JP2015024680A - シート - Google Patents

シート Download PDF

Info

Publication number
JP2015024680A
JP2015024680A JP2013153735A JP2013153735A JP2015024680A JP 2015024680 A JP2015024680 A JP 2015024680A JP 2013153735 A JP2013153735 A JP 2013153735A JP 2013153735 A JP2013153735 A JP 2013153735A JP 2015024680 A JP2015024680 A JP 2015024680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
support
rotation
roller
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013153735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6020376B2 (ja
Inventor
康之 加藤
Yasuyuki Kato
康之 加藤
栄司 竹内
Eiji Takeuchi
栄司 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013153735A priority Critical patent/JP6020376B2/ja
Publication of JP2015024680A publication Critical patent/JP2015024680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6020376B2 publication Critical patent/JP6020376B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】支持力を確保し易く、かつ、支持構造を小型化し易い、シートを提供する。【解決手段】シート1は、下部フレーム11の上方に取り付けられた座部20を有するシート1であって、下部フレーム11に設けられて座部20を回動可能に支持する回動支持部31と、下部フレーム11に設けられるローラ36と、座部20に設けられてローラ36に対して摺動する弧状のガイド37とにより構成され、座部20を支持するとともに座部20の回動を案内する摺動支持部35とを備える。回動支持部31は、シート1の前後方向の一側に配置され、摺動支持部35は、シート1の前後方向の一側とは反対側に配置されている。これにより、摺動支持部35とにより座部20が支持されるので、片持ち支持構造を有するシートに比して、乗員の着座荷重に対する支持力を確保し易く、かつ、回動支持部31周辺の構造を小型化し易くなる。【選択図】図4

Description

本発明は、支持部材の上方に取り付けられた座部を有するシートに関する。
従来、例えば国際公開2013/021497号に記載されるように、後方上向きに延びる支持軸部材に対して座部を回動可能に支持するシートが知られている。このシートは、座部の前側が支持されて後側がフリーな状態、つまり座部の前側が片持ち支持された状態にある。
国際公開2013/021497号 特開2008−44418号公報
しかし、このようなシートでは、片持ち支持構造に起因して、乗員の着座荷重に対する支持力を確保し難くなる。この場合、支持力を確保しようとすると、支持軸部材周辺の構造を小型化し難くなる。
そこで、本発明は、支持力を確保し易く、かつ、支持軸部材周辺の構造を小型化し易いシートを提供しようとするものである。
本発明に係るシートは、支持部材の上方に取り付けられた座部を有するシートであって、支持部材に設けられて座部を回動可能に支持する回動支持部と、支持部材又は座部のいずれか一方に設けられるローラと、支持部材又は座部のいずれか他方に設けられてローラに対して摺動する弧状のガイドとにより構成され、座部を支持するとともに座部の回動を案内する摺動支持部とを備え、回動支持部は、当該シートの前後方向の一側に配置され、摺動支持部は、当該シートの前後方向の一側とは反対側に配置されている。
本発明に係るシートによれば、回動支持部と、ローラ及び弧状のガイドにより構成される摺動支持部とにより座部が支持されるので、片持ち支持構造のシートに比して、乗員の着座荷重に対する支持力を確保し易く、かつ、回動支持部周辺の構造を小型化し易くなる。また、ローラ及び弧状のガイドにより構成される摺動支持部により座部の回動が案内されるので、座部を安定的に回動させ易くなる。
本発明によれば、支持力を確保し易く、かつ、支持軸部材周辺の構造を小型化し易いシートを提供することができる。
本発明の実施形態に係るシートを模式的に示す斜視図である。 図1に示すシートを模式的に示す左側面図である。 図1に示すシートを模式的に示す正面図である。 シートの座部周辺における支持構造の一例を示す斜視図である。 車両の右旋回時における着座乗員の動きに伴うシートの動作を模式的に示す正面図である。 車両の右旋回時における着座乗員の動きに伴う支持構造の動作を示す斜視図である。 車両の左旋回時における着座乗員の動きに伴うシートの動作を模式的に示す正面図である。 車両の左旋回時における着座乗員の動きに伴う支持構造の動作を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係るシートについて詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1から図4を参照して本発明の実施形態に係るシート1の構成について説明する。シート1は、車両、航空機等の移動体に適用される。以下では、車両用シート1を例として説明する。このため、シート1の前(Fr)後(Rr)方向、上(Up)下(D)方向、及び左(L)右(R)方向は、車両の前後方向、上下方向、及び左右方向とそれぞれ一致する。
図1は、本発明の実施形態に係るシート1を模式的に示す斜視図である。図2は、シート1を模式的に示す左側面図である。図3は、シート1を模式的に示す正面図である。なお、図面では、シート1の支持構造をわかり易く説明するために、シートカバー、緩衝材等が省略されている。
図1から図3に示すように、シート1は、車両のフロアFに固定される一対のレールR、Rと、レールR、Rの上方に配置されレールR、Rに対して前後方向に摺動可能に取り付けられるフレーム10とを有している。
フレーム10は、フロアFに対して平行又は略平行に配置される下部フレーム11と、下部フレーム11から立設するとともにヘッドレスト13が上端に取り付けられる後部フレーム12とにより構成されている。下部フレーム11は、座部20が上方に取り付けられる支持部材として機能する。
下部フレーム11は、上面視において矩形状の枠体であり、前部材11a、後部材11b、並びに前部材11a及び後部材11bの両端に接続される一対の側部材11c、11cを含んで構成されている。後部フレーム12は、図示されていないリクライニング機構により、下部フレーム11に対して傾動可能に取り付けられている。
下部フレーム11には、座部20を回動可能に支持する座部支持機構30が取り付けられている。後部フレーム12には、背もたれ部40を回動可能に支持する背もたれ部支持機構50が取り付けられている。座部20及び背もたれ部40は、図面で示すような平板状に限らず、人間工学的又は工業的な観点から様々な形状をとりうる。
座部支持機構30は、回動支持部31と摺動支持部35とにより構成されている。回動支持部31は、座部20を回動可能に支持する。摺動支持部35は、座部20を支持するとともに座部20の回動を案内する。
回動支持部31は、シート1の前後方向の一側としての前側に配置されている。回動支持部31は、下部フレーム11の前部材11aの左右中央から前方上向きに延びる前側取付部11dに取り付けられている。前側取付部11aは、上面視において座部20と重なるように座部20の下方に配置されている。
回動支持部31は、図示されていないボールジョイントを含む軸受部32と、軸受部32に対して回転可能に連結される支持軸部材33とにより構成されている。軸受部32は、前側取付部11dに固定された一端から後方上向きに延びている。支持軸部材33は、軸受部32に連結された一端から後方上向きに延びて他端が座部20の下面に固定されている。これにより、回動支持部31は、支持軸部材33を中心として座部20を回動可能に支持する。
軸受部32及び支持軸部材33は、側面視においてそれらの長手方向が前側取付部11dの長手方向と交差するように設けられている。座部20は、前側が後側よりも高くなるように配置されている。座部20は、側面視においてその長手方向が軸受部32及び支持軸部材33の長手方向と交差するように設けられている。
摺動支持部35は、シート1の前後方向の一側とは反対側としての後側、つまり回動支持部31よりも後側に配置されている。なお、摺動支持部35の構成については、図4を参照して後述する。
座部20の回動軸Aは、支持軸部材33の長手方向と一致しており、例えば、背もたれ部支持機構50に向けて延びている。回動軸Aは、シート1の前後方向で後方上向きに延びており、シート1に着座した乗員の腰部付近を通るように設定されている。このため、シート1に着座した乗員の骨盤は、座部20とともに、回動軸Aを中心として車両のロール方向及びヨー方向に回動可能となる。なお、腰部とは、腰椎、又は腰椎周辺の体幹筋を含む部位をいい、腰部付近とは、腰部及び腰部周囲の部位をいう。
座部20の回動軸Aは、回動支持部31が取り付けられる前側取付部11dの傾斜角度の調節により設定されている。回動軸Aは、前側取付部11dの左右中央への回動支持部31の取り付けにより、乗員の腰椎上を通るように設定されている。なお、回動軸Aは、側面視において鉛直方向から例えば60°±15°の範囲で後方上向きに傾斜するように設定されていることが好ましい。
背もたれ部支持機構50は、上下方向に摺動可能な摺動板51を介して後部フレーム12に取り付けられている。背もたれ部支持機構50は、軸受部52と、軸受部52に対して回転可能に連結される支持軸部材53とにより構成されている。軸受部52は、摺動板51に固定された一端から前方に延びている。支持軸部材53は、軸受部52に連結された一端から前方に延びて他端が背もたれ部40の背面に固定されている。これにより、背もたれ部支持機構50は、支持軸部材53を中心として背もたれ部40を回動可能に支持する。
背もたれ部40の回動軸Bは、支持軸部材53の長手方向と一致している。回動軸Bは、シート1の前後方向と平行又は略平行であって、シート1に着座した乗員の胸部付近を通るように設定されている。このため、シート1に着座した乗員の肩甲骨は、背もたれ部40とともに、回動軸Bを中心として車両のロール方向に回動可能となる。なお、胸部とは、胸椎、又は胸椎周辺の筋肉を含む部位をいい、胸部付近とは、胸部及び胸部周囲の部位をいう。
つぎに、図4を参照して摺動支持部35の構成について説明する。図4は、シート1の座部20周辺における支持構造の一例を示す斜視図である。図4には、座部20周辺の構造をシート1の斜め後方から視た様子が示されている。なお、図4では、背もたれ部40周辺の構造が省略されている。
図4に示すように、摺動支持部35は、下部フレーム11に設けられるローラ36と、座部20に設けられてローラ36に対して摺動する弧状のガイド37とにより構成されている。ここで、摺動とは、ガイド37がその一部をローラ36に接触させながらローラ36に対して移動することをいう。
ローラ36は、下部フレーム11の後側取付部11eに設けられている。後側取付部11eは、下部フレーム11の後部材11bの左右中央に後部材11bよりも前方下方に配置されて設けられている。後側取付部11eは、平板状の部材であり、その上面には、一対のローラ軸36a、36aが設けられている。一対のローラ軸36a、36aは、上面視において互いに離間して座部20の回動軸Aに対して左右対称に配置されており、側面視において後部材11bよりも前側に配置されている。ローラ軸36aは、回動軸Aと平行又はほぼ平行な方向に延びている。
ガイド37は、座部20の一部を構成する座部フレーム21に設けられている。座部フレーム21は、上面視において矩形状の枠体であり、前部材21a、後部材21b、並びに前部材21a及び後部材21bの両端に接続される一対の側部材21c、21cを含んで構成されている。座部フレーム21は、下部フレーム11の上方に配置されている。
一対のローラ36、36のそれぞれは、一対のローラ軸36a、36aに対して回転自在に連結されている。ローラ36は、下部フレーム11の後部材11bよりも下方に配置されている。ローラ36、又は少なくともローラ面36bは、ゴム等の緩衝材により形成されていることが好ましい。
ガイド37は、ローラ36に対して摺動するように、ローラ36よりも前側上方に配置されている。ガイド37は、座部フレーム21の後部材21bの左右中央に設けられる平板部38と、平板部38の後端に設けられ後方に開口する縦断面コの字状の弧状部39とにより構成されている。弧状部39は、座部20の回動の周方向に沿って弧状に延びている。弧状部39には、ローラ面36aの幅(シート1の上下方向での幅)よりも僅かに大きな幅を有する摺動面39aが弧状に形成されている。
ガイド37の平板部38には、ガイド37の摺動方向に沿って円弧状の長孔38aが形成されている。長孔38a、弧状部39、及び摺動面39aは、回動軸Aに対する垂直面上における同心状の円弧を描くように形成されている。なお、弧状ガイド37には、長孔38aに代えて溝が形成されてもよい。
後側取付部11eの左右中央には、上向きに突出する突起11fが設けられている。長孔38aは、突起11fに係合するとともに座部20の回動に伴い突起11fに対して摺動する。ここで、摺動とは、長孔38aがその一部を突起11fに接触させながら突起11fに対して移動することをいう。突起11fは、回動軸Aと平行又はほぼ平行な方向に延びている。長孔38aは、突起11fに対する摺動、又はガイド37自体の摺動を、シート1の前後方向を基準として例えば±10°程度の範囲に規制するように形成されていることが好ましい。
摺動支持部35は、座部20を支持するとともに、回動軸Aに対する座部20の回動を案内する。座部20の回動は、一対のローラ36、36のローラ面36b、36bに対して弧状ガイド37の摺動面39aが摺動することで安定的に行われる。座部20の回動は、長孔38aの左右端部38b、38cと突起11fとの当接により所定の範囲内に規制される。
つぎに、図5から図8を参照して本発明の実施形態に係るシート1の動作について説明する。
車両を旋回させようとする乗員は、ステアリングを回転させる。このとき、乗員は、旋回方向側の肩部を非旋回方向側の肩部に対して相対的に下方に移動させるとともに、旋回方向側の肩部を非旋回方向側の肩部に対して相対的に後方に移動させる姿勢をとることになる。なお、非旋回方向とは、旋回方向と逆の方向を意味する。
このとき、腰椎を折り曲げて、旋回方向側における骨盤と肩部との距離を非旋回方向側における骨盤と肩部との距離よりも短くするとともに、腰椎を捻り、骨盤を肩部と逆方向に回動させた方が、操舵操作を楽に行うことができる。このために、乗員は、意識的又は無意識的に、骨盤と肩部とを逆方向に回動させようとする。
以下では、車両を右旋回させる場合と左旋回させる場合における着座乗員の動きに伴うシート1の動作について、それぞれ説明する。なお、以下の説明において、ロール方向において時計回り又は反時計回りとして表現される方向は、シート1を正面視した場合における方向であり、ヨー方向において時計回り又は反時計回りとして表現される方向は、シート1を上面視した場合における方向である。
まず、車両を右旋回させる場合における着座乗員の動きに伴うシート1の動作について説明する。図5は、車両の右旋回時における着座乗員の動きに伴うシート1の動作を模式的に示す正面図である。図6は、車両の右旋回時における着座乗員の動きに伴う支持構造の動作を示す斜視図である。
車両を右旋回させようとする乗員は、体幹筋を使って腰椎を折り曲げ、骨盤をロール方向において時計回りに回動させるとともに、肩部をロール方向において反時計回りに回動させようとする。また、乗員は、体幹筋を使って腰部を捻り、骨盤をヨー方向において反時計回りに回動させようとする。
このとき、回動支持部31の支持軸部材33が回動軸Aに対して、シート1の正面視において時計回りに回転する。すると、図5に示すように、座部20は、骨盤の動きに合せて、ロール方向において回動軸Aを中心として時計回り(矢印R1の方向)に回動し、座部20の右側が座部20の左側に対して相対的に上方に移動した状態となる。これにより、シート1に着座した乗員の骨盤は、回動軸Aを中心として車両のロール方向に回動し、骨盤の右側が骨盤の左側に対して相対的に上方に移動した状態となる。
また、座部20は、骨盤の動きに合せて、ヨー方向において回動軸Aを中心として反時計回り(矢印R2の方向)に回動し、座部20の右側が座部20の左側に対して相対的に前方に移動した状態となる。これにより、シート1に着座した乗員の骨盤は、回動軸Aを中心として車両のヨー方向に回動し、骨盤の右側が骨盤の左側に対して相対的に前方に移動した状態となる。
また、背もたれ部40は、肩部の動きに伴う肩甲骨の動きに合せて、ロール方向において回動軸Bを中心として反時計回り(矢印R3の方向)に回動し、背もたれ部40の右側が背もたれ部40の左側に対して相対的に下方に移動した状態となる。これにより、シート1に着座した乗員の肩甲骨は、回動軸Bを中心として車両のロール方向に回動し、肩甲骨の右側が肩甲骨の左側に対して相対的に下方に移動した状態となる。
すると、車両を右旋回させようとする乗員は、体幹筋を使って腰椎を折り曲げ、骨盤をロール方向において時計回りに回動させた状態になるとともに、肩部をロール方向において反時計回りに回動させた状態となる。また、乗員は、体幹筋を使って腰部を捻り、骨盤をヨー方向において反時計回りに回動させた状態となる。これにより、乗員は、骨盤と肩部とを逆方向に回動させて、右旋回時における操舵操作を楽に行うことができる。
つぎに、車両を左旋回させる場合における着座乗員の動きに伴うシート1の動作について説明する。図7は、車両の左旋回時における着座乗員の動きに伴うシート1の動作を模式的に示す正面図である。図8は、車両の左旋回時における着座乗員の動きに伴う支持構造の動作を示す斜視図である。なお、左旋回時の動作は、右旋回時の動作と逆になるので、以下では、重複する説明を省略する。
車両を左旋回させようとする乗員は、骨盤及び肩部を右旋回時とは逆方向に回動させようとする。このとき、図7に示すように、座部20は、骨盤の動きに合せて、ロール方向において回動軸Aを中心として反時計回り(矢印R4の方向)に回動し、座部20の左側が座部20の右側に対して相対的に上方に移動した状態となる。また、座部20は、骨盤の動きに合せて、ヨー方向において回動軸Aを中心として時計回り(矢印R5の方向)に回動し、座部20の左側が座部20の右側に対して相対的に前方に移動した状態となる。また、背もたれ部40は、肩部の動きに伴う肩甲骨の動きに合せて、ロール方向において回動軸Bを中心として時計回り(矢印R6の方向)に回動し、背もたれ部40の右側が背もたれ部40の左側に対して相対的に上方に移動した状態となる。
すると、車両を左旋回させようとする乗員は、体幹筋を使って腰椎を折り曲げ、骨盤をロール方向において反時計回りに回動させた状態になるとともに、肩部をロール方向において時計回りに回動させた状態となる。また、乗員は、体幹筋を使って腰部を捻り、骨盤をヨー方向において時計回りに回動させた状態となる。これにより、乗員は、骨盤と肩部とを逆方向に回動させて、左旋回時における操舵操作を楽に行うことができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るシート1によれば、回動支持部31と、ローラ36及び弧状のガイド37により構成される摺動支持部35とにより座部20が支持されるので、片持ち支持構造のシートに比して、乗員の着座荷重に対する支持力を確保し易く、かつ、回動支持部31周辺の構造を小型化し易くなる。また、ローラ36及び弧状のガイド37により構成される摺動支持部35により座部20の回動が案内されるので、座部20を安定的に回動させ易くなる。
また、摺動支持部35にそれぞれ設けられた長孔38aと突起11fとを用いてガイド37の摺動が規制されるので、他の場所に規制手段を設ける場合よりも、座部20周辺の構造を簡素化し易くなる。
なお、前述した実施形態は、本発明に係るシートの実施形態を説明したものであり、本発明に係るシートは、本実施形態に記載したものに限定されるものではない。本発明に係るシートは、各請求項に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲で本実施形態に係るシートを変形し、または他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記実施形態では、摺動支持部35に一対のローラ36、36を設ける場合について説明したが、一対のローラ36、36に代えて単一のローラ又は3つ以上のローラを設けるようにシート1を構成してもよい。
また、上記実施形態では、下部フレーム11に一対のローラ36、36を設けるとともに、座部20にガイド37を設ける場合について説明した。しかし、座部20に一対のローラを設けるとともに、下部フレーム11にガイドを設けるようにシート1を構成してもよい。
また、上記実施形態では、回動支持部31が軸受部32と支持軸部材33により構成される場合について説明した。しかし、回動支持部31は、摺動支持部35と同様に、ローラと、ローラに対して摺動する弧状のガイドとにより構成されてもよい。この場合、回動支持部30又は摺動支持部35のいずれか一方に少なくとも1つのローラを配置し、他方に2つ以上のローラを配置することが好ましい。
また、上記実施形態では、シート1の前後方向において摺動支持部35よりも前側に回動支持部31を設ける場合について説明したが、摺動支持部35よりも後側に回動支持部31を設けるようにシート1を構成してもよい。
また、上記実施形態では、下部フレーム11の後側取付部11eに突起11fを形成する場合について説明したが、後側取付部11eに代えて他の部材に突起を形成するようにシート1を構成してもよい。
また、上記実施形態では、背もたれ部40の回動軸Bがシート1の前後方向に対して平行又は略平行に設定されている場合について説明した。しかし、回動軸Bがシート1の前後方向に対して傾斜して設定されるようにシート1を構成してもよい。この場合、背もたれ部40の回動により、背もたれ部40の右側と左側とをシート1の前後方向に相対的に移動させることができる。
また、上記実施形態では、下部フレーム11が前側取付部11d及び後側取付部11eを有し、座部20の前側及び後側をそれぞれ回動支持部31及び摺動支持部35を介して下部フレーム11により支持する場合について説明した。しかし、座部20の前側及び後側をそれぞれ回動支持部31及び摺動支持部35を介して下部フレーム11と下部フレーム11以外の部材により支持するように構成してもよく、下部フレーム11以外の2つの部材により支持するように構成してもよい。
10…フレーム、11…下部フレーム、11d…前側取付部、11e…後側取付部、11f…突起、20…座部、21…座部フレーム、30…座部支持機構、31…回動支持部、32…軸受部、33…支持軸部材、35…摺動支持部、36…ローラ、37…ガイド、38…平板部、38a…長孔、39…弧状部、39a…摺動面、40…背もたれ部、50…背もたれ部支持機構。

Claims (5)

  1. 支持部材の上方に取り付けられた座部を有するシートであって、
    前記支持部材に設けられて前記座部を回動可能に支持する回動支持部と、
    前記支持部材又は前記座部のいずれか一方に設けられるローラと、前記支持部材又は前記座部のいずれか他方に設けられて前記ローラに対して摺動する弧状のガイドとにより構成され、前記座部を支持するとともに前記座部の回動を案内する摺動支持部と、
    を備え、
    前記回動支持部は、当該シートの前後方向の一側に配置され、前記摺動支持部は、当該シートの前後方向の一側とは反対側に配置されている、シート。
  2. 前記摺動支持部は、前記支持部材又は前記座部のうち前記ローラが設けられる前記一方に設けられる突起と、前記ガイドに形成されて前記突起に係合するとともに前記座部の回動に伴い前記突起に対して摺動する長孔とを有する、請求項1に記載のシート。
  3. 前記回動支持部は、前記座部の右側と左側とが当該シートの上下方向に相対的に移動するように、前記座部を回動可能に支持する、請求項1又は2に記載のシート。
  4. 前記回動支持部は、前記座部の右側と左側とが当該シートの前後方向に相対的に移動するように、前記座部を回動可能に支持する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート。
  5. 前記回動支持部は、当該シートの前後方向で前記摺動支持部よりも前側に配置されており、当該シートの前後方向で前側よりも後側が高くなるように設定されている回動軸に対して前記座部を回動可能に支持する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシート。
JP2013153735A 2013-07-24 2013-07-24 シート Expired - Fee Related JP6020376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013153735A JP6020376B2 (ja) 2013-07-24 2013-07-24 シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013153735A JP6020376B2 (ja) 2013-07-24 2013-07-24 シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015024680A true JP2015024680A (ja) 2015-02-05
JP6020376B2 JP6020376B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=52489709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013153735A Expired - Fee Related JP6020376B2 (ja) 2013-07-24 2013-07-24 シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6020376B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9511684B2 (en) 2014-04-25 2016-12-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat control device and vehicle seat device
EP3275725A1 (en) 2016-07-25 2018-01-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US9937820B2 (en) 2014-07-08 2018-04-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US11472320B2 (en) 2019-02-26 2022-10-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat for supporting seat cushion while permitting lateral movement

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3466089A (en) * 1968-01-22 1969-09-09 Harvey H Stueckle Self-leveling tractor seat
JPS5017920U (ja) * 1973-06-13 1975-02-27
JPWO2013021497A1 (ja) * 2011-08-10 2015-03-05 トヨタ自動車株式会社 車両用シート装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3466089A (en) * 1968-01-22 1969-09-09 Harvey H Stueckle Self-leveling tractor seat
JPS5017920U (ja) * 1973-06-13 1975-02-27
JPWO2013021497A1 (ja) * 2011-08-10 2015-03-05 トヨタ自動車株式会社 車両用シート装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9511684B2 (en) 2014-04-25 2016-12-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat control device and vehicle seat device
US9937820B2 (en) 2014-07-08 2018-04-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US10328825B2 (en) 2014-07-08 2019-06-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
EP3275725A1 (en) 2016-07-25 2018-01-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US10202053B2 (en) 2016-07-25 2019-02-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US11472320B2 (en) 2019-02-26 2022-10-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat for supporting seat cushion while permitting lateral movement

Also Published As

Publication number Publication date
JP6020376B2 (ja) 2016-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5987989B2 (ja) シート
US9550440B2 (en) Conveyance seat
KR100836500B1 (ko) 자동차용 시트의 리클라이닝장치
CN105313735A (zh) 车辆座椅
JP6020376B2 (ja) シート
JP2011116341A (ja) 車両用シートバックフレームの構造
KR101372957B1 (ko) 차량 시트용 럼버서포트 장치
WO2013160990A1 (ja) 移動体用座席
KR101149075B1 (ko) 럼버 서포트 어셈블리
WO2013099450A1 (ja) ヘッドレスト及び車両用シート
EP2862746B1 (en) Vehicle seat
JP2020028410A (ja) 車両
JP5706143B2 (ja) シート
JP5381092B2 (ja) 車両のシート装置
WO2018016134A1 (ja) 車両用シート
KR101640689B1 (ko) 시트백 볼스터 조절장치
US9308847B2 (en) Lumbar support operation member and vehicle seat
KR200482595Y1 (ko) 시트백 틸팅 장치
JP6013285B2 (ja) シートバック構造
JP2013184488A (ja) ヘッドレスト
JP6974716B2 (ja) 乗物用シート
JP6199208B2 (ja) 乗物用シート
JP2022170775A (ja) 車両用シート
JP6439567B2 (ja) 乗物用シート
JP2021066209A (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6020376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees