JP2015020788A - 包装箱 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明の包装箱では、頂板を引き上げると、フラップの凸条が内壁の凸条を乗り越えながら上方に移動するため、頂板を簡単に開けることができる。
また、本発明の包装箱では、表面に凹凸面が露出するため、外観に特徴を持たせることができる。
本実施形態の包装箱1は、図5に示すように、底板10と、底板10に連設された左右一対の側壁20,20と、底板10に連設された前後一対の端壁30,40と、後側の端壁40の上縁部に連設された頂板50と、を備えている。
なお、以下の説明において、前後左右方向とは、図6に示す包装箱1の状態を基準としている。
また、包装箱1には、両側壁20,20の上縁部および両端壁30,40の上縁部に囲まれた上部開口部1aが形成されている。
頂板50は、上部開口部1aに対して開閉自在な上蓋である。図6に示すように、頂板50によって上部開口部1aを塞ぐことで包装箱1が封止される。
ブランクシートSは、図2に示すように、段ボールS1の表面に波形紙S2を貼り合せたものである。すなわち、ブランクシートSは、裏面側から表面側に向けて板紙S11、波形紙S12、板紙S13、波形紙S2の順に積層した構造となっている。ブランクシートSの表面には、波形紙S2の各凸条2aが並設されることで凹凸面S3が形成されている。
図2に示すように、凸条S1a,S2aの側断面形状は逆V字形状である。すなわち、凸条S1a,S2aの幅は、裏面側から表面側に向かうに従って漸次小さくなっている。
波形紙S2の凸条S2aの最大幅および高さは、段ボールS1の波形紙S12の凸条S1aの最大幅および高さよりも小さく形成されている。
ブランクシートSの各折線(罫線)は、ブランクシートSの裏面を押し込んで形成された線状の溝である。なお、折線に切り込み溝を形成した場合には、折線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
なお、図示していないが、底板10の表面(下面)に形成された凹凸面S3(図2参照)の各凸条S2a(図2参照)は左右方向に延在している。
なお、図示していないが、前側の折曲片21の表面(前面)に形成された凹凸面S3(図2参照)の各凸条S2a(図2参照)は、上下方向に延在するとともに、左右方向に並設されている。
後側の折曲片22の表面(後面)に形成された凹凸面S3の各凸条S2aは、上下方向に延在するとともに、左右方向に並設されている。
右側の側壁20は、前記した左側の側壁20と左右対称な構成であるため、詳細な説明は省略する。
図5に示すように、前側の端壁30の表面(前面)に形成された凹凸面S3の各凸条S2aは、左右方向に延在するとともに、上下方向に並設されている。
中間壁31の表面(上面)に形成された凹凸面S3の各凸条S2aは、左右方向に延在するとともに、前後方向に並設されている。
内壁32を前側の両折曲片21,21の裏面に重ねることで、端壁30、中間壁31および内壁32が側面視で逆U字形状となる(図7(b)参照)。これにより、端壁30、中間壁31および内壁32が左右の前側の折曲片21,21を包み囲んだ状態となる。
図4に示すように、内壁32の表面(後面)に形成された凹凸面S3の各凸条S2aは、左右方向(内壁32の長手方向)に延在するとともに、上下方向に並設されている。
図6に示すように、後側の端壁40の表面(後面)に形成された凹凸面S3の各凸条S2aは、左右方向に延在するとともに、上下方向に並設されている。
頂板50は、上部開口部1aに対して開閉自在な上蓋である。そして、図6に示すように、頂板50を後側の端壁40に対して90度折り曲げたときに、頂板50によって上部開口部1aが塞がれる。
頂板50の表面(上面)に形成された凹凸面S3の各凸条S2aは、左右方向に延在するとともに、前後方向に並設されている。
側部フラップ51の表面(外側面)に形成された凹凸面S3の各凸条S2aは、頂板50を閉じたときに、上下方向に延在するとともに、前後方向に並設されるように配置されている。
図5に示すように、先端フラップ52の表面(前面)に形成された凹凸面S3の各凸条S2aは、左右方向(先端フラップ52の長手方向)に延在するとともに、上下方向に並設されている。
なお、図7(a)および(b)では、内壁32の凹凸面S3と先端フラップ52の凹凸面S3とが噛み合った状態を分かり易く示すため、凸条S2aの数を省略している。
また、図7(b)では、内壁32の凹凸面S3全体に先端フラップ52の凹凸面S3全体が噛み合っているが、内壁32の凹凸面S3に先端フラップ52の凹凸面S3の一部が噛み合っていればよい。
摘み片54は、頂板50を開けるときに、作業者が持って引き上げる部位であるため、樹脂製のテープ等によって補強されている。なお、摘み片54の表面を着色し、摘み片54を認識し易くすることが望ましい。
まず、図3に示すように、左右の側壁20,20を折線L1,L1において底板10に対して90度折り曲げて両側壁20,20を立ち上げる。また、前後の折曲片21,22を折線L2,L3において側壁20に対して90度折り曲げる。
このようにして、図7(b)に示すように、内壁32の凹凸面S3と先端フラップ52の凹凸面S3とが噛み合わされるため、頂板50を内壁32に対して簡単に固定することができる。
なお、図5に示すように、頂板50を開けるときに、作業者は摘み片54を持って頂板50を引き上げることができるため、頂板50を開け易くなっている。
本実施形態の包装箱1は、図2に示すように、段ボールS1の表面に波形紙S2を貼り合せたシートを用いて形成されているが、一枚の板紙の表面に波形紙を貼り合わせたシートを用いて包装箱を形成してもよい。
1a 上部開口部
10 底板
20 側壁
21 前側の折曲片
22 後側の折曲片
30 前側の端壁
31 中間壁
32 内壁
40 後側の端壁
50 頂板
51 側部フラップ
52 先端フラップ
54 摘み片
S ブランクシート
S1 段ボール
S1a 凸条
S11 板紙
S12 波形紙
S13 板紙
S2 波形紙
S2a 凸条
S3 凹凸面
Claims (2)
- 板紙の表面に波形紙を貼り合せたシートを用いて形成された包装箱であって、
底板と、
前記底板に連設された一対の側壁および一対の端壁と、
一方の前記端壁の上縁部に連設された頂板と、を備え、
前記側壁の側縁部には、他方の前記端壁の裏面に重なる折曲片が連設され、
他方の前記端壁の上縁部には、前記折曲片の裏面に重なる内壁が連設され、
前記頂板には、前記内壁の表面に重なるフラップが連設されており、
前記内壁の表面および前記フラップの表面には、複数の凸条が上下方向に並設された凹凸面が形成され、
前記内壁の前記凹凸面と前記フラップの前記凹凸面とが噛み合っていることを特徴とする包装箱。 - 前記頂板の表面には、摘み片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013151503A JP2015020788A (ja) | 2013-07-22 | 2013-07-22 | 包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013151503A JP2015020788A (ja) | 2013-07-22 | 2013-07-22 | 包装箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015020788A true JP2015020788A (ja) | 2015-02-02 |
Family
ID=52485580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013151503A Pending JP2015020788A (ja) | 2013-07-22 | 2013-07-22 | 包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015020788A (ja) |
Citations (3)
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JPS6337523U (ja) * | 1986-08-28 | 1988-03-10 | ||
JPS6337533U (ja) * | 1986-08-28 | 1988-03-10 | ||
JPS63194128U (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-14 |
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2013
- 2013-07-22 JP JP2013151503A patent/JP2015020788A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPS6337533U (ja) * | 1986-08-28 | 1988-03-10 | ||
JPS63194128U (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-14 |
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