JP2015018880A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015018880A
JP2015018880A JP2013144009A JP2013144009A JP2015018880A JP 2015018880 A JP2015018880 A JP 2015018880A JP 2013144009 A JP2013144009 A JP 2013144009A JP 2013144009 A JP2013144009 A JP 2013144009A JP 2015018880 A JP2015018880 A JP 2015018880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
region
semiconductor layer
mask
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013144009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6160318B2 (ja
Inventor
和彦 堀野
Kazuhiko Horino
和彦 堀野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2013144009A priority Critical patent/JP6160318B2/ja
Publication of JP2015018880A publication Critical patent/JP2015018880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6160318B2 publication Critical patent/JP6160318B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Weting (AREA)

Abstract

【課題】長手方向に膜厚が変調された半導体層を膜質及び精度よく形成する。
【解決手段】第1領域50、第2領域52、第3領域54および第4領域56を備える基板上に下から順に、第1層及び第2層を形成する工程と、第1層及び第2層を形成する工程の後マスクを形成する工程と、マスクを用い基板上の第1領域と第4領域とに半導体層を成膜する工程と、を有し、マスクを形成する工程は、長手方向の一端から他端にかけてその幅が変調された第1領域において第2層を残存させ第1層を除去するステップと、第1領域の短手方向の両側に設けられ第1領域から離間した第2領域において、第1層と第2層とを残存させるステップと、第1領域と第2領域とを接続する第3領域において、第2層を残存させ第1層を除去するステップと、第1領域と第2領域との間の第3領域以外の第4領域において第1層と前記第2層とを除去するステップと、を含む半導体装置の製造方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、基板上に半導体層が成膜された半導体装置およびその製造方法に関する。
例えば、基板上に半導体層を成膜し、半導体層を光の導波路とすることがある。このような場合、半導体層は細長い形状の構造となる。光の導波路においては、光を集光または分散させるため膜厚を変調することがある。例えば特許文献1には、アンダーカット型のシャドウマスクを用い、基板上に膜厚が変調した半導体層を形成することが記載されている。半導体層は光の導波路として用いられている。
特開平10−135563号公報
特許文献1の方法では、導波路となる半導体層の幅方向に膜厚が変調される。しかしながら、導波路の長手方向に膜厚が変調された半導体層を、膜質および精度よく形成することは難しい。
本発明は、上記課題に鑑みみなされたものであり、長手方向に膜厚が変調された半導体層を、膜質および寸度よく形成することを目的とする。
本発明は、第1領域、第2領域、第3領域および第4領域を備える基板上に下から順に、第1層および第2層を形成する工程と、前記第1層および前記第2層を形成する工程の後、マスクを形成する工程と、前記マスクを用い、前記基板上の前記第1領域と前記第4領域とに半導体層を成膜する工程と、を有し、前記マスクを形成する工程は、長手方向の一端から他端にかけてその幅が変調された前記第1領域において前記第2層を残存させ前記第1層を除去するステップと、前記第1領域の短手方向の両側に設けられ前記第1領域から離間した前記第2領域において、前記第1層と前記第2層とを残存させるステップと、前記第1領域と前記第2領域とを接続する前記第3領域において、前記第2層を残存させ前記第1層を除去するステップと、前記第1領域と前記第2領域との間の前記第3領域以外の前記第4領域において前記第1層と前記第2層とを除去するステップと、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法である。本発明によれば、長手方向に膜厚が変調された半導体層を、膜質および寸法精度よく形成することができる。
上記構成において、前記マスクを形成する工程は、前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域の前記第2層を残存させるように前記第4領域の前記第2層を除去する工程と、前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域に残存した第2層をマスクに前記第1領域、前記第3領域および前記第4領域の前記第1層を除去する工程と、を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第1層と前記第2層とは半導体である構成とすることができる。
上記構成において、前記第1領域と前記第2領域との間隔は、18μm以上かつ100μm以下である構成とすることができる。
上記構成において、前記第2層の膜厚は、3μm以上かつ8μm以下である構成とすることができる。
上記構成において、前記第3領域は、前記第1領域の長手軸に対し対称に形成されている構成とすることができる。
上記構成において、前記第1層はGaInAsであり、前記マスクを形成する工程は、前記第2層を除去する工程の後、前記第1層を除去する工程前に、前記第2領域の角の前記第2層上に絶縁膜を形成する工程を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第1領域の前記第2層は前記第3領域の前記第2層より薄い構成とすることができる。
本発明は、基板と、前記基板上に下側から順に形成されたバッファ層、コア層およびキャップ層を備える半導体層と、を有し、前記半導体層は、その長手方向の一端から他端にかけて膜厚が変調され、前記半導体層の短手方向における膜厚は、端部に比べ中心部が薄くなることを特徴とする半導体装置である。
本発明は、基板と、前記基板上に下側から順に形成されたバッファ層、AlGaInAsまたはAlInAsを含むコア層およびキャップ層を備える半導体層と、を有し、前記半導体層は、その長手方向の一端から他端にかけて膜厚が変調されていることを特徴とする半導体装置である。
本発明によれば、長手方向に膜厚が変調された半導体層を、膜質および精度よく形成することができる。
図1(a)は、基板上の半導体層を示す平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。 図2は、比較例1における半導体層を成膜するときの断面図である。 図3は、比較例2における半導体層を成膜するときの断面図である。 図4は、比較例3における半導体層を成膜するときの断面図である。 図5(a)は、実施例1における半導体層を成膜するときの平面図、図5(b)は、D−Dに沿った位置Xに対する半導体層の膜厚T1を示す図である。 図6(a)から図6(c)は、図5(a)のそれぞれA−A断面図、B−B断面図およびC−C断面図である。 図7は、基板上に形成された半導体層を示す断面図である。 図8は、比較例1における遮蔽体の幅W0に対する規格化膜厚を示す図である。 図9(a)および図9(b)は、比較例1および実施例1の表面写真を示す模式図である。 図10は、マスクの平面図である。 図11は、実施例1における遮蔽体の幅W1に対する規格化膜厚を示す図である。 図12は、遮蔽体の幅と支持体の間隔に対するクロスハッチの有無を示す図である。 図13(a)から図13(c)は、梁の幅および長さに対する遮蔽体の垂れ下がりの有無を示す図である。 図14(a)は、マスクの一例の平面図、図14(b)は、xに対する半導体層の膜厚を示す図である。 図15(a)は、マスクの別の一例の平面図、図15(b)は、xに対する半導体層の膜厚を示す図である。 図16は、実施例2係る半導体装置が用いられるシステムのブロック図である。 図17(a)から図17(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その1)である。 図18(a)から図18(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その2)である。 図19(a)から図19(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その3)である。 図20(a)から図20(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その4)である。 図21(a)から図21(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その5)である。 図22(a)から図22(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その6)である。 図23(a)から図23(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その7)である。 図24(a)から図24(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その8)である。 図25(a)から図21(e)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その9)である。 図26(a)から図26(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その10)である。 図27(a)から図27(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その11)である。 図28(a)から図28(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その12)である。 図29(a)から図29(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その13)である。 図30(a)から図30(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その14)である。 図31(a)から図31(d)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その15)である。 図32(a)から図32(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す図(その16)である。 図33(a)から図33(c)は、実施例3の半導体層を成膜するときの断面図である。 図34は、第1層をエッチングした後のマスクの平面図である。 図35は、第1層をエッチングした後のマスクの平面図である。 図36(a)から図36(g)は、実施例4に係るマスクの製造方法を示す断面図である。 図37(a)および図37(b)は、実施例4に係るマスクの製造方法を示す図(その1)である。 図38(a)および図38(b)は、実施例4に係るマスクの製造方法を示す図(その2)である。 図39は、第2層と絶縁膜との関係を示す平面図である。 図40(a)から図40(e)は、実施例5の製造方法を示す図(その1)である。 図41(a)から図41(e)は、実施例5の製造方法を示す図(その2)である。
図1(a)は、基板上の半導体層を示す平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。半導体層12が延伸する方向(長手方向)をX方向、幅方向(短手方向)をY方向、基板10の法線をZ方向とする。以下の図においても同じである。
図1(a)および図1(b)を参照し、基板10上に半導体層12が形成されている。半導体層12は細長い形状を有している。半導体層12はX方向に膜厚が変調されている。例えば、半導体層12は+X方向に行くにしたがい厚くなる。
このように膜厚を変調する比較例について説明する。図2は、比較例1における半導体層を成膜するときの断面図である。基板10上に、第1層82および第2層84からなるマスク80が設けられている。第1層82には開口81が形成されている。第2層84には、幅W0の開口83が形成されている。第2層84の開口83に比べ第1層82の開口81が広い。これにより、開口81上の第2層84は庇状となっている。マスク80を用い基板10上に半導体層12を成膜する。成膜方法としては、例えばMOVPE(Metal
Organic Vapor Phase Epitaxy)法を用いる。半導体層12の例としてAlGaInAsについて説明する。
半導体層12を成膜するときに、マスク80上に半導体層12と同じ組成の膜86が形成される。開口83の幅W0上に成膜されるべき膜86が開口81内の基板10上に形成される。半導体層12が開口83から直線的に形成されれば、半導体層12は仮想膜70のような断面形状となる。しかしながら、矢印72および74のように原料ガスが±Y方向に拡散する。このため、半導体層12は、仮想膜70より薄くなる。例えば、幅W0を変調することにより、半導体層12の膜厚を変調できる。
しかしながら、III族原料の拡散速度は、Al、GaがInより大きい。矢印72がAlおよびGaの原料ガスに、矢印74がInの原料ガスに対応する。したがって、半導体層12のY方向の両端において、半導体層12の組成が目標と異なってしまう。これにより、半導体層12にクロスハッチが生じることがある。このように、比較例1では、膜質を均一にできない。
なお、Alの原料ガスとしては、例えばトリメチルアルミニウム(TMA)またはトリエチルアルミニウム(TEA)を用いることができる。Gaの原料ガスとしては、例えばトリメチルガリウム(TMG)またはトリエチルガリウム(TEG)を用いることができる。Inの原料ガスとしては、例えばトリメチルインジウム(TMI)またはトリエチルインジウム(TEI)を用いることができる。
図3は、比較例2における半導体層を成膜するときの断面図である。基板10から離してマスク80を配置する。マスク80と基板10との距離は例えば50μm以上である。原料ガスが矢印72および74のようにマスク80下に回り込むため、マスク80下の基板10上に半導体層12を形成できる。マスク80下の半導体層12の膜厚は仮想膜70より小さくなる。マスク80の幅をX方向で変調することにより、半導体層12の膜厚をX方向に変調できる。また、原料ガスがマスク80の両側から供給されるため比較例1に比べると膜質が均一となる。
しかしながら、半導体層12の長手方向に膜厚を変調するためには、マスク80のX方向の幅を大きくし、マスク80と基板10との距離を大きくすることになる。これにより、膜厚変調の精度が悪くなってしまう。
図4は、比較例3における半導体層を成膜するときの断面図である。マスク80に複数のスリット88が形成されている。スリットの幅W9は、−X方向にいくにしたがい狭くなる。位置89より−X側ではスリット88は形成されてない。スリット88の間のマスク80下においては、両側のスリット88から原料ガスが供給され半導体層12が成膜される。スリット88の幅W9をX方向に変調することにより、半導体層12の膜厚を変調できる。例えば、−X方向にいくにしたがい膜厚を薄くできる。
しかしながら、位置89より−X側では、矢印72および74のように原料ガスが一方向からのみ供給される。これにより、原料ガスの拡散速度に起因し、半導体層12の膜質が異なってしまう。
比較例1から3のように、長手方向に膜厚が変調された半導体層12を、膜質よく(例えばクロスハッチが形成されることなく)、かつ精度よく形成することは難しい。
図5(a)は、実施例1の半導体層を成膜するときの平面図、図5(b)は、D−Dに沿った位置Xに対する半導体層の膜厚T1を示す図である。図6(a)から図6(c)は、図5(a)のそれぞれA−A断面図、B−B断面図およびC−C断面図である。図5(a)から図6(c)を参照し、マスク80は、基板10上に形成された第1層14と第1層14上に形成された第2層16とを有している。
X方向に延伸した第1領域50は、短手方向に幅W1が変調されている。位置X0より−X方向では幅W1はほぼ一定である。位置X0より+X方向では幅W1が一様に小さくなる。第1領域50の幅方向(±Y方向)の両側に離間して第2領域52が設けられている。第3領域54は、第1領域50と第2領域52とを接続している。第1領域50の第2層16は、遮蔽体60となる。第2領域52の第1層14および第2層16は、遮蔽体60を基板10に支持する支持体62となる。第3領域54の第2層16は、遮蔽体60を支持体62に固定する梁64となる。第3領域54は、Y方向に長い形状を有している。原料ガスが第3領域54の第2層16下に十分回り込むように、第3領域54のX方向の長さL3は、第1領域50の幅W1に比べ十分に小さい。第4領域56は、第1領域50と第2領域52との間の第3領域54以外の領域である。
マスク80は、第1領域50、第2領域52および第3領域54に形成されている。第4領域56においては、第1層14および第2層16が除去されており、マスク80は形成されていない。第1領域50および第3領域54において第1層14が除去され、第2層16が残存している。第2領域52において第1層14および第2層16が残存している。第2領域52の第4領域56側は第2層16が第1層14よりサイドエッチングされており、第1層14は庇状となっている。
図6(a)を参照し、基板10上に半導体層12を形成する。半導体層12の形成方法は例えばMOVPE法である。半導体層12は例えばAlGaInAsである。遮蔽体60の下(領域76)に原料ガスが拡散するため遮蔽体60下の基板10上に膜厚T1が小さい半導体層12が形成される。第2領域52(支持体62)における庇状の第2層16の下(領域78)においては、原料ガスは+Y方向または−Y方向の1方向から拡散するため、比較例1と同様にIn原料ガスとGaおよびAl原料ガスとの拡散速度の差により組成比が不均一となり、クロスハッチが生じやすくなる。一方、領域76においては、原料ガスは矢印72および74のように±Y方向の2方向から拡散する。このため、In原料ガス(矢印74)とGaおよびAl原料ガス(矢印72)との拡散速度が異なっても、半導体層12の膜質は均一に形成されやすくなる。よって、クロスハッチが形成されにくくなる。
図6(b)を参照し、第1領域50の幅W1が図6(a)より小さくなるため、膜厚T1は、図6(a)より大きくなる。第3領域54(梁64)のX方向の長さL3が十分小さいため、半導体層12の膜厚に梁64の影響は少ない。図6(c)を参照し、第1領域50の幅W1が図6(b)より小さくなるため、膜厚T1は、図6(b)より大きくなる。
図5(b)を参照し、位置Xに対し膜厚T1は、位置X0よりも−X側では一定の膜厚である。位置Xに対し+X側では、Xに行くにしたがい膜厚が厚くなる。
比較例1のマスク80を用い半導体層12を形成した。
マスク80の各層の材料膜厚は以下である。
第1層82:Al0.52In0.48As、膜厚 H0
第2層84:InP、膜厚 1μm
図7は、平坦な基板上に形成された半導体層12の断面図である。半導体層12は、基板10上にバッファ層12a、コア層12bおよびキャップ層12cを順に成膜した。各層の材料および膜厚は以下である。
バッファ層12a:InP、膜厚:20nm
コア層12b :AlGaInAsMQW(Multi Quantum Well)層、膜厚:400nm
キャップ層12c:InP、膜厚:400nm
図8は、比較例1における遮蔽体の幅W0に対するコア層12bの規格化膜厚を示す図である。平坦な基板10上に成膜した半導体層12のコア層12bの膜厚をToとし、開口83の半導体層12のコア層12bの膜厚をT0としたとき、規格化膜厚はT0/Toとした。第1層14の膜厚H0が1.67μmおよび4.75μmのマスク80を用いた。図8を参照し、幅W0が小さくなると規格化膜厚は小さくなる。第1層82の膜厚H0が大きい方が規格化膜厚は小さい。マスク80を除去後に、半導体層12の表面におけるクロスハッチの有無を光学顕微鏡を用い観察した。規格化膜厚が0.85より小さくなると、H0がいずれのものにおいても半導体層12にクロスハッチが観察された。
図9(a)および図9(b)は、比較例1および実施例1の表面写真を示す模式図である。図9(a)および図9(b)は、マスク80を用い半導体層12を形成し、マスク80を除去した後の基板10および半導体層12の表面を光学顕微鏡を用い観察した写真の模式図である。図9(a)は、比較例1においてクロスハッチが観察された例であり、図9(b)は、実施例1においてクロスハッチが観察されなかった例である。図9(a)に示すように、半導体層12の表面にクロスハッチ30が観察される。
以下は、実施例1の第1領域50(遮蔽体60)W1の変調(xとW1の関係)の最適値を求めるために、第1領域50(遮蔽体60)の幅に対する膜厚比について、第1領域50の幅を一定にした時の実験結果を示している。
実験条件は、次に示す通りである。
実施例1のマスク80を用い半導体層12を形成した。
マスク80の各層の材料膜厚は以下である。
第1層14:Al0.52In0.48As、膜厚:1.67μm
第2層16:InP、膜厚:6μm
半導体層12の構造は、比較例1と同じである。
マスク80の形成方法は、後述する実施例2と同じである。
図10は、マスクの平面図である。図10を参照し、第1領域50(遮蔽体60)の幅W1を一定とした。第3領域54(梁64)のY方向の幅をW3、X方向の長さをL3とした、X方向の第3領域54のピッチをL4とした。第2領域52(支持体62)のY方向の間隔をW5とした。W5=2×W3+W1である。
図11は、実施例1で支持体62の間隔W5=140μmにおける遮蔽体の幅W1に対するコア層12bの規格化膜厚を示す図である。規格化膜厚の算出方法は図8と同じである。図11を参照し、幅W1が小さくなると規格化膜厚は大きくなる。
図12は、遮蔽体60の幅W1と支持体62の間隔W5とに対するクロスハッチの有無を示す図である。図12を参照し、マスク80を除去後に、半導体層12の表面におけるクロスハッチの有無を光学顕微鏡を用い観察した。「○」はクロスハッチが観察されないことを示し、「×」はクロスハッチが観察されることを示す。W5=50μmのとき、W1=15μmおよび20μmにおいてクロスハッチが観察された。この条件以外においてクロスハッチは観察されなかった。W5=50μmおよびW1=15μmのとき、W3=17.5μmである。W5=50μmおよびW1=20μmのとき、W3=15μmである。その他の条件では、W3は19μm以上となる。
以上のように、梁64のY方向の幅W3(第1領域50と第2領域52との間隔(遮蔽体60と支持体62との間隔)に相当する)が小さくなると、半導体層12にクロスハッチが形成される。よって、半導体層12にクロスハッチが形成されないようにするため、幅W3は大きいことが好ましい。図12の場合、幅W3は、18μm以上が好ましい。余裕を持たせるため、幅W3は、20μm以上がより好ましく、30μm以上がさらに好ましい。
図13(a)から図13(c)は、梁の幅W3および長さL3に対する遮蔽体の垂れ下がりの有無を示す図である。図13(a)を参照し、梁64のX方向のピッチL4を50μmとして、梁64のY方向の幅W3およびX方向の長さL3に対し、遮蔽体60の垂れ下がりを観察した。遮蔽体60のY方向の幅W1は、コア層12bの規格化膜厚0.2以下を実現するのに必要な幅である。「○」は垂れ下がりなしを示し、「×」は垂れ下がりありを示す。梁64の長さL3が1μm、1.5μmおよび2μmのとき、梁64の幅W3がそれぞれ62μm以上、73μm以上および91μm以上において「×」となる。
図13(b)を参照し、梁64のX方向のピッチL4を150μmとして、梁64のY方向の幅W3およびX方向の長さL3に対し遮蔽体60の垂れ下がりを観察した。遮蔽体60のY方向の幅W1は、15μmであり、梁64の長さL3が1μm、1.5μmおよび2μmのとき、梁64の幅W3がそれぞれ42μm以上、50μm以上および62μm以上において「×」となる。
図13(c)は、図13(a)における梁64の幅W1を10μm(コア層12bの規格化膜厚0.33を実現するのに必要な幅)としたときの換算した結果である。図13(c)を参照し、梁64の長さL3が1μm、1.5μmおよび2μmのとき、梁64の幅W3がそれぞれ93μm以上、110μm以上および137μm以上において「×」となる。
遮蔽体60は梁64により支持体62に支持されている。よって、遮蔽体60の幅W1が大きくなる、梁64の長さL3が小さくなる、または、梁64の幅W3が大きくなると、遮蔽体60が重力等により垂れ下がってしまう。梁64のピッチL4を大きくすると、図13(b)のように、遮蔽体60は垂れ下がりやすくなる。しかし、梁64のピッチL4を大きくすると、半導体層12の膜厚変調に梁64の影響が少なくなる。これにより、ピッチL4は大きくなる方が好ましい。また、梁64の幅W3を大きくすると、遮蔽体60が垂れ下がりやすくなる。よって、梁64の幅W3を大きくし過ぎるのは好ましくない。よって、幅W3は、100μm以下が好ましい。幅W3は、80μm以下がより好ましく、60μm以下がさらに好ましい。
第2層16を薄くすると、遮蔽体60が垂れ下がりやすくなり、梁64の幅W3を大きくできない。これにより、図12のように、半導体層12にクロスハッチが生じやすくなる。遮蔽体60の幅W1を小さくすれば、図13(a)から図13(c)のように、垂れ下がりは生じにくくなる。しかし、半導体層12の膜厚変調できる範囲が狭くなる。よって、第2層16の膜厚は、3μm以上が好ましく、4μm以上がより好ましい。第2層16が厚くなると、第2層16のエッチングが難しくなる。よって、第2層16の膜厚は8μm以下が好ましく、7μm以下がより好ましい。
さらに、梁64(第3領域54)が遮蔽体60(第1領域50)の片側に複数設けられる。これにより、遮蔽体60の垂れ下がりを抑制できる。
次に、半導体層12の膜厚変調の例を説明する。
図14(a)は、マスクの一例の平面図、図14(b)は、遮蔽体60の中心線の直下における半導体層12の膜厚を示す図である。図14(a)を参照し、X方向において、マスク80は、X1からX2の間に設けられている。位置X0より−X側では、遮蔽体60(第1領域50)のY方向の幅W1は一定である。位置X0より+X側では、遮蔽体60のY方向の幅W1は一様に小さくなる。位置X2での遮蔽体60の幅をWHとする。支持体62(第2領域52)のY方向の幅をWA、X0より−X側の遮蔽体60のY方向の幅をWC、第4領域56(遮蔽体60と支持体62のとの間)のY方向の幅をWBとする。X1とX2との距離をLG、X0とX2との距離をLFとする。梁64のX方向の長さLE、梁64のX方向のピッチをLDとする。
位置X2を0、位置X2から−X方向をxとする。第1領域50の幅W1(x)がxに対し直線的に変化する場合、W1(x)は、以下の数式となる。
W1(x)=WH+(WC−WH)×x/LF
図14(b)を参照し、xが0からX2−X0にかけては半導体層12の膜厚は指数関数的に減少する。xがX2−X0以上においては、膜厚は一定となる。
図15(a)は、マスクの別の一例の平面図、図15(b)は、xに対する半導体層の膜厚を示す図である。図15(a)を参照し、以下の式のように、第1領域50の幅W1(x)はxに対し指数関数的に変化する。
W1(x)=WH×exp(X/LF×Log(WC/WH))
図15(b)を参照し、xが0からX2−X0にかけては半導体層12の膜厚は直線的に減少する。
図14(a)から図15(b)に示すように、遮蔽体60(第1領域50)の幅W1(x)をX方向に変調することにより、半導体層12の膜厚をX方向に任意に変調することができる。
例えばWA=40μm、WB=27.5μm、WC=15μm、LD=150μm、LE=1μm、LF=200μm、LG=301μm、WH=1μmとすることができる。WAは、第1層14をエッチングした際に、第1層14のY方向の最小幅が3μm以上(マスク80の第2層16の膜厚の1/2)となるように設定することが好ましい。原料ガスの気相拡散による半導体層12の組成分布を小さくするため、WBは、20μm以上が好ましく、30μm以上がより好ましい。LDは、30μm以上が好ましく、50μm以上がより好ましい。第3領域54により半導体層12の組成分布を小さくするため、LEは、3μm以下が好ましく、2μm以下がより好ましい。LE/LD≦0.1が好ましく、LE/LD≦0.05がより好ましい。
実施例1によれば、マスク80を用い、基板10上に半導体層12を成長する。これにより、図5(b)のように、遮蔽体60の長手方向に膜厚を変調させることができる。また、半導体層12の膜質を均一化できる。さらに、第1層14上に第2層16を形成しマスク80とする。これにより、膜厚の制御が容易となる。
第3領域54は、第1領域50の長手軸に対し対称に形成されている。これにより、半導体層12を長手軸に対し対称に形成できる。
実施例1により製造された半導体層12は、図6(a)から図6(c)のように、短手方向における膜厚が端部に比べ中心部が薄い。半導体層12における幅方向の中心の凹み量は、半導体層12の膜厚T1が薄い方が大きくなる。
さらに、半導体層12として、基板10上に形成されたInPバッファ層12aと、バッファ層12a上に形成されたAlGaInAsまたはAlInAsを含むコア層12bと、コア層12b上に形成されたInPキャップ層12cとを有する。このようにAlGaInAsまたはAlInAsを含む半導体層12は、これまで膜厚変調が難しかったが、実施例1により、膜厚変調が容易となる。
実施例1としては、例えば以下のような材料を用いることもできる。
基板10の最上層:InP
第1層14:AlInAs、GaInAsまたはAlGaInAs
第2層16:InP
バッファ層12a:InP
コア層12b:InGaAsPMQW層
キャップ層12c:InP
第1層14のエッチング溶液:硫酸:過酸化水素水:水=1:1:1
また、以下のような材料を用いることもできる。
基板10の最上層:InGaAsP
第1層14:InP
第2層16:InGaAsPまたはGaInAs
バッファ層12a:InPまたはInGaAsP
コア層12b:InGaAsPMQW層
キャップ層12c:InGaAsP
第1層14のエッチング溶液:塩酸:水=1:1
さらに、以下のような材料を用いることもできる。
基板10の最上層:GaInAsP
第1層14:InP
第2層16:InGaAsP
バッファ層12a:InPまたはInGaAsP
コア層12b:AlGaInAsMQW層
キャップ層12c:AlGaInAsまたはInGaAsP
第1層のエッチング溶液:塩酸:水=1:1
半導体層12の成膜時に元素同士の拡散速度が異なると、半導体層12の組成が均一になりにくい。よって、半導体層12が、InとAlを含む場合、またはInとGaを含む場合、実施例1を用いることが有効である。例えば、実施例1において、AlGaInAsは、AlInAsまたはGaInAsを含んでもよい。半導体層12の構成は上記に限られない。例えば、半導体層12に複数の元素が含まれる場合、半導体層12の成膜時に元素同士の拡散速度が異なる場合がある。よって、実施例1を用いることが有効である。また、第1層14、第2層16、バッファ層12a、コア層12bおよびキャップ層12cは、それぞれエピタキシャル成長する材料の組み合わせが好ましい。
第1層14のエッチング液としては、第1層14がエッチングされ、基板10の最表面および第2層16がエッチングされにくい溶液が好ましい。例えば、基板10の最表面および第1層14がInP、第2層16がAsを含む場合、第1層14のエッチング液として過酸化水素を含む硫酸系または過酸化水素を含む塩酸系の溶液を用いることができる。基板10の最表面および第1層14がAsを含み、第2層16がInPの場合、第1層14のエッチング液として過酸化水素を含まない塩酸系の溶液または臭素系の溶液を用いることができる。
実施例1が用いられる半導体装置としてスポットサイズコンバータを例を説明する。図16は、実施例2に係る半導体装置が用いられるシステムのブロック図である。図16を参照し、基板90に、スポットサイズコンバータ91および92、マッハツェンダー変調器93、導波路94および95、および配線102が形成されている。先球ファイバ96からレーザ光98がスポットサイズコンバータ91に照射される。スポットサイズコンバータ91は、レーザ光98のスポットサイズを導波路95のサイズに変換する。マッハツェンダー変調器93は、導波路94を伝搬した光信号を配線102を伝搬した電気信号103を用い変調し、導波路95に出力する。スポットサイズコンバータ92は、変調光99のスポットサイズを先球ファイバ97のサイズに変換する。このように、スポットサイズコンバータ91および92は、光信号のスポットサイズを変換する機能を有する。
図17(a)から図32(c)は、実施例2に係る半導体装置(スポットサイズコンバータ)の製造方法を示す図である。図17(a)から図32(a)および図25(d)は平面図、図17(b)から図32(b)は、それぞれ図17(a)から図32(a)のA−A断面図、図17(c)から図31(c)は、それぞれ図17(a)から図31(a)のB−B断面図である。図25(e)、図31(d)および図32(c)は、それぞれ図25(a)、図31(a)および図32(a)のC−C断面図である。
図17(a)から図17(c)を参照し、InP基板上にn型InPクラッド層を形成することにより基板10を準備する。以下、InP基板とn型InPクラッド層とを基板10として示す。n型InPクラッド層は、MOVPE法を用い成長する。成長圧力は1×10Paであり、成長温度はそれぞれ650℃および600℃である。n型InPクラッド層の膜厚は2μmである。基板10の主面は(100)面であり、−X方向が[011]方向である。
図18(a)から図18(c)を参照し、基板10上に第1層14としてAlInAs層、第2層16としてInP層を形成する。第1層14および第2層16はMOVPE法を用い形成する。成長圧力は1×10Paであり、成長温度は650℃である。第1層14および第2層16の膜厚は、それぞれ1.6μmおよび6μmである。第1層14は、InP層と格子整合するAl0.52In0.48Asであることが好ましい。
図19(a)から図19(c)を参照し、第2層16上に絶縁膜18を形成する。絶縁膜18は、窒化シリコン膜であり、スパッタリング法を用い形成する。絶縁膜18の膜厚は0.6μmである。絶縁膜18は、酸化シリコン膜でもよい。
図20(a)から図20(c)を参照し、絶縁膜18を露光技術およびエッチング法を用いパターニングする。絶縁膜18は、第1領域50、第2領域52および第3領域54に形成され、第4領域56から除去される。第4領域56は、絶縁膜18の開口19となり、開口19に第2層16の表面が露出する。位置X0より−X側では第1領域50の幅は一定である。位置X0より+X側では第1領域50の幅はX方向に行くにしたがい小さくなる。
図21(a)から図21(c)を参照し、絶縁膜18をマスクに第2層16をドライエッチングする。あらかじめ求めたエッチングレートからエッチング時間を制御することにより第1層14が所望の開口で露出するまでドライエッチングを行う。エッチングは、基板10まで達しなければ問題ないが、基板10上にダメージが入らないように第1層14を1μm以上残すドライエッチング量であることが好ましい。これにより、第2層16に開口19が形成され、開口19に第1層14が露出する。
図22(a)から図22(c)を参照し、絶縁膜18を除去する。絶縁膜18の除去にはフッ酸系溶液を用いる。その後、水洗を行ない乾燥する。
図23(a)から図23(c)を参照し、第2層16をマスクに、第1領域50、第3領域54および第4領域56の第1層14をエッチングする。エッチング液として、硫酸:過酸化水素:水が1:1:1の溶液を用いる。このエッチング溶液はInPをほとんどエッチングせず、AlInAsをエッチングする。これにより、第1層14に開口19が形成され、開口19に基板10の表面が露出する。第1領域50および第3領域54内の第1層14が除去され、第1領域50の第2層16下に空洞20が形成される。第2領域52の端部において第1層14が除去され空隙21が形成される。その後、水洗を行ない乾燥する。以上により、第1層14および第2層16からマスク80が形成される。第1領域50の第2層16が遮蔽体60となる。第2領域52の第1層14および第2層16が支持体62となる。第3領域54の第2層16が梁64となる。
図24(a)から図24(c)を参照し、マスク80を用い、基板10上に半導体層12を形成する。半導体層12は、MOVPE法を用い成長する。成長圧力は1×10Paであり、成長温度は650℃および530℃である。半導体層12は、基板10側から、順に、成長温度が650℃で膜厚が20nmのInPバッファ層、膜厚が400nmのAlGaInAsMQW層を形成する。続いて、MQW層上に成長温度が530℃で膜厚が400nmのアンドープInPクラッド層を形成する。マスク80の上面、下面および側面に半導体膜86が形成される。
図25(a)から図25(e)を参照し、第2領域52の第1層14をエッチングすることにより、第2層16と第2層16の上面、下面および側面に形成された膜86をリフトオフする。エッチング液には、硫酸:過酸化水素:水が1:1:1の溶液を用いる。このエッチング溶液はInPをほとんどエッチングしないため、半導体層12および基板10はほとんどエッチングされない。
図25(a)において、破線は、半導体層12の膜厚の等高線のうち1つを示している。図25(d)において、実線は、半導体層12の膜厚の等高線を示している。第1領域50において形成された半導体層12には凹部が形成される。凹部内のX0とX2との間のC−C(第1領域50の中心線)線において、Xが大きくなるに従い半導体層12は厚くなる。
図26(a)から図26(c)を参照し、基板10および半導体層12上に絶縁膜22を形成する。絶縁膜22は、窒化シリコン膜であり、スパッタリング法を用い形成する。絶縁膜22の膜厚は、0.2μmである。絶縁膜22は、酸化シリコン膜でもよい。絶縁膜22を露光技術およびエッチング法を用いパターニングする。絶縁膜22は、第1領域50において除去される。位置X0より−X側では絶縁膜22に形成された開口の幅はほぼ一定である。位置X0よりX側ではX方向に行くにしたがい、絶縁膜22に形成された開口の幅は大きくなる。位置X2よりX側には絶縁膜22は形成しない。なお、絶縁膜22の開口の変化点は位置X0およびX2以外でもよい。絶縁膜22の開口の幅は第1領域50と一致していなくともよい。
図27(a)から図27(c)を参照し、絶縁膜22をマスクに半導体層24を形成する。半導体層24は、MOVPE法を用い成長する。成長圧力は1×10Paであり、成長温度は600℃および530℃である。半導体層24として、成長温度が600℃で、半導体層12側から順に、膜厚が100nmのアンドープInPクラッド層、膜厚が800nmのp型InPクラッド層、および膜厚が100nmのp型InGaAsP中間層を形成する。中間層上に、成長温度が530℃で、p型GaInAsコンタクト層を成長する。InGaAsP中間層は、InPと格子整合し、組成がInPからGaInAsに徐々に変化する層である。p型GaInAsコンタクト層はIn0.53Ga0.47Asである。
半導体層24の膜厚は絶縁膜22のマスクのY方向の開口幅W8に依存する。開口幅W8が大きいと半導体層24は薄くなり、開口幅W8が小さいと半導体層24は厚くなる。
図28(a)から図28(c)を参照し、絶縁膜22を除去する。絶縁膜22の除去にはフッ酸系溶液を用いる。その後、水洗を行ない乾燥する。
図29(a)から図29(c)を参照し、基板10および半導体層12および24上に絶縁膜26を形成する。絶縁膜26は、窒化シリコン膜であり、スパッタリング法を用い形成する。絶縁膜26の膜厚は、0.6μmである。絶縁膜26は、酸化シリコン膜でもよい。絶縁膜26を露光技術およびエッチング法を用いパターニングする。絶縁膜26は、第1領域50のY方向の中央部分と、第1領域50に対し+Y側部分と、および第1領域50に対し−Y側部分の3つの部分に分割されている。第1領域50と重なる中央部分は第1領域50よりも幅が狭い。位置X0より−X側と位置X2よりX側では絶縁膜26の幅は一定である。位置X0とX2の間においては、X方向に行くにしたがい絶縁膜26の幅が小さくなる。+Y側部分とと−Y側部分との間の距離は一定である。
図30(a)から図30(c)を参照し、絶縁膜26をマスクに半導体層12および24並びに基板10をドライエッチングする。ドライエッチングは、塩素系のガスを用いる。これにより、基板10および半導体層12に凹部28が形成され、凹部28の間に、半導体層12および半導体層24を含む凸部29が形成される。半導体層24の影響で、凹部28内の基板10には段差27が形成される。
図31(a)から図31(d)を参照し、絶縁膜26を除去する。絶縁膜26の除去にはフッ酸系溶液を用いる。その後、水洗を行ない乾燥する。位置X1近傍からX0の間において、凸部29の幅および高さはほぼ一定である。図31(a)のように、位置X0からX2の間において、凸部29の幅は+X方向に行くにしたがい小さくなる。図31(d)のように、位置X0からX2の間において、凸部29内の半導体層12の膜厚は+X方向に行くにしたがい大きくなる。凸部29内の半導体層24の膜厚は+X方向に行くにしたがい小さくなる。
図32(a)から図32(c)を参照し、A−Aにおいて、基板10を劈開する。以上によりスポットサイズコンバータ35が形成される。スポットサイズコンバータ35の凸部29において、+X方向に行くにしたがい、半導体層12のY方向の幅は小さくなる。これにより、−X方向から+X方向に入射された光は+X方向に行くにしたがいスポットサイズが小さくなる。+X方向に行くにしたがい、半導体層12の膜厚が大きくなる。コア層12bの膜厚も大きくなる。これにより、−X方向に入射された光は+X方向に行くにしたがいクラッド層からコア層に集まり、スポットサイズが小さくなる。このように、−X方向から+X方向に入射された光は、スポットサイズが小さくなるように変換される。一方、+X方向から−X方向に入射された光は、スポットサイズが大きくなるように変換される。
実施例2によれば、図18(a)から図18(c)のように、基板10上に第1層14を、第1層14上に第2層16を形成する。図21(a)から図23(c)のように、第1領域50および第3領域54において第2層16を残存させ第1層14を除去し、第2領域52において第1層14と第2層16とを残存させ、第4領域56において第1層14と第2層16とを除去する。これにより、マスク80を形成する。図24(a)から図24(c)のように、マスク80を用い、基板10上の第1領域50と第4領域56とに半導体層12を成膜する。これにより、実施例1と同様に、マスク80の長手方向に膜厚を変調させることができる。また、半導体層12の膜質を均一化できる。さらに、膜厚の制御が容易となる。
また、マスク80の形成を以下のように行なう。図21(a)から図21(c)のように、第1領域50、第2領域52および第3領域54の第2層16を残存させるように第4領域56の第2層16を除去する。図23(a)から図23(c)のように、第1領域50、第2領域52および第3領域54に残存した第2層16をマスクに第1領域50、第3領域54および第4領域56の第1層14を除去する。これにより、マスク80を簡単に作成できる。
図33(a)から図33(c)は、実施例3の半導体層を成膜するときの断面図である。図33(a)から図33(c)は、第1領域50および第4領域56を示している。第2層16は絶縁膜により形成される。絶縁膜としては例えば酸化シリコン膜または窒化シリコン膜である。半導体層12内の破線およびハッチング領域は、第2層16を半導体とした実施例1の場合の半導体層12を示す。半導体層12の実線は、実施例3の半導体層12を示す。
実施例1においては、図6(a)から図6(c)のように、第2層16の上下に半導体膜86が形成される。これは、第2層16が半導体により形成されているためである。一方、第2層16を絶縁膜とすると、図33(a)から図33(c)のように、第2層16の上下には膜86が形成されない。このため、膜86の分の半導体が半導体層12として成膜される。よって、半導体層12が実施例1より厚くなる。このため、実施例3において実施例1と同じ半導体層12の膜厚を得るためには、幅W1をより大きくすることになる。これにより、膜質が不均一となりやすくなる。
実施例3のように、第2層16を絶縁膜とすることもできる。しかしながら、半導体層12の膜質をより均一とするためには、実施例1のように、第2層16を半導体とすることが好ましい。それぞれの半導体がエピタキシャルに成長する組成であることがより好ましい。第2層16として半導体を形成するためには、第1層14を半導体とすることが好ましい。第2層16を絶縁膜とする場合、第1層14は、半導体とすることができる。この場合は、絶縁膜および基板10に対して選択的にエッチングできる半導体であれば、エピタキシャルに成長する組成でなくてもよい。
基板10を(001)を主面とするInP、第1層14をGaInAs、第2層16をInPとし、第2層16のエッチングに過酸化水素を含むエッチング溶液を用いマスク80を形成した。
図34は、第1層をエッチングした後のマスクの平面図である。図34を参照し、第2層16をマスクに第1層14をエッチングすると、第1層14が[100]方向に大きくサイドエッチングされる。[110]方向のサイドエッチング量L00が14.3μmのとき、[100]方向のサイドエッチング量L01は69.7μmである。これにより、第2層16の一部68が基板10に接触してしまう。
図35は、第1層をエッチングした後のマスクの平面図である。図35を参照し、円形の第2層16を用い第1層14をサイドエッチングした。[100]方向のサイドエッチング量が[110]方向より大きい。このように、[100]方向のエッチング速度が[110]方向より速いことがわかる。
図36(a)から図36(g)は、実施例4に係るマスクの製造方法を示す断面図である。中心線より右側は、[110]方向の断面図であり、左側は「100」方向の断面図である。図37(a)および図38(a)は、実施例4に係るマスクの製造方法を示す平面図である。図37(b)および図38(b)は、図37(a)および図38(a)のA−A断面図である。
図36(a)を参照し、(001)InP基板10上に、第1層14としてGaInAs層を形成する。第1層14上に第2層16としてInP層を形成する。第2層16上に絶縁膜18を形成する。図36(b)を参照し、絶縁膜18をパターニングする。図37(a)および図37(b)を参照し、絶縁膜18は、[110]方向および[110]に等価な方向を辺とする長方形である。頂点の方向は[100]方向である。
図36(c)を参照し、絶縁膜18をマスクに第2層16を除去する。図36(d)を参照し、絶縁膜18を除去する。図36(e)を参照し、絶縁膜32を形成する。
図38(a)および図38(b)を参照し、第2層16の頂点を覆うように絶縁膜32を形成する。第2層16の辺を通る[110]方向を方向33bと頂点を通る[100]方向を方向33aとする。図36(f)を参照し、絶縁膜32および第2層16をマスクに第1層14を硫酸系エッチング溶液を用いエッチングする。方向33aのサイドエッチング量が方向33bより大きくなる。図36(g)を参照し、絶縁膜32を除去する。
[100]方向の頂点が絶縁膜32により覆われるため、第1層14の[100]方向へのサイドエッチングが抑制される。
図39は、第2層と絶縁膜との関係を示す平面図である。図39を参照し、第2層16をマスクとした第1層14の[110]方向のサイドエッチング量をL00とする。第2層16のパターンをL00内側に小さくしたパターンをパターン40とする。パターン40と(100)面との接線を直線42とする。直線42は、パターン40の頂点を通りパターン40の辺に対し45°の角度を有する直線となる。直線42に平行であり、かつ絶縁膜32のパターンの頂点に接する直線を直線44とする。直線42と直線44との距離をL02とする。図34のように、[100]方向の第1層14のサイドエッチング量は[110]方向の約5倍である。よって、L02はL00の5倍以上が好ましい。
実施例4によれば、第2層16はGaInAsである。マスク80を形成する際に、図36(e)のように、第2層16を除去した後、第1層14を除去する前に、第2領域52の角の第2層16上に絶縁膜32を形成する。これにより、第1層14の異常なサイドエッチングを抑制できる。
実施例5は、第1領域の第2層を第3領域の第2層より薄くすることで、遮蔽体60を垂れ下がり難くするためのマスクの製造方法の例である。図40(a)から図41(e)は、実施例5の製造方法を示す図である。図40(a)および図41(a)は平面図、図40(b)および図41(b)は、それぞれ図40(a)および図41(a)のA−A断面図、図40(c)および図41(c)は、それぞれ図40(a)および図41(a)のB−B断面図、図40(d)および図41(d)は、それぞれ図40(a)および図41(a)のC−C断面図、図40(e)および図41(e)は、それぞれ図40(a)および図41(a)のD−D断面図である。
図40(a)から図40(e)を参照し、第2層16は、第3層16aと、第3層16a上に形成された第4層16bを含む。第3層16aおよび第4層16bは、例えばそれぞれInP層およびGaInAs層である。実施例2の図22(a)から図22(c)の後に、第2領域52および第3領域54を覆うように絶縁膜46を形成する。第1領域50には絶縁膜46はほとんど形成しない。その後、絶縁膜46をマスクに第4層16bをエッチングする。絶縁膜46を除去する。
図41(a)から図41(e)を参照し、実施例2の図23(a)から図23(c)の工程において開口19、空洞20、空隙21を形成すると同時に絶縁膜46をマスクに第4層16bをエッチングする。絶縁膜46を除去する。これにより、第1領域50の第2層16は第3領域54より薄くなる。
図10における第2領域52の間隔W5、遮蔽体60の体積をVm、梁64の体積をVsとすると、第2層16の膜厚H2は、近似的に以下の式を満足すれば、遮蔽体60は垂れ下がらない。なお、αは材料固有の定数であり、第2層16内の密度は均一とする。
H2≧α×(W5)×(1+(Vm/Vs))
このように、膜厚H2を小さくするには、Vm/Vsを小さくすればよい。
実施例5によれば、第1領域50の第2層16は第3領域54の第2層16より薄い。これにより、遮蔽体60を梁64より薄くできる。よって、Vm/Vsを小さくできる。これにより、梁64の第2層16の膜厚を小さくしても遮蔽体60が垂れ下がり難くなる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 基板
12 半導体層
14 第1層
16 第2層
18 絶縁膜
32 絶縁膜
50 第1領域
52 第2領域
54 第3領域
56 第4領域
80 マスク

Claims (10)

  1. 第1領域、第2領域、第3領域および第4領域を備える基板上に下から順に、第1層および第2層を形成する工程と、
    前記第1層および前記第2層を形成する工程の後、マスクを形成する工程と、
    前記マスクを用い、前記基板上の前記第1領域と前記第4領域とに半導体層を成膜する工程と、
    を有し、
    前記マスクを形成する工程は、
    長手方向の一端から他端にかけてその幅が変調された前記第1領域において前記第2層を残存させ前記第1層を除去するステップと、
    前記第1領域の短手方向の両側に設けられ前記第1領域から離間した前記第2領域において、前記第1層と前記第2層とを残存させるステップと、
    前記第1領域と前記第2領域とを接続する前記第3領域において、前記第2層を残存させ前記第1層を除去するステップと、
    前記第1領域と前記第2領域との間の前記第3領域以外の前記第4領域において前記第1層と前記第2層とを除去するステップと、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記マスクを形成する工程は、前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域の前記第2層を残存させるように前記第4領域の前記第2層を除去する工程と、
    前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域に残存した前記第2層をマスクに前記第1領域、前記第3領域および前記第4領域の前記第1層を除去する工程と、を含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1層と前記第2層とは半導体であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1領域と前記第2領域との間隔は、18μm以上かつ100μm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2層の膜厚は、3μm以上かつ8μm以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第3領域は、前記第1領域の長手軸に対し対称に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれ一項記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1層はGaInAsであり、
    前記マスクを形成する工程は、前記第2層を除去する工程の後、前記第1層を除去する工程前に、前記第2領域の角の前記第2層上に絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1領域の前記第2層は前記第3領域の前記第2層より薄いことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  9. 基板と、
    前記基板上に下側から順に形成されたバッファ層、コア層およびキャップ層を備える半導体層と、
    を有し、
    前記半導体層は、その長手方向の一端から他端にかけて膜厚が変調され、前記半導体層の短手方向における膜厚は、端部に比べ中心部が薄くなることを特徴とする半導体装置。
  10. 基板と、
    前記基板上に下側から順に形成されたバッファ層、AlGaInAsまたはAlInAsを含むコア層およびキャップ層を備える半導体層と、
    を有し、
    前記半導体層は、その長手方向の一端から他端にかけて膜厚が変調されていることを特徴とする半導体装置。
JP2013144009A 2013-07-09 2013-07-09 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP6160318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013144009A JP6160318B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013144009A JP6160318B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015018880A true JP2015018880A (ja) 2015-01-29
JP6160318B2 JP6160318B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=52439649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013144009A Expired - Fee Related JP6160318B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6160318B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200760A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 住友電気工業株式会社 変換器、光半導体装置および光半導体装置の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816583A (ja) * 1981-02-04 1983-01-31 ゼロツクス・コ−ポレ−シヨン 非平面層特性を有する半導体装置及びその製作方法
JPS63236730A (ja) * 1987-03-26 1988-10-03 Matsushita Electric Works Ltd 膜形成方法
JPH09171113A (ja) * 1995-03-23 1997-06-30 Hitachi Ltd シャドウマスクと導波路型半導体光素子及びその製造方法
JPH10242577A (ja) * 1997-02-26 1998-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体レーザおよびその製造方法
JPH1131863A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Hitachi Ltd 回折格子の製造方法及びそれを用いて製造した半導体レーザ及びそれを用いた光応用システム
JP2001168469A (ja) * 1999-12-08 2001-06-22 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体レーザおよびその製造方法
JP2002289543A (ja) * 2001-01-30 2002-10-04 Korea Electronics Telecommun 成長部位ごとにエピタキシャル成長特性が異なるように半導体エピタキシャル層を成長させる方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816583A (ja) * 1981-02-04 1983-01-31 ゼロツクス・コ−ポレ−シヨン 非平面層特性を有する半導体装置及びその製作方法
JPS63236730A (ja) * 1987-03-26 1988-10-03 Matsushita Electric Works Ltd 膜形成方法
JPH09171113A (ja) * 1995-03-23 1997-06-30 Hitachi Ltd シャドウマスクと導波路型半導体光素子及びその製造方法
JPH10242577A (ja) * 1997-02-26 1998-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体レーザおよびその製造方法
JPH1131863A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Hitachi Ltd 回折格子の製造方法及びそれを用いて製造した半導体レーザ及びそれを用いた光応用システム
JP2001168469A (ja) * 1999-12-08 2001-06-22 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体レーザおよびその製造方法
JP2002289543A (ja) * 2001-01-30 2002-10-04 Korea Electronics Telecommun 成長部位ごとにエピタキシャル成長特性が異なるように半導体エピタキシャル層を成長させる方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200760A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 住友電気工業株式会社 変換器、光半導体装置および光半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6160318B2 (ja) 2017-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1719003B1 (en) Buried heterostructure device fabricated by single step mocvd
US9354392B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
US9153942B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device
US9435950B2 (en) Semiconductor optical device
JP6160318B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US3883219A (en) Dielectric optical waveguide
JP2016171135A (ja) 光半導体装置の製造方法
CN117013366A (zh) 一种掩埋异质结激光器制备方法
JP2021026155A (ja) 半導体光素子およびその製造方法
JP6537742B1 (ja) 半導体レーザ装置
JP5108270B2 (ja) 変調器およびレーザの集積化構造およびその製造方法
US20210389523A1 (en) Manufacturing Method of Spot-Size Converter and Spot-Size Converter
JP7070148B2 (ja) スポットサイズ変換器、スポットサイズ変換器を作製する方法
JP2017017112A (ja) 光半導体素子の製造方法
JP2012252139A (ja) 半導体光変調器の製造方法及び半導体光変調器
JP5277877B2 (ja) 光導波路素子の製造方法
CN112217093B (zh) 一种小发散角半导体激光器及其制备方法
US10684414B1 (en) Interconnect between different multi-quantum well waveguides in a semiconductor photonic integrated circuit
JP6962029B2 (ja) 半導体基板の作製方法およびその方法で作製された光回路
JP4534449B2 (ja) Mmi型半導体レーザおよびその製造方法
WO2022165899A1 (zh) 一种半导体制造方法
US10969543B2 (en) Semiconductor integrated optical device, and method of fabricating semiconductor integrated optical device
US20240039250A1 (en) Opto-electronic device
JP2012226162A (ja) マッハツェンダー変調器を作製する方法、及びマッハツェンダー変調器
WO2018198193A1 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6160318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees