外は、熱硬化性シート1と同様にして、厚さが4mmの熱硬化性シート3を得た。熱硬化性シート3は、不連続炭素繊維の配向度が70%であった。
(熱硬化性シート4の作製)
20体積%の数平均繊維長が3mm、数平均繊維径が7μmの不連続炭素繊維T010−003(東レ社製)、50体積%のエポキシ樹脂EPICLON855(DIC社製)及び30体積%のエポキシ樹脂硬化剤JERキュアST11(三菱化学社製)を、ミキサーを用いて混合した後、120分後に縦90mm、横70mmの型の中に平らに敷き詰めた。次に、プレス機を用いて、14MPa、80℃で5分間加圧加熱し、厚さが4mmの熱硬化性シート4を得た。熱硬化性シート4は、不連続炭素繊維の配向度が30%であった。
表1に、熱硬化性シートの特性を示す。
Figure 2015027772
<不連続炭素繊維の配向度>
熱硬化性棒状体の表面を、光学顕微鏡を用いて、倍率15倍で、二次元撮影した後、250個の不連続炭素繊維の方向を、任意の方向に対して、−90°〜+90°の角度で測定した。次に、分布の頻度が最大である角度を0°として、10°間隔のヒストグラムを作成した後、−20〜20°の範囲に配向している不連続炭素繊維の割合を算出し、不連続炭素繊維の配向度とした。
熱硬化性シートの両面を、光学顕微鏡を用いて、倍率15倍で、二次元撮影した後、片面125個、合計250個の不連続炭素繊維の方向を、任意の方向に対して、−90°〜+90°の角度で測定した。次に、分布の頻度が最大である角度を0°として、10°間隔のヒストグラムを作成した後、−20〜20°の範囲に配向している不連続炭素繊維の割合を算出し、不連続炭素繊維の配向度とした。
(実施例1)
マルチモードの周波数が2.45GHzのマイクロ波を照射して、熱硬化性シート1を120℃で20分間加熱し、熱硬化性シートの硬化体を得た。
(実施例2)
熱硬化性シート1の代わりに、熱硬化性シート2を用いた以外は、実施例1と同様にして、熱硬化性シートの硬化体を得た。
(実施例3)
熱硬化性シートの1の代わりに、熱硬化性シート3を用いた以外は、実施例1と同様にして、熱硬化性シートの硬化体を得た。
(実施例4)
オーブンを用いて、熱硬化性シート1を120℃で180分間加熱し、熱硬化性シートの硬化体を得た。
(実施例5)
熱硬化性シート1の代わりに、熱硬化性シート2を用いた以外は、実施例4と同様にして、熱硬化性シートの硬化体を得た。
(実施例6)
熱硬化性シート1の代わりに、熱硬化性シート3を用いた以外は、実施例4と同様にして、熱硬化性シートの硬化体を得た。
(比較例1)
熱硬化性シート1の代わりに、熱硬化性シート4を用いた以外は、実施例1と同様にして、熱硬化性シートの硬化体を得た。
(比較例2)
熱硬化性シート1の代わりに、熱硬化性シート4を用いた以外は、実施例4と同様にして、熱硬化性シートの硬化体を得た。
次に、熱硬化性シートの硬化体の機械的特性を評価した。具体的には、曲げ特性の求め方(JIS K 7171)に準拠し、圧子と1層目の熱硬化性棒状体を配置した方向が直交するように、熱硬化性シートの硬化体を設置した後、三点曲げ試験を実施し、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性を評価した。
表2に、熱硬化性シートの硬化体の機械的特性の評価結果を示す。
Figure 2015027772
表2から、実施例1〜6の熱硬化性シートの硬化体は、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性に優れることがわかる。
これに対して、比較例1、2の熱硬化性シートの硬化体は、熱硬化性シート4の不連続炭素繊維の配向度が30%であるため、曲げ弾性率、曲げ強度及び比剛性が低下する。
また、マイクロ波を照射して加熱した実施例1〜3の熱硬化性シートの硬化体は、短時間の加熱で、オーブンを用いて加熱した実施例4〜6の熱硬化性シートの硬化体と同等の機械特性を有している。
10 熱硬化性シート
11 不連続繊維
12 熱硬化性樹脂

Claims (3)

  1. 不連続繊維、熱硬化性樹脂及び硬化剤を含み、
    前記不連続繊維の含有量が1体積%以上50体積%以下であり、
    前記不連続繊維は、数平均繊維長が0.1mm以上40mm以下であり、数平均繊維径が0.4nm以上10μm以下であり、
    前記不連続繊維の配向度が65%以上であることを特徴とする熱硬化性シート。
  2. 請求項1に記載の熱硬化性シートが硬化していることを特徴とする熱硬化性シートの硬化体。
  3. 請求項2に記載の熱硬化性シートの硬化体を有することを特徴とする物品。
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