JP2015025099A - 平版印刷インキ組成物 - Google Patents
平版印刷インキ組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015025099A JP2015025099A JP2013156841A JP2013156841A JP2015025099A JP 2015025099 A JP2015025099 A JP 2015025099A JP 2013156841 A JP2013156841 A JP 2013156841A JP 2013156841 A JP2013156841 A JP 2013156841A JP 2015025099 A JP2015025099 A JP 2015025099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- printing ink
- lithographic printing
- ink composition
- hydrocarbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
【課題】石油系溶剤の一部または全部を環境負荷が少ない植物油由来の溶剤に置き換え、且つ、該植物を限定しない事で二次的な環境破壊を抑え、さらには、印刷適性上も石油系溶剤使用インキと比べ全く遜色のないどころか、オフセット輪転印刷用インキにとして、加熱蒸発乾燥性に優れ、印刷機ドライヤー温度を下げる事で印刷工程での省エネルギー化が可能である、環境貢献度の高いインキを提供する。【解決手段】溶剤とワニス樹脂成分を含有する平版印刷インキ組成物であって、溶剤が植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素を含有することを特徴とする平版印刷インキ組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、石油系溶剤を、植物油から精製した溶剤に置き換えた環境対応型の平版印刷インキ組成物に関する。
従来からオフセット印刷インキに使用されている溶剤は、石油留分から得られる石油系溶剤が用いられている。また、安定した印刷適性を目的としたインキ用溶剤として、石油溶剤の蒸留工程での石油炭化水素の水素化処理を採用することにより、動粘度、粘度特性の限定や、ナフテン分及び多環芳香族の含有量を規定する例が開示されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
以前から石油系溶剤の使用には、石油資源の枯渇等の環境問題が指摘されてきたことから、石油炭化水素の水素化処理は普及してないのが現状である。オフセットインキ業界は、これまでも地球環境や作業環境の改善に取り組んできており、AF(アロマフリー)溶剤の使用や大豆油インキがこれにあたる。但し、AF溶剤は原料として石油を用いることに変わりはなく、大豆油インキについては石油系溶剤に取って代わる程の普及には至らずにいる。
近年では、石油系溶剤の一部又は全部を特定の組成構造を有する植物油由来の脂肪酸エステル及びエーテルに置き換えた環境配慮型インキが開示されている(例えば、特許文献4参照)。
前述の脂肪酸エステル及びエーテルは、主にヤシ油から分離精製して得られる。最近では、プランテーションによってヤシを栽培しているため、原生林を伐採することによる環境破壊が問題となっている。また、脂肪族エーテル由来の不快な匂いが、作業環境を悪化させ、且つ印刷物にも不快臭が残留する。さらに脂肪酸エステルは、印刷機のローラーやブランケットに使用されているゴム材を膨潤させる問題がある。特に、脂肪酸エステルを加熱蒸発型乾燥方式のヒートセットオフ輪印刷用インキの溶剤として用いた場合、石油系溶剤並の乾燥性を付与すべく沸点範囲を低沸点側に調整すると、著しくゴム材を膨潤させる問題点があげられる。
本発明の課題は、溶剤とワニス樹脂成分を含有する平版印刷インキ組成物であって、溶剤が植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素を含有する平版印刷インキ組成物を提供する事にある。
発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討の結果、印刷インキ用溶剤として、植物油を特定の触媒及び温度、圧力下で水素化反応させる事で得られた植物油由来炭化水素が、石油系溶剤と同等以上の物性を得られることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は第一に、溶剤とワニス樹脂成分を含有する平版印刷インキ組成物であって、溶剤が植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素を含有する平版印刷インキ組成物を提供する。
本発明は第二に、前述の平版印刷インキ組成物を用いて印刷された印刷物を提供する。
本発明の平版印刷インキ組成物は、限定されない植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素を溶剤として用いる事で、従来の植物油由来の溶剤を用いたインキと比べて、乾燥性に優れた安定した印刷適性と、ゴム膨潤性及び臭気性に優れる上に、環境貢献度を有する平版印刷インキ組成物を提供できる。
また、本発明の平版印刷インキ組成物を用いて印刷された印刷物は、臭気が少ない上に、平版輪転印刷においては紙面乾燥温度を下げる事で火じわが軽減できる。
本発明は、溶剤とワニス樹脂成分を含有する平版印刷インキ組成物であって、溶剤が植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素を含有する平版印刷インキ組成物を提供する。
次に好ましい実施の形態を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明の平版印刷インキ組成物は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所においては、適宜説明を省略する場合があるが、発明の要旨を限定するものではない。
即ち、本発明は、石油系溶剤の一部または全部を環境負荷が少ない植物油由来の溶剤に置き換え、且つ、該植物を限定しないことで、二次的な環境破壊を抑え、さらには、印刷適性上も石油系溶剤使用インキと比べ全く遜色がなく、オフセット輪転印刷用インキにおいては、加熱蒸発乾燥性に優れ印刷機ドライヤー温度を下げる事で印刷工程での省エネルギー化が可能であり、環境貢献度の高い平版インキ組成物を提供する事にある。
植物油を特定の触媒及び温度、圧力下で水素化反応することにより、その炭素数や粘度、沸点、融点等の諸物性を制御し、平版印刷インキ用石油系溶剤であるAFソルベントに極めて近い物性を持つ炭化水素を得ることが出来る。そもそも石油系溶剤は、ナフテン、パラフィン系の炭化水素溶剤である事から、前記植物油由来の炭化水素を用いたインキは、石油系溶剤を用いたインキと近い性状が得られる。また、溶剤以外の成分を特に限定せず、石油系溶剤と全く同様に扱う事が出来る。
該植物油由来の炭化水素は、水素化処理の反応条件を変える事で諸物性を制御するのであるから、原料とする植物油は限定されない。好ましくはココナッツ油、ヒマワリ油、米油、オリーブ油、綿実油、菜種油、ヒマシ油、パーム油、大豆油、ホウレンボク、アブラヤシ、ココヤシ、ジャトロファ油、アマニ油から選ばれる1種以上の植物油を原料とする。
また、植物油由来炭化水素の炭素数分布を自由に制御出来る為、加熱蒸発乾燥型のオフセット輪転機用の溶剤としては、必要に応じ、該溶剤を用いたインキに卓越した乾燥性を付与する事が可能となった。
本発明の平版印刷インキ組成物は、溶剤と樹脂成分を含有する平版印刷インキ組成物であって、溶剤が植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素を含有することを特徴とする。本発明を特徴づける水素化処理をして原料となる植物油は、特に限定されるものではないが、例えばココナッツ油、ヒマワリ油、米油、オリーブ油、綿実油、菜種油、ヒマシ油、パーム油、大豆油、ホウレンボク、アブラヤシ、ココヤシ、ジャトロファ油、アマニ油を例示する事ができる。
<溶剤の精製>
本発明に用いる植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素は、(a)触媒担体に触媒成分を担持させた水素化触媒の存在下において、(b)水素ガスを1.0〜100気圧、(c)前記植物油の流量を液空間速度0.1〜10.0hr−1、(d)前記水素ガスの流量と前記植物油の流量の比率(前記水素ガスの流量/前記植物油の流量)を50〜4000NL/Lに設定し前記植物油と、前記水素ガスを反応させて得られる。
本発明に用いる植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素は、(a)触媒担体に触媒成分を担持させた水素化触媒の存在下において、(b)水素ガスを1.0〜100気圧、(c)前記植物油の流量を液空間速度0.1〜10.0hr−1、(d)前記水素ガスの流量と前記植物油の流量の比率(前記水素ガスの流量/前記植物油の流量)を50〜4000NL/Lに設定し前記植物油と、前記水素ガスを反応させて得られる。
触媒成分は、特に限定されるわけではないが、モリブデン、タングステン、クロム、ニッケル、コバルト、鉄、バナジウム、白金、ルテニウムから選ばれる1種以上の金属である事が好ましい。また、触媒担体も限定されるわけではないが、アルミナ、チタニア、シリカ−アルミナ、シリカ、活性炭、ゼオライトからなる群の中から選択される1種以上である事が好ましい。また、限定されるわけではないが、触媒担体は、60〜99.9質量%のアルミナと0.01〜40質量%のゼオライトとの混合物である事が好ましい。また、限定されるわけではないが、触媒担体は、触媒担体の質量に対して0.1〜5.0質量%のリン及び/又はホウ素を含有する事が好ましい。また、限定されるわけではないが、水素化処理触媒は異種触媒の組み合わせからなる事が好ましい。
上記、水素化処理触媒を注意深く選択し、その水素化処理条件を適宜調整する事によって得られる炭化水素の炭素数を制御し、諸物性を調整する。
本発明に主体として用いる植物油由来炭化水素の炭素数は、3以上に調整したものであり、好ましくは13以上であり、より好ましくは13〜18である。
炭化水素の炭素数は沸点範囲と相関があり、炭素数13を下回る成分は、沸点が低く、本発明の効果を害さない程度であれば含んでもよいが、インキの機上安定性が悪化する傾向にある。平版印刷としては、平版輪転印刷、平版枚葉印刷のいずれであってもよい。従って、平版印刷インキ用として用いるためには、植物油由来の炭化水素の炭素数が13以上の炭化水素を、本発明の平版印刷インキ組成物に含まれる植物油由来の炭化水素中、25質量%以上含有することが好ましい。
平版枚葉印刷用に用いる場合には、溶剤の沸点に、特に上限はなく、炭素数が20を超えるものであっても使用することができる。平版枚葉印刷では、印刷後、溶剤の紙への浸透とワニスの重合により乾燥するので、沸点が高すぎることによる乾燥性低下の問題が生じないからである。従って、平版枚葉印刷に用いるためには、植物油由来の炭化水素の炭素数が13以上の炭化水素を、本発明の平版印刷インキ組成物に含まれる植物油由来の炭化水素90質量%以上含有することが好ましい。
平版輪転機用インキとして用いる場合、炭素数13を下回らない範囲であれば、低炭素数であることが好ましい。
一般に、平版輪転用インキの加熱蒸発乾燥性と印刷機上の安定性は相反する。印刷機上のインキの安定性向上のために、高沸点の石油系溶剤を使用した場合には、インキの蒸発乾燥性が低下し、乾燥性向上の為に低沸点の溶剤を使用した場合にはインキの安定性が低下する。これは従来の石油系溶剤が、広い沸点範囲を有している為と考えられる。
本発明の該植物油由来炭化水素を水素化処理する事により得られた炭化水素は、前述の如く、炭素数13を下回らない範囲で低炭素数側に炭素数を制御する事で、その沸点範囲が低く、且つ狭くする事ができ、インキの安定性を保持したまま乾燥性の優れたインキを得る事が出来る。
一般に、平版輪転用インキの加熱蒸発乾燥性と印刷機上の安定性は相反する。印刷機上のインキの安定性向上のために、高沸点の石油系溶剤を使用した場合には、インキの蒸発乾燥性が低下し、乾燥性向上の為に低沸点の溶剤を使用した場合にはインキの安定性が低下する。これは従来の石油系溶剤が、広い沸点範囲を有している為と考えられる。
本発明の該植物油由来炭化水素を水素化処理する事により得られた炭化水素は、前述の如く、炭素数13を下回らない範囲で低炭素数側に炭素数を制御する事で、その沸点範囲が低く、且つ狭くする事ができ、インキの安定性を保持したまま乾燥性の優れたインキを得る事が出来る。
また、炭素数が20を超える成分は沸点が高く、平版輪転用インキとして用いた場合、本発明の効果を害さない程度であれば含んでいてもよいが、乾燥性が悪化するので好ましくない。平版輪転用インキとして好ましく用いるためには、炭素数が13〜18範囲である植物油由来炭化水素が、本発明の平版印刷インキ組成物に含まれる植物油由来の炭化水素90質量%以上配合されていることが好ましく、95質量%以上配合されていることがより好ましい。
従来の植物油由来溶剤として用いられる事の多い脂肪酸エステル及びエーテルは、平版輪転用インキの場合、原料植物油はヤシ油に限定されていた。ヤシ油に含まれるカプリン酸、カプリル酸、ラウリン酸等の低炭素数の脂肪酸が、溶剤に適度な沸点範囲を付与できる為である。しかし、本発明に用いる植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素は、炭化水素の炭素数分布を制御する事で沸点範囲のコントロールが可能である為、原料植物油を限定することはない。
また、前記の脂肪酸エステルは、石油系溶剤に比べて印刷機のローラーやブランケットに使用されているゴム材を膨潤させる問題があった。通常のオフセット印刷の印刷機に使用されるインキローラーやブランケットは、ゴム材質である。例えば、ABS樹脂等が挙げられる。このようなゴム材質は、溶剤を吸収しやすく膨潤してしまう。特に加熱蒸発乾燥性の良好な低分子量の脂肪酸エステルは、著しくゴム材を膨潤させる。本発明の植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素は、構造的に石油系溶剤に近くゴム材膨潤性も石油系溶剤と遜色なく、従来の脂肪酸エステルと比較して、ゴム材膨潤性が極めて良好と言える。
エーテル系溶剤であれば、上記のゴム材質膨潤の問題は回避されるが、エーテル系溶剤は、乾燥温度で分解し、不快臭が発生する。例えばヤシ油由来の脂肪族エーテル、特に、ジオクチルエーテルをオフセット輪転印刷用インキの溶剤として用いた場合には、100℃以上で乾燥させた際に分解して発生する、オクタノール、オクタナール等に由来する臭いが作業環境を悪化させ、且つ得られた印刷物からも不快臭が発生する。本発明の平版印刷インキ組成物では、脂肪族エーテルを実質的に含まない天然物質を溶剤として使用するため、インキの製造現場、印刷現場及び印刷物からも不快な臭いは発生しない。
<オフセット印刷インキ>
本発明の平版印刷インキ組成物は、ワニス用樹脂及び上記植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素溶剤を含有する。
本発明の平版印刷インキ組成物は、ワニス用樹脂及び上記植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素溶剤を含有する。
[ワニス用樹脂]
本発明に使用するワニス用樹脂としては、ロジン変性フェノール樹脂、ロジンエステル樹脂、マレイン酸変性ロジンエステル樹脂、アルキッド樹脂、ロジン変性アルキッド樹脂、ギルソナイト樹脂等が好ましく、より好ましくはロジン変性フェノール樹脂及び/又はロジンエステル樹脂が挙げられる。なお、本発明のインキ中における上記のワニス用樹脂の含有量は、好ましくは15〜50質量%、より好ましくは20〜40質量%である。
本発明に使用するワニス用樹脂としては、ロジン変性フェノール樹脂、ロジンエステル樹脂、マレイン酸変性ロジンエステル樹脂、アルキッド樹脂、ロジン変性アルキッド樹脂、ギルソナイト樹脂等が好ましく、より好ましくはロジン変性フェノール樹脂及び/又はロジンエステル樹脂が挙げられる。なお、本発明のインキ中における上記のワニス用樹脂の含有量は、好ましくは15〜50質量%、より好ましくは20〜40質量%である。
上記のロジン変性フェノール樹脂は、重量平均分子量Mwが10,000≦Mw≦300,000、好ましくは重量平均分子量Mwが30,000≦Mw≦200,000のものが使用される。上記のロジン変性フェノール樹脂の重量平均分子量Mwが上記範囲であると、インキの流動性及び粘弾性がより優れたものとなる。
また、上記のロジンエステル樹脂としては、樹脂の軟化点H(℃)が120℃≦H≦210℃、重量平均分子量Mwが20,000≦Mw≦300,000、好ましくは軟化点Hが140℃≦H≦200℃、重量平均分子量Mwが50,000≦Mw≦200,000のものが挙げられる。上記のロジンエステル樹脂としては、重合ロジンの導入や無水マレイン酸、フマル酸等の多塩基酸にて変性したロジン変性エステル樹脂が好ましく使用される。
上記のロジンエステル樹脂の軟化点Hが上記の範囲であると、インキ塗膜の硬化性及びインキワニスを調製する際の作業性がより向上する。また、上記のロジンエステル樹脂の重量平均分子量Mwが上記範囲内であると、インキの流動性及び粘弾性がより優れたものとなる。
本発明の平版印刷インキ組成物に使用するインキワニスは、上記のワニス用樹脂と、上記植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素及び/又は、その他の溶剤との混合物からなる溶剤を配合して、また、必要に応じて、植物油、ゲル化剤を配合して調製する。その調製方法としては、例えば、上記のワニス用樹脂と、溶剤と、植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素とを窒素気流雰囲気下で200℃にて30分間加熱攪拌して、次いで150℃に冷却後、ゲル化剤を配合して、さらに200℃にて60分間加熱攪拌して調製する。
上記のインキワニス中におけるワニス用樹脂、溶剤、植物油及びゲル化剤の各々の含有量は、ワニス用樹脂が、好ましくは20〜70質量%、より好ましくは30〜60質量%であり、溶剤が、好ましくは10〜60質量%、より好ましくは20〜55質量%であり、植物油が、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは3〜20質量%、最も好ましくは5〜15質量%であり、また、ゲル化剤が、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.5〜3質量%である
上記の植物油としては、例えば、ヒマシ油、落花生油、オリーブ油等の不乾性油、大豆油、綿実油、菜種油、ゴマ油、コーン油等の半乾性油、及びアマニ油、エノ油、キリ油等の乾性油等が挙げられ、好ましくは半乾性油及び/又は乾性油が挙げられる。これらの中でも大豆油、アマニ油が特に好ましい。
また、上記のゲル化剤としては、公知の物を使用することができ、例えば、アルミニウムエチルアセテートジイソプロピレート、アルミニウムイソプロピレート、ステアリン酸アルミニウム、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムジイソプロポキサイト、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド等、及びそれらの混合物が挙げられ、好ましくはエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシドが挙げられ、具体的には、川研ファインケミカル(株)からALCHの商品名で販売されているものを使用することができる。
本発明の平版印刷インキ組成物は、上記のワニス用樹脂に、着色剤を含有しないオーバープリントワニスタイプのものでもよいが、着色剤を含有するタイプのものでもよい。本発明の平版印刷インキ組成物に使用する上記の着色剤としては、例えば、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、亜鉛華、磁性酸化鉄等の無機顔料、レーキ顔料、アゾ系顔料、イソインドリン系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料等の有機顔料、カーボンブラック及び染料が挙げられる。これらは、単独、又は二種類以上を組み合わせて使用することができる。本発明の平版印刷インキ組成物中における上記の着色剤の含有量は、好ましくは5〜40質量%、より好ましくは10〜30質量%、最も好ましくは15〜25質量%である。
[溶剤]
本発明の平版印刷インキ組成物は、溶剤として、上記の植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素の内、炭素数が13以上の炭化水素を10質量%〜100質量%含有し、好ましくは25質量%〜100質量%含有する。植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素の含有量が上記範囲内にあれば、インキの機上安定性及び乾燥性が共に良好に保たれる。
本発明の平版印刷インキ組成物は、溶剤として、上記の植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素の内、炭素数が13以上の炭化水素を10質量%〜100質量%含有し、好ましくは25質量%〜100質量%含有する。植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素の含有量が上記範囲内にあれば、インキの機上安定性及び乾燥性が共に良好に保たれる。
また、本発明の平版印刷インキ組成物に使用する溶剤は、上記の植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素の配合割合において、その他の溶剤を混合してもよい。例えば、石油系溶剤、植物油由来の脂肪酸エステル、植物油由来の脂肪酸エーテル、テルペン化合物等が挙げられる。石油系溶剤としてはインキ用アロマフリー溶剤が挙げられる。
また、前記の植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素と、石油系溶剤とを混合溶剤として使用する場合の該石油系溶剤の混合量は、とくに規制はないが、上記の石油系溶剤の配合割合が多くなると、インキの乾燥時に石油系溶剤の蒸発量が多くなり、大気汚染などの環境負荷が増大する。
また、前記の植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素と併用する、脂肪族エーテル、脂肪酸エステル、テルペン化合物等の混合量は、とくに規制はないが、配合割合が多くなると、ゴム材膨潤性や臭気の問題が発生する。
<インキの製造方法>
本発明の平版印刷インキ組成物の製造方法としては、例えば、上記のインキワニスと、着色剤とをミキサーでプレミキシングし、次に、3本ロールミルで均一に混練して、上記のインキワニスの調製に使用した溶剤及び/又は該インキワニスを追加配合する等して、インキのタックを調製する。また、必要に応じて、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワックス等の耐摩擦剤及び可塑剤等の添加剤を、本発明の目的を妨げない範囲で均一に混練配合して調製する。なお、本発明の平版印刷インキ組成物中のインキワニスの含有量は、好ましくは50〜90質量%、より好ましくは55〜85質量%、最も好ましくは60〜80質量%である。
本発明の平版印刷インキ組成物の製造方法としては、例えば、上記のインキワニスと、着色剤とをミキサーでプレミキシングし、次に、3本ロールミルで均一に混練して、上記のインキワニスの調製に使用した溶剤及び/又は該インキワニスを追加配合する等して、インキのタックを調製する。また、必要に応じて、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワックス等の耐摩擦剤及び可塑剤等の添加剤を、本発明の目的を妨げない範囲で均一に混練配合して調製する。なお、本発明の平版印刷インキ組成物中のインキワニスの含有量は、好ましくは50〜90質量%、より好ましくは55〜85質量%、最も好ましくは60〜80質量%である。
[印刷物]
本発明によれば、前述の平版印刷インキ組成物を用いて印刷された印刷物を提供することができる。
本発明によれば、前述の平版印刷インキ組成物を用いて印刷された印刷物を提供することができる。
以下、本発明の平版印刷インキ組成物を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、本明細書では特に断りのない限り、「部」および「%」は質量基準である。本発明を特徴づける溶剤の調製例を表1に、実施例および比較例のワニス組成を表2に、これを採用したインキ組成を表3に、およびこれらインキの評価結果を表4に示す。
[植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A1の調製例]
触媒a1の調製(アルミナ担体モリブデン触媒)
モリブデン酸アンモニウム水溶液にγ−アルミナ担体を含浸させた後、450℃で12時間焼成して、アルミナ担体にモリブデンを担持した触媒a1を得た。
触媒a1の調製(アルミナ担体モリブデン触媒)
モリブデン酸アンモニウム水溶液にγ−アルミナ担体を含浸させた後、450℃で12時間焼成して、アルミナ担体にモリブデンを担持した触媒a1を得た。
植物油としてジャトロファ油を選択し、触媒a1の存在下において、処理温度350℃、処理圧力2.0MPa、液空間速度2.0hr−1、水素ガス流量と植物油流量の比率を1890として、水素化処理を行った。さらに、ジャトロファ油を水素化した後の植物油由来炭化水素(液体生成物)を回収後、水分と油分を分離し植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A1を得た。得られた炭化水素A1の水素化条件と炭素数分布を表1に示す。
[植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A2の製造例]
処理圧力を3.0MPa、水素ガス流量と植物油流量の比率を1260に変える以外は植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A1の製造例と同様にして植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A2を得た。得られた炭化水素の水素化条件と炭素数分布を表1に示す。
処理圧力を3.0MPa、水素ガス流量と植物油流量の比率を1260に変える以外は植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A1の製造例と同様にして植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A2を得た。得られた炭化水素の水素化条件と炭素数分布を表1に示す。
[植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A3の製造例]
触媒a2の調製(アルミナ担体白金/パラジウム触媒)
モリブデン酸アンモニウムの変わりに塩化白金を用いる以外は触媒a1と同様にしてアルミナ担体に白金を担持した触媒a3を調製し、塩化パラジウム水溶液に、該触媒a3を入れ、含振させた後、450℃で12時間焼成して得られるアルミナ担体に白金とパラジウムを担持した触媒a2を得た。
触媒a2の調製(アルミナ担体白金/パラジウム触媒)
モリブデン酸アンモニウムの変わりに塩化白金を用いる以外は触媒a1と同様にしてアルミナ担体に白金を担持した触媒a3を調製し、塩化パラジウム水溶液に、該触媒a3を入れ、含振させた後、450℃で12時間焼成して得られるアルミナ担体に白金とパラジウムを担持した触媒a2を得た。
触媒を触媒a2、水素ガス流量と植物油流量の比率を1420に変える以外は、植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A1と同様にして植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A3を得た。得られた炭化水素の水素化条件と炭素数分布を表1に示す。
次に、本発明の平版印刷インキ組成物で使用するワニスの調製例B1〜B3および比較例で使用するワニスの調製例C1〜C2と、これらワニスを使用したインキの実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、文中の「部」または「%」とあるのは特に断りがない限り質量基準である。なお、本発明は、下記の実施例に限定するものではない。
[ワニスの調製例B1]
ワニス用樹脂として、重量平均分子量が60,000のロジン変性フェノール樹脂を用い、該ロジン変性フェノール樹脂と、大豆油と、溶剤(植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A1)とを、窒素気流雰囲気下で200℃にて30分間加熱攪拌した。その後、150℃に冷却し、次いで、ゲル化剤(ALCH)を配合して、さらに200℃にて60分間均一に加熱攪拌して、ワニスB1を調製した。配合表を表2に示す。
ワニス用樹脂として、重量平均分子量が60,000のロジン変性フェノール樹脂を用い、該ロジン変性フェノール樹脂と、大豆油と、溶剤(植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A1)とを、窒素気流雰囲気下で200℃にて30分間加熱攪拌した。その後、150℃に冷却し、次いで、ゲル化剤(ALCH)を配合して、さらに200℃にて60分間均一に加熱攪拌して、ワニスB1を調製した。配合表を表2に示す。
[ワニスの調製例B2]
溶剤を、植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A2に変える以外は、ワニス調製例B1と同様の方法にてワニスB2を調製した。配合表を表2に示す。
溶剤を、植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A2に変える以外は、ワニス調製例B1と同様の方法にてワニスB2を調製した。配合表を表2に示す。
[ワニスの調製例B3]
溶剤を、植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A3に変える以外は、ワニス調製例A1と同様の方法にてワニスB3を調製した。配合表を表2に示す。
溶剤を、植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素A3に変える以外は、ワニス調製例A1と同様の方法にてワニスB3を調製した。配合表を表2に示す。
[ワニスの調製例C1]
溶剤をヤシ油由来溶剤であるジオクチルエーテルとカプリル酸2−エチルヘキシルとを2:1の割合で混合したものに変える以外は、ワニス調製例A1と同様の方法にてワニスC1を調製した。配合表を表2に示す。
溶剤をヤシ油由来溶剤であるジオクチルエーテルとカプリル酸2−エチルヘキシルとを2:1の割合で混合したものに変える以外は、ワニス調製例A1と同様の方法にてワニスC1を調製した。配合表を表2に示す。
[ワニスの調製例C2]
溶剤を石油由来溶剤であるAF7号ソルベントに変える以外は、ワニス調製例A1と同様の方法にてワニスC2を調製した。配合表を表2に示す。
溶剤を石油由来溶剤であるAF7号ソルベントに変える以外は、ワニス調製例A1と同様の方法にてワニスC2を調製した。配合表を表2に示す。
(実施例1〜3)
上記のワニスB1〜B3の各々を使用し、表3のように各該ワニスにフタロシアニンブルーを配合し、公知の方法で均一に混練して、次に、インキのタックがインコメーター測定値で7〜8になるように、さらに、各々の上記ワニスの調製に使用した溶剤および該ワニスを追加配合して、公知の方法で均一に混合し本発明の平版印刷インキ組成物D1〜D3を調製した。なお、タックの測定値は、得られたインキ1.31mlを東洋精機(株)製インコメーターのロールに塗布し、ロール温度32℃、回転スピード400rpmで1分間回転させた後の測定値である。
上記のワニスB1〜B3の各々を使用し、表3のように各該ワニスにフタロシアニンブルーを配合し、公知の方法で均一に混練して、次に、インキのタックがインコメーター測定値で7〜8になるように、さらに、各々の上記ワニスの調製に使用した溶剤および該ワニスを追加配合して、公知の方法で均一に混合し本発明の平版印刷インキ組成物D1〜D3を調製した。なお、タックの測定値は、得られたインキ1.31mlを東洋精機(株)製インコメーターのロールに塗布し、ロール温度32℃、回転スピード400rpmで1分間回転させた後の測定値である。
(比較例1〜2)
前記のワニスC1〜C2の各々を使用し、表3のように各該ワニスにフタロシアニンブルーを配合し、公知の方法で均一に混練して、次に、インキのタックがインコメーター測定値で7〜8になるように、さらに、各々の上記ワニスの調製に使用した溶剤および該ワニスを追加配合して、公知の方法で均一に混合しインキE1〜E2を調製した。なお、比較例2は、従来から用いられている標準的な組成のオフセット輪転印刷インキである。
前記のワニスC1〜C2の各々を使用し、表3のように各該ワニスにフタロシアニンブルーを配合し、公知の方法で均一に混練して、次に、インキのタックがインコメーター測定値で7〜8になるように、さらに、各々の上記ワニスの調製に使用した溶剤および該ワニスを追加配合して、公知の方法で均一に混合しインキE1〜E2を調製した。なお、比較例2は、従来から用いられている標準的な組成のオフセット輪転印刷インキである。
〔印刷インキによる評価項目〕
(ゴム材膨潤性)
あらかじめデジシックネスメーター(株式会社 尾崎製作所製)で厚みを測定したゴムブランケット片(商品名:ディブラン3000−4、ディインターナショナル社製)の表面にインキをヘラで適量塗布し、常温にて24時間放置した。
その後、ゴムブランケット片からインキを拭き取り、再度ブランケットの厚みをデジシックネステスターで測定し、インキ塗布前後のブランケット厚み変化量を算出した。
(ゴム材膨潤性)
あらかじめデジシックネスメーター(株式会社 尾崎製作所製)で厚みを測定したゴムブランケット片(商品名:ディブラン3000−4、ディインターナショナル社製)の表面にインキをヘラで適量塗布し、常温にて24時間放置した。
その後、ゴムブランケット片からインキを拭き取り、再度ブランケットの厚みをデジシックネステスターで測定し、インキ塗布前後のブランケット厚み変化量を算出した。
(蒸発乾燥性)
インキ0.125mlを、2分割ロールを備えたRIテスター(商品名:RI型テスター(RI−2型)石川島産業社製)を用いてトップコート紙に展色して、印刷試料片を作製した。次に、温度調整可能なオーブンを用いて、上記の印刷試料片を下表に示した紙面温度で10秒間加熱し、インキ塗膜を乾燥固化させた。加熱後、印刷試料片を1分間放冷し、放冷した印刷試料片のインキ面を学振型耐磨耗性試験機(大栄科学精器製作所製)にて表面を白紙で擦り、色落ちしないときの紙面乾燥温度を測定した。
インキ0.125mlを、2分割ロールを備えたRIテスター(商品名:RI型テスター(RI−2型)石川島産業社製)を用いてトップコート紙に展色して、印刷試料片を作製した。次に、温度調整可能なオーブンを用いて、上記の印刷試料片を下表に示した紙面温度で10秒間加熱し、インキ塗膜を乾燥固化させた。加熱後、印刷試料片を1分間放冷し、放冷した印刷試料片のインキ面を学振型耐磨耗性試験機(大栄科学精器製作所製)にて表面を白紙で擦り、色落ちしないときの紙面乾燥温度を測定した。
(印刷物の臭気)
上記の蒸発乾燥性の評価の際に作製した印刷試料片を、評価者10人に無作為に渡し、異臭の有無を官能評価した。評価基準は、「異臭なし」、「若干異臭あり」、及び「異臭あり」の三段階評価とし、最も多く得られた評価をその印刷試料片の評価とした。
○:「異臭なし(印刷物を嗅いだときに臭いに全く違和感無し)」
△:「若干異臭有り(印刷物の嗅いだときに臭いに若干違和感有り)」
×:「異臭あり(印刷物を嗅いだときに、耐えられないほどの異臭有り)」
上記の蒸発乾燥性の評価の際に作製した印刷試料片を、評価者10人に無作為に渡し、異臭の有無を官能評価した。評価基準は、「異臭なし」、「若干異臭あり」、及び「異臭あり」の三段階評価とし、最も多く得られた評価をその印刷試料片の評価とした。
○:「異臭なし(印刷物を嗅いだときに臭いに全く違和感無し)」
△:「若干異臭有り(印刷物の嗅いだときに臭いに若干違和感有り)」
×:「異臭あり(印刷物を嗅いだときに、耐えられないほどの異臭有り)」
上記表4の評価結果から、本発明の平版印刷インキ組成物は、ゴム材膨潤性及び、臭気において標準的な石油系溶剤使用インキである比較例2と遜色なく、従来の植物油由来の溶剤使用インキである比較例1と比べて明らかに優位性があることが確認できた。また、実施例1〜3は植物油由来炭化水素の炭素数分布を水素化処理条件により制御し、従来の植物油由来の溶剤使用インキである比較例1や、標準的な石油系溶剤使用インキである比較例2とほぼ同等の乾燥性が得られた。実施例3については標準的な石油系溶剤を超える乾燥性に調整できた。
本発明の平版印刷インキ組成物は、従来の環境対応インキの課題であった原料植物の二次的な環境破壊問題を回避し、インキ性能面ではゴム材膨潤性、臭気の発生を解決するだけでなく、オフセット輪転機用としては、石油系溶剤使用インキを超える乾燥性を付与できる、その環境貢献度は極めて高い。
Claims (7)
- 溶剤とワニス樹脂成分を含有する平版印刷インキ組成物であって、溶剤が植物油を水素化処理する事により得られた炭化水素を含有することを特徴とする平版印刷インキ組成物。
- 前記炭化水素が、炭素数13以上の炭化水素を、25質量%以上含有する請求項1に記載の平版印刷インキ組成物。
- 前記炭化水素が、炭素数13以上の炭化水素を、90質量%以上含有する、平版枚葉用印刷に用いる請求項1又は2に記載の平版印刷インキ組成物。
- 前記炭化水素が、炭素数13〜18である炭化水素を、90質量%以上含有する、平版輪転用印刷に用いる請求項1又は2に記載の平版印刷インキ組成物。
- 前記ワニス樹脂成分が、ロジン変性フェノール樹脂、ロジンエステル樹脂、マレイン酸変性ロジンエステル樹脂、アルキッド樹脂、ロジン変性アルキッド樹脂、ギルソナイト樹脂からなる群から選ばれる1種以上を含有する請求項1〜4何れか1項に記載の平版印刷インキ組成物。
- さらに、インキ用アロマフリー溶剤及び/又はテルペン化合物、並びに植物油由来の脂肪酸エステル及び/又は植物油由来の脂肪酸エーテルを含有する請求項1〜5何れか1項に記載の平版印刷インキ組成物。
- 請求項1〜6何れか1項に記載の平版印刷インキ組成物を用いて印刷された印刷物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156841A JP2015025099A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 平版印刷インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156841A JP2015025099A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 平版印刷インキ組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015025099A true JP2015025099A (ja) | 2015-02-05 |
Family
ID=52490024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013156841A Pending JP2015025099A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 平版印刷インキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015025099A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023157799A1 (ja) * | 2022-02-15 | 2023-08-24 | 東京インキ株式会社 | ワニス、オフセット印刷インキ組成物およびオフセット印刷物の製造方法 |
-
2013
- 2013-07-29 JP JP2013156841A patent/JP2015025099A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023157799A1 (ja) * | 2022-02-15 | 2023-08-24 | 東京インキ株式会社 | ワニス、オフセット印刷インキ組成物およびオフセット印刷物の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6243248B2 (ja) | 印刷インキ組成物 | |
JP2015227432A (ja) | オフセット印刷インキおよび印刷物 | |
JP2015025099A (ja) | 平版印刷インキ組成物 | |
JP2013100394A (ja) | 印刷インキ用ワニスおよび印刷インキ組成物 | |
JP2006176754A (ja) | 印刷インキ | |
JP2010260896A (ja) | 平版印刷インキ | |
JP4506238B2 (ja) | 平版印刷インキ組成物 | |
JP4352714B2 (ja) | 印刷インキ組成物 | |
JP5689548B1 (ja) | 印刷インキ組成物 | |
JP2005060693A (ja) | インキ | |
JP5201154B2 (ja) | 平版印刷用インキ組成物および印刷物 | |
JP6030902B2 (ja) | 印刷インキ組成物の製造方法および印刷インキ組成物 | |
JP5699487B2 (ja) | 平版印刷インキ組成物 | |
JP2011074172A (ja) | 水性平版印刷インキならびに印刷物 | |
JP4225073B2 (ja) | 印刷インキ組成物 | |
JP4352713B2 (ja) | 印刷インキ組成物 | |
JP4366995B2 (ja) | 印刷インキ組成物 | |
JP2015054879A (ja) | オフセット印刷インキ用ゲルワニス、オフセット印刷インキおよび印刷物 | |
JP5714238B2 (ja) | 平版印刷インキ組成物 | |
JP2006249280A (ja) | 印刷インキ組成物 | |
JP5426203B2 (ja) | オフセット印刷インキ用溶剤組成物、該溶剤組成物を用いたオフセット印刷インキ、及び該インキを用いて印刷された印刷物 | |
JP5700153B1 (ja) | ヒートセット型オフセットインキ組成物 | |
JP5478177B2 (ja) | オフセット印刷インキ用溶剤組成物、これを含有するオフセット印刷インキ及び印刷物 | |
JP2013189528A (ja) | 浸透乾燥型オフセット印刷インキ組成物 | |
JP5155978B2 (ja) | オフセット印刷インキ組成物及び印刷物 |