JP2015024878A - エレベーター監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実にエレベーターのセーフティーシュー装置の作動不全を検出することができるエレベーター監視装置を提供する。【解決手段】階床毎のドア開閉回数を記憶部12から抽出して所定の期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第一増減率算出部22と、ドア過負荷反転装置動作回数を記憶部12から抽出して同期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第二増減率算出部23と、セーフティーシュー装置動作回数を記憶部から抽出して同期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第三増減率算出部24と、各増減率算出部22〜24による増減率を使用してセーフティーシュー装置の作動不全を判定する作動不全判定部25とを設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、エレベーターのドア閉時の安全装置であるセーフティーシュー装置の作動不全を検出するエレベーター監視装置に関するものである。
エレベーターのセーフティーシュー装置は、エレベーターのかごドアが閉まる時に、ドアとドアの間またはドアと閉端間に、利用者や利用者の荷物等が挟まれたことを検出して、かごドアを反転させる安全装置である。このセーフティーシュー装置の作動不全を検出する従来のエレベーター監視装置は、所定の時間内に動作回数が過少であった場合に作動不全故障と判定するようにしている(特許文献1を参照)。
特開昭61−130193号公報
しかしながら、従来のエレベーター監視装置では、ドアに関する安全装置の一つであるセーフティーシュー装置の作動不全故障に関して、所定の時間内に動作回数が過少だった場合に作動不全故障と判定していたため、エレベーターの使用頻度が少ない場合、または祝日や長期休暇等がある場合、動作回数が過少だったのか、実際に作動不全のために動作回数が過少だったのかを正しく判定ができないという問題があった。
本発明の目的は、より確実にエレベーターのセーフティーシュー装置の作動不全を検出することができるエレベーター監視装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、エレベーター制御装置に接続されて前記エレベーター制御装置から受信するエレベーターの各種信号から異常を検出して遠隔地の監視センターに通報するエレベーター監視装置において、前記エレベーター制御装置が制御する前記エレベーターの階床毎のドア開閉回数、かごドア開閉時の過負荷を検出してかごのドアを反転させるドア過負荷反転装置の階床毎のドア過負荷反転装置動作回数、およびドア閉時における挟み込みを検出してかごのドアを反転させる階床毎のセーフティーシュー装置のセーフティーシュー装置動作回数とを記憶する記憶部と、前記ドア開閉回数を前記記憶部から抽出して所定の期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第一増減率算出部と、前記ドア過負荷反転装置動作回数を前記記憶部から抽出して同期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第二増減率算出部と、前記セーフティーシュー装置動作回数を前記記憶部から抽出して同期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第三増減率算出部と、前記各増減率算出部による増減率を使用して前記セーフティーシュー装置の作動不全を判定する作動不全判定部とを設けたことを特徴とする。
上記構成によれば、第一増減率算出部により算出したドア開閉回数の増減率と、第二増減率算出部により算出したドア過負荷反転装置動作回数の増減率と、第三増減率算出部により算出したセーフティーシュー装置動作回数の増減率とをそれぞれ比較考慮することができるようになり、祝日や長期休暇等の一時的変動要因を考慮して、セーフティーシュー装置の作動不全の特徴を効果的に検出して、作動不全を高精度で判定を行うことができるようになる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記作動不全判定部は、前記第一増減率算出部により算出した増減率に著しい増減があったとき当該階床を判定処理対象から除外することを特徴とする。
上記構成によれば、特定の階床における一時的要因におけるドア開閉回数の変動を、第一増減率算出部により算出した増減率の著しい増減によって検出し、これをセーフティーシュー装置の作動不全判定の対象から外すことができ、より精度の高いセーフティーシュー装置の作動不全判定を行うことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記作動不全判定部は、前記第三増減率算出部により算出した各階床毎の増減率が共に減少していることを検出し、また前記第二増減率算出部により算出した各階床毎の増減率が共に増加していることを検出したとき、セーフティーシュー装置の作動不全と判定することを特徴とする。
上記構成によれば、第一段階処理によって除かれなかった階床の増減率のうち、セーフティーシュー装置動作回数とドア過負荷反転装置動作回数とを用いて比較することができ、より精度の高いセーフティーシュー装置の作動不全判定を行うことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記作動不全判定部は、第一段階処理として、閾値として予め設定した上限増減値α1および下限増減値α2を用いて前記第一増減率算出部により算出した増減率のうち上限増減値α1または下限増減値α2を越えて増減しているとき当該階床を判定処理対象から除外し、第二段階処理として、閾値として予め設定した下限増減値α3を用いて前記第三増減率算出部により算出した増減率が当該下限増減率α3よりも共に減少していることを検出し、第三段階処理として、閾値として予め設定した上限増減値α4を用いて前記第二増減率算出部により算出した増減率が当該上限増減値α4よりも共に増加していることを検出したとき、セーフティーシュー装置の作動不全と判定することを特徴とする。
上記構成によれば、第一段階処理によって除かれなかった階床の増減率のうち、セーフティーシュー装置動作回数とドア過負荷反転装置動作回数とを用いて比較することができ、しかも、使用する閾値としての各増減率α1〜α4をエレベーターの使用環境や利用状況に応じて容易に調整することができるようになり、簡単な構成で、より精度の高いセーフティーシュー装置の作動不全判定を行うことができる。
本発明によるエレベーター監視装置によれば、第一増減率算出部により算出したドア開閉回数の増減率と、第二増減率算出部により算出したドア過負荷反転装置動作回数の増減率と、第三増減率算出部により算出したセーフティーシュー装置動作回数の増減率とをそれぞれ比較考慮することができるようになり、セーフティーシュー装置の作動不全の特徴を効果的に検出して、作動不全を高精度で判定を行うことができる。
本発明の一実施の形態によるエレベーター監視装置のブロック構成図である。 図1に示したエレベーター監視装置の機能を示すブロック構成図である。 図2に示した第一増減率算出部、第二増減率算出部および第三増減率算出部の処理結果を示す模式図である。 図3に示したドア開閉回数の増減率と閾値の関係を示すグラフである。 図3に示したセーフティーシュー装置動作回数の増減率と閾値の関係を示すグラフである。 図3に示したドア過負荷反転装置動作回数の増減率と閾値の関係を示すグラフである。 図2に示した作動不全判定部の処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるエレベーター監視装置のブロック構成図である。
エレベーターは、乗客が指定の階へ移動するために乗り込むかご1と、かご1の出入り口を開閉するドア2と、ドア2に設けられドア開閉中に乗客が接触した場合に動作するセーフティーシュー装置3と、ドア2の開閉動作を制御し、セーフティーシュー装置3が動作した場合やドア2に一定以上の負荷を検出した場合にドアを反転駆動させるドア過負荷反転機能を有するドア制御装置4が設けられている。また、複数階の乗場5が形成されており、各乗場5にはかご1を呼び寄せるための乗場呼び釦6がそれぞれ設けられている。
このような構成のエレベーターはエレベーター制御装置7によって運転制御され、このエレベーター制御装置7には、セーフティーシュー装置3や乗場釦6の入力信号等を含むエレベーターの各種信号を取り込んでエレベーターの走行を制御するエレベーター制御部8と、エレベーター監視装置11からの指令を受信すると共に、該指令に基づいてエレベーター制御部8が取得したエレベーターの各種信号情報をエレベーター監視装置11に送信する送受信部9と、エレベーターの各種情報を記憶する記憶部10とが設けられている。
エレベーター監視装置11はエレベーターの動作状態を遠隔的に監視しており、このエレベーター監視装置11には、監視対象のエレベーターに関する各種の情報が記憶されており、例えば、ドア開閉回数やセーフティーシュー装置3の動作回数を計測したデータが格納されている記憶部12と、エレベーター制御装置7のエレベーター制御部8に対する制御を行う制御部13と、エレベーター制御装置7の送受信部9に対して信号の送信や、該送受信部9からの信号を受信する送受信部14と、通信回線16を介して遠隔的に接続されたエレベーター保守会社の管制センター17から様々な設定データを受信する通信部15とが設けられている。
管制センター17は、エレベーター監視装置11に対して異常を検出するための判定値データの送信や、エレベーター監視装置11がエレベーターの異常を検出した場合に異常通報を受信している。この管制センター17は、エレベーター監視装置11へ設定データを送信する制御を行う管制センター制御部18と、既にエレベーター監視装置11に設定されている設定データを変更する場合のために新たな設定データを格納した記憶部19と、エレベーター監視装置11へ設定データを送信するための通信部20とが設けられている。
図2は、エレベーター監視装置11の機能を示すブロック構成図である。
エレベーター監視装置11には、記憶部12と送受信部14の他に、情報抽出格納部21と、第一増減率算出部22と、第二増減率算出部23と、第三増減率算出部24と、動作不全検出部25と、増減率設定部26とを有しており、セーフティーシュー装置の作動不全を検出するプログラムに従って各部を制御するように構成されている。
情報抽出格納部21は、エレベーター制御部8から送信されてくる各種情報のうち階床毎のドア開閉回数、かごドア開閉時の過負荷を検出してかごのドアを反転させるドア過負荷反転装置の階床毎のドア過負荷反転装置動作回数、およびドア閉時における挟み込みを検出してかごのドアを反転させるセーフティーシュー装置のセーフティーシュー装置動作回数とを抽出し、予め設定した期間単位毎に記憶部12に格納するものである。
第一増減率算出部22は、階床毎のドア開閉回数を記憶部12から抽出して同じ期間単位でそれぞれ現在分と過去分を比較して階床毎の増減率を算出するものである。第二増減率算出部23は、ドア過負荷反転装置動作回数を記憶部12から抽出して同じ期間単位でそれぞれ現在分と過去分を比較して階床毎の増減率を算出するものである。第三増減率算出部24は、セーフティーシュー装置動作回数を記憶部12から抽出して同じ期間単位でそれぞれ現在分と過去分を比較して階床毎の増減率を算出するものである。
動作不全検出部25は、各増減率算出部22〜24で算出した増減率と、詳細を後述する閾値とを用いてセーフティーシュー装置3の作動不全を判定するものである。
図3は、図2に示した第一増減率算出部22、第二増減率算出部23および第三増減率算出部24での処理結果を模式的に示す模式図である。
上述した第一増減率算出部22、第二増減率算出部23および第三増減率算出部24は、記憶部12に格納された情報の中から、所定の期間単位、ここでは1週間単位で、ドア開閉回数27と、ドア過負荷反転装置動作回数28と、セーフティーシュー装置動作回数28とをそれぞれ抽出し、前週分に対する今週分の増減の割合を次の数式を用いて階床毎に増減率を算出する。同図には、各階床毎に、今週分の計測値と、前週分の計測値と、算出した増減率とを併記している。
(数1)
増減率={(今週分計測値−先週分計測値)/先週分計測値}×100
ここで、ドア過負荷反転装置動作回数28における4階の計測値は、前週分の「0」回から今週分の「11」回へと増加しており、このような数字の場合、上述した計算式では計算できないので最大値「−」として示している。またセーフティーシュー装置動作回数27における2階、3階および5階の計測値と、ドア過負荷反転装置動作回数28における5階の計測値は、今週分が「0」回に減少しているが、この減少に対しては最小値「−100」%として示している。
図4は、図3に示したドア開閉回数27の増減率と閾値の関係を示すグラフであり、図2に示した作動不全判定部25での第一段階処理について説明するものである。
同図から分かるように、ドア開閉回数27に対しては所定の閾値としての上限増減率α1と下限増減率α2とが予め設定されている。これら上限増減率α1および下限増減率α2と各階でのドア開閉回数27の増減率とを比較すると、1〜4階でのドア開閉回数の増減率は上限増減率α1と下限増減率α2との間にあるが、5階のドア開閉回数の増減率30は下限増減率α2を大きく超えて減少している。ここで、この減少は5階のテナント事務所が先週長期休暇となっていたためである。そこで、セーフティーシュー装置3の作動不全を検出する場合、図2に示した作動不全判定部25での第一段階処理では、所定の閾値としての上限増減率α1と下限増減率α2とを使用し、例外的な状況を反映した5階の増減率30を判定対象から除外し、他の階床の増減率のみを判定対象として用いるようにしている。
図5は、図3に示したセーフティーシュー装置動作回数29の増減率と閾値の関係を示すグラフであり、図2に示した作動不全判定部25での第二段階処理について説明するものである。
同図から分かるように、セーフティーシュー装置動作回数29に対しては、所定の閾値として下限増減率α3が予め設定されている。この下限増減率α3と判定対象となった1階〜4階の増減率31〜34を比較すると、判定対象となった1階〜4階では、増減率31〜34が下限増減率α3を超えて大幅に低減している。尚、5階の増減率35は、図4で説明したように第一増減率算出部22によってセーフティーシュー装置の作動不全を判定する対象から既に外されている。
そこで、図2に示した作動不全判定部2で5の第二段階処理では、所定の閾値としての下限増減率α3を使用し、対象となった1階〜4階の増減率31〜34が共に著しい減少傾向を示していることを検出するようにしている。
図6は、図3に示したドア過負荷反転装置動作回数28の増減率を示すグラフであり、図2に示した作動不全判定部25での第三段階処理について説明するものである。
同図から分かるように、ドア過負荷反転装置動作回数28に対しては、所定の閾値として上限増減率α4が予め設定されている。この上限増減率α4と判定対象となった1階〜4階の増減率36〜39を比較すると、1階〜4階のドア過負荷反転装置動作回数の増減率36〜39は、予め設定した上限増減率α4を超えて大幅に増加している。
尚、5階では、上述したようにテナント事務所が先週長期休暇となっていたため、増減率40は上限増減率α4よりも大幅に減少しているが、既に判定対象から除外されている。また、4階のドア過負荷反転装置動作回数の増減率39は、図3に示したように前週分のドア過負荷反転装置動作回数が「0」回なので、上述した計算式によれば無限大となるが、ここでは予め定めた上限最大値つまり「400」%と判定するようにしている。
従って、図2に示した作動不全判定部25での第三段階処理では、所定の閾値としての上限増減率α4を使用し、対象となった1階〜4階の増減率36〜39が共に著しい増加傾向を示していることを検出するようにしている。
これらの各図の説明から分かるように、1階〜4階においては、図4に示したドア開閉回数27の増減率は上限増減率α1および下限増減率α2の範囲内であり、この情報のみではセーフティーシュー装置3の作動不全を検出することはできない。しかし、図4に示したドア開閉回数27の増減率が上限増減率α1および下限増減率α2の範囲内であっても、図5に示したセーフティーシュー装置動作回数29の増減率31〜34では、1階〜4階においては共に所定の下限増減率α3よりも著しく減少しており、セーフティーシュー装置3の作動不全の特徴を検出することができる。このとき、図6に示したドア過負荷反転装置動作回数28の増減率36〜39は、1〜4階においていずれも所定の上限増減率α4を超えて大幅に増加している。これは、セーフティーシュー装置3が作動不全となったため、利用者や利用者の手荷物がかご1のドア2に狭まる事例が増加したためであると推測できる。
従って、図2に示した作動不全判定部25での第二段階処理と第三段階処理を共に実施することによって、高精度でセーフティーシュー装置3の作動不全の判定を行うことができる。
また、図4において、5階のドア開閉回数27が他の階床のドア開閉回数とは異なる傾向を示しているが、閾値として上限増加率α1および下限増減率α2を設定すると、この閾値を超えていることを検出することができる。このような特異の傾向を示す階床があっても、作動不全判定部25での第一段階処理によってセーフティーシュー装置3の作動不全を検出する対象から除外することにより、誤検出することなく高精度でセーフティーシュー装置3の作動不全判定を行うことができる。
しかも、図3に示したセーフティーシュー装置動作回数29とドア過負荷反転装置動作回数28において、前週分が「0」回であるのに対して今週分が「0」以外で増加している場合は、増減率の最大値つまり「400」%を採用し、今週分が「0」回に減少している場合は、増減率の最小値「−100」%を採用して置換すると、全体的な傾向を損なうことなく、高精度でセーフティーシュー装置3の作動不全の判定を行うことができる。
図7は、エレベーター監視装置11によってセーフティーシューの作動不全判定を行うときの処理動作を示すフローチャートである。
先ず、予め設定した期間単位に基づいて所定の時期に達したとき、ステップS1で、第一増減率算出部22はドア開閉回数27を記憶部12から抽出して、予め設定した期間単位ここでは1週間単位で各階床毎に先週分に対する今週分の増減率を算出し、また第二増減率算出部23はドア過負荷反転装置動作回数28を記憶部12から抽出して同じ期間単位で各階床毎に現在分と過去分を比較して増減率を算出し、さらに第三増減率算出部24は、セーフティーシュー装置動作回数29を記憶部12から抽出して同じ期間単位で各階床毎にそれぞれ現在分と過去分を比較して増減率を算出する。
次いで、作動不全判定部25はその第一段階処理として、ステップS2で各階床におけるドア開閉回数27の増減率が上限増減率α1と下限増減率α2との間にあるかどうか、または上限増減率α1または下限増減率α2を外れた顕著な変化があるかどうかを比較判定する。
その結果、顕著な変化を示す増減率があった場合、ステップS3でその階床分を判定処理対象から除外する。一方、比較判定の結果、顕著な変化を示す増減率がなかった場合、ステップS4で全ての階床分を判定処理対象とする。
次に、作動不全判定部25はその第二段階処理として、ステップS5で判定処理対象階となった階床毎にセーフティーシュー装置動作回数29について、先週分に対する今週分の増減率31〜34を比較する。その結果、検出処理対象となった各階床におけるセーフティーシュー装置動作回数29の増減率31〜34が全て下限増減率α3より低い場合、セーフティーシュー装置3の作動不全発生の可能性があるとしてステップS6に進む。
一方、ステップS5における判定の結果、セーフティーシュー装置動作回数29の増減率32〜35が下限増減率α3より低くなっていない階床がある場合、ステップS8でセーフティーシュー装置3の作動不全は無いと判定し、この結果を遠隔地の監視センター17へ送信して、処理を終了する。
ステップS6では、作動不全判定部25はその第三段階処理として、判定処理対象となった階床毎にドア過負荷反転装置動作回数28について、先週分に対する今週分の増減率36〜39を比較する。その結果、判定処理対象となった階床のドア過負荷反転装置動作回数28の増減率36〜39が上限増減率α4より全て高くなっている場合、ステップS7で、セーフティーシュー装置3が作動不全になってドア閉じ時に乗客がドアに挟まれてドア過負荷反転装置動作回数28が多くなったとして、セーフティーシュー装置3の作動不全が発生したと判定し、この結果を遠隔地の監視センター17へ送信して、処理動作を終了する。
一方、ステップS6の判定結果、ドア過負荷反転装置動作回数28の増減率36〜39が全て上限増減率α4より大きくなっていない場合は、ステップS8でセーフティーシュー装置3の作動不全は無いと判定し、この結果を遠隔地の監視センター17へ送信して、処理動作を終了する。
上述した実施の形態では、作動不全判定部25に閾値としての増減率α1〜α4をそれぞれ予め設定したが、当該エレベーターの使用環境や利用状況などに応じて動作不全検出部25でセーフティーシュー装置3の作動不全を検出するために使用する各増減率α1〜α4を変更することができる。この各増減率α1〜α4の変更は、図2に示した監視センタ17の閾値設定部からエレベーター監視装置11に対して行う。
以上説明したように本発明は、エレベーター制御装置7に接続されてエレベーター制御装置7から受信するエレベーターの各種信号から異常を検出して遠隔地の監視センター17に通報するエレベーター監視装置において、エレベーター制御装置7が制御するエレベーターの階床毎のドア開閉回数27、かごドア開閉時の過負荷を検出してかご1のドア2を反転させるドア過負荷反転装置の階床毎のドア過負荷反転装置動作回数28、およびドア閉時における挟み込みを検出してかご1のドア2を反転させる階床毎のセーフティーシュー装置3のセーフティーシュー装置動作回数29とを記憶する記憶部12と、階床毎のドア開閉回数25を記憶部12から抽出して所定の期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第一増減率算出部22と、ドア過負荷反転装置動作回数28を記憶部12から抽出して同期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第二増減率算出部23と、セーフティーシュー装置動作回数29を前記記憶部19から抽出して同期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第三増減率算出部24と、各増減率算出部22〜24による増減率を使用してセーフティーシュー装置3の作動不全を判定する作動不全判定部25とを設けたことを特徴とする。
このような構成のエレベーター監視装置によれば、第一増減率算出部22により算出したドア開閉回数25の増減率と、第二増減率算出部23により算出したドア過負荷反転装置動作回数28の増減率と、第三増減率算出部24により算出したセーフティーシュー装置動作回数29の増減率とをそれぞれ比較考慮することができるようになり、祝日や長期休暇等の一時的変動要因を考慮して、セーフティーシュー装置3の作動不全の特徴を効果的に検出して、作動不全を高精度で判定を行うことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、作動不全判定部25は、第一増減率算出部21により算出した増減率に著しい増減があったとき当該階床を判定処理対象から除外することを特徴とする。
このような構成のエレベーター監視装置によれば、特定の階床における一時的要因におけるドア開閉回数25の変動を、第一増減率算出部21により算出した増減率の著しい増減によって検出し、これをセーフティーシュー装置の作動不全判定の対象から外すことができ、より精度の高いセーフティーシュー装置3の作動不全判定を行うことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、作動不全判定部25は、第三増減率算出部24により算出した各階床毎の増減率が共に減少していることを検出し、また第二増減率算出部23により算出した各階床毎の増減率が共に増加していることを検出したとき、セーフティーシュー装置3の作動不全と判定することを特徴とする。
このような構成のエレベーター監視装置によれば、第一段階処理によって除かれなかった階床の増減率のうち、セーフティーシュー装置動作回数29とドア過負荷反転装置動作回数28とを用いて比較することができ、より精度の高いセーフティーシュー装置3の作動不全判定を行うことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、作動不全判定部25は、第一段階処理として、閾値として予め設定した上限増減値α1および下限増減値α2を用いて第一増減率算出部21により算出した増減率のうち上限増減値α1または下限増減値α2を越えて増減しているとき当該階床を判定処理対象から除外し、第二段階処理として、閾値として予め設定した下限増減値α3を用いて第三増減率算出部24により算出した増減率が下限増減率α3よりも共に減少していることを検出し、第三段階処理として、閾値として予め設定した上限増減値α4を用いて第二増減率算出部23により算出した増減率が上限増減値α4よりも共に増加していることを検出したとき、セーフティーシュー装置3の作動不全と判定することを特徴とする。
このような構成のエレベーター監視装置によれば、第一段階処理によって除かれなかった階床の増減率のうち、セーフティーシュー装置動作回数29とドア過負荷反転装置動作回数28とを用いて比較することができ、しかも、使用する閾値としての各増減率α1〜α4をエレベーターの使用環境や利用状況に応じて容易に調整することができるようになり、簡単な構成で、より精度の高いセーフティーシュー装置3の作動不全判定を行うことができる。
1 かご
2 ドア
3 セーフティーシュー装置
4 ドア制御装置
7 エレベーター制御装置
11 エレベーター監視装置
12 記憶部
13 制御部
14 送受信部
18 管制センター制御部
20 通信郡
22 第一増減率算出部
23 第二増減率算出部
24 第三増減率算出部
25 作動不全判定部
27 ドア開閉回数
28 ドア過負荷反転装置動作回数
29 セーフティーシュー装置動作回数
30〜40 増減率

Claims (4)

  1. エレベーター制御装置に接続されて前記エレベーター制御装置から受信するエレベーターの各種信号から異常を検出して遠隔地の監視センターに通報するエレベーター監視装置において、
    前記エレベーター制御装置が制御する前記エレベーターの階床毎のドア開閉回数、かごドア開閉時の過負荷を検出してかごのドアを反転させるドア過負荷反転装置の階床毎のドア過負荷反転装置動作回数、およびドア閉時における挟み込みを検出してかごのドアを反転させる階床毎のセーフティーシュー装置のセーフティーシュー装置動作回数とを記憶する記憶部と、前記ドア開閉回数を前記記憶部から抽出して所定の期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第一増減率算出部と、前記ドア過負荷反転装置動作回数を前記記憶部から抽出して同期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第二増減率算出部と、前記セーフティーシュー装置動作回数を前記記憶部から抽出して同期間単位で階床毎にそれぞれ現在分と過去分から増減率を算出する第三増減率算出部と、前記各増減率算出部による増減率を使用して前記セーフティーシュー装置の作動不全を判定する作動不全判定部とを設けたことを特徴とするエレベーター監視装置。
  2. 前記作動不全判定部は、前記第一増減率算出部により算出した増減率に著しい増減があったとき当該階床を判定処理対象から除外することを特徴とする請求項1記載のエレベーター監視装置。
  3. 前記作動不全判定部は、前記第三増減率算出部により算出した各階床毎の増減率が共に減少していることを検出し、また前記第二増減率算出部により算出した各階床毎の増減率が共に増加していることを検出したとき、セーフティーシュー装置の作動不全と判定することを特徴とする請求項2に記載のエレベーター監視装置。
  4. 前記作動不全判定部は、第一段階処理として、閾値として予め設定した上限増減値α1および下限増減値α2を用いて前記第一増減率算出部により算出した増減率のうち上限増減値α1または下限増減値α2を越えて増減しているとき当該階床を判定処理対象から除外し、第二段階処理として、閾値として予め設定した下限増減値α3を用いて前記第三増減率算出部により算出した増減率が当該下限増減率α3よりも共に減少していることを検出し、第三段階処理として、閾値として予め設定した上限増減値α4を用いて前記第二増減率算出部により算出した増減率が当該上限増減値α4よりも共に増加していることを検出したとき、セーフティーシュー装置の作動不全と判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター監視装置。
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