JP2015024780A - ハイブリッド自動車の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド自動車の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015024780A
JP2015024780A JP2013156609A JP2013156609A JP2015024780A JP 2015024780 A JP2015024780 A JP 2015024780A JP 2013156609 A JP2013156609 A JP 2013156609A JP 2013156609 A JP2013156609 A JP 2013156609A JP 2015024780 A JP2015024780 A JP 2015024780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
run
motor
torque
ecu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013156609A
Other languages
English (en)
Inventor
中野 雄太
Yuta Nakano
雄太 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013156609A priority Critical patent/JP2015024780A/ja
Publication of JP2015024780A publication Critical patent/JP2015024780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】ランオンの発生を抑制できるよう対処可能とする。
【解決手段】エンジン22の停止条件の成立後(エンジン22を停止する際)のエンジン22のトルク変動ΔTeに基づいてランオンが発生したか否かを判定し(S220)、ランオンが発生したときにはランオン回数Nruを値1だけインクリメントして更新してEEPROMに記憶させる(S230,S240)。これにより、その後に、車検等のために運転者がディーラー等に持ち込んで、車両の検査や整備を行なう担当者がEEPROMのランオン回数Nruを取得したときに、エンジン22の整備を行なうよう促すことができる。こうしてエンジン22の整備が行なわれると、その後のランオンの発生を抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド自動車の制御装置に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車の制御装置としては、走行用のエンジンおよびモータを備えるハイブリッド自動車において、エンジンを間欠運転しながら走行するようエンジンとモータとを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車の制御装置では、エンジンの運転を伴って走行するエンジン運転モードやエンジンを運転停止して走行するモータ運転モードなどで走行するようエンジンとモータとを制御している。
特開2013−123941号公報
ハイブリッド自動車では、経年変化により、エンジンの内部にデポジット(燃焼生成物)が堆積する。特に、エンジンでアトキンソンサイクルなどが用いられる場合、吸排気のバルブタイミングが異なることから、燃料の吹き戻しが発生し、デポジットの堆積量が多くなりやすい。こうしてデポジットの堆積量が多くなると、エンジンの停止直後(燃料カットの開始直後)などに爆発燃焼が生じるいわゆるランオンが発生しやすくなる。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、ランオンの発生を抑制できるよう対処可能とすることを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、
走行用のエンジンおよびモータを備え、前記エンジンを間欠運転しながら走行するハイブリッド自動車の制御装置であって、
データを記憶する記憶手段と、
前記エンジンの停止指令後に、該エンジンのトルク変動に基づいてランオンが発生したか否かを判定する判定手段と、
前記ランオンの発生の判定回数を前記記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
を備えることを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車の制御装置では、エンジンの停止指令後に、エンジンのトルク変動に基づいてランオンが発生したか否かを判定する。そして、データを記憶する記憶手段に、ランオンの発生の判定回数を記憶させる。これにより、車検等のために運転者がディーラー等に持ち込んで、車両の検査や整備を行なう担当者が記憶手段のデータを取得したときに、エンジンの整備を行なうよう促すことができる。こうしてエンジンの整備が行なわれると、その後のランオンの発生を抑制することができる。本発明のハイブリッド自動車の制御装置では、このようにして、ランオンの発生を抑制できるよう対処可能とするのである。
こうした本発明のハイブリッド自動車の制御装置において、前記エンジンの停止指令がなされると、前記エンジンの点火カットが行なわれるよう該エンジンを制御する制御手段、を備える、ものとすることもできる。こうすれば、エンジンの点火を常時行なうものに比して、ランオンの発生をある程度抑制することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のエンジンECU24により実行される点火制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例のHVECU70により実行されるエンジン停止時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 エンジン22を停止するときのプラネタリギヤ30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力するエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子(回転軸)がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子(回転軸)が駆動軸36に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信すると共に車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrなどが入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、クランクシャフト26に取り付けられたクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算している。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサからの端子間電圧Vbやバッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた電流センサからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサからの電池温度Tbなどが入力されている。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい許容入出力電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。
HVECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に、処理プログラムを記憶するROM74やデータを一時的に記憶するRAM76,データを記憶保持する不揮発性メモリとしてのEEPROM78,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、イグニッションスイッチからのイグニッション信号やシフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサからのシフトポジションSP,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサからのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサからのブレーキペダルポジションBP,車速センサからの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートと各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行モード(HV走行モード)や、エンジン22の運転を停止して走行する電動走行モード(EV走行モード)で走行する。
HV走行モードでの走行時には、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される要求トルクTr*を設定し、設定した要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算し、計算した走行用パワーPdrv*からバッテリ50の蓄電割合SOCに基づくバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて車両に要求される要求パワーPe*を設定する。そして、要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジンECU24やモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行ない、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このHV走行モードでの走行時には、要求パワーPe*が停止用閾値Pstop未満に至ったときなどエンジン22の停止条件が成立したときに、エンジン22の運転を停止してEV走行モードでの走行に移行する。
EV走行モードでの走行時には、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する。そして、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このEV走行モードでの走行時には、HV走行モードによる走行時と同様に計算した要求パワーPe*が始動用閾値Pstart以上に至ったときなどエンジン22の始動条件が成立したときに、エンジン22を始動してHV走行モードでの走行に移行する。
ここで、エンジン22の点火制御について説明する。図2は、実施例のエンジンECU24により実行される点火制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
点火制御ルーチンが実行されると、エンジンECU24は、エンジン22の運転停止指令が行なわれているか否かを示す運転停止指令フラグFを入力すると共に(ステップS100)、入力した運転停止指令フラグFの値を調べる(ステップS110)。ここで、運転停止指令フラグFは、HVECU70により、EV走行モード(エンジン22の運転停止中)でエンジン22の始動条件が成立したときに値0が設定され、HV走行モード(エンジン22の運転中)でエンジン22の停止条件が成立したときに値1が設定されたものをHVECU70から受信して入力するものとした。
そして、運転停止指令フラグFが値0のときには、エンジン22の運転停止指令が行なわれていないと判断し、点火制御を実行して(ステップS120)、本ルーチンを終了し、運転停止指令フラグFが値1のときには、エンジン22の運転停止指令が行なわれていると判断し、点火カットを実行して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。
一般に、経年変化により、エンジン22の内部には、デポジット(燃焼生成物)が堆積する。そして、エンジン22の運転中には、そのデポジットに燃料が吸着し(デポジットの堆積量が多くなり)、エンジン22の運転停止(燃料カット)中には、デポジットから燃料が放出されて混合気が形成される。このため、エンジン22の運転停止中(特に、エンジン22の燃料カットの開始直後)に点火プラグによる点火が行なわれると、その点火によって混合気の爆発燃焼が生じて(いわゆるランオンが発生して)エンジン22が回転してしまうことがある。特に、燃費向上のために、エンジン22でアトキンソンサイクルなどが用いられる場合、吸排気のバルブタイミングが異なることから、燃料の吹き戻しが発生し、デポジットの堆積量が多くなりやすい。このため、エンジン22の運転停止(燃料カットの開始)直後にランオンが発生しやすい。実施例では、運転停止指令フラグFが値1のときにエンジン22の点火カットを実行することにより、点火を常時行なうものに比して、ランオンの発生をある程度抑制することができる。また、エンジン22の点火プラグの摩耗も抑制することができ、点火プラグの劣化によるエンジン22ひいては車両の燃費の低下やエンジン22の出力の低下を抑制することができる。なお、エンジン22が過熱している状態で燃料カットが開始されると、点火プラグによる点火が行なわれなくても自然発火することがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、エンジン22を停止する際の処理について説明する。図3は、実施例のHVECU70により実行されるエンジン停止時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HVモードでエンジン22の停止条件が成立したときに実行される。
エンジン停止時処理ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、エンジン22の回転数Neやエンジン22のトルク変動ΔTeを入力する(ステップS200)。ここで、エンジン22の回転数Neは、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいて演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、エンジン22のトルク変動ΔTeは、モータMG1から出力されるトルク(モータMG1のトルク指令Tm1*)とプラネタリギヤ30のギヤ比ρ(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)とを用いて演算されるエンジン22のトルクに基づいて演算されたものを読み込んで入力するものとした。なお、いま、エンジン22を停止する際を考えているから、エンジン22のトルクは、ランオンが発生していないときにはエンジン22のフリクショントルクに相当し、ランオンが発生しているときには爆発燃焼によるトルクに相当する。
こうしてデータを入力すると、エンジン22の回転数Neを閾値Nrefと比較する(ステップS210)。ここで、閾値Nrefは、エンジン22が略回転停止に至ったか否かを判定するために用いられるものであり、例えば、50rpmや100rpmなどを用いることができる。
エンジン22の回転数Neが閾値Nrefより大きいときには、エンジン22は略回転停止には至っていないと判断し、エンジン22のトルク変動ΔTeを閾値Trefと比較する(ステップS220)。ここで、閾値Trefは、エンジン22でランオンが発生したか否かを判定するために用いられるものであり、エンジン22の仕様などに基づいて設定することができる。
エンジン22のトルク変動ΔTeが閾値Tref以下のときには、ランオンは発生していないと判断し、ステップS200に戻る。一方、エンジン22のトルク変動ΔTeが閾値Trefより大きいときには、ランオンが発生したと判断し、今回のエンジン22の停止時においてランオン回数Nruを更新済みであるか否かを判定する(ステップS230)。そして、ランオン回数Nruを更新済みでない(未更新である)ときには、ランオン回数Nruを値1だけインクリメントして更新すると共に更新後のランオン回数NruをEEPROM78に記憶させて(ステップS240)、ステップS200に戻り、ランオン回数Nruを更新済みであるときには、そのままステップS200に戻る。なお、ランオン回数Nruは、エンジン22の整備が行なわれたときなどに値0にリセットされる。
その後、エンジン22の回転数Neが閾値Nref以下に至ると、エンジン22が略回転停止に至ったと判断し、本ルーチンを終了する。
図4は、エンジン22を停止するとき(ランオンが発生していないとき)のプラネタリギヤ30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤの回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリアの回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2であるリングギヤの回転数Nrを示す。また、S軸上の下向き矢印は、エンジン22の回転数を低下させるためにモータMG1から出力されてサンギヤに作用するトルクであり、C軸上の上向き矢印は、エンジン22のフリクショントルクとしてキャリアに作用するトルクである。なお、図4では、モータMG2から出力されて駆動軸36に作用するトルクや、モータMG1から出力されてプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用するトルクについては図示を省略した。エンジン22を停止する際には、ランオンが発生しなければ、図4に示すトルクの関係により、モータMG1およびエンジン22の回転数が徐々に低下する。しかしながら、その最中にランオンが発生したときには、エンジン22のトルクが上昇して(トルク変動ΔTeが大きくなり)、エンジン22の回転数が上昇しようとする(または上昇する)。実施例では、このときにランオン回数Nruを値1だけインクリメントして更新してEEPROM78に記憶させることにより、その後に、車検等のために運転者がディーラー等に持ち込んで、車両の検査や整備を行なう担当者がEEPROM78のランオン回数Nruを取得したときに、エンジン22の整備を行なうよう促すことができる。こうしてエンジン22の整備が行なわれると、その後のランオンの発生を抑制することができる。なお、上述したように、エンジン22の整備が行なわれると、ランオン回数Nruが値0にリセットされる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22の停止条件の成立後(エンジン22を停止する際)のエンジン22のトルク変動ΔTeに基づいてランオンが発生したか否かを判定し、ランオンが発生したときにはランオン回数Nruを値1だけインクリメントして更新してEEPROM78に記憶させるから、その後に、車検等のために運転者がディーラー等に持ち込んで、車両の検査や整備を行なう担当者がEEPROM78のランオン回数Nruを取得したときに、エンジン22の整備を行なうよう促すことができる。こうしてエンジン22の整備が行なわれると、その後のランオンの発生を抑制することができる。このようにして、ランオンの発生を抑制できるよう対処可能とすることができる。
実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22の停止条件が成立したときには、エンジン22の点火カットを行なうものとしたが、エンジン22の点火を常時行なうものとしてもよい。
実施例では、エンジン22とモータMG1と駆動軸36とにプラネタリギヤ30のキャリアとサンギヤとリングギヤとを接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続する構成としたが、こうした構成に限定されるものではなく、シリーズハイブリッド自動車や1モータハイブリッド自動車等の種々の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、EEPROM78が「記憶手段」に相当し、図3のエンジン停止時処理ルーチンを実行するCPU72が「判定手段」,「記憶処理手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の制御装置の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、78 EEPROM、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 走行用のエンジンおよびモータを備え、前記エンジンを間欠運転しながら走行するハイブリッド自動車の制御装置であって、
    データを記憶する記憶手段と、
    前記エンジンの停止指令後に、該エンジンのトルク変動に基づいてランオンが発生したか否かを判定する判定手段と、
    前記ランオンの発生の判定回数を前記記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
    を備えることを特徴とするハイブリッド自動車の制御装置。
JP2013156609A 2013-07-29 2013-07-29 ハイブリッド自動車の制御装置 Pending JP2015024780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013156609A JP2015024780A (ja) 2013-07-29 2013-07-29 ハイブリッド自動車の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013156609A JP2015024780A (ja) 2013-07-29 2013-07-29 ハイブリッド自動車の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015024780A true JP2015024780A (ja) 2015-02-05

Family

ID=52489786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013156609A Pending JP2015024780A (ja) 2013-07-29 2013-07-29 ハイブリッド自動車の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015024780A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08506397A (ja) * 1993-02-12 1996-07-09 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 内燃機関における燃料噴射制御装置
JP2006057455A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Bosch Corp 車両用温度センサの故障診断装置
JP2010174651A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気制御装置
WO2012073366A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP2013123941A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Toyota Motor Corp ハイブリッド自動車

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08506397A (ja) * 1993-02-12 1996-07-09 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 内燃機関における燃料噴射制御装置
JP2006057455A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Bosch Corp 車両用温度センサの故障診断装置
JP2010174651A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気制御装置
WO2012073366A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP2013123941A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Toyota Motor Corp ハイブリッド自動車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6237665B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP5742788B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP5700061B2 (ja) ハイブリッド車
JP5829951B2 (ja) 車両の異常判定装置
JP2019156007A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6350208B2 (ja) 自動車
JP2016164053A (ja) ハイブリッド自動車
US20140024491A1 (en) Hybrid vehicle
JP2016203664A (ja) ハイブリッド自動車
US9682696B2 (en) Hybrid vehicle
JP2016147576A (ja) ハイブリッド自動車
JP2013237349A (ja) ハイブリッド自動車
JP2016175560A (ja) ハイブリッド自動車
JP2016159878A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP6733409B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2015024780A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP6024507B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2016083988A (ja) ハイブリッド車
JP2014201105A (ja) ハイブリッド自動車
JP2015206347A (ja) エンジンの制御装置
JP6269426B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2012218577A (ja) ハイブリッド車
JP5761054B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2012183915A (ja) ハイブリッド自動車
JP7003686B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170627