JP2015023132A - 半導体装置およびその検査方法 - Google Patents

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政幸 廣井
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秀臣 新宅
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Abstract

【課題】半導体装置の抵抗検査および短絡検査に使用可能なテストパターンを微細化し、また、テストパターンに接続するパッドの数を低減する。【解決手段】1方向に交互に並ぶ複数の第1抵抗体である配線R1および複数の第2抵抗体である配線R2のうち、複数の第1抵抗体を直列接続して構成された蛇型のテストパターンからなる第1抵抗体群と、複数の第2抵抗体を直列接続して構成された蛇型のテストパターンからなる第2抵抗体群とのそれぞれの遠方の端部同士を接続することで、2端子間を結ぶ1本のテストパターンを形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびその検査方法に関し、特に、テストパターンを有する半導体装置およびその検査方法に適用して有効な技術に関するものである。
車載半導体などの高い信頼性を必要とする半導体では、劣化性不良の撲滅が課題となっている。プロセス起因の劣化性不良として確率の高いものには、配線またはビアコンタクト関連の不良がある。例えば、配線の抵抗、容量、短絡もしくは断線などによる異常、またはビアの変質による高抵抗起因の不良などである。
配線の形成不良または劣化性不良などを検査する場合には、例えば検査用に形成された配線からなるTEG(Test Elemental Group)に電位を供給し、電流を測定することで配線の抵抗値などを測定する方法が知られている。また、ビアの形成不良または劣化性不良などを検査する場合には、例えば検査用に形成された複数層の配線およびそれらを接続するビアからなるTEGに電位を供給し、電流を測定することでビアの抵抗値を測定する方法が知られている。
特許文献1(特開2011−503856号公報)には、交互に配置された抵抗器を直列に接続することが記載されている。
特許文献2(特開2010−182932号公報)には、抵抗パターンを等ピッチで配置し、それらを直列に接続することが記載されている。
特許文献3(特開2003−068812号公報)および特許文献4(特開2003−100833号公報)には、コンタクトチェーンを蛇行する蛇状のレイアウトで形成することが記載されている。
特開2011−503856号公報 特開2010−182932号公報 特開2003−068812号公報 特開2003−100833号公報
配線、ビアまたは素子などにおける抵抗、容量、短絡または断線などの様々な項目を検査する場合には、多数の種類のテストパターンを形成する必要がある。この場合、テストパターンを縮小し、当該テストパターンに接続するパッドを低減することが求められる。半導体ウエハ上の例えばスクライブ領域などにTEGを形成する場合、面積の大きいパッドを形成することができる領域は限られているため、各TEGに接続されるパッド数が多いと、半導体ウエハ上に形成するTEGの種類が限られてしまい、検査できる項目が少なくなる。また、パッドを形成する領域を大きく確保すると、半導体装置の微細化が困難となる。
また、配線などの抵抗値を検査することで短絡などの異常を検出するTEGでは、短絡の態様によっては抵抗値の変化が極めて小さくなるため、異常の発生を検出することが困難となり、TEGによる検査の精度が低下する問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態である半導体装置は、1方向に交互に並ぶ複数の第1抵抗体および複数の第2抵抗体を2端子間で直列接続するテストパターンであって、複数の第1抵抗体を直列接続して構成された第1抵抗体群と、複数の第2抵抗体を直列接続して構成された第2抵抗体群とのそれぞれの遠方の端部同士が接続されたテストパターンを有するものである。
また、一実施の形態である半導体装置の検査方法は、1方向に交互に並ぶ複数の第1抵抗体および複数の第2抵抗体を2端子間で直列接続した構成を有し、複数の第1抵抗体を直列接続して構成された第1抵抗体群と、複数の第2抵抗体を直列接続して構成された第2抵抗体群とのそれぞれの遠方の端部同士が接続されたテストパターンを用いて、抵抗検査および短絡検査を行うものである。
また、一実施の形態である半導体装置は、第1端子に接続された第1抵抗体と、第2端子および第1端子に接続された第2抵抗体と、第1抵抗体の近傍に形成され、第2端子に接続された第1短絡確認用パターンと、第2抵抗体の近傍に形成され、第1端子に接続された第2短絡確認用パターンと、を含むテストパターンを有するものである。
また、一実施の形態である半導体装置の検査方法は、第1端子に接続された第1抵抗体と、第2端子および第1端子に接続された第2抵抗体と、第1抵抗体の近傍に形成され、第2端子に接続された第1短絡確認用パターンと、第2抵抗体の近傍に形成され、第1端子に接続された第2短絡確認用パターンと、を含むテストパターンを用い、抵抗検査および短絡検査を行うものである。
本願において開示される一実施の形態によれば、半導体装置の性能を向上させることができる。
また、本願において開示される一実施の形態によれば、半導体装置の検査方法の精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態1である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態1の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態1の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態1の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態1の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態2である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態2である半導体装置の検査方法に用いるTEGの模式的な回路図である。 本発明の実施の形態2である半導体装置の検査方法に用いるTEGの模式的な回路図である。 本発明の実施の形態2の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態2の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態2の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態2の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態2の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの断面図である。 本発明の実施の形態2の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態2の変形例である半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 本発明の実施の形態2である半導体装置の検査方法に用いるTEGの模式的な回路図である。 比較例として示す半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 比較例として示す半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 比較例として示す半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 比較例として示す半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 比較例として示す半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。 比較例として示す半導体装置の検査方法に用いるTEGの模式的な回路図である。 比較例として示す半導体装置の検査方法に用いるTEGの平面レイアウトである。
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
また、以下の実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするために部分的にハッチングを付す場合がある。
また、複数のビアと複数の配線などの導体とを直列に接続して形成した一連の配線路をチェーンと呼ぶ。なお、本願では図を分かりやすくするため、チェーンを構成する配線のうち、下層の配線の幅を広く示しているが、実際には下層の配線と上層の配線とは同じ線幅となることが考えられる。
(実施の形態1)
本実施の形態では、1方向に交互に並ぶ複数の第1抵抗体および複数の第2抵抗体のうち、複数の第1抵抗体を直列接続して形成した蛇型のテストパターンからなる抵抗体群と、複数の第2抵抗体を直列接続して形成した蛇型のテストパターンからなる抵抗体群とのそれぞれの遠方の端部同士を接続することでTEGを構成することについて説明する。
まず、以下に、本実施の形態の半導体装置の検査方法に用いるTEG、つまり本実施の形態の半導体装置の構造を、図1に示す。図1は、本実施の形態の半導体装置を構成するTEGであるテストパターンの平面レイアウトである。図1には配線の平面レイアウトを示しており、複数並んだ抵抗体である配線は1方向に延在する矩形の形状で示しているが、それ以外の配線であって、抵抗体同士を繋ぐ配線などについては図を簡略化して線で示している。また、図を分かり易くするため、一部の配線にはハッチングを付している。具体的には、配線R2にハッチングを付している。
図1に示すテストパターンは、例えば半導体ウエハのスクライブ領域に形成されたTEGを構成するものであり、この場合、当該テストパターンに接続されたパッドもスクライブ領域に形成される。半導体ウエハの主面には、マトリクス状に並んで複数配置されたチップ領域が設けられており、スクライブ領域は、隣り合うチップ領域同士の間を離間させるように形成された線状の領域である。つまり、スクライブ領域は半導体ウエハ上において、半導体ウエハの主面に沿う第1方向、または、半導体ウエハの主面に沿い第1方向に直交する第2方向に延在する領域である。すなわち、第1方向に延在する複数のスクライブ領域と、第2方向に延在する複数のスクライブ領域とは、半導体ウエハ上において交差し、格子状に配置されている。
チップ領域は、例えば単結晶シリコンからなる半導体ウエハ上に形成された複数の半導体素子、つまりトランジスタ、ダイオード、メモリまたは容量素子などを含む回路を有する領域であり、ダイシング工程においてスクライブ領域が切削されることで、チップ領域は個片化されて半導体チップとなる領域である。なお、検査のみに用いられ、製品にはならない半導体ウエハにおいては、半導体ウエハ上に形成されたパッドを用いたプローブ検査などの検査工程のみを行い、ダイシング工程を行わない場合も考えられる。また、スクライブ領域は、スクライブラインと呼ぶこともできる。
図1に示すテストパターンからなるTEGは、複数の抵抗体を直列に接続して形成された1本の配線路の両端のそれぞれにパッド(図示しない)を接続したものである。この2個のパッドに所定の電位を供給し、上記テストパターンに電流を流して抵抗値などを測定することで、テストパターンにおける抵抗異常または短絡などの発生の有無を検査することができる。この検査を行うことにより、半導体装置の製造または試作などにおいて製造管理を行う。TEGに異常を発見した場合には、不良を有する製品が製造されることを防ぐために、当該異常を有する半導体ウエハに対して引き続き製造工程を行うことを中止し、また、後の半導体装置の製造工程にフィードバックすることで、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
図1に示すように、本実施の形態のTEGは、第1方向に延在する複数の配線R1および第1方向に延在する複数の配線R2を第2方向に並べて配置し、それら全てを電気的に直列に接続した1本のテストパターンを有している。ここで、第2方向において配線R1およびR2は交互に配置されている。このため、隣り合う配線R1同士の間には必ず配線R2が配置されており、隣り合う配線R2同士の間には必ず配線R1が配置されている。なお、配線R1、R2は例えばCu(銅)、Al(アルミニウム)を主に含む配線、または半導体基板に不純物を高濃度で打ち込んだ拡散層などからなる低抵抗な導体であるが、本願では検査に用いる上記配線R1、R2を抵抗体と呼ぶ場合がある。
また、上記テストパターンの第2方向における端部の外側には、配線R1、R2と同様の構造を有するダミー配線DPが複数並んで配置されている。ダミー配線DPは上記テストパターンとは電気的に接続されておらず、TEGを用いた検査工程では用いられない配線である。言い換えれば、ダミー配線DPはTEGを用いた電気測定に直接影響しない。
ダミー配線DPは、上記テストパターンの第2方向における端部の配線R1またはR2が、上記テストパターンの第2方向における中央部の配線R1、R2に比べて特殊な条件で形成されることを防ぐために設けられるものである。テストパターン内において配線R1、R2の形成条件にばらつきがあると、テストパターンに異常が発見された場合に、当該異常の原因を特定することが困難となるため、これを防ぐためにダミー配線DPを設けている。ただし、上記の特殊な条件で形成された配線を検査したい場合などは、ダミー配線DPを設けなくてもよい。
第2方向に交互に配置され、直列に接続された配線R1、R2のうち、第2方向における一方の最端部の配線R1は第1端子である端子A1に接続され、もう一方の最端部の配線R2は第2端子である端子B1に接続されている。つまり、上記テストパターンは端子A1、B2の2個の端子間において直列に接続された複数の抵抗体である配線R1、R2により構成されている。端子A1、B1は、スクライブ領域に形成された電極である複数のパッドにそれぞれ接続されている。
ここで、第2方向における一方の最端部の配線R1の、第1方向の一端は上記のように端子A1に接続され、もう一端は配線R2を挟んで隣り合う配線R1に接続されている。つまり、配線R1は隣り合う配線R2ではなく配線R1同士で接続されている。隣り合う配線R1同士はそれぞれの一方の端部が互いに接続されているため、第2方向に並ぶ複数の配線R1は蛇型に蛇行するレイアウトで直列に接続されている。これは、配線R2も同様である。つまり、1本の配線R2が接続されているのは隣りの配線R1ではなく、配線R1を挟んで隣り合う他の配線R2であり、複数の配線R2は直列に接続された蛇型のレイアウトを有している。
ここでは、直列に接続された複数の配線R1からなる蛇型パターンを第1抵抗体群と呼び、同様に、直列に接続された複数の配線R2からなる蛇型パターンを第2抵抗体群と呼ぶ。すなわち、配線R1からなる第1抵抗体群には配線R2は含まれておらず、配線R2からなる第2抵抗体群には配線R1は含まれていない。上記テストパターンは、第1抵抗体群と第2抵抗体群とを直列に接続した構造を有している。
図1に示すように、第1抵抗体群の一方の端部は端子A1に接続され、もう一方の端部は、第2抵抗体群の端部のうち、端子B1と接続されていない方の端部に接続されている。言い換えれば、上記テストパターンを構成する配線R1、R2のうち、第2方向における一方の最端で端子A1に接続された配線R1に隣り合う配線R2は、もう一方の最端で端子B1に接続された配線R2に隣り合う配線R1に接続されている。つまり、第2方向において、第1抵抗体群および第2抵抗体群のそれぞれの片端を除き、第1抵抗体群および第2抵抗体群の遠方の端部同士を接続している。このようにして、第1抵抗体群と第2抵抗体群とは直列に接続されている。
つまり、本実施の形態のTEGは、蛇型の第1抵抗体群と蛇型の第2抵抗体群とをずらして配置することで、各抵抗体群を構成する配線R1、R2を交互に配置し、第1抵抗体群の端部を第2抵抗体群の端部であって、上記第1抵抗体群端部よりも遠い方の端部に接続することで、第2方向において往復するように直列に接続された1本のテストパターンを含むものである。
上記テストパターンに接続された2個のパッドは、半導体ウエハの主面側のスクライブ領域に並んで配置されている。スクライブ領域には複数種類のテストパターンが形成され、それぞれのテストパターンに接続された複数のパッドは、スクライブ領域の延在方向に沿って1列または2列で並んで配置されている。
隣り合うチップ領域間のスクライブ領域の面積に対し、テストパターンは非常に小さい面積を有する構造体であるが、平面視において、テストパターンに対するパッドの面積は非常に大きい。テストパターンに通電させて検査を行う際には、例えばプローブ針をパッドに接触させることでテストパターンに電位を供給するプローブ検査を行う。プローブ検査においてプローブ針をパッドに押し当てる工程では、測定装置内において半導体ウエハの設置位置がずれる虞があり、また、半導体ウエハの反りなどによりパッドの位置にばらつきが生じている虞がある。これらを考慮してパッドの面積を大きく設定するため、パッドの面積を所定の大きさより小さくすることは困難である。したがって、スクライブ領域内に配置できるパッドの数には限りがある。
なお、上記テストパターンからなるTEGおよびそれに接続されたパッドは、スクライブ領域ではなくチップ領域内に形成してもよい。この場合、ダイシング工程によりスクライブ領域を切削したとしても、製品である半導体チップにはTEGが残る。また、チップ領域に回路等を形成し、スクライブ領域にTEGを形成した半導体ウエハは、ダイシング工程を行なう前の段階で製品として取引される場合がある。つまり、スクライブ領域内のみにTEGを形成したとしても、製品である半導体ウエハ内に当該TEGを含む半導体装置が残る。
TEGおよびこれに接続されるパッドを形成する領域がスクライブ領域またはチップ領域のいずれであっても、面積が大きいパッドを半導体ウエハに数多く形成することは困難である。また、パッドより面積が小さいテストパターンからなるTEGであっても、さらに面積縮小できれば、より多くのTEGを搭載することができ、また、テストパターンおよびパッド間の配線などのレイアウトの自由度を高めることができる。また、仮にパッドを多数搭載することが可能であっても、パッド数が多いほど検査工程も煩雑化する問題が生じる。
また、TEGに接続するスイッチング回路をスクライブ領域などに形成すれば、TEGを多数形成しても、パッドの数は2個または1個などの極少数で足りる。しかしTEGを形成する都度、上記回路を形成しようとすると、半導体装置の製造工程が煩雑になり、検査を行うまでに要する時間も増大する。また、当該回路自体に不良が生じる虞もあり、回路の動作を検査する工程を増やす必要が生じることも考えられる。このため、半導体装置の製造コストが増大する。
したがって、1枚の半導体ウエハに多様な素子または配線などからなるTEGを形成し、簡便に検査を行うためには、検査に用いるTEGを微細化してTEGの専有面積を小さくし、さらに、各TEGに接続されるパッドの数を極力低減することが重要となる。
以下では、図1を用いて説明したTEGを用いて行う半導体装置の検査方法について説明する。本実施の形態の半導体装置の検査工程では、図1に示すテストパターンの端子A1、B1間に、上記のようにプローブ検査により電位を供給し、上記テストパターンに流れる電流を測定し、この電流値から抵抗値を算出する。これにより、テストパターンにおける抵抗異常、短絡または断線などの不良の発生の有無を検査することができる。
したがって、半導体装置の製造工程では、配線ピッチなどの構成要素が上記テストパターンと同様であるチップ領域内の素子または配線などにおける不良の有無を、上記検査の結果から推測することができる。また、半導体装置の試作、開発段階では、テストパターンを用いて上記検査を行うことで、配線などのレイアウト、配線間を絶縁する層間絶縁膜の絶縁性、または配線の劣化耐性などに問題がないかどうかを調査することができる。
図1に示すテストパターンを用いた検査工程では、例えば隣り合う配線R1および配線R2間で短絡が起きている場合、抵抗体である配線R1、R2からなるテストパターン内での導通経路が短くなるため、抵抗値が低くなる。したがって、このように抵抗値が期待値の抵抗値、つまりテストパターンに異常がない場合のテストパターンの全経路の合計の抵抗値に比べ、著しく低くなっている場合、短絡が発生していることを判定することができる。
ここで、本実施の形態において隣り合う配線R1、R2は別々の抵抗体群を構成する配線同士であるため、隣り合う配線R1およびR2間に短絡が生じた場合、テストパターン内における電流の導通経路の長さは、短絡などの異常がない場合の導通経路に比べて半分程度の長さとなる。したがって、このような短絡が生じた際に検出される抵抗値は、期待値の抵抗値の約半分となる。
本実施の形態では短絡が生じた場合に抵抗値が1/2程度となるため、検査結果の抵抗値が期待値の約1/2以下の値であれば、短絡を原因とする抵抗異常が発生していると推測することができる。よって、短絡が起きた場合、抵抗値の期待値と検査結果の値とに大きな差が生じることから、本実施の形態では容易に抵抗異常を発見し、原因を特定することが可能である。なお、短絡の有無の判断する抵抗値、つまり短絡判定値は、例えば期待値の抵抗値の1/2よりも少し大きい値にすることが考えられる。
次に、比較例を用いて、本実施の形態の半導体装置およびその検査方法の効果について説明する。図17〜図21は比較例である半導体装置の検査工程に用いられるテストパターンの平面レイアウトである。以下の比較例において示すテストパターンは上記した本実施の形態のテストパターンと同様に、半導体装置の製造、試作においてその特性を検査することにより製造管理を行うために用いられるものである。
テストパターンは、製品の特性を反映し易く、かつ面積が小さいものが望ましい。テストパターンの例としては、各デバイスの抵抗、容量、短絡および断線などを確認するものがある。テストパターンの面積が大きいと半導体ウエハ上のスクライブ領域などに形成することができるパターンの数および種類が限定され、検査できる項目が減ってしまう。また、テストパターンに比べて大きい面積で形成されるパッドの数が多くなると、同様の問題が生じる。
微細化された半導体装置において、半導体ウエハに設けることができる当該テストパターンの数または種類は、半導体ウエハに形成されるパッドの面積に依存する。上述した理由により、個別のパッド面積を極端に縮小するのは難しいため、テストパターン作成する際、如何にパッド数を減じることが可能であるかが課題となる。
配線を含む抵抗体からなるテストパターンにおいては、断線の検査を含む抵抗測定と、短絡の検査を兼ねた、リークまたは耐圧の測定とが行われることが考えられる。上記の抵抗測定において用いられる比較的抵抗値の低い抵抗体については、以下で図17を用いて説明するように、同様なパターンを繰り返し配置して直列に接続することで、測定する総抵抗値を高めて抵抗測定の精度を向上させる手法が用いられる。上記の短絡の検査を兼ねたリークまたは耐圧の測定においても、以下で図18を用いて説明するように、短絡を検出すべき対向部の領域をできるだけ確保するため、同様のパターンを繰り返し配置し、例えば並行に接続する構成が用いられることが考えられる。
図17は、蛇型と呼ばれる、抵抗測定および断線の検査に用いられるテストパターンの例である。このテストパターンは、繰り返して配置した複数の抵抗体、つまり複数の配線RAを直列に接続し、両端を端子として用いる構成を有している。当該テストパターンの接続される端子の構成としては、測定対象となる両端の端子A1および端子B1がそれぞれ単独のまま用いられる2端子測定と、端子A1および端子B2のそれぞれが2個に分けられて計4個の端子を用いる4端子測定とのいずれかが用いられる。
後者は、Kelvin型の測定とも呼ばれ、端子A1および端子B1をそれぞれforce端子とsense端子との2個に分けて、force端子側から電流を印加してsense端子側で電圧を測定、もしくはforce端子側から電圧を印加してsense端子側で電流を測定することで抵抗測定を行う。
抵抗体であるテストパターンの一部に断線が生じていた場合には、端子A1および端子B1間に流れる電流は非常に小さくなり、極端に大きな抵抗値が測定される。隣接する抵抗体間に短絡が生じた場合には、抵抗体の繰り返し数、または短絡位置に依存した抵抗変化が測定される。例えば、図17中に記載された短絡点S1のように、蛇型パターンが蛇行する折り返し部分のごく近傍で短絡が生じても小さな抵抗変化しか観測されず、逆に短絡点S2のように折り返し点から遠方で短絡が起きた場合には比較的大きな抵抗変化が生じるが、繰り返し数が多くなるほど抵抗の変化は小さくなる。
なお、図17では、短絡点S1、S2を破線で描いた楕円により示している。例えば短絡点S1で短絡が起きる場合、短絡点S1の楕円と重なる配線RA同士が、当該楕円が示された箇所において短絡する。
図18は、櫛型と呼ばれ、短絡検査またはリーク、耐圧、および容量測定に広く用いられるテストパターンの例である。櫛型パターンは、近接して対向し、互いに絶縁された抵抗体を繰り返し配置した構成を有しており、検査工程では、並列に接続された双方の抵抗体間の電流、抵抗、または容量を測定するものである。つまり、図18に示す比較例のテストパターンは、第2方向に交互に並べられた複数の配線RBおよび複数の配線RCを有しており、複数の配線RB同士は互いに並列に接続され、複数の配線RC同士は互いに並列に接続されているが、配線RBと配線RCとは絶縁されている。
したがって、基本的に配線RBに接続された端子A1と配線RCに接続された端子B1との間は断線した状態で高抵抗となっている。これに対し、第2方向において隣り合って対向する配線RBおよび配線RC間の何れかの箇所において短絡が生じた場合には、端子A1および端子B1間の抵抗値が著しく低下するため、短絡を検出することが可能である。ただし、当該テストパターンの櫛の歯となる部分が根元付近で断線する場合は、目的とする短絡検査等を正しく行うことができない。この櫛の歯部分の断線の有無は電気的に確認することができないため、対象部に断線が生じないことを別の方法で確認する必要がある。なお、ここでは図を分かり易くするため、配線RCにハッチングを付している。
図19には、図17および図18を用いて説明した上記の蛇型および櫛型の2種のテストパターンを組み合わせたスネークアンドコム型と呼ばれる、抵抗および容量の両方を測定するためのテストパターンを示している。図19に示すように、上記テストパターンは、第2方向において交互に並ぶ抵抗体である配線RDおよびREにより構成されている。隣り合って対向する配線RDおよび配線RE同士は基本的に絶縁されており、各配線RDは直列に接続された蛇型パターンを構成し、その両端のそれぞれは端子A1および端子B1に接続されている。ここでは、図を分かり易くするため、配線REにハッチングを付している。
第2方向において並ぶ配線REは1本置きに別々の端子C1および端子C2にそれぞれ接続されている。つまり、端子C1に接続された櫛型パターンと端子C2に接続された櫛型パターンとのそれぞれが対向し、互いに絶縁されて配置されており、それぞれの櫛型パターンの間に蛇型パターンが配置されている。
このテストパターンでは、端子A1および端子B1間で抵抗測定および断線チェックを行い、端子A1または端子B1と、端子C1および端子C2との間で容量測定および短絡検査を行う。端子C1および端子C2は、接続して単一の端子とすることが可能であるため、計3個の端子を用いて、抵抗測定および断線検査と、容量測定および短絡検査とを行うことができる。
短絡検査および容量測定に関しては、上述の櫛型パターン(図18参照)と同様であり、櫛の歯となる部分の断線が生ずる可能性がある場合には、短絡検査または容量測定が正しく行えているか否かを電気的に確認することができない。また、断線検査に寄与するのは蛇型の部分だけであり、パターン全体のうち断線検査に寄与する面積は、パターン全体の面積の半分程度以下となることが考えられる。つまり、断線検査を行うテストパターンとしては、図19に示すテストパターンは占有面積が大きく、面積に対する効率が低い。
図20には、蛇型パターンを並行に複数配置した、並行線型パターンの例を示している。図20に示すテストパターンは、複数の配線RFからなる一組の蛇型パターンと、複数の配線RGからなる一組の蛇型パターンとを、互いに絶縁された状態で並べて配置した構成を有している。第2方向において、配線RFおよび配線RGは交互に並んで配置されている。なお、ここでは図を分かり易くするため、配線RGにハッチングを付している。
このテストパターンでは、個々の蛇型パターンにおいて抵抗測定および断線検査を行うことができ、各蛇型パターン間の抵抗または電流を測定することによって、短絡検査を行うことが可能である。各蛇型パターンの折り返し部分が交差するため、単層で構成することが出来ない。このため、容量測定ではなく、複層となるコンタクトチェーンまたはビアチェーンに用いられることが考えられる。コンタクトチェーンおよびビアチェーンについては図21を用いて後述する。各蛇型パターンのそれぞれの両端が端子となるため、例えば図20に示すような2本の蛇型パターンの組合せでは4個の端子A1、A2、B1、B2が必要となる。つまり、一組の蛇型パターンは端子A1および端子B1間を結ぶパターンであり、もう一組の蛇型パターンは端子A2および端子B2間を結ぶパターンである。
図21には、図17を用いて説明した蛇型パターンを構成する抵抗体に、コンタクトチェーンまたはビアチェーンを用いた場合の例を示している。コンタクトチェーンとは、例えば半導体基板の主面に不純物を導入して形成された活性領域からなる複数のパターンと、半導体基板上に形成された複数の配線とを、コンタクトプラグを介して交互に直列接続することで形成した抵抗体である。同様に、ビアチェーンとは、下層の配線と、当該配線よりも上層の配線とをビアを介して交互に直列接続することで形成した抵抗体である。コンタクトチェーンおよびビアチェーンは互いに同様のレイアウトで形成することができるため、以下ではビアチェーンを例に説明をする。
なお、本願で示すビアチェーンおよびコンタクトチェーンのパターンの近傍にはダミー配線を示していないが、抵抗体を並べたテストパターンの端部の外側に、当該抵抗体と同様の構造の抵抗体であるチェーンをダミー配線として形成してもよい。
図21に示すように、ビアチェーンは下層の配線RIと、上層の配線RHとを有しており、配線RIの端部および配線RHの端部の間は、柱状の導体からなるビアにより電気的に接続されている。ここでは、第1方向に沿って交互に直列接続された複数の配線RHおよび複数の配線RIを1個の抵抗体として、複数の抵抗体を第2方向に並べ、蛇型に蛇行する形状で各抵抗体を直列に接続している。ビアチェーンは少なくとも2層の配線層に亘って形成されるため、単層で形成することはできない。ただし、互いに絶縁させた配線を交差させることが可能であるので、複雑なレイアウトのパターンを実現することができる。なお、ここでは図を分かり易くするため、配線RIにハッチングを付している。
ビアチェーンでは、配線の抵抗測定および断線検査に加えて、ビアの形成不良などに起因する抵抗異常の検査または断線の検査などを行うことも可能である。ここで示したビアチェーンの構成は、図17〜図20に示した配線RA〜RGのいずれにも適用することができる。
テストパターンの面積およびパッド数を低減する方法としては、図19などを用いて上述したように複数の機能を持つテストパターンを構成する方法の他に、複数種類のテストパターン同士でパッドまたは端子を共有化する方法がある。ただし、パッドまたは端子を共有化する場合、対象となるテストパターンの測定において、パッドを共有した別のテストパターンからの影響が及ばないようにする必要がある。例えば、図20に示すような並行線型のパターンでは、各蛇型パターンの両端を端子とし、各端子を独立に測定する必要があるため、各蛇型パターン間でのパッドまたは端子の共有はできない。
上記の図17〜図21を用いて説明した比較例のTEGにより断線検査および抵抗測定を行う場合、以下のような問題点がある。
すなわち、図17に示す蛇型パターンと図18に示す櫛型パターンを、図19に示すように組み合わせずに個別に設けた場合、蛇型パターンの抵抗測定と、櫛型パターンの短絡測定の両方を別個に行う必要があり、検査工程が煩雑となる。また、蛇型パターンおよび櫛型パターンの端子を共有しない場合には端子が4個必要であり、端子を共有したとしても端子が3個必要であるため、半導体ウエハ上におけるパッドの占有面積が大きい。
また、図17に示す蛇型パターンおよび図18に示す櫛型パターンのうち、断線検査に用いることができるのは蛇型パターンのみであり、短絡検査に用いることができるのは櫛型パターンのみであるため、TEGの占有面積に対する検査の効率が低くなる。また、櫛型パターンの歯の部分において断線が生じることに起因して、短絡の測定が不可能な歯が存在していたとしても、測定不全が生じていることを電気的に検出することができないため、TEGとしての信頼性が低くなる。
また、図19に示すスネークアンドコム型のテストパターンの場合、蛇型パターンの抵抗測定と、櫛型パターンの短絡測定の両方を別個に行う必要があり、検査工程が煩雑である。また、テストパターンに接続される端子は少なくとも3個必要である。また、テストパターン全体のうち、断線検査に用いることができるのは蛇型パターンのみである。また、櫛型パターンの歯の部分において断線が生じることに起因する測定不全を電気的に検出することができない。
また、図20に示す平行線型パターンの場合、2本の蛇型パターンのそれぞれの抵抗測定、および2本の蛇型パターン間での短絡測定のそれぞれを別個に行う必要があり、検査工程が煩雑である。また、テストパターンに接続する端子は4個必要である。また、各蛇型パターンの配線が平面視において一部重なるため、テストパターンを単層で形成することができず、高い精度で容量測定を行うことが困難である。
上記のように、比較例のテストパターンは総じて、櫛型パターンを用いる場合、端子は最低でも3個必要であり、また、断線検査の対象はテストパターン全体から見ると部分的である。並行線型を用いることで、テストパターン全域での断線検査および短絡検査が可能となるが、4個の端子が必要となる。
単層の配線と異なり、構成が複雑で形状のばらつきが比較的大きいコンタクトチェーンまたはビアチェーンでは、容量測定よりも断線検査または短絡検査が必要とされるため、パッドの形成領域を除くテストパターンの形成領域を有効に利用する点で並行線型が有用である。しかしながら、前述のように、スクライブ領域に搭載される検査パターンなどにおいてはテストパターン全体に対するパッドの占有面積が大きく、端子数の増加によって搭載パターン数を削減する必要が生じる。
また、上記比較例のそれぞれにおいてパターンが正常に形成されている場合、非短絡を測定、すなわち非常に大きな抵抗または微小な電流を測定することとなり、比較的長い測定時間を要する。つまり、短絡の有無を正常に観測できているか否かを確認するため、配線間の容量を検査し、微小なリーク電流を計測する必要が生じる場合がある。微小なリーク電流が問題となるような場合は上記測定を行うことが必須となるが、微細なビアチェーンにおけるメタルショートなどのように、比較的明瞭な短絡の有無を確認する際に測定時間の短縮を図ることが困難となる。上記のように微小なリーク電流を計測する場合に長い測定時間が必要となるのは、配線間の容量を測定する際に、配線に電荷がチャージするまで長時間待つ必要があるためである。
上記比較例に対し、本実施の形態では、短絡と断線の両者の検査対象となるテストパターンを、図1に示すような構造で実現している。すなわち、本実施の形態の当該テストパターンは、複数の第1抵抗体および複数の第2抵抗体を第2方向に交互に並べて配置し、複数の第1抵抗体からなる蛇型パターンである第1抵抗体群の一方の端部を、複数の第2抵抗体からなる蛇型パターンである第2抵抗体群の一方の端部であって上記第1抵抗体群の端部に対し遠方の端部とを接続した構造を有している。当該テストパターンは第1抵抗体および第2抵抗体を直列に接続した1本のパターンであるため、当該テストパターンの全体の両端の2端子のみを用いて、比較的検出の容易な大きな抵抗変化を検出することにより、断線および短絡の検査を行うことが出来る。
本実施の形態では、別々の抵抗体群を構成する抵抗体同士を隣り合うように配置し、別々の抵抗体群のそれぞれの端部を接続している。ここで、一組の第1抵抗体群と、他の一組の第2抵抗体群のそれぞれに含まれる抵抗体の本数は同じである。このため、第1抵抗体群を構成する第1抵抗体である配線R1と、これに隣り合う配線、つまり第2抵抗体群を構成する第2抵抗体である配線R2との間で短絡が起きれば、端子A1および端子B1間の通電経路は、短絡が生じない正常な場合のテストパターンの通電経路に対して約半分程度の長さとなる。つまり、短絡が生じた場合のテストパターンの抵抗値は、正常なテストパターンの全体の抵抗値の半分程度となる。
例えば、図1に示す1個のテストパターンを構成する抵抗体群が2個である場合、各抵抗体群を構成する抵抗体、つまり配線R1および配線R2が互いに同程度の抵抗値であれば、配線R1および配線R2間の1箇所で短絡が生じた場合のテストパターン全体の抵抗値は、短絡がないときの約1/2となる。同様に、1個のテストパターンに含まれる抵抗体群が3個の場合(図2参照)、短絡が生じたときの抵抗値は短絡が無いときの1/3程度または2/3程度となる。全体の抵抗値に比して短絡による抵抗変化分が十分大きく、検出が容易であれば、一組の抵抗体群を構成する抵抗体数はより多数であってもよい。また、各蛇型パターンの本数は必ずしも同じ本数でなくてもよい。
なお図2には、本実施の形態の半導体装置であるテストパターンの変形例の平面レイアウトを示しており、このテストパターンは図1の構造に加えて、さらに第3抵抗体である配線R3を第2方向に複数並べて直列した蛇型の第3抵抗体群を含んでいる。つまり、ここでは第1抵抗体群、第2抵抗体群および第3抵抗体群のそれぞれを構成する抵抗体が1本ずつ第2方向に並んで順に配置されている。図2では図を分かり易くするため、配線R2およびR3のそれぞれにハッチングを付している。
第1抵抗体群、第2抵抗体群および第3抵抗体群は直列に接続されることで、端子A1および端子B2間を結ぶ1本のテストパターンを構成している。第1抵抗体群の一方の端部は端子A1に接続され、もう一方の端部は第2抵抗体群の遠方の端部に接続されており、第2抵抗体群の他方の端部は第3抵抗体群の遠方の端部に接続されており、第3抵抗体群の他方の端部は端子B1に接続されている。
図1に示す上記テストパターンにおいて、各抵抗体群のそれぞれの両端のうち、一方の端部には測定端子が接続される。この測定端子が接続される抵抗体を除いた、第2方向におけるテストパターンの両端、すなわち、端子A1に接続されていない方の第1抵抗体群の端部と、端子B1に接続されていない方の第2抵抗体群の一方の端部を接続することで、各抵抗体群を直列に接続する。言い換えれば、複数の蛇型パターンをずらして配置し、それらの蛇型パターンの端部を反対側にある別の蛇型パターン端部と接続することで、第2方向において往復するように直列接続された1本の抵抗体を構成している。
上記の構成により、抵抗測定の対象である複数の抵抗体を直列に接続することで形成されたテストパターンの両端の2端子間を測定することで、テストパターン全体の抵抗を測定するとともに、断線の有無を確認することができ、かつ比較的大きな抵抗変化により、隣接する蛇型パターン間での短絡の検出が可能である。
つまり、2端子間を一度測定すれば、抵抗測定、短絡検査および断線検査を全て行うことができる。これにより、半導体装置の検査工程のスループットを向上させることができる。また、端子は2個で足りるため、半導体ウエハ上に設けるTEGの数または種類を増大させることができる。また、テストパターンのすべての抵抗体を抵抗測定、短絡検査および断線検査の対象とすることができるため、テストパターンの占有面積に対する検査の効率を高めることができる。したがって、TEGの微細化が可能となるため、半導体装置の性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では隣り合う抵抗体同士が別々の抵抗体群を構成する抵抗体であるため、この抵抗体同士の間で短絡が起これば、短絡のない正常なテストパターンに比べて大きな抵抗変化が起こる。したがって、短絡の態様によって抵抗変化の差が小さくなることに起因して、短絡を精度よく検知することが困難となることを防ぐことができる。つまり、半導体装置の検査方法の精度を向上させることができる。
また、櫛型パターンを用いていないため、断線が生じていることを電気的に検出することが可能である。これにより、半導体装置の検査方法の精度を向上させることができる。また、半導体装置の信頼性を向上させることができる。また、短絡の有無に関わらず、比較的時間を要する非短絡の測定を行う必要がなく、測定時間の短縮を図り易い。したがって、半導体装置の検査工程のスループットを向上させることができる。また、パッド数を低減するために、TEGに接続するスイッチング回路を形成する必要がないため、短時間で簡便にTEGを形成することができ、半導体装置の製造コストを抑えることができる。
なお、テストパターンの一部が断線した場合には短絡の検出ができないが、これは本実施の形態のTEGに限らず、上記比較例の全てのテストパターンにおいても同様である。
図2に示すように2種類の抵抗体群を用いたテストパターンにおいても上記と同様の効果を得ることができる。ただし、短絡があった場合の抵抗値は、期待値の抵抗値の1/3程度または2/3程度となるため、短絡判定値は期待値の抵抗値の2/3よりも少し大きい値とすることが望ましい。
なお、変形例として、図21を用いて説明したビアチェーン構造を図1または図3に示す本実施の形態のテストパターンの各抵抗体に適用してもよい。その場合、ビアチェーンである各抵抗体は図21に示すように、各配線を直線上に接続したものでなくてもよく、また、1本のビアチェーンを構成する各配線同士は平行に形成されていなくてもよい。例えば図3に示すように、一種の抵抗体であるポリシリコン膜からなり第1方向に延在するゲート配線R4に、別種の抵抗体であるコンタクトチェーンが蛇行しながら沿うような形状であってもよい。図3には、本実施の形態の半導体装置であるテストパターンの変形例として、抵抗体であるゲート配線R4、拡散層R5、配線R6およびコンタクトプラグCPを含むテストパターンの平面レイアウトを示している。
図3に示すように、蛇型パターンを構成する複数の抵抗体のうち、半分はコンタクトチェーン構造を有しており、各コンタクトチェーンは、半導体基板(図示しない)の主面に不純物を高濃度で打ち込んで形成した活性領域である拡散層R5と、半導体基板上に形成された配線R6と、拡散層R5の上面と配線R6の下面とを接続するコンタクトプラグCPとにより構成されている。各拡散層R5は、第2方向に延在し、平面視において2本のゲート配線R4と重なるパターンであり、配線R6は第1方向に延在する導体であり、コンタクトプラグCPは柱状の導体である。また、ゲート配線R4は半導体基板上にゲート絶縁膜(図示しない)を介して形成された、第1方向に延在するポリシリコンパターンである。なお、図3では図を分かり易くするため、拡散層R5にハッチングを付している。
配線R6および拡散層R5はそれぞれコンタクトプラグCPを介して接続されており、コンタクトチェーンは複数の拡散層R5と複数の配線R6とを交互に直列接続した構造を有している。1本の抵抗体であるコンタクトチェーンは全体として蛇行しながら第1方向に延在しており、1本のコンタクトチェーンは、第2方向において2本のゲート配線R4に挟まれるように配置されている。
図3に示すように、第1抵抗体であるコンタクトチェーンおよび第2抵抗体であるゲート配線R4のそれぞれは第2方向において複数並べて配置されている。コンタクトチェーンとゲート配線R4とは互いに第2方向において交互に配置されているわけではないが、1本のコンタクトチェーンと2本のゲート配線R4とが対になって近接して配置されている。つまり、対になっている一組の第1抵抗体および第2抵抗体が、第2方向において複数組並んで配置されている。
複数のコンタクトチェーンは第2方向に沿って延びるように蛇行しながら直列接続されて第1抵抗体群を構成しており、複数のゲート配線R4は第2方向に沿って延びるように蛇行しながら直列接続されて第2抵抗体群を構成している。
第1抵抗体群および第2抵抗体群は直列接続されている。具体的には、第1抵抗体群の端部であって、端子A1に接続されていない方の端部は、当該端部に対して遠い方の第2抵抗体群の端部に接続されており、第2抵抗体群の他方の端部は端子B1に接続されている。コンタクトチェーンおよびゲート配線R4の構造は、半導体基板上に形成されたMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を模したものであり、このテストパターンを用いれば、実際のMISFETにおいて生じ易い不良を発見することができる。例えば、MISFETにおいてはゲート電極とコンタクトプラグとの間での短絡が起き易いため、上記テストパターンを用い、ゲート配線R4とコンタクトプラグCPとの間での短絡の有無を検査することで、MISFETにおける不良の検出を行うことができる。
ここで、上記のシリコンを含むゲート配線R4および拡散層R5、並びに金属導体である配線R6およびコンタクトプラグCPのように、別種の抵抗体を用いた場合に、単純な蛇型パターンを複数ずらして配置すると、短絡時の抵抗変化が図1に示すテストパターンと異なり不均等となる。図3に示すテストパターンにおいて、仮に第1抵抗体群内でのゲート配線R4の抵抗がコンタクトチェーンに比べて非常に大きいとすると、ゲート配線R4およびコンタクトチェーン間の短絡が、端子A1の近傍で生じた場合には比較的小さな抵抗変化しか測定されず、逆に端子B1の近傍で短絡が生じると大きな抵抗変化が測定される。
これに対して、例えば図4に示すように、各蛇型パターンの両端間の抵抗がほぼ同じになるように結線すれば、短絡の位置に限らず、ほぼ同様の抵抗変化を得ることができる。図4は、本実施の形態の半導体装置のテストパターンの変形例である。ここでは、第1抵抗体の半分はゲート配線R4により構成され、残りの半分はコンタクトチェーンにより構成されており、同様に、第2抵抗体の半分はゲート配線R4により構成され、残りの半分はコンタクトチェーンにより構成されている。
これにより、ゲート配線R4とコンタクトチェーンとのそれぞれの抵抗に大きな差があったとしても、第1抵抗体群と第2抵抗体群のそれぞれの抵抗値をほぼ同一にすることができる。したがって、ゲート配線R4およびコンタクトチェーン間に短絡が生じた場合、短絡がないときの約1/2の抵抗が測定される。つまり、短絡が起きた場合の抵抗値と、短絡がない場合の抵抗値との差にばらつきが生じにくくなり、短絡時の抵抗変化が明確となるため、精度良く短絡を検出することができる。複数の抵抗体が並ぶ第2方向の中央部において、ゲート配線R4とコンタクトチェーンとを接続することで、上記のような構造を得ることができる。
また、各抵抗体の列の延在する方向は、各組を並列に配置する方向、つまり第2方向に対して直行する方向、つまり第1方向でなくてもよい。ここで、図5に、本実施の形態の半導体装置のテストパターンの変形例の平面レイアウトを示す。図5に示すように、各抵抗体を並べて配置する方向、つまり第2方向に対して、斜めに延在する抵抗体を配置してもよい。
また、図示は省略するが、縦および横のそれぞれの方向に延在する複数の配線の組合せからなり、総体的に斜め方向に直列接続されるビアチェーンを1本の抵抗体として用いてもよい。この場合、ビアチェーン全体の断線の有無、および隣接するビアチェーン間の短絡の有無を抵抗変化によって検出することが可能である。
同様に、各抵抗体は、1方向のみに一様に延在している必要はなく、折れ曲がったレイアウトを有していてもよい。この場合も図1に示すテストパターンと同様に、テストパターン全体の断線の有無と、隣接した配線間の短絡の有無とを比較的大きな抵抗変化によって検出することができる。この場合に形成する折れ曲がった抵抗体のように、各抵抗体における方向の変化は必ずしも1回に限るものではなく、複数回の方向変化があってもよい。
なお、本実施の形態では図1に示すように、第2方向においてテストパターン全体の最端に位置する配線R1および配線R2に端子A1および端子B1をそれぞれ接続し、それらの配線R1、R2を除いたテストパターンの両端を接続することで、各抵抗体群を直列に接続している。しかし、逆に、第2方向においてテストパターン全体の最端に位置する配線R1を互いに接続することで各抵抗体群を直列に接続し、それらの配線R1、R2を除いたテストパターンの両端を端子A1、B1にそれぞれ接続してもよい。このような構成であっても本願の検査を行うことは可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、2端子間を結ぶ蛇型パターンの近傍に、当該蛇型パターンから離間して配置された短絡確認用パターンを複数形成し、当該蛇型パターンの各端子と、当該端子から遠い方の当該短絡確認用パターンとを接続することについて説明する。
図6に、本実施の形態の半導体装置であるTEGを構成するテストパターンの平面レイアウトを示す。図6に示すように、本実施の形態のTEGを構成するテストパターンは、第1方向に延在する抵抗体を第2方向に複数並べ、隣接する抵抗体と直列に接続して形成された1本の蛇型パターンを有している。図6では、蛇型パターンを構成する複数の抵抗体のうち、左半分の領域の抵抗体を抵抗体RLとして示し、右半分の領域の抵抗体を抵抗体RRとして示す。第1方向に延在する複数の抵抗体の端部は、隣り合う抵抗体の端部と配線により接続されており、図では当該配線を線で示し、配線と抵抗体とが接続された部分に黒い丸を示している。なお、以降で示す図9、図10、図12、図14および図15においても、線で示す配線と、矩形の抵抗体との接続部に黒い丸を示す。
図6に示す蛇型パターンの一方の抵抗体RL側端部は第1端子である端子A1に接続され、もう一方の抵抗体RR側端部は第2端子である端子B1に接続されている。抵抗体RLおよび抵抗体RRの周囲には、抵抗体RLに近接した短絡確認用パターンST1、および抵抗体RRに近接した短絡確認用パターンST2が配置され、短絡確認用パターンST1は端子B1に接続され、短絡確認用パターンST2は端子A1に接続されている。
以下に述べるように、端子A1および端子B1間における電圧・電流を測定することによって、抵抗体RLおよびRRにより構成される蛇型パターンの全体の抵抗値・断線の有無と、蛇型パターンと短絡確認用パターンST1およびST2との間の短絡を検知することができる。
図6に示すパターンを模式的に示した回路図を図7および図8に示す。これらの回路図では、抵抗体である蛇型パターンの左半分の領域を抵抗RLとして示し、右半分の領域を抵抗RRとして示す。つまり、蛇型パターンを半分に分けた場合、蛇型パターンのうち端子A1側の半分を抵抗RLとし、端子B1側の半分を抵抗RRとする。ここでは、抵抗RRおよび抵抗RLのそれぞれの抵抗値はほぼ同一であるとする。また、これらの回路図では、ビアチェーンを囲む短絡確認用パターンST1、ST2のそれぞれを、矩形の破線により示している。
短絡確認用パターンST1、ST2を破線で示しているのは、蛇型パターン、短絡確認用パターンST1およびST2のそれぞれが正常に形成され、短絡が起きていない場合、端子A1および端子B1間に電位を供給しても、短絡確認用パターンST1、ST2には電流が流れないためである。また、図8では、蛇型パターンの一部である抵抗RLと短絡確認用パターンST1との間で、短絡点S3において短絡が起きた場合の回路図を示しており、短絡により電流が流れない領域の抵抗RLおよびRRは破線で示している。ここでは、短絡点S3を比較的太い線で図示している。
図7に示すように、抵抗RR側に形成された短絡確認用パターンST2は端子A1側に接続されており、逆に、抵抗RL側に形成された短絡確認用パターンST1は端子B1側に接続されている。図7に示すように短絡が起きていない場合、テストパターン全体の抵抗値は、期待値、つまり抵抗RLおよび抵抗RRのそれぞれの抵抗値を合算した値となる。このような正常なテストパターンに対し抵抗測定の検査を実施した場合、計測された抵抗値は、期待値と殆ど変わらない値となる。
これに対し、図8に示すように短絡が生じている場合、抵抗RLの一部分と短絡確認用パターンST2とが導通し、端子A1および端子B1間において抵抗RLおよび短絡確認用パターンST2を介した導通経路が構成されるため、端子A1および端子B1間に電流を流しても、抵抗RLの他の一部および抵抗RRの全体には電流が流れない。これは、短絡確認用パターンST1、ST2のそれぞれが、抵抗RLおよびRRのそれぞれ、つまり、図6に示す蛇型パターンの半分を構成する抵抗体よりも低抵抗であるためである。
上記のように短絡が生じた場合、電流は抵抗RRを経由しなくなるため、端子A1および端子B1間の抵抗値は、期待値の半分以下となる。このように、本実施の形態では、短絡がない正常な蛇型パターンと、短絡が生じているパターンとの抵抗値の差が大きいため、短絡の発生の有無を明確に検出することができる。つまり、短絡検査を容易に、かつ高い精度で行うことができる。なお、ここでは抵抗値のばらつきを考慮し、短絡判定値は期待値の抵抗値の1/2よりも少し大きい値に設定することが望ましい。
なお、図6では、短絡確認用パターンST1、ST2は、それぞれを構成する1本のパターンが抵抗体間に挟まれた構成を有しているが、短絡確認用パターンは必ずしもこの形状である必要はない。つまり短絡確認用パターンは、電気的に直列に接続された抵抗体群に対して二分された形で周囲に近接配置され、かつ、二分された短絡確認用パターンのそれぞれが、当該短絡確認用パターンに近接していない側の抵抗体群端部が接続されている端子に接続されていればよい。
以下では、図9、図10、図11、図12、図14および図15に、本実施の形態の変形例の半導体装置であるTEGを構成するテストパターンの平面レイアウトを示す。また、図13には、図12のX1−X1線における断面図を示す。
図9に示す平面レイアウトは、図6に示す構造に比べて、抵抗体RLおよびRRの個々のパターンが比較的離れて配置されている場合の例である。短絡確認用パターンST1およびST2は、それぞれ抵抗体RL、RRを取り囲みつつ、端子B1、A1にそれぞれ接続されており、図6と同様に、抵抗体RLおよびRRについて、蛇型パターンの全体の抵抗と断線、および短絡確認用パターンとの短絡を、端子A1と端子B1との間の電圧・電流の測定によって検出することができる。
また、図10に示す平面レイアウトは、図19に示されるような、スネークアンドコム型と呼ばれる形状に類似した形で、櫛型となる部分をそれぞれ二つに分断して、各櫛型の部分を、蛇型部を構成する抵抗体である配線R9が接続されている2個の端子A1、B1のうち、遠方側となる端子に接続した場合の例である。この二つに分割された櫛型の部分とは、つまり図10において左側に配置された櫛型形状の短絡確認用パターンST3と、図10において右側に配置された櫛型形状の短絡確認用パターンST4とを指す。
なお、二つに分断された櫛型の部分のそれぞれは、第1方向において対向する一対の櫛型パターンにより構成され、対向する櫛型パターン間には蛇行する配線R9が配置されている。つまり、2個の櫛型形状の短絡確認用パターンST3が第1方向において対抗するように配置され、2個の櫛型形状の短絡確認用パターンST4が第1方向において対抗するように配置されている。
図6および図9と同様に、端子A1および端子B1間の電圧・電流を測定することで、配線9に対して抵抗を検査し、さらに断線の有無と、櫛型形状の短絡確認用パターンST3、ST4との短絡の有無とを検出することができる。
図11に示す平面レイアウトは、図6に示した本実施の形態の半導体装置であるTEGを構成するテストパターンにおいて、抵抗体としてビアチェーンを用いた場合の例である。ビアチェーンは下層の配線R7と、配線R7よりも上層に形成された配線R8とを有しており、配線R7および配線R8間はビアVPにより接続されている。ビアチェーンは、第1方向に沿って並ぶ複数の配線R7、および、第1方向に沿って並ぶ複数の配線R8を交互に直列接続した構造を有している。ここでは図を分かり易くするため、下層の配線R7にハッチングを付している。
また、本実施の形態のテストパターンは、平面視において各ビアチェーンに沿うように形成された短絡確認用パターンを2個有している。図6に示す短絡確認用パターンST1、ST2のそれぞれは、配線R8と同じ高さの層に形成されており、配線R8に対し離間して形成されている。短絡確認用パターンST1、ST2のそれぞれは、平面視において複数の環状の枠を有しており、当該枠内に、1本のビアチェーンを構成する配線R8が複数配置されている。
ここで、短絡確認用パターンST1は、第2方向における蛇型パターンの中心に対し左側の配線R8を囲むように形成され、短絡確認用パターンST2は、第2方向における蛇型パターンの中心に対し右側の配線R8を囲むように形成されている。つまり、蛇型パターンの近傍に形成された短絡確認用パターンST1は蛇型パターンの一方の端部、つまり端子A1側に配置されており、蛇型パターンの近傍に形成された短絡確認用パターンST2は蛇型パターンの一方の端部、つまり端子B1側に配置されている。
短絡確認用パターンST1、ST2は、近接するビアチェーンとの間における短絡の発生の有無を検査するために設けられた導体パターンである。ここで、本実施の形態の半導体装置の特徴として、短絡確認用パターンST1は端子B1に接続されており、短絡確認用パターンST2は端子A1に接続されている。つまり、短絡確認用パターンは、当該短絡確認用パターンが近接する抵抗体であるビアチェーンが構成する蛇型パターンの端部であって、当該短絡確認用パターンから遠い方の端部に電気的に接続されている。逆に言えば、抵抗測定に用いられる蛇型パターンの端部は、当該端部に対して遠い方の短絡確認用パターンに接続されている。
図11において、ビアVPにより接続される配線R7および配線R8によって構成されるビアチェーンは、図7および図8における抵抗体RLおよびRRからなる蛇型パターンに相当し、短絡確認用パターンST1およびST2との短絡が生じていない場合には、端子A1と端子B1間には、配線R7、ビアVP、配線R8の全体としての抵抗値が測定される。図中左側の領域において短絡確認用パターンST1との短絡がある場合には、短絡点より右側のビアチェーン部と並列して、短絡点からST1を介した端子B1への接続が生じるため、端子A1と端子B1間の抵抗値は短絡がない場合に比べて低下する。図中右側の領域において短絡確認用パターンST2との短絡がある場合には、短絡点より左側のビアチェーン部と並列して、短絡点から短絡確認用パターンST2を介した端子A1への接続が生じるため、端子A1および端子B1間の抵抗値は短絡がない場合に比べて低下する。したがって、ビアチェーン部と短絡確認用パターンとの間の短絡の有無を端子A1と端子B1間の抵抗を測定することで確認することができる。
図11に示される例では、図6における抵抗体RLおよびRRと短絡確認用パターンとが同じ配線層で構成ているが、端子A1から端子B1に至る蛇型パターンを構成する抵抗体と短絡確認用パターンは必ずしも同一の層である必要はなく、短絡が生じる可能性がある対象であれば、異なる層であってもよく、また、異なる材料により構成されていてもよい。
図12に示す平面レイアウトは、図11での2層の配線とビアで構成されたビアチェーンに相当する抵抗体の蛇型パターン部分が、コンタクトプラグCPにより接続された拡散層R5および配線R8によって構成されるコンタクトチェーンであり、短絡確認用パターンST1およびST2をゲート配線とした場合の例である。コンタクトチェーンに断線が無く、かつ短絡確認用パターンとの間に短絡がない場合には、端子A1と端子B1との間には、拡散層R5、配線R8およびコンタクトプラグCPの全体の抵抗が測定される。
図13には、図12のX1−X1線の断面を示している。なお、図13では配線R8、コンタクトプラグCP、短絡確認用パターンST1およびST2などを覆う絶縁層を図示していない。図13に示すように、半導体基板SBの上面には不純物が導入された拡散層R5が形成されており、拡散層R5の上面には柱状のコンタクトプラグCPが接続され、コンタクトプラグCPの上面には配線R8が接続されている。コンタクトプラグCPの横の半導体基板SBの主面上には、例えばポリシリコン膜からなるゲート配線である短絡確認用パターンST2が配置されている。なお、適正に形成された装置においては、拡散層R5と短絡確認用パターンST2とは絶縁されている。このような構造は、短絡確認用パターンST1の近傍においても同様である。
ここで、例えば、図12に示すコンタクトプラグCPが小さく加工されてしまい、拡散層R5と配線R8とを接続することができない場合には、端子A1と端子B1の間の導通が得られない。一方で、コンタクトプラグCPが大きく加工されてしまった場合には、コンタクトプラグCPに隣接する短絡確認用パターンST1またはST2とコンタクトプラグCPとの間に短絡が生じるため、端子A1と端子B1との間の抵抗は、短絡が無い場合に比べて低い値となる。
また、コンタクトプラグCPのサイズに限らず、位置ズレなどの別の要因によって断線もしくは短絡が生じた場合にも、同様に端子A1と端子B1との間には、適正な場合とは異なる抵抗値が測定される。したがって、コンタクトチェーンが断線・短絡の無い適正な状態であるか否かを、端子A1と端子B1との間の抵抗を測定することによって確認することができる。
図11および図12においては、ビアチェーンの折り返し部には、近接する短絡確認用パターンST1、ST2が配置されていない。このように、短絡確認用パターンは、必ずしも抵抗体の全てに近接して配置する必要はなく、短絡を評価したい抵抗体の一部にのみ近接して配置してもよい。
また、図11および図12では、短絡確認用パターンST1、ST2は、抵抗体を構成する複数の要素を取り囲む形で配置されていたが、必ずしもこのような形状である必要はない。つまり、二分された短絡確認用パターンは抵抗体を二分した領域のそれぞれに近接して配置され、1個の短絡確認用パターンは、抵抗体の両端に接続される端子のうち遠方側の端子に接続されていればよい。例えば、以下に図14を用いて説明するように、抵抗体を構成する各個の要素を取り囲むように配置することで、各要素の全周囲での短絡の有無を確認することができる。
図14に示す平面レイアウトは、抵抗体を構成する各要素の周囲に短絡確認用パターンを配置した場合の例である。図11と同様に、ビアVPによって接続された配線R7と配線R8とで蛇型パターンとなるビアチェーンが構成されており、その両端が端子A1および端子B1に接続されている。短絡確認用パターンST1a、ST2aは、それぞれビアチェーンを構成する上層の配線R8、つまりビアチェーンを構成するパターンのうちの上層のパターンの周囲に近接するように配置されている。短絡確認用パターンST1b、ST2bは、それぞれビアチェーンを構成する下層の配線R7、つまりビアチェーンを構成するパターンのうちの下層のパターンの周囲に近接するように配置されている。
ビアチェーンの一方の端部が接続される端子A1側のビアチェーン周囲に近接して配置された短絡確認用パターンST1a、ST1bは、ビアチェーンのもう一方の端部が接続されている端子B1に接続されている。同様に、端子B1側のビアチェーンの周囲に近接して配置された短絡確認用パターンST2a、ST2bは、ビアチェーンの逆側の端部が接続されている端子A1に接続されている。このような構造は、図11に示した平面レイアウトと同様である。
図中の左右両端および中央には、端子A1および端子B1と電気的に接続されていない、ビアチェーンと同じ構成のダミーチェーンが配置されている。特に微細な加工においては、同じ形状のパターンでも、パターンの繰り返しが分断されるなどして近傍のパターン構成に差が生じると、パターン自体の加工後の形状にも差異が現れやすい。このため、形状を均質化して同条件での評価を目的とする場合には、測定部の周期性を保つためにダミーとなるパターンを配置することが有効な場合がある。図中のダミーチェーンは端子A1および端子B1と電気的に接続されておらず、基本的に両端子間の抵抗測定に影響を及ぼさない。
図14においても、基本的な回路構成は図11と全く同じであり、短絡確認用パターンとの間に短絡がない場合には、端子A1と端子B1との間の抵抗を測定することによって、配線R7およびR8とビアVPとで構成されるビアチェーンの全体としての抵抗を評価し、ビアチェーンにおける断線の有無も確認することができる。ビアチェーンと短絡確認用パターンとの間に短絡がある場合には、短絡確認用パターンを介した遠方の端子への導通が生じるため、端子A1および端子B1間に測定される抵抗値は、ビアチェーン全体としての抵抗値よりも低い値となる。したがって、端子A1と端子B1との間の抵抗を測定することで、ビアチェーンに対して、断線の有無、短絡確認用パターンとの短絡の有無の両方を評価することができる。
図15に示す平面レイアウトは、図14とほぼ同様の構成ながら、左右両端と中央に配置されたダミーチェーンが、蛇型のビアチェーンに接続されている場合の例である。ダミーとなっている部分は、片端のみがビアチェーンに接続されており、端子A1からビアチェーンを介して端子B1に至る直列抵抗に対して、その測定値に影響を与えない。一方で、短絡確認用パターンST1a、ST1b、ST2aまたはST2bは、抵抗測定においてダミーとなっている部分の周囲にも配置されており、ダミーチェーンと短絡確認用パターンとの間に短絡が生じた場合にも、短絡確認用パターンを介した遠方の端子への導通が生じる。したがって、端子A1と端子B1との間の抵抗を測定することで、端子A1および端子B1間に直列に接続されているビアチェーン部の断線の有無と、より広い範囲となるダミーを含んだ領域における短絡の有無とを評価することができる。
このように、2端子間において抵抗を測定する抵抗体に対して短絡確認用パターンを近接して配置する範囲は、抵抗体の全てと合致していなくてもよい。つまり、短絡確認用パターンを形成する領域は抵抗体の一部に近接する領域のみでもよい。
以下では、比較例を用いて、本実施の形態の半導体装置およびその検査方法の効果を説明する。図22には、当該比較例のテストパターンの模式的な回路図を示し、図23には、当該テストパターンの平面レイアウトを示す。
半導体配線工程の評価または製造管理として、配線抵抗および隣接配線間の短絡を電気的に測定するためには、例えば抵抗測定用パターンと短絡確認用パターンとを個別に設けることが考えられる。この場合、それぞれのパターンの両端に端子を接続するとすれば、端子は計4個必要である。これに対し、比較例として図22に示すように、抵抗測定用パターンと短絡確認用パターンの一部を共通化すれば、端子数を3個に減らすことができる。
図22に示す模式的な回路図では、端子A1、B2間に抵抗測定用の抵抗RJが接続されており、抵抗体である抵抗RJに近接するように、短絡確認用パターンSTAが形成されている。短絡確認用パターンSTAは端子C1に接続されており、抵抗RJおよび短絡確認用パターンSTA間に短絡が生じていなければ、短絡確認用パターンSTAおよび端子C1に電流は流れない。このようなテストパターンであれば、3個の端子に接続することで、抵抗測定および短絡測定が可能である。
ここで、図23に図22の回路を構成する実際のテストパターンを示す。つまり、図23には比較例のTEGを構成するテストパターンの平面レイアウトを示している。図23に示す端子A1および端子B1間の蛇型パターンは、図6に示した構造と同様である。ただし、蛇型パターン、端子A1および端子B1には短絡確認用パターンは接続されていない。短絡確認用パターンSTAは、蛇型パターンを構成する複数のビアチェーンのそれぞれを囲むように配置された枠を複数有するパターンであり、端子C1に接続されている。
図23に示すテストパターンでは、抵抗体であるビアチェーンを構成する配線R8と短絡確認用パターンSTAとの間に短絡が生じた際に、例えば端子A1および端子C1間が導通するため、これにより短絡の発生を検出することができる。このように、比較例のテストパターンには3個の端子が接続されている。
図22および図23に示すテストパターンを、スクライブ領域の25個並べたパッド列に複数接続する場合、隣り合うテストパターン同士の端子A1および端子B1を共通化することで、当該スクライブ領域に12個の当該テストパターンを配置することができる。つまり、図22に示す比較例のテストパターン単体には3個のパッドを接続する必要があるが、複数の当該テストパターンを設ける場合、それらのテストパターンに接続するパッドを一部共通化することができるため、12個のテストパターンに対し接続するパッド数は25個で足りる。
しかし、デバイスの微細化が進むと、評価または製造管理を必要とするパターン数は増大するため、使用するパッド数を減らし、さらに搭載するテストパターン数を増やすことが求められる。搭載パターン数を増やす方法として、スイッチング用の回路を形成し、マトリクス状に配置した複数のテストパターンを測定する方法も考えられるが、以下の問題がある。
つまり、スイッチング回路を形成するには、トランジスタなどの素子が必要であるため、測定対象となるパターン以外の素子または配線などの形成工程が必要となり、半導体装置の製造工程が複雑になる。また、測定の際もスイッチングに対応した設備が必要となる。また、スクライブ領域のように幅の狭い線状の領域にマトリクス状にテストパターンを並べて形成しようとしても、そのようなレイアウトを実現することは困難である。
上記のように、抵抗測定用のパターンの近傍に短絡確認用のパターンを配置するテストパターンを形成する場合において、スイッチング用回路を形成すれば、製造に必要な時間およびコストが増大する。このように、各テストパターンに接続するパッド数を減らすことを目的としてスイッチング回路を形成すると、工程数の増加などにより大きな弊害が生じる。したがって、スイッチング回路を設けずにパッド数を低減することが重要となる。
そこで、本実施の形態の半導体装置であり、検査工程で用いられるTEGでは、図6に示すように、テストパターンを構成する複数の短絡確認用パターンを、蛇型パターンの両端の端子にたすき掛けするように接続している。
つまり、ここでは抵抗体、およびそれに付随する短絡確認用パターンを二つの領域に分けている。第1抵抗体および第2抵抗体は端子A1および端子B1間に直列接続されており、第1抵抗体を短絡の対極とする短絡確認用パターンST1は端子B1に、第2抵抗体を短絡の対極とする短絡確認用パターンST2は端子A1に、それぞれたすき掛けして接続する。
これにより、仮に短絡が発生した場合、端子A1および端子B1間の抵抗値が大きく変化するため、抵抗測定を行うだけで容易に短絡発生を検出することが可能となる。したがって、半導体装置の検査工程を簡便にすることができる。また、本実施の形態のTEGを構成するテストパターンであって、抵抗測定および短絡確認が可能なテストパターンに接続する端子数は2個で足りるため、上記比較例に比べてテストパターンに接続するパッド数を少なくすることができる。
したがって、例えば25個のパッドを並べることができるスクライブ領域において、上記比較例では12個しかテストパターンを配置できなかったところ、本実施の形態であれば、図16に示すように、上記比較例の2倍の24個のテストパターンを配置することができる。なお、ここでは、複数のテストパターンのそれぞれの2個の端子のうちの1個の端子を共通化している。図16は本実施の形態の半導体装置のテストパターンを示す模式的な回路図であり、パッドPDを25個並べた場合の複数のテストパターンの接続方法の例を示している。
上記のように、複数のテストパターンに対して接続するパッド数を低減することができるため、半導体ウエハに設置できるテストパターンの数または種類を増大させることが可能となり、様々な項目の検査を行うことが可能となるため、半導体装置の性能を向上させることができる。
また、スイッチング用の回路を形成し、マトリクス状に配置した複数のテストパターンを測定する方法と比較すると、以下のような効果を得ることができる。すなわち、トランジスタなどの素子が不要であり、半導体装置の製造工程は、少なくとも実際の測定するテストパターンを形成する工程を行えば済むため、検査を行うまでに要する時間を短縮し、工程を簡略化することができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
その他、実施の形態に記載された内容の一部を以下に記載する。
(1)第1端子に接続された第1抵抗体と、
第2端子および前記第1抵抗体に接続された第2抵抗体と、
前記第1抵抗体の近傍に、前記第1抵抗体に対して離間して設けられ、前記第2端子に接続された第1短絡確認用パターンと、
前記第2抵抗体の近傍に、前記第2抵抗体に対して離間して設けられ、前記第1端子に接続された第2短絡確認用パターンと、
を含むテストパターンを有し、
前記第1端子および前記第2端子間の抵抗検査を行うことで、
前記第1抵抗体および前記第1短絡確認用パターン間、または前記第2抵抗体および前記第2短絡確認用パターン間の短絡検査を行う、半導体装置の検査方法。
A1、A2、B1、B2、C1、C2 端子
CP コンタクトプラグ
DP ダミー配線
PD パッド
R1〜R3、R6〜R10 配線
R4 ゲート配線
R5 拡散層
RA〜RI 配線
RJ、RL、RR 抵抗(抵抗体)
S1〜S3 短絡点
SB 半導体基板
ST1、ST2、ST3、ST4、STA 短絡確認用パターン
ST1a、ST1b、ST2a、ST2b 短絡確認用パターン
VP ビア

Claims (4)

  1. 第1方向に交互に並べられた複数の第1抵抗体および複数の第2抵抗体を有し、
    直列に接続された前記複数の第1抵抗体は第1抵抗体群を構成し、
    直列に接続された前記複数の第2抵抗体は第2抵抗体群を構成し、
    前記第1抵抗体群および前記第2抵抗体群は、それぞれの遠方の端部同士を接続することで直列に接続され、第1端子および第2端子間を結ぶ1本のテストパターンを構成している、半導体装置。
  2. 第1方向に交互に並べられた複数の第1抵抗体および複数の第2抵抗体を有し、
    直列に接続された前記複数の第1抵抗体は第1抵抗体群を構成し、
    直列に接続された前記複数の第2抵抗体は第2抵抗体群を構成し、
    前記第1抵抗体群および前記第2抵抗体群は、それぞれの遠方の端部同士を接続することで直列に接続され、第1端子および第2端子間を結ぶ1本のテストパターンを構成しており、
    前記テストパターンの抵抗検査を行うことで前記テストパターンの短絡検査を行う、半導体装置の検査方法。
  3. 第1端子に接続された第1抵抗体と、
    第2端子および前記第1抵抗体に接続された第2抵抗体と、
    前記第1抵抗体の近傍に、前記第1抵抗体に対して離間して設けられ、前記第2端子に接続された第1短絡確認用パターンと、
    前記第2抵抗体の近傍に、前記第2抵抗体に対して離間して設けられ、前記第1端子に接続された第2短絡確認用パターンと、
    を含むテストパターンを有する、半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置において、
    前記第1短絡確認用パターンは前記第1抵抗体より低抵抗であり、
    前記第2短絡確認用パターンは前記第2抵抗体より低抵抗である、半導体装置。
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