JP2015017626A - 軸シール - Google Patents

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Abstract

【課題】受圧状態下でのダストリップの浮き上がりを防止し得る軸シールを提供する。【解決手段】受圧側Rの第1側壁面13と低圧側Lの第2側壁面12と溝底面14から成る環状溝2を有する挿入孔20が貫設された雌ボディBの環状溝2に装着され、挿入孔20に往復動自在に挿通された軸部材1の外周面1Aに摺接する軸シールであって、内周リップ3と外周リップ4から成る受圧側RのU字形シール部10と、低圧側Lに突出するダストリップ7とを、備えた軸シールに於て、溝底面14に当接する外周面部15と、第2側壁面12に対面する支持面部6により形成される低圧側外周角部8に、突起部を形成し、受圧状態で、溝底面14と第2側壁面12の隅部16に押し付けられて突起部が弾性圧縮変形にて低圧側外周角部8に吸収されるように構成している。【選択図】図2

Description

本発明は、軸シールに関する。
従来、図10に例示するように、シリンダやバルブ等の空気圧機器に使用され、U字形シール部42とダストリップ47とを一体に有する(単一形シールとしての)軸シールであって、シリンダヘッドやバルブボディの環状溝50に装着され、往復動する(ロッドやスプール等の)軸部材41に摺接する軸シールが公知である。
ところで、この図10に示した従来の軸シールでは、内周リップ43と外周リップ44の(軸部材41の)軸心方向位置が一致する形状(同図のH43=0)であったため、図10(B)に示すように内外周リップ43,44の間のU形凹溝部55が環状溝50の側壁部51に吸着し、シール性を喪失して、高圧側Rからの流体が矢印Gのように吹き漏れ(ブローバイ)を生ずるという問題があった。
その対策として、図8,図9に示すように、内周リップ43を短くして、内周リップ43と外周リップ44との間に寸法差H43を設けた横断面形状のものが知られている(特許文献1参照)。
実開昭60−14356号公報
特許文献1等の従来の軸シール40は、図8,図9に示すように、矢印R方向(以下、受圧側R)に突出する内周リップ43と外周リップ44から成るU字形シール部42と、矢印L方向(以下、低圧側L)に突出する摺動用ダストリップ47とを、一体に有し、外周リップ44の外面には、突出部45が形成されている。この軸シール40は、図9に示すように、軸部材41が往復動自在に挿通される挿入孔が貫設された(シリンダヘッド等の)雌ボディBの環状溝50に装着され、軸部材41の外周面41Aに摺接する。この環状溝50は、受圧側Rの第1側壁面51と低圧側Lの第2側壁面52と溝底面53を有している。軸シール40を環状溝50に装着した状態では、軸シール40の外周面部49が溝底面53に当接し、軸シール40の低圧側Lに形成された支持面部46が、第2側壁面52に対面する。
図9に示す受圧状態に於て、軸シール40は、U字形シール部42に圧力を受けて、受圧側Rから低圧側Lに向けて押圧される。この際、支持面部46が第2側壁面52に押し付けられ、ダストリップ47が雌ボディBと軸部材41の間のクリアランスに入り込むように軸シール40の内部で体積移動し、角部P(の第2側壁面52側)を支点とする回転モーメントMが生じる。しかも、前記寸法差H43を有し、内周リップ43が短い形状であることによって、上記回転モーメントMが増加する。この回転モーメントMによる歪み(弾性変形)に起因して、ダストリップ47が軸部材41から浮き上がる虞れがあった。ダストリップ47の浮き上がりが生じると、軸部材41との接触面圧がゼロになり(図9中のグラフ(i)参照)、あるいは、ダストリップ47が軸部材41に隙間gを空けて離反してしまう。このように、受圧状態で、従来の軸シール40は、ダストリップ47はシール性を失って、グリース保持性の低下の問題が発生していた。
また、ダストリップ47の浮き上がりによって、偏芯追随性が低下し、耐ダスト性が低下するという欠点があった。さらに、内周リップ43の摺接抵抗が過大となり、あるいは、軸シール40の腹面48が軸部材41に接触して摺接抵抗が過大となる問題が発生していた。
そこで、本発明は、(上述の吸着による吹き漏れを防止しつつ)受圧状態下でのダストリップの浮き上がりを防止し得る軸シールを提供することを目的とする。
本発明に係る軸シールは、受圧側の第1側壁面と低圧側の第2側壁面と溝底面から成る環状溝を有する挿入孔が貫設された雌ボディの上記環状溝に装着され、上記挿入孔に往復動自在に挿通された軸部材の外周面に摺接する軸シールであって、内周リップと外周リップから成る上記受圧側のU字形シール部と、上記低圧側に突出するダストリップとを、備えた軸シールに於て、上記溝底面に当接する外周面部と、上記第2側壁面に対面する支持面部により形成される低圧側外周角部に、突起部を形成し、受圧状態で、上記溝底面と上記第2側壁面の隅部に押し付けられて上記突起部が弾性圧縮変形にて上記低圧側外周角部に吸収されるように構成したものである。
また、上記受圧状態で、上記第2側壁面と挿入孔との角部を支点として、発生する回転モーメントによるダストリップの浮上りを、上記突起部の上記弾性圧縮変形によって生ずるラジアル内方向への弾発反付勢力にて、防ぐように構成したものである。
本発明の軸シールによれば、受圧状態で、突起部の弾性圧縮変形によって生ずる弾発反付勢力により、軸部材からのダストリップの浮き上がりを防止できる。この浮き上がりの防止に伴って、ダスト侵入防止性能(耐ダスト性ともいう)が向上し、かつ、グリース保持性を向上できる。しかも、環状溝からの抜け落ちを防止できる。さらに、環状溝の寸法精度、及び、軸部材の寸法精度が低く、孔部軸心と軸部材軸心とが偏芯する空圧機器等に於て、本発明のダストリップは、偏芯追随性に優れ、耐ダスト性と密封性能とグリース保持性を確保する。
本発明の実施の一形態を自由状態で示した断面図である。 受圧状態の横断面形状と面圧分布を示す図であって、グラフ(i)は軸部材とダストリップの面圧分布を示す図であり、グラフ(ii)は支持面部と第2側壁面の面圧分布を示す図であり、グラフ(iii)は外周面部と溝底面の面圧分布を示す図である。 一部破断して示す斜視図である。 本発明の他の実施形態を自由状態で示した断面図である。 受圧状態の横断面形状と面圧分布を示す図であって、グラフ(i)は軸部材とダストリップの面圧分布を示す図であり、グラフ(ii)は支持面部と第2側壁面の面圧分布を示す図であり、グラフ(iii)は外周面部と溝底面の面圧分布を示す図である。 本発明の別の実施形態を自由状態で示した断面図である。 突起部の実施例を示した断面図であり、(a)は他の実施例の断面図であり、(b)は別の実施例の断面図であり、(c)はさらに別の実施例の断面図である。 従来の軸シールの自由状態を示した断面図である。 従来の軸シールの受圧状態の横断面形状と面圧分布を示す図であって、グラフ(i)は軸部材とダストリップの面圧分布を示す図であり、グラフ(ii)は支持面部と第2側壁面の面圧分布を示す図であり、グラフ(iii)は外周面部と溝底面の面圧分布を示す図である。 従来の軸シールの断面図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
本発明の軸シールは、空気圧機器のシリンダ又はバルブ等の往復動部に使用される。図1〜図3に示すように、受圧側(高圧側)Rの第1側壁面13と、低圧側Lの第2側壁面12と、溝底面14、から成る環状溝2を有する挿入孔20が、貫設された雌ボディBの環状溝2に装着され、挿入孔20に往復動自在に挿通された軸部材1の外周面1Aに摺接する軸シールである。本発明に於て、雌ボディBとは、シリンダヘッド又はバルブボディ等であって、軸部材1とは、ロッド又はスプールのことを指す。雌ボディBの挿入孔20に於て、環状溝2の受圧側RのクリアランスCに比べて、環状溝2の低圧側LのクリアランスCが、大きく設定されている。これは、環状溝2の低圧側Lでは、雌ボディBと軸部材1の外周面1Aとの間に、ダストリップ7が差込まれて軸部材1の外周面1Aに摺接させる為である。なお、本発明の軸シールは、低圧用であれば、空気圧機器に限らず、油圧機器にも使用できる。軸シールの材質は、ゴム系材料が用いられている。
本発明の軸シールは、受圧側Rに突出する内周リップ3と外周リップ4から成るU字形シール部10と、低圧側Lに突出するダストリップ7とを、備えている。
U字形シール部10は、図2に示す受圧状態で、内周リップ3と外周リップ4に圧力を受けて、内周リップ3を軸部材1の外周面1Aに摺接させ、かつ、外周リップ4(及び外周面部15)を溝底面14に密着させている。自由状態の外周リップ4の外面には、突出部5が設けられている。内周リップ3とダストリップ7の間の内周面には、凹状の内周腹部11が形成され、内周リップ3とダストリップ7と内周腹部11によって軸部材1との間にグリース封入室17が形成可能である。
また、図1と図3に示すように、本発明の軸シールは、溝底面14に当接する外周面部15と、第2側壁面12に対面する支持面部6により形成される低圧側外周角部8に、突起部9を形成している。突起部9は、断面円弧状に形成され、低圧側外周角部8の外周面部15側に突出(膨出)している。
図2に示す受圧状態で、低圧側外周角部8が溝底面14と第2側壁面12の隅部16に押し付けられて、突起部9が弾性圧縮変形にて低圧側外周角部8に吸収される。言い換えると、突起部9が低圧側外周角部8と隅部16の間で圧縮(弾性変形)され、低圧側外周角部8と隅部16が密着している。
受圧状態に於て、U字形シール部10が圧力を受け、受圧側Rから低圧側Lに向けて押圧され、支持面部6が第2側壁面12に押し付けられる。この際、環状溝2の低圧側LのクリアランスCが比較的大きい為、低圧側第2側壁面12の深さ寸法D12が(受圧側第1側壁面13の深さ寸法D13よりも)小さく、従って、大きな深さ寸法Dの範囲のU字形シール部10の受圧によって、角部Pを支点として、回転モーメントMが発生する。
言い換えれば、ダストリップ7のために大き目のクリアランスCが設定され、流体圧力は、深さ寸法D全体から図2の左方向へ作用する。この流体圧力に対して、第2側壁面12は(上記クリアランスCの存在によって)ラジアル外方向に偏在し、この偏在した第2側壁面12にて受圧する。故に、軸シール全体が回転モーメントMを受ける。
(図9に示した従来のシールのように、)上述した回転モーメントMの発生によって、ダストリップ7が矢印Mのように浮き上がろうとする。
しかしながら、図1の突起部9が、図2に示した受圧状態では、環状溝2の溝底面14の形状に一致するまで弾性圧縮変形し、図2中の矢印Fにて示したラジアル内方向への弾発反付勢力を発生する。この弾発反付勢力Fによって、軸部材1からのダストリップ7の浮上りMを防止する。即ち、弾発反付勢力Fはダストリップ7が浮き上がろうとする矢印M方向の力を打ち消すのみならず、さらにラジアル内方向へ押付けて、図2にグラフ(i)にて示した面圧にて接触を保つ。
図2のグラフ(ii)に示すように、第2側壁面12と支持面部6の間では、角部Pの位置に面圧のピーク(頂点)が生じている。一方、グラフ(iii)に示すように、溝底面14と外周面部15では、突起部9の反発力によって、隅部16近傍で高い面圧Pを発生する。この高い面圧Pが前述の弾発反付勢力Fを発生させていることとなる。このようにして、受圧状態で、角部Pを中心とする回転モーメントMによって生ずる浮上りMを、弾発反付勢力Fにて防止できる。結果として、受圧状態に於て、軸部材1とダストリップ7は、グラフ(i)に示すような適正な山型の面圧分布をもって摺接していることがわかる。
軸部材1から溝底面14までの環状溝2の深さ寸法Dに対し、自由状態での内周腹部11から突起部9の先端までの高さ寸法Hが僅かに小さく設定され、環状溝2の低圧側Lから抜け落ちることがないように構成されている。受圧状態では、突起部9が弾性圧縮変形にて低圧側外周角部8に吸収される為、深さ寸法Dに対する高さ寸法Hの差異が僅かであっても、内周腹部11が軸部材1に接触することを回避でき、低摩擦で摺動が可能である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
図4に示すように、低圧側外周角部8に形成された突起部9が、低圧側外周角部8の支持面部6側に突出(膨出)している。その他の構成は、上述の実施形態と同様である為、説明を省略する。
図5に示すように、受圧状態に於て、U字形シール部10が圧力を受け、突起部9が第2側壁面12に押し付けられ、突起部9が弾性圧縮変形にて低圧側外周角部8に(断面形状に於て)吸収される。グラフ(ii)に示すように、突起部9の反発力によって、隅部16近傍で面圧が増加してピークPmaxを示す。低圧側外周角部8は、溝底面14と第2側壁面12の隅部16に押し付けられ、突起部9の弾性圧縮変形による体積移動によって、グラフ(iii)に示すように、隅部16近傍にて低圧側外周角部8が溝底面14に強く接して、面圧Pを示し、矢印にて示したラジアル内方向への弾発反付勢力Fによって、ダストリップ7の浮上りMを防止し、適正な面圧を、グラフ(i)に示すように保つ。このようにして、受圧状態での角部Pを中心とする回転モーメントMによって生ずる軸部材1からのダストリップ7の浮上りMを防止する。結果として、受圧状態に於て、軸部材1とダストリップ7は、グラフ(i)に示すような適正な山型の面圧分布をもって摺接している。
図6に、本発明の別の実施形態を示している。
図6に示すように、低圧側外周角部8に、外周面部15側及び支持面部6側に突出(膨出)する斜め方向の突起部9を形成するも望ましい。受圧状態で、図2と同様に、溝底面14と第2側壁面12の隅部16に押し付けられて突起部9が弾性圧縮変形にて低圧側外周角部8に吸収される。その他の構成は、上述の実施形態と同様である。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、図7(a)に示すように、突起部9は、その端面形状を四角形状としても良い。又は、図7(b)の台形状としても良く、あるいは、図7(c)の三角形状とするも好ましい。
また、図3では、突起部9は、円周上連続状に形成されているが、この実施形態に限定されることなく、例えば、断続的に形成するも好ましい(図示省略)。
以上のように、本発明に係る軸シールは、受圧側Rの第1側壁面13と低圧側Lの第2側壁面12と溝底面14から成る環状溝2を有する挿入孔20が貫設された雌ボディBの環状溝2に装着され、挿入孔20に往復動自在に挿通された軸部材1の外周面1Aに摺接する軸シールであって、内周リップ3と外周リップ4から成る受圧側RのU字形シール部10と、低圧側Lに突出するダストリップ7とを、備えた軸シールに於て、溝底面14に当接する外周面部15と、第2側壁面12に対面する支持面部6により形成される低圧側外周角部8に、突起部9を形成し、受圧状態で、溝底面14と第2側壁面12の隅部16に押し付けられて突起部9が弾性圧縮変形にて低圧側外周角部8に吸収されるように構成したので、受圧状態で、突起部9の弾性圧縮変形によって、ラジアル内方向の弾発反付勢力Fを発生させて、その反付勢力Fにて、軸部材1からのダストリップ7の浮き上がりを防止できる。これによってグリース保持性が向上して、摺接抵抗を低減できる。また、ダストリップ7の偏芯追随性を保ち、耐ダスト性及びグリース保持性を向上できる。さらに、環状溝2からの抜け落ちを防止できる。
また、受圧状態で、第2側壁面12と挿入孔20との角部Pを支点として、発生する回転モーメントMによるダストリップ7の浮上りMを、突起部9の弾性圧縮変形によって生ずるラジアル内方向への弾発反付勢力Fにて、防ぐように構成したので、簡易な構成にて、所期目的を達成して、ダストリップ浮上りを防ぎ、偏芯追随性も優れ、グリース保持性にも優れている。
1 軸部材
1A 外周面
2 環状溝
3 内周リップ
4 外周リップ
6 支持面部
7 ダストリップ
8 低圧側外周角部
9 突起部
10 U字形シール部
12 第2側壁面
13 第1側壁面
14 溝底面
15 外周面部
16 隅部
20 挿入孔
F 弾発反付勢力
R 受圧側
L 低圧側
B 雌ボディ
P 角部
M 回転モーメント
浮上り

Claims (2)

  1. 受圧側(R)の第1側壁面(13)と低圧側(L)の第2側壁面(12)と溝底面(14)から成る環状溝(2)を有する挿入孔(20)が貫設された雌ボディ(B)の上記環状溝(2)に装着され、上記挿入孔(20)に往復動自在に挿通された軸部材(1)の外周面(1A)に摺接する軸シールであって、内周リップ(3)と外周リップ(4)から成る上記受圧側(R)のU字形シール部(10)と、上記低圧側(L)に突出するダストリップ(7)とを、備えた軸シールに於て、
    上記溝底面(14)に当接する外周面部(15)と、上記第2側壁面(12)に対面する支持面部(6)により形成される低圧側外周角部(8)に、突起部(9)を形成し、
    受圧状態で、上記溝底面(14)と上記第2側壁面(12)の隅部(16)に押し付けられて上記突起部(9)が弾性圧縮変形にて上記低圧側外周角部(8)に吸収されるように構成したことを特徴とする軸シール。
  2. 上記受圧状態で、上記第2側壁面(12)と挿入孔(20)との角部(P)を支点として、発生する回転モーメント(M)によるダストリップ(7)の浮上り(M)を、上記突起部(9)の上記弾性圧縮変形によって生ずるラジアル内方向への弾発反付勢力(F)にて、防ぐように構成した請求項1記載の軸シール。
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