JP2010174651A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関の吸気制御装置に関し、要求空気量の少ない領域においても空気量を高精度に制御することを目的とする。
【解決手段】本発明の内燃機関の吸気制御装置は、内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、内燃機関を停止させることが要求された場合に吸気絞り弁を所定開度に閉じる閉じ手段と、吸気絞り弁が所定開度に閉じられた後、内燃機関が完全に停止するまでの間に、内燃機関の回転変動の大きさを検出する回転変動検出手段と、回転変動検出手段により検出された回転変動の大きさに基づいて、内燃機関の運転時における吸気絞り弁の開度を補正するための補正量を算出する補正手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の吸気制御装置に関する。
内燃機関の吸気通路には、空気量を制御するための吸気絞り弁が設けられている。アイドルや低回転軽負荷域など、要求空気量が少ない領域では、吸気絞り弁が大きく閉じられる。吸気絞り弁が大きく閉じられた状態では、吸気絞り弁の開度が僅かに異なっても、空気量が大きく変化するという特性がある。このため、要求空気量が少ない領域では、吸気絞り弁の指令開度と実際の開度とのズレが空気量に大きく影響する。すなわち、要求空気量と実際の空気量とのズレが大きくなり易く、エミッションが悪化するなどの弊害が生じ易い。
上記の問題を解決するため、従来、吸気絞り弁の全閉位置を学習することにより、吸気絞り弁の開度を補正する制御などが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−46103号公報 特開2006−249952号公報 特開平10−169470号公報 特開2000−120450号公報
しかしながら、吸気絞り弁の周囲に付着するデポジットの影響などもあるため、全閉位置の学習制御だけでは、吸気絞り弁開度を十分に補正できていないのが現状である。
また、要求空気量と実際の空気量との間に乖離がある場合に、EGR弁の開度を補正する制御も行われているが、軽負荷域では排気圧力が低いため、EGR弁を大きく開いてもEGRガスが十分に吸気に還流せず、やはり補正が困難となっている。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、要求空気量の少ない領域においても空気量を高精度に制御することのできる内燃機関の吸気制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の吸気制御装置であって、
内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、
前記内燃機関を停止させることが要求された場合に前記吸気絞り弁を所定開度に閉じる閉じ手段と、
前記吸気絞り弁が前記所定開度に閉じられた後、前記内燃機関が完全に停止するまでの間に、前記内燃機関の回転変動の大きさを検出する回転変動検出手段と、
前記回転変動検出手段により検出された回転変動の大きさに基づいて、前記内燃機関の運転時における前記吸気絞り弁の開度を補正するための補正量を算出する補正手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記回転変動検出手段により検出された回転変動の大きさが所定値を超えていた場合に、前記吸気絞り弁の周囲に付着したデポジットを除去するための制御を実行するデポジット除去手段を備えることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記回転変動検出手段は、機関回転速度が所定範囲にあるときの回転変動の大きさを検出することを特徴とする。
第1の発明によれば、内燃機関を停止させる際の回転変動を検出し、その検出された回転変動の大きさに基づいて、吸気絞り弁の開度を補正するための補正量を算出することができる。内燃機関を停止させる際の回転変動の大きさは、吸気絞り弁からの空気漏れ量と相関している。このため、内燃機関を停止させる際の回転変動の大きさから、吸気絞り弁の指令開度と実際の開度とのズレを精度良く把握することができる。よって、内燃機関を停止させる際の回転変動に基づいて吸気絞り弁の開度を補正することにより、吸気絞り弁の指令開度と実際の開度とのズレを正確に補正することができる。その結果、要求空気量が少ない領域、つまり吸気絞り弁の開度の僅かなズレが空気量に大きく影響する領域においても、空気量を高精度に制御することができる。
第2の発明によれば、内燃機関を停止させる際の回転変動の大きさが所定値を超えていた場合には、吸気絞り弁の周囲に付着したデポジットを除去するための制御を実行することができる。これにより、吸気絞り弁の周囲にデポジットが堆積したことを精度良く判定し、デポジットの堆積量が多いと推測される場合には、デポジットを除去することができる。このため、要求空気量の少ない領域においても、空気量をより高い精度で制御することができる。
第3の発明によれば、内燃機関を停止させる際、機関回転速度が所定範囲にあるときの回転変動を検出することができる。回転変動は、機関回転速度の低下に伴い、少しずつ大きくなる傾向がある。よって、機関回転速度が所定範囲にあるときの回転変動を検出することにより、吸気絞り弁からの空気漏れ量をより高い精度で判定することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すシステムは、内燃機関(以下、単に「エンジン」と称する)10を備えている。エンジン10は、車両の動力源として用いられる。図示のエンジン10は、直列4気筒型であるが、本発明におけるエンジンの気筒数および気筒配置は特に限定されるものではない。
エンジン10の各気筒には、燃料を筒内に直接に噴射するインジェクタ12が設置されている。各気筒のインジェクタ12は、共通のコモンレール14に接続されている。コモンレール14内には、サプライポンプ16によって加圧された高圧の燃料が貯留されている。そして、コモンレール14内から、各インジェクタ12へ、燃料が供給される。
エンジン10には、排気通路18が排気マニホールド20を介して接続されている。排気通路18の途中には、ターボチャージャ24のタービンが配置されている。タービンの下流側の排気通路18には、排気ガスを浄化する排気浄化装置26が設けられている。
また、エンジン10には、吸気通路28が吸気マニホールド34を介して接続されている。吸気通路28の途中には、ターボチャージャ24のコンプレッサと、インタークーラ32とが配置されている。吸気通路28の入口付近には、エアクリーナ30が設けられている。エアクリーナ30を通って吸入された空気は、ターボチャージャ24のコンプレッサで圧縮された後、インタークーラ32で冷却され、吸気マニホールド34を通って各気筒内に吸入される。
インタークーラ32と吸気マニホールド34との間の吸気通路28には、電子制御式の吸気絞り弁36が設置されている。すなわち、吸気絞り弁36は、後述するECU50からの指令により、モータに駆動されて開閉する。吸気絞り弁36の近傍には、吸気絞り弁36の開度を検出するスロットルポジションセンサ(図示せず)が設けられている。
吸気マニホールド34と吸気絞り弁36との間の吸気通路28には、EGR通路40の一端が接続されている。EGR通路40の他端は、排気通路18の排気マニホールド20近傍に接続されている。本システムでは、このEGR通路40を通して、排気ガスの一部を吸気通路28に還流させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)を行うことができる。
EGR通路40の途中には、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ42と、EGRガスの流量を制御するためのEGR弁44とが設けられている。
また、本実施形態のシステムは、エンジン10のクランク角度を検出するクランク角センサ48と、ECU(Electronic Control Unit)50とを更に備えている。ECU50には、上述した各種のセンサおよびアクチュエータが電気的に接続されている。
ECU50は、エンジン10の負荷および回転速度などに基づいて要求空気量を算出し、その要求空気量に基づいて、吸気絞り弁36の開度を制御する。アイドルや低回転軽負荷域では、要求空気量が少ないため、吸気絞り弁36は大きく閉じられる。吸気絞り弁36が大きく閉じられた状態では、その開度が僅かに異なっても、空気量が大きく変化するという特性がある。このため、要求空気量が少ない領域では、吸気絞り弁36の指令開度と実際の開度とのズレが空気量に大きく影響する。従って、要求空気量が少ない領域では、実際の空気量を要求空気量に精度良く一致させることが難しい。
また、吸気絞り弁36の周囲には、吸気に導入されるEGRガスおよびブローバイガスが原因となって、デポジットが堆積する。このデポジットが増えていくと、吸気絞り弁36の指令開度と実際の開度とのズレが発生し易い。その結果、要求空気量と実際の空気量とのズレが大きくなり、エミッションが悪化するなどの弊害が生ずるおそれがある。
上記のような問題を解決するため、本実施形態では、エンジン10を停止させる際にエンジン10の回転変動の大きさを検出し、その検出された回転変動の大きさに基づいて、エンジン10の運転時における吸気絞り弁36の開度を補正することとした。
図2は、エンジン10の回転が完全に停止するまでのエンジン回転速度の変動を表した図である。エンジン10を停止させる要求が出されると、所定のエンジン停止処理が行われる。このエンジン停止処理においては、燃料噴射が停止され、吸気絞り弁36の指令開度が全閉とされる。図2に示すように、エンジン停止処理が行われた後、エンジン10は、回転速度を低下させながら慣性によってしばらく回転を続け、やがて完全停止に至る。
吸気絞り弁36が全閉とされた後も、エンジン10が慣性によって回転している間は、吸気絞り弁36の下流側に空気が漏れ出す。この漏れ出た空気は、エンジン10に吸入され、圧縮行程および膨張行程を経て排出される。圧縮行程ではピストンが筒内の空気を圧縮する際の反力がクランク軸に作用するため、エンジン回転速度に変動が生ずる。この場合、筒内の空気量が多いほど、圧縮反力が大きいので、エンジン回転速度の変動(以下、単に「回転変動」と称する)が大きくなる。吸気絞り弁36から漏れ出す空気の量が多いほど、筒内の空気量も多くなる。従って、図2に示すように、回転変動が大きいほど、吸気絞り弁36が全閉であるときの空気漏れ量(以下、単に「空気漏れ量」と称する)が多いと判定することができる。
以上のようにして、本実施形態によれば、吸気絞り弁36の空気漏れ量を把握することができる。よって、その空気漏れ量に応じて、エンジン10の運転時における吸気絞り弁36の開度を補正することにより、実際の空気量を要求空気量に精度良く一致させることができる。例えば、吸気絞り弁36の空気漏れ量が多いと判定された場合には、要求空気量の少ない運転状態のとき、つまり吸気絞り弁36が大きく閉じられているときに、実際の空気量が要求空気量よりも多くなる傾向があると推定できる。そこで、そのような場合には、吸気絞り弁36に対する指令開度を小さくする方向に補正することにより、実際の空気量を要求空気量に近づけることができる。
[実施の形態1における具体的処理]
図3は、上記の機能を実現するために本実施形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図3に示すルーチンによれば、まず、エンジン10を停止させることが要求されているか否かが判定され(ステップ100)、エンジン10を停止させることが要求されている場合には、所定のエンジン停止処理が行われる(ステップ102)。このエンジン停止処理においては、燃料噴射が停止され、吸気絞り弁36が全閉とされる。
続いて、クランク角センサ48により検出されるエンジン回転速度が読み込まれ、エンジン回転速度が所定範囲にあるか否かが判定される(ステップ104)。この所定範囲とは、図2中に網掛けで示した範囲(以下、「回転変動検出範囲」と称する)である。本実施形態では、エンジン回転速度がこの回転変動検出範囲にあるときに回転変動を検出することとしている。図2に示すように、回転変動は、エンジン回転速度の低下に伴い、少しずつ大きくなる傾向がある。このため、エンジン回転速度が所定の回転変動検出範囲にあるときの回転変動を検出することにより、空気漏れ量をより高い精度で判定することができる。
上記ステップ104で、エンジン回転速度が所定の回転変動検出範囲にないと判定された場合には、エンジン回転速度がまだ回転変動検出範囲にまで低下していないと判断できる。この場合は、エンジン回転速度が回転変動検出範囲内に低下するのを待つため、再度ステップ104の処理が実行される。
一方、上記ステップ104で、エンジン回転速度が所定の回転変動検出範囲内にあると判定された場合には、クランク角センサ48の信号に基づいて、回転変動の値が取得される(ステップ106)。図2に示すように、本実施形態では、エンジン回転速度の極大値と次の極小値との差を回転変動の値として算出することとしている。
そして、本実施形態では、上記ステップ106で取得された回転変動の値に基づいて、エンジン10の運転時における吸気絞り弁36の指令開度を補正するための補正量が算出される(ステップ108)。次回のエンジン10の運転時には、このステップ108で算出される補正量を用いて、吸気絞り弁36に対する指令開度が補正される。
図4は、上記ステップ108で吸気絞り弁開度の補正量を算出する方法の一例を説明するための図である。図4中の実線で示すグラフは、デポジットが堆積しておらず、吸気絞り弁36の空気漏れ量が少ない場合の、吸気絞り弁開度と空気量との関係を表している。ECU50には、この関係が予め記憶されている。ECU50は、この関係と、要求空気量とに基づいて、要求開度を算出する。図4中のDは、吸気絞り弁開度の補正が必要な領域を表している。吸気絞り弁開度がこのDで示す領域より大きい場合には、吸気絞り弁開度の僅かなズレによる影響は小さいため、補正は不要である。図4中のdは、補正が必要な領域の境界と、要求開度との差を表している。
一方、図4中の破線で示すグラフは、デポジットの堆積により、空気漏れ量ΔGが生じた場合の、吸気絞り弁開度と空気量との関係を表している。ECU50には、回転変動の値と空気漏れ量との関係を表すマップが予め記憶されている。ECU50は、そのマップと、上記ステップ106で取得された回転変動の値とに基づいて、空気漏れ量ΔGを算出することができる。
図4に示すように、空気漏れ量ΔGが生じている場合には、実際の空気量を要求空気量に一致させるためには、指令開度を要求開度より補正量Δdだけ小さくする必要がある。この補正量Δdは、所定の比例定数αを用いて、次式により算出することができる。
Δd=α・ΔG・d/D ・・・(1)
次回のエンジン10の運転時には、ECU50は、上記(1)式により算出される補正量Δdを用いて、吸気絞り弁36の指令開度を補正する。これにより、要求空気量の少ない領域においても、実際の空気量を要求空気量に精度良く一致させることができる。
なお、上述した実施の形態1では、エンジン停止処理において吸気絞り弁36を全閉にすることとしているが、本発明では、エンジン停止処理において吸気絞り弁36を必ずしも全閉にしなくてもよく、全閉に近い所定開度まで閉じるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、ECU50が、上記ステップ102の処理を実行することにより前記第1の発明における「閉じ手段」が、上記ステップ106の処理を実行することにより前記第1の発明における「回転変動検出手段」が、上記ステップ108の処理を実行することにより前記第1の発明における「補正手段」が、それぞれ実現されている。
実施の形態2.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。本実施形態のシステムは、図1に示すハードウェア構成を用いて、ECU50に、後述する図5に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。
吸気絞り弁36の周囲に堆積したデポジットの量が多いほど、吸気絞り弁36を全閉にしたときの空気漏れ量が多くなると考えられる。よって、エンジン10を停止させる際の回転変動が大きいほど、吸気絞り弁36の周囲に堆積したデポジットの量が多いと判断することができる。前述したように、吸気絞り弁36の周囲に堆積したデポジットの量が多くなると、要求空気量と実際の空気量とのズレが大きくなり易い。このため、そのような場合には、堆積したデポジットを除去することが望ましい。
そこで、本実施形態では、エンジン10を停止させる際の回転変動が所定の閾値を超えていた場合には、吸気絞り弁36の周囲に堆積したデポジットの量が多いと判断し、そのデポジットを除去するためのデポジット噛みきり制御を実行する。デポジット噛みきり制御とは、吸気絞り弁36を強制的に大きく開閉動作させる制御である。このデポジット噛みきり制御を実行することにより、吸気絞り弁36のモータの力によって、周囲に堆積したデポジットを掻き落として除去することができる。
また、本実施形態では、デポジット噛みきり制御を実行した回数をカウントしておき、実行回数が所定回数以上となった場合には、吸気絞り弁36が異常であると判定することとした。デポジットはそれほど急速に堆積するものではないので、通常は、デポジット噛みきり制御が頻繁に実行されることはない。よって、デポジット噛みきり制御の実行回数が多い場合には、デポジットの堆積ではなく、吸気絞り弁36の異常が原因で、空気漏れが生じていると判断できる。よって、デポジット噛みきり制御の実行回数が所定回数以上となった場合には、吸気絞り弁36が異常であると判定することとした。
[実施の形態2における具体的処理]
図5は、上記の機能を実現するために本実施形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。以下、図5において、図3に示すステップと同様のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
図5に示すルーチンによれば、エンジン10を停止させる際に、図3に示すルーチンと同様にして、回転変動の値が取得される(ステップ100〜106)。次いで、この取得された回転変動の値と、所定の閾値とが比較される(ステップ110)。この閾値は、デポジット噛みきり制御を実行する必要があるか否かを判定するための閾値である。
上記ステップ110において、回転変動の値が上記閾値より小さかった場合には、デポジットの堆積量は少なく、デポジット噛みきり制御を実行する必要はないと判断できる。この場合には、図3に示すルーチンと同様にして、回転変動の値に基づき、吸気絞り弁36の指令開度を補正するための補正量が算出される(ステップ108)。
一方、上記ステップ110において、回転変動の値が上記閾値以上であった場合には、次に、これまでのデポジット噛みきり制御の実行回数が所定回数に達しているか否かが判定される(ステップ112)。この所定回数は、吸気絞り弁36が異常であるかどうかを判定するための閾値である。ステップ112で、デポジット噛みきり制御の実行回数が所定回数に達していないと判定された場合には、吸気絞り弁36は正常であると判断できる。そこで、この場合には、デポジット噛みきり制御が実行される(ステップ114)。このステップ114では、吸気絞り弁36が強制的に開閉駆動されることにより、吸気絞り弁36の周囲に堆積したデポジットが掻き落されて除去される。デポジット噛みきり制御が実行されると、ECU50がカウントしているデポジット噛みきり制御の実行回数がインクリメントされる(ステップ116)。
これに対し、上記ステップ112で、デポジット噛みきり制御の実行回数が所定回数に達していると判定された場合には、吸気絞り弁36が異常であると判定される(ステップ118)。
以上説明した実施の形態2によれば、吸気絞り弁36の周囲にデポジットが堆積したことを精度良く判定し、デポジットの堆積量が多いと推測される場合には、デポジットを除去するための制御を実行することができる。このため、要求空気量の少ない領域においても、空気量をより高い精度で制御することができる。
上述した実施の形態2においては、ECU50が、上記ステップ110および114の処理を実行することにより、前記第2の発明における「デポジット除去手段」が実現されている。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 エンジンの回転が完全に停止するまでのエンジン回転速度の変動を表した図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 吸気絞り弁開度の補正量を算出する方法の一例を説明するための図である。 本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。
10 エンジン
12 インジェクタ
14 コモンレール
18 排気通路
20 排気マニホールド
24 ターボチャージャ
26 排気浄化装置
28 吸気通路
34 吸気マニホールド
36 吸気絞り弁
40 EGR通路
44 EGR弁
48 クランク角センサ
50 ECU

Claims (3)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、
    前記内燃機関を停止させることが要求された場合に前記吸気絞り弁を所定開度に閉じる閉じ手段と、
    前記吸気絞り弁が前記所定開度に閉じられた後、前記内燃機関が完全に停止するまでの間に、前記内燃機関の回転変動の大きさを検出する回転変動検出手段と、
    前記回転変動検出手段により検出された回転変動の大きさに基づいて、前記内燃機関の運転時における前記吸気絞り弁の開度を補正するための補正量を算出する補正手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
  2. 前記回転変動検出手段により検出された回転変動の大きさが所定値を超えていた場合に、前記吸気絞り弁の周囲に付着したデポジットを除去するための制御を実行するデポジット除去手段を備えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気制御装置。
  3. 前記回転変動検出手段は、機関回転速度が所定範囲にあるときの回転変動の大きさを検出することを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の吸気制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2015024780A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド自動車の制御装置

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