JP2015020290A - 感熱記録材料 - Google Patents

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【課題】高い印字濃度が得られ、かつ耐スティッキング性に優れた感熱記録材料を提供する。【解決手段】支持体上に、熱により発色する感熱記録層及び該感熱記録層上に保護層を有する感熱記録材料において、該保護層が、融点56℃以下のアルキルケテンダイマー、あるいはオルフィン−マレイン酸樹脂を保護層の全固形分に対して4質量%以上含有することを特徴とする感熱記録材料。【選択図】なし

Description

本発明は、高い印字濃度が得られ、かつ耐スティッキング性に優れた感熱記録材料に関するものである。
感熱記録材料は、一般に支持体上に電子供与性の通常無色ないし淡色の染料前駆体、並びに電子受容性化合物を主成分とする感熱記録層を設けたものであり、熱ヘッド、熱ペン、レーザー光等で加熱することにより、染料前駆体である電子供与性化合物と顕色剤である電子受容性化合物とが瞬時反応し記録画像が得られるものである。このような感熱記録材料は、比較的簡単な装置で記録が得られ、保守が容易なこと、騒音の発生がないこと等の利点があり、計測記録計、ファクシミリ、プリンター、コンピューターの端末機、ラベル印字機、乗車券、チケットの発券機等、広範囲の分野に利用されている。特に近年は、ガス、水道、電気料金等の領収書、金融機関のATMの利用明細書、各種レシート、宝くじ、POSシステム用の感熱記録ラベルあるいは感熱記録タグ等にも感熱記録材料が用いられるようになっている。
感熱記録材料の用途や需要が多種多様に拡大する中、種々のバーコードを感熱記録印字して用いられる用途も増加しており、バーコード印字適性を有する感熱記録材料が求められている。また、バーコードに含まれる情報量の拡大に伴い、高精細なバーコード印字への要求が高まっている。しかし、高精細なバーコードは、スティッキングなどの印字障害によるバー、またはスペースの幅の僅かな変化や、印字の白抜けによるバーコードの欠落によって、読み取り性が大きく低下するという問題を有している。更に、近年の記録機器の小型化、省電力化の影響もあり、熱応答性や感熱記録ヘッドに対する機器マッチング性の向上に関する要求はますます大きくなっている。即ち、高速化及び省電力化により低い印加エネルギーでも従来と同様の発色濃度を示し、更にスティッキングなどの印字障害がない感熱記録材料が要求されている。
感熱記録材料の耐スティッキング性を向上させることを目的として、保護層に種々のフィラーを添加することが提案されている。例えば特許文献1には、水酸化アルミニウムを添加する方法が開示されており、特許文献2には、カオリンと酸化珪素とを併用する方法が開示されており、特許文献3には、カオリンまたは水酸化アルミニウムの少なくとも一種と無定形シリカを併用する方法等が開示されている。また、特許文献4、5等には、感熱記録層上に保護層を設けずとも耐水性や耐スティッキング性に優れた感熱記録材料として感熱記録層にアルキルケテンダイマーが利用できることが記載され、更に特許文献6には保護層にカルボキシ変性ポリビニルアルコールとエピクロロヒドリン系樹脂、変性ポリアミン/アミド系樹脂およびサイズ剤を含有する方法が開示されている。しかしながら高い印字濃度が得られることと、優れた耐スティッキング性の両方を満足させることは極めて困難であった。
他方、特許文献7には、特定の分子量を有するマレイン酸樹脂により、耐水性が良好なバックコート層が得られることが記載されている。
特開平6−135149号公報 特開平7−9762号公報 特開2002−240430号公報 特開2009−154397号公報 特開2009−154448号公報 特開2007−223047号公報 特開2006−168319号公報
本発明の目的は、高い印字濃度が得られ、かつ耐スティッキング性に優れた感熱記録材料を提供することである。
(1)支持体上に、熱により発色する感熱記録層及び該感熱記録層上に保護層を有する感熱記録材料において、該保護層が、融点56℃以下のアルキルケテンダイマー、あるいはオルフィン−マレイン酸樹脂を保護層の全固形分に対して4質量%以上含有することを特徴とする感熱記録材料。
本発明によって高い印字濃度が得られ、かつ耐スティッキング性に優れた感熱記録材料を提供することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。本発明は感熱記録層上に融点が56℃以下のアルキルケテンダイマー、あるいはオルフィン−マレイン酸樹脂を、保護層の全固形分に対して4質量%以上含有する保護層を有する感熱記録材料によって、高い印字濃度が得られ、かつ耐スティッキング性に優れた感熱記録材料が得られることを見出したものである。
本発明における融点56℃以下のアルキルケテンダイマーとは、詳細には下式で表される化合物である。
Figure 2015020290
式中R、Rは同一または異なる炭化水素基を示し、該炭化水素基の炭素数は8〜30が好ましく、特に好ましい炭化水素基の炭素数は14〜18である。アルキルケテンダイマーは、アルキル基の構造、比率により融点が決まり、直鎖飽和脂肪酸からなるアルキルケテンダイマーは、アルキル鎖が長くなると融点が高くなり、短くなると融点は低くなる。また、分岐鎖飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸からなるアルキルケテンダイマーの融点は、同じ炭素数の直鎖飽和脂肪酸からなるアルキルケテンダイマーよりも融点は低くなる。
本発明における融点56℃以下のアルキルケテンダイマーの含有量は、保護層の全固形分に対して4質量%以上である。より好ましくは、保護層の全固形分に対して8.8質量%以上である。これにより耐スティッキング性にとりわけ優れた感熱記録材料が得られる。上限は保護層の全固形分に対して30質量%以下であることが好ましく、特に好ましくは20質量%以下である。この上限を超えた場合、十分な印字濃度が得られない場合がある。
本発明におけるオルフィン−マレイン酸樹脂としては、特に限定されずジイソブチレン−マレイン酸樹脂、ペンテン−マレイン酸樹脂、ヘキセン−マレイン酸樹脂、ノネン−マレイン酸共重合体などを挙げることができ、好ましくはジイソブチレン−マレイン酸樹脂である。本発明において、オルフィン−マレイン酸樹脂の含有量は、保護層の全固形分に対して4質量%以上である。より好ましくは、保護層の全固形分に対して8.8質量%以上である。これにより耐スティッキング性にとりわけ優れた感熱記録材料が得られる。上限は保護層の全固形分に対して30質量%以下、特に好ましくは20質量%以下である。この上限を超えた場合、十分な印字濃度が得られない場合がある。
本発明に係る保護層には、顔料としてケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、非晶質シリカ、非晶質ケイ酸カルシウム、コロイダルシリカ等の無機顔料、メラミン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂、ポリエチレン、ナイロン、スチレン系プラスチック顔料、アクリル系プラスチック顔料、炭化水素系プラスチック顔料等の有機顔料を使用することができる。中でも、カオリン、水酸化アルミニウム等の平板状の構造を有する顔料が好ましく用いられる。顔料の含有量は、保護層の全固形成分に対して10〜70質量%が好ましい。
本発明の保護層には、接着剤として任意の樹脂が使用されることが好ましい。具体例としては、澱粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フラン樹脂、ケトン樹脂、オキシベンゾイルポリエステル、ポリアセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアミノビスマレイミド、ポリメチルペンテン、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルホン、ポリスルホン、ポリアリレート、ポリアリルスルホン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、メラミンホルマリン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、アルキド樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、スチレン/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル/ブタジエン共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、その他各種ポリオレフィン系樹脂等が挙げられ、これらは単独もしくは2種以上混合して用いることができる。本発明において、保護層中の接着剤の含有量は、保護層の全固形分に対して50〜95質量%が好ましく、60〜90質量%が特に好ましい。
本発明に係る感熱記録層は、各発色成分を微粉砕して得られる各々の水性分散液と樹脂などを混合し、支持体上に塗工及び乾燥することにより得られる。
感熱記録層に含有される通常無色ないし淡色の染料前駆体である電子供与性化合物は、一般に感圧記録材料や、感熱記録材料に用いられているものに代表されるが、特に限定されるものではない。
具体的な染料前駆体の例としては、
(1)トリアリールメタン系化合物:3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタルバイオレットラクトン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリド等、
(2)ジフェニルメタン系化合物:4,4′−ビス(ジメチルアミノフェニル)ベンズヒドリルベンジルエーテル、N−クロロフェニルロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等、
(3)キサンテン系化合物:ローダミンBアニリノラクタム、ローダミンB−p−クロロアニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(3−メチルフェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3,4−ジクロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−トリル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−トリル)アミノ−6−メチル−7−フェネチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(4−ニトロアニリノ)フルオラン、3−(N−メチル−N−プロピル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(3−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン等、
(4)チアジン系化合物:ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等、
(5)スピロ系化合物:3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフトピラン、3,3′−ジクロロスピロジナフトピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピルスピロベンゾピラン等を挙げることができる。またこれらの染料前駆体は必要に応じて単独、もしくは2種以上混合して使用することができる。
感熱記録層に含有される顕色剤である電子受容性化合物としては、一般に感圧記録材料、または感熱記録材料で使用される酸性物質等を使用できるが、特に限定されるものではない。例えば、フェノール誘導体、芳香族カルボン酸誘導体、N,N′−ジアリールチオ尿素誘導体、アリールスルホニル尿素誘導体、有機化合物の亜鉛塩等の多価金属塩、ベンゼンスルホンアミド誘導体、ウレアウレタン化合物等を挙げることができる。
以下に、感熱記録層に含有される電子受容性化合物の具体例を挙げるが、必ずしもこれらの化合物に限定されるものではない。
4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−n−プロポキシジフェニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−エトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−n−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−ベンジルオキシジフェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンモノアリルエーテル、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、3,4−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン、3,4,4′−トリヒドロキシジフェニルスルホン、4,4′−〔オキシビス(エチレンオキシ−p−フェニレンスルホニル)〕ジフェノール、3,4,3′,4′−テトラヒドロキシジフェニルスルホン、2,3,4−トリヒドロキシジフェニルスルホン、3−フェニルスルホニル−4−ヒドロキシジフェニルスルホン、2,4−ビス(フェニルスルホニル)フェノール、
4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシアセトフェノン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−エチルヘキサン、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,3−ビス〔1−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチル〕ベンゼン、1,3−ビス〔1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−1−メチルエチル〕ベンゼン、1,4−ビス〔1−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチル〕ベンゼン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、3,3′−ジクロロ−4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル、4,4−チオビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェノール)、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、没食子酸ベンジル、没食子酸ステアリル、ペンタエリスリトールテトラ(4−ヒドロキシ安息香酸)エステル、ペンタエリスリトールトリ(4−ヒドロキシ安息香酸)エステル、N−ブチル−4−〔3−(p−トルエンスルホニル)ウレイド〕ベンゾエート、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールの重縮合物と4−ヒドロキシ安息香酸との脱水縮合物、
N,N′−ジフェニルチオ尿素、4,4′−ビス[3−(4−メチルフェニルスルホニル)ウレイド]ジフェニルメタン、N−(4−メチルフェニルスルホニル)−N′−フェニル尿素、N−(ベンゼンスルホニル)−N′−[3−(4−トルエンスルホニルオキシ)フェニル]尿素、N−(4−トルエンスルホニル)−N′−[3−(4−トルエンスルホニルオキシ)フェニル]尿素、ウレアウレタン化合物、
サリチルアニリド、5−クロロサリチルアニリド、サリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ビス(α−メチルベンジル)サリチル酸、4−[2′−(4−メトキシフェノキシ)エチルオキシ]サリチル酸、3−(オクチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸あるいはこれらサリチル酸誘導体の金属塩(例えば亜鉛塩)、
N−(4−ヒドロキシフェニル)−4−トルエンスルホンアミド、N−(2−ヒドロキシフェニル)−4−トルエンスルホンアミド、N−フェニル−4−ヒドロキシベンゼンスルホンアミド等である。
感熱記録層には、その熱応答性を向上させるために、熱可融性物質を増感剤として含有させることができる。この場合、60〜180℃の融点を持つものが好ましく、特に80〜140℃の融点を持つものがより好ましく使用される。
具体的には、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、ベヘン酸アミド、N−ヒドロキシメチルステアリン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチロールステアリン酸アミド、N−ステアリル尿素、ベンジル−2−ナフチルエーテル、m−ターフェニル、4−ベンジルビフェニル、2,2′−ビス(4−メトキシフェノキシ)ジエチルエーテル、α,α′−ジフェノキシ−o−キシレン、ビス(4−メトキシフェニル)エーテル、アジピン酸ジフェニル、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ビス(4−メチルベンジル)エステル、シュウ酸ビス(4−クロロベンジル)エステル、テレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジベンジル、ベンゼンスルホン酸フェニルエステル、ビス(4−アリルオキシフェニル)スルホン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン、4−アセチルアセトフェノン、アセト酢酸アニリド類、脂肪酸アニリド類など公知の熱可融性物質が挙げられるが、高級脂肪酸アミドを用いた場合には、滑剤としても機能するためより好ましい。
これらの化合物は単独もしくは2種以上併用して使用することもできる。また、十分な熱応答性を得るためには、感熱記録層の総固形分中、増感剤が5〜50質量%を占めることが好ましい。
本発明における感熱記録材料は、発色感度を高める等、必要に応じて支持体と感熱記録層の間に中間層を1層以上設けることができる。また、支持体を挟んで感熱記録層側の反対面(裏面)には、磁気記録層、帯電防止層、粘着層等のバックコート層を1層以上設けることもできる。
前述した保護層以外、例えば支持体及び任意の層(中間層やバックコート層)にも、顔料としてケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、非晶質シリカ、非晶質ケイ酸カルシウム、コロイダルシリカ等の無機顔料、メラミン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂、ポリエチレン、ナイロン、スチレン系プラスチック顔料、アクリル系プラスチック顔料、炭化水素系プラスチック顔料等の有機顔料を接着剤とともに使用することができる。特に中間層の顔料としては、焼成カオリン及び/または有機中空顔料が好ましく、高い断熱性による優れた熱応答性を持った感熱記録材料を得ることができる。有機中空顔料を用いた場合、中空部位に空気を含むことで、より高い断熱性が得られるとともに、顔料形状が球形に近いため、層の柔軟性を損なうことなく密に配列することができ、高い強度と柔軟性を兼ね備えた中間層を得ることができるため、優れた熱応答性及び表面強度を示す。本発明における有機中空顔料とは、顔料内部に閉空間が存在する樹脂顔料を指し、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、スチレン、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリロニトリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリロニトリル等の単量体を主成分とする単独重合体、前記の単量体2種以上よりなる共重合体等をいう。本発明に用いる有機中空顔料は、本発明の効果の範囲内において特に限定されるものではないが、レーザー回折方式の粒度分布測定法による平均粒子径が0.1〜5.0μmのものが好ましく、更に0.5〜2.0μmのものがより好ましい。また、これら有機中空顔料の含有量は、中間層の全固形分に対して3〜80質量%が好ましい。
また、支持体及び任意の層(中間層やバックコート層)に、接着剤として任意の樹脂が使用される。具体例としては、澱粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フラン樹脂、ケトン樹脂、オキシベンゾイルポリエステル、ポリアセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアミノビスマレイミド、ポリメチルペンテン、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルホン、ポリスルホン、ポリアリレート、ポリアリルスルホン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、メラミンホルマリン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、アルキド樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、スチレン/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル/ブタジエン共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、エチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩またはアンモニウム塩、その他各種ポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。
保護層及び/または感熱記録層には、スティッキング性向上等の目的から、高級脂肪酸金属塩、高級脂肪酸アミド、パラフィン、ポリオレフィン、酸化ポリエチレン、カスターワックス等の滑剤を含有させることが好ましい。滑剤の含有量は、保護層または感熱記録層の全固形分に対して5〜50質量%が好ましい。また保護層及び/または感熱記録層には耐光性向上等の目的から、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤、分散・湿潤剤として、アニオン性、ノニオン性の高分子量のものを含む界面活性剤、更には蛍光染料、消泡剤等が必要に応じて添加される。
本発明に係る支持体としては、紙、各種織布、不織布、合成樹脂フィルム、合成樹脂ラミネート紙、合成紙、金属箔、蒸着シート、あるいはこれらを貼り合わせ等で組み合わせた複合シートを目的に応じて任意に使用することができる。中でも、含水率を容易にコントロールできることから、中性紙、酸性紙等の紙が特に好ましく用いられる。
感熱記録層、保護層、中間層、あるいは必要に応じて設けるバックコート層の形成方法は、特に限定されるものではなく、従来公知の技術に従って形成することができる。具体的な例としては、フィルムプレス塗工、エアナイフ塗工、ロッドブレード塗工、バー塗工、ブレード塗工、グラビア塗工、カーテン塗工、Eバー塗工等の方法により塗液を塗工し、乾燥により各層を形成させることができる。また、平版、凸版、フレキソ、グラビア、スクリーン、ホットメルト等の方式による各種印刷機等によって各層を形成させても良い。更に、各層は逐次に塗工、乾燥を行っても良いし、各層をそれぞれ塗工した後乾燥しても良く(ウェット・オン・ウェット)、更には各層を同時に塗工し乾燥しても良い(スライドカーテン塗工による多層同時塗工)。感熱記録層の塗工量は、十分な熱応答性を得るためには、通常染料前駆体の絶乾塗工量で0.05〜2.0g/mが好ましく、0.1〜1.0g/mがより好ましい。保護層の絶乾塗工量は0.2〜10g/mが好ましく、1〜5g/mがより好ましい。中間層の絶乾塗工量は1〜30g/mが好ましく、3〜20g/mがより好ましい。バックコート層の絶乾塗工量は、求められる機能等により適宜選定される。
必要に応じて、中間層塗工後、感熱記録層塗工後、保護層塗工後、またはバックコート層塗工後にスーパーカレンダー処理により印字画質を向上させることができる。
次に、本発明を実施例により、更に詳細に説明する。ただし、これらに限定されるものではない。なお以下に示す部、並びに%はいずれも質量基準であり、塗工量は絶乾塗工量である。
実施例1
(1)中間層用塗液の作製
焼成カオリン〔BASF社製:商品名アンシレックス〕50部、固形分濃度27.5%の有機中空顔料粒子分散液〔ロームアンドハース社製:商品名HP91〕100部、50%のスチレン/ブタジエン系ラテックス40部、10%の酸化澱粉水溶液50部及び水100部からなる組成物を混合撹拌し、中間層用塗液を調製した。
(2)感熱記録層用塗液の作製1
下記の(A)(B)(C)の混合液を、それぞれダイノミル(WAB社製サンドミル)で平均粒子径1μm以下となるように粉砕し、各分散液を得た。
(A)染料前駆体分散液
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 30部
2.5%スルホン変性ポリビニルアルコール水溶液 69部
1%アセチレングリコール系界面活性剤水溶液 1部
(B)電子受容性化合物分散液
4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン 30部
2.5%スルホン変性ポリビニルアルコール水溶液 69部
1%アセチレングリコール系界面活性剤水溶液 1部
(C)顔料・増感剤分散液
水酸化アルミニウム(昭和電工社製:商品名ハイジライトH42) 50部
1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン 30部
2.5%スルホン変性ポリビニルアルコール水溶液 199部
1%アセチレングリコール系界面活性剤水溶液 1部
(3)感熱記録層用塗液の作製2
次に、(A)、(B)、(C)の各分散液の他に下記のものを混合、撹拌して感熱記録層用塗液を調製した。
(A)染料前駆体分散液 100部
(B)電子受容性化合物分散液 100部
(C)顔料・増感剤分散液 280部
30%ステアリン酸亜鉛水分散液〔中京油脂社製:商品名Z−7−30〕 25部
40%メチロールステアリン酸アミド水分散液 25部
20%パラフィンワックス水分散液 25部
10%完全鹸化ポリビニルアルコール
〔クラレ社製:商品名PVA117〕水溶液 200部
水 100部
(4)保護層用塗液の作製
下記に示す配合にて混合して保護層用塗液を調製した。
10%ポリビニルアルコール
〔クラレ社製:商品名PVA117、平均重合度:約1700〕水溶液 100部
20%カオリン〔BASF社製:UW90〕水分散液 15部
30%ステアリン酸亜鉛水分散液〔中京油脂社製:商品名Z−7−30〕 4部
20%アルキルケテンダイマー
〔星光PMC社製:商品名SS362(炭素数C16〜C18の直鎖アルキル鎖を有するアルキルケテンダイマーの混合物)融点:50℃〕 4部
水 60部
(5)感熱記録材料の作製
坪量66g/mの中性の上質紙ロールに、中間層用塗液の固形分塗工量が5g/m、感熱記録層用塗液の固形分塗工量が染料前駆体の塗工量で0.5g/m、保護層用塗液の固形分塗工量が2g/mとなるようにそれぞれの層をエアナイフコーター及びエアフローティング式乾燥機にて塗工及び乾燥し、カレンダー処理を行い感熱記録材料を作製した。なお、感熱記録層用塗液を塗工し、乾燥した後の感熱記録層表面の温度は60℃であり、このような表面温度の感熱記録層上に、前記保護層を塗工した。
実施例2
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕4部を10部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
実施例3
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362 融点:50℃〕4部の代わりに、20%アルキルケテンダイマー〔荒川化学工業社製:商品名サイズパインK−903(炭素数C16〜C18の直鎖アルキル鎖を有するアルキルケテンダイマーの混合物)融点:38℃〕10部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
実施例4
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕4部の代わりに、25%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SE2395(炭素数C14〜C16の分岐アルキル鎖を有するアルキルケテンダイマーの混合物)融点:10℃以下〕8部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
実施例5
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕4部の代わりに、25%オルフィン−マレイン酸樹脂〔荒川化学工業社製:商品名ポリマロン482S(ジイソブチレン−マレイン酸樹脂)〕3.2部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
実施例6
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕4部の代わりに、25%オルフィン−マレイン酸樹脂〔荒川化学工業社製:商品名ポリマロン482S(ジイソブチレン−マレイン酸樹脂)〕8部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
実施例7
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕4部の代わりに、21.8%オルフィン−マレイン酸樹脂〔ロームアンドハース社製:商品名オロタン165A(ジイソブチレン−マレイン酸樹脂)〕9.2部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
比較例1
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕を添加しなかった以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
比較例2
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕4部を2部とした以外は、実施例1と同様にして感以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
比較例3
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕4部の代わりに、25%スチレン−アクリル樹脂〔ハリマ化成社製:商品名ハーサイズLX−530〕3.2部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
比較例4
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362 融点:50℃〕4部の代わりに、30%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名AD1604(炭素数C16〜C18の直鎖アルキル鎖を有するアルキルケテンダイマーの混合物)融点:62℃〕2.67部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
比較例5
実施例1の(4)保護層用塗液の作製において、20%アルキルケテンダイマー〔星光PMC社製:商品名SS362〕4部の代わりに、25%オルフィン−マレイン酸樹脂〔荒川化学工業社製:商品名ポリマロン482S〕1.6部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
以上の実施例1〜7及び比較例1〜5で作製した感熱記録材料について、下記の評価を行った。その結果を表1に示す。
〔印字濃度〕
作製した各感熱記録材料それぞれについて、大倉電気社製ファクシミリ試験機TH−PMDを用いて印字した。ドット密度8ドット/mm、ヘッド抵抗1685Ωのサーマルヘッドを使用し、印加電圧20ボルトで、印加パルス幅1.6msecで黒ベタ及び文字を印字した。印字濃度をマクベスRD−918型反射濃度計(ビジュアルフィルター)(マクベス社製)にて測定した。印字濃度の数値は、実用上1.0以上、好ましくは1.2以上である。
〔耐スティッキング性〕
キヤノン(株)製プリンター、商品名プレアCT−1を使用し、5℃の環境条件で黒ベタパターンを印字して、スティッキングによる横段状の印字障害を評価した。評価基準は以下の指標に従った。
◎:スティッキングが全く発生しない
○:スティッキングによる印字障害がほとんど発生しない
△:スティッキングによる印字障害が発生し、実使用上問題がある
×:スティッキングによる印字障害が全面に発生する
Figure 2015020290
表1から明らかなように、本発明により高い印字濃度が得られ、かつ耐スティッキング性に優れた感熱記録材料が得られることが判る。

Claims (1)

  1. 支持体上に、熱により発色する感熱記録層及び該感熱記録層上に保護層を有する感熱記録材料において、該保護層が、融点56℃以下のアルキルケテンダイマー、あるいはオルフィン−マレイン酸樹脂を保護層の全固形分に対して4質量%以上含有することを特徴とする感熱記録材料。
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