JP2015018309A - 印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置 - Google Patents

印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015018309A
JP2015018309A JP2013143399A JP2013143399A JP2015018309A JP 2015018309 A JP2015018309 A JP 2015018309A JP 2013143399 A JP2013143399 A JP 2013143399A JP 2013143399 A JP2013143399 A JP 2013143399A JP 2015018309 A JP2015018309 A JP 2015018309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print job
attribute information
digital printing
image data
printing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013143399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6136671B2 (ja
Inventor
一慶 田中
Kazuyoshi Tanaka
一慶 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013143399A priority Critical patent/JP6136671B2/ja
Publication of JP2015018309A publication Critical patent/JP2015018309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6136671B2 publication Critical patent/JP6136671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】デジタル印刷装置に記憶されている印刷ジョブに対して、オブジェクトの属性に応じて適用される処理を設定することが可能であるか否かをユーザーが把握することを可能にする印刷ジョブ管理方法を提供する。
【解決手段】本発明の印刷ジョブ管理方法は、印刷ジョブ生成装置により生成された印刷ジョブをデジタル印刷装置の記憶部に記憶するステップ(S201)と、記憶部に記憶された印刷ジョブに、当該印刷ジョブに係る画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断するステップ(S202)と、属性情報が含まれているか否かについての判断結果を、印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて、印刷ジョブ生成装置またはデジタル印刷装置の表示部に表示するステップ(S203,S204)と、を有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置に関する。
複数の印刷装置により同一の印刷ジョブが個別に実行される場合がある。この場合、複数の印刷装置間で出力内容が異なることを防止するために、クライアントPC(Personal Computer)により画像データのラスタライズ(RIP:Raster Image Processing)処理が実行され、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブが生成される。そして、ラスタ形式の画像データを含む同一の印刷ジョブに基づいて、各印刷装置により印刷が行われる(たとえば、特許文献1)。
一方、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置等のデジタル印刷装置が備える機能として、クライアントPCにより生成された印刷ジョブをデジタル印刷装置の記憶部に記憶し、印刷条件を新たに設定して再印刷を行う機能がある。新たに設定される印刷条件には、画像データに含まれるオブジェクトの属性(テキスト/グラフィックス/イメージ)を指定して適用されるアウトライン処理(輪郭処理)が含まれる。
通常、クライアントPCからデジタル印刷装置に送信される印刷ジョブは、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブであり、当該印刷ジョブには、オブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれている。したがって、印刷ジョブの再印刷時にアウトライン処理が設定された場合、デジタル印刷装置は、印刷ジョブに含まれている属性情報を利用して、指定されたオブジェクトの印刷画像にアウトライン処理を施すことができる。
しかしながら、クライアントPCにより画像データのRIP処理を実行して得られるラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、オブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれていない。このため、デジタル印刷装置に記憶されている印刷ジョブが上記ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブの場合、印刷ジョブの再印刷時にアウトライン処理が設定されたとしても、印刷画像にアウトライン処理が施されないまま、印刷が行われてしまうという問題がある。
特開2005−268917号公報
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、デジタル印刷装置に記憶されている印刷ジョブに対して、オブジェクトの属性に応じて適用される処理を設定することが可能であるか否かをユーザーが把握することを可能にする印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブを実行可能なデジタル印刷装置と、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを少なくとも実行可能な印刷装置とを有する印刷システムにおいて実行される印刷ジョブ管理方法であって、前記印刷ジョブ生成装置により生成された印刷ジョブを前記デジタル印刷装置の記憶部に記憶するステップ(a)と、前記ステップ(a)において前記記憶部に記憶された印刷ジョブに、当該印刷ジョブに係る画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断するステップ(b)と、前記ステップ(b)における判断結果を、前記印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて、前記印刷ジョブ生成装置または前記デジタル印刷装置の表示部に表示するステップ(c)と、を有することを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
(2)前記記憶部に記憶されている印刷ジョブに対して、前記オブジェクトの属性に応じて適用される処理が設定されたことを認識するステップ(d)と、前記ステップ(d)において前記処理が設定されたことが認識された場合、前記印刷ジョブに前記属性情報が含まれているか否かを判断するステップ(e)と、前記ステップ(e)において前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記処理が無効である旨を前記表示部に表示するステップ(f)と、をさらに有することを特徴とする上記(1)に記載の印刷ジョブ管理方法。
(3)前記ステップ(e)において前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記印刷ジョブ生成装置内に前記属性情報が存在するか否かを判断するステップ(g)をさらに有し、前記ステップ(g)において前記属性情報が存在しないと判断される場合、前記ステップ(f)が実行されることを特徴とする上記(2)に記載の印刷ジョブ管理方法。
(4)前記ステップ(g)において前記属性情報が存在しないと判断される場合、前記印刷ジョブに対する前記処理の設定を解除するステップ(h)をさらに有することを特徴とする上記(3)に記載の印刷ジョブ管理方法。
(5)前記ステップ(e)において前記属性情報が含まれていると判断される場合、または、前記ステップ(g)において前記属性情報が存在すると判断される場合、前記属性情報を参照して前記処理を実行しつつ印刷を行うステップ(i)をさらに有することを特徴とする上記(3)または(4)に記載の印刷ジョブ管理方法。
(6)前記ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれており、前記ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれていないことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の印刷ジョブ管理方法。
(7)ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブを実行可能なデジタル印刷装置と、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを少なくとも実行可能な印刷装置とを有する印刷システムにおいて使用される前記デジタル印刷装置で実行される印刷ジョブ管理プログラムであって、前記印刷ジョブ生成装置により生成された印刷ジョブを前記デジタル印刷装置の記憶部に記憶する手順(a)と、前記手順(a)において前記記憶部に記憶された印刷ジョブに、当該印刷ジョブに係る画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断する手順(b)と、前記手順(b)における判断結果を、前記印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて、前記印刷ジョブ生成装置または前記デジタル印刷装置の表示部に表示するための制御を行う手順(c)と、を前記デジタル印刷装置に実行させることを特徴とする印刷ジョブ管理プログラム。
(8)前記記憶部に記憶されている印刷ジョブに対して、前記オブジェクトの属性に応じて適用される処理が設定されたことを認識する手順(d)と、前記手順(d)において前記処理が設定されたことが認識された場合、前記印刷ジョブに前記属性情報が含まれているか否かを判断する手順(e)と、前記手順(e)において前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記処理が無効である旨を前記表示部に表示するための制御を行う手順(f)と、をさらに前記デジタル印刷装置に実行させることを特徴とする上記(7)に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
(9)前記手順(e)において前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記印刷ジョブ生成装置から前記属性情報を取得可能であるか否かを判断する手順(g)をさらに前記デジタル印刷装置に実行させ、前記手順(g)において前記属性情報を取得可能でないと判断される場合、前記手順(f)が実行されることを特徴とする上記(8)に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
(10)前記手順(g)において前記属性情報を取得可能でないと判断される場合、前記印刷ジョブに対する前記処理の設定を解除する手順(h)をさらに前記デジタル印刷装置に実行させることを特徴とする上記(9)に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
(11)前記手順(e)において前記属性情報が含まれていると判断される場合、または、前記手順(g)において前記属性情報を取得可能であると判断される場合、前記属性情報を参照して前記処理を実行しつつ印刷を行う手順(i)をさらに前記デジタル印刷装置に実行させることを特徴とする上記(9)または(10)に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
(12)前記ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれており、前記ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれていないことを特徴とする上記(7)〜(11)のいずれか1つに記載の印刷ジョブ管理プログラム。
(13)上記(7)〜(12)のいずれか1つに記載の印刷ジョブ管理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
(14)ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブを実行可能なデジタル印刷装置と、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを少なくとも実行可能な印刷装置とを有する印刷システムにおいて使用される前記デジタル印刷装置であって、前記印刷ジョブ生成装置により生成された印刷ジョブを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている印刷ジョブに、当該印刷ジョブに係る画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断する第1判断部と、前記第1判断部による判断結果を、前記印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて、前記印刷ジョブ生成装置または前記デジタル印刷装置の表示部に表示するための制御を行う表示制御部と、を有することを特徴とするデジタル印刷装置。
(15)前記記憶部に記憶されている印刷ジョブに対して、前記オブジェクトの属性に応じて適用される処理が設定されたことを認識する認識部と、前記認識部により前記処理が設定されたことが認識された場合、前記印刷ジョブに前記属性情報が含まれているか否かを判断する第2判断部と、をさらに有し、前記第2判断部により前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記表示制御部は、前記処理が無効である旨を前記表示部に表示するための制御を行うことを特徴とする上記(14)に記載のデジタル印刷装置。
(16)前記第2判断部により前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記印刷ジョブ生成装置から前記属性情報を取得可能であるか否かを判断する取得可否判断部をさらに有し、前記取得可否判断部により前記属性情報を取得可能でないと判断される場合、前記表示制御部は、前記処理が無効である旨を前記表示部に表示するための制御を行うことを特徴とする上記(15)に記載のデジタル印刷装置。
(17)前記取得可否判断部により前記属性情報を取得可能でないと判断される場合、前記印刷ジョブに対する前記処理の設定を解除する解除部をさらに有することを特徴とする上記(16)に記載のデジタル印刷装置。
(18)前記第2判断部により前記属性情報が含まれていると判断される場合、または、前記取得可否判断部により前記属性情報を取得可能であると判断される場合、前記属性情報を参照して前記処理を実行しつつ印刷を行う印刷部をさらに有することを特徴とする上記(16)または(17)に記載のデジタル印刷装置。
(19)前記ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれており、前記ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれていないことを特徴とする上記(14)〜(18)のいずれか1つに記載のデジタル印刷装置。
本発明によれば、印刷ジョブ生成装置またはデジタル印刷装置の表示部に表示される情報を参照することにより、ユーザーは、デジタル印刷装置に記憶されている印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かを把握することができる。つまり、デジタル印刷装置に記憶されている印刷ジョブに対して、オブジェクトの属性に応じて適用される処理を設定することが可能であるか否かをユーザーが把握することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るデジタル印刷装置が適用される印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 クライアントPCの概略構成を示すブロック図である。 クライアントPCのHDDの記憶内容を示すブロック図である。 デジタル印刷装置のプリンタコントローラーの概略構成を示すブロック図である。 デジタル印刷装置のプリンタエンジンの概略構成を示すブロック図である。 クライアントPCとデジタル印刷装置とを含む印刷システムにおける処理の概要を示すシーケンスチャートである。 クライアントPCとデジタル印刷装置との間で送受信されるデータの一例を示す図である。 クライアントPCにより実行される印刷ジョブ投入処理の手順を示すフローチャートである。 デジタル印刷装置のプリンタコントローラーにより実行される印刷ジョブ保存処理の手順を示すフローチャートである。 クライアントPCのディスプレイに表示される保存ジョブ管理画面の一例を示す図である。 デジタル印刷装置のプリンタコントローラーにより実行される属性情報確認処理の手順を示すフローチャートである。 クライアントPCにより実行される応答処理の手順を示すフローチャートである。 デジタル印刷装置のプリンタコントローラーにより実行される再印刷処理の手順を示すフローチャートである。 クライアントPCのディスプレイに表示される警告画面の一例を示す図である。 一般的なデジタル印刷装置のプリンタコントローラーにより実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル印刷装置4が適用される印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、印刷システムは、クライアントPC1、デジタル印刷装置4、CTP(Computer To Plate)装置5、およびオフセット印刷装置6を備える。クライアントPC1、デジタル印刷装置4、およびCTP装置5は、ネットワーク7を介して相互に通信可能に接続されている。また、デジタル印刷装置4は、互いにローカル接続されたプリンタコントローラー(以下、単に「コントローラー」と称する)2とプリンタエンジン3とから構成される。
ネットワーク7は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)等からなる。なお、ネットワーク7に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
クライアントPC1は、ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成する。CTP装置5は、クライアントPC1により生成されたラスタ形式の画像データに基づいて、オフセット印刷用の原版である刷版を作成する。オフセット印刷装置6は、CTP装置5により作成された刷版を用いてオフセット印刷を行う。つまり、オフセット印刷装置6は、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを実行することができる。一方、デジタル印刷装置4は、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブおよびラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブの両方を実行することができる。また、デジタル印刷装置4は、クライアントPC1から受信した印刷ジョブを保存して再印刷を行うことができる。
なお、デジタル印刷装置4は、オフセット印刷装置6により大量印刷を行う前に行われる確認印刷に使用され得る。確認印刷時、デジタル印刷装置4がRIP処理を行えば、フォントの文字化け等により、デジタル印刷装置4とオフセット印刷装置6との間で出力内容が異なるおそれがある。これを防止するために、クライアントPC1によりRIP処理が実行され、デジタル印刷装置4およびオフセット印刷装置6(CTP装置5)の両方に対して、ラスタ形式の同一の画像データを含む印刷ジョブが送信される。したがって、デジタル印刷装置4には、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブと、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブとが保存され得る。以下、印刷ジョブを生成するクライアントPC1および印刷ジョブを実行するデジタル印刷装置4について詳細に説明する。
図2は、クライアントPC1の概略構成を示すブロック図である。クライアントPC1は、印刷ジョブ生成装置として、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、HDD(Hard Disk Drive)13、ディスプレイ14、入力装置15、およびネットワークインターフェース16を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス17を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。メモリ12は、予め各種プログラムや各種データを格納しておくROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Randam Access Memory)等からなる。HDD13は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。
ディスプレイ14は、表示部として、各種の情報を表示する。ディスプレイ14は、たとえば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。
入力装置15は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
ネットワークインターフェース16は、ネットワーク7を介し他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi等の規格が用いられる。
図3は、クライアントPC1のHDD13の記憶内容を示すブロック図である。クライアントPC1のHDD13には、印刷システムのワークフローを管理するためのワークフローアプリケーション(WFアプリケーション)131と、印刷ジョブを管理するための保存ジョブ管理アプリケーション132とがインストールされている。
WFアプリケーション131は、デジタル印刷装置4およびオフセット印刷装置6への印刷ジョブの投入および印刷ジョブの進捗管理等、原稿の入稿から印刷完了までの工程を一元管理するためのソフトウエアである。WFアプリケーション131には、画像データのRIP処理を実行するためのプログラム、および、ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成するためのプログラムが含まれている。
保存ジョブ管理アプリケーション132は、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブを管理するためのソフトウエアである。保存ジョブ管理アプリケーション132は、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブに関する情報を表示する保存ジョブ管理画面100(図10参照)を提供する。保存ジョブ管理アプリケーション132には、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブの再印刷を指示するためのプログラムが含まれている。
クライアントPC1は、WFアプリケーション131のプログラムを実行することにより、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを選択的に生成することができる。また、クライアントPC1は、保存ジョブ管理アプリケーション132のプログラムを実行することにより、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブの再印刷を指示することができる。
図4は、デジタル印刷装置4のコントローラー2の概略構成を示すブロック図である。コントローラー2は、CPU21、メモリ22、HDD23、RIP部24、ネットワークインターフェース25、およびプリンタエンジンインターフェース26を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス27を介して相互に接続されている。なお、コントローラー2の上記各部のうち、クライアントPC1の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
RIP部24は、画像データのRIP処理を実行する。RIP部24は、集積回路やソフトウェアプログラムにより構成される。
プリンタエンジンインターフェース26は、ローカル接続されたプリンタエンジン3と通信するためのインターフェースである。
HDD23は、記憶部として、クライアントPC1から送信された印刷ジョブを保存する。HDD23に保存される印刷ジョブには、ベクタ形式またはラスタ形式の画像データと、画像データに基づく画像の印刷条件を示すジョブチケットとが含まれる。また、印刷ジョブに含まれる画像データがベクタ形式の画像データの場合、印刷ジョブには、画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれている。
CPU21は、HDD23に格納されているプログラムを実行することによって、第1および第2判断部、表示制御部、認識部、取得可否判断部、ならびに解除部として機能する。ここで、第1および第2判断部は、HDD23に保存された印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かを判断する。表示制御部は、属性情報の有無の判断結果をクライアントPC1のディスプレイ14に表示するための制御を行う。認識部は、HDD23に記憶されている印刷ジョブに対してアウトライン処理が設定されたことを認識する。取得可否判断部は、クライアントPC1から属性情報を取得可能であるか否かを判断する。解除部は、印刷ジョブに対するアウトライン処理の設定を解除する。ここで、アウトライン処理は、オブジェクトの属性を指定して適用される処理であり、文字や線のエッジを細くする細線化処理、文字や線のジャギー(輪郭部分のギザギザ)を低減する輪郭強調処理、オブジェクト間の境界の白抜けを低減する自動トラッピング処理等を含む。なお、上記各部の具体的な処理内容については後述する。
図5は、デジタル印刷装置4のプリンタエンジン3の概略構成を示すブロック図である。プリンタエンジン3は、操作パネル31、給紙部32、画像形成部33、後処理部34、排紙部35、およびコントローラーインターフェース36を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス37を介して相互に接続されている。
操作パネル31は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
給紙部32は、印刷に使用される記録シートとしての用紙を収容する。給紙部32は、複数の給紙トレイを有しており、給紙トレイに収容された用紙を1枚ずつ画像形成部33に送り出す。
画像形成部33は、帯電、露光、現像、転写、および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データに基づく画像を用紙上に形成する。画像形成部33は、印刷部として、アウトライン処理を実行しつつ印刷を行うことができる。
後処理部34は、画像形成部33から搬送される用紙に対して所定の後処理を行う。後処理には、ステープル処理、パンチ処理、および折り処理等が含まれる。
排紙部35は、印刷後の用紙を排出する。排紙部35は、複数の排紙トレイを有しており、後処理部34から搬送される印刷後の用紙は所定の排紙トレイに排出される。
コントローラーインターフェース36は、ローカル接続されたコントローラー2と通信するためのインターフェースである。
なお、クライアントPC1、コントローラー2、およびプリンタエンジン3は、それぞれ、上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
次に、図6を参照して、印刷システムにおける処理の概要について説明する。
図6は、クライアントPC1とデジタル印刷装置4とを含む印刷システムにおける処理の概要を示すシーケンスチャートである。なお、図6は、クライアントPC1により生成された印刷ジョブがデジタル印刷装置4に保存され、その後、印刷ジョブにアウトライン処理が設定され、当該印刷ジョブの再印刷が指示される場合を示す。また、図6では、印刷システムにおける処理の概要を、デジタル印刷装置4に印刷ジョブを保存する印刷ジョブ保存工程(ステップS1〜S6)と、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブの再印刷を行う再印刷工程(ステップS7〜S13)とに分けて説明する。
<印刷ジョブ保存工程>
デジタル印刷装置4への印刷ジョブの投入に先立ち、クライアントPC1は、デジタル印刷装置4に対してジョブ状態通知登録を行う(ステップS1)。ジョブ状態通知登録を行うことにより、クライアントPC1は、投入した印刷ジョブの状態(RIP処理中、印刷中、印刷完了等)を示す情報を、デジタル印刷装置4から取得することが可能になる。
図7(A)は、ジョブ状態通知登録時にクライアントPC1からデジタル印刷装置4に送信されるデータ50の一例を示す図である。図7は、XML(Extensible Markup Language)形式で記述されたJDF(Job Definition Format)規格のデータを示す。クライアントPC1は、ジョブ状態通知の送信先URL51が記述されているデータ50を生成し、デジタル印刷装置4に送信する。データ50を受信したデジタル印刷装置4は、コントローラー2のHDD23にURLを保存する。これにより、デジタル印刷装置4は、クライアントPC1に対して印刷ジョブの状態を通知するようになる。
ジョブ状態通知登録を行った後、クライアントPC1は、文書ファイルの入稿を受け付け、デジタル印刷装置4に印刷ジョブを投入する(ステップS2,S3)。具体的には、クライアントPC1は、PDF(Portable Document Format)ファイルの入稿を受け付け、ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成し、デジタル印刷装置4に送信する。
図7(B)は、印刷ジョブ投入時にクライアントPC1からデジタル印刷装置4に送信されるデータ60の一例を示す図である。クライアントPC1は、ジョブ設定や画像データが記述されている「SampleImage.jdf」61を含むデータ60を生成し、印刷ジョブとしてデジタル印刷装置4に送信する。
印刷ジョブが投入されたデジタル印刷装置4は、印刷ジョブを保存し、属性情報の有無を判定する(ステップS4,S5)。具体的には、デジタル印刷装置4は、クライアントPC1から受信した印刷ジョブをコントローラー2のHDD23に保存する。そして、デジタル印刷装置4は、保存した印刷ジョブに、当該印刷ジョブに係る画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断する。
その後、デジタル印刷装置4は、クライアントPC1に対してジョブ状態通知を行う(ステップS6)。具体的には、デジタル印刷装置4は、印刷ジョブを保存したことを示すジョブ状態通知をクライアントPC1に対して行う。また、デジタル印刷装置4は、属性情報の有無の判定結果をクライアントPC1のディスプレイ14に表示するための制御を行う。その結果、属性情報の有無を示す情報が、印刷ジョブの識別情報と対応付けて、クライアントPC1のディスプレイ14に表示される。
図7(C)は、ジョブ状態通知時にデジタル印刷装置4からクライアントPC1に送信されるデータ70の一例を示す図である。図7(C)は、ジョブ状態「用紙切れ」をクライアントPC1に通知する場合を示す。デジタル印刷装置4は、ジョブ状態「用紙切れ」を示す「StatusDetails="No Paper"」71が記述されているデータ70を生成し、クライアントPC1に送信する。なお、印刷ジョブの保存直後には、上記の「StatusDetails="No Paper"」に代え、ジョブ状態「保存」を示す「StatusDetails="HELD"」が記述されているデータ70が、クライアントPC1に送信される。
<再印刷工程>
デジタル印刷装置4に印刷ジョブを保存した後、クライアントPC1は、ユーザー操作によるジョブチケットの編集を受け付け、デジタル印刷装置4に再印刷を指示する(ステップS7,S8)。具体的には、クライアントPC1は、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブに対するアウトライン処理の設定を受け付け、当該印刷ジョブの再印刷をデジタル印刷装置4に指示する。
印刷ジョブの再印刷を指示されたデジタル印刷装置4は、データ再取得要求の要否を判定し、必要があれば、クライアントPC1に対してデータの再送信を要求する(ステップS9,S10)。具体的には、デジタル印刷装置4は、再印刷を指示された印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かを判断し、印刷ジョブに属性情報が含まれていないと判断する場合、クライアントPC1に対して属性情報を含むデータの送信を要求する。
再送信要求を受け付けたクライアントPC1は、データ再送信の可否を判定し、印刷ジョブの再投入または再投入不可通知を行う(ステップS11,S12)。具体的には、クライアントPC1は、再送信要求に係るデータがHDD13に残っているか否かを判断し、データが残っている場合には印刷ジョブを再投入する一方で、データが残っていない場合にはエラー通知を送信する。
印刷ジョブの再投入または再投入不可通知を受け付けたデジタル印刷装置4は、再印刷を行う(ステップS13)。具体的には、印刷ジョブの再投入を受け付けた場合、デジタル印刷装置4は、属性情報を利用して、アウトライン処理を実行しつつ印刷を行う。一方、再投入不可通知を受け付けた場合、デジタル印刷装置4は、アウトライン処理の設定を解除して印刷を行う。また、デジタル印刷装置4は、アウトライン処理が無効である旨をクライアントPC1のディスプレイ14に表示するための制御を行う。その結果、アウトライン処理が無効である旨を示す情報が、クライアントPC1のディスプレイ14に表示される。
以上のとおり、本実施形態の印刷システムでは、印刷ジョブの保存時、デジタル印刷装置4が、印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かを判断し、属性情報の有無を示す情報をクライアントPC1のディスプレイ14に表示させる。さらに、印刷ジョブの再印刷時、属性情報を含んでいない印刷ジョブに対してアウトライン処理が設定された場合、デジタル印刷装置4は、クライアントPC1に属性情報の有無を問い合わせる。そして、クライアントPC1に属性情報がある場合、デジタル印刷装置4は、属性情報を取得し、アウトライン処理を実行しつつ印刷を行う。一方、クライアントPC1に属性情報がない場合、デジタル印刷装置4は、アウトライン処理の設定を解除して印刷を行う。このとき、デジタル印刷装置4は、アウトライン処理が無効である旨を示す情報をクライアントPC1のディスプレイ14に表示させる。
以下、図8〜図14を参照して、印刷ジョブ保存工程および再印刷工程についてより詳細に説明する。
まず、図8〜図10を参照して、印刷ジョブ保存工程について詳細に説明する。
図8は、クライアントPC1により実行される印刷ジョブ投入処理の手順を示すフローチャートである。なお、図8のフローチャートに示されるアルゴリズムは、クライアントPC1のHDD13にプログラムとして記憶されており、CPU11により実行される。
まず、クライアントPC1は、ユーザーからの入稿を受け付ける(ステップS101)。より具体的には、クライアントPC1は、ユーザー操作によるPDFファイルの入稿を受け付ける。PDFファイルは、ベクタ形式の画像データであり、PDFファイルには、オブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれている。
続いて、クライアントPC1は、ジョブ設定を受け付ける(ステップS102)。より具体的には、クライアントPC1は、ステップS101に示す処理で受け付けたPDFファイルについて、ユーザー操作による面付け処理や後処理等の印刷設定を受け付ける。このとき、クライアントPC1は、デジタル印刷装置4に印刷ジョブを保存するか否か、クライアントPC1によりRIP処理を実行するか否かについての選択も受け付ける。
続いて、クライアントPC1は、RIP処理を実行するか否かを判断する(ステップS103)。より具体的には、クライアントPC1は、ステップS102に示す処理で受け付けたジョブ設定に基づいて、ステップS101に示す処理で受け付けたPDFファイルのRIP処理を実行するか否かを判断する。
RIP処理を実行しないと判断する場合(ステップS103:NO)、クライアントPC1は、ベクタ形式の画像データをデジタル印刷装置4に送信し(ステップS104)、処理を終了する。より具体的には、クライアントPC1は、たとえば、ステップS101に示す処理で受け付けたPDFファイルであるベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成し、デジタル印刷装置4に送信する。ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、オブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれている。
一方、RIP処理を実行すると判断する場合(ステップS103:YES)、クライアントPC1は、RIP処理を実行する(ステップS105)。より具体的には、クライアントPC1は、ステップS101に示す処理で受け付けたPDFファイルのRIP処理を実行して、ラスタ形式(ビットマップ形式)の画像データを生成する。なお、画像データのRIP処理が実行される場合、画像データに含まれるすべてのオブジェクトの属性が「イメージ」に変換され、オブジェクトの属性が失われる。
そして、クライアントPC1は、ラスタ形式の画像データをデジタル印刷装置4に送信し(ステップS106)、処理を終了する。より具体的には、クライアントPC1は、ステップS105に示す処理で得られたラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成し、デジタル印刷装置4に送信する。
以上のとおり、図8に示すフローチャートの処理によれば、クライアントPC1からデジタル印刷装置4に対して、ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブが送信される。ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、オブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれており、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、属性情報が含まれていない。
図9は、デジタル印刷装置4のコントローラー2により実行される印刷ジョブ保存処理の手順を示すフローチャートである。なお、図9のフローチャートに示されるアルゴリズムは、コントローラー2のHDD23にプログラムとして記憶されており、CPU21により実行される。
まず、コントローラー2は、印刷ジョブをHDD23に保存する(ステップS201)。より具体的には、コントローラー2は、クライアントPC1から送信された印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブをHDD23に保存する。
続いて、コントローラー2は、属性情報があるか否かを判断する(ステップS202)。より具体的には、コントローラー2は、ステップS201に示す処理でHDD23に保存した印刷ジョブに、画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断する。上述したとおり、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには属性情報が含まれており、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには属性情報が含まれていない。
なお、本明細書において、属性情報とは、テキスト/グラフィックス/イメージ属性が含まれている情報を意味しており、クライアントPC1による画像データのRIP処理によって得られるイメージ属性のみの情報は含まれないものとする。コントローラー2は、たとえば、テキスト/グラフィックス属性の有無を判断することにより、属性情報があるか否かを判断することができる。
属性情報があると判断する場合(ステップS202:YES)、コントローラー2は、クライアントPC1のディスプレイ14に「属性情報あり」を表示させ(ステップS203)、処理を終了する。より具体的には、コントローラー2は、印刷ジョブに属性情報が含まれていることを示す情報をクライアントPC1に送信する。その結果、クライアントPC1のディスプレイ14上に、印刷ジョブに属性情報が含まれていることを示す情報が当該印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて表示される。
一方、属性情報がないと判断する場合(ステップS202:NO)、コントローラー2は、クライアントPC1のディスプレイ14に「属性情報なし」を表示させ(ステップS204)、処理を終了する。より具体的には、コントローラー2は、印刷ジョブに属性情報が含まれていないことを示す情報をクライアントPC1に送信する。その結果、クライアントPC1のディスプレイ14上に、印刷ジョブに属性情報が含まれていないことを示す情報が当該印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて表示される。
以上のとおり、図9に示すフローチャートの処理によれば、デジタル印刷装置4に保存される印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かが判断され、判断結果が、クライアントPC1のディスプレイ14に表示される。なお、クライアントPC1のディスプレイ14上に印刷ジョブに関する情報を表示する技術自体は、一般的な通信技術であるため、詳細な説明は省略する。
図10は、クライアントPC1のディスプレイ14に表示される保存ジョブ管理画面100の一例を示す図である。
保存ジョブ管理画面100は、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブに関する情報を一覧表示するジョブリスト110を含む。また、保存ジョブ管理画面100には、印刷ジョブに関する情報をデジタル印刷装置4から再取得するためのデータ再取得ボタン120、ジョブチケットを編集するためのジョブ編集ボタン130、および印刷ジョブの再印刷を指示するための出力ボタン140が設けられている。
ジョブリスト110には、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブに関する情報が互いに対応付けて表示される。印刷ジョブに関する情報には、ユーザー名情報111、ファイル名情報112、枚数情報113、部数情報114、および属性有無情報115が含まれる。ユーザー名情報111は、印刷ジョブを生成したクライアントPC1のユーザーを識別するための情報であり、ファイル名情報112は、印刷ジョブにより印刷される文書ファイルの名称を示す情報である。枚数情報113は、印刷ジョブのページ数を示す情報であり、部数情報114は、印刷ジョブの印刷部数を示す情報である。属性有無情報115は、印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かを示す情報である。
図10では、ファイル名「SampleImage.pdf」により識別される印刷ジョブに対して、属性情報が含まれていないことを示す情報「なし」が対応付けられている。一方、ファイル名「TestImage.pdf」により識別される印刷ジョブに対して、属性情報が含まれていることを示す情報「あり」が対応付けられている。
このような構成によれば、保存ジョブ管理画面100の情報を参照することにより、ユーザーは、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かを把握することができる。つまり、デジタル印刷装置4に保存されている印刷ジョブに対して、アウトライン処理を設定することが可能であるか否かをユーザーが把握することが可能になる。
次に、図11〜図14を参照して、印刷ジョブの再印刷工程について詳細に説明する。
まず、クライアントPC1のユーザーは、保存ジョブ管理画面100のジョブ編集ボタン130をクリックして、印刷ジョブに対してアウトライン処理を設定する。そして、クライアントPC1のユーザーは、保存ジョブ管理画面100の出力ボタン140をクリックして、印刷ジョブの再印刷を指示する。
図11は、デジタル印刷装置4のコントローラー2により実行される属性情報確認処理の手順を示すフローチャートである。なお、図11のフローチャートに示されるアルゴリズムは、コントローラー2のHDD23にプログラムとして記憶されており、CPU21により実行される。また、属性情報確認処理は、たとえば、クライアントPC1のユーザーが、保存ジョブ管理画面100の出力ボタン140をクリックしたときに実行される。
まず、コントローラー2は、ジョブチケットの編集結果を適用する(ステップS301)。より具体的には、コントローラー2は、クライアントPC1上で編集されたジョブチケットが示す印刷条件を、HDD23に記憶されている印刷ジョブの印刷設定項目に適用する。
続いて、コントローラー2は、アウトライン処理が設定されたか否かを判断する(ステップS302)。より具体的には、コントローラー2は、ステップS301に示す処理で適用された印刷条件にアウトライン処理が設定されているか否かを判断する。
アウトライン処理が設定されていないと判断する場合(ステップS302:NO)、コントローラー2は、処理を終了する。一方、アウトライン処理が設定されていると判断する場合(ステップS302:YES)、コントローラー2は、属性情報があるか否かを判断する(ステップS303)。より具体的には、コントローラー2は、図9のステップS202に示す処理の判断結果を利用して、再印刷が指示された印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かを判断する。
属性情報があると判断する場合(ステップS303:YES)、コントローラー2は、処理を終了する。一方、属性情報がないと判断する場合(ステップS303:NO)、コントローラー2は、クライアントPC1に対してデータの再送信を要求し(ステップS304)、処理を終了する。より具体的には、コントローラー2は、クライアントPC1に対して、属性情報を含むデータを再送信可能であるか否かを問い合わせる。
以上のとおり、図11に示すフローチャートの処理によれば、印刷ジョブにアウトライン処理が設定されたことが認識された場合、印刷ジョブに属性情報が含まれているか否かが判断される。そして、印刷ジョブに属性情報が含まれていないと判断される場合、クライアントPC1に対してデータの再送信が要求される。たとえば、コントローラー2は、ジョブ状態通知時に使用するデータ70(図7(C)参照)を、ジョブ状態「StatusDetails="Resubmit_ImageData"」としてクライアントPC1に送信することにより、データの再送信を要求することができる。
図12は、クライアントPC1により実行される応答処理の手順を示すフローチャートである。なお、図12のフローチャートに示されるアルゴリズムは、クライアントPC1のHDD13にプログラムとして記憶されており、CPU11により実行される。
まず、クライアントPC1は、再送信要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS401)。再送信要求を受け付けていないと判断する場合(ステップS401:NO)、クライアントPC1は、再送信要求を受け付けるまで待機する。
一方、再送信要求を受け付けたと判断する場合(ステップS401:YES)、クライアントPC1は、該当する印刷ジョブの属性情報があるか否かを判断する(ステップS402)。より具体的には、クライアントPC1は、再印刷対象の印刷ジョブに係る属性情報が、クライアントPC1のHDD13に残っているか否かを判断する。クライアントPC1によるRIP処理後にPDFファイルの属性情報が破棄されてしまっている場合や、ユーザー操作によりPDFファイル自体が削除されてしまっている場合、HDD13に属性情報が残っていないこととなる。
属性情報があると判断する場合(ステップS402:YES)、クライアントPC1は、印刷ジョブを再投入し(ステップS403)、処理を終了する。より具体的には、クライアントPC1は、再印刷対象の印刷ジョブをデジタル印刷装置4に送信する。たとえば、クライアントPC1は、印刷ジョブ投入時に使用するデータ60(図7(B)参照)の画像データのみを置き換え、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブをデジタル印刷装置4に送信する。なお、本実施形態とは異なり、属性情報のみがデジタル印刷装置4に送信されてもよい。
一方、属性情報がないと判断する場合(ステップS402:NO)、クライアントPC1は、エラー通知をデジタル印刷装置4に送信し(ステップS404)、処理を終了する。より具体的には、クライアントPC1は、HDD13に属性情報が残っていない旨を示す情報をデジタル印刷装置4に送信する。たとえば、クライアントPC1は、下記のようなタグおよびパラメータをデータ60(図7(B)参照)に追加して、デジタル印刷装置4に送信する。
<Resubmit_ImageData ResubmitCapability ="NG"/>
以上のとおり、図12に示すフローチャートの処理によれば、デジタル印刷装置4からの問い合わせに対し、クライアントPC1により返答が行われる。
図13は、デジタル印刷装置4のコントローラー2により実行される再印刷処理の手順を示すフローチャートである。なお、図13のフローチャートに示されるアルゴリズムは、コントローラー2のHDD23にプログラムとして記憶されており、CPU21により実行される。
まず、コントローラー2は、属性情報の取得が可能であるか否かを判断する(ステップS501)。より具体的には、コントローラー2は、図12に示すフローチャートの処理においてクライアントPC1から送信された情報に基づいて、再印刷対象の印刷ジョブに係る属性情報を取得可能であるか否かを判断する。
属性情報の取得が可能であると判断する場合(ステップS501:YES)、コントローラー2は、属性情報を取得する(ステップS502)。より具体的には、コントローラー2は、図12のステップS403に示す処理においてクライアントPC1から送信された印刷ジョブを取得する。
続いて、コントローラー2は、RIP処理を実行する(ステップS503)。より具体的には、コントローラー2は、クライアントPC1から送信された印刷ジョブに係る画像データのRIP処理を実行して、ラスタ形式の画像データを生成する。
一方、ステップS501に示す処理において属性情報の取得が可能でないと判断する場合(ステップS501:NO)、コントローラー2は、アウトライン処理を解除し、クライアントPC1のディスプレイ14にアウトライン処理が無効である旨の警告を表示させる(ステップS504,S505)。より具体的には、コントローラー2は、印刷条件として新たに設定されたアウトライン処理を解除し、アウトライン処理が無効である旨を示す警告画面200(図14参照)をクライアントPC1のディスプレイ14に表示させる。なお、クライアントPC1のディスプレイ14に所定の警告画面を表示させる技術自体は、一般的な通信技術であるため、詳細な説明は省略する。
図14は、クライアントPC1のディスプレイ14に表示される警告画面200の一例を示す図である。図14に示すとおり、警告画面200には、アウトライン処理が無効である旨が記述されている。このような構成によれば、クライアントPC1のユーザーは、アウトライン処理が無効化されたことに気付くことができる。
その後、コントローラー2は、画像データをプリンタエンジン3に送信し(ステップS506)、処理を終了する。より具体的には、属性情報が取得可能でない場合、コントローラー2は、属性情報を伴わない画像データをプリンタエンジン3に送信する。画像データを受信したプリンタエンジン3は、アウトライン処理を実行することなく印刷を行う。一方、属性情報が取得可能である場合、コントローラー2は、画像データとともに属性情報をプリンタエンジン3に送信する。属性情報は、たとえば、ビットパターンにより表現されるデータであり、画像データのドット単位で属性を判定することができる。画像データとともに属性情報を受信したプリンタエンジン3は、属性情報を参照して、印刷画像にアウトライン処理を施すことができる。なお、アウトライン処理自体は、公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
以上のとおり、図13に示すフローチャートの処理によれば、属性情報が取得可能である場合、画像データとともに属性情報がプリンタエンジン3に送信され、アウトライン処理が適用された印刷が行われる。一方、属性情報が取得可能でない場合、アウトライン処理が解除され、アウトライン処理を伴わない印刷が行われる。このとき、アウトライン処理が無効である旨を示す警告画面200がクライアントPC1のディスプレイ14に表示される。
最後に、図15を参照して、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブを保存して再印刷を行う一般的なデジタル印刷装置の動作について説明する。
図15は、一般的なデジタル印刷装置のコントローラーにより実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。
まず、コントローラーは、印刷ジョブを受信する(ステップS601)。より具体的には、コントローラーは、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブをクライアントPCから受信する。
続いて、コントローラーは、RIP処理を実行し、印刷ジョブを保存する(ステップS602,S603)。より具体的には、コントローラーは、ステップS601に示す処理で受信した印刷ジョブに含まれる画像データのRIP処理を実行し、ベクタ形式の画像データとラスタ形式の画像データの両方をHDDに記憶する。
そして、コントローラーは、ジョブチケットの編集指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS604)。ジョブチケットの編集指示を受け付けていないと判断する場合(ステップS604:NO)、コントローラーは、編集指示を受け付けるまで待機する。
一方、ジョブチケットの編集指示を受け付けたと判断する場合(ステップS604:YES)、コントローラーは、ジョブチケットの編集結果を適用する(ステップS605)。より具体的には、コントローラーは、クライアントPC上で編集されたジョブチケットが示す印刷条件を、HDDに記憶されている印刷ジョブの印刷設定項目に適用する。
続いて、コントローラーは、再印刷指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS606)。再印刷指示を受け付けてないと判断する場合(ステップS606:NO)、コントローラーは、再印刷指示を受け付けるまで待機する。一方、再印刷指示を受け付けたと判断する場合(ステップS606:YES)、コントローラーは、プリンタエンジンに画像データを送信し(ステップS607)、処理を終了する。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、保存ジョブ管理画面100の出力ボタン140がクリックされたときに、印刷ジョブにアウトライン処理が設定されたことが認識され、属性情報の有無が確認された。しかしながら、印刷ジョブにアウトライン処理が設定されたことを認識するタイミングは、保存ジョブ管理画面100の編集画面上でアウトライン処理が設定されたときでもよく、あるいは、保存ジョブ管理画面100のデータ再取得ボタン120がクリックされたとき(つまり、ユーザーが望む任意のタイミング)でもよい。
また、上述した実施形態では、印刷ジョブにアウトライン処理が設定されたことが認識された場合、属性情報の有無が確認された。しかしながら、オブジェクトの属性に応じて適用される処理は、アウトライン処理に限定されるものではなく、色補正処理等の種々の処理が含まれる。
また、上述した実施形態では、印刷ジョブに属性情報が含まれていないことを示す情報や印刷ジョブのアウトライン処理が無効である旨を示す情報が、クライアントPC1のディスプレイ14に表示された。しかしながら、これらの情報は、デジタル印刷装置4のプリンタエンジン3の操作パネル31に表示されてもよい。
また、上述した実施形態では、ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブおよびラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブの両方を実行可能なデジタル印刷装置4と、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブのみを実行可能なオフセット印刷装置6とを有する印刷システムを例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、オフセット印刷装置を有さず、複数のデジタル印刷装置のみを有する印刷システムにも適用可能である。
上述した実施形態に係る印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、HDD等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 クライアントPC、
2 プリンタコントローラー、
3 プリンタエンジン、
4 デジタル印刷装置、
5 CTP装置、
6 オフセット印刷装置、
7 ネットワーク、
11,21 CPU、
12,22 メモリ、
13,23 HDD、
14 ディスプレイ、
15 入力装置、
16,25 ネットワークインターフェース、
17,27,37 バス、
24 RIP部、
26 プリンタエンジンインターフェース、
31 操作パネル、
32 給紙部、
33 画像形成部、
34 後処理部、
35 排紙部、
36 コントローラーインターフェース、
100 保存ジョブ管理画面、
200 警告画面。

Claims (19)

  1. ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブを実行可能なデジタル印刷装置と、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを少なくとも実行可能な印刷装置とを有する印刷システムにおいて実行される印刷ジョブ管理方法であって、
    前記印刷ジョブ生成装置により生成された印刷ジョブを前記デジタル印刷装置の記憶部に記憶するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)において前記記憶部に記憶された印刷ジョブに、当該印刷ジョブに係る画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断するステップ(b)と、
    前記ステップ(b)における判断結果を、前記印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて、前記印刷ジョブ生成装置または前記デジタル印刷装置の表示部に表示するステップ(c)と、
    を有することを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
  2. 前記記憶部に記憶されている印刷ジョブに対して、前記オブジェクトの属性に応じて適用される処理が設定されたことを認識するステップ(d)と、
    前記ステップ(d)において前記処理が設定されたことが認識された場合、前記印刷ジョブに前記属性情報が含まれているか否かを判断するステップ(e)と、
    前記ステップ(e)において前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記処理が無効である旨を前記表示部に表示するステップ(f)と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の印刷ジョブ管理方法。
  3. 前記ステップ(e)において前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記印刷ジョブ生成装置内に前記属性情報が存在するか否かを判断するステップ(g)をさらに有し、
    前記ステップ(g)において前記属性情報が存在しないと判断される場合、前記ステップ(f)が実行されることを特徴とする請求項2に記載の印刷ジョブ管理方法。
  4. 前記ステップ(g)において前記属性情報が存在しないと判断される場合、前記印刷ジョブに対する前記処理の設定を解除するステップ(h)をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の印刷ジョブ管理方法。
  5. 前記ステップ(e)において前記属性情報が含まれていると判断される場合、または、前記ステップ(g)において前記属性情報が存在すると判断される場合、前記属性情報を参照して前記処理を実行しつつ印刷を行うステップ(i)をさらに有することを特徴とする請求項3または4に記載の印刷ジョブ管理方法。
  6. 前記ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれており、前記ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれていないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷ジョブ管理方法。
  7. ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブを実行可能なデジタル印刷装置と、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを少なくとも実行可能な印刷装置とを有する印刷システムにおいて使用される前記デジタル印刷装置で実行される印刷ジョブ管理プログラムであって、
    前記印刷ジョブ生成装置により生成された印刷ジョブを前記デジタル印刷装置の記憶部に記憶する手順(a)と、
    前記手順(a)において前記記憶部に記憶された印刷ジョブに、当該印刷ジョブに係る画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断する手順(b)と、
    前記手順(b)における判断結果を、前記印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて、前記印刷ジョブ生成装置または前記デジタル印刷装置の表示部に表示するための制御を行う手順(c)と、
    を前記デジタル印刷装置に実行させることを特徴とする印刷ジョブ管理プログラム。
  8. 前記記憶部に記憶されている印刷ジョブに対して、前記オブジェクトの属性に応じて適用される処理が設定されたことを認識する手順(d)と、
    前記手順(d)において前記処理が設定されたことが認識された場合、前記印刷ジョブに前記属性情報が含まれているか否かを判断する手順(e)と、
    前記手順(e)において前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記処理が無効である旨を前記表示部に表示するための制御を行う手順(f)と、をさらに前記デジタル印刷装置に実行させることを特徴とする請求項7に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
  9. 前記手順(e)において前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記印刷ジョブ生成装置から前記属性情報を取得可能であるか否かを判断する手順(g)をさらに前記デジタル印刷装置に実行させ、
    前記手順(g)において前記属性情報を取得可能でないと判断される場合、前記手順(f)が実行されることを特徴とする請求項8に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
  10. 前記手順(g)において前記属性情報を取得可能でないと判断される場合、前記印刷ジョブに対する前記処理の設定を解除する手順(h)をさらに前記デジタル印刷装置に実行させることを特徴とする請求項9に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
  11. 前記手順(e)において前記属性情報が含まれていると判断される場合、または、前記手順(g)において前記属性情報を取得可能であると判断される場合、前記属性情報を参照して前記処理を実行しつつ印刷を行う手順(i)をさらに前記デジタル印刷装置に実行させることを特徴とする請求項9または10に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
  12. 前記ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれており、前記ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれていないことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の印刷ジョブ管理プログラム。
  13. 請求項7〜12のいずれか1項に記載の印刷ジョブ管理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
  14. ベクタ形式の画像データまたはラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブを実行可能なデジタル印刷装置と、ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブを少なくとも実行可能な印刷装置とを有する印刷システムにおいて使用される前記デジタル印刷装置であって、
    前記印刷ジョブ生成装置により生成された印刷ジョブを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている印刷ジョブに、当該印刷ジョブに係る画像データに含まれるオブジェクトの属性を判別するための属性情報が含まれているか否かを判断する第1判断部と、
    前記第1判断部による判断結果を、前記印刷ジョブを識別するための識別情報と対応付けて、前記印刷ジョブ生成装置または前記デジタル印刷装置の表示部に表示するための制御を行う表示制御部と、
    を有することを特徴とするデジタル印刷装置。
  15. 前記記憶部に記憶されている印刷ジョブに対して、前記オブジェクトの属性に応じて適用される処理が設定されたことを認識する認識部と、
    前記認識部により前記処理が設定されたことが認識された場合、前記印刷ジョブに前記属性情報が含まれているか否かを判断する第2判断部と、をさらに有し、
    前記第2判断部により前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記表示制御部は、前記処理が無効である旨を前記表示部に表示するための制御を行うことを特徴とする請求項14に記載のデジタル印刷装置。
  16. 前記第2判断部により前記属性情報が含まれていないと判断される場合、前記印刷ジョブ生成装置から前記属性情報を取得可能であるか否かを判断する取得可否判断部をさらに有し、
    前記取得可否判断部により前記属性情報を取得可能でないと判断される場合、前記表示制御部は、前記処理が無効である旨を前記表示部に表示するための制御を行うことを特徴とする請求項15に記載のデジタル印刷装置。
  17. 前記取得可否判断部により前記属性情報を取得可能でないと判断される場合、前記印刷ジョブに対する前記処理の設定を解除する解除部をさらに有することを特徴とする請求項16に記載のデジタル印刷装置。
  18. 前記第2判断部により前記属性情報が含まれていると判断される場合、または、前記取得可否判断部により前記属性情報を取得可能であると判断される場合、前記属性情報を参照して前記処理を実行しつつ印刷を行う印刷部をさらに有することを特徴とする請求項16または17に記載のデジタル印刷装置。
  19. 前記ベクタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれており、前記ラスタ形式の画像データを含む印刷ジョブには、前記属性情報が含まれていないことを特徴とする請求項14〜18のいずれか1項に記載のデジタル印刷装置。
JP2013143399A 2013-07-09 2013-07-09 印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置 Expired - Fee Related JP6136671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143399A JP6136671B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143399A JP6136671B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015018309A true JP2015018309A (ja) 2015-01-29
JP6136671B2 JP6136671B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=52439265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013143399A Expired - Fee Related JP6136671B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6136671B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016177541A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 株式会社リコー 画像処理システム、画像形成出力制御装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2017182639A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ジョブ予約システムおよびジョブ予約方法
JP2017205952A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び印刷プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10269036A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Seiko Epson Corp 印刷装置及び印刷方法及び印刷システム
JP2003167698A (ja) * 2001-11-28 2003-06-13 Fuji Xerox Co Ltd 印刷ジョブ管理方法および印刷システム
JP2005178168A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Canon Inc ジョブログを用いた印刷装置
JP2006175813A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置および印刷方法およびプログラム
JP2009288450A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Fujifilm Corp 印刷物生産支援システム及び印刷原稿の色補正方法
JP2011192234A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 印刷管理装置、印刷管理システム、印刷管理方法、プログラムおよび記録媒体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10269036A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Seiko Epson Corp 印刷装置及び印刷方法及び印刷システム
JP2003167698A (ja) * 2001-11-28 2003-06-13 Fuji Xerox Co Ltd 印刷ジョブ管理方法および印刷システム
JP2005178168A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Canon Inc ジョブログを用いた印刷装置
JP2006175813A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置および印刷方法およびプログラム
JP2009288450A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Fujifilm Corp 印刷物生産支援システム及び印刷原稿の色補正方法
JP2011192234A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 印刷管理装置、印刷管理システム、印刷管理方法、プログラムおよび記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016177541A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 株式会社リコー 画像処理システム、画像形成出力制御装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2017182639A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ジョブ予約システムおよびジョブ予約方法
JP2017205952A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び印刷プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6136671B2 (ja) 2017-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8773701B2 (en) Image processing apparatus, print control method, recording medium storing print control program
JP5621793B2 (ja) 印刷システム、印刷制御装置、および印刷制御プログラム
US9785391B2 (en) Method for producing packages of printed materials by generating and executing a job set containing multiple linked sub-jobs
JP2008040899A (ja) 印刷制御装置、プログラム及び方法
US8189228B2 (en) Image forming apparatus, print control method and control program
JP2008036999A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP6136671B2 (ja) 印刷ジョブ管理方法、印刷ジョブ管理プログラム、記録媒体、およびデジタル印刷装置
US20200301636A1 (en) Image forming apparatus, non-transitory computer readable medium, and image forming system
JP6116295B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP4962235B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
US20090316190A1 (en) Image forming system, image forming apparatus, print server, image forming method, and computer readable recording medium stored with image forming program
JP2019181864A (ja) 画像形成装置、および、該画像形成装置の制御方法、制御プログラム
JP2015215700A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP2008299593A (ja) 画像処理システム
JP2009122928A (ja) 印刷ジョブ実行装置、印刷ジョブ実行装置で使用される方法、および印刷ジョブ実行装置で実行されるコンピュータプログラム
JP6710935B2 (ja) 印刷制御プログラム及び印刷制御方法
JP2020129221A (ja) サポートプログラム、情報処理装置、および印刷方法
JP6639617B2 (ja) 印刷装置、制御方法及びプログラム
JP4110021B2 (ja) 部門管理を伴う印刷処理を行う印刷処理プログラム及び情報処理装置及び情報処理方法並びに記憶媒体
JP2008027217A (ja) 情報処理装置および印刷装置を備える印刷システム
JP2011194634A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体
JP2018133018A (ja) 印刷制御装置
JP2011118644A (ja) 印刷システム、印刷方法、印刷履歴管理装置、印刷履歴管理用プログラム
CN107918531B (zh) 信息处理设备和信息处理方法
JP6433529B2 (ja) 印刷装置、制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6136671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees