JP2015025697A - プローブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブの第2端部とリード線の端面との接触を長期間安定に行うことができ、かつ摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができるプローブユニットを提供する。【解決手段】第1端部2aを被測定体11に接触させ且つ第2端部2bを検査装置接続用金属50に接触させて、被測定体11の電気的特性を測定するための複数のプローブ1と、プローブ1の両端の側をガイドする二組のガイド板20,30と、プローブ1の第2端部2bに接触する検査装置接続用金属50と、を有するプローブユニット10である。プローブ1の第2端部2bの形状が、検査装置接続用金属50に接触する平坦部2dを有し、第2端部2bと検査装置接続用金属50とを、プローブ1を構成する金属導体2の仮想軸線a1と前記検査装置接続用金属50の法線a2との角度で0.5?以上5?以下の範囲で接触させるように構成して上記課題を解決した。【選択図】図6

Description

本発明は、検査対象物の検査に使われるプローブユニットに関する。なお、検査対象物とは、ICパッケージ基板、プリント基板、液晶パネル基板、各種コネクタ、半導体ウェハー、パワー半導体等のように、導通検査が必要とされる素子又は電子部品をいう。
近年では、携帯電話等に使用される高密度実装基板、又は、パソコン等に組み込まれるBGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)等のICパッケージ基板等、様々な回路基板が用いられている。このような回路基板は、実装の前後の工程で例えば直流抵抗値の測定や導通検査等が行われ、その電気的特性の良否が検査されている。電気的特性の良否の検査は、電気的特性を測定する検査装置に接続された導通検査治具(以下、「プローブユニット」という。)を用いて行われ、例えば、プローブユニットに装着されたプローブの回路基板側端部(第1端部という。)を、その回路基板(以下、「被測定体」ともいう。)の電極に接触させることにより行われている(例えば特許文献1を参照。)。
図11は、従来のプローブユニットを用いて被測定体の電気的特性を検査する方法を説明するための模式断面図である。このプローブユニット100で用いるプローブ101は、ばね性を有した直線状の金属導体2の両端(102a,102b)以外の領域に絶縁被膜103が被覆されており、被測定体111の電極112に接触する第1端部102aと、検査装置側のリード線150に接触する第2端部102bとを有している。プローブユニット100は、複数本から数千本のプローブ101と、そのプローブ101の第2端部側を案内する第2端部側案内穴付きのガイド板130と、プローブ1の第1端部102aが被測定体111の電極112に接するようにプローブ101の第1端部側を案内する第1端部側案内穴付きのガイド板120とを少なくとも備えている。
電気的特性の検査は、プローブユニット100又は被測定体111を相対的に上下させ、プローブ101の弾性力を利用して被測定体111の電極112にプローブ101の第1端部102aを所定の圧力で押し当てることにより行われる。このとき、電極112に押し当てられた力によって撓んだプローブ101は、第2端部102bをリード線150に強く接触させ、被測定体112からの電気信号がそのリード線150を通って検査装置(図示しない。)に送られる。なお、プローブユニット100を用いた電気的特性の検査では、プローブユニット100からのプローブ101の脱落防止は、図11(A)に示すように、ガイド板120に設けられた案内穴にプローブ101の絶縁被膜端部103aが当たることによって行われている。また、プローブユニット100へのプローブ101のセッティングは、ガイド板130に設けられた案内穴からプローブ101を挿入することにより行われる。
特開2007−322369号公報
上記のように、電気的特性の検査では、図11(B)に示すように、プローブ101の第1端部102aが電極112に押し当たった力によってプローブ101が撓み、その撓んだプローブ101の弾性力によりプローブ101の第2端部102bがリード線150に強く正確に接触し、被測定体112からの電気信号がそのリード線150を通って検査装置に送られる。このとき、プローブ101の第1端部102aは、常に新しい検査対象物(電極112)に対して接触するが、プローブ101の第2端部102bは、常に同じリード線150の端面151に接触することになる。
図12に示すように、通常、プローブ101の第2端部102bは半球形状であるので、リード線150の端面151は、図12(A)に示すように、半球形状の第2端部102bと点接触する。そのため、接触時の荷重が一点に集中してしまい、リード線150の端面151が塑性変形し、それが繰り返されることによって剔(えぐ)れるように摩耗する。その摩耗が進行すると、図12(B)(C)に示すように、リード線150の端面151が変形し、点接触から面接触になるおそれがあった。点接触から面接触への変化は、接触面積が増して接触圧力が減少し、プローブ101の第2端部102bとリード線150の端面151との接触抵抗の不安定さを招くおそれがある。
また、図12に示すように、リード線150の端面151に当たるまでの長さが、Δ1又はΔ2の分だけ長くなり、プローブ101の撓みが小さくなってリード線150の端面151への接触圧力が減少し、プローブ101の第2端部102bとリード線150の端面151との接触抵抗の上昇を招くおそれがある。また、リード線150の端面151が摩耗することによって発生する摩耗粉が、プローブ101の第2端部102bとの間の接触を不安定にさせる原因になったり、その摩耗粉がプローブ101の第1端部102a側の被測定体の汚染物になったりするおそれもある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、プローブの第2端部とリード線の端面との接触を長期間安定に行うことができ、かつ摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができるプローブユニットを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係るプローブユニットは、被測定体側の第1端部を該被測定体に接触させ且つ検査装置側の第2端部を検査装置接続用金属に接触させて、前記被測定体の電気的特性を前記検査装置で測定するための複数のプローブと、前記プローブの両端の側をガイドし且つ中間に空間を空けて配置された二組のガイド板と、前記検査装置側のガイド板でガイドされた前記プローブの第2端部に接触する検査装置接続用金属と、を有するプローブユニットにおいて、前記プローブが、金属導体と、該金属導体の少なくとも両端部以外の領域に設けられた絶縁被膜とを有し、前記プローブの前記第2端部の形状が、前記検査装置接続用金属に接触する平坦部を有し、前記第2端部と前記検査装置接続用金属とを、前記プローブを構成する前記金属導体の仮想軸線と前記検査装置接続用金属の法線との角度で0.5°以上5°以下の範囲で接触させることを特徴とする。
この発明によれば、プローブユニットを構成するプローブの第2端部が、平坦部を有し、この第2端部と検査装置接続用金属とを、プローブを構成する金属導体の仮想軸線と検査装置接続用金属の法線との角度で0.5°以上5°以下の範囲で接触させるので、第2端部の外周面と平坦部との間のエッヂが検査装置接続用金属に当たった場合に、撓んだプローブの第2端部と検査装置接続用金属との接触形態が、そのエッヂでの点接触から、平坦部での面接触に容易かつ瞬時に移行するため、接触に基づいた検査装置接続用金属の摩耗が大きくならない。その結果、従来の点接触による問題(接触圧力の減少、接触抵抗の不安定さ)を解消でき、長期間安定な接触を実現でき、接触抵抗の上昇や不安定さを防ぐことができる。また、点接触の場合に生じやすい摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができる。
本発明に係るプローブユニットにおいて、前記第2端部の前記平坦部の直径dと前記金属導体の導体径Dとの比(d/D)は、Dが150μmで0.6〜1、Dが110μmで0.5〜0.9、Dが90μmで0.4〜0.8、Dが70μmで0.3〜0.6、Dが50μmで0.3〜0.6、Dが30μm〜15μmで0.7〜1の範囲であり、前記直径dと前記導体径Dとの関係は、前記導体径Dを横軸とし、前記d/Dを縦軸としたグラフで、前記各d/Dの下限値を結んだ線と前記各d/Dの上限値を結んだ線とで囲まれた範囲内を満たすことが好ましい。
この発明によれば、プローブユニットを構成するプローブの第2端部の平坦部の直径dと、金属導体の導体径Dとが上記した関係を満たすので、この関係を満たすプローブの第2端部が検査装置接続用金属に当たった場合に、例えば100MPaを超えるような大きな圧力で接触するのを防ぐことができ、プローブの第2端部とリード線の端面との接触を長期間安定に行うことができる。その理由は、撓んだプローブの第2端部と検査装置接続用金属との接触形態が、局部的に応力が集中する点接触から、局部的に応力が集中しない面接触に容易かつ瞬時に移行するためであり、接触に基づいた検査装置接続用金属の摩耗が大きくならないためである。その結果、従来の点接触による問題(接触圧力の減少、接触抵抗の不安定さ)を解消でき、長期間安定な接触を実現でき、接触抵抗の上昇や不安定さを防ぐことができる。また、点接触の場合に生じやすい摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができる。
本発明に係るプローブユニットにおいて、前記第2端部の平坦部と前記検査装置接続用金属との接触圧力が25MPa以上100MPa以下になるように、前記検査装置側の第2端部を前記検査装置接続用金属に接触させる。
この発明によれば、第2端部の平坦部と検査装置接続用金属との接触圧力が上記範囲になるように、検査装置側の第2端部を検査装置接続用金属に接触させるので、その範囲内の接触圧力は、従来の点接触による問題(接触圧力の減少、接触抵抗の不安定さ)を解消でき、長期間安定な接触を実現でき、接触抵抗の上昇や不安定さを防ぐことができる。また、点接触の場合に生じやすい摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができる。
本発明に係るプローブユニットによれば、第2端部が検査装置接続用金属に当たった場合に、撓んだプローブの第2端部と検査装置接続用金属との接触が、そのエッヂでの点接触から平坦部での面接触に容易かつ瞬時に移行するため、接触に基づいた検査装置接続用金属の摩耗が大きくならない。その結果、従来の点接触による問題(接触圧力の減少、接触抵抗の不安定さ)を解消でき、長期間安定な接触を実現でき、接触抵抗の上昇や不安定さを防ぐことができる。また、点接触の場合に生じやすい摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができる。
本発明に係るプローブユニットの一例を示す模式的な断面図である。 本発明に係るプローブユニットに用いられるプローブの一例を示す模式的な外観図である。 プローブの第2端部の形状を説明する模式図である。 金属導体の導体径Dと金属導体の第2端部の平坦部の直径dとの関係について、本発明の効果を実現できる範囲を示すグラフである。 金属導体の導体径Dと金属導体の第2端部の平坦部の直径dとが異なる種々のプローブを用いたときの、その平坦部と検査装置接続用金属との接触圧力を示すグラフである。 プローブの第2端部と検査装置接続用金属との接触形態を示す模式図である。 プローブの第2端部が繰り返し接触した後の検査装置接続用金属の表面形態の模式図であり、(A)は本発明に係るプローブを用いた例であり、(B)は従来のプローブを用いた例である。 プローブの第2端部と検査装置接続用金属との接触形態を示す模式図である。 実施例1のプローブで20万回の繰り返し接触を行った後の検査装置接続用金属の端面の顕微鏡写真である。 比較例1のプローブで20万回の繰り返し接触を行った後の検査装置接続用金属の端面の顕微鏡写真である。 プローブユニットを用いて被測定体の電気的特性を検査する方法を説明するための模式断面図である。 従来のプローブの第2端部と検査装置接続用金属との接触により発生する問題を説明するための模式図である。
以下、本発明に係るプローブユニット及びプローブについて、図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではない。
<プローブユニット>
本発明に係るプローブユニット10は、図1に示すように、複数のプローブ1と、プローブ1の両端部2a,2bの側をガイドし且つ中間に空間Sを空けて配置された二組のガイド板20,30と、検査装置側のガイド板30でガイドされたプローブ1の第2端部2bに接触する検査装置接続用金属50と、を有している。そして、そのプローブ1の第1端部2aを被測定体11に接触させ且つ検査装置側の第2端部2bを検査装置接続用金属50の端面51に接触させて、被測定体11の電気的特性を検査装置で測定するためのものである。
このプローブユニット10では、図2に示すように、プローブ1の第2端部2bの形状が、検査装置接続用金属50に接触する平坦部2dを有し、第2端部2bと検査装置接続用金属50とが、図6に示すように、プローブ1を構成する金属導体2の仮想軸線a1と検査装置接続用金属50の法線a2との角度θで0.5°以上、5°以下の範囲で接触される。
以下、各構成について詳しく説明する。なお、図2において、符号2aは、被測定体側に配置されて被測定体11の電極12に接触する「第1端部」であり、符号2bは、検査装置側に配置されて検査装置(図示しない)のリード線(検査装置接続用金属)50に接触する「第2端部」である。
[プローブ]
プローブ1は、被測定体側の第1端部2aを該被測定体11に接触させ、且つ、検査装置側の第2端部2bを、検査装置接続用金属50にプローブ1を構成する金属導体2の仮想軸線a1と検査装置接続用金属50の法線a2との角度θで0.5°以上、5°以下の範囲で接触させて被測定体の電気的特性を測定するために用いられるものである。
プローブ1は、図2及び図3に示すように、金属導体2と、金属導体2の少なくとも両端部2a,2b以外の領域に設けられた絶縁被膜3とを有している。
(金属導体)
金属導体2としては、高い導電性と高いばね性を有する金属線(「金属ばね線」ともいう。)が用いられる。金属導体2に用いられる金属としては、広い弾性域を持つ金属を挙げることができ、例えばベリリウム銅、りん青銅、銅銀合金等の銅合金、タングステン、レニウムタングステン、鋼(例えば高速度鋼:SKH)等を好ましく用いることができる。こうした金属導体2は、通常、上記の金属が所定の径の線状導体となるまで冷間又は熱間伸線等の塑性加工が施される。
金属導体2は、プローブ1をプローブユニット10への装着し易さの観点から、真直度が高いことが好ましく、具体的には真直度が曲率半径Rで1000mm以上であることが好ましい。真直度の高い金属導体2は、通常、絶縁被膜3が設けられる前に予め直線矯正処理をすることにより得ることができる。ここでの直線矯正処理は、例えば回転ダイス式直線矯正装置等によって行われる。こうした真直度を持たせることにより、図1に示すように、プローブユニット10にプローブ1を装着する際に、プローブ1がガイド板20,30の案内穴に入り難くなることを防ぐことができる。
金属導体2には、被測定体側の第1端部2aと検査装置側の第2端部2bとがあり、いずれも絶縁被膜3のない所定の長さA,Bの露出部を有している。
第1端部2aの形状は特に限定されず、円錐形状、頂部に半球形状を有する円錐形状、頂部に平坦形状を有する円錐形状、等から選ばれるいずれかであればよい。ここでいう「半球形状」、「円錐形状」は、正確な半球や円錐を含むが、略円錐や略半球も含む。なお、電解研磨やエッチング処理で第1端部2aが処理される場合には、その先端又はエッヂ形状はやや丸みを帯びた形状となるが、こうした形状に必ずしも限定されない。
第2端部2bは、検査装置接続用金属50に接触する平坦部2dを有し、検査装置接続用金属50に、金属導体2の仮想軸線a1と検査装置接続用金属の法線a2との角度θで0.5°以上、5°以下の範囲で接触される。本発明では、プローブ1の第2端部2bが、このような形状及び接触態様であることに特徴がある。この点については、後に詳述する。
金属導体2の第1端部2a及び/又は第2端部2bには、金属導体2と被測定体11又は検査装置のリード線50との接触抵抗値の上昇を抑制するために、めっき層が設けられていてもよい。めっき層を構成する金属としては、ニッケル、金、ロジウム等の金属や金合金等の合金を挙げることができる。めっき層は、単層であってもよいし複層であってもよい。複層のめっき層としては、ニッケルめっき層上に金めっき層が形成されたものを好ましく挙げることができる。
(絶縁被膜)
絶縁被膜3は、所定の長さA,Bで露出する端部以外の金属導体2に設けられて、被測定体11の電気特性を検査する際のプローブ同士の接触を防いで短絡を防止するように作用する。絶縁被膜3は、金属導体2の外周上に長手方向に亘って設けられていればよく、直接設けられていてもよいし、他の層を介して設けられていてもよい。
絶縁被膜3は、絶縁性を有する被膜であれば特に限定されないが、ポリウレタン樹脂、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステルイミド樹脂、ポリアミド樹脂及びポリアミドイミド樹脂から選ばれるいずれか1種又は2種以上であることが好ましい。なお、通常は1種類の樹脂により形成される。また、1層でも2層以上でもよい。これらの樹脂からなる絶縁被膜3は耐熱性が異なるので、検査の際に発生する熱を考慮して任意に選択することができる。例えば、より耐熱性が要求される場合には、絶縁被膜3がポリエステルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂等で形成されることが好ましい。なかでも、絶縁被膜3が焼付けエナメル被膜として形成されることが好ましい。焼付けエナメル被膜は、後述するように塗料の塗布と焼付けの繰り返しにより連続工程で形成されるので、生産性がよく、金属導体との間の密着性が高く且つ被膜強度をより高いものとすることができる。
こうして構成されたプローブ1の長さは、その線径によっても異なるが、通常、10mm〜100mmである。また、第1端部2a側は、通常、2mm〜6mm程度の長さで絶縁被膜3が剥離され、第2端部2b側も、通常、0.1mm〜3.0mm程度の長さで絶縁被膜3が剥離されている。そうした剥離は、レーザー剥離等の種々の剥離手段で行われる。
(第2端部の形状)
本発明の特徴は、図6及び図8に示すように、プローブ1の第2端部2bが、検査装置接続用金属に接触する平坦部2dを有し、検査装置接続用金属50に、金属導体2の仮想軸線a1と検査装置接続用金属の法線a2との角度θで0.5°以上、5°以下の範囲で接触されることにある。
こうした第2端部2bは、その外周面と平坦部2dとの間のエッヂが検査装置接続用金属50の端面51に当たった場合に、撓んだプローブ1の第2端部2bと検査装置接続用金属50との接触形態が、そのエッヂでの点接触から、平坦部2dでの面接触に容易かつ瞬時に移行するため、接触に基づいた検査装置接続用金属50の摩耗が大きくならない。その結果、従来の点接触による問題(接触圧力の減少、接触抵抗の不安定さ)を解消でき、長期間安定な接触を実現でき、接触抵抗の上昇や不安定さを防ぐことができる。また、点接触の場合に生じやすい摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができる。
第2端部2bの形状としては、平坦な先端面を有する形状であればよく、具体的には、図3及び図6に示すような円錐台形状、図8に示すような円筒形状等を挙げることができる。第2端部2bは、正確な円錐台、円筒等であってもよいし、図3(B)に示すように、これらの形状のエッヂがやや丸みを帯びた形状であってもよい。なお、電解研磨やエッチング処理で第2端部2bが処理される場合には、その平坦部2dのエッヂ形状はやや丸みを帯びた形状となる。
第2端部2bは、これらの形状のうち、特に、(1)その縦断面形状が、先端側にいくにしたがって幅が狭くなる台形状である形状、又は、(2)平坦部2dの直径dと、金属導体2の導体径Dとが、図4に示す関係を満たす形状であることが好ましい。
(1)その縦断面形状が先端側にいくにしたがって幅が狭くなる台形状である形状としては、円錐台形状、角錐台形状等を挙げることができる。第2端部2bを、このような形状にすることにより、平坦部2dから金属導体2の外周面までの斜面2cがなだらかになり、その斜面2cと平坦部2dとの間のエッヂが鈍角になる。そのため、図6に示すように、そのエッヂが検査装置接続用金属50の端面51に当たった場合に、撓んだプローブ1の第2端部2bと検査装置接続用金属50の端面51との接触が、そのエッヂでの点接触から平坦部2dでの面接触に容易且つ瞬時に移行する。その結果、荷重が集中する点接触とはならず、その接触に基づいた検査装置接続用金属50の端面51の摩耗が大きくならず、上記した作用効果をより一層有利なものとすることができる。
また、(2)平坦部2dの直径dと、金属導体2の導体径Dとが、図4に示す関係を満たす形状とは、平坦部2dの直径dと金属導体2の導体径Dとの比(d/D)が、Dが150μmのとき0.6〜1、Dが110μmのとき0.5〜0.9、Dが90μmのとき0.4〜0.8、Dが70μmのとき0.3〜0.6、Dが50μmのとき0.3〜0.6、Dが30μm〜15μmのとき0.7〜1の範囲であり、その直径dと導体径Dとの関係が、図4に示すように、導体径Dを横軸とし、d/Dを縦軸としたグラフで、各d/Dの下限値を結んだ線と各d/Dの上限値を結んだ線とで囲まれた範囲Rを満たす形状である。第2端部2bを、このような形状にすることにより、検査装置接続用金属50に対する接触圧力が適正な範囲になり、従来の点接触による問題を解消することができる。この効果について、図5に示す実験結果に基づいて説明する。
図4に示す範囲Rは、図5に示す結果から導かれたものである。図5は、金属導体2の導体径Dと金属導体2の第2端部2bの平坦部2dの直径dとが異なる種々のプローブ1を用いたときの、その平坦部2dと検査装置接続用金属との接触圧力を示すグラフである。図5に示すように、各導体径Dのプローブ1は、平坦部2dの直径dが小さくなるほど接触圧力が増し、平坦部2dの直径dが大きくなって導体径Dに近づくほど接触圧力が低下した。そして、その第2端部2bが押し当たる検査装置接続用金属50の端面51の接触後の形態を観察したところ、接触圧力が25MPa以上100MPa以下のときに、端面51の形態に顕著な異常は見られなかった。一方、接触圧力が100MPaを超えたときには、端面51の形態に顕著な異常が起こりやすく、えぐれた形態が見られることがあった。また、接触圧力が25MPa未満の場合は、端面51の形態に顕著な異常は見られないものの、接触が不十分で、接触抵抗が大きくなることがあった。
このように、本発明では、第2端部2bの平坦部2dと検査装置接続用金属50の端面51との接触圧力が25MPa以上100MPa以下になるように、検査装置側の第2端部2bを検査装置接続用金属50の端面51に押し当てることが好ましく、それにより、その範囲内での接触圧力は、従来の点接触による問題(接触圧力の減少、接触抵抗の不安定さ)を解消でき、長期間安定な接触を実現でき、接触抵抗の上昇や不安定さを防ぐことができる。また、点接触の場合に生じやすい摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができる。
なお、図5に示す関係は、種々の先端幅(平坦部2dの直径d)を持つ各導体径Dのプローブ1を検査装置接続用金属50の端面51に接触させた後、さらに0.2mm押し込むように設計されたプローブユニットを用いて得た結果である。用いたプローブ1の長さは10〜30mmであり、押し込まれた0.2mmの長さ分だけプローブ1はたわみ、その第2端部2bは検査装置接続用金属50の端面51に各接触圧力で押し当てられる。このときの接触圧力は、精密万能試験機(株式会社島津製作所製、型番:AG−I)で測定した荷重をプローブ1の第2端部2bの平坦部の面積で除算して得られた結果である。
以上説明したように、上記した関係を満たすプローブ1は、第2端部2bが検査装置接続用金属50の端面51に当たった場合に、例えば100MPaを超えるような大きな圧力で接触するのを防ぐことができ、プローブ1の第2端部2bとリード線の端面51との接触を長期間安定に行うことができる。その理由は、撓んだプローブ1の第2端部2bと検査装置接続用金属50との接触形態が、局部的に応力が集中する点接触から、局部的に応力が集中しない面接触に容易かつ瞬時に移行するためであり、接触に基づいた検査装置接続用金属50の摩耗が大きくならないためである。
(ガイド板)
ガイド板(先端側案内穴21付きのガイド板)20及びガイド板(第2端部側案内穴31付きのガイド板)30は、図1に示すように、空間Sを開けて配置されている。
先端側案内穴21付きのガイド板20は、プローブ1の第1端部2aが被測定体11の電極12に接するようにプローブ1の下部側を案内するものであり、第2端部側案内穴31付きのガイド板30は、プローブ1の上部側を案内するものである。各ガイド板20,30は、一枚のプレートから構成されていてもよいし、本実施形態のように複数枚のプレートから構成されていてもよい。
各ガイド板20,30には、微小ピッチで多数の案内穴21,31が開けられており、ガイド板20,30を重ねたとき、上下の案内穴21,31同士で、平面視での位置が平行方向に僅かにずれるように設計されている。
各ガイド板20,30の多数の案内穴21,31には、それぞれ1本ずつプローブ1が挿入されている。ガイド板20,30に挿入されたプローブ1は、各ガイド板20,30の上下の案内穴21,31同士で、平面視での位置が平行方向に僅かにずれていることにより、プローブ1の第2端部2bが検査装置接続用金属50の端面51に接触したとき、プローブ1を構成する金属導体2の仮想軸線a1と、検査装置接続用金属50の法線a2との角度θが0.5°以上5°以下となるように傾斜している。なお、各ガイド板20,30に装着するプローブ1の本数は、被測定体11に応じて適宜選択することができ、通常は複数本から数千本である。
このプローブユニット10による電気的特性の検査は、プローブユニット10又は被測定体11を相対的に上下させ、プローブ1の弾性力を利用して被測定体11の電極12にプローブ1を所定の圧力で押し当てることにより行われる。このとき、電極12に押し当てられた力によって撓んだプローブ1の第2端部2bはリード線50に強く接触し、被測定体11からの電気信号がそのリード線50を通って検査装置(図示しない。)に送られる。プローブユニット10を用いた電気的特性の検査において、プローブユニット10からのプローブ1の脱落防止は、図1に示すように、ガイド板20に設けられた案内穴21にプローブ1の絶縁被膜端部3aが当たることによって行われている。また、プローブユニット10へのプローブ1のセッティングは、ガイド板30に設けられた案内穴31からプローブ1を挿入することにより行われる。なお、図1中、符号40はリード線用の保持板を示している。
(接触態様)
プローブユニット10では、図6及び図8に示すように、プローブ1の第2端部2bと検査装置接続用金属50の端面51とを、プローブ1を構成する金属導体2の仮想軸線a1と、検査装置接続用金属50の法線a2との角度θで0.5°以上5°以下の範囲で接触させるように構成する。
この範囲の角度θで接触させることにより、第2端部2bが検査装置接続用金属50の端面51に当たった場合、撓んだプローブ1の第2端部2bと検査装置接続用金属50の端面51との接触を、その第2端部2bのエッヂでの点接触から平坦部2dでの面接触に容易且つ瞬時に移行させることができる。その結果、荷重が集中する点接触とはならず、その接触に基づいた検査装置接続用金属50の端面51の摩耗が大きくならないようにすることができる。なお、こうした角度θは、プローブユニット10の上下2つのガイド板20,30の一方を、平行方向に僅かにずらしてシフトさせることにより調整できる。
角度θが0.5°未満では、プローブの撓む方向がランダムとなり、隣接するプローブ同士が干渉しあうという欠点が生じやすい。一方、角度θが5°を超えると、第2端部2bと検査装置接続用金属50の端面51との接触が、点接触から面接触への移行が瞬時に行われず、点接触時の荷重の集中が大きくなり、検査装置接続用金属50の端面51の変形やダメージが大きくなり、その後に面接触に移行したときの接触抵抗が上昇や変動して不安定になることがある。角度θの好ましい範囲は、1°以上3°未満である。この範囲とすることにより、上記した効果をより安定したものとすることができる。
図7は、プローブ1の第2端部2bが繰り返し接触した後の検査装置接続用金属50の端面51の表面形態の模式図である。図7(A)は、第2端部2bの先端に平坦部2dを持つ本発明に係るプローブ1を用いた例であり、図7(B)は、第2端部2bの先端に平坦部2dを持たず、丸い先端部を持つ従来のプローブ1を用いた例である。図7(A)に示すように、本発明のプローブ1を用いた場合は、第2端部2bのエッヂが端面51の接触部52に高い接触圧力で点接触する。しかし、点接触の後は瞬時に面接触に移行し、第2端部2bの平坦部2dと端面51とが広い面積で面接触するので、端面51が変形したり凹んだりして摩耗することはなく、接触抵抗が高くならず、安定した導通を実現できる。
一方、図7(B)に示すように、丸い先端部を持つ従来のプローブを用いた場合は、第2端部2bの丸い半球状の先端が端面51の接触部52に高い接触圧力で点接触する。点接触時の荷重は一点に集中し、端面51が塑性変形し、それが繰り返されて剔(えぐ)れるように摩耗する。その摩耗が進行すると、例えば図7(B)及び図12(B)(C)に示すように、端面51が変形し、点接触から面接触になるおそれがあった。点接触から面接触への変化は、接触面積が増して接触圧力が減少するとともに、発生した磨耗粉がプローブ1の第2端部2bとリード線50の端面51との間に介在し、接触抵抗の不安定さを招くおそれがあった。
なお、第2端部2bと検査装置接続用金属50の端面51とを、こうした角度θで接触させることにより、図11(B)に示すような撓みの方向が不均一にならず、必ず一定の方向に揃って撓むようになる。その結果、プローブ1間のピッチを狭くしたプローブユニット10を構成でき、その場合であっても、プローブ1の撓む方向が乱れず、安定した検査を長期間安定に行うことができ、かつ摩耗や摩耗粉の発生を抑えることができる。
なお、第2端部2bの平坦部2dと検査装置接続用金属50の端面51との接触抵抗は特に限定されないが、例えば、プローブの導体抵抗と接触抵抗の和は100Ω以下程度、好ましくは30Ω以下程度である。本発明のプローブユニット10では、繰り返し接触させた場合であっても接触抵抗が高くならず、安定させることができる。
以下、実施例と比較例により本発明をさらに詳しく説明する。
[実施例1]
金属導体2として、予め真直度が曲率半径Rで1500mmに直線矯正された長尺の真直タングステン線(直径D:0.070mm)を用いた。この金属導体2上に、厚さ10μmのポリウレタン絶縁被膜3を連続的に焼付け、絶縁被膜付き真直タングステン線(以下、絶縁真直タングステン線と略記する)を作製した。次に、定尺切断装置で前記絶縁真直タングステン線を30mm長さに切断し、その後、その後端を研削加工装置により台形状に研磨してd=50μmの平坦部2dを持つ台形状(テーパー角30°)の第2端部2bを形成し、第1端部2aも半球状に研磨した。なお、研磨加工は、エメリー紙を貼った回転円盤上に定尺切断した絶縁真直タングステン線の後端を押し当てて行った。次に、レーザー装置にて、B=2mm、A=3mmとなるように第2端部2bと第1端部2aの絶縁被膜3を剥離した。最後に、金属導体2が露出した第1端部2aと第2端部2bにニッケルめっき層(膜厚1μm)及び金めっき層(膜厚0.1μm)からなる2層めっきを施し、実施例1のプローブ1(図3参照)を5本作製した。このプローブ全体の直径Doは0.090mmであった。
[実施例2]
実施例1において、直径Dが0.015mm、0.030mm、0.050mm、0.070mm、0.090mm、0.110mm、0.150mmの各タングステン線を金属導体2とし、平坦部2dの直径を種々変えた第2端部2bを形成した。それ以外は、実施例1と同様にして、それぞれのプローブ1を作製した。
[比較例1]
実施例1において、第2端部2bの形状を半球状にした他は、実施例1と同様にして、比較例1のプローブ1を5本作製した。
[評価1]
図9は、角度θが2°、接触後の押し込み長さ0.2mmで座屈荷重3gfの条件の下、実施例1のプローブ1の5つのサンプルでを用い、20万回の繰り返し接触を行った後の検査装置接続用金属50の端面51の顕微鏡写真である。いずれの場合であっても、変色部分はあるものの、端面51には塑性変形等のダメージは見られなかった。
同時に電気抵抗値を5箇所の端面51で測定した。各接触回数での電気抵抗値を表1に、電気抵抗値の平均値及び標準偏差を表2に示した。表1、2から、実施例1のプローブは、比較例1のプローブに比べて接触抵抗値の増加量が小さく、電気抵抗値が安定していることがわかった。
[評価2]
図10は、角度θが2°、接触後の押し込み長さ0.2mmで座屈荷重3gfの条件の下、比較例1のプローブで20万回の繰り返し接触を行った後の検査装置接続用金属50の端面51の顕微鏡写真である。いずれの端面51にも塑性変形等のダメージが見られた。
[評価3]
図5は、金属導体2の導体径Dと金属導体2の第2端部2bの平坦部2dの直径dとが異なる実施例2の種々のプローブを用いたときの、その平坦部2dと検査装置接続用金属との接触圧力を示すグラフである。この結果を基に、接触圧力が25MPa以上100MPa以下の範囲になる金属導体の導体径Dと金属導体の第2端部の平坦部2dの直径dとの関係を図4に示した。この図4では、平坦部2dの直径dと金属導体2の導体径Dとの比(d/D)が、Dが150μmのとき0.6〜1、Dが110μmのとき0.5〜0.9、Dが90μmのとき0.4〜0.8、Dが70μmのとき0.3〜0.6、Dが50μmのとき0.3〜0.6、Dが30μm〜15μmのとき0.7〜1の範囲であった。
1 プローブ
2 金属導体
2a 第1端部
2b 第2端部
2c 斜面
2d 平坦面
3 絶縁被膜
3a 絶縁被膜端部
10 プローブユニット
11 被測定体
12 電極
20 被測定体側のガイド板
30 検査装置側のガイド板
40 検査装置接続用金属用の保持板
50 検査装置接続用金属(リード線)
51 検査装置接続用金属(リード線)の端面
52 本発明に係るプローブの第2端部の接触部
52’ 従来のプローブの第2端部の接触部
53 本発明に係るプローブの第2端部の平坦部の接触箇所
53’ 従来のプローブの第2端部の接触箇所
A 第1端部側で露出する金属導体領域の長さ
B 第2端部側で露出する金属導体領域の長さ
b 第2端部の先端から金属導体の外径面までの軸線方向距離
d 第2端部の平坦部の直径
d’ 第2端部の平坦部が検査装置接続用金属に接触する部分の直径
Do プローブ全体の直径
D 金属導体の直径
L プローブの長さ
a1 プローブを構成する金属導体の仮想軸線
a2 検査装置接続用金属の法線
θ 金属導体の仮想軸線と検査装置接続用金属の法線との角度
S ガイド板間の空間
Δ1,Δ2 検査装置接続用金属に当たるまでの長さの変化分
R 範囲

Claims (3)

  1. 被測定体側の第1端部を該被測定体に接触させ且つ検査装置側の第2端部を検査装置接続用金属に接触させて、前記被測定体の電気的特性を前記検査装置で測定するための複数のプローブと、前記プローブの両端の側をガイドし且つ中間に空間を空けて配置された二組のガイド板と、前記検査装置側のガイド板でガイドされた前記プローブの第2端部に接触する検査装置接続用金属と、を有するプローブユニットにおいて、
    前記プローブが、金属導体と、該金属導体の少なくとも両端部以外の領域に設けられた絶縁被膜とを有し、前記プローブの前記第2端部の形状が、前記検査装置接続用金属に接触する平坦部を有し、
    前記第2端部と前記検査装置接続用金属とを、前記プローブを構成する前記金属導体の仮想軸線と前記検査装置接続用金属の法線との角度で0.5°以上5°以下の範囲で接触させることを特徴とするプローブユニット。
  2. 前記第2端部の前記平坦部の直径dと前記金属導体の導体径Dとの比(d/D)は、Dが150μmで0.6〜1、Dが110μmで0.5〜0.9、Dが90μmで0.4〜0.8、Dが70μmで0.3〜0.6、Dが50μmで0.3〜0.6、Dが30μm〜15μmで0.7〜1の範囲であり、前記直径dと前記導体径Dとの関係は、前記導体径Dを横軸とし、前記d/Dを縦軸としたグラフで、前記各d/Dの下限値を結んだ線と前記各d/Dの上限値を結んだ線とで囲まれた範囲内を満たす、請求項1に記載のプローブユニット。
  3. 前記第2端部の平坦部と前記検査装置接続用金属との接触圧力が25MPa以上100MPa以下になるように、前記検査装置側の第2端部を前記検査装置接続用金属に接触させる、請求項1又は2に記載のプローブユニット。
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