JP2015024779A - 車両用電装部品の取付構造 - Google Patents
車両用電装部品の取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015024779A JP2015024779A JP2013156601A JP2013156601A JP2015024779A JP 2015024779 A JP2015024779 A JP 2015024779A JP 2013156601 A JP2013156601 A JP 2013156601A JP 2013156601 A JP2013156601 A JP 2013156601A JP 2015024779 A JP2015024779 A JP 2015024779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- suspension member
- electrical component
- pair
- side members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】サスペンションメンバを主体とする電装部品搭載部分の強度剛性の低下を伴うことなく軽量化を図ることができる車両用電装部品の取付構造の提供を図る。【解決手段】フロントサスペンションメンバ10を左右一対のサイドメンバ11とフロントクロスメンバ12とで構成し、フロントクロスメンバ12の車両後方部位で電装部品30を保護する強度部品である筺体31を左右のサイドメンバ11に跨って連結している。【選択図】図2
Description
本発明は、車両用電装部品の取付構造、とりわけ、車両のサスペンションメンバを有効利用して車両用電装部品を取付ける構造に関する。
サスペンションメンバを有効利用した車両用電装部品の取付構造として、例えば、特許文献1に示されるものが知られている。
この取付構造は、サスペンションメンバを左右一対のサイドメンバと前後一対のクロスメンバとで略井桁状に形成し、これに前後一対のスタックフレームをブリッジ状に結合して、該スタックフレームに跨って電装部品を取り付けたものである。
特許文献1の開示技術では、サスペンションメンバが井桁状の重量のある剛体構造に構成され、これに、前後一対のスタックフレームを結合して骨格部を構成するため、骨格部自体で相当の重量を占めることになる。
そして、これに加えて電装部品が電池部とその上側に積み重ねた電力制御ユニットとからなる重量部品を搭載するため、車体重量が大幅に増加する傾向となる。
そこで、本発明はサスペンションメンバを主体とする電装部品搭載部分の強度剛性の低下を伴うことなく軽量化を図ることができる車両用電装部品の取付構造を提供するものである。
本発明は、車両のサスペンションメンバに電装部品を取付ける構造であって、このサスペンションメンバを、車両前後方向に延在する左右一対のサイドメンバと、これら一対のサイドメンバ同士を連結する1つのクロスメンバと、で構成している。
そして、前記電装部品を保護する強度部品を、前記クロスメンバから車両前後方向に離間した位置で前記一対のサイドメンバに跨って連結して、前記電装部品を取付けたことを主要な構成としている。
本発明によれば、サスペンションメンバのクロスメンバを1つとしてサスペンションメンバ自体の重量を軽減していることと、電装部品の保護強度部品がもう1つのクロスメンバとしての機能を発揮するため、サスペンションメンバの強度剛性の低下を伴うことなく車体の軽量化を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態をフロントサスペンションメンバを例に採って図面と共に詳述する。
図1は、一例としてハイブリット車や電気自動車におけるフロントコンパートメントの骨格構造を示している。
フロントコンパートメントの車幅方向両側部には、車両前後方向に延在するフロントサイドメンバ1を配設してある。
このフロントサイドメンバ1は方形の閉断面に形成してあって、後端部側が漸次下方に径大となる前後方向骨格部材を構成している。
そして、このフロントサイドメンバ1は、その後端部を図外のダッシュパネルに突き合わせて接合し、車両後方に延出した下側のメンバエクステンション部2をフロントフロアパネルの下面に回り込んで接合するようにしている。
フロントサイドメンバ1の前端部には、下方に向けて略垂直に延出するジョイント部3を設けてある。
そして、左右のフロントサイドメンバ1のジョイント部3と、フロントサイドメンバ1の後端部下面とに跨って、フロントサスペンションを連結するフロントサスペンションメンバ10をボルト・ナット等の締結部材により結合してある。
フロントサスペンションメンバ10は、図2〜図4に示すように車両前後方向に延在する左右一対のサイドメンバ11と、これら一対のサイドメンバ11の前端部同士を連結するクロスメンバとしてのフロントクロスメンバ12と、で構成している。
フロントサスペンションメンバ10の前端部の両側部には、車幅方向外側に突出してフロントサイドメンバ1のジョイント部3を受けるフロントマウント部13を設けてある。
また、フロントサスペンションメンバ10の一対のサイドメンバ11の車幅方向外側部には、フロントサイドメンバ1の後端部下面を受けるリアマウント部14を設けてある。
そして、これらフロントマウント部13とリアマウント部14において、上述のようにフロントサイドメンバ1の前端部のジョイント部3と、後端部下面とに跨ってボルト・ナット等により締結固定するようにしている。
また、フロントサスペンションメンバ10の前端部両側には、前記フロントマウント部13に隣接して車両前方に突出したエクステンション部15を延設してあり、これらエクステンション部15に跨ってフロントバンパーモジュール20を結合してある。
フロントバンパーモジュール20は、車幅方向に延在するバンパーコア21と、該バンパーコア21の車幅方向両側端部の背面に接合されて車両後方に延出するバンパーステイ部22と、を備えている。そして、このバンパーステイ部22の後端を前記エクステンション部15の前端に突き合わせてボルト・ナット等により締結固定するようにしている。
バンパーステイ部22は、方形の閉断面に形成してあり、その四隅部の稜線には軸方向に所要の間隔をおいて複数の易屈曲部23を対向配置してある。
これにより、車両の前面衝突時にこれら易屈曲部23を起点にバンパーステイ部22が車両後方に向けて軸方向に整然と所要ストローク座屈変形して、効率的なエネルギー吸収を行えるようにしている。
このようなフロントサスペンションメンバ10の配置構造にあって、上述のフロントクロスメンバ12から車両後方に所要寸法離間した位置で、左右一対のサイドメンバ11に跨って電装部品30を搭載固定してある。
この電装部品30は、例えば、DC−DCコンバータ、充電器、ジャンクションボックス等の電気部品を1つの筺体31に収納した強電部品モジュールとして構成している。
筺体31は、例えば、アルミ、アルミ合金等の軽量金属材料からなる閉断面の強度骨格部品として構成して、上述の各電気部品を物理的衝撃や外部入力、および外部環境から保護する。
そして、電装部品30はこの強度部品である筺体31を上述のように一対のサイドメンバ11に跨って連結して、フロントサスペンションメンバ10に搭載固定するようにしている。
筺体31は方形に形成して、車幅方向両側面の下部にサイドレッグ部32を側方に張り出して接合固定してあり、該サイドレッグ部32を上述のサイドメンバ11上の所定位置に定置して、ボルト・ナット等によりしっかりと締結固定するようにしている。
本実施形態では、筺体31の前面下部の車幅方向中央部分に左右一対のフロントレッグ部33を前方に張り出して接合固定し、これをフロントクロスメンバ12の後縁部の車幅方向中央部に張り出して設けた座部16上に定置して、ボルト・ナット等により該フロントクロスメンバ12にもしっかりと締結固定している。
電装部品30の車両前方には、空調用コンデンサ41およびラジエータ42からなる熱交換器モジュール40が搭載固定される。
図3,図4に示す例では、該熱交換器モジュール40の車幅方向両側の下部を、前記フロントサイドメンバ1のジョイント部3よりも車幅方向内側の位置で、前記フロントサスペンションメンバ11のフロントマウント部13上にブラケット43を介して締結固定している。また、この熱交換器モジュール40の車幅方向両側の上部側面を、対応するフロントサイドメンバ1の前端部で支持するようにしている。
以上の構成からなる本実施形態の構造によれば、フロントサスペンションメンバ10のクロスメンバをフロントクロスメンバ12の1つのみの構造としている。
これにより、従来の井桁状のフロントサスペンションメンバに較べてフロントサスペンションメンバ10自体の重量を軽減することができる。
そして、電装部品30を保護する強度部品である筺体31がもう1つのクロスメンバとしての機能を発揮するため、フロントサスペンションメンバ10の強度剛性の低下を伴うことなく車体の軽量化を実現することができる。
また、従来のフロントサスペンションメンバにおけるリアクロスメンバを無くすことができるため電装部品30を始めとして他の機能部品の搭載レイアウトの自由度を高められる。
そして、本実施形態のようにフロントサスペンションメンバ10のフロントクロスメンバ12の車両後方部位で、左右のサイドメンバ11に跨って電装部品30を搭載するため、車両の前面衝突時にフロントクロスメンバ12によって重要保安部品である電装部品30を保護することができる。
更に、本実施形態では強度部品31の車幅方向中央部分をフロントサスペンションメンバ10のフロントクロスメンバ12に連結固定しているため、電装部品30の倒れ剛性およびねじれ剛性を高められることは勿論、フロントサスペンションメンバ10のねじれ剛性を高めることができる。
なお、前記実施形態ではフロントサスペンションメンバを例に採って説明したが、リアサスペンションメンバに適用することも勿論可能である。この場合、フロントクロスメンバを廃止してリアクロスメンバを残すことが好ましい。
電装部品30は前述の電気部品の他、インバータおよびその電子制御部品等からなるモジュール部品、あるいはモータとインバータからなるモジュール部品等、他の電装部品であってもよい。
更に、前記実施形態では電装部品30をフロントサスペンションメンバ10における左右のサイドメンバ11の中間部に跨って結合しているが、車両仕様によってサイドメンバ11の後端部に跨って結合することも可能である。
1…フロントサイドメンバ
10…フロントサスペンションメンバ(サスペンションメンバ)
11…サイドメンバ
12…フロントクロスメンバ(クロスメンバ)
30…電装部品
31筺体(強度部品)
10…フロントサスペンションメンバ(サスペンションメンバ)
11…サイドメンバ
12…フロントクロスメンバ(クロスメンバ)
30…電装部品
31筺体(強度部品)
Claims (3)
- 車両のサスペンションメンバに電装部品を取付ける構造であって、
前記サスペンションメンバを、車両前後方向に延在する左右一対のサイドメンバと、これら一対のサイドメンバ同士を連結する1つのクロスメンバと、で構成し、
前記電装部品を保護する強度部品を、前記クロスメンバから車両前後方向に離間した位置で前記一対のサイドメンバに跨って連結して、前記電装部品を取付けたことを特徴とする車両用電装部品の取付構造。 - 前記強度部品の車幅方向中間部分を、前記クロスメンバに連結したことを特徴とする請求項1に記載の車両用電装部品の取付構造。
- 前記サスペンションメンバが、車体のフロントサイドメンバに取付けられるフロントサスペンションメンバであって、
前記フロントサスペンションメンバを、車両前後方向に延在する左右一対のサイドメンバと、これら一対のサイドメンバの前部同士を連結するフロントクロスメンバと、で構成し、
前記フロントクロスメンバの連結配置部よりも車両後方の部分で、前記電装部品の強度部品を前記一対のサイドメンバに跨って連結したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用電装部品の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156601A JP2015024779A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 車両用電装部品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156601A JP2015024779A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 車両用電装部品の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015024779A true JP2015024779A (ja) | 2015-02-05 |
Family
ID=52489785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013156601A Pending JP2015024779A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 車両用電装部品の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015024779A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019001356A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
JP2019006200A (ja) * | 2017-06-22 | 2019-01-17 | トヨタ自動車株式会社 | 車両下部構造 |
CN110155178A (zh) * | 2019-05-29 | 2019-08-23 | 奇瑞商用车(安徽)有限公司 | 一种全框式电动车悬置系统 |
JP2020011532A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の下部構造 |
JP2020044911A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
-
2013
- 2013-07-29 JP JP2013156601A patent/JP2015024779A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019001356A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
JP2019006200A (ja) * | 2017-06-22 | 2019-01-17 | トヨタ自動車株式会社 | 車両下部構造 |
CN109229207A (zh) * | 2017-06-22 | 2019-01-18 | 丰田自动车株式会社 | 车辆下部结构 |
US10220880B2 (en) | 2017-06-22 | 2019-03-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle lower section structure |
US10668951B2 (en) | 2017-06-22 | 2020-06-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle lower section structure |
CN109229207B (zh) * | 2017-06-22 | 2021-02-05 | 丰田自动车株式会社 | 车辆下部结构 |
JP2020011532A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の下部構造 |
JP2020044911A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
US10967915B2 (en) | 2018-09-18 | 2021-04-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle front portion structure |
JP7119818B2 (ja) | 2018-09-18 | 2022-08-17 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
CN110155178A (zh) * | 2019-05-29 | 2019-08-23 | 奇瑞商用车(安徽)有限公司 | 一种全框式电动车悬置系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10589790B2 (en) | Vehicle body front section structure | |
JP6791045B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP6020944B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
US9716259B2 (en) | Bracket attachment structure with fault folds | |
JP5558588B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
WO2015072288A1 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP7400852B2 (ja) | 車両用パワーユニット構造 | |
JP5811769B2 (ja) | 車両前部構造 | |
JP2018158688A (ja) | 車両下部構造 | |
JP5973497B2 (ja) | 電動自動車用の取付けフレーム | |
US10093249B2 (en) | Electric device mounting structure | |
JP4924665B2 (ja) | 車体の後部構造 | |
JP2015024779A (ja) | 車両用電装部品の取付構造 | |
JP2009190438A (ja) | 燃料電池システムの車両搭載構造 | |
US10967915B2 (en) | Vehicle front portion structure | |
JP2011020624A (ja) | 電気自動車の搭載構造 | |
CN112572123A (zh) | 车辆下部结构 | |
JP7294418B2 (ja) | 電子機器モジュールの車両への搭載構造 | |
JP2010064667A (ja) | 車両用サブフレーム構造 | |
JP2019026084A (ja) | 車両前部構造 | |
JP2011020625A (ja) | 電気自動車の搭載構造 | |
JP4968292B2 (ja) | 電気自動車の搭載構造 | |
JP6861751B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP2016068850A (ja) | 車両駆動用バッテリの取付構造 | |
JP2017077840A (ja) | 車両のバッテリ搭載構造 |