JP2015022183A - 映像投影装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動的に投影を開始すると共に、無駄なブランク映像の投影を防止する。【解決手段】本開示の一態様にかかる映像投影装置(100)は、投影を開始する開始時刻を記憶する記憶手段(103)と、開始時刻になった場合に、映像出力装置(200)を制御する第1の制御手段(103)と、第1の制御手段(103)により映像出力装置(200)を制御し、映像出力装置(200)が想定通りの所定の動作を行っている場合に、光源ランプ(106)を点灯し、映像出力装置(200)から入力された映像の投影を開始する第2の制御手段(105)と、を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、映像を投影するプロジェクタ等の映像投影装置の技術に関する。
従来から、光源ランプを点灯し、スクリーン等に映像を投影するプロジェクタ等の映像投影装置がある。
この種の映像投影装置は、映像出力装置と接続し、映像出力装置から入力された映像をスクリーン等に投影している。映像出力装置は、映像投影装置と接続し、映像投影装置に映像を出力することが可能な装置であり、パーソナルコンピュータやビデオカメラ等の装置が挙げられる。
しかし、上記の映像投影装置は、操作者が映像投影装置を操作して映像出力装置から入力された映像の投影を開始するため、投影を開始するのに人手操作を介在させる必要がある。また、人手操作で投影を開始しても、映像出力装置が想定通りの所定の動作を行い、映像出力装置から所望の映像を受け付けるまでは、スクリーン等に所望の映像が映らず、無駄なブランク映像をスクリーン等に投影してしまうことになる。ブランク映像とは、映像出力装置から入力される所望の映像がスクリーン等に投影されていない状態の映像を意味し、真っ白な映像、真っ黒な映像などを意味する。このため、映像投影装置で無駄なブランク映像を投影している間は、映像投影装置で無駄に電力を消費していることになる。このようなことから、自動的に投影を開始すると共に、無駄なブランク映像の投影を防止することが可能な映像投影装置が必要視されている。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、特許文献1(特開2007-178635号公報)には、プロジェクタが、ランプの点灯時間と消灯時間とが組み合わされてなるタイムテーブルに基づき、ランプの点灯と消灯とを切り替え、スクリーンに映像を表示することと、非表示とすることとを切り替える点について開示されている。
特許文献1に開示された技術は、プロジェクタで自動的に投影を開始することができる。しかし、特許文献1に開示された技術であっても、プロジェクタと接続された映像出力装置が想定通りの所定の動作を行い、映像出力装置から所望の映像をプロジェクタが受け付けるまでは、スクリーンに所望の映像が映らず、無駄なブランク映像を投影してしまうことになる。
本開示の目的は、自動的に投影を開始すると共に、無駄なブランク映像の投影を防止することにある。ブランク映像とは、映像出力装置から入力される所望の映像がスクリーン等に投影されていない状態の映像を意味し、真っ白な映像、真っ黒な映像などを意味する。
本開示の一態様にかかる映像投影装置は、
映像出力装置から入力された映像を投影する映像投影装置であって、
投影を開始する開始時刻を記憶する記憶手段と、
前記開始時刻になった場合に、前記映像出力装置を制御する第1の制御手段と、
前記第1の制御手段により前記映像出力装置を制御し、前記映像出力装置が想定通りの所定の動作を行っている場合に、光源ランプを点灯し、前記映像出力装置から入力された映像の投影を開始する第2の制御手段と、を有することを特徴とする。
本開示の一態様によれば、自動的に投影を開始すると共に、無駄なブランク映像の投影を防止することができる。
本実施形態の映像投影システムのシステム構成例を示す図である。 映像投影装置の構成例を示す図である。 映像投影装置の処理動作例を示す図である。 映像投影装置に記憶される情報例を示す図である。
(本開示の一態様にかかる映像投影装置の実施形態の概要)
まず、図2を参照しながら、本開示の一態様にかかる映像投影装置の実施形態の概要について説明する。図2は、本開示の一態様にかかる映像投影装置の構成例を示す図である。
本開示の一態様にかかる映像投影装置100は、映像出力装置200から入力された映像を投影する映像投影装置100である。
本開示の一態様にかかる映像投影装置100は、記憶手段、第1の制御手段、第2の制御手段を有して構成する。
記憶手段は、投影を開始する開始時刻を記憶する。記憶手段としては、例えば、電源制御部103が機能する。
第1の制御手段は、開始時刻になった場合に、映像出力装置200を制御する制御処理を行う。第1の制御手段は、例えば、電源制御部103が機能する。
第2の制御手段は、第1の制御手段により映像出力装置200を制御し、映像出力装置200が想定通りの所定の動作を行っている場合に、光源ランプ106を点灯し、映像出力装置200から入力された映像の投影を開始する制御処理を行う。第2の制御手段は、投影制御部105が機能する。
本開示の一態様にかかる映像投影装置100は、開始時刻になった場合に、映像出力装置200を制御する。そして、映像出力装置200が想定通りの所定の動作を行っている場合に、光源ランプ106を点灯し、映像出力装置200から入力された映像の投影を開始する。これにより、自動的に投影を開始すると共に、無駄なブランク映像の投影を防止することができる。以下、添付図面を参照しながら、本開示の一態様にかかる映像投影装置100について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、映像投影装置100と映像出力装置200とを有する映像投影システムを例に説明する。
<映像投影システムの構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の映像投影システムのシステム構成例について説明する。図1は、映像投影システムのシステム構成例を示す図である。
本実施形態の映像投影システムは、映像投影装置100と、映像出力装置200と、を有して構成する。
映像出力装置200は、映像信号を映像投影装置100に出力する装置である。映像出力装置200としては、パーソナルコンピュータやビデオカメラ等の装置が挙げられる。また、USBメモリなどのトングル型の小型装置が挙げられる。映像出力装置200は、映像投影装置100に映像信号を出力することが可能な装置であればあらゆる装置が適用可能である。
映像投影装置100は、映像出力装置200から入力された映像信号をスクリーン等に投影する装置である。映像投影装置100としては、プロジェクタ等の装置が挙げられる。
図1に示す映像投影システムは、映像投影装置100と映像出力装置200とがUSB(Universal Serial Bus)等やHDMI(High Definition Multimedia Interface)(登録商標)等で接続している。
本実施形態の映像投影装置100は、USB等を経由して映像出力装置200に電力を供給する。映像出力装置200は、映像投影装置100から供給された電力を基に起動し、予め設定された所定の動作を行い、映像出力装置200から予め設定された所望の映像信号をHDMI等を経由して映像投影装置100に出力する。映像投影装置100は、映像出力装置200に電力を供給した後に、映像出力装置200が想定通りの所定の動作を行い、映像出力装置200から所望の映像信号を受け付けた場合に、光源ランプを点灯する。そして、映像投影装置100は、映像出力装置200から受け付けた所望の映像信号をスクリーン等に投影する。
本実施形態の映像投影システムは、映像出力装置200から映像投影装置100に所望の映像信号を出力し、映像投影装置100は、映像出力装置200から入力された所望の映像信号を投影することが可能な構成であればあらゆる接続構成が適用可能である。
<映像投影装置100の構成例>
次に、図2を参照しながら、本実施形態の映像投影装置100の構成例について説明する。図2は、本実施形態の映像投影装置100の構成例を示す図である。
本実施形態の映像投影装置100は、電源部101、RTC(Real Time Clock)102、電源制御部103、入力検出部104、投影制御部105、光源ランプ106を有している。また、第1スイッチ110、第2スイッチ111、第3スイッチ112を有している。
電源部101は、電力を供給する供給源である。電源部101は、ACアダプタやバッテリなどが挙げられる。電源部101の電力は、映像出力装置200、RTC102、電源制御部103、入力検出部104、投影制御部105、光源ランプ106などに供給される。
RTC102は、時計専用のチップであり、映像投影装置100の電源が切られている間も内蔵電池から電力供給を受けて常時動作する。RTC102は、電源部101から電力供給を受けて動作することも可能である。
電源制御部103は、映像投影装置100の電源を制御する専用のチップである。電源制御部103は、電源部101から電力供給を受けて常時動作する。
入力検出部104は、電源部101から電力が供給されて起動すると、映像出力装置200から映像信号が入力されたか否かの検出確認を開始する。入力検出部104は、映像信号が入力されたのを検出すると、映像信号が入力された旨の検出信号を電源制御部103に出力する。
投影制御部105は、電源部101から電力が供給されて起動すると、光源ランプ106の点灯を開始し、映像出力装置200から入力された映像信号の投影を開始する。
光源ランプ106は、高輝度の光を出射する。投影制御部105が光源ランプ106を点灯することで、映像出力装置200から入力された映像信号がスクリーン等に投影されることになる。また、投影制御部105が光源ランプ106を消灯することで、映像信号がスクリーン等に投影されなくなる。
第1スイッチ110は、電源部101の電力を映像出力装置200に供給するか否かを切り替える。第1スイッチ110がオンの場合は、電源部101の電力が映像出力装置200に供給される。第1スイッチ110がオフの場合は、電源部101の電力が映像出力装置200に供給されなくなる。
第2スイッチ111は、電源部101の電力を入力検出部104に供給するか否かを切り替える。第2スイッチ111がオンの場合は、電源部101の電力が入力検出部104に供給される。第2スイッチ111がオフの場合は、電源部101の電力が入力検出部104に供給されなくなる。
第3スイッチ112は、電源部101の電力を投影制御部105や光源ランプ106に供給するか否かを切り替える。第3スイッチ112がオンの場合は、電源部101の電力が投影制御部105や光源ランプ106に供給される。第3スイッチ112がオフの場合は、電源部101の電力が投影制御部105や光源ランプ106に供給されなくなる。
<映像投影装置100の処理動作例>
次に、図2、図3を参照しながら、本実施形態の映像投影装置100の処理動作例について説明する。図3は、本実施形態の映像投影装置100の処理動作例を示す図である。
電源制御部103は、RTC102の時刻情報を確認し(ステップS1)、投影開始時刻になったか否かを判定する(ステップS2)。投影開始時刻は、例えば、電源制御部103に予め記憶される。なお、投影開示時刻に対応付けて投影終了時刻も電源制御部103に予め記憶される。投影開始時刻や投影終了時刻は、例えば、操作者が映像投影装置100の操作部(図示せず)を操作して設定することができる。映像投影装置100に投影開示時刻や投影終了時刻が設定されると、投影開始時刻と投影終了時刻とが対応付けられて電源制御部103に記憶される。
電源制御部103は、投影開始時刻になった場合に(ステップS2/Yes)、第1スイッチ110、第2スイッチ111をオンし、電源部101の第1の電力供給を開始する(ステップS3)。また、電源制御部103は、タイマカウントを開始する(ステップS4)。
電源部101の第1の電力供給が開始されると、電源部101の電力が第1スイッチ110を介して映像出力装置200に供給される。映像出力装置200は、電源部101から電力が供給されると起動し、映像出力装置200に予め設定された所定の動作を行い、映像出力装置200から所望の映像信号を映像投影装置100に出力する。映像投影装置100に出力する所望の映像信号は、映像出力装置200に予め設定されている。または、映像投影装置100からの制御により所望の映像信号を映像投影装置100に出力する。
また、電源部101の第1の電力供給が開始されると、電源部101の電力が第2スイッチ111を介して入力検出部104に供給される。入力検出部104は、電源部101から電力が供給されると起動し、映像出力装置200から映像信号が入力されたか否かの検出確認を開始する(ステップS5)。入力検出部104は、映像出力装置200から映像信号が入力された場合は、映像信号が入力された旨の検出信号を電源制御部103に出力する。
電源制御部103は、入力検出部104から検出信号を受け付けた場合は、映像出力装置200から映像信号が入力されたと判断する(ステップS6/Yes)。この場合、電源制御部103は、第3スイッチ112をオンし、電源部101の第2の電力供給を開始する(ステップS9)。電源部101の第2の電力供給が開始されると、電源部101の電力が第3スイッチ112を介して投影制御部105や光源ランプ106に供給される。投影制御部105は、電源部101から電力が供給されると起動し、光源ランプ106の点灯を開始し、映像出力装置200から入力された映像信号の投影を開始する(ステップS10)。
投影制御部105は、電源部101から電力が供給されて起動すると、RTC102から時刻情報を取得し、投影制御部105自身が時刻の計時を開始する。また、投影制御部105は、電源制御部103から投影開始時刻に対応付けられた投影終了時刻を取得する。
電源制御部103は、タイマカウントが完了するまでの間に、入力検出部104から検出信号を受け付けなかった場合は、タイマカウントが完了するまでの間に映像出力装置200から映像信号が入力されなかったと判断する(ステップS7/Yes)。この場合、電源制御部103は、第1スイッチ110、第2スイッチ111をオフし、電源部101の第1の電力供給を停止し(ステップS8)、処理を終了する(End)。電源部101の第1の電力供給を停止すると、映像出力装置200や入力検出部104に電力が供給されなくなるため、映像出力装置200や入力検出部104の動作が停止することになる。タイマカウントを開始してからタイマカウントが完了するまでの時間は任意に設定することが可能である。
投影制御部105は、ステップS10で映像出力装置200から入力された映像信号の投影を開始した後は、投影制御部105自身で計時する時刻情報を基に投影終了時刻になったか否かを判定する(ステップS11)。
投影制御部105は、投影終了時刻になった場合(ステップS11/Yes)、光源ランプ106を消灯し、投影を終了する(ステップS12)。次に、投影制御部105は、電源制御部103に電力供給停止信号を出力する。電源制御部103は、電力供給停止信号を投影制御部105から受け付けた場合は、第1スイッチ110、第2スイッチ111、第3スイッチ112をオフし、電源部101の第1及び第2の電力供給を停止し(ステップS13)、処理を終了する(End)。電源部101の第1の電力供給を停止すると、映像出力装置200や入力検出部104に電力が供給されなくなるため、映像出力装置200や入力検出部104の動作が停止することになる。また、電源部101の第2の電力供給を停止すると、投影制御部105や光源ランプ106に電力が供給されなくなるため、投影制御部105の動作が停止することになる。
<本実施形態の映像投影装置100の作用・効果>
このように、本実施形態の映像投影装置100は、投影開始時刻になった場合に(ステップS2/Yes)、第1の電力供給を開始し(ステップS3)、映像出力装置200に電力を供給する。映像投影装置100は、映像出力装置200が想定通りの所定の動作を行い、映像出力装置200から所望の映像信号を受け付けた場合に(ステップS6/Yes)、光源ランプ106を点灯し、映像信号の投影を開始する(ステップS10)。これにより、本実施形態の映像投影装置100は、自動的に投影を開始すると共に、無駄なブランク映像の投影を防止することができる。ブランク映像とは、映像出力装置200から入力される所望の映像信号がスクリーン等に投影されていない状態の映像を意味し、真っ白な映像、真っ黒な映像などを意味する。
また、本実施形態の映像投影装置100は、入力検出部104の電源系統と、投影制御部105や光源ランプ106への電源系統と、を分離している。そして、映像出力装置200への電力供給と連動させて入力検出部104への電力供給を行い、入力検出部104を先に起動する。そして、映像出力装置200から入力された映像信号を入力検出部104で検出した場合に、投影制御部105や光源ランプ106への電力供給を開始し、光源ランプ106を点灯し、映像出力装置200から入力された映像信号の投影を開始している。これにより、映像出力装置200から入力された映像信号を入力検出部104で検出した場合に、投影制御部105や光源ランプ106への電力供給を開始するため、映像投影装置100の消費電力を低減することができる。また、映像出力装置200から入力された映像信号を入力検出部104で検出した場合に、映像出力装置200から入力された映像信号の投影を開始するため、無駄なブランク映像の投影を防止することができる。
なお、図3に示す処理動作例では、入力検出部104は、電源部101から電力が供給されると起動し、映像出力装置200から映像信号が入力されたか否かの確認を開始している(ステップS5)。この場合、入力検出部104は、ステップS10で投影を開始した後も映像信号の入力確認を行い、映像出力装置200から入力される映像信号が途切れて検出できなくなった場合に、投影を中止するようにすることも可能である。この場合は、例えば、入力検出部104は、映像信号が検出できなくなった旨の不検出信号を投影制御部105に出力する。投影制御部105は、入力検出部104から不検出信号を受け付けた場合に、光源ランプ106を消灯し、投影を終了する。次に、投影制御部105は、電源制御部103に電力供給停止信号を出力する。電源制御部103は、電力供給停止信号を投影制御部105から受け付けた場合は、第1スイッチ110、第2スイッチ111、第3スイッチ112をオフし、電源部101の第1及び第2の電力供給を停止し、処理を終了する。これにより、入力検出部104で映像出力装置200から入力される映像信号が途切れて検出できなくなった場合は、投影を中止するようにすることができる。
また、図3に示す処理動作例では、投影制御部105は、電源部101から電力が供給されると起動し、光源ランプ106の点灯を開始し、映像出力装置200から入力された映像信号の投影を開始している(ステップS10)。この場合、投影制御部105は、映像出力装置200から入力された映像信号が予め設定された条件を満足する所望の映像信号であるか否かを判断する。そして、所望の映像信号である場合に、光源ランプ106の点灯を開始し、映像出力装置200から入力された映像信号の投影を開始するようにすることも可能である。予め設定された条件としては、例えば、以下の条件が挙げられる。なお、以下の条件は、投影開始時刻、投影終了時刻と対応付けて記憶しておくことが好ましい。なお、上記では、投影開示時刻、投影終了時刻を電源制御部103に記憶することを例として説明した。しかし、投影開始時刻、投影終了時刻を記憶する箇所は特に限定せず、任意の箇所に記憶することが可能である。但し、電源制御部103、投影制御部105が参照できるようにする必要がある。
映像出力装置200から入力された映像信号が動画であること。
映像信号が所望の解像度(例えば、フルハイビジョン画像)であること。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述する実施形態では、映像投影装置100は、投影開始時刻になった場合に、映像出力装置200に電力を供給し、映像出力装置200に想定通りの所定の動作を行わせるようにしている。しかし、映像投影装置100が投影開始時刻になった場合に、映像出力装置200を制御し、映像出力装置200に想定通りの所定の動作を行わせることが可能であれば、電力供給以外の制御を行うことも可能である。例えば、映像出力装置200側に電力供給源がある場合は、投影開始時刻になった場合に、映像投影装置100が映像出力装置200を制御して映像出力装置200の電源をオンし、映像出力装置200に想定通りの所定の動作を行わせる。そして、映像出力装置200から所望の映像信号を映像投影装置100に出力するようにすることも可能である。また、投影開始時刻になった場合に、映像出力装置200を制御して映像出力装置200に再生動作などの映像出力動作を行わせる。そして、映像出力装置200から所望の映像信号を映像投影装置100に出力するようにすることも可能である。
また、上述する実施形態では、映像投影装置100と映像出力装置200とが1対1で接続している場合を例に説明した。しかし、映像投影装置100と映像出力装置200とが多対多で接続する構成も可能である。
この場合は、図4に示すように、各映像投影装置100が制御する制御対象の映像出力装置200の装置情報を投影開始時刻と投影終了時刻と対応付けて各映像投影装置100に記憶しておくことになる。装置情報は、制御対象の映像出力装置200を特定するための情報である。これにより、各映像投影装置100は、投影開始時刻になった場合に、その投影開始時刻に対応付けられた装置情報を基に、制御対象の映像出力装置200を制御し、制御対象の映像出力装置200から所望の映像信号を出力させるようにすることができる。この場合、制御対象の映像出力装置200からどのような映像信号を出力するかを特定するための映像情報も投影開始時刻、投影終了時刻、装置情報と対応付けて映像投影装置100に記憶することも可能である。映像情報は、制御対象の映像出力装置200から出力させる映像信号を特定するための情報である。映像出力装置200は、映像情報を映像投影装置100から受け付けた場合に、その映像情報に対応する映像信号を映像投影装置100に出力することになる。これにより、映像投影装置100は、映像出力装置200から所望の映像信号を受け付けることができる。
また、上述した本実施形態の映像投影装置100における制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種記録媒体が挙げられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトからコンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介してコンピュータに有線で転送することになる。
また、本実施形態における映像投影装置100は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
なお、本実施形態の映像投影装置100は、投影開始時刻、投影終了時刻を基に自動的に投影を開始したり終了したりすることができるため、デジタルサイネージ等の用途に好適である。
100 映像投影装置
200 映像出力装置
101 電源部
102 RTC
103 電源制御部
104 入力検出部
105 投影制御部
106 光源ランプ
110 第1スイッチ
111 第2スイッチ
112 第3スイッチ
特開2007−178635号公報

Claims (8)

  1. 映像出力装置から入力された映像を投影する映像投影装置であって、
    投影を開始する開始時刻を記憶する記憶手段と、
    前記開始時刻になった場合に、前記映像出力装置を制御する第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段により前記映像出力装置を制御し、前記映像出力装置が想定通りの所定の動作を行っている場合に、光源ランプを点灯し、前記映像出力装置から入力された映像の投影を開始する第2の制御手段と、を有することを特徴とする映像投影装置。
  2. 前記映像出力装置から入力された映像を検出する検出手段を有し、
    前記第1の制御手段は、前記検出手段が前記映像を検出した場合に、前記映像出力装置が想定通りの所定の動作を行っていると判断し、
    前記第2の制御手段は、前記光源ランプを点灯する、ことを特徴とする請求項1記載の映像投影装置。
  3. 前記第1の制御手段は、前記映像出力装置が想定通りの所定の動作を行っている場合に、電源部から前記第2の制御手段に電力を供給し、
    前記第2の制御手段は、前記電源部から電力が供給された場合に起動し、前記光源ランプを点灯する、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の映像投影装置。
  4. 前記第1の制御手段は、前記開始時刻になった場合に、前記電源部から前記検出手段に電力を供給し、
    前記検出手段は、前記電源部から電力が供給された場合に起動し、前記映像の検出を開始する、ことを特徴とする請求項3記載の映像投影装置。
  5. 前記第2の制御手段は、前記映像出力装置から入力された映像が所定の条件を満足する映像である場合に、前記光源ランプを点灯する、ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の映像投影装置。
  6. 前記記憶手段は、投影を終了する終了時刻を前記開始時刻に対応付けて記憶しており、
    前記第2の制御手段は、前記終了時刻になった場合に、前記光源ランプを消灯し、前記映像の投影を終了し、
    前記第1の制御手段は、前記映像の投影が終了した場合に、前記電源部から前記第2の制御手段への電力の供給を停止する、ことを特徴とする請求項3から請求項5の何れか1項に記載の映像投影装置。
  7. 前記記憶手段は、制御対象の映像出力装置の装置情報を前記開始時刻に対応付けて記憶しており、
    前記第1の制御手段は、前記開示時刻になった場合に、前記開示時刻に対応付けられた前記装置情報を基に、制御対象の映像出力装置を制御する、ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の映像投影装置。
  8. 映像出力装置から入力された映像を投影する映像投影装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    投影を開始する開始時刻を記憶する記憶手段に記憶された前記開始時刻になった場合に、前記映像出力装置を制御する第1の制御処理と、
    前記第1の制御処理により前記映像出力装置を制御し、前記映像出力装置が想定通りの所定の動作を行っている場合に、光源ランプを点灯し、前記映像出力装置から入力された映像の投影を開始する第2の制御処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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