JP2015024382A5 - - Google Patents

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上記目的を達成するために、本発明による分離方法は、分離対象としての目的成分を含有する混合ガスである原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収装置と、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生装置と、原料ガスを圧縮するための圧縮機と、供給されるガスの膨張力により作動してエネルギを生み出す膨張機とを備えた分離装置を用いて、原料ガスから前記目的成分を分離する分離方法であって、前記吸収装置内で原料ガスと吸収液とを互いに接触させてその原料ガス中の前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収工程と、前記吸収工程において前記目的成分を吸収した吸収液を前記再生装置内で加熱することによりその吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生工程と、前記再生工程において放散された前記目的成分と再生された吸収液との混合流体を前記目的成分のガスと吸収液とに分離する再生後分離工程と、前記吸収工程及び前記再生工程に先立って、原料ガスに圧縮熱を生じさせるようにその原料ガスを圧縮する圧縮工程と、前記再生後分離工程において分離された前記目的成分のガスを前記膨張機に供給してその目的成分のガスの膨張力で前記膨張機を作動させるとともに当該目的成分のガスを膨張させる膨張工程とを備え、前記再生工程では、前記圧縮工程で圧縮した原料ガスを前記再生装置へ供給して吸収液と熱交換させることにより当該吸収液を加熱し、前記吸収工程では、前記圧縮工程により圧縮された状態で且つ前記再生装置において吸収液と熱交換させた後の原料ガスを、前記吸収装置へ吸収液に前記目的成分を吸収させる原料ガスとして供給し、前記圧縮工程では、前記膨張機によって生み出されたエネルギを前記圧縮機に供給して原料ガスを圧縮するように前記圧縮機を作動させる
この分離方法では、圧縮工程で原料ガスを圧縮することにより原料ガスに圧縮熱が生じて原料ガスが昇温し、その昇温した圧縮後の原料ガスを利用して、再生工程において吸収液から目的成分を放散させてその吸収液を再生させるために吸収液を加熱することができる。このため、再生工程で吸収液を加熱するために別途供給する熱量を低減することができ、その結果、消費エネルギを低減することができる。また、この分離方法では、圧縮工程において圧縮されて圧力が上昇した原料ガスが吸収装置に供給されるため、吸収装置における吸収工程では、圧力が高い条件下で原料ガスから目的成分を吸収液に吸収させることができる。その結果、原料ガスから吸収液への目的成分の吸収効率を高めることができる。そして、このように目的成分の吸収効率を高めることができることから、吸収液の液量を増加させる必要がなくなり、その結果、分離装置の大型化を防ぐことができる。また、この分離方法によれば、再生工程で吸収液から放散され、その後、再生後分離工程で分離された目的成分のガスの膨張力を利用して膨張機でエネルギを生み出し、そのエネルギで圧縮機を作動させて原料ガスを圧縮することができる。このため、圧縮機に別途エネルギを供給して圧縮機を作動させる場合に比べて、原料ガスの圧縮のために消費するエネルギを低減することができる。
また、本発明による分離方法は、分離対象としての目的成分を含有する混合ガスである原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収装置と、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生装置と、前記圧縮工程において原料ガスを圧縮するための圧縮機と、供給されるガスの膨張力により作動してエネルギを生み出す膨張機とを備えた分離装置を用いて、原料ガスから前記目的成分を分離する分離方法であって、前記吸収装置内で原料ガスと吸収液とを互いに接触させてその原料ガス中の前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収工程と、前記吸収工程において前記目的成分を吸収した吸収液を前記再生装置内で加熱することによりその吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生工程と、前記再生工程において放散された前記目的成分と再生された吸収液との混合流体を前記目的成分のガスと吸収液とに分離する再生後分離工程と、前記吸収工程及び前記再生工程に先立って、原料ガスに圧縮熱を生じさせるようにその原料ガスを圧縮する圧縮工程と、前記吸収工程において吸収液に前記目的成分を吸収された後の原料ガスを前記膨張機に供給してその原料ガスの膨張力で前記膨張機を作動させるとともに当該原料ガスを膨張させる膨張工程とを備え、前記再生工程では、前記圧縮工程で圧縮した原料ガスを前記再生装置へ供給して吸収液と熱交換させることにより当該吸収液を加熱し、前記吸収工程では、前記圧縮工程により圧縮された状態で且つ前記再生装置において吸収液と熱交換させた後の原料ガスを、前記吸収装置へ吸収液に前記目的成分を吸収させる原料ガスとして供給し、前記圧縮工程では、前記膨張機によって生み出されたエネルギを前記圧縮機に供給して原料ガスを圧縮するように前記圧縮機を作動させ、前記吸収工程では、前記膨張工程で膨張した前記目的成分のガスを前記吸収装置へ供給して原料ガス及び吸収液と熱交換させることにより、原料ガスから吸収液への前記目的成分の吸収に伴って生じる吸収熱を除熱する
この分離方法では、圧縮工程で原料ガスを圧縮することにより原料ガスに圧縮熱が生じて原料ガスが昇温し、その昇温した圧縮後の原料ガスを利用して、再生工程において吸収液から目的成分を放散させてその吸収液を再生させるために吸収液を加熱することができる。このため、再生工程で吸収液を加熱するために別途供給する熱量を低減することができ、その結果、消費エネルギを低減することができる。また、この分離方法では、圧縮工程において圧縮されて圧力が上昇した原料ガスが吸収装置に供給されるため、吸収装置における吸収工程では、圧力が高い条件下で原料ガスから目的成分を吸収液に吸収させることができる。その結果、原料ガスから吸収液への目的成分の吸収効率を高めることができる。そして、このように目的成分の吸収効率を高めることができることから、吸収液の液量を増加させる必要がなくなり、その結果、分離装置の大型化を防ぐことができる。また、この分離方法によれば、吸収工程において吸収液に目的成分を吸収された後の原料ガスの膨張力を利用して膨張機でエネルギを生み出し、そのエネルギで圧縮機を作動させて原料ガスを圧縮することができる。このため、圧縮機に別途エネルギを供給して圧縮機を作動させる場合に比べて、原料ガスの圧縮のために消費するエネルギを低減することができる。また、この分離方法によれば、膨張工程での膨張に伴って降温した目的成分のガスを利用して、吸収工程で生じる吸収熱を除熱することができる。このため、吸収熱の除熱に用いる冷却媒体の使用量を削減することができる。
また、本発明による分離装置は、分離対象としての目的成分を含有する混合ガスである原料ガスから前記目的成分を分離する分離装置であって、原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収装置と、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生装置と、前記再生装置において放散された前記目的成分のガスと再生された吸収液との混合流体が導入され、その混合流体を前記目的成分のガスと吸収液とに分離する再生側分離器と、原料ガスに圧縮熱を生じさせるようにその原料ガスを圧縮する圧縮機と、ガスの膨張力により回転する膨張機ロータを有していてその膨張機ロータが回転することによりエネルギを生み出す膨張機とを備え、前記再生装置は、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液が導入され、その吸収液から前記目的成分を放散させて当該吸収液を再生させる再生部と、前記圧縮機によって圧縮された原料ガスが導入され、その原料ガスと前記再生部に導入された吸収液とを熱交換させることにより前記再生部に導入された吸収液を加熱する再生装置温調部とを有し、前記吸収装置には、前記圧縮機によって圧縮された後、前記再生装置温調部において吸収液と熱交換した後の原料ガスが導入され、当該吸収装置は、その導入された原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させ、前記膨張機には、前記再生側分離器において分離された前記目的成分のガスが導入され、この導入された前記目的成分のガスの膨張力によって前記膨張機ロータが回転し、前記圧縮機は、前記膨張機によって生み出されたエネルギを受けて作動し、原料ガスを圧縮する
この分離装置によれば、圧縮機が原料ガスを圧縮することにより圧縮熱が生じて原料ガスが昇温し、その昇温した圧縮後の原料ガスを利用して、再生装置において吸収液から目的成分を放散させてその吸収液を再生させるために吸収液を加熱することができる。このため、再生装置で吸収液を加熱するために別途供給する熱量を低減することができ、その結果、消費エネルギを低減することができる。また、この分離装置では、圧縮機によって圧縮されて圧力が上昇した原料ガスが吸収装置に導入されるため、吸収装置は、圧力が高い条件下で原料ガスから目的成分を吸収液に吸収させることができる。その結果、原料ガスから吸収液への目的成分の吸収効率を高めることができる。そして、このように目的成分の吸収効率を高めることができることから、吸収液の液量を増加させる必要がなくなり、その結果、分離装置の大型化を防ぐことができる。また、この分離装置によれば、再生装置で吸収液から放散され、その後、再生側分離器で分離された目的成分のガスの膨張力を利用して膨張機でエネルギを生み出し、そのエネルギで圧縮機を作動させて原料ガスを圧縮することができる。このため、圧縮機に別途エネルギを供給して圧縮機を作動させる場合に比べて、原料ガスの圧縮のために消費するエネルギを低減することができる。
また、本発明による分離装置は、分離対象としての目的成分を含有する混合ガスである原料ガスから前記目的成分を分離する分離装置であって、原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収装置と、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生装置と、前記再生装置において放散された前記目的成分のガスと再生された吸収液との混合流体が導入され、その混合流体を前記目的成分のガスと吸収液とに分離する再生側分離器と、原料ガスに圧縮熱を生じさせるようにその原料ガスを圧縮する圧縮機と、ガスの膨張力により回転する膨張機ロータを有していてその膨張機ロータが回転することによりエネルギを生み出す膨張機とを備え、前記再生装置は、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液が導入され、その吸収液から前記目的成分を放散させて当該吸収液を再生させる再生部と、前記圧縮機によって圧縮された原料ガスが導入され、その原料ガスと前記再生部に導入された吸収液とを熱交換させることにより前記再生部に導入された吸収液を加熱する再生装置温調部とを有し、前記吸収装置には、前記圧縮機によって圧縮された後、前記再生装置温調部において吸収液と熱交換した後の原料ガスが導入され、当該吸収装置は、その導入された原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させ、前記膨張機には、前記吸収装置において吸収液に前記目的成分を吸収された後の原料ガスが導入され、前記膨張機ロータは、この膨張機に導入された原料ガスの膨張力によって回転し、前記圧縮機は、前記膨張機によって生み出されたエネルギを受けて作動し原料ガスを圧縮し、前記吸収装置は、原料ガスと吸収液が導入され、その導入された原料ガスと吸収液とを互いに接触させて当該原料ガスから当該吸収液に前記目的成分を吸収させる吸収部と、前記膨張機から排出された膨張後の前記目的成分のガスが導入され、その目的成分のガスと前記吸収部に導入された原料ガス及び吸収液とを熱交換させることにより、原料ガスから吸収液への前記特定成分の吸収に伴って生じる吸収熱を除熱する吸収装置温調部とを有する
この分離装置によれば、圧縮機が原料ガスを圧縮することにより圧縮熱が生じて原料ガスが昇温し、その昇温した圧縮後の原料ガスを利用して、再生装置において吸収液から目的成分を放散させてその吸収液を再生させるために吸収液を加熱することができる。このため、再生装置で吸収液を加熱するために別途供給する熱量を低減することができ、その結果、消費エネルギを低減することができる。また、この分離装置では、圧縮機によって圧縮されて圧力が上昇した原料ガスが吸収装置に導入されるため、吸収装置は、圧力が高い条件下で原料ガスから目的成分を吸収液に吸収させることができる。その結果、原料ガスから吸収液への目的成分の吸収効率を高めることができる。そして、このように目的成分の吸収効率を高めることができることから、吸収液の液量を増加させる必要がなくなり、その結果、分離装置の大型化を防ぐことができる。また、この分離装置によれば、吸収装置において吸収液に目的成分を吸収された後の原料ガスの膨張力を利用して膨張機でエネルギを生み出し、そのエネルギで圧縮機を作動させて原料ガスを圧縮することができる。このため、圧縮機に別途エネルギを供給して圧縮機を作動させる場合に比べて、原料ガスの圧縮のために消費するエネルギを低減することができる。また、この分離装置によれば、膨張機での膨張に伴って降温した目的成分のガスを利用して、吸収部で生じる吸収熱を除熱することができる。このため、吸収熱の除熱に用いる冷却媒体の使用量を削減することができる。
また、本発明の参考例として、分離装置は、必ずしも膨張機を備えていなくてもよい。具体的には、圧縮機に電力を供給するために、必ずしも、再生側分離器で分離された目的成分のガス、又は、吸収側分離器で分離された目的成分を吸収された後の原料ガスを利用して膨張機の発電機で発電を行わなくてもよく、圧縮機を作動させるための全ての電力を電源から圧縮機に供給してもよい。

Claims (14)

  1. 分離対象としての目的成分を含有する混合ガスである原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収装置と、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生装置と、原料ガスを圧縮するための圧縮機と、供給されるガスの膨張力により作動してエネルギを生み出す膨張機とを備えた分離装置を用いて、原料ガスから前記目的成分を分離する分離方法であって、
    前記吸収装置内で原料ガスと吸収液とを互いに接触させてその原料ガス中の前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収工程と、
    前記吸収工程において前記目的成分を吸収した吸収液を前記再生装置内で加熱することによりその吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生工程と、
    前記再生工程において放散された前記目的成分と再生された吸収液との混合流体を前記目的成分のガスと吸収液とに分離する再生後分離工程と、
    前記吸収工程及び前記再生工程に先立って、原料ガスに圧縮熱を生じさせるようにその原料ガスを圧縮する圧縮工程と
    前記再生後分離工程において分離された前記目的成分のガスを前記膨張機に供給してその目的成分のガスの膨張力で前記膨張機を作動させるとともに当該目的成分のガスを膨張させる膨張工程とを備え、
    前記再生工程では、前記圧縮工程で圧縮した原料ガスを前記再生装置へ供給して吸収液と熱交換させることにより当該吸収液を加熱し、
    前記吸収工程では、前記圧縮工程により圧縮された状態で且つ前記再生装置において吸収液と熱交換させた後の原料ガスを、前記吸収装置へ吸収液に前記目的成分を吸収させる原料ガスとして供給し、
    前記圧縮工程では、前記膨張機によって生み出されたエネルギを前記圧縮機に供給して原料ガスを圧縮するように前記圧縮機を作動させる、分離方法。
  2. 分離対象としての目的成分を含有する混合ガスである原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収装置と、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生装置と、前記圧縮工程において原料ガスを圧縮するための圧縮機と、供給されるガスの膨張力により作動してエネルギを生み出す膨張機とを備えた分離装置を用いて、原料ガスから前記目的成分を分離する分離方法であって、
    前記吸収装置内で原料ガスと吸収液とを互いに接触させてその原料ガス中の前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収工程と、
    前記吸収工程において前記目的成分を吸収した吸収液を前記再生装置内で加熱することによりその吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生工程と、
    前記再生工程において放散された前記目的成分と再生された吸収液との混合流体を前記目的成分のガスと吸収液とに分離する再生後分離工程と、
    前記吸収工程及び前記再生工程に先立って、原料ガスに圧縮熱を生じさせるようにその原料ガスを圧縮する圧縮工程と、
    前記吸収工程において吸収液に前記目的成分を吸収された後の原料ガスを前記膨張機に供給してその原料ガスの膨張力で前記膨張機を作動させるとともに当該原料ガスを膨張させる膨張工程とを備え、
    前記再生工程では、前記圧縮工程で圧縮した原料ガスを前記再生装置へ供給して吸収液と熱交換させることにより当該吸収液を加熱し、
    前記吸収工程では、前記圧縮工程により圧縮された状態で且つ前記再生装置において吸収液と熱交換させた後の原料ガスを、前記吸収装置へ吸収液に前記目的成分を吸収させる原料ガスとして供給し、
    前記圧縮工程では、前記膨張機によって生み出されたエネルギを前記圧縮機に供給して原料ガスを圧縮するように前記圧縮機を作動させ、
    前記吸収工程では、前記膨張工程で膨張した前記目的成分のガスを前記吸収装置へ供給して原料ガス及び吸収液と熱交換させることにより、原料ガスから吸収液への前記目的成分の吸収に伴って生じる吸収熱を除熱する、分離方法。
  3. 前記膨張機は、供給されるガスの膨張力により回転する膨張機ロータと、この膨張機ロータの回転力を受けて発電する発電機とを有しており、
    前記圧縮工程では、前記発電機によって発電された電力を前記エネルギとして前記圧縮機に供給して当該圧縮機を作動させる、請求項又はに記載の分離方法。
  4. 前記吸収工程では、前記膨張工程で膨張した前記目的成分のガスを前記吸収装置へ供給して原料ガス及び吸収液と熱交換させることにより、原料ガスから吸収液への前記目的成分の吸収に伴って生じる吸収熱を除熱する、請求項に記載の分離方法。
  5. マイクロチャネルである複数の吸収流路が配列された層とマイクロチャネルである複数の吸収装置温調流路が配列された層とが積層された積層体を有する前記吸収装置を備えた前記分離装置を用い、
    前記吸収工程では、前記吸収流路に原料ガスと吸収液とを互いに接触させた状態で流通させながらその原料ガスから吸収液へ前記目的成分を吸収させるとともに、前記吸収装置温調流路に原料ガス及び吸収液よりも低温の流体を流通させてその流体と前記吸収流路を流れる原料ガス及び吸収液との間で熱交換させることにより前記吸収流路での原料ガスから吸収液への前記目的成分の吸収に伴って生じる吸収熱を除熱する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の分離方法。
  6. 前記吸収工程において吸収液に前記目的成分を吸収された後の原料ガスと前記目的成分を吸収した後の吸収液との混合流体を原料ガスと吸収液とに分離する吸収後分離工程をさらに備え、
    前記吸収後分離工程において分離された吸収液をサイフォン現象を利用して前記再生装置へ供給する、請求項1〜のいずれか1項に記載の分離方法。
  7. マイクロチャネルである複数の再生流路が配列された層とマイクロチャネルである複数の再生装置温調流路が配列された層とが積層された積層体を有する前記再生装置を備えた前記分離装置を用い、
    前記再生工程では、前記吸収工程において前記目的成分を吸収した吸収液を前記再生流路に流通させるとともに、前記圧縮工程で圧縮した原料ガスを前記再生装置温調流路に流通させてその原料ガスと前記再生流路を流れる吸収液との間で熱交換させることにより、前記再生流路を流れる吸収液を加熱してその吸収液から前記目的成分を放散させる、請求項1〜のいずれか1項に記載の分離方法。
  8. 分離対象としての目的成分を含有する混合ガスである原料ガスから前記目的成分を分離する分離装置であって、
    原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収装置と、
    前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生装置と、
    前記再生装置において放散された前記目的成分のガスと再生された吸収液との混合流体が導入され、その混合流体を前記目的成分のガスと吸収液とに分離する再生側分離器と、
    原料ガスに圧縮熱を生じさせるようにその原料ガスを圧縮する圧縮機と
    ガスの膨張力により回転する膨張機ロータを有していてその膨張機ロータが回転することによりエネルギを生み出す膨張機とを備え、
    前記再生装置は、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液が導入され、その吸収液から前記目的成分を放散させて当該吸収液を再生させる再生部と、前記圧縮機によって圧縮された原料ガスが導入され、その原料ガスと前記再生部に導入された吸収液とを熱交換させることにより前記再生部に導入された吸収液を加熱する再生装置温調部とを有し、
    前記吸収装置には、前記圧縮機によって圧縮された後、前記再生装置温調部において吸収液と熱交換した後の原料ガスが導入され、当該吸収装置は、その導入された原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させ
    前記膨張機には、前記再生側分離器において分離された前記目的成分のガスが導入され、この導入された前記目的成分のガスの膨張力によって前記膨張機ロータが回転し、
    前記圧縮機は、前記膨張機によって生み出されたエネルギを受けて作動し、原料ガスを圧縮する、分離装置。
  9. 分離対象としての目的成分を含有する混合ガスである原料ガスから前記目的成分を分離する分離装置であって、
    原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させる吸収装置と、
    前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液から前記目的成分を放散させてその吸収液を再生する再生装置と、
    前記再生装置において放散された前記目的成分のガスと再生された吸収液との混合流体が導入され、その混合流体を前記目的成分のガスと吸収液とに分離する再生側分離器と、
    原料ガスに圧縮熱を生じさせるようにその原料ガスを圧縮する圧縮機と、
    ガスの膨張力により回転する膨張機ロータを有していてその膨張機ロータが回転することによりエネルギを生み出す膨張機とを備え、
    前記再生装置は、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液が導入され、その吸収液から前記目的成分を放散させて当該吸収液を再生させる再生部と、前記圧縮機によって圧縮された原料ガスが導入され、その原料ガスと前記再生部に導入された吸収液とを熱交換させることにより前記再生部に導入された吸収液を加熱する再生装置温調部とを有し、
    前記吸収装置には、前記圧縮機によって圧縮された後、前記再生装置温調部において吸収液と熱交換した後の原料ガスが導入され、当該吸収装置は、その導入された原料ガスから前記目的成分を吸収液に吸収させ、
    前記膨張機には、前記吸収装置において吸収液に前記目的成分を吸収された後の原料ガスが導入され、前記膨張機ロータは、この膨張機に導入された原料ガスの膨張力によって回転し、
    前記圧縮機は、前記膨張機によって生み出されたエネルギを受けて作動して原料ガスを圧縮し、
    前記吸収装置は、原料ガスと吸収液が導入され、その導入された原料ガスと吸収液とを互いに接触させて当該原料ガスから当該吸収液に前記目的成分を吸収させる吸収部と、前記膨張機から排出された膨張後の前記目的成分のガスが導入され、その目的成分のガスと前記吸収部に導入された原料ガス及び吸収液とを熱交換させることにより、原料ガスから吸収液への前記特定成分の吸収に伴って生じる吸収熱を除熱する吸収装置温調部とを有する、分離装置。
  10. 前記膨張機は、前記膨張機ロータの回転力を受けて発電する発電機を有し、
    前記圧縮機は、前記発電機と電気的に接続されていて、前記発電機によって発電された電力を受けて作動する、請求項又はに記載の分離装置。
  11. 前記吸収装置は、原料ガスと吸収液が導入され、その導入された原料ガスと吸収液とを互いに接触させて当該原料ガスから当該吸収液に前記目的成分を吸収させる吸収部と、前記膨張機から排出された膨張後の前記目的成分のガスが導入され、その目的成分のガスと前記吸収部に導入された原料ガス及び吸収液とを熱交換させることにより、原料ガスから吸収液への前記特定成分の吸収に伴って生じる吸収熱を除熱する吸収装置温調部とを有する、請求項に記載の分離装置。
  12. 前記吸収装置は、原料ガスと吸収液が導入され、その導入された原料ガスと吸収液とを互いに接触させた状態で流通させながら当該原料ガスから当該吸収液に前記目的成分を吸収させるマイクロチャネルである複数の吸収流路が配列された層と、前記吸収流路を流れる原料ガス及び吸収液よりも低温の流体が導入され、その導入された流体を流通させながらその流体と前記吸収流路を流れる原料ガス及び吸収液との間で熱交換させることにより前記吸収流路での原料ガスから吸収液への前記特定成分の吸収に伴って生じる吸収熱を除熱するマイクロチャネルである複数の吸収装置温調流路が配列された層とが積層された積層体を備える、請求項11のいずれか1項に記載の分離装置。
  13. 前記吸収装置において前記目的成分を吸収した後の吸収液とその吸収液によって前記目的成分を吸収された後の原料ガスとの混合流体が導入され、その混合流体を吸収液と原料ガスとに分離する吸収側分離器をさらに備え、
    前記吸収側分離器は、前記再生装置と接続されていて、当該吸収側分離器で分離された吸収液がサイフォン現象によって前記再生装置へ流れるように前記再生側分離器の高さ位置以上の高さ位置に配置されている、請求項12のいずれか1項に記載の分離装置。
  14. 前記再生部は、前記吸収装置において前記目的成分を吸収した吸収液が導入され、その導入された吸収液を流通させながらその吸収液から前記目的成分を放散させて当該吸収液を再生させるマイクロチャネルである複数の再生流路を有し、
    前記再生装置温調部は、前記圧縮機によって圧縮された原料ガスが導入され、その導入された原料ガスを流通させながらその原料ガスと前記再生流路を流れる吸収液との間で熱交換させることにより前記再生流路を流れる吸収液を加熱するマイクロチャネルである複数の再生装置温調流路を有し、
    前記再生装置は、複数の前記再生流路が配列された層と複数の前記再生装置温調流路が配列された層とが積層された積層体を備える、請求項13のいずれか1項に記載の分離装置。
JP2013155659A 2013-07-26 2013-07-26 分離方法及び分離装置 Active JP5739486B2 (ja)

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