JP2015024116A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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英司 脇坂
裕二 永福
Yuji Nagafuku
裕二 永福
友仁 安食
Tomohito Ajiki
友仁 安食
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Abstract

【課題】衣類乾燥機のフィルタの目詰まりを高精度に検出する。【解決手段】送風機により乾燥室、排気通路103(空気通路)及びフィルタを介して空気を流通させ衣類を乾燥させる衣類乾燥機は、排気通路103中に設けられ冷媒配管132とフィンとを含む熱交換器122を有するヒートポンプと、ホットサーミスタ107a(発熱体)及び温度補償用サーミスタ107b(感温体)を有し熱交換器122の下流側に設けられた流通空気流の流速センサ107とを備え、上記サーミスタ107a・107bは熱交換器122の冷媒配管132に平行に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、ヒートポンプを有する衣類乾燥機に関するものである。
例えば回転ドラム式の衣類乾燥機には衣類から放出される湿潤空気の排気経路中にフィルタが設けられている。また、上記フィルタの目詰まりを検出する検出手段が設けられ、目詰まりが検出されると警告等を発するようになっている。上記検出手段としては、例えば熱交換器の上流側と下流側の間の差圧を検出する差圧センサを用いるものが知られている。すなわち、通過する空気の流量低下に応じて上記差圧が所定レベル以下となったときに、フィルタの目詰まりが生じたと判断するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に流体(気体)の流速や流れ方向を検出するセンサとして、基盤の中央にセンター支柱を立て、このセンター主柱の上端面に2つの温度補償用サーミスタを並立させて取り付けると共に上記センター主柱を中央にしてこの前後対称位置に、センター主柱の高さよりも低いサイド主柱を立て、このサイド主柱の上端面に夫々流速センサを取り付け、流体によって奪われる熱に応じて流速を検出するセンサが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、上記のような気体の流速を検出するセンサ(風速計)の中には、風速を計測するセンサ部の周囲を円筒状の整流部材で囲ったタイプのものがある。
例えば、特許文献3には、エンジンの給気経路に設置された空気流量計が開示されており、その空気流量計は、円筒状の副通路や、その内側に配置された発熱抵抗素子及び温度補償用の感温抵抗体などで構成されている。
しかしながら、上記のように差圧センサを用いる場合には、空気の通路から差圧センサまで連通する配管を設ける必要がある。このため、構造の複雑化や製造コストの増大を招きがちであるという問題点を有していた。
また、本願発明者が、上記特許文献2のように流体によって奪われる熱に応じて流速を検出するセンサを、衣類乾燥機におけるフィルタの目詰まり検出に適用しようと試みたところ、誤検出が生じがちであり、正確にフィルタの目詰まりを検出することが困難であった。
また、リントフィルタは、清掃の度に脱着されるため、うまく装着できずに隙間が生じて、排気経路に糸屑が侵入する場合がある。従って、上述したような風速計を衣類乾燥機に用いると、整流部材に糸屑が引っ掛かり、計測が不安定になるおそれがある。整流部材に引っ掛かった糸屑は、手作業で取り除くしか術はない。従って、その都度、装置をばらして風速計を露わにする面倒な作業が必要になる。
また、従来のヒートポンプ方式の衣類乾燥機としては、図36に示すような衣類乾燥機がある。この衣類乾燥機では、衣類を収納するドラムに吸気するための吸気流路に吸入された空気が、凝縮器(放熱器)と補助ヒータで加熱される。そしてドラム内部で衣類の水分を蒸発させ、ドラムを出た高温多湿空気は排気流路に設けられた蒸発器(吸熱器)によって熱回収されてから外部に排気される排気型ヒートポンプ乾燥機がある。
この排気型ヒートポンプ乾燥機で乾燥時間を短縮するためには、吸気流路の加熱能力を高くする必要があり、熱効率を高くするには吸熱器の熱回収量を大きくする必要がある。
しかしながら、排気型ヒートポンプ乾燥機に標準条件に合わせて大容量圧縮機を適用すると、外気温度が高い場合や、負荷が大きい場合などの過負荷条件下で運転した場合に、ヒートポンプ回路中の冷媒温度や冷媒圧力が高くなり、吸入する冷媒が高温になることによって圧縮機の温度も高くなり、圧縮機の温度が使用許容範囲外になることで、圧縮機がオーバーヒートし停止するといった問題が起こる。このような問題を発生させないためには大容量圧縮機を適用せずに、圧縮機容量を小さくする必要がある。その結果、ヒートポンプ能力が小さく通常運転時の乾燥時間が長いことが問題となる。
一方、排気型ヒートポンプ乾燥機ではないものの、循環型ヒートポンプ乾燥機における冷媒の高温及び高圧対策としては、特許文献4に示すように、循環型ヒートポンプ回路において、熱交換風路外に補助凝縮器を設け、補助凝縮器から熱交換風路外に放熱することでヒートポンプ回路の冷媒温度を低下させる方法がある。しかしながら、熱交換風路外に効率よく放熱するためには補助凝縮器へ送風する専用送風機が必要であり、装置の大型化やコストアップが課題となる。
また、放熱効率を良くするために、補助凝縮器に対してドレン水による水冷を行うといった方法が採られているが、水冷を行うと加熱されたドレン水が蒸発することによる筐体内部での結露又は周囲の温度及び湿度の上昇といった問題が発生する。
従来の排気型ヒートポンプ乾燥機の熱交換風路外に補助凝縮器を設けた構成を図37に示す。しかしながらこの構成では、やはり、熱交換風路外に効率よく放熱するためには補助凝縮器へ送風する専用送風機が必要であり、装置の大型化やコストアップといった課題があり、また、やはり、補助凝縮器に対してドレン水等を用いて水冷を行う場合、吸熱したドレン水の温度上昇によって、筐体内部での結露又は周囲の温度及び湿度の上昇といった問題が発生する。
また、上記のような排気型ヒートポンプ衣類乾燥機では、外気温度が低い場合にヒートポンプ回路内の冷媒温度及び冷媒圧力が低下して、蒸発器に流入する冷媒温度が下がり、蒸発器に着霜が発生し、着霜が進むと蒸発器の目詰まりが発生するという問題がある。
この問題を解決する方法としては、圧縮機容量を小さくし、低温時でも冷媒が氷点下にならないようにする方法がある。しかしながら、圧縮機容量を小さくすると標準条件(常温)における乾燥能力が低下してしまうという問題がある。
また、他の方法として、蒸発器の容量を大きくする方法や、圧縮機をインバータ等の容量可変型にする方法がある。しかしながら、単に蒸発器容量の増大のみで着霜防止を図る場合や、容量可変型圧縮機を採用した場合には、コストアップが大きいというデメリットが問題となる。
なお、排気型ヒートポンプ衣類乾燥機ではないものの、循環型ヒートポンプ衣類乾燥機における吸熱器の着霜対策として、特許文献5に示すように、冷媒回路の上流に配置された放熱器から供給される高圧冷媒を、減圧手段の上流側において吸熱器の一部に通し、吸熱器を加熱するための高圧配管を設けたものがある。
しかしながら、特許文献5に記載されている方法は吸熱器自体を加熱するものであり、吸熱器に流入する冷媒温度を上げるものではない。したがって、外気温度が低い場合には、吸熱器に流入する冷媒温度が低い状態になるという問題は解決しない。
特開2002−233696号公報 特開平5−133972号公報 特開平6−317441号公報 特開2008−79767号公報 特開2008−86693号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、衣類乾燥機において流通する空気の流量を比較的簡潔な構成で、かつ、高精度に検出できるようにすることを目的としている。
また、さらに、本発明の目的は、面倒な作業を行わなくても風速計への糸屑の引っ掛かりが防止でき、信頼性に優れた衣類乾燥機を提供することにある。
また、本発明は、上記問題点を一挙に解決すべくなされたものであり、排気型ヒートポンプ乾燥機において、ヒートポンプ回路における冷媒の高温及び高圧を防止するとともに、筐体内部での結露又は周囲の温度及び湿度の上昇を防止するものである。
また、排気型ヒートポンプ衣類乾燥機において、蒸発器容量の増大又は圧縮機容量の低減を必要とせず、あるいは容量可変型の圧縮機を用いることなく、ヒートポンプ回路における冷媒の低温及び低圧状態における蒸発器への着霜を防止するものである。
第1の発明は、
送風機により乾燥室、空気通路、およびフィルタを介して空気を流通させ、衣類を乾燥させる衣類乾燥機であって、
上記空気通路中に設けられ、冷媒配管とフィンとを含む熱交換器を有するヒートポンプと、
発熱体および感温体を有し、上記熱交換器の下流側に設けられた流通空気流の流速を検出する流速センサとを備え、
上記流速センサの発熱体と感温体とは、上記熱交換器の上記冷媒配管に平行に配置されていることを特徴とする。
これにより、流速センサの発熱体と感温体との位置に流れる空気流の温度は、衣類乾燥機の運転開始時などに、ほぼ同じように変動するので、定常運転時でなくても、比較的簡潔な構成で空気流の流速や風量を高精度に検出することができる。また、フィンの整流効果により空気の流れが安定するので、より高精度な検出が容易になる。
第2の発明は、
第1の発明の衣類乾燥機であって、
上記熱交換器は、上記乾燥室の下流側に設けられていることを特徴とする。
これにより、比較的低温の空気流の温度を検出することによって空気流の流速や風量を検出することができる。
第3の発明は、
第2の発明の衣類乾燥機であって、
上記熱交換器は、冷媒の蒸発器であることを特徴とする。
これにより、特に衣類乾燥機の運転開始時に蒸発器を通過した空気流の温度が変動する場合でも、空気流の流速を高精度に検出することができる。
第4の発明は、
第2の発明の衣類乾燥機であって、上記ヒートポンプは、
上記乾燥室の上流側に設けられた、冷媒の第1の凝縮器と、
上記乾燥室の下流側に設けられた、冷媒の蒸発器と、
上記第1の凝縮器と並列に接続され、上記蒸発器の下流側に設けられた第2の凝縮器とを備え、
上記熱交換器は、上記第2の凝縮器であることを特徴とする。
これにより、第2の凝縮器の作動がON/OFFされることによって空気流の温度が変動する場合でも、空気流の流速を高精度に検出することができる。
第5の発明は、
第1の発明から第4の発明のうち何れか1つの衣類乾燥機であって、
上記発熱体と感温体とは、上記冷媒配管のピッチの1/2以下の精度で、上記冷媒配管に平行に配置されていることを特徴とする。
これにより、発熱体や感温体の組み付け作業を容易にしつつ、空気流の流速を比較的高精度に検出することができる。
第6の発明は、
第1の発明から第5の発明のうち何れか1つの衣類乾燥機であって、
さらに、上記流速センサの出力に基づいて、上記フィルタの目詰まりを検出する検出部を備えたことを特徴とする。
これにより、上記のように空気流の流速が高い精度で検出されるので、フィルタの目詰まりをより正確に検出することができる。
上記流速センサは、例えば、円筒状の整流部と、上記整流部の内側に突出したセンサ部とを有している。そして、上記整流部の一部が分断され、当該整流部に、空気の流れる方向に延びるスリットが形成されている。
この衣類乾燥機によれば、流速センサの整流部の一部が分断され、空気の流れる方向に延びるスリットが形成されているので、整流部に糸屑が引っ掛かっても、スリットを通じて糸屑を抜け出させることができる。
具体的には、上記流速センサは、更に、上記センサ部及び上記整流部を支持し、上記空気通路に取り付けられる基部を有し、上記スリットが、上記基部と対向する位置に形成されているようにするとよい。
そうすれば、スリットは、センサ部の有る基部から最も離れて位置するため、センサ部に当たる空気の流れを大きく乱すことがなく、整流部がスリットに対して左右対称状になるため、糸屑の抜け外れ易さも大きく偏らない。従って、整流部本来の機能を確保したまま、バランスよく糸屑を抜け出させることができる。
より具体的には、風上側に位置する上記整流部の縁部が、上記基部から上記スリットに向かって風下側に傾斜しているようにするとよい。
そうすれば、整流部に引っ掛かった糸屑は、風圧でスリット側に集められ、整流部から自動的に抜け出して外れるようになる。従って、糸屑を取り除く作業を不要にできる。
また、上記センサ部を、付け根部分から突端に向かって風下側に傾斜させてもよい。
そうすれば、センサ部への糸屑の引っ掛かりを抑制することができる。
例えば、上記スリットの幅は、風上側から風下側に向かって次第に小さくなるようにしてもよい。
そうすれば、スリットの内部での空気の流れが、風上側よりも風下側の方が速くなるため、糸屑がスリットに引き込まれ易くなって、糸屑の排出を促すことができる。
また、上記基部の風上側に、上記整流部の前方に位置するとともに取り付け部分から当該整流部に向かって風下側に傾斜したガイド面を形成してもよい。
そうすれば、ガイド面に当たる空気は整流部の方に向かって斜めに流れるようになり、センサ部の前方に斜めに流れる空気の流れが形成される。この空気の流れにより、糸屑がセンサ部に向かうのが邪魔されるため、センサ部に糸屑を引っ掛かり難くできる。
例えば、上記スリットの最小幅は、5mm以下に設定すればよい。
そうすれば、整流部の機能を損なうこと無く、糸屑を整流部から抜け出させることができる。
また、本発明に係る衣類乾燥機は、衣類を収容するドラムと、前記ドラムに吸気するための吸気流路と、前記ドラムから排気するための排気流路と、圧縮機、第1凝縮器、第2凝縮器、減圧器及び蒸発器を有し、前記第1凝縮器が前記吸気流路に配置され、前記蒸発器及び前記第2凝縮器が前記排気流路に配置されたヒートポンプ回路とを備えることを特徴とする。
このようなものであれば、排気流路に第2凝縮器を設けることによって、前記第2凝縮器が排気空気と熱交換し、前記第2凝縮器から放熱することで前記ヒートポンプ回路の冷媒の冷却を行うことができる。これにより、専用送風機からの送風を必要とせず、装置の大型化をすることなく、前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を低下させることができる。また、ドレン水による水冷も必要としないため、ドレン水による水冷に起因する筐体内部での結露又は周囲の温度及び湿度の上昇を防止することができる。
ここで、前記第2凝縮器が独立してヒートポンプ回路の冷媒を冷却し、前記ヒートポンプ回路の冷却効率を高めるためには、前記ヒートポンプ回路が、前記圧縮機、前記第1凝縮器、前記減圧器、前記蒸発器の順に接続されたメイン回路と、前記メイン回路における、前記圧縮機と前記第1凝縮器との間から分岐し、前記第2凝縮器を備え、前記第1凝縮器と減圧器との間に合流するサブ回路とを有していることが望ましい。
前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を所望の値に調節するためには、前記サブ回路において前記第2凝縮器の上流側又は下流側に冷媒流量調整装置を設けることが望ましい。これならば、前記サブ回路へ流入する冷媒量を増加又は減少させることによって前記第2凝縮器の放熱量を調整することができ、前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を所望の値に調節することができる。
更に、別の構成で前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を調節するためには、前記ヒートポンプ回路が、前記圧縮機、前記第1凝縮器、前記減圧器、前記蒸発器の順に接続されたメイン回路と、前記メイン回路における、前記第1凝縮器と前記減圧器との間から分岐し、前記第2凝縮器が設けられ、前記分岐点と前記減圧器との間に合流するサブ回路を有し、前記ヒートポンプ回路における分岐点に、前記メイン回路から前記サブ回路を分岐させる回路切換装置が設けられていることが望ましい。これならば、前記第2凝縮器へ流入する冷媒量を選択的に増加又は減少させることによって前記第2凝縮器の放熱量を調整することができ、前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を調節することができる。
前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力の状況に応じて前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を調節するためには、前記ヒートポンプ回路内の前記圧縮機の下流側に配置された冷媒圧力または冷媒温度を検知する検知手段と、前記冷媒流量調整装置又は前記回路切換装置を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記検知手段の検知結果を取得して、前記ヒートポンプ回路内の冷媒温度または冷媒圧力が所定範囲外になった場合に第2凝縮器へ流入する冷媒量を増加又は減少させることが望ましい。
前記冷媒流量調整装置が閉じられたとき又は前記回路切替弁のサブ回路側が閉じられたときに、前記第2凝縮器内に液冷媒が溜まり込むことを防止するためには、前記サブ回路において、前記第2凝縮器の上流側に冷媒流量調整装置又は回路切換装置、下流側に逆止弁が設けられていることが望ましい。
前記第2凝縮器の放熱効率をより高めるためには、前記第2凝縮器が前記蒸発器の排気流路下流側に配置されていることが望ましい。
装置大型化の防止及び省コスト化を可能にするためには、前記蒸発器と前記第2凝縮器が一体化されていることが望ましい。
ドラム内における衣類の乾燥効率を高めるためには、前記吸気流路に吸気ガスを補助的に加熱するためのヒータが設けられていることが望ましい。
また、本発明に係る衣類乾燥機は、衣類を収容するドラムと、前記ドラムに吸気するための吸気流路と、前記ドラムから排気するための排気流路と、圧縮機、凝縮器、減圧器、第1蒸発器及び第2蒸発器を有するヒートポンプ回路と、を備え、前記凝縮器及び前記第2蒸発器が前記吸気流路に設けられ、前記第1蒸発器が前記排気流路に設けられていることを特徴とする。
このようなものであれば、前記吸気流路に前記第2蒸発器を設けることによって、前記第2蒸発器が吸気空気と熱交換し、前記第2蒸発器が吸熱することで、前記ヒートポンプ回路内における冷媒全体の温度を高めることができる。したがって、蒸発器容量の増大又は圧縮機容量の低減を必要とせず、あるいは容量可変型の圧縮機を用いることなく、ヒートポンプ回路における冷媒の低温及び低圧状態における蒸発器への着霜を防止することができる。また、前記ヒートポンプ回路内における冷媒全体の温度を高めると、前記第1蒸発器の温度が上昇し、外部に排気される空気の温度も上昇する。したがって、前記排気流路における結露を低減することができる。
ここで、前記第2蒸発器が独立してヒートポンプ回路の冷媒を加熱し、前記ヒートポンプ回路の冷媒温度を高めるためには、前記ヒートポンプ回路が、前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧器及び前記第1蒸発器の順に接続されたメイン回路と、前記第2蒸発器が設けられ、前記メイン回路における前記減圧器と前記第1蒸発器との間から分岐し、前記第1蒸発器と前記圧縮機との間に合流するサブ回路とを有していることが望ましい。
前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を所望の値に調節するためには、前記サブ回路において、前記第2蒸発器の上流側又は下流側に冷媒流量調整装置を設けることが望ましい。これならば、前記サブ回路へ流入する冷媒量を増加又は減少させることによって前記第2蒸発器の吸熱量を調整することができ、前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を所望の値に調節することができる。
更に、別の構成で前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を調節するためには、前記ヒートポンプ回路が、前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧器、前記第1蒸発器の順に接続されたメイン回路と、前記第2蒸発器が設けられ、前記メイン回路における前記減圧器と前記第1蒸発器との間から分岐し、前記分岐点と前記第1蒸発器との間に合流するサブ回路を有し、前記ヒートポンプ回路における分岐点に、前記メイン回路と前記サブ回路とを分岐させる3方弁等の回路切換装置が設けられていることが望ましい。これならば、前記第2蒸発器へ流入する冷媒量を選択的に増加又は減少させることによって前記第2蒸発器の吸熱量を調整することができ、前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を調節することができる。
前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力の状況に応じて前記ヒートポンプ回路の冷媒温度及び冷媒圧力を調節するためには、前記ヒートポンプ回路内の前記減圧器と前記圧縮機との間に配置された冷媒圧力または冷媒温度を検知する検知手段と、前記冷媒流量調整装置又は前記回路切換装置を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記検知手段の検知結果を取得して、前記ヒートポンプ回路内の冷媒温度または冷媒圧力が所定値以下になった場合に第2蒸発器へ流入する冷媒量を増加又は減少させることが望ましい。
前記第2蒸発器の吸熱効率をより高めるためには、前記第2蒸発器が前記凝縮器の吸気流路下流側に配置されていることが望ましい。
装置大型化の防止及び省コスト化を可能にするためには、前記凝縮器と前記第2蒸発器とが一体化されていることが望ましい。
ドラム内における衣類の乾燥効率を高めるためには、前記ヒートポンプ回路に加え、前記吸気流路に吸気空気を補助的に加熱するためのヒータが設けられていることが望ましい。
また、さらに、本発明に係る衣類乾燥機は、衣類を収容するドラムと、前記ドラムに吸気するための吸気流路と、前記ドラムから排気するための排気流路と、圧縮機、第1凝縮器、第2凝縮器、減圧器、第1蒸発器及び第2蒸発器を有するヒートポンプ回路とを備え、前記第1凝縮器及び前記第2蒸発器が前記吸気流路に設けられ、前記第1蒸発器及び前記第2凝縮器が前記排気流路に設けられていることを特徴とする。
これにより、冷媒の高温及び高圧状態を防止するとともに、冷媒の低温及び低圧状態における第1蒸発器の着霜を防止することができる。
本発明では、衣類乾燥機において流通する空気の流量を比較的簡潔な構成で高精度に検出できる。
また、整流部に引っ掛かった糸屑を整流部から抜け出させることができるので、面倒な作業を行わなくても風速計への糸屑の引っ掛かりが防止でき、信頼性に優れた衣類乾燥機が実現できる。
また、上記のように構成した本発明によれば、第2凝縮器によって放熱することでヒートポンプ回路を冷却するとともに、ヒートポンプ回路における冷媒温度又は冷媒圧力に応じて、第2凝縮器へ流入する冷媒量を減少又は増加させることで、ヒートポンプ回路内の温度及び圧力を最適な状態で維持することが可能になる。
また、上記のように構成した本発明によれば、蒸発器容量の増大又は圧縮機容量の低減を必要とせず、あるいは容量可変型の圧縮機を用いることなく、ヒートポンプ回路における冷媒の低温及び低圧状態における蒸発器への着霜を防止することができる。
第1実施形態に係る衣類乾燥機の概略構成を模式的に示す説明図である。 第1実施形態に係る熱交換器の冷媒配管の配置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る熱交換器への流速センサの取り付け状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る熱交換器への流速センサの取り付け状態を示す正面図である。 第1実施形態に係る流速センサの配置を示す正面図である。 第1実施形態に係る流速センサの配置を示す側面図である。 第1実施形態に係る第2凝縮器の非作動時の冷媒の流れを示す説明図である。 第1実施形態に係る蒸発器内の冷媒の温度を示すグラフである。 第1実施形態に係る第2凝縮器の非作動時の空気流の温度分布を示す説明図である。 第1実施形態に係る第2凝縮器の作動時の冷媒の流れを示す説明図である。 第1実施形態に係る第2凝縮器内の冷媒の温度を示すグラフである。 第1実施形態に係る第2凝縮器の作動時の空気流の温度分布を示す説明図である。 第1実施形態に係る冷媒配管に平行な方向の空気流の温度分布を示す説明図である。 第1実施形態に係る空気流の温度分布の時間変化を示す説明図である。 比較例の検出風量と実際の風量との関係を示すグラフである。 変形例の流速センサの配置を示す正面図である。 従来の風速計を示す概略斜視図である。 本実施形態に係る風速計を示す概略側面図である。 図18の風速計を風上側から見た概略正面図である。 図19におけるY−Y線での概略断面図である。 風速計の第1変形例を示す概略側面図である。 風速計の第2変形例の要部を示す概略図である。 風速計の他の変形例を示す概略側面図である。 第2実施形態に係る衣類乾燥機の構成を示す模式図。 第2実施形態に係る衣類乾燥機の通常運転状態を示す模式図。 第2実施形態に係る衣類乾燥機の過負荷運転状態を示す模式図。 第3実施形態に係る衣類乾燥機の構成を示す模式図。 過負荷条件、および冷却後の過負荷条件におけるヒートポンプ回路内の圧力−エンタルピー線図。 第2、第3実施形態の変形実施形態に係る衣類乾燥機の構成を示す模式図。 第4実施形態に係る衣類乾燥機の過負荷運転状態を示す模式図。 同実施形態に係る衣類乾燥機の通常運転状態を示す模式図。 低温条件、および低温条件における加熱後のヒートポンプ回路内の圧力−エンタルピー線図。 第5実施形態に係る衣類乾燥機の構成を示す模式図。 第4、第5実施形態の変形実施形態に係る衣類乾燥機の構成を示す模式図。 第6実施形態に係る衣類乾燥機の構成を示す模式図。 従来の排気型ヒートポンプ衣類乾燥機の構成を示す模式図。 従来の排気型ヒートポンプ衣類乾燥機における放熱手段を示す模式図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
(衣類乾燥機の構成)
衣類乾燥機は、図1に示すように、例えば回転ドラムから成る乾燥室101と、吸気通路102(空気通路)と、排気通路103(空気通路)とを有し、送風機104によって、乾燥室101中の衣類を乾燥させるための空気を流通させるようになっている。吸気通路102には、ヒートポンプの第1凝縮器121(吸気側熱交換器)と、ヒータ105とが設けられている。また、排気通路103には、フィルタ106、排気側熱交換器122、および後に詳述する流速センサ107が設けられている。流速センサ107には、検出部108を介して表示警告部109が接続されている。上記排気側熱交換器122は、蒸発器122aと、第2凝縮器122bとが組み合わされて構成されている。
ヒートポンプは、上記第1凝縮器121、蒸発器122a、および第2凝縮器122bに加えて、さらに、圧縮機123、冷媒圧力センサ124、減圧装置125、流量調整装置126、逆止弁127、および制御部128が設けられて構成されている。上記圧縮機123は、冷媒を圧縮して高温高圧にするようになっている。第1凝縮器121は、上記冷媒を凝縮させ、吸気通路102を通過する空気を過熱するようになっている。第2凝縮器122bは、流量調整装置126を介して第1凝縮器121に並列に接続され、冷媒の圧力が所定以上になったとき(サイクル温度が上昇したとき)に作動状態になって、第1凝縮器121による凝縮動作(高温高圧冷媒を放熱させることによる圧力の低下)を補うようになっている。また、蒸発器122aは、上記第1、第2凝縮器121・122bによって凝縮した冷媒を蒸発させ、乾燥室101から排気される空気の熱を回収するようになっている。制御部128は、冷媒圧力センサ124の検出圧力に応じて流量調整装置126を制御し、第2凝縮器122bの作動をON/OFFするようになっている。
上記排気側熱交換器122は、具体的には、例えば図2に示すように、蒸発器122aと第2凝縮器122bとが一体的に組み合わされたもので、例えば銅管である冷媒配管132・135・142と、フィン137とを有するいわゆるフィンアンドチューブタイプの熱交換器が構成されている。上記冷媒配管132・135・142は、水平方向、かつ、空気の流通方向に垂直な方向に配置されている。また、フィン137は、上記冷媒配管132・135・142に垂直な方向(空気の流通方向に平行な方向)に設けられている。
蒸発器122aでは、図2における上方の冷媒流入部131から流入した冷媒が、2系統の流路に分岐して、それぞれ冷媒配管132を水平方向に往復移動しながら下方に移動した後、冷媒配管連結部133・134を介して、上記冷媒配管132よりも空気の流通方向上流側の冷媒配管135を水平方向に往復移動しながら上方に移動し、冷媒排出部136から流出するようになっている。また、第2凝縮器122bでは、図2における上方の冷媒流入部141から流入した冷媒が、冷媒配管142を水平方向に往復移動しながら下方に移動し、冷媒排出部143から流出するようになっている。なお、上記冷媒経路の分岐の有無、分岐数や、流路のレイアウトは、特に限定されるものではない。
流速センサ107は、図3、図4に示すように、ホットサーミスタ107a(発熱体)と、温度補償用サーミスタ107b(感温体)とから構成されている。上記サーミスタ107a・107bの取り付け方は特に限定されないが、例えば排気通路103の底壁部から立設された支柱107c上に取り付けられ、中心軸が空気の流通方向に平行な円筒状の保護リング107dに囲まれて設けられている。上記ホットサーミスタ107aと、温度補償用サーミスタ107bとは、図5、図6に示すように、排気側熱交換器122の冷媒配管132・135・142と平行な方向、すなわち水平方向に並ぶ位置(同じ高さの位置)で、空気の流通方向の位置においても同じ位置に配置されて設けられている。
検出部108は、上記サーミスタ107a・107bの検出結果に基づいて、排気通路103に流通する空気流の流速(流量、風量)を検出するようになっている。より詳しくは、上記ホットサーミスタ107aは、通電されることにより発熱するとともに、その熱の一部が、流通する空気流の流速、および温度に応じて奪われる。そこで、温度補償用サーミスタ107bの検出結果に応じて、上記空気の温度に応じた補償がなされることにより、空気流の流速が検出される。表示警告部109は、例えば、検出された流速が所定以下になったときに、流速センサ107の目詰まりが生じたと判定し、所定の表示や警報音によって警告したり、衣類乾燥機の運転を停止させたりするようになっている。
(定常時の排気側熱交換器122下流側の空気流の温度分布)
まず、流量調整装置126(図1)が閉じて第2凝縮器122bが作動しない場合の定常状態では、図7に示すように、蒸発器122aの冷媒流入部131に、第1凝縮器121によって凝縮した液相の冷媒と気相の冷媒とが混合した2相冷媒が流入する。この2相冷媒は、冷媒配管132・135を流通する間に、液相の冷媒が蒸発しながら排気通路103内の空気流から熱を奪う。そして、液相の冷媒が存在する間は、図8に示すように一定の蒸発温度(沸点)に保たれた後、やがて液相の冷媒が全て蒸発すると、気相の冷媒が過熱により徐々に温度上昇して、冷媒配管135から流出する。そこで、排気側熱交換器122の下流側の空気流には、例えば図9に示すような上下方向の温度分布が生じる。
また、流量調整装置126(図1)が開いて第2凝縮器122bが作動する場合の定常状態では、蒸発器122aで上記と同じ作動が行われるのに加えて、第2凝縮器122bでは、図10に示すように、冷媒流入部141に、圧縮機123によって圧縮、過熱された気相の冷媒が流入する。この気相の冷媒は、冷媒配管142を流通する間に、図11に示すように排気通路103内の空気流に熱を放出して冷却され、やがて液相の冷媒が生じると、一定の凝縮温度に保たれた後、さらに冷却されて気相の冷媒が全て凝縮すると、液相の冷媒が過冷却により徐々に温度低下して、冷媒排出部143から流出する。そこで、排気側熱交換器122の下流側の空気流には、例えば図12に示すような上下方向の温度分布が生じる。
なお、冷媒が各冷媒配管132・135・142内を水平方向に移動する間の冷媒の温度変化は概ね小さいので、排気側熱交換器122の下流側の空気流における水平方向(冷媒配管132・135・142に平行な方向)の温度分布は、例えば図13に示すように、冷却効率が比較的低い両側部付近を除き、ほぼ一定となる。
(排気側熱交換器122下流側の空気流の温度の過渡的変化と温度分布)
図14は、衣類乾燥機の運転が開始された際、および運転中に第2凝縮器122bの作動がON/OFFされる場合における、排気側熱交換器122の下流側の図7、図10に×印で示す上部、中部、および下部位置の空気流の温度変化を示す。同図に示すように、運転開始時には、まず低温低圧の冷媒が冷媒流入部131から流れ込み、蒸発位置が変化しながら流れるため、上部位置ほど急激に空気流の温度が低下する。すなわち、上部、中部、および下部位置での空気流の温度差も時々刻々変動する。やがて例えば7分ほど経過して定常状態に近くなると、上部、中部、および下部位置での空気流の温度自体は異なっても、温度差は、ほぼ一定になる。
一方、第2凝縮器122bがON/OFFされる場合には、ONになるごとに、高温高圧の冷媒が冷媒流入部141から流れ込むため、上部位置ほど急激に空気流の温度が上昇し、温度分布が逆転する。この場合、第2凝縮器122bには過熱された気相の冷媒が流入して2相冷媒になった後、過冷却された液相の冷媒が流出するため、上部、中部、および下部位置での空気流の温度差は一層大きくなるとともに、第2凝縮器122bのON/OFFが繰り返されると温度分布は安定しないことになる。
ここで、例えば比較例として図7、図10に示す中部位置にホットサーミスタ107aを配置し、下部位置に温度補償用サーミスタ107bを配置したとすると、衣類乾燥機の起動時には、例えばホットサーミスタ107aの位置に流れる空気流の温度は、温度補償用サーミスタ107bの位置に流れる空気流の温度(補正温度)より大幅に低くなる。この場合、ホットサーミスタ107aの検出結果は、両空気流の温度が等しい状態で風量がより大きい場合と同様の検出結果となる。それゆえ、例えば図15に示すように実際の風量よりも大きな風量であると検出され、もしフィルタが目詰まりしていたとしても、その目詰まりを検出できないことがある。一方、第2凝縮器122bが作動する時には、例えばホットサーミスタ107aの位置に流れる空気流の温度は、温度補償用サーミスタ107bの位置に流れる空気流の温度(補正温度)より高くなる。この場合、ホットサーミスタ107aの検出結果は、両空気流の温度が等しい状態で風量がより少ない場合と同様の検出結果となる。それゆえ、例えば図15に併せて示すように実際の風量よりも小さな風量であると検出され、もしフィルタが目詰まりしていなかったとしても、目詰まりしていると誤報したり、衣類乾燥機の運転を停止させたりするなどの誤動作を生じることがある。すなわち、エアコンディショナや除湿機等の場合には空気流に温度分布があったとしても比較的安定している時間が長いため温度差の影響を補正することも考えられるが、ヒートポンプを用いた衣類乾燥機の場合には、空気流の温度分布が比較的大きいうえ、その温度分布がめまぐるしく変化するので、単にサーミスタ107a・107bを設けただけでは、それぞれの位置での空気流の温度、およびその変動が異なる場合があり、正確にフィルタの目詰まりを検出することが困難である。
ところが、上記のような比較例に対して、本実施形態のようにホットサーミスタ107aと、温度補償用サーミスタ107bとが冷媒配管132・135・142と平行な方向に配置されている場合には(図5、図6)、これらのサーミスタ107a・107bの位置に流れる空気流の温度は、衣類乾燥機の運転開始時や第2凝縮器122bの作動時でも、ほぼ同じように変動する。また、サーミスタ107a・107bが空気流に垂直な方向に配置されているので、ホットサーミスタ107aの熱が温度補償用サーミスタ107bに影響を与えたり、温度補償用サーミスタ107bがホットサーミスタ107aに当たる流速に影響を与えることもない。したがって、定常運転時でなくても、比較的簡潔な構成で空気流の流速や風量を高精度に検出し、フィルタの目詰まりをより正確に検出することができる。
なお、上記のように第2凝縮器122bが設けられている場合には、その作動のON/OFFによる温度分布の変動が大きいので、サーミスタ107a・107bを冷媒配管132・135・142と平行な方向に配置することによる特に大きな効果が得られるが、これに限らず、第2凝縮器122bが設けられていない場合でも、例えば、サーミスタ107a・107bを蒸発器122aの下流側に冷媒配管132・135と平行な方向に配置して設けることにより、衣類乾燥機の起動時などの温度分布の変動の影響を小さく抑えることができる。
また、サーミスタ107a・107bを排気側熱交換器122の下流側に設けることによって、フィン137の整流効果により空気の流れが安定するので、より高精度な検出が容易になる。この点では、サーミスタ107a・107bを第1凝縮器121の下流側に設けてもよいが、一般には、排気側熱交換器122の下流側に設けるほうが空気流の温度が比較的低い点で有利である。
(変形例)
なお、冷媒配管132・135・142の方向に対してサーミスタ107a・107bを平行な方向に配置する場合の上下方向の位置の精度は、一般に高いほどよいが、例えば図16に示すように、サーミスタ107a・107bの高さ位置のずれTが、上下方向に隣り合う冷媒配管142等のピッチAの1/2以下になる精度で配置されるようにしてもよい。この場合、サーミスタ107a・107bが冷媒配管142等に正確に沿ってはいなくても、上下方向に隣り合う冷媒配管142等の影響を受け難くなるので、やはり、比較的高い精度での流速の検出が容易になる。
(風速計)
次に、上記のような流速センサ107の一種である風速計の具体的な構造について説明する。
ここで、まず、従来の風速計200について、図17を参照して説明する。風速計200は、整流部202や一対のサーミスタ204,204などで構成されている。
各サーミスタ204は、測定用及び基準温度用のサーミスタである。自己発熱素子として白金線などが用いられてもよい。
整流部202は、両端が開口する円筒状の構造からなり、両サーミスタ204は、整流部202の内側に横並びに配置され、中心部に向かって突出している。整流部202は、一方の開口が風上側に向くように配置され、両サーミスタ204に当たる風の流れを安定化させる役割を果たす。
空気の流れが安定している場所に設置されるのであれば、整流部202は必ずしも必要ではない。しかし、乾燥機の場合、風量が多く、排気ダクトの断面積が大きいため、空気の流れは不安定である。しかも、前記のような乾燥機の場合、蒸発器の近傍に設置されており、蒸発器を通過する際の空気流の乱れが大きい場合には、整流部が設けられることが好ましい。
そのため、従来の風速計200を乾燥機に設置した場合、排気ダクトに侵入した糸屑Lの一部は、図17に示したように、整流部202に引っ掛かる。整流部202に糸屑Lが引っ掛かると、風速計200の測定精度が低下するおそれがある。
従って、整流部202に引っ掛かった糸屑Lは手作業で除去しなければならないが、そのためには、風速計200を露出させる必要がある。風速計200を露出させるには、乾燥ドラムの取り外しなど、大掛かりな分解作業を行わなければならず、非常に手間がかかる。
そこで、以下の乾燥機の風速計では、整流部に糸屑Lが引っ掛かっても、自動的に除去することができ、手間のかかる作業を行わなくて済むように、風速計の構造が改良されている。
(風速計の構造例)
図18〜図20に、改良を施した本実施形態の風速計251を示す。なお、図18の白抜き矢印は、空気の流れる方向を示している(図21等も同様)。
風速計251は、センサ部253や整流部255、基部257などで構成されている。基部257は、角柱状の形状を有し、その下面が排気ダクト209の内面に取り付けられている。
整流部255は、両端が開口した円筒状の形状を有し、基部257の上面の両側縁に結合されることによって基部257に支持されている。整流部255は、一方の開口が、風上側(排気ダクト209の上流側)に正対するように配置されている。
センサ部253は、従来の風速計200と同様であり、測定用及び基準温度用の一対のサーミスタ253a,53aで構成されている。配線が繋がる各サーミスタ253aの根本部分は基部257に埋設されており、各サーミスタ253aの検出部位は、基部257の上面から突出し、整流部255の内側に位置している。
整流部255における基部257の上面と対向する位置に、空気が流れる方向に沿って直線状に延びる一筋のスリット259が形成されている。スリット259により、整流部255は、基部257から延びる左右対称な一対の円弧状の部分に分断されている。
整流部255にスリット259が形成されているため、整流部255に引っ掛かった糸屑Lを、スリット259を通じて抜け出させることができる。
スリット259の幅H(最小幅)は、5mm以下に設定するのが好ましい。スリット259の幅は、少なくとも糸屑Lが通り抜ける大きさであればよく、5mmより大きくすると、センサ部253に当たる空気の流れを乱すおそれが大きくなるからである。
更に、スリット259は、センサ部253の有る基部257から最も離れた位置に形成されているため、センサ部253に当たる空気の流れを乱さずに済む。整流部255がスリット259に対して左右対称になるため、糸屑Lの抜け外れ易さが一方に偏ることがない。
また、風上側に位置する整流部255の縁部255aは、基部257からスリット259に向かって風下側に傾斜するように形成されている。従って、整流部255に引っ掛かった糸屑Lは、風圧でスリット259側に集められて整流部255から自動的に外れるため、糸屑Lを取り除く作業が不要になる。
図20に示すように、整流部255の風上側の縁部255aは、断面が風上側に突出する曲面形状に形成されている。従って、整流部255に引っ掛かった糸屑Lは、縁部255aを滑り易くなり、よりいっそう容易にスリット259に導けるようになっている。
従って、この風速計251によれば、整流部255に糸屑Lが引っ掛かっても、風圧で自動的に糸屑Lが取り外されるため、手間のかかる作業を行わなくて済む、メンテナンスフリーな乾燥機が実現できる。
(風速計の第1変形例)
図21に、風速計251の第1変形例を示す。この変形例では、主に、センサ部253や基部257に改良が施されている。
まず、センサ部253については、各サーミスタ253aを、その付け根部分から突端に向かって風下側に傾斜させている。各サーミスタ253aは、元々、整流部255の幅が狭くなった部分に配置されているため、糸屑Lが引っ掛かり難くなっている。それに加え、各サーミスタ253aを風下側に傾けることで、よりいっそう糸屑Lを引っ掛かり難くできる。
そして、基部257については、整流部255の前方に位置しているその風上側の側面を、取り付け部分から整流部255の方に向かって風下側に傾くように傾斜させ、ガイド面261としている。基部257の風上側にこのようなガイド面261を設けることで、ガイド面261に当たる空気は整流部255の前方を横切って斜めに流れるようになる。
従って、センサ部253の前方を遮る空気の流れが形成されるため、排気ダクト209に沿って流れてくる糸屑Lを、この空気の流れで邪魔することによってセンサ部253に引っ掛かり難くできる。
(風速計の第2変形例)
図22に、風速計251の第2変形例を示す。この変形例では、スリット259の形状が変更されている。すなわち、スリット259の幅Hは、一様ではなく、風上側から風下側に向かって次第に小さくなるように形成されている。
スリット259をこのような形状にすると、スリット259の内部での空気の流れが、風上側よりも風下側の方が速くなる。その結果、糸屑Lがスリット259に引き込まれ易くなって、糸屑Lの排出を促すことができる。
なお、本発明にかかる衣類乾燥機は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、図23に示すように、整流部255の縁部255a等は、側方から見て、直線状に傾斜させるだけでなく、流線形にして傾斜させてもよい。
実施形態では、排気式の乾燥機を示したが、循環式の乾燥機にも適用できる。ヒートポンプの代わりにヒータを給気ダクトに設置してもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態における衣類乾燥機100は、吸排気方式のものであり、図24に示すように、衣類を収容するドラム2と、ドラム2に吸気するための吸気流路3と、ドラム2から排気するための排気流路4と、ヒートポンプ回路5と、衣類乾燥機100の各部を制御する制御手段6とを備える。そして、吸気流路3には、吸気空気を補助的に加熱するヒータ7が設けられている。
ヒートポンプ回路5は、圧縮機53、第1凝縮器54a、減圧器55及び蒸発器56が環状にこの順で接続されたメイン回路5aと、このメイン回路5aにおける圧縮機53と第1凝縮器54aとの間から分岐し、冷媒流量調整装置58、第2凝縮器54b及び逆止弁59がこの順に接続され、第1凝縮器54aと減圧器55との間に合流するサブ回路5bとを有するものである。そして、第1凝縮器54aが吸気流路3内に空気と熱交換できるように設けられており、第2凝縮器54b及び蒸発器56が排気流路4内に空気と熱交換できるように設けられている。
第2凝縮器54bは、排気流路4において、蒸発器56の下流側に配置されている。このように配置することで第2凝縮器54bは蒸発器56によって冷却された低温の排気空気と熱交換することができ、第2凝縮器54bの放熱効果を格段に高めることができる。
冷媒流量調整装置58は、電動弁や電磁弁等の流量制御弁であって、弁開度を変化させることで、冷媒流量を調整するものである。また、この流量制御弁58はサブ回路5bにおけるメイン回路5aとの分岐点近傍に配置されている。このように配置されることで流量制御弁58が閉じられている時に発生するサブ回路5b内への冷媒の溜まり込みを可及的に防止することができる。
逆止弁59は、サブ回路5bにおけるメイン回路5aとの合流点近傍に配置されている。このように配置されることで、流量制御弁58が閉じられている時に発生する前記合流点からのサブ回路5b内への冷媒の溜まり込みを防止することができる。
このヒートポンプ回路5において圧縮機53の吐出管(第1凝縮器54aの入口)には、当該第1凝縮器54aに流入する冷媒の圧力を測定する検知手段8が設けられている。
排気流路4には、第2凝縮器54bの下流側に、ドラム2内部からドラム2外部に向かって送風するための送風機10が設けられている。この送風機10は、排気ダクトの圧力損失を考慮して、多翼ファンやターボファン等の静圧の高い遠心ファンを用いている。
制御手段6は、CPU、メモリ、I/Oチャネル、ディスプレイ等の出力機器、キーボードなどの入力機器、ADコンバータ等を有したいわゆるコンピュータであり、前記メモリに格納した制御プログラムにしたがってCPUやその周辺機器が動作することによって、衣類乾燥機100の各部を制御して衣類の乾燥を行うものである。
具体的に制御手段6は、前記検知手段8からの検出信号を取得して、それらが示す冷媒圧力に基づいて、流量制御弁58を制御し第2凝縮器54bへ流入する冷媒流量を制御する。
以下、衣類乾燥機100の制御方法について、図面を参照しながら説明する。
まず、通常運転時における冷媒の流れを図25に示す。図中の矢印が冷媒の流れを示している。通常運転時は流量制御弁58が閉じられている。ヒートポンプ回路5は圧縮機53で高温高圧に圧縮された冷媒が第1凝縮器54aで吸気空気と熱交換を行い、吸気空気を加熱する。ここで、加熱された吸気空気を第1凝縮器54aの下流側に配置されたヒータ7で更に加熱することができる。次に、減圧器55で低温低圧となった冷媒が蒸発器56でドラム2からの排気空気と熱交換を行い、排気空気の熱回収を行って圧縮機53に戻る。このヒートポンプ回路5により従来外部に排熱されていた熱を回収して加熱に再利用することができる。
なお、蒸発器56の下流側は蒸発器56によって冷却された排気空気が流れ、第2凝縮器54bは蒸発器56の下流側に配置されている。したがって、通常運転時は第2凝縮器54bが冷却され、第2凝縮器54bが冷却されることによりサブ回路5bも冷却される。この状態でメイン回路との合流点からサブ回路5bに高圧冷媒が流入すると、冷媒が液化してサブ回路5bに溜まり込むことで循環する冷媒量が減少し、ヒートポンプ能力が低下する可能性がある。本実施例では逆止弁59をサブ回路5bにおけるメイン回路5aとの合流点近傍に備えているため冷媒の溜まり込みを防止できる。
次に、外気温度が高い場合や、負荷が大きい場合などの過負荷条件における冷媒の流れを図26に示す。この過負荷条件で運転すると図28(a)に示すように通常時よりも冷媒温度が上昇して冷媒圧力が高くなる。また圧縮機53の吸入冷媒の過熱度も大きくなる。このとき検知手段8が所定値以上の冷媒圧力を検知すると、制御手段6が流量制御弁58を開放し、このときの弁開度に基づいて分配される高温高圧冷媒が第2凝縮器にも流入する。そうするとヒートポンプ回路5内の冷媒の放熱量が増加し図28(b)に示すように冷媒圧力が低減され、放熱後の冷媒のエンタルピーが小さくなるため、圧縮機53の吸入冷媒のエンタルピーが減少して圧縮機53の温度も低下する。
例えば冷媒の種類がR407Cの場合には、圧縮機53における冷媒圧力の使用許容範囲が3MPa以下に制約されるので、冷媒の圧力が3MPa以下になるように流量制御弁58を制御する。
なお、検知手段8にて冷媒圧力を検知する代わりに、検知手段8が冷媒温度を検知し、検知した冷媒温度に基づいて制御手段6が流量制御弁58を制御する方法でもヒートポンプ回路5における冷媒の温度を制御することができる。
このように構成した第2実施形態に係る衣類乾燥機100によれば、サブ回路5bを設け、当該サブ回路5bに第2凝縮器54bを配置し、さらに当該第2凝縮器54bが排気流路4に設けられていることにより、前記第2凝縮器が排気空気と熱交換し、ヒートポンプ回路5内の冷媒の放熱を行うことができ、過負荷条件などで発生するヒートポンプ回路5の過熱を防ぐことができる。また、第2凝縮器54bの上流側に流量制御弁58を備えることにより、通常運転時における第1凝縮器の放熱能力を損ねることなく、ヒートポンプ回路5内の冷媒温度又は冷媒圧力に応じた冷媒の冷却を行うことができる。これにより、第2凝縮器54bに対して、専用送風機からの送風及びドレン水による水冷を必要とせずに、ヒートポンプ回路における冷媒の高温及び高圧を防止する。
<第3実施形態>
第3実施形態における衣類乾燥機は、図27に示すように、メイン回路5aにおける第1凝縮器54aと減圧器55との間から分岐され、第2凝縮器54bが設けられ、前記分岐点と減圧器55との間に合流するサブ回路5bを有し、ヒートポンプ回路5における分岐点に、メイン回路5aからサブ回路5bを分岐させる回路切換装置60が設けられているものである。通常運転時においては回路切換装置60のサブ回路側出口は閉じており、ヒートポンプ回路5内の冷媒温度又は冷媒圧力が所定値以上になった場合は回路切換装置60のサブ回路5b側を開放し、ヒートポンプ回路5内の冷媒温度及び冷媒圧力を低下させるものである。他の構成は第2実施形態と同じであり、詳細な説明は第2実施形態のものを援用する。なお、図27に付している符号が図24と同一のものは第2実施形態と同じ構成である事を示す。
このように構成した第3実施形態に係る衣類乾燥機100によれば、ヒートポンプ回路5における分岐点に、メイン回路5aからサブ回路5bを分岐させる回路切換装置60が設けられる。したがって、通常時における第1凝縮器の放熱能力を損ねることなく、ヒートポンプ回路5内の冷媒温度又は冷媒圧力に応じた冷媒の冷却を行うことができる。これにより、第2凝縮器54bに対して、専用送風機やドレン水による水冷を必要とせずに、ヒートポンプ回路における冷媒の高温及び高圧を防止する。
なお、上記流量制御弁58は、必ずしも設けなくてもよいが、これを設ける場合には、冷媒流量を細かく調整することが容易にできる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。例えば図29に示すように、圧縮機53、第1凝縮器54a、第2凝縮器54b、減圧器55、蒸発器56の順に直列で接続した場合でも、第2凝縮器54bによるヒートポンプ回路5外への放熱効果を得ることができる。
また、前記実施形態においてヒータ7と、流量制御弁58及び逆止弁59を備えていない場合でも、第2凝縮器54bによるヒートポンプ回路5外への放熱効果を得ることができる。
また、流量制御弁などの冷媒流量調整装置58が、サブ回路5bにおいて、第2凝縮器54bの下流側に配置されていてもヒートポンプ回路5の冷媒温度及び冷媒圧力を調節することができる。
また、第2凝縮器54bは、排気流路4において、蒸発器56の上流側に配置されていても良いし、第2凝縮器54bと蒸発器56が排気流路4の空気の流れに対して並列に配置されていても良い。
また、第2凝縮器54bと蒸発器56を一体化することにより、衣類乾燥機100において省スペース化及び省コスト化が可能になる。
なお、図28(a)(b)においては概略的に描いているが、エンタルピーに応じた圧力を示す線は、若干、右肩あがりとなる。そして、ヒートポンプ回路5で設定される種々の設定値は、一般に、高圧時に右肩上がりの頂点となる圧力を基準に設定されることが好ましい。そのため、圧力センサ(検知手段8)自体は圧縮機53の出口付近に配置することが原理的には好ましい。しかし、実際には、通常、圧力の変化(右肩上がりの変化)はそれほど大きくないため、圧力センサを圧縮機53と減圧器55との間に配置してもよく、この場合でも、上記のような衣類乾燥機の制御などに用いられる所定値の測定は可能である。
また、冷媒の気体と液体が混在する二相状態では、温度と圧力は相関性があるため、冷媒圧力を圧力センサで測定する代わりに、温度センサを備え冷媒温度を測定して流量調整装置を制御するようにしてもよい。ここで、圧縮機53の出口付近の冷媒は気体の状態であるが、第1凝縮器54aで放熱することで凝縮が始まって二相状態になり、第1凝縮器54aの出口付近では全て液化して温度が低下する過冷却状態となる。そのため、温度センサは二相状態である凝縮器の中間付近に設けることが一般に好ましい。しかし、実際には、通常、第1凝縮器54aの出口付近での過冷却によるばらつきは小さいため、温度センサを第1凝縮器54aの出口などに配置する方法でも上記のような衣類乾燥機の制御などに必要な測定は可能である。さらに、圧縮機53の出口においても、精度は多少低くなるかも知れないが、同様の測定は可能である。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
<第4実施形態>
第4実施形態における衣類乾燥機100は、排気式ヒートポンプ衣類乾燥機であり、図30に示すように、衣類を収容するドラム2と、ドラム2に外部から吸気するための吸気流路3と、ドラム2から外部に排気するための排気流路4と、吸気流路3において吸気空気を加熱し、排気流路4において排気空気から吸熱するヒートポンプ回路5と、衣類乾燥機100の各部を制御する制御手段6とを備える。
ヒートポンプ回路5は、圧縮機53、凝縮器54、減圧器55及び第1蒸発器56aが環状にこの順で接続されたメイン回路5aと、このメイン回路5aにおける減圧器55と第1蒸発器56aとの間から分岐し、冷媒流量調整装置58及び第2蒸発器56bがこの順に接続され、第1蒸発器56aと圧縮機53との間に合流するサブ回路5cとを有するものである。
そして、凝縮器54及び第2蒸発器56bが吸気空気と熱交換できるように吸気流路3内に設けられており、第1蒸発器56aが排気空気と熱交換できるように排気流路4内に設けられている。
第2蒸発器56bは、吸気流路3内において、凝縮器54の下流側に配置されている。このように配置することで、第2蒸発器56bは凝縮器54によって加熱された高温の吸気空気と熱交換して冷媒を加熱する。
冷媒流量調整装置58は、電動弁や電磁弁等の流量制御弁であって、弁開度を変化させることで、冷媒流量を調整するものである。また、この流量制御弁58はサブ回路5cにおけるメイン回路5aとの分岐点近傍に配置されている。
排気流路4には、第1蒸発器56aの下流側に、ドラム2内部からドラム2外部に向かって送風するための送風機10が設けられている。この送風機10は、排気ダクトの圧力損失を考慮して、多翼ファンやターボファン等の静圧の高い遠心ファンを用いる。
このヒートポンプ回路5において圧縮機53の吸入管(第1蒸発器56aの出口)には、第1蒸発器56aの出口における冷媒の圧力を測定する検知手段9が設けられている。検知手段9は、検知した圧力値を圧力検出信号として制御手段6に向けて出力するものである。
制御手段6は、CPU、メモリ、I/Oチャネル、ディスプレイ等の出力機器、キーボードなどの入力機器、ADコンバータ等を有したいわゆるコンピュータであり、前記メモリに格納した制御プログラムにしたがってCPUやその周辺機器が動作することによって、衣類乾燥機100の各部を制御して衣類の乾燥を行うものである。
具体的に制御手段6は、前記検知手段9からの検出信号を取得して、それらが示す冷媒圧力に基づいて、流量制御弁58を制御しサブ回路5c、つまり第2蒸発器56bへ流入する冷媒流量を制御する。
以下、衣類乾燥機100の制御方法について、図面を参照しながら説明する。
まず、通常運転時における冷媒の流れを図31に示す。図中の矢印が冷媒の流れを示している。通常運転時は流量制御弁58が閉じられており、サブ回路5cには冷媒が流れない状態となっている。ヒートポンプ回路5は圧縮機53で高温高圧に圧縮された冷媒が凝縮器54で吸気空気と熱交換を行い、吸気空気が加熱される。次に、減圧器55で低温低圧となった冷媒が第1蒸発器56aでドラム2からの排気空気と熱交換を行い、排気空気の熱回収を行って圧縮機53に戻る。このヒートポンプ回路5により従来外部に排熱されていた熱を回収して加熱に再利用することができる。
次に、外気温度が低い低温条件で通常運転すると、図32(a)に示すように冷媒圧力が低下する。この冷媒圧力の低下に伴い、冷媒温度も低下する。したがって圧縮機53の吸入冷媒の圧力も低くなる。このとき検知手段9が所定値以下の冷媒圧力を検知すると、制御手段6が流量制御弁58を制御して開放する。図30に示すように、流量制御弁58が開放されると、弁開度に基づいて分配される低温低圧冷媒が第2蒸発器56bに流入する。そうするとヒートポンプ回路5内の冷媒の温度が上昇し、それに伴って冷媒圧力が上昇する。したがって図32(b)に示すように冷媒圧力が上昇し、加熱後の冷媒のエンタルピーが大きくなる。このように衣類乾燥機100の各部を制御することで、ヒートポンプ回路5内の冷媒温度を上昇させることができる。
なお、検知手段9にて冷媒圧力を検知する代わりに、検知手段9が冷媒温度を検知し、検知した冷媒温度に基づいて制御手段6が流量制御弁58を制御する方法でもヒートポンプ回路5における冷媒の温度を制御することができる。
このように構成した第4実施形態に係る衣類乾燥機100によれば、サブ回路5cの第2蒸発器56bを吸気流路3に設けているので、第2蒸発器56bが加熱された吸気空気と熱交換して第2蒸発器56bが吸熱することで、ヒートポンプ回路5内における冷媒全体の温度を高めることができる。したがって、蒸発器容量の増大又は圧縮機容量の低減を必要とせず、あるいは容量可変型の圧縮機を用いることなく、ヒートポンプ回路5における冷媒の低温及び低圧状態における第1蒸発器56aの着霜を防止することができる。また、ヒートポンプ回路5内における冷媒全体の温度を高めることにより、第1蒸発器56aの温度が上昇し、外部に排気される空気の温度も上昇する。したがって、排気流路4(例えば排気ダクト表面)における結露を低減することができる。
<第5実施形態>
第5実施形態における衣類乾燥機100は、図33に示すように、第2蒸発器56bが設けられ、メイン回路5aにおける減圧器55と第1蒸発器56aとの間から分岐され、この分岐点と第1蒸発器56aとの間に合流するサブ回路5cを有し、ヒートポンプ回路5における前記分岐点に、メイン回路5aからサブ回路5cを分岐させる回路切換装置60が設けられているものである。通常運転時においては回路切換装置60のサブ回路5c側出口は閉じており、ヒートポンプ回路5内の冷媒温度又は冷媒圧力が所定値以下になった場合は回路切換装置60のサブ回路5c側を開放し、ヒートポンプ回路5内の冷媒を加熱するものである。他の構成は第4実施形態と同じであり、詳細な説明は第4実施形態のものを援用する。なお、図33に付している符号が図24と同一のものは第4実施形態と同じ構成である事を示す。
このように構成した第3実施形態に係る衣類乾燥機100は、ヒートポンプ回路5における分岐点に、メイン回路5aからサブ回路5cを分岐させる回路切換装置60が設けられることで、通常時における凝縮器54の放熱能力を損ねることなく、ヒートポンプ回路5内の冷媒温度及び冷媒圧力に応じた冷媒の加熱を行うことができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。例えば図34に示すように、流量制御弁58を備えずに、圧縮機53、凝縮器54、減圧器55、第2蒸発器56b、第1蒸発器56aの順に直列で接続した場合でも、ヒートポンプ回路5における冷媒の温度を上昇させることができ、冷媒の低温及び低圧を防止するとともに、冷媒温度の低下による蒸発器の凍結を防止することができる。
また、流量制御弁58が、サブ回路5cにおいて、第2蒸発器56bの下流側に配置されていても良く、このように構成してもヒートポンプ回路5の冷媒温度及び冷媒圧力を調節することができる。
また、第2蒸発器56bは、吸気流路3において、必ずしも凝縮器54の下流側に配置する必要は無く、例えば第2蒸発器56bと凝縮器54とを並列に設けたものでも良い。
また、凝縮器54と第2蒸発器56bを一体化することにより、衣類乾燥機100において省スペース化及び省コスト化が可能になる。
また、吸気流路3における凝縮器54の下流側に補助的に空気を加熱するための補助ヒータを設けたものでも良い。なお、補助ヒータを設ける場合、第2蒸発器56bはこの補助ヒータの上流側、下流側のどちらに設けても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
<第6実施形態>
前記第2実施形態の構成(図24)と第4実施形態の構成(図30)とを組み合わせて、図35に示すような衣類乾燥機を構成してもよい。
すなわち、メイン回路5aに加えて、第2実施形態のサブ回路5bと第4実施形態のサブ回路5cとを両方とも設けてもよい。これによって、ヒートポンプ回路5における冷媒の高温及び高圧時には、第2実施形態で説明したのと同様に、サブ回路5bの流量制御弁58を開いて冷媒を第2凝縮器54bにも流すことにより、冷媒の高温及び高圧状態を防止するとともに、ヒートポンプ回路5における冷媒の低温及び低圧時には、第4実施形態で説明したのと同様に、サブ回路5cの流量制御弁58を開いて冷媒を第2蒸発器56bにも流すことにより、冷媒の低温及び低圧状態における第1蒸発器56aの着霜を防止することができる。
また、上記と同様に、前記第3実施形態の構成(図27)と第5実施形態の構成(図33)とを組み合わせるなどしてもよい。
以上説明したように、本発明は、ヒートポンプを有する衣類乾燥機等について有用である。
2 ドラム
3 吸気流路
4 排気流路
5 ヒートポンプ回路
5a メイン回路
5b サブ回路
5c サブ回路
6 制御手段
7 ヒータ
8 検知手段
9 検知手段
10 送風機
53 圧縮機
54 凝縮器
54a 第1凝縮器
54b 第2凝縮器
55 減圧器
56 蒸発器
56a 第1蒸発器
56b 第2蒸発器
58 流量制御弁
58 冷媒流量調整装置
59 逆止弁
60 回路切換装置
100 衣類乾燥機
101 乾燥室
102 吸気通路
103 排気通路
104 送風機
105 ヒータ
106 フィルタ
107 流速センサ
107a ホットサーミスタ
107b 温度補償用サーミスタ
107c 支柱
107d 保護リング
108 検出部
109 表示警告部
121 第1凝縮器
122 排気側熱交換器
122a 蒸発器
122b 第2凝縮器
123 圧縮機
124 冷媒圧力センサ
125 減圧装置
126 流量調整装置
127 逆止弁
128 制御部
131 冷媒流入部
132 冷媒配管
133 冷媒配管連結部
134 冷媒配管連結部
135 冷媒配管
136 冷媒排出部
137 フィン
141 冷媒流入部
142 冷媒配管
143 冷媒排出部
209 排気ダクト
251 風速計
253 センサ部
253a サーミスタ
255 整流部
255a 縁部
257 基部
259 スリット
261 ガイド面

Claims (35)

  1. 送風機により乾燥室、空気通路、およびフィルタを介して空気を流通させ、衣類を乾燥させる衣類乾燥機であって、
    上記空気通路中に設けられ、冷媒配管とフィンとを含む熱交換器を有するヒートポンプと、
    発熱体および感温体を有し、上記熱交換器の下流側に設けられた流通空気流の流速を検出する流速センサとを備え、
    上記流速センサの発熱体と感温体とは、上記熱交換器の上記冷媒配管に平行に配置されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 請求項1の衣類乾燥機であって、
    上記熱交換器は、上記乾燥室の下流側に設けられていることを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 請求項2の衣類乾燥機であって、
    上記熱交換器は、冷媒の蒸発器であることを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 請求項2の衣類乾燥機であって、上記ヒートポンプは、
    上記乾燥室の上流側に設けられた、冷媒の第1の凝縮器と、
    上記乾燥室の下流側に設けられた、冷媒の蒸発器と、
    上記第1の凝縮器と並列に接続され、上記蒸発器の下流側に設けられた第2の凝縮器とを備え、
    上記熱交換器は、上記第2の凝縮器であることを特徴とする衣類乾燥機。
  5. 請求項1から請求項4のうち何れか1項の衣類乾燥機であって、
    上記発熱体と感温体とは、上記冷媒配管のピッチの1/2以下の精度で、上記冷媒配管に平行に配置されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  6. 請求項1から請求項5のうち何れか1項の衣類乾燥機であって、
    さらに、上記流速センサの出力に基づいて、上記フィルタの目詰まりを検出する検出部を備えたことを特徴とする衣類乾燥機。
  7. 請求項1から請求項6のうち何れか1項の衣類乾燥機であって、
    上記流速センサは、
    円筒状の整流部と、
    上記整流部の内側に突出したセンサ部と、
    を有し、
    上記整流部の一部が分断され、当該整流部に、空気の流れる方向に延びるスリットが形成されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  8. 請求項7に記載の衣類乾燥機であって、
    上記流速センサは、更に、上記センサ部及び上記整流部を支持し、上記空気通路に取り付けられる基部を有し、
    上記スリットが、上記基部と対向する位置に形成されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  9. 請求項8に記載の衣類乾燥機であって、
    風上側に位置する上記整流部の縁部が、上記基部から上記スリットに向かって風下側に傾斜していることを特徴とする衣類乾燥機。
  10. 請求項7に記載の衣類乾燥機であって、
    上記センサ部が、付け根部分から突端に向かって風下側に傾斜していることを特徴とする衣類乾燥機。
  11. 請求項7に記載の衣類乾燥機であって、
    上記スリットの幅が、風上側から風下側に向かって次第に小さくなっていることを特徴とする衣類乾燥機。
  12. 請求項8に記載の衣類乾燥機であって、
    上記基部の風上側に、上記整流部の前方に位置するとともに取り付け部分から当該整流部に向かって風下側に傾斜したガイド面が形成されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  13. 請求項7に記載の衣類乾燥機であって、
    上記スリットの最小幅が、5mm以下に設定されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  14. 衣類を収容するドラムと、
    前記ドラムに吸気するための吸気流路と、
    前記ドラムから排気するための排気流路と、
    圧縮機、第1凝縮器、第2凝縮器、減圧器及び蒸発器を有し、前記第1凝縮器が前記吸気流路に配置され、前記蒸発器及び前記第2凝縮器が前記排気流路に配置されたヒートポンプ回路とを備えることを特徴とする衣類乾燥機。
  15. 前記ヒートポンプ回路が、前記圧縮機、前記第1凝縮器、前記減圧器及び前記蒸発器の順に接続されたメイン回路と、
    前記メイン回路における、前記圧縮機と前記第1凝縮器との間から分岐し、前記第2凝縮器が設けられ、前記第1凝縮器と減圧器との間に合流するサブ回路とを有していることを特徴とする請求項14記載の衣類乾燥機。
  16. 前記サブ回路において、前記第2凝縮器の上流側又は下流側に冷媒流量調整装置が設けられた請求項15記載の衣類乾燥機。
  17. 前記ヒートポンプ回路が、前記圧縮機、前記第1凝縮器、前記減圧器、前記蒸発器の順に接続されたメイン回路と、
    前記メイン回路における、前記第1凝縮器と前記減圧器との間から分岐し、前記第2凝縮器が設けられ、前記分岐点と前記減圧器との間に合流するサブ回路を有する請求項14記載の衣類乾燥機。
  18. 前記ヒートポンプ回路における分岐点に、前記メイン回路から前記サブ回路を分岐させる回路切換装置が設けられた請求項17記載の衣類乾燥機。
  19. 前記ヒートポンプ回路内の前記圧縮機の下流側に配置された冷媒圧力または冷媒温度を検知する検知手段と、
    前記冷媒流量調整装置を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段が、前記検知手段の検知結果を取得して、前記ヒートポンプ回路内の冷媒圧力または冷媒温度が所定値以上になった場合に第2凝縮器へ流入する冷媒量を増加させる請求項16記載の衣類乾燥機。
  20. 前記ヒートポンプ回路における前記圧縮機の下流側に配置された冷媒圧力または冷媒温度を検知する検知手段と、
    前記回路切換装置を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段が、前記検知手段の検知結果を取得して、前記ヒートポンプ回路内の冷媒圧力または冷媒温度が所定値外になった場合に第2凝縮器へ流入する冷媒量を増加又は減少させる請求項18記載の衣類乾燥機。
  21. 前記サブ回路において、前記第2凝縮器の上流側に冷媒流量調整装置又は回路切換装置、下流側に逆止弁が設けられた請求項15乃至20の何れかに記載の衣類乾燥機。
  22. 前記第2凝縮器が前記蒸発器の排気流路下流側に配置されている請求項14乃至21の何れかに記載の衣類乾燥機。
  23. 前記蒸発器と、前記第2凝縮器が一体化されている請求項14乃至22の何れかに記載の衣類乾燥機。
  24. 前記吸気流路に吸気ガスを補助的に加熱するためのヒータが設けられた請求項14乃至23の何れかに記載の衣類乾燥機。
  25. 衣類を収容するドラムと、
    前記ドラムに吸気するための吸気流路と、
    前記ドラムから排気するための排気流路と、
    圧縮機、凝縮器、減圧器、第1蒸発器及び第2蒸発器を有するヒートポンプ回路とを備え、
    前記凝縮器及び前記第2蒸発器が前記吸気流路に設けられ、前記第1蒸発器が前記排気流路に設けられている衣類乾燥機。
  26. 前記ヒートポンプ回路が、前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧器及び前記第1蒸発器の順に接続されたメイン回路と、
    前記第2蒸発器が設けられ、前記メイン回路における前記減圧器と前記第1蒸発器との間から分岐し、前記第1蒸発器と前記圧縮機との間に合流するサブ回路と、を有している請求項25記載の衣類乾燥機。
  27. 前記サブ回路において、前記第2蒸発器の上流側又は下流側に冷媒流量調整装置が設けられている請求項26記載の衣類乾燥機。
  28. 前記ヒートポンプ回路内の前記減圧器と前記圧縮機との間に配置された冷媒圧力または冷媒温度を検知する検知手段と、
    前記冷媒流量調整装置を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段が、前記検知手段の検知結果を取得して、前記ヒートポンプ回路内の冷媒圧力または冷媒温度が所定値以下になった場合に前記第2蒸発器へ流入する冷媒量を増加させる請求項27記載の衣類乾燥機。
  29. 前記ヒートポンプ回路が、前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧器、前記第1蒸発器の順に接続されたメイン回路と、
    前記第2蒸発器が設けられ、前記メイン回路における前記減圧器と前記第1蒸発器との間から分岐し、前記分岐点と前記第1蒸発器との間に合流するサブ回路を有する請求項25記載の衣類乾燥機。
  30. 前記ヒートポンプ回路における分岐点に、前記メイン回路から前記サブ回路を分岐させる回路切換装置が設けられている請求項29記載の衣類乾燥機。
  31. 前記ヒートポンプ回路における前記減圧器と前記圧縮機との間に配置された冷媒圧力または冷媒温度を検知する検知手段と、
    前記回路切換装置を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段が、前記検知手段の検知結果を取得して、前記ヒートポンプ回路内の冷媒圧力または冷媒温度が所定値以下になった場合に前記第2蒸発器へ流入する冷媒量を増加させる請求項30記載の衣類乾燥機。
  32. 前記吸気流路における前記第2蒸発器が前記凝縮器の下流側に配置されている請求項25乃至31の何れかに記載の衣類乾燥機。
  33. 前記凝縮器と、前記第2蒸発器が一体化されている請求項25乃至32の何れかに記載の衣類乾燥機。
  34. 前記吸気流路に吸気空気を補助的に加熱するためのヒータが設けられた請求項25乃至33の何れかに記載の衣類乾燥機。
  35. 衣類を収容するドラムと、
    前記ドラムに吸気するための吸気流路と、
    前記ドラムから排気するための排気流路と、
    圧縮機、第1凝縮器、第2凝縮器、減圧器、第1蒸発器及び第2蒸発器を有するヒートポンプ回路とを備え、
    前記第1凝縮器及び前記第2蒸発器が前記吸気流路に設けられ、
    前記第1蒸発器及び前記第2凝縮器が前記排気流路に設けられていることを特徴とする衣類乾燥機。
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