JP2015026200A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの所属グループが変わった場合においても、プリンタドライバを再インストールする必要がなく、新しい所属グループに対応したデフォルト設定への変更が容易であり、この作業にかかる負担を軽減することが可能な画像処理装置を提供する。【解決手段】印刷処理に適用する印刷設定値を保持する画像処理装置であって、ユーザが所属するグループの属性情報であるユーザ属性に対して個別に設定されたカスタム印刷設定値を格納するカスタム印刷設定格納部と、前記ユーザ属性を含むユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得部と、前記ユーザ特定情報取得部により取得された前記ユーザ特定情報に基づき、前記カスタム印刷設定格納部から前記ユーザ属性に対応する前記カスタム印刷設定値を判定し取得する判定部と、前記判定部により取得された前記カスタム印刷設定値をデフォルト設定値として登録する登録部とを備えた画像処理装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷設定機能を備えた画像処理装置に関するものである。
従来技術において、接続先の画像形成装置たるプリンタにユーザ毎のデフォルト設定を登録しておき、接続元の画像処理装置にプリンタドライバをインストールする際、上記デフォルト設定をプリンタに対して問合せて取得し、ユーザに対応したデフォルト設定となるようにプリンタドライバをインストールするものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−217097号公報
しかしながら、上記従来技術では、例えば、組織改編等の理由により、ユーザの所属グループが変わり、プリンタドライバのデフォルト設定を新しいグループに変更したい場合などにおいては、ユーザ毎のデフォルト設定の変更や、プリンタドライバの再インストールが必要となってしまい、作業にかかる負担が大きいものとなっていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、ユーザの所属グループが変わった場合においても、プリンタドライバを再インストールする必要がなく、新しい所属グループに対応したデフォルト設定への変更が容易であり、この作業にかかる負担を軽減することが可能な画像処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、印刷処理に適用する印刷設定値を保持する画像処理装置であって、ユーザが所属するグループの属性情報であるユーザ属性に対して個別に設定されたカスタム印刷設定値を格納するカスタム印刷設定格納部と、前記ユーザ属性を含むユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得部と、前記ユーザ特定情報取得部により取得された前記ユーザ特定情報に基づき、前記カスタム印刷設定格納部から前記ユーザ属性に対応する前記カスタム印刷設定値を判定し取得する判定部と、前記判定部により取得された前記カスタム印刷設定値をデフォルト設定値として登録する登録部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、ユーザの所属グループが変わった場合においても、プリンタドライバを再インストールする必要がなく、新しい所属グループに対応したデフォルト設定への変更が容易であり、この作業にかかる負担を軽減することが可能な画像処理装置を提供することができる。
本実施形態に係る印刷システムを説明する構成図である。 プリンタドライバの構成を説明する構成図である。 カスタムプリンタドライバの作成を説明するフローチャートである。 印刷設定画面の例を説明する図である。 カスタマイズAPとプリンタドライバパッケージとの関係を説明する図である。 印刷設定初期値ファイル、背反データファイル、カスタム印刷設定初期値ファイルの例を説明する図である。 初期値カスタマイズ画面の例を説明する図である。 カスタム初期値設定変更画面の例を説明する図である。 プリンタドライバのインストール処理を説明するフローチャートである。 ユーザ特定情報を説明する図である。 初期値設定変更処理を説明するフローチャートである。 警告ダイアログの例を説明する図である。 図11のステップS−3005における判断と警告ダイアログの表示の有無との関係を表に表したものである。 プリンタドライバの構成を説明する構成図である。 カスタムプリンタドライバの作成を説明するフローチャートである。 印刷設定初期値ファイル、背反データファイル、カスタム印刷設定初期値ファイルの例を説明する図である。 初期値カスタマイズ画面の例を説明する図である。 プリンタドライバのインストール処理を説明するフローチャートである。 初期値設定変更処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置としてのクライアントPC(Personal Computer)100と、画像形成装置としてのプリンタ400と、サーバPC500とを備えた印刷システムを説明する構成図である。図2は、クライアントPC100におけるプリンタドライバ300の構成を説明する構成図である。
クライアントPC100はクライアントたるユーザが使用する情報端末であり、少なくともCPU(Central Processing Unit)と、プリンタドライバ300のインストール先である記憶部210としてのRAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory),HDD(Hard Disk Drive)といった記憶装置と、ユーザによる操作入力を受付ける、キーボード,マウスといった入力手段と、プリンタドライバ300の印刷設定画面等の表示情報を表示するモニタといった表示手段と、プリンタ400又はサーバPC500と双方向情報通信を可能とするネットワークケーブルやUSB(Universal Serial Bus)ケーブルといった接続手段とを備える。また、クライアントPC100は、文書作成、図表描画のためのソフトウェアを備え、ユーザによりソフトウェアを介して作成された文書データ,図表データは、プリンタドライバ300により印刷データとして生成され、生成した印刷データは、後述する標準設定又はユーザ毎に設定された印刷設定(以下、カスタム印刷設定と称することがある)に基づきプリンタ400において印刷可能となるように構成されている。
図2に示すように、本実施形態に係るプリンタドライバ300は、印刷設定情報の管理を行う印刷設定管理部301と、印刷設定の表示を図示せぬ表示装置を介して行う印刷設定表示部302と、ユーザに対応するカスタム印刷設定処理の制御を行う制御部303と、ユーザを特定するための情報であるユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得部304と、特定したユーザに対応したカスタム印刷設定に係る印刷設定値(以下、カスタム印刷設定値と称する)を判定し、これを取得する判定部としてのカスタム印刷設定判定部305と、各ユーザに対応したカスタム印刷設定値を格納するカスタム印刷設定格納部306と、特定されたユーザに対応するカスタム印刷設定値をデフォルト値たる初期値にとして登録する登録部としてのカスタム印刷設定登録部307と、文書作成、図表描画のためのソフトウェアを介して作成された文書データ,図表データに基づく印刷データを生成する印刷データ生成部308とを備える。
このような機能を備えるプリンタドライバ300は、プリンタドライバインストール部200により記憶部210にインストールされる。なお、プリンタドライバインストール部200又はインストールされたプリンタドライバ300の各部が奏する機能は、前述した図示せぬCPUが各部に対応するプログラムを実行することで実現される。
プリンタ400は、例えば、電子写真方式の印刷エンジンを備え、クライアントPC100から送信された印刷データに基づく画像を記録紙等の記録媒体に印刷することができるように構成されている。通常、このようなプリンタ400においては、製造メーカが予め設定した印刷設定値に基づく印刷設定(標準設定)又はユーザにより所望の値に変更された印刷設定値に基づく印刷設定(カスタム印刷設定)による印刷が可能であり、標準設定又はカスタム印刷設定の何れかの印刷設定による印刷、カスタム印刷設定における印刷設定値の変更等はクライアントPC100にインストールされたプリンタドライバを介して行うことができる。
サーバPC500はシステム管理者が管理する情報端末であり、クライアントPC100と同様に、少なくともCPUと、RAM,ROM,HDDといった記憶装置と、システム管理者による操作入力を受付ける、キーボード,マウスといった入力手段と、後述するカスタマイズAP(Application Program)510の表示情報を表示するモニタといった表示手段と、プリンタ400又はクライントPC100と双方向情報通信を可能とするネットワークケーブルやUSBケーブルといった接続手段とを備える。カスタマイズAP510は、本実施形態に係るプリンタドライバをカスタマイズするための専用アプリケーションプログラムである。本実施形態においては、カスタマイズAP510を介して作成されたカスタムプリンタドライバはクライアントPC100に配布されて使用、又は共有プリンタとしてサーバ用PC500にインストールされたプリンタドライバをクライアントPC100にインストールして使用することを想定している。
次に、上記構成を備えた本実施形態の動作について説明する。まず、サーバPC500におけるカスタムプリンタドライバの作成について説明する。
図3は、カスタムプリンタドライバの作成を説明するフローチャートである。まず、システム管理者はカスタマイズAP510を起動し、印刷設定値の初期値の変更を行いたいプリンタドライバパッケージを読み込ませる(ステップS−1001)。ここで初期値とは、図4に示すプリンタドライバの印刷設定画面310上でドライバ設定を「標準設定」とした際や、標準ボタン311を押下した際に標準の設定として選択される印刷設定値のことを指す。一般的に初期値はOS(Operating System)のレジストリに格納されるものであり、通常はユーザが容易に初期値を変更することはできないようになっている。
カスタマイズAP510は、図5に示す例のように、対象となるプリンタドライバパッケージ601を読み込み、初期値のカスタマイズ情報をカスタム印刷設定初期値ファイル群603に出力する。なお、プリンタドライバパッケージ601には、複数のプリンタ機種に対応するため複数のプリンタドライバが格納されており、ユーザは自己のクライントPC100へのインストール時に所望のプリンタドライバを選択してインストールすることができる。
プリンタパッケージ601は、印刷設定初期値ファイル群602と、カスタム印刷設定初期値ファイル群603と、背反データファイル群604とを含んでおり、これらのファイルはプリンタドライバ毎に用意されている。さらに、プリンタパッケージ601は、UI(User Interface)モジュールやレンダリングモジュール等の各プリンタドライバ間で共通のドライバ各種モジュール605も含む。
図6は、プリンタドライバ毎に用意される個々の印刷設定初期値ファイル320、背反データファイル330、及びカスタム印刷設定初期値ファイル340の例を示す図である。
印刷設定初期値ファイル320は、プリンタドライバ300において設定可能な印刷機能をリスト化しており、各機能に対して選択可能な項目のリストと初期値を定義する。図6に示す例においては、例えば、機能321の用紙サイズにおいて、選択項目322がA3,A4,A5,・・・の場合、初期値323としてA4が定義されている。
背反データファイル330は、競合する印刷機能と、競合を解消するための解消値を定義するファイルである。図6に示す例においては、例えば、機能331の用紙サイズにおいて、対象項目332がはがき,封筒,・・・の場合、背反条件333である両面印刷時の長辺綴じ,短辺綴じを選択することはできない。この場合、プリンタドライバ300は解消値334として用紙サイズをA4とすることを提案する。
カスタム印刷設定初期値ファイル340は、ユーザ属性に対応した初期値を定義するファイルである。ここで、ユーザ属性とは、ユーザが所属するドメインやワークグループなどの属性情報を指す。図6に示す例においては、例えば、ユーザ属性341がGroupAの場合、機能342のレイアウトにおいて、初期値343として2upが定義されている。
なお、本実施形態において、カスタマイズAP510は、ユーザ属性毎に初期値がカスタマイズされたプリンタドライバ300を作成する。なお、カスタマイズされていないプリンタドライバ300のカスタム印刷設定初期値ファイル340は空のデータファイルであるものとする。
再び図3に戻り、システム管理者は初期値のカスタマイズを行うプリンタ機種を選択し(ステップS−1002)、初期値の変更を行いたいユーザ属性を入力する(ステップS−1003)。具体的には、図7に示す初期値カスタマイズ画面350上において、システム管理者は、機種名選択項目351からプリンタ機種を選択し、カスタム初期値設定項目352からユーザ属性を入力する。次に、システム管理者は設定変更ボタン353を押下する(ステップS−1004)。
設定変更ボタン353の押下を受け、カスタマイズAP510は、図8に示すカスタム初期値設定変更画面360を図示せぬ表示装置を介して表示させる。図8に示すように、カスタマイズAP510は、読み込んだ印刷設定初期値ファイル320の定義情報を基に、各機能とその初期値を全て設定変更画面360に表示させる。図8に示す例においては、用紙サイズの初期値361としてA4が、レイアウトの初期値362として2upが、カラー/モノクロの初期値363としてモノクロが表示されている。
次に、システム管理者により指定されたユーザ属性に対応する初期値が変更されると、カスタマイズAP510は背反データファイル330の定義を読み取り、システム管理者によって変更された初期値が他の設定値と競合しているか否かを判断する。ここで、競合している場合(ステップS−1005 YES)、カスタマイズAP510は、図示せぬ表示装置を介して警告ダイアログを表示させる等して、システム管理者に再度競合しない初期値に変更するよう促す。設定する初期値を決定し(ステップS−1006)、他の初期値の設定変更を完了後(ステップS−1007 No)、OKボタン364を押下することで、初期値の設定変更を終了する。
システム管理者は、別のプリンタ機種、別のユーザ属性についても同様の設定を繰り返して行い、全ての設定を完了してOKボタン364を押下する。OKボタン364の押下を受け、カスタマイズAP510は、設定内容を反映させたカスタム印刷設定初期値ファイル340を生成し、カスタム印刷設定格納部306に格納する。図6で示したカスタム印刷設定初期値ファイル340の例においては、GroupAに属するユーザに対するレイアウト機能の初期値は2up、カラー/モノクロ機能の初期値はモノクロとなり、GroupBに属するユーザに対するカラー/モノクロ機能の初期値はモノクロとなることを表している。なお、カスタム印刷設定初期値ファイル340には変更された初期値に関する情報のみが含まれるものとし、変更されない初期値に関しては、カスタマイズAP510は印刷設定初期値ファイル320の定義情報を参照するものとする。
次に、ユーザ属性毎に初期値がカスタマイズされたプリンタドライバ300のインストールについて説明する。図9は、プリンタドライバ300のインストール処理を説明するフローチャートである。
クライアントPC100において、インストール処理が開始されると、プリンタドライバインストール部200は、プリンタドライバパッケージ601の中からユーザにより指定されたプリンタ機種毎のプリンタドライバに関連する各ファイルを記憶部210内の図示せぬインストールフォルダに展開する(ステップS−2001)。
次に、プリンタドライバインストール部200は、インストールフォルダに展開されたカスタム印刷設定初期値ファイル340にデータが定義されているか否かを判断する。すなわち、プリンタドライバインストール部200は、カスタム印刷設定初期値ファイル340が空のデータファイルである場合(ステップS−2002 NO)、プリンタドライバ300はカスタマイズされておらず、通常のインストールであると判断し、印刷設定初期値ファイル320の設定を初期値としてOSのレジストリに登録し(ステップS−2003)、以降は通常のインストール関連処理を実行する(ステップS−2008)。
一方、インストールフォルダに展開されたカスタム印刷設定初期値ファイル340にデータが定義されている場合、すなわち、カスタム印刷設定初期値ファイル340が空のデータファイルでない場合(ステップS−2002 YES)、プリンタドライバインストール部200は、ユーザ特定情報を取得する(ステップS−2004)。なお、ユーザ特定情報370とは、図10に示すように、ユーザ名371とユーザ属性372とが関連付けられた情報を指す。ここでは、プリンタドライバインストール部200は、ユーザ名取得用のAPI(Application Programming Interface)を利用してユーザ名を取得し、これを基にLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)を利用してユーザ情報を一元管理するディレクトリサービスからユーザ属性を取得するものとする。ただし、ユーザ特定情報を取得する方法はこれに限定されるものではない。そして、プリンタドライバインストール部200は、取得したユーザ特定情報を基に、カスタム印刷設定初期値ファイル340からユーザ属性に対応するカスタム印刷設定値を判定して取得し(ステップS−2005)、取得したカスタム印刷設定値を初期値としてOSのレジストリに登録する(ステップS−2006)。さらに、プリンタドライバインストール部200は、取得したユーザ特定情報と、カスタムドライバであることを示すカスタムフラグをレジストリに登録し(ステップS−2007)、以降は通常のインストール関連処理を実行する(ステップS−2008)。
次に、ユーザが切り替わったときや、ユーザ属性が変更になったときの初期値設定変更処理について説明する。図11は、初期値設定変更処理を説明するフローチャートである。なお、本実施形態においては、文書作成、図表描画のためのソフトウェア等のAPが備える印刷のプロパティのUIを開いたタイミングで、以降で説明する初期値設定の変更処理を行うものとして説明する。ここで、印刷のプロパティのUIを開くとは、APが備えるプロパティにおいて、ユーザにより印刷に関するプロパティが選択されると、プリンタドライバ300の印刷設定表示部302が表示装置を介してUIたる印刷設定画面310を表示させることをいうものとする。
ただし、任意のAP等からUIを開かずに印刷を行う場合も考えられるため、印刷時の処理においても、同様の処理を適用することが望ましい。同様の変更処理を実行するタイミングはこれに限定されず、任意のタイミングで適用可能である。また、以降で説明する変更処理は、ユーザの属性が変更になった場合や、同一クライントPC100を複数アカウントで利用していて同一のプリンタドライバ300を使用している場合等に有効な処理であると想定している。
ユーザによりプリンタドライバ300のUIが開かれると、プリンタドライバ300の印刷設定管理部301は、OSのレジストリに登録されたカスタムフラグがONになっているか否かを判断する。ここで、カスタムフラグがONでない場合(ステップS−3001 NO)、印刷設定管理部301は当該プリンタドライバ300はカスタマイズされていない通常のプリンタドライバであると判断し、変更処理を行わない。
一方、カスタムフラグがONである場合(ステップS−3001 YES)、印刷設定管理部301はその旨を制御部303に通知する。通知を受けた制御部303は、ユーザ特定情報取得部304を介してユーザ特定情報を取得させる(ステップS−3002)。次に、制御部303は、カスタム印刷設定初期値ファイル340と印刷設定初期値ファイル320とをカスタム印刷設定判定部305に読み込ませ、カスタム印刷設定初期値ファイル340のカスタム印刷設定値及び印刷設定初期値ファイル320の印刷設定値に基づくユーザ属性に対応したカスタム初期値を判定して取得させる(ステップS−3003)。そして、カスタム印刷設定判定部305は、カスタム初期値とOSのレジストリに登録されている初期値とを比較する。
カスタム初期値とレジストリに登録されている初期値とが同一である場合(ステップS−3004 YES)、カスタム印刷設定判定部305はその旨を制御部303に通知する。レジストリに登録されている初期値の変更は必要でないため、通知を受けた制御部303はここでの処理を終了する。
一方、カスタム初期値とレジストリに登録されている初期値とが異なる場合(ステップS−3004 NO)、カスタム印刷設定判定部305は、ステップS−3002においてユーザ特定情報取得部304を介して取得したユーザ名及びユーザ属性情報とレジストリに登録されているユーザ名及びユーザ属性情報とを比較する。
ここで、ユーザ名に変更はないがユーザ属性に変更がある場合でないとき(ステップS−3005 NO)、カスタム印刷設定判定部305はその旨を制御部303に通知する。通知を受けた制御部303は、カスタム印刷設定登録部307を介してカスタム初期値を初期値としてレジストリに登録させるとともに取得したユーザ特定情報もレジストリに登録させる(ステップS−3008)。
一方、ユーザ名に変更はないがユーザ属性に変更がある場合のとき(ステップS−3005 YES)、カスタム印刷設定判定部305はその旨を制御部303に通知する。通知を受けた制御部303は、印刷設定表示部302を介して図12(a)に示すような初期値が変更された旨を通知する警告ダイアログ380を表示させる(ステップS−3006)。
ここで、図13は、ステップS−3005における判断と警告ダイアログ380の表示の有無との関係を表に表したものである。警告ダイアログ380は、プリンタドライバ300のインストール後にユーザ属性が変更になって、これに伴い初期値が変更になった旨をユーザに対して通知するためのものである。例えば、インストールしたプリンタドライバ300を使用しているユーザAの所属するグループが変わった後、初めてユーザAがプリンタドライバ300を使用する際は、所属変更に伴い初期値が変更されたことを警告ダイアログ380で通知することが望ましい。このような場合、ステップS−3005において、ユーザ名に変更はないが、ユーザ属性に変更があると判断される。
しかしながら、例えば、同一クライアントPC100において、ユーザAとユーザBとがアカウントをそれぞれ持っており、ユーザAがプリンタドライバ300をインストールした後でユーザがログインして当該クライアントPC100を使用する場合、ユーザA用の初期値からユーザB用への初期値へ変更する処理は行われるが、これは所属変更に伴う初期値変更ではないため、図12(a)に示すような警告ダイアログ380は表示されないことが望ましい。このような場合、ステップS−3005においては、ユーザ名とユーザ属性とがともに異なる又はユーザ名は異なりユーザ属性は変わらないと判断される。
ステップS−3005におけるユーザ特定情報判定は、この警告ダイアログ380の表示が必要か否かを判断するために行われている。また、ステップS−3006において、既に印刷設定が標準設定となっている場合には、図12(a)に示す警告ダイアログ380を表示させ、印刷設定が標準設定となっていない場合には、図12(b)に示す警告ダイアログ381を表示させるものとする。
続いて、プリンタドライバ300の設定が標準設定となっている場合、新しい初期値を反映させるため、制御部303は各機能の設定値を新しい初期値に変更する(ステップS−3007)。さらに、制御部303は、カスタム印刷設定登録部307を介してカスタム初期値を初期値としてレジストリに登録させるとともに取得したユーザ特定情報もレジストリに登録させる(ステップS−3008)。
以上の動作により、同一のプリンタドライバにおいてユーザ毎に異なる初期値を設定することが可能となる。なお、ユーザ属性に対する初期値自体を変更したい場合は、変更したカスタム印刷設定初期値ファイルをインストールフォルダに上書きすることで対応でき、プリンタドライバの再インストールは不要となる。
以上のように、第1の実施形態によれば、ユーザの所属グループが変わった場合においても、プリンタドライバを再インストールすることなく、新しい所属グループに対応したデフォルト設定に変更することができ、作業にかかる負担を低減させることができる。また、同一のプリンタドライバを各ユーザに配布して使用するだけで、ユーザに対応したデフォルト設定に動的に変更されるため、ユーザに合わせた別々のプリンタドライバを用意する必要がなく、作業にかかる負担を低減することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態においては、ユーザ属性とプリンタのオプション装置に対応したカスタム初期値を定義する例について説明する。本実施形態に係るクライアントPC100は、図1で示した第1の実施形態と同様に、画像形成装置としてのプリンタ400とサーバPC500とに接続されて構成された印刷システムを構築しているものとして説明する。なお、本実施形態の説明において、第1の実施形態の構成、動作において同一の箇所については同一の符号を付してその説明を省略することがある。
図14は、クライアントPC100におけるプリンタドライバ300'の構成を説明する構成図である。
本実施形態に係るプリンタドライバ300'は、印刷設定情報の管理を行う印刷設定管理部301と、印刷設定の表示を図示せぬ表示装置を介して行う印刷設定表示部302と、ユーザに対応するカスタム印刷設定処理の制御を行う制御部303と、ユーザを特定するための情報であるユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得部304と、特定したユーザに対応したカスタム印刷設定に係るカスタム印刷設定値を判定し、これを取得するカスタム印刷設定判定部305と、各ユーザに対応したカスタム印刷設定値を格納するカスタム印刷設定格納部306と、特定されたユーザに対応するカスタム印刷設定値をデフォルト値たる初期値にとして登録するカスタム印刷設定登録部307と、文書作成、図表描画のためのソフトウェアを介して作成された文書データ,図表データに基づく印刷データを生成する印刷データ生成部308と、プリンタ400の装置情報を取得する装置情報取得部309とを備える。
このような機能を備えるプリンタドライバ300'は、プリンタドライバインストール部200により記憶部210にインストールされる。なお、プリンタドライバインストール部200又はインストールされたプリンタドライバ300'の各部が奏する機能は、図示せぬCPUが各部に対応するプログラムを実行することで実現される。
次に、上記構成を備えた本実施形態の動作について説明する。まず、サーバPC500におけるカスタムプリンタドライバの作成について説明する。
図15は、カスタムプリンタドライバの作成を説明するフローチャートである。まず、システム管理者はカスタマイズAP510を起動し、印刷設定値の初期値の変更を行いたいプリンタドライバパッケージを読み込ませる(ステップS−1001)。ここで初期値とは、図4に示すプリンタドライバの印刷設定画面310上でドライバ設定を「標準設定」とした際や、標準ボタン311を押下した際に標準の設定として選択される印刷設定値のことを指す。一般的に初期値はOSのレジストリに格納されるものであり、通常はユーザが容易に初期値を変更することはできないようになっている。
カスタマイズAP510は、図5に示す例のように、対象となるプリンタドライバパッケージ601を読み込み、初期値のカスタマイズ情報をカスタム印刷設定初期値ファイル群603に出力する。なお、プリンタドライバパッケージ601には、複数のプリンタ機種に対応するため複数のプリンタドライバが格納されており、ユーザは自己のクライントPC100へのインストール時に所望のプリンタドライバを選択してインストールすることができる。
プリンタパッケージ601は、印刷設定初期値ファイル群602と、カスタム印刷設定初期値ファイル群603と、背反データファイル群604とを含んでおり、これらのファイルはプリンタドライバ毎に用意されている。さらに、プリンタパッケージ601は、UIモジュールやレンダリングモジュール等の各プリンタドライバ間で共通のドライバ各種モジュール605も含む。
図16は、プリンタドライバ毎に用意される個々の印刷設定初期値ファイル320'、背反データファイル330、及びカスタム印刷設定初期値ファイル340'の例を示す図である。
印刷設定初期値ファイル320'は、プリンタドライバ300'において設定可能な印刷機能をリスト化しており、各機能に対して選択可能な項目のリストと初期値を定義する。また、印刷設定初期値ファイル320'には、両面ユニットやオプショントレイといったプリンタ400のオプション装置を区別するための値も定義されている。図16に示す例においては、機能321の用紙サイズにおいて、選択項目322がA3,A4,A5,・・・の場合、初期値323としてA4が定義されている。また、機能321の両面ユニットにおいて、選択項目322がON,OFFの場合、初期値323としてOFF、オプション装置324はオプション装置が装着されていることを示す○が定義されている。
背反データファイル330は、競合する印刷機能と、競合を解消するための解消値を定義するファイルである。図16に示す例においては、機能331の用紙サイズにおいて、対象項目332がはがき,封筒,・・・の場合、背反条件333である両面印刷時の長辺綴じ,短辺綴じを選択することはできない。この場合、プリンタドライバ300'は解消値334として用紙サイズをA4とすることを提案する。
カスタム印刷設定初期値ファイル340'は、ユーザ属性とオプション装置条件に対応した初期値を定義するファイルである。ここで、ユーザ属性とは、ユーザが所属するドメインやワークグループなどの属性情報を指す。また、オプション装置条件とは、プリンタ400が装着しているオプション装置のことを示す。図16に示す例においては、ユーザ属性341がGroupAの場合、オプション装置条件344の両面Unit:ON、機能342の両面印刷において、初期値343として長辺綴じが定義されている。
なお、本実施形態において、カスタマイズAP510は、ユーザ属性とオプション装置条件毎に初期値がカスタマイズされたプリンタドライバ300'を作成する。なお、カスタマイズされていないプリンタドライバ300'のカスタム印刷設定初期値ファイル340'は空のデータファイルであるものとする。
再び図15に戻り、システム管理者は初期値のカスタマイズを行うプリンタ機種を選択し(ステップS−1002)、初期値の変更を行いたいユーザ属性を入力する(ステップS−1003)。具体的には、図17に示す初期値カスタマイズ画面350'上において、システム管理者は、機種名選択項目351からプリンタ機種を選択し、カスタム初期値設定項目352'からユーザ属性、指定したいオプション装置条件を入力する。図17に示す例においては、AP510は、印刷設定初期値ファイル320'からオプション装置を判断し、その機能名と選択項目を読み取って初期値カスタマイズ画面350'上においてユーザに選択させる形式を取るものとする。次に、システム管理者は設定変更ボタン353を押下する(ステップS−1004)。
設定変更ボタン353の押下を受け、カスタマイズAP510は、図8に示すカスタム初期値設定変更画面360を図示せぬ表示装置を介して表示させる。図8に示すように、カスタマイズAP510は、読み込んだ印刷設定初期値ファイル320'の定義情報を基に、各機能とその初期値を全て設定変更画面360に表示させる。図8に示す例においては、用紙サイズの初期値361としてA4が、レイアウトの初期値362として2upが、カラー/モノクロの初期値363としてモノクロが表示されている。
次に、システム管理者により指定したユーザ属性に対応する初期値が変更されると、カスタマイズAP510は背反データファイル330の定義を読み取り、システム管理者によって変更された初期値が他の設定値と競合しているか否かを判断する。ここで、競合している場合(ステップS−1005 YES)、カスタマイズAP510は、図示せぬ表示装置を介して警告ダイアログを表示させる等して、再度競合しない初期値に変更するようシステム管理者に促す。設定する初期値を決定し(ステップS−1006)、他の初期値の設定変更を完了後(ステップS−1007 No)、OKボタン364を押下することで、初期値の設定変更を終了する。
システム管理者は、別のプリンタ機種、別のユーザ属性についても同様の設定を繰り返して行い、全ての設定を完了してOKボタン364を押下する。OKボタン364の押下を受け、カスタマイズAP510は、設定内容を反映させたカスタム印刷設定初期値ファイル340'を生成し、カスタム印刷設定格納部306に格納する。図16で示したカスタム印刷設定初期値ファイル340'の例においては、GroupAに属するユーザに対しては、プリンタ400に両面ユニットが装着されている場合は長辺綴じが初期値となり、両面ユニットが装着されていない場合は2upが初期値となる。GroupBに属するユーザに対しては、プリンタ400に両面ユニットが装着されている場合は長辺綴じ、モノクロが初期値となり、両面ユニットが装着されていない場合は2up、モノクロが初期値となることを表している。なお、カスタム印刷設定初期値ファイル340'には変更された初期値に関する情報のみが含まれるものとし、変更されない初期値に関しては、カスタマイズAP510は印刷設定初期値ファイル320'の定義情報を参照するものとする。
次に、ユーザ属性毎に初期値がカスタマイズされたプリンタドライバ300'のインストールについて説明する。図18は、プリンタドライバ300'のインストール処理を説明するフローチャートである。
クライアントPC100において、インストール処理が開始されると、プリンタドライバインストール部200は、プリンタドライバパッケージ601の中からユーザにより指定されたプリンタ機種毎のプリンタドライバに関連する各ファイルを記憶部210内の図示せぬインストールフォルダに展開する(ステップS−2001)。
次に、プリンタドライバインストール部200は、インストールフォルダに展開されたカスタム印刷設定初期値ファイル340'にデータが定義されているか否かを判断する。すなわち、プリンタドライバインストール部200は、カスタム印刷設定初期値ファイル340'が空のデータファイルである場合(ステップS−2002 NO)、プリンタドライバ300'はカスタマイズされておらず、通常のインストールであると判断し、印刷設定初期値ファイル320'の設定を初期値としてOSのレジストリに登録し(ステップS−2003)、以降は通常のインストール関連処理を実行する(ステップS−2008)。
一方、インストールフォルダに展開されたカスタム印刷設定初期値ファイル340'にデータが定義されている場合、すなわち、カスタム印刷設定初期値ファイル340'が空のデータファイルでない場合(ステップS−2002 YES)、プリンタドライバインストール部200は、ユーザ特定情報を取得する(ステップS−2004)。なお、ユーザ特定情報370とは、図10に示すように、ユーザ名371とユーザ属性372とが関連付けられた情報を指す。ここでは、プリンタドライバインストール部200は、ユーザ名取得用のAPIを利用してユーザ名を取得し、これを基にLDAPを利用してユーザ情報を一元管理するディレクトリサービスからユーザ属性を取得するものとする。ただし、ユーザ特定情報を取得する方法はこれに限定されるものではない。さらに、プリンタドライバインストール部200は、プリンタ400にからオプション装置情報を取得する(ステップS−2009)。そして、プリンタドライバインストール部200は、取得したユーザ特定情報とオプション装置情報とを基に、カスタム印刷設定初期値ファイル340'からユーザ属性に対応するカスタム印刷設定値を判定して取得し(ステップS−2005)、取得したカスタム印刷設定値を初期値としてOSのレジストリに登録する(ステップS−2006)。さらに、プリンタドライバインストール部200は、取得したユーザ特定情報と、カスタムドライバであることを示すカスタムフラグをレジストリに登録し(ステップS−2007)、以降は通常のインストール関連処理を実行する(ステップS−2008)。
次に、ユーザが切り替わったときや、ユーザ属性が変更になったときの初期値設定変更処理について説明する。図19は、初期値設定変更処理を説明するフローチャートである。なお、本実施形態においては、文書作成、図表描画のためのソフトウェア等のAPが備える印刷のプロパティのUIを開いたタイミングで、以降で説明する初期値設定の変更処理を行うものとして説明する。
ただし、任意のAP等からUIを開かずに印刷を行う場合も考えられるため、印刷時の処理においても、同様の処理を適用することが望ましい。同様の変更処理を実行するタイミングはこれに限定されず、任意のタイミングで適用可能である。また、以降で説明する変更処理は、ユーザの属性が変更になった場合や、同一クライントPC100を複数アカウントで利用していて同一のプリンタドライバ300'を使用している場合等に有効な処理であると想定している。
ユーザによりプリンタドライバ300'のUIが開かれると、プリンタドライバ300'の印刷設定管理部301は、OSのレジストリに登録されたカスタムフラグがONになっているか否かを判断する。ここで、カスタムフラグがONでない場合(ステップS−3001 NO)、印刷設定管理部301は当該プリンタドライバ300'はカスタマイズされていない通常のプリンタドライバであると判断し、変更処理を行わない。
一方、カスタムフラグがONである場合(ステップS−3001 YES)、印刷設定管理部301はその旨を制御部303に通知する。通知を受けた制御部303は、ユーザ特定情報取得部304を介してユーザ特定情報を取得させるとともに(ステップS−3002)、装置情報取得部309を介してオプション装置情報を取得させる(ステップS−3009)。次に、制御部303は、カスタム印刷設定初期値ファイル340'と印刷設定初期値ファイル320'とをカスタム印刷設定判定部305に読み込ませ、カスタム印刷設定初期値ファイル340'のカスタム印刷設定値及び印刷設定初期値ファイル320'の印刷設定値に基づくユーザ属性とオプション装置情報に対応したカスタム初期値を判定して取得させる(ステップS−3003)。そして、カスタム印刷設定判定部305は、カスタム初期値とOSのレジストリに登録されている初期値とを比較する。
カスタム初期値とレジストリに登録されている初期値とが同一である場合(ステップS−3004 YES)、カスタム印刷設定判定部305はその旨を制御部303に通知する。レジストリに登録されている初期値の変更は必要でないため、通知を受けた制御部303はここでの処理を終了する。
一方、カスタム初期値とレジストリに登録されている初期値とが異なる場合(ステップS−3004 NO)、カスタム印刷設定判定部305は、ステップS−3002においてユーザ特定情報取得部304を介して取得したユーザ名及びユーザ属性情報とレジストリに登録されているユーザ名及びユーザ属性情報とを比較する。
ここで、ユーザ名に変更はないがユーザ属性に変更がある場合でないとき(ステップS−3005 NO)、カスタム印刷設定判定部305はその旨を制御部303に通知する。通知を受けた制御部303は、カスタム印刷設定登録部307を介してカスタム初期値を初期値としてレジストリに登録させるとともに取得したユーザ特定情報もレジストリに登録させる(ステップS−3008)。
一方、ユーザ名に変更はないがユーザ属性に変更がある場合のとき(ステップS−3005 YES)、カスタム印刷設定判定部305はその旨を制御部303に通知する。通知を受けた制御部303は、印刷設定表示部302を介して図12(a)に示すような初期値が変更された旨を通知する警告ダイアログ380を表示させる(ステップS−3006)。
ここで、図13は、ステップS−3005における判断と警告ダイアログ380の表示の有無との関係を表に表したものである。警告ダイアログ380は、プリンタドライバ300'のインストール後にユーザ属性が変更になって、これに伴い初期値が変更になった旨をユーザに対して通知するためのものである。例えば、インストールしたプリンタドライバ300'を使用しているユーザAの所属するグループが変わった後、初めてユーザAがプリンタドライバ300'を使用する際は、所属変更に伴い初期値が変更されたことを警告ダイアログ380で通知することが望ましい。このような場合、ステップS−3005において、ユーザ名に変更はないが、ユーザ属性に変更があると判断される。
しかしながら、例えば、同一クライアントPC100において、ユーザAとユーザBとがアカウントをそれぞれ持っており、ユーザAがプリンタドライバ300'をインストールした後でユーザがログインして当該クライアントPC100を使用する場合、ユーザA用の初期値からユーザB用への初期値へ変更する処理は行われるが、これは所属変更に伴う初期値変更ではないため、図12(a)に示すような警告ダイアログ380は表示されないことが望ましい。このような場合、ステップS−3005においては、ユーザ名とユーザ属性とがともに異なる又はユーザ名は異なりユーザ属性は変わらないと判断される。
ステップS−3005におけるユーザ特定情報判定は、この警告ダイアログ380の表示が必要か否かを判断するために行われている。また、ステップS−3006において、既に印刷設定が標準設定となっている場合には、図12(a)に示す警告ダイアログ380を表示させ、印刷設定が標準設定となっていない場合には、図12(b)に示す警告ダイアログ381を表示させるものとする。
続いて、プリンタドライバ300の設定が標準設定となっている場合、新しい初期値を反映させるため、制御部303は各機能の設定値を新しい初期値に変更する(ステップS−3007)。さらに、制御部303は、カスタム印刷設定登録部307を介してカスタム初期値を初期値としてレジストリに登録させるとともに取得したユーザ特定情報もレジストリに登録させる(ステップS−3008)。
以上の動作により、同一のプリンタドライバにおいてユーザ毎に異なる初期値を設定することが可能となり、さらにプリンタのオプション装置によって初期値を変更することができる。なお、ユーザ属性及びオプション装置に対する初期値自体を変更したい場合は、変更したカスタム印刷設定初期値ファイルをインストールフォルダに上書きすることで対応でき、プリンタドライバの再インストールは不要となる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、各ユーザ毎にプリンタのオプション装置の状態によってデフォルト設定を切り替えることが可能となる。
本実施形態の説明においては、サーバ用PCにおいて作成したカスタムプリンタドライバをクライアントPCにインストールする形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、全てローカルPC上で動作させることも可能である。
100 クライアントPC
200 プリンタドライバインストール部
210 記憶部
300,300' プリンタドライバ
301 印刷設定管理部
302 印刷設定表示部
303 制御部
304 ユーザ特定情報取得部
305 カスタム印刷設定判定部
306 カスタム印刷設定格納部
307 カスタム印刷設定登録部
308 印刷データ生成部
309 装置情報取得部
400 プリンタ
500 サーバPC
510 カスタマイズAP

Claims (8)

  1. 印刷処理に適用する印刷設定値を保持する画像処理装置であって、
    ユーザが所属するグループの属性情報であるユーザ属性に対して個別に設定されたカスタム印刷設定値を格納するカスタム印刷設定格納部と、
    前記ユーザ属性を含むユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得部と、
    前記ユーザ特定情報取得部により取得された前記ユーザ特定情報に基づき、前記カスタム印刷設定格納部から前記ユーザ属性に対応する前記カスタム印刷設定値を判定し取得する判定部と、
    前記判定部により取得された前記カスタム印刷設定値をデフォルト設定値として登録する登録部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記カスタム印刷設定格納部に格納される前記カスタム印刷設定値は、アプリケーションプログラムから生成されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記登録部による登録処理は、画像形成装置を制御するデバイスドライバが印刷設定画面を表示するときに実行されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記登録部による登録処理は、画像形成装置を制御するデバイスドライバを介した印刷設定管理を行う印刷設定管理部により実行されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記カスタム印刷設定格納部に格納される前記カスタム印刷設定値は、画像形成装置に装着されるオプション装置に対応する印刷設定値を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記判定部は、前記カスタム印刷設定値がオペレーティングシステムが保持するデフォルト設定値と異なるとき、当該オペレーティングシステムが保持するデフォルト設定値の変更が必要であると判断することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記登録部により前記カスタム印刷設定値がデフォルト設定値として登録されたとき、その旨をユーザに対して表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 画像形成装置を制御するデバイスプログラムを画像処理装置にインストールするインストールプログラムであって、
    ユーザが所属するグループの属性情報であるユーザ属性に対して個別に設定されたカスタム印刷設定値を格納するカスタム印刷設定格納手段と、
    前記ユーザ属性を含むユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得手段と、
    前記ユーザ特定情報取得手段により取得された前記ユーザ特定情報に基づき、前記カスタム印刷設定格納手段から前記ユーザ属性に対応する前記カスタム印刷設定値を判定し取得する判定手段と、
    前記判定手段により取得された前記カスタム印刷設定値をデフォルト設定値として登録する登録手段とを備えることを特徴とするインストールプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018049597A (ja) * 2016-09-15 2018-03-29 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

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