JP2015022955A - 光源装置 - Google Patents

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平野 光樹
Mitsuki Hirano
光樹 平野
須永 義則
Yoshinori Sunaga
義則 須永
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Abstract

【課題】光学部材の構成を簡略化することが可能な光源装置を提供する。
【解決手段】光源装置1は、励起光L1を出射する複数の励起光源2と、複数の励起光源2が取り付けられる取付面41a、及び取付面41aに対して傾斜して形成され、複数の励起光源2から出射された励起光L1を反射する反射面42aを有する台座4と、蛍光体を含有し、反射面42aで反射された励起光L1を受けて蛍光L2を放射する蛍光部材3とを備え、取付面41aに沿って出射された励起光L1が、反射面42aで反射して集光され、蛍光部材3に入射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、励起光により蛍光体を励起させて蛍光を発する光源装置に関する。
従来、光源装置として励起光源から出射される励起光を受けて励起光とは異なる波長の蛍光を放射するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の光源装置は、点光源が必要とされるプロジェクターに用いられる。この光源装置は、励起光(レーザ光)を出射する光源部と、光源部から出射された励起光を集光し、かつ平行化するコリメート光学系と、励起光のみを選択的に反射させて光路を曲げるダイクロイックミラーと、ダイクロイックミラーで反射した励起光を集光するピックアップ光学系と、励起光を受けて蛍光を放射する蛍光体層とを備えている。光源部は、基台上に複数のレーザ光源が配置されたレーザ光源アレイである。
コリメータ光学系は、集光レンズ及び平行化レンズから構成され、光源部から出射された励起光は、集光レンズで集光された後に平行化レンズを透過することにより、励起光全体として光束の細い平行光となる。ピックアップ光学系は、凸レンズ及び片凸レンズから構成され、コリメータ光学系を透過してダイクロイックミラーで反射された励起光の光軸上に配置され、励起光を蛍光体層に集光する。
特開2012−199075号公報
特許文献1に記載の光源装置では、蛍光を集光させて点光源を得るために、コリメータ光学系、ピックアップ光学系、及びダイクロイックミラー等の光学部材の構成が複雑化していた。これに伴い、光源装置全体の大型化やコストの増加が問題となる可能性があった。
そこで、本発明は、光学部材の構成を簡略化することが可能な光源装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、励起光を出射する複数の励起光源と、前記複数の励起光源が取り付けられる取付面、及び前記取付面に対して傾斜して形成され、前記複数の励起光源から出射された前記励起光を反射する反射面を有する台座と、蛍光体を含有し、前記反射面で反射された前記励起光を受けて蛍光を放射する蛍光部材とを備え、前記取付面に沿って出射された前記励起光が、前記反射面で反射して集光され、前記蛍光部材に入射する光源装置を提供する。
本発明に係る光源装置によれば、光学部材の構成を簡略化することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る光源装置の構成例を示し、(a)は側面から見た模式図、(b)は台座の部分拡大図である。 光源装置の励起光源、蛍光部材、及び台座を図1のA矢視方向から見た平面模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光源装置の構成例を示す模式図である。
[第1の実施の形態]
本発明に係る光源装置は、例えばプロジェクター等の高出力点光源が必要とされる機器に用いられる。本発明の第1の実施の形態に係る光源装置について、図1及び図2を参照して、以下に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光源装置1の構成例を示し、(a)は側面から見た模式図、(b)は台座4の部分拡大図である。図2は、光源装置1の励起光源2、蛍光部材3、及び台座4を図1のA矢視方向から見た平面模式図である。なお、図2では、蛍光部材3を二点鎖線で示している。
光源装置1は、励起光L1を出射する複数の励起光源2と、励起光L1を受けて蛍光L2を放射する蛍光部材3と、複数の励起光源2を取り付けるための台座4と、蛍光L2をコリメート光L3に変換する変換用レンズとしてのコリメータレンズ5とを備えている。
励起光源2は、例えば発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)やレーザダイオード(LD;Laser Diode)等の半導体素子を有している。励起光源2の出射部21から出射される励起光L1は、本実施の形態では、発光強度のピークが450nm付近である青色レーザ光である。なお、励起光源2は、後述する蛍光体を励起させることができる波長の光であれば、450nm以外のピーク波長を有する色光を出射する励起光源であってもよい。
複数の励起光源2は、それぞれ複数のレーザ光源を一体に有するレーザ光源アレイを用いてもよい。この場合、より多くの励起光L1を蛍光部材3に入射させることができるため、より多くの蛍光L2を取り出すことが可能である。
台座4は、複数の励起光源2が取り付けられる平坦な取付面41aが形成された取付部41と、取付面41aに対して傾斜して形成され、複数の励起光源2の出射部21から出射された励起光L1を反射面42aで反射させて集光する反射部42とを一体に有している。
台座4は、放熱性を有しており、例えば金属等の熱伝導率の高いものや、炭化ケイ素(SiC)やジルコニア(ZrO)等のセラミックから形成されている。これにより、複数の励起光源2から発生した熱が台座4に伝達されて外部に放熱される。また、台座4の表面は、反射面としての機能を有している。
反射部42には、後述する蛍光部材3の裏面3bに対向する対向面42bが形成され、反射面42aは、対向面42bから取付面41aに向かって連続して形成されている。反射面42aと取付面41aとがなす角は、取付面41aに取り付けられた励起光源2から出射された励起光L1が反射面42aで反射して蛍光部材3に精度よく入射するように設定されている。本実施の形態では、図1(b)に示すように、反射面42aと取付面41aとがなす角θは鈍角であり、θが135°以上であると望ましい。また、取付面41aと対向面42bとは、実質的に平行である。
図2に示すように、取付部41は、その周縁が八角形状に形成されている。反射部42は、取付部41と同心に形成され、対向面42bの周縁が八角形状である。本実施の形態では、複数の励起光源2は、反射部42の周囲に8つ配置されている。より具体的には、取付面41aに対して垂直な方向(図1のA矢視方向)から見て、反射部42を囲むように等間隔に配置されている。
蛍光部材3は、シリコン樹脂やエポキシ樹脂等の光透過性を有する透光部材に粒子状の蛍光体が含有されてなる。本実施の形態では、点光源を得るために、蛍光部材3は一辺が2mm〜3mm程度の板状に形成されている。
蛍光部材3は、台座4の反射面42aで反射された励起光L1を裏面3b(台座4に対向する面)で受けて、蛍光部材3の内部に分散する蛍光体の励起により表面3a(裏面3bとは反対側の面)から蛍光L2を放射させる。
蛍光体は、本実施の形態では、励起光L1(青色レーザ光)を吸収して、発光強度のピークが530nm付近である緑色の蛍光L2に変換する。蛍光体は、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の蛍光体やSiAlON(サイアロン)系の蛍光体等に代表される青色励起緑色蛍光体が用いられている。
コリメータレンズ5は、蛍光部材3の表面3aに対向して配置されている。蛍光部材3から放射された蛍光L2は、コリメータレンズ5で平行化されてコリメート光L3となる。コリメータレンズ5は、放射された蛍光L2をより多く収集するために開口数NAが大きいものを用いるとよい。なお、コリメータレンズ5は、凹レンズと凸レンズとを組み合わせてなるガリレオ式レンズを用いてもよいし、凸レンズ同士を組み合わせてなるケプラー式レンズを用いてもよい。
なお、本実施の形態では、変換用レンズとして、蛍光L2をコリメート光L3に変換するコリメータレンズ5を用いたが、これに限らず、用途に応じたレンズを用いることが可能である。蛍光部材3及びコリメータレンズ5は、それぞれ図略の支持部材により支持されている。
(光源装置1の動作)
次に、光源装置1の動作について、図1を参照して説明する。
複数の励起光源2の出射部21から取付面41aに沿って出射された励起光L1は、反射面42aにて反射して集光される。反射面42aで反射して集光された励起光L1は、蛍光部材3の裏面3bから入射する。
次に、裏面3bから入射した励起光L1によって蛍光部材3の内部に分散する蛍光体が励起され、蛍光部材3から蛍光L2が放射される。蛍光部材3から放射された蛍光L2は、コリメータレンズ5に入射する。コリメータレンズ5には、蛍光部材3から放射された蛍光L2のうち表面3aから放射された蛍光L2が、主として入射される。
コリメータレンズ5に入射した蛍光L2は、コリメート光L3に変換されて外部機器に伝搬される。なお、蛍光部材3から放射された蛍光L2のうちコリメータレンズ5に入射せずにその周辺に散乱した蛍光L2を台座4の表面で反射させることにより、コリメータレンズ5に入射させることが可能である。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)台座4に設けられた反射部42は、複数の励起光源2の出射部21から出射された励起光L1を反射面42aで反射させて蛍光部材3に集光させるため、別途反射用ミラーや集光レンズ等の光学部材を削減することが可能である。したがって、光源装置1の全体の大型化やコストの増加を低減することが可能である。
(2)複数の励起光源2の出射部21から出射された励起光L1を反射面42aで反射させて蛍光部材3に集光させることにより、平面視(図2)において、反射部42よりも小さな蛍光部材3に励起光L1を集めることができ、蛍光部材3から放射される蛍光L2を点光源化できる。
(3)反射面42aで反射して集光された励起光L1は、蛍光部材3の裏面3bから入射し、コリメータレンズ5には、蛍光部材3の表面3aから放射された蛍光L2が入射されるため、蛍光L2の光路を励起光L1によって遮られることなくコリメータレンズ5に蛍光L2を入射させることが可能である。
(4)複数の励起光源2は、それぞれ複数のレーザ光源を一体に有するレーザ光源アレイを用いることにより、より多くのコリメート光L3を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図3を参照して説明する。図3において、第1の実施の形態に係る光源装置1について説明したものと同一の機能を有する部位については共通する符号を付し、その重複した説明を省略する。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る光源装置10の構成例を示す模式図である。
(光源装置10の構成)
本実施の形態に係る光源装置10は、第1の実施の形態に係る光源装置1の構成とは異なり、台座4と蛍光部材3との間に、第1のレンズ51及び第2のレンズ52と、第1のレンズ51と第2のレンズ52との間に配置されたダイクロイックミラー6とをさらに備えている。
第1のレンズ51は、ダイクロイックミラー6よりも台座4側に配置され、反射面42aで反射して集光された励起光L1を平行化する。第2のレンズ52は、ダイクロイックミラー6よりも蛍光部材3側に配置され、ダイクロイックミラー6を透過した励起光L1を蛍光部材3に集光すると共に、蛍光部材3から放射された蛍光L2を平行化する。
本実施の形態では、第1のレンズ51及び第2のレンズ52は、励起光L1及び蛍光L2をそれぞれ平行化するコリメータレンズを用いているが、これに限らず、用途に応じたレンズを用いることが可能である。
ダイクロイックミラー6は、例えばガラスに金属酸化物を積層させてなる誘電体多層膜を鏡面に形成させたものであり、特定の波長の光を選択的に反射し、その他の波長の光を透過する。本実施の形態では、蛍光L2の波長の範囲(500nm〜600nm)の光を選択的に反射し、発光強度のピークが450nm付近である励起光L1を含むその他の波長の光を透過する。
ダイクロイックミラー6は、台座4の取付面41aに対して傾斜するように配置され、第2のレンズ52で平行化された蛍光L2を反射する。本実施の形態では、ダイクロイックミラー6と取付面41aとがなす角は鋭角である。ダイクロイックミラー6、第1のレンズ51、及び第2のレンズ52は、それぞれ図略の支持部材により支持されている。
蛍光部材3は、支持部材としての支持板30に取り付けられている。より具体的には、蛍光部材3の裏面3bが、例えば接着剤等により支持板30の表面30aに固定されている。支持板30は、放熱性を有しており、例えば熱伝導率の高い金属から形成されている。
蛍光部材3は、分散した蛍光体が、蛍光部材3の厚み方向において、中心部及び支持板30側(裏面3b側)の近傍よりも表面3a側に高密度に分布している。すなわち、蛍光体は、蛍光部材3の表面3a側に偏って分布している。
蛍光部材3は、第2のレンズ52の焦点に配置され、第2のレンズ52から出射された励起光L1を表面3aで受ける。蛍光部材3に入射された励起光L1が表面3aの近傍における蛍光体を励起させることにより、表面3aから蛍光L2が放射される。
支持板30は、その表面30aが反射面として機能しており、第2のレンズ52から出射された励起光L1及び蛍光部材3から放射された蛍光L2の一部が、支持板30の表面30aで反射される。
(光源装置10の動作)
次に、光源装置10の動作について説明する。
複数の励起光源2の出射部21から取付面41aに沿って出射された励起光L1は、反射面42aにて反射して集光される。反射面42aで反射して集光された励起光L1は、第1のレンズ51で平行化される。なお、励起光源2は、第1の実施の形態と同様に、複数のレーザ光源を一体に有するレーザ光源アレイを用いてもよい。
第1のレンズ51で平行化された励起光L1は、ダイクロイックミラー6を透過して第2のレンズ52に入射する。第2のレンズ52から出射された励起光L1は、蛍光部材3の表面3aから入射する。そして、表面3aから入射した励起光L1によって表面3aの近傍における蛍光体が励起され、表面3aから第2のレンズ52側に向かって蛍光L2が放射される。
蛍光部材3の表面3aから放射された蛍光L2は、第2のレンズ52で集光されてコリメート光L3に変換される。第2のレンズ52から出射されたコリメート光L3は、ダイクロイックミラー6において台座4の取付面41aに対して平行な方向に反射されて外部機器に伝搬される。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の(1)〜(4)の作用及び効果の他に、以下の(5)〜(8)の作用及び効果が得られる。
(5)台座4と蛍光部材3との間に設けられた第1のレンズ51及び第2のレンズ52で反射面42aで反射して集光された励起光L1を蛍光部材3に向かってさらに集光させることにより、蛍光部材3から放射される蛍光L2を点光源化することが可能である。
(6)第2のレンズ52の焦点に蛍光部材3を配置することにより、蛍光部材3に当たる励起光L1の範囲を分散させて焼き付きを抑制することができる。
(7)蛍光部材3は、放熱性を有する支持板30に取り付けられているため、蛍光部材3から出た熱を効率よく放熱することができる。
(8)支持板30の表面30aは反射面としての機能を有するため、第2のレンズ52から出射された励起光L1のうち蛍光部材3に入射されずにその周辺に散乱した励起光L1を支持板30の表面30aで反射させることにより、蛍光部材3に入射させることができる。同様にして、蛍光部材3から放射された蛍光L2のうち第2のレンズ52に集光されずにその周辺に散乱した蛍光L2を支持板30の表面30aで反射させることにより、第2のレンズ52に入射させることができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]励起光(L1)を出射する複数の励起光源(2)と、複数の励起光源(2)が取り付けられる取付面(41a)、及び取付面(41a)に対して傾斜して形成され、複数の励起光源(2)から出射された励起光(L1)を反射する反射面(42a)を有する台座(4)と、蛍光体を含有し、反射面(42a)で反射された励起光(L1)を受けて蛍光(L2)を放射する蛍光部材(3)とを備え、取付面(41a)に沿って出射された励起光(L1)が、反射面(42a)で反射して集光され、蛍光部材(3)に入射する光源装置(1,10)。
[2]蛍光部材(3)の表面(3a)に対向して配置され、蛍光部材(3)から放射された蛍光(L2)を平行光または収束光に変換する変換用レンズをさらに備え、反射面(42a)で反射して集光された励起光(L1)は蛍光部材(3)の裏面(3b)から入射し、変換用レンズには、蛍光部材(3)の表面(3a)から放射された蛍光(L2)が入射される、[1]に記載の光源装置(1)。
[3]台座(4)と蛍光部材(3)との間に、第1のレンズ(52)及び第2のレンズ(53)と、第1のレンズ(51)と第2のレンズ(52)との間に配置されたダイクロイックミラー(6)とをさらに備え、第1のレンズ(51)は、ダイクロイックミラー(6)よりも台座(4)側に配置され、反射面(42a)で反射して集光された励起光(L1)を平行化し、第2のレンズ(52)は、ダイクロイックミラー(6)よりも蛍光部材(3)側に配置され、ダイクロイックミラー(6)を透過した励起光(L1)を蛍光部材(3)に集光すると共に、蛍光部材(3)から放射された蛍光(L2)を平行化し、ダイクロイックミラー(6)は、平行化された蛍光(L2)を反射し、第2のレンズ(52)から出射された励起光(L1)は、蛍光部材(3)の表面(3a)から入射し、第2のレンズ(52)には、蛍光部材(3)の表面(3a)から放射された蛍光(L2)が入射される、[1]に記載の光源装置(10)。
[4]蛍光部材(3)は、放熱性を有する支持部材(支持板30)に取り付けられ、励起光(L1)及び蛍光(L2)は、その一部が、支持部材(支持板30)の表面(30a)で反射される、[3]に記載の光源装置(10)。
[5]励起光源(2)は、反射面(42a)が形成された反射部(42)の周囲に複数配置されている、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の光源装置(1,10)。
[6]励起光源(2)は、複数のレーザ光源を一体に有するレーザ光源アレイである、[1]乃至[5]の何れか1項に記載の光源装置(1,10)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、励起光L1として青色レーザ光を用い、蛍光L2として緑色光を用いたが、これに限らず、用途に応じて変更可能である。
また、上記実施の形態では、台座4は、取付部41の周縁が八角形状に形成されていたが、これに限らず、例えば矩形状や円形状でもよく、形状に関して特に制限はない。
また、励起光源2の数及び配置に関して、特に制限はない。
1,10…光源装置、2…励起光源、3…蛍光部材、3a…表面、3b…裏面、4…台座、5…コリメータレンズ、6…ダイクロイックミラー、21…出射部、30…支持板(支持部材)、30a…表面、41…取付部、41a…取付面、42…反射部、42a…反射面、42b…対向面、51…第1のレンズ、52…第2のレンズ、L1…励起光、L2…蛍光、L3…コリメート光

Claims (6)

  1. 励起光を出射する複数の励起光源と、
    前記複数の励起光源が取り付けられる取付面、及び前記取付面に対して傾斜して形成され、前記複数の励起光源から出射された前記励起光を反射する反射面を有する台座と、
    蛍光体を含有し、前記反射面で反射された前記励起光を受けて蛍光を放射する蛍光部材とを備え、
    前記取付面に沿って出射された前記励起光が、前記反射面で反射して集光され、前記蛍光部材に入射する
    光源装置。
  2. 前記蛍光部材の表面に対向して配置され、前記蛍光部材から放射された前記蛍光を平行光または収束光に変換する変換用レンズをさらに備え、
    前記反射面で反射して集光された前記励起光は前記蛍光部材の裏面から入射し、前記変換用レンズには、前記蛍光部材の前記表面から放射された前記蛍光が入射される、
    請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記台座と前記蛍光部材との間に、第1のレンズ及び第2のレンズと、前記第1のレンズと前記第2のレンズとの間に配置されたダイクロイックミラーとをさらに備え、
    前記第1のレンズは、前記ダイクロイックミラーよりも前記台座側に配置され、前記反射面で反射して集光された前記励起光を平行化し、
    前記第2のレンズは、前記ダイクロイックミラーよりも前記蛍光部材側に配置され、前記ダイクロイックミラーを透過した前記励起光を前記蛍光部材に集光すると共に、前記蛍光部材から放射された前記蛍光を平行化し、
    前記ダイクロイックミラーは、平行化された前記蛍光を反射し、
    前記第2のレンズから出射された前記励起光は、前記蛍光部材の表面から入射し、前記第2のレンズには、前記蛍光部材の前記表面から放射された前記蛍光が入射される、
    請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記蛍光部材は、放熱性を有する支持部材に取り付けられ、
    前記励起光及び前記蛍光は、その一部が、前記支持部材の表面で反射される、
    請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記励起光源は、前記反射面が形成された反射部の周囲に複数配置されている、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の光源装置。
  6. 前記励起光源は、複数のレーザ光源を一体に有するレーザ光源アレイである、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の光源装置。
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