JP2015016968A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015016968A
JP2015016968A JP2013145740A JP2013145740A JP2015016968A JP 2015016968 A JP2015016968 A JP 2015016968A JP 2013145740 A JP2013145740 A JP 2013145740A JP 2013145740 A JP2013145740 A JP 2013145740A JP 2015016968 A JP2015016968 A JP 2015016968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
unit
registration roller
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013145740A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6146176B2 (ja
Inventor
賢広 松尾
Takahiro Matsuo
賢広 松尾
嘉輝 川上
Yoshiteru Kawakami
嘉輝 川上
昭彦 柿田
Akihiko Kakita
昭彦 柿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013145740A priority Critical patent/JP6146176B2/ja
Publication of JP2015016968A publication Critical patent/JP2015016968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6146176B2 publication Critical patent/JP6146176B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

【課題】封筒などの正確に重送を検知するのが難しい用紙を通紙時に、用紙の重送を高い確率で検知する。【解決手段】離間可能なレジストローラ71と、レジストローラ71から搬送される用紙Eにトナー画像を転写する転写部60と、レジストローラ71と転写部60との間に設けられた、用紙Eを検知する用紙検知部73と、搬送される用紙Eの紙種を判断する用紙種別判断部と、用紙種別判断部の判断結果に応じて、用紙の先端が転写部60に到達した後に、レジストローラ71を離間させるタイミングを決定するタイミング決定部と、を備える。タイミング決定部は、用紙Eが特定の紙種の場合には、他の紙種の場合よりも、レジストローラ71を離間させるタイミングを早くする。【選択図】図4

Description

本発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、重送検知センサを用いて、用紙が2枚重なって搬送される重送を検知する超音波方式の重送検知技術が知られている。この超音波方式の重送検知では、用紙が1枚の時と2枚に重なった時(重送時)とで超音波の透過量(反射量)が異なることを利用し、超音波の透過量(反射量)の測定値を所定の閾値と比較して重送検知を行っている。ところで、画像が形成される用紙の種別として封筒がある。封筒はその構造から場所によって紙の重なり具合が異なり、通常の重送検知センサを用いて、搬送される封筒に重送が発生していることを検知するのは難しい。
例えば特許文献1には、搬送される用紙に対して少なくとも2方向の中のいずれかの方向から超音波を照射する発信器と、照射された超音波に対応して用紙から放射される音波を検出する検出センサを備えた用紙搬送装置が開示されている。発信器は、用紙の種別ごとの動作モードに応じた方向から超音波を照射し、CPUが検出された音波の強度をもとに、用紙が重送されているか否かを検知する。例えば、3枚以上の重送を検知する動作モード(封筒モード)である場合に、発信器の向きを変更して設定された角度で用紙に超音波を照射する。
特開2013−63820号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような封筒の重送検知のための特別な構成を持たない画像形成装置では、搬送される一つの封筒を重送であると誤検知してしまう。そのため、従来は、封筒を通紙するときは重層検知センサで検知を行わない。このようにした場合、搬送される封筒で重送が発生した場合に、重送を検知することができないという問題があった。
上記の状況から、特別なセンサを用いないと重送の発生を検知するのが難しい用紙を通紙する際に、用紙の重送を高い確率で検知する手法が望まれていた。
本発明の一形態の画像形成装置は、離間可能なレジストローラと、レジストローラから搬送される用紙にトナー画像を転写する転写部と、レジストローラと転写部との間に設けられた、用紙を検知する用紙検知部と、搬送される用紙の紙種を判断する用紙種別判断部と、用紙種別判断部の判断結果に応じて、用紙の先端が転写部に到達した後に、レジストローラを離間させるタイミングを決定するタイミング決定部と、を備える。タイミング決定部は、用紙が特定の紙種の場合には、他の紙種の場合よりも、レジストローラを離間させるタイミングを早くする。
上記構成の画像形成装置では、特定の紙種の用紙を通紙時、用紙の先端が転写部に到達した後にレジストローラを離間させるタイミングを早くするため、重送している用紙のうち先行の用紙だけが転写部によって搬送され、後続の用紙はその場に残留する。この残留した用紙が用紙検知部で検知される。
が安定する。
本発明の画像形成装置によれば、封筒などの正確に重送を検知するのが難しい用紙の重送を高い確率で検知することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を示す全体構成図である。 本発明の一実施の形態に係るレジストローラ及び2次転写部の周辺の構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の各部のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る第1の紙種が2次転写部に到達したときのレジストローラの離間のタイミングを示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る第2の紙種が2次転写部に到達したときのレジストローラの離間のタイミングを示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係るループ作成時のレジストローラの逆回転を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係るレジストローラが逆回転したときの紙捌きの動作条件を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係るレジストローラが逆回転したときに2枚目の用紙が逆方向に戻る用紙を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る画像形成処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
[画像形成装置の構成例]
まず、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概要について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を示す全体構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部60と、定着部80とを有する。
原稿搬送部10は、原稿Gがセットされる原稿給紙台11と、複数のローラ12と、搬送ドラム13と、搬送ガイド14と、原稿排出ローラ15と、原稿排出トレイ16とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12及び搬送ドラム13によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。搬送ガイド14及び原稿排出ローラ15は、複数のローラ12及び搬送ドラム13により搬送された原稿Gを原稿排出トレイ16に排出する。
画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。具体的には、原稿Gの画像がランプLによって照射される。原稿Gからの反射光は、第1ミラーユニット32、第2ミラーユニット33、レンズユニット34の順に導かれて、撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は、入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換されることにより画像データとして作成される。
また、画像読取部30は、画像読取制御部36を有している。画像読取制御部36は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施して、制御部100のRAM103(図3参照)に格納する。なお、画像データは、画像読取部30から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙のサイズや種類に応じて複数設けられている。この用紙は、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置を有する2次転写部60に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。図1においては、給紙部21により給紙される用紙にSの符号を付している。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と、中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー画像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー画像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンタのトナー画像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー画像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー画像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45を有している。感光体41は、不図示の駆動モータによって回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光操作を行うことにより感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、例えばトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面は、イエローのトナー画像が形成される。
なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
感光体41上に形成されたトナー画像は、像担持体の一例である中間転写ベルト50に転写される。中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、複数のローラに掛け渡されている。この中間転写ベルト50は、不図示の駆動モータで感光体41の回転(移動)方向とは逆方向に回転駆動する。
クリーニング部45は、トナー画像が中間転写ベルト50に転写された後に、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと反対の極性の電圧を印加させることで、感光体41上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト50に1次転写する。
そして、中間転写ベルト50が回転駆動することで、中間転写ベルト50の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー画像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー画像が重なり合い、カラーのトナー画像が形成される。
また、中間転写ベルト50には、ベルトクリーニング装置53が対向している。このベルトクリーニング装置53は、用紙へのトナー画像の転写を終えた中間転写ベルト50の表面を清掃する。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向下流には、2次転写部60が配置されている。2次転写部60に搬送される用紙は、搬送に伴い用紙幅方向(主走査方向)の基準位置から用紙幅方向のいずれかへ変位して片寄ることがある。画像形成装置1では、用紙の片寄りを修正するため、2次転写部60の用紙搬送方向の上流側にレジストローラ71と、2次転写部60とレジストローラ71との間に片寄り検知センサ72が設けられている。さらに、片寄り検知センサ72の用紙搬送方向の下流側には、用紙検知センサ73が設けられている。
2次転写部60は、レジストローラ71によって片寄りを修正した用紙を中間転写ベルト50に接触させて、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー画像を用紙に2次転写する。
2次転写部60は、2次転写ローラ61を有している。2次転写ローラ61は、中間転写ベルト50を挟んで対向ローラ52に圧接されている。2次転写ローラ61と中間転写ベルト50が接触する部分は、2次転写ニップ部62となる。この2次転写ニップ部62が、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー画像を用紙Sに転写する転写位置である。
2次転写部60における用紙の排出側には、定着部80が設けられている。この定着部80は、用紙を加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙に定着させる。定着部80は、例えば、一対の定着部材である定着上ローラ81及び定着下ローラ82で構成されている。定着上ローラ81及び定着下ローラ82は、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラ81と定着下ローラ82との圧接部として定着ニップ部が形成される。
定着上ローラ81の内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラ81の外周部が温められる。そして、定着上ローラ81の熱が用紙へ伝達されることにより、用紙上のトナー画像が熱定着される。
用紙は、2次転写部60によりトナー画像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラ81と向き合うように搬送され、定着ニップ部を通過する。したがって、定着ニップ部を通過する用紙には、定着上ローラ81と定着下ローラ82とによる加圧と、定着上ローラ81の熱による加熱が行われる。
定着部80の用紙搬送方向下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙の搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成における画像形成面を上方に向けて排紙するフェースアップ排紙を行う場合に、用紙を直進させる。これにより、用紙は、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、片面画像形成における画像形成面を下方に向けて排紙するフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、用紙を下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙を下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転して上方に搬送する。これにより、表裏が反転されて画像形成面が下方に向いた用紙は、一対の排紙ローラ25によって排紙される。
両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙を下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び2次転写部60の転写位置へ送られる。
一対の排紙ローラ25の下流側に、用紙を折ったり、用紙に対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[レジストローラ及び2次転写部の周辺の構成]
ここで、レジストローラ71及び2次転写部60の周辺の構成について図2を参照して詳述する。
図2は、レジストローラ71、片寄り検知センサ72、用紙検知センサ73及び2次転写部60の位置関係を示す平面図である。図2では、1枚目の用紙S1と2枚目の用紙S2が2次転写部60に重送された様子を表している。図2に示すように、レジストローラ71の用紙搬送方向の下流側の近傍に、片寄り検知センサ72が配置されている。さらに片寄り検知センサ72から用紙搬送方向の下流側に所定距離だけ離れて用紙検知センサ73が配置されている。
レジストローラ71は、駆動ローラ71aと、用紙の搬送経路を挟んで上側に対向配置された従動ローラ71bで構成される。レジストローラ71の駆動ローラ71aと従動ローラ71bは、離間駆動部(不図示)により、圧接及び上下方向への離間が可能であり、駆動ローラ71aと従動ローラ71bが圧接することにより駆動ローラ71aと従動ローラ71bの間にニップ部71cが形成される。以下の説明において、駆動ローラ71aと従動ローラ71bが圧接及び離間することを、レジストローラ71が圧接及び離間すると記述する。
また、それぞれのローラの軸は図示しない軸受部材により軸方向すなわち用紙幅方向(画像形成装置の前側及び奥側:主走査方向)に摺動可能に軸支されており、揺動駆動部(不図示)により、レジストローラ71が用紙幅方向に移動する。揺動駆動部としては、例えば、ラック・アンド・ピニオン機構と、このラック・アンド・ピニオン機構のピニオンを正逆方向に回転させる駆動モータから構成することができる。
駆動ローラ71aは、ローラ駆動部(不図示)により正方向及び逆方向に回転され、このローラ駆動部の駆動源としては例えばステッピングモータを用いることができる。正方向とは用紙を2次転写部60へ搬送するときの回転方向である。上述した離間駆動部、揺動駆動部及びローラ駆動部は当業者に広く知られた構成であり、ここでは図面を用いての詳細な説明を省略する。
ここで、レジストローラ71の動作の概略を説明する。レジストローラ71は、片寄り検知センサ72で検知される用紙の側端部の位置に応じて、ニップ部71cに用紙Sを挟んだ状態で用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に揺動する。これにより、用紙の用紙幅方向の片寄りが修正される。揺動が終了した後、用紙幅方向に注目すると、用紙はレジストローラ71によって、片寄りのある位置から、用紙幅方向の片寄りが修正された位置に移動される。その後、片寄り検知センサ72の用紙搬送方向の下流側に所定距離だけ離れて配置された用紙検知センサ73が、片寄りが修正された状態の用紙の先端を検知する。そして、用紙検知センサ73が用紙の先端を検知してから所定の時間後に、用紙の先端が2次転写部60の転写位置に到達する。2次転写部60に2次転写ニップ部62に用紙の先端が到達した後、後述する用紙の紙種に応じて設定された時間が経過したときレジストローラ71が離間する。
片寄り検知センサ72には、複数の光電変換素子を用紙幅方向に沿って直線状に配列したラインセンサ、又は光電変換素子をマトリクス状に配置したイメージセンサが使用される。ラインセンサ及びイメージセンサとしては、CCD型のイメージセンサやCMOS型(MOS型を含む)のイメージセンサを利用できる。また、用紙検知センサ73には、例えば発光部材と受光部材が対向配置された透過型のフォトセンサ、出射した光の物体による反射光を検出する反射型のフォトセンサなどが用いられる。用紙検知センサ73は、封筒等の特定の用紙を通紙しているときの用紙検知部としても利用される。
上記のレジストローラ71の用紙搬送方向の上流側には、重送検知部の一例である重送検知センサ74が配置されている(図1参照)。重送検知センサ74は用紙に超音波を照射し、用紙から副次的に放射される音波を検出することで、用紙の重送を検知する。この重送検知センサ74は、用紙搬送経路を挟んで対向配置される発信器と受信器の組み合わせにより構成してもよい。
なお、画像形成装置1は、制御部100により駆動制御され、画像が形成される用紙Sの搬送を行う用紙搬送機構(不図示)を備える。この用紙搬送機構は、画像形成装置1の給紙部21及び手差部22からレジストローラ71の間に配置されたローラと、それぞれのローラを回転させる回転駆動部(不図示)とから構成される。回転駆動部としては、モータと各種の機構を組み合わせたものや、各種のアクチュエーターを採用することができる。
[画像形成装置の制御系の構成]
次に、画像形成装置1の制御系について図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置1は、制御部100を備えている。制御部100は、システムバス107を介して、通信部108、画像読取部30、画像処理部106、画像形成部40、給紙部21、2次転写部60、定着部80、レジストローラ駆動機構70及び重送検知センサ74に接続されている。さらに、制御部100は、システムバス107を介して、HDD104、操作表示部105、片寄り検知センサ72、及び用紙検知センサ73に接続されている。
制御部100は、例えばCPU(中央演算処理装置)101と、CPU101が実行するプログラムや設定値等を記憶するためのROM(Read Only Memory)102と、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103とを有している。なお、ROM102としては、例えば、電気的に消去可能なプログラマブルROMを用いる。制御部100は、各ブロックの制御すなわち装置全体の制御を行う。
例えば制御部100は、片寄り検知センサ72の検知結果に基づき、レジストローラ71を圧接して用紙を挟ませ、用紙を挟んだ状態のレジストローラ71を主走査方向へ揺動させる揺動制御部の一例である。
また、制御部100は、搬送される用紙の紙種を判断する用紙種別判断部の一例である。
さらに、制御部100は、自身の用紙種別判断部としての判断結果に応じて、用紙の先端が2次転写部60に到達した後に、レジストローラ71を離間させるタイミングを決定するタイミング決定部の一例である。例えば、ROM102に用紙の紙種とレジストローラ71を離間させるタイミングの設定値が対応づけられて記憶されている。制御部100は、ROM102から用紙の紙種に対応する離間のタイミングの設定値を取得し、該タイミングの設定値に基づいてレジストローラ71の離間を制御する。
HDD104は、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする。操作表示部105は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部105は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部105は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付けて、入力信号を制御部100に出力する。
画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例であるPC(パーソナルコンピュータ)120から送信される画像データは、画像処理部106に送られ、画像処理される。画像処理部106は、受信した画像データに対してアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮等の処理を行う。
通信部108は、外部の情報処理装置であるPC120から送信される画像形成に係るジョブ情報を、通信回線を介して受け取る。そして、受け取ったジョブ情報を、システムバス107を介して制御部100に送る。
レジストローラ駆動機構70は、既述したように、レジストローラ71と、不図示の揺動駆動部、ローラ駆動部及び離間駆動部とから構成される。レジストローラ駆動機構70は、制御部100により駆動制御される。レジストローラ駆動機構70の揺動機構部によりレジストローラ71を揺動し、ローラ駆動部により駆動ローラ71aを回転させ、離間駆動部によりレジストローラ71を圧接及び離間する。一般に、ローラ駆動部は、用紙の先端をレジストローラ71のニップ部71cに突き当てて用紙を係止させるときに駆動ローラ71aを停止し、それ以外では駆動ローラ71aを回転させている。なお、揺動駆動部は、用紙の先端が2次転写部60に到達した後、レジストローラ71を用紙幅方向における基準位置(ホームポジション)に戻す。離間駆動部は、制御部100から出力される用紙の紙種に応じたタイミング信号に基づいて、レジストローラ71を離間する。用紙の先端が2次転写部60に到達した後にレジストローラ71を離間させるタイミングについては後述する。
片寄り検知センサ72は、制御部100により駆動制御され、搬送される用紙の基準位置からの片寄りを検知する片寄り検知部としての機能を持つ。片寄り検知センサ72は、用紙の搬送方向と平行な用紙の一側端部の位置を周期的に読み取り、読み取った情報を制御部100に出力する。制御部100は、片寄り検知センサ72から受信した情報に基づいて、用紙の基準位置からの片寄り方向(変位方向)と片寄り量(変位量)を算出する。そして、算出結果に基づいてレジストローラ71を揺動する方向と揺動量を決定し、この決定に基づく指示を含む制御信号を揺動駆動部に出力する。
用紙検知センサ73は、制御部100により駆動制御され、搬送される用紙の先端を検知する用紙検知部としての機能を持つ。用紙検知センサ73は、用紙の先端の通過の有無を周期的に読み取り、読み取った情報を制御部100に出力する。制御部100は、用紙検知センサ73から受信した情報に基づいて、用紙の先端が用紙検知センサ73の直下を通過したかどうかを判断する。用紙の先端が用紙検知センサ73の直下を通過した場合、制御部100は、用紙の先端を検知してから所定の時間後に、用紙が2次転写部60の転写位置に到達するようレジストローラ71の回転を制御する。
なお、本実施の形態では、外部装置としてパーソナルコンピュータを適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置としては、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を適用することができる。
[用紙の紙種に応じたレジストローラの離間]
次に、用紙の紙種に応じたレジストローラの離間のタイミングについて説明する。
図4は、本発明の一実施の形態に係る第1の紙種が2次転写部60に到達したときのレジストローラ71の離間のタイミングを示す説明図である。図5は、本発明の一実施の形態に係る第2の紙種が2次転写部60に到達したときのレジストローラ71の離間のタイミングを示す説明図である。
第1の紙種に分類される用紙は、重送を検知しにくい用紙であると設定された用紙である。重送を検知しにくい用紙とは、例えば一部に紙が複数枚重なっている構成されている用紙である。一部に紙が複数枚重なっている構成されている用紙の例としては、封筒、ラベル紙、圧着紙などが挙げられる。これらの重送を検知しにくい用紙を第1の紙種として予め設定しておく。例えば、封筒にはフラップなどが存在し、ラベル紙は台座とシールから構成されるなど、場所によっては紙の状態(紙の重なり、厚み)が異なっている。
第2の紙種に分類される用紙は、第1の紙種と比較して重送を検知しやすい状態が一定の用紙であり、例えば普通紙等の薄紙が該当する。
少なくとも、第1の紙種とそれ以外の紙種の用紙の情報とレジストローラ71の離間のタイミングを対応づけて、ROM102等の記憶手段に記憶させておく。
図4に示すように、搬送される用紙が第1の紙種である封筒Eである場合、封筒Eが2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達後、早いタイミングでレジストローラ71を離間させる。このとき、封筒Eが2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達してからレジストローラ71が離間する間に搬送される距離(封筒Eの先端からニップ部62までの距離)は、L1である。
一方、図5に示すように、搬送される用紙が第2の紙種である薄紙Tである場合、薄紙Tが2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達後、第1の紙種より遅いタイミングでレジストローラ71を離間させる。この場合、2次転写部60による薄紙Tの搬送時間は封筒Fのときよりも長く、薄紙Tが2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達してからレジストローラ71が離間する間に搬送される距離L2(薄紙Tの先端からニップ部62までの距離)は、距離L1よりも長くなる。
ここで、例えば図2に示すように2枚の用紙S1,S2が重送されてきたことを想定する。1枚目の用紙が2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達後、(2枚目の用紙が2次転写ニップ部62に到達する前の)早いタイミングでレジストローラ71が離間すると、1枚目の用紙S1は2次転写部60にニップされた状態であるため、引き続き2次転写部60によって搬送される。一方、2枚目の用紙S2は2次転写部60及びレジストローラ71のいずれにもニップされないため、搬送力を失ってその場に留まる。このレジストローラ71と2次転写部60の間に残留した用紙S2を用紙検知センサ73で検知(ジャム検知)することにより、重送を検知することができる。
このように本実施の形態では、搬送する用紙の紙種に応じて、用紙の先端が2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達した後にレジストローラ71を離間するタイミングを異ならせている。それゆえ、封筒等の重送の検知が難しいとされる用紙の場合には、後続の用紙のみをレジストローラ71と2次転写部60の間に残留させることができ、用紙の重送を高い確率で検知することが実現可能となる。
用紙の紙種に応じて、用紙の先端が2次転写部60に到達した後にレジストローラ71を離間するタイミングを異ならせる構成を採用することには、別の側面もある。
生産性の観点から言えば、2次転写部60で用紙をニップした後、すぐにレジストローラ71を離間して2次転写部60をホームポジションに復帰させることが望ましい。ところで、用紙の姿勢を保って搬送するためには、2次転写部60で用紙をニップすることに加え、さらにレジストローラ71によって用紙をニップして搬送することが望ましい。このようなレジストローラ71を用紙搬送の補助として利用する機能をアシスト機能という。一般に、コシの弱い(剛性の低い)薄紙の用紙の場合、2次転写部60だけでなくレジストローラ71のアシスト機能を利用することが望ましい。他方、封筒などのコシのある用紙の場合は、2次転写部60だけで搬送しても用紙の姿勢を保って搬送される。コシのある用紙の場合、レジストローラ71による押し込みが強いと、2次転写ニップ部62において用紙と2次転写ローラ61又はベルト50との間でスリップが発生するおそれがある。そこで、薄紙などの用紙では、遅いタイミングの離間によってレジストローラ71によるアシスト機能を高め、封筒などのコシのある用紙では、早いタイミングの離間によってアシスト機能を弱めるようにすることが望ましい。
本実施の形態では、封筒、ラベル紙及び圧着紙などの第1の紙種のときにレジストローラ71が離間するタイミングを早め、第1の紙種以外のときにはレジストローラ71が離間するタイミングを遅くすることにより、上述した生産性とアシスト機能による良好な搬送とを両立させている。
[レジストループ作成時のレジストローラの逆回転]
用紙の先端のバラツキを抑えるため、レジストローラ71の回転を停止してその上流側にあるローラと協働してループ(レジストループ)を作成する機構があるが、この機構の場合には、用紙がレジストローラ71のニップ部71cに食い込む可能性がある。そこで、レジストループ作成時にレジストローラ71を用紙搬送方向と逆方向に回転することで、用紙の先端の位置を整える機構も存在する。本実施の形態においてこのレジストローラ71を逆回転させる機構を利用することにより、重送をさらに確実に検知することができる。以下、レジストローラの逆回転と重送検知との関係を説明する。
図6は、本発明の一実施の形態に係るループ作成時のレジストローラの逆回転を示す説明図である。図7は、本発明の一実施の形態に係るレジストローラが逆回転したときの紙捌きの動作条件を示す説明図である。図8は、本発明の一実施の形態に係るレジストローラが逆回転したときに下側に位置する2枚目の用紙が逆方向(用紙搬送方向の上流側)に戻る様子を示す説明図である。
例えば、レジストローラ71に用紙S1と用紙S2が重送されてきた場合(図6参照)は、紙捌きの動作条件、即ち下側に位置する2枚目の用紙S2が逆方向に戻る条件は以下のように表される。
μ(r)×P > F >μ(p)×P
ここで、レジストローラ71の上流側のローラによる用紙S1,S2の搬送力をF、レジストローラ71の軸と垂直方向の作動圧(ニップ圧)をP、駆動ローラ71aと用紙S2との摩擦係数をμ(r)、用紙S1,S2間の摩擦係数をμ(p)とする。
上記紙捌きの動作条件が整ったとき、下側の用紙S2は逆方向に戻り、上側の1枚目の用紙S1の先端と下側の用紙S2の先端との間に距離が生じる。この距離がわずかであってもこの状態でレジストローラ71により用紙を搬送すると、上側の用紙S1が2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達した後のレジストローラ71を離間するタイミングが早ければ、下側の用紙S2をレジストローラ71と2次転写部60との間に残留させることができる。すなわち、レジストローラ71が逆回転することで生じる上側の用紙S1と下側の用紙S2のギャップを利用することによって、さらに高い確率で用紙の重送を検知できるようになる。
[画像形成装置の動作]
以下、画像形成装置1の動作の概要を説明する。
図9は、本発明の一実施の形態に係る画像形成処理を示すフローチャートである。
まず、画像形成装置1の制御部100は、操作表示部105から入力される操作信号又は通信部108を介してPC120から送信されるジョブ情報に基づき、画像形成に係るジョブ開始を検知する。制御部100は、画像形成に係るジョブ開始を検知すると、ジョブ情報を参照し、選択された用紙が第1の紙種であるか否かを判断する(ステップS1)。用紙が封筒等の第1の紙種ではない場合(ステップS1のNO)はステップS13へ進み、第1の紙種である場合(ステップS1のYES)には、ステップS2へ進む。
ステップS1の判断処理において用紙が第1の紙種である場合には、制御部100は、給紙部21を動作させて用紙収納部20又は手差部22から用紙を搬送路へ供給して通紙を開始する(ステップS2)。このとき、制御部100は誤検知を防止するため重送検知センサ74を無効と設定して動作させないようにする。
搬送開始後、制御部100はレジストローラ駆動機構70のローラ駆動部を駆動制御し、レジストローラ71を逆回転させる(ステップS3)。これにより、用紙の姿勢及び搬送タイミングを調整する。なお、レジストローラ71の逆回転は重送検知の確率を高める上で好ましいが、必須ではない。例えば、レジストローラ71の回転を停止して用紙をレジストローラ71のニップ部71cに当接して停止させて用紙の先端の位置を揃えてもよい。
用紙の先端がレジストローラ71に到着すると(ステップS4)、レジストローラ71とその上流側のローラとの間で所定の時間レジストループが形成される(ステップS5)。なお、制御部100は、予め設定したプロセス速度や搬送路途中の用紙検知センサ(不図示)からの出力に基づいて、用紙の搬送開始から用紙の先端がレジストローラ71に到着するまでの時間を把握している。用紙の搬送開始から後述する用紙が2次転写部60に到着するまでの時間についても同様である。
その後、制御部100は、レジストローラ71の駆動ローラ71aの回転を開始し、それに伴って従動ローラ71bが回転し、ニップ部71cで用紙をニップして搬送する(ステップS6)。そして、片寄り検知センサ72の直下を通過する用紙の先端がレジストローラ71のニップ部71cに突入する。
このとき、片寄り検知センサ72は、用紙の一方の側端部の位置を検知し、制御部100に出力する(ステップS7)。制御部100は、片寄り検知センサ72による検知結果から、用紙の片寄り方向と片寄り量を決定する。制御部100は、上記の用紙の片寄り方向と片寄り量に基づいてレジストローラ駆動機構70の揺動駆動部に制御信号を出力し、レジストローラ71の揺動を実施し、片寄りを修正する(ステップS8)。
レジストローラ71の揺動が終了した後、制御部100は、レジストローラ駆動機構70のローラ駆動部及び用紙搬送機構(不図示)に制御信号を出力し、用紙を2次転写部60へ向けて搬送する。用紙検知センサ73で用紙の先端を検知後、制御部100は、用紙搬送機構(不図示)に制御信号を出力し、用紙検知センサ73で用紙の先端を検知してから所定時間後に用紙を転写位置に搬送する。すなわち、通紙開始から一定時間経過後に用紙が転写位置に到達するようにする。そして、転写位置に搬送された用紙に対し、中間転写ベルト50上に形成されたトナー画像が転写される。
制御部100は、用紙の先端が2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達(ステップS9)したと判断すると、レジストローラ駆動機構70の離間駆動部を駆動制御して、第1の紙種に応じた早いタイミングでレジストローラ71を離間させる(ステップS10)。
ここで、制御部100は、用紙検知センサ73の出力に基づいて残留紙が検知されたか否かを判断する(ステップS11)。このとき検知される残留紙は、重送が発生していなければ本来この場所には存在しない用紙である。残留紙が検知された場合(ステップS11のYES)、制御部100は、重送を検知(ジャム検知)したと判断し(ステップS12)、所定の処理を行う。例えば、用紙の搬送を停止し、操作表示部105によりユーザに重送を通知する。また、残留紙が検知されなかった場合は(ステップS11のNO)、制御部100は、後続の用紙に対して同様に一連の処理を行う。
ここでステップS1の判断処理に戻る。ステップS1の判断処理において用紙が第1の紙種でなかった場合には、制御部100は、ステップS13〜ステップS22の処理を行う。このとき、制御部100は重送検知センサ74を有効と設定して検知を行う。なお、ステップS13〜ステップ19の処理は、ステップS2〜ステップS8の処理と同様であるため説明を省略する。
ステップS19の処理(レジストローラ71の揺動)が終了後、用紙の先端が2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達すると(ステップS20)、用紙に対し、中間転写ベルト50上に形成されたトナー画像が転写される。このとき、レジストローラ71は正回転すなわち用紙搬送方向に回転している(ステップS21)。
その後、制御部100は、用紙の先端が2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達後、レジストローラ駆動機構70の離間駆動部を駆動制御して、第1の紙種のときよりも遅いタイミングでレジストローラ71を離間させる(ステップS22)。この処理が終了後、制御部100は、後続の用紙に対して同様に一連の処理を行う。
このように本実施の形態では、搬送する用紙の紙種に応じて、用紙の先端が2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達した後にレジストローラ71を離間するタイミングを異ならせている。すなわち、重送を検知するのが難しい封筒などの特定の用紙を通紙しているときに、レジストローラ71の離間のタイミングを早めている。それゆえ、特定の用紙を通紙時に、後続の用紙のみをレジストローラ71と2次転写部60の間に残留させることができる。よって、重送検知用の特別なセンサを用いることなく、通常使用される用紙検知センサで特定の用紙の重送を高い確率で検知することができる。
また、本実施の形態では、用紙の紙種に応じて、用紙の先端が2次転写部60の2次転写ニップ部62に到達した後にレジストローラ71を離間するタイミングを異ならせているため、生産性とレジストローラ71の用紙搬送に対するアシスト機能を両立させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明した。しかしながら、上記実施の形態による発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態では、重送を検知しにくい用紙の例として、一部に紙が複数枚重なっているなど用紙の状態が異なる用紙を説明したが、部分的に穴の空いている用紙でもよい。部分的に穴の空いている用紙としては、パンチ済み用紙などが挙げられる。
また、上述した実施の形態では、用紙検知センサ73により残留紙を検知する例を説明したが、片寄り検知センサ72が用紙検知センサ73の残留紙の検知機能を兼ねてもよい。
また、上述した実施の形態では、本発明を2次転写部60に用紙を搬送する場合に適用した例を説明したが、本発明はこの例に限られない。本発明は、レジストローラを通過した用紙を転写位置まで搬送する画像形成装置に適用可能であり、例えば、像担持体として感光体を備え、該感光体から直接用紙にトナー画像を転写する画像形成装置にも適用可能である。
さらに、上記した実施の形態では、画像形成システム1を例に説明したが、画像形成装置1に後処理装置や給紙装置が接続された構成、あるいは別体の定着装置を備える構成など、いわゆるプロダクションプリント機に適用することもできる。
1…画像形成装置、 40…画像形成部、 50…中間転写ベルト、 60…2次転写部、 61…2次転写ローラ、 62…2次転写ニップ部、 70…レジストローラ駆動機構、 71…レジストローラ、 71a…駆動ローラ、 71b…従動ローラ、 71c…ニップ部、 72…片寄り検知センサ、 73…用紙検知センサ、 74…重送検知センサ、 100…制御部、 101…CPU、 102…ROM、 103…RAM、S1,S2…用紙、 E…封筒、 T…薄紙

Claims (4)

  1. 離間可能なレジストローラと、
    前記レジストローラから搬送される用紙にトナー画像を転写する転写部と、
    前記レジストローラと前記転写部との間に設けられた、用紙を検知する用紙検知部と、
    搬送される用紙の紙種を判断する用紙種別判断部と、
    前記用紙種別判断部の判断結果に応じて、用紙の先端が前記転写部に到達した後に、前記レジストローラを離間させるタイミングを決定するタイミング決定部と、を備え、
    前記タイミング決定部は、前記用紙が特定の紙種の場合には、他の紙種の場合よりも、前記レジストローラを離間させるタイミングを早くする
    画像形成装置。
  2. 前記特定の紙種は封筒である
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙が重送されているか否かを検知する重送検知部を更に備え、
    前記用紙の紙種が封筒であるとき、前記重送検知部が検知を行わない
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記レジストローラは、用紙搬送方向の上流側に設けられたローラと協動して用紙にループを形成するとき、前記用紙を搬送する方向と逆の方向に回転する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2013145740A 2013-07-11 2013-07-11 画像形成装置 Active JP6146176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145740A JP6146176B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145740A JP6146176B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015016968A true JP2015016968A (ja) 2015-01-29
JP6146176B2 JP6146176B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=52438361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013145740A Active JP6146176B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6146176B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017081668A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04213537A (ja) * 1990-12-11 1992-08-04 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP2003063698A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Fuji Xerox Co Ltd 搬送装置
JP2005154100A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Fuji Xerox Co Ltd シート斜行補正装置
JP2007168928A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Sharp Corp シート搬送装置、画像形成装置及びシート搬送制御方法
JP2008268851A (ja) * 2007-03-22 2008-11-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009157243A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2009269736A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011079596A (ja) * 2009-10-03 2011-04-21 Oki Electric Industry Co Ltd 紙葉類分離搬送装置
JP2011243062A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置および媒体処理方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04213537A (ja) * 1990-12-11 1992-08-04 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP2003063698A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Fuji Xerox Co Ltd 搬送装置
JP2005154100A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Fuji Xerox Co Ltd シート斜行補正装置
JP2007168928A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Sharp Corp シート搬送装置、画像形成装置及びシート搬送制御方法
JP2008268851A (ja) * 2007-03-22 2008-11-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009157243A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2009269736A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011079596A (ja) * 2009-10-03 2011-04-21 Oki Electric Industry Co Ltd 紙葉類分離搬送装置
JP2011243062A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置および媒体処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017081668A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6146176B2 (ja) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6038609B2 (ja) 画像形成装置
US9195199B2 (en) Image forming apparatus, image forming system, and image forming method
JP5751721B2 (ja) シート搬送装置、原稿搬送装置および画像形成装置
JP5815493B2 (ja) シート搬送装置、原稿搬送装置および画像形成装置
JP6942441B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
US10114327B2 (en) Image forming apparatus
JP6131928B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP2012236672A (ja) 搬送装置および画像形成装置
JP2017072646A (ja) 画像形成装置
US20150309465A1 (en) Image forming system
US9618895B2 (en) Image forming apparatus
US20190129346A1 (en) Image former and conveyance control method
JP6146176B2 (ja) 画像形成装置
JP2014038241A (ja) 画像形成装置
JP6347250B2 (ja) 画像形成装置
JP2019081623A (ja) 画像形成装置および搬送制御方法
JP2019082543A (ja) 画像形成装置および搬送制御方法
US10737894B2 (en) Image forming apparatus and conveyance control method
US9891562B2 (en) Image forming apparatus and conveyance control method
JP2014160123A (ja) 画像形成装置
JP2011237743A (ja) 画像形成装置
JP6173250B2 (ja) 画像形成装置
US20170090389A1 (en) Image forming apparatus
JP2019082541A (ja) 画像形成装置および画像形成制御方法
JP2019014569A (ja) 画像形成装置および搬送制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6146176

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150