JP2015016428A - コーティング装置 - Google Patents

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公二 久澄
木下 直俊
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直俊 木下
泰宏 堀田
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泰宏 堀田
長谷川 浩司
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Abstract

【課題】通気チャンネル用のジャケットを有しないジャケットレス構造で、排気の漏れやショートパスが発生しにくいコーティング装置を提供する。
【解決手段】コーティング装置において、回転ドラム1の周壁部1aの外周側に、回転ドラム1内部との間で通気を行う通気部材10が配置される。通気部材10は、回転ドラム1の周壁部1aの側に開口した通気口10bを有し、回転ドラム1の回転時に周壁部1aの仕切り部14に摺接する摺接部10aを有する。摺接部10aは、仕切り部14に対して変位可能に設けられている。コーティング装置には、仕切り部14に向かって摺接部10aを付勢する付勢手段Fが設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、医薬品、食品、農薬等の粉粒体のコーティング、混合、乾燥等を行うコーティング装置に関し、特に、軸線回りに回転駆動される通気式の回転ドラムを備えたコーティング装置に関する。
医薬品、食品、農薬等の錠剤、ソフトカプセル、ペレット、顆粒、その他これらに類するもの(以下、これらを総称して粉粒体という。)にフィルムコーティングや糖衣コーティング等を施すために、回転ドラムを備えたコーティング装置が使用されている。
この種のコーティング装置は、例えば下記の特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1は、水平な軸線回りに回転駆動される通気式の回転ドラムを備えたコーティング装置を開示している。回転ドラムの周壁部は多角形の横断面形状を有し、周壁部の各辺面は多孔部によって通気性が与えられている。そして、周壁部の各辺面の外周側にそれぞれジャケットが装着され、ジャケットと周壁部の各辺面との間にそれぞれ通気チャンネルが形成される。また、回転ドラムの他端側、即ちモータ等を含む回転駆動機構が設置されている側には、回転ドラムに対する乾燥エア等の処理気体の通気を制御する通気機構が配備されている。この通気機構は、回転ドラムの回転に伴って所定位置に来た通気チャンネルをそれぞれ給気ダクトと排気ダクトに連通させる機能を有する。
特許文献2、3は、いわゆるジャケットレス構造のコーティング装置を開示している。特許文献2の第1図に示されているコーティング装置の回転ドラムは、横断面形状が多角形の周壁部を備えている。回転ドラムの周壁部の各辺面は多孔部によって通気性が与えられている。多角形の周壁部の各頂部にはそれぞれ仕切板が設けられ、また、周壁部の軸方向両端部には摺動枠が設けられている。周壁部の各辺面と、仕切板及び摺動枠とによって、区画された通気空間が形成される。回転ドラムは外側ケーシングの内部に収容されており、外側ケーシングの上部側と下部側に給排気部が設けられている。下部側の排気部にはゴムや合成樹脂等で形成されたシール板が設けられており、回転ドラムの回転に伴い、周壁部の仕切板と摺動枠がシール板と摺接することにより、外側ケーシングの内部空間の空気が回転ドラム内の粉粒体の乾燥に寄与することなく排気されることを防止する。周壁部の上方部分は、外側ケーシングの内部空間に開放されている。上部側の給気部から外側ケーシングの内部空間に給気された乾燥気体は、周壁部の上方部分の多孔部を通って回転ドラム内に入り、回転ドラム内の粉粒体層を通過した後、回転ドラムの回転に伴い下部側の排気部の位置に来た通気空間を介して排気部に排気される。特許文献2の第2図に示されているコーティング装置の回転ドラムは、横断面形状が円形の周壁部を備えている。また、給気部と排気部の側にそれぞれ断面円弧状のシール板が設けられている。特許文献3も、特許文献2と同様の基本構造を有するジャケットレス構造のコーティング装置を開示している。
特開2001−58125号公報 特公平7−63608号公報 特開2008−253910号公報
特許文献2、3のジャケットレス構造のコーティング装置は、回転ドラムに設けた摺動枠と仕切板を排気部の側に設けたシール板に摺接させて排気をシールする構成であるため、シール板に摩耗が生じ易く、シール板の摩耗によって排気の漏れやショートパス(回転ドラム内に供給された乾燥気体が粉粒体層の乾燥に寄与することなく排気されてしまう現象)が起こりやすい。一方、摩耗が生じたシール板を交換するためには、排気部の排気ダクトや回転ドラムを取り外す作業が必要であり、作業負担が大きい。
また、回転ドラムの回転軸心の振れやケーシングの歪等の影響により、摺動枠及び仕切板とシール板との摺接力が変動し、摺接力が過大方向に変動すると、シール板の摩耗が助長されてコンタミ発生の原因となり、摺接力が過小方向に変動すると、排気の漏れやショートパスの原因となる。
また、回転ドラムの摺動枠及び仕切板とシール板との摺接によって、排気を密にシールするためには、摺動枠、仕切板、及びシール板の寸法形状を高精度に管理する必要がある。そのため、製造コスト増大や加工作業煩雑化につながると共に、摺動枠の外周(円形状)とシール板の内面(円弧形状)とが密に摺接するように寸法形状を管理することは実際上難しく、排気のシールが不十分になり易いという根本的な問題を抱えている。
さらに、多角形状の回転ドラムでは、周壁部の各頂部にそれぞれ仕切板を設けており、回転方向に隣接する仕切板同士の間隔が大きい。そのため、仕切板によって区画された通気空間は回転方向寸法が大きくなり、排気のショートパスが発生する度合いが高くなる。すなわち、回転ドラムの回転に伴い、ある1つの仕切板が排気部の領域に入ると、該仕切板によって区画された通気空間は排気部に連通することになるが、該通気空間の回転方向寸法が大きいと、回転ドラム内の乾燥気体が粉粒体層の薄い領域あるいは粉粒体層の上方を通って該通気空間に入り、該通気空間から排気部に排気されてしまう。
本発明の課題は、特許文献1に開示されたコーティング装置のような通気チャンネル用のジャケットを有しないジャケットレス構造で、排気の漏れやショートパスが発生しにくいコーティング装置を提供することである。
本発明の他の課題は、上記のジャケットレス構造のコーティング装置において、回転ドラムの回転軸心の振れやケーシングの歪等の影響を受けにくく、寸法形状の管理が容易で、交換作業も容易なシール部の構成を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、処理すべき粉粒体が内部に収容され、その軸線回りに回転駆動される通気式の回転ドラムを備えたコーティング装置において、前記回転ドラムは、該回転ドラムの内部と外部とを連通させる通気部を有する壁部を備え、前記回転ドラムの壁部の外側に、前記回転ドラム内部との間で通気を行う通気部材が配置され、前記通気部材は、前記回転ドラムの壁部の側に開口した通気口と、前記回転ドラムの回転時に該通気口を介した前記通気部材と回転ドラム内部との間の通気路を形成するために前記回転ドラムの壁部に当接する当接部とを有し、該当接部は、前記回転ドラムの壁部に対して変位可能に設けられ、前記回転ドラムの壁部に向かって前記当接部を付勢する付勢手段が設けられた構成を提供する。
上記構成において、前記回転ドラムの通気部を有する壁部が、周壁部である構成としても良い。
上記構成において、前記周壁部が、その外周に回転方向に所定間隔で設けられた複数の仕切り部を有し、前記当接部が、前記回転ドラムの回転時に前記仕切り部に摺接する摺接部である構成としても良い。
上記構成において、前記周壁部の外周の軸方向両端部にそれぞれ環状のシールリングが装着され、該シールリングは、前記回転ドラムの回転時に、前記通気部材における前記摺接部に摺接する構成としても良い。
本発明によれば、特許文献1に開示されたコーティング装置のようなジャケットを有しないジャケットレス構造で、排気の漏れやショートパスが発生しにくいコーティング装置を提供することができる。
また、上記のジャケットレス構造のコーティング装置において、回転ドラムの回転軸心の振れやケーシングの歪等の影響を受けにくく、寸法形状の管理が容易で、交換作業も容易なシール部の構成を提供することができる。
本発明の実施形態に係るコーティング装置の縦断面図である。 前面パネルを前方側から見た図である。 回転ドラムの横断面図{図3(a)}、縦断面図{図3(b)}である。 回転ドラムの周壁部の周辺を示す拡大横断面図{図4(a)}、仕切り部の拡大断面図{図4(b)}である。 回転ドラムの端部の周辺を示す拡大断面図である。 コーティング装置の横断面図である。 通気部材を回転ドラム側から見た図{図7(a)}、通気部材の側面図{図7(b)}である。 ノズル移動機構を上方から見た一部断面図である。 回転ドラムを前方側から見た概略横断面図である。 回転ドラムの前端部側の給気部を示す図であり、図10(a)はケーシングの前端部を前方側から見た図、図10(b)は給気部の周辺部の縦断面図である。 回転ドラムを後方側から見た概略横断面図である。 (a)が他の実施形態の回転ドラムと通気部材の概略断面図で、(b)が当接部の変形例を示す通気部材の概略断面図である。 図12(a)の具体例を示す図で、(a)が通気部材を回転ドラム側から見た図、(b)は(a)のY−Y線矢視断面図である。 本発明の他の実施形態に係るコーティング装置の縦断面図である。 回転ドラム(底壁部)の背面図である。 通気部材の背面図である。 摺動部の変形例を示す図で、通気部材を回転ドラム側から見た図である。
図1に示すように、この実施形態に係るコーティング装置は、水平線と平行又は略平行な軸線X回りに回転駆動される通気式の回転ドラム1を備えている。回転ドラム1は、ケーシング2の内部に回転自在に収容され、その後端部側に配設される回転駆動機構3によって回転駆動される。また、回転ドラム1は、ケーシング2の内部において、内部ハウジング4の内部に収容され、内部ハウジング4の空間部はその外部に対して気密にシールされている。さらに、回転ドラム1の内部には、膜材液等のスプレー液を粉粒体層に向けて噴霧する1又は複数のスプレーノズル5aを有するスプレーノズルユニット5が配置される。この実施形態において、回転ドラム1は、前端部に前端開口部1eを有すると共に、後端部に後端開口部1gを有している。また、前端開口部1eと後端開口部1gの側に、それぞれ、給気部A1、A2が設けられている。
ケーシング2の前端部はチャンバ2aを構成し、チャンバ2aの前面は、点検窓2b1を有する前面パネル2bで閉塞されている。チャンバ2aには、上下動機構8と、後述する気流案内部材としての気流案内板20が収容される。
スプレーノズルユニット5は、L字形の支持パイプ6の先端部に接続管7を介して取り付けられ、支持パイプ6の基端部は、前面パネル2bの内面側に取り付けられた上下動機構8に接続されている。上下動機構8により、スプレーノズルユニット5の上下方向位置を手動で又は自動で(エアーシリンダやボールねじ等のアクチュエータ機構により)調整することができる。また、前面パネル2bには、後述するノズル移動機構9が接続されており、ノズル移動機構9により、前面パネル2bをスプレーノズルユニット5と共に、回転ドラム1の軸線X方向に移動させることができると共に、図2に一点鎖線で示す第1位置P1と実線で示す第2位置P2との間で旋回移動させることができる。
図3に示すように、この実施形態において、回転ドラム1は、多角形(例えば10角形や12角形)の横断面形状を有する周壁部1aと、周壁部1aの前端に連続した端壁部1bと、周壁部1aの後端に連続した端壁部1cとを備えている。周壁部1aの各辺面には、それぞれ多孔部で形成される通気部が設けられている。この実施形態では、周壁部1aの各辺面にそれぞれ多孔板を装着することによって通気部を形成している。端壁部1bの前端にはマウスリング部1dが設けられ、マウスリング部1dに前端開口部1eが設けられている。また、端壁部1cの後端には連結部1fが設けられ、連結部1fに後端開口部1gが設けられている。連結部1fには、回転ドラム1を回転駆動する駆動系部品のマウント等に供される延在部1h(図1参照)が連結される。
この実施形態において、回転ドラム1の周壁部1aの軸方向両端部には、環状のシールリング13が装着されている。また、周壁部1aは、その外周に回転方向に所定間隔で設けられた複数の仕切り部14を有する。仕切り部14は、全体として板状形態をなし、周壁部1aの軸方向寸法とほぼ同じ長手方向寸法を有し、回転ドラム1の軸線と平行な向きで周壁部1aの外周に配置される。また、仕切り部14は、多角形の周壁部1aの各頂部1a2と各辺面1a1にそれぞれ配置されている。これらのシールリング13と仕切り部14は、回転ドラム1の回転時に、通気口10bを有する通気部材10の摺接部10a(図6参照)に摺接する。
図4に示すように、この実施形態において、仕切り部14の基端部14aが周壁部1aの外周に固定されている。例えば、仕切り部14は、金属材等で平板状に形成され、回転ドラム1の軸線と平行な向きで周壁部1aの外周に溶接等の適宜の手段で固定される。
また、図5に示すように、シールリング13の基端部13aが周壁部1aの外周に固定されている。例えば、シールリング13は、金属材等でリング板状に形成され、回転ドラム1の軸線に対して垂直の向きで周壁部1aの外周に溶接等の適宜の手段で固定される。
この実施形態では、仕切り部14は、それぞれ、基端部14aから先端部14bまで一体の部材であるが、これに限定されるものではない。例えば、基端部14a側と先端部14b側とを別部材で構成し、これらの別部材を固定することによって、仕切り部14を構成してもよい。例えば、基端部14a側の部位を金属材等で構成し、仕切り部14の先端部14b側の部位を、フッ素系樹脂(PTFE等)の合成樹脂材や硬質ゴム等の合成ゴム材のシール部材で構成してもよい。この場合、基端部14a側の金属材と、先端部14b側のシール部材とは、例えばボルト等の適宜の手段で固定することができる。シールリング13についても、同様である。
図6に示すように、回転ドラム1の下方外周側にダクト状の通気部材(排気部材)10が設けられている。通気部材10は、内部ハウジング4の内部に設けられた排気通路11を介して排気ダクト12に連通しており、回転ドラム1内部との間で通気を行う。図6及び図7に示すように、通気部材10は、回転ドラム1のシールリング13と仕切り部14が摺接する円弧状の摺接部10aと、摺接部10aの一部に設けられた通気口(排気口)10bとを備えている。通気口10bは、回転ドラム1の周壁部1aの側に開口している。摺接部10aは、回転ドラム1の回転時に通気口10bを介した通気部材10と回転ドラム1の内部との間の通気路を形成するために回転ドラム1の周壁部1aが有する仕切り部14に当接(摺接)する。摺接部10aは、その他の通気部材10の部分である本体部10cとは別体である。そして、摺接部10aは、シールリング13と仕切り部14に対して、周壁部1aの内外周方向に変位可能、つまり可動である。
摺接部10aは、例えば金属板等の回転ドラム1側の表面に、シート状に形成された例えばフッ素系樹脂(PTFE等)の合成樹脂材や硬質ゴム等の合成ゴム材が装着されることによって構成される。摺接部10aは、本実施形態では、通気部材10の内部空間に配設された付勢手段Fによって、シールリング13及び仕切り部14に向かって(回転ドラム1の側に)付勢される。これにより、摺接部10aは、回転ドラム1の内周方向に移動し、付勢手段Fの付勢力に見合う力で、シールリング13と仕切り部14の先端部13b,14bに圧接する。
付勢手段Fは、摺接部10aを回転ドラム1の側に付勢できるものであれば、その構成は特に限定されない。例えば、付勢手段Fを、弾性力を有する弾性部材で構成してもよく、この弾性部材としては、例えば、コイルばね、空気ばね、ゴム体等が挙げられる。また、付勢力を有するものであれば、ばね質量系の収束運動を収束させるために使用されるショックアブソーバ(ダンパ)を転用して構成してもよい。なお、付勢手段Fは、摺接部10aに付与する付勢力(圧力)を一定に保持できる方が好ましい。この条件を満たすために、付勢手段Fを、例えばパンタグラフ等の機構を転用して構成してもよい。
図5に示すように、摺接部10aは、付勢手段Fに附勢されることによって、通気部材10の本体部10cとの間に、隙間Gを形成する。この隙間Gは、そのままでは、排気の漏れやショートパスの一因となるので、シールすることが好ましい。シールの方法としては、例えば、図示例のように、本体部10cに対して摺動可能なシール部材10dを摺接部10aに設けることが挙げられる。このシール部材10dは、例えばフッ素系樹脂(PTFE等)の合成樹脂材で構成される。勿論、シール方法やシール部材は、これらに限定されるものではない。また、摺接部10aの排気ダクト12側の端部と、本体部10cの回転ドラム1側の部位との間も、シールすることが好ましく、このシールも、例えば、本体部10cに対して摺動可能なシール部材10dを摺接部10aの端部に設けることで可能である(図7参照)。
また、コンパクトに設計可能な付勢手段Fの場合(コイルばね、ゴム体等)には、付勢手段Fを、通気部材10の内部ではなく、隙間Gに設けてもよい。
図4及び図6に示すように、回転ドラム1の周壁部1aに設けられたシールリング13と仕切り部14が、回転ドラム1の回転時に、通気部材10の摺接部10aに摺接することにより、通気口10bの領域に、複数の仕切り部14で回転方向に所定間隔で仕切られた複数の通気空間C1が形成される。すなわち、軸方向両端部のシールリング13と、回転方向に隣接する2つの仕切り部14と、周壁部1aの外周とで1つの通気空間C1が形成され、この通気空間C1が通気口10bの領域で回転方向に沿って複数形成される。この実施形態では、仕切り部14を、多角形の周壁部1aの各頂部1a2と各辺面1a1にそれぞれ配置することにより、周壁部1aの頂部1a2の数(辺面1a1の数)よりも多い数の通気空間C1を通気口10bの領域に形成している。複数の通気空間C1は、一部又は全部が異なる回転方向寸法を有していても良いが(仕切り部14の配置間隔が不等間隔)、全て同じ回転方向寸法を有していることが好ましい(仕切り部14の配置間隔が等間隔)。また、仕切り部14は、各頂部1a2では回転ドラム1の軸心を中心とする放射方向に延び、各辺面1a1では各辺面1a1と直交する方向に延びているが、全ての仕切り部14が放射方向に延びる構成としても良く、また、少なくとも1つの仕切り部14が回転方向の前方側又は後方側(好ましくは後方側)に傾斜する構成としても良い。
また、この実施形態において、内部ハウジング4の下部は洗浄バケット4aを構成しており(図1も参照)、通気部材10は、洗浄バケット4aの内部に設けられている。回転ドラム1の洗浄時には、洗浄バケット4aに洗浄水等の洗浄液Lが供給される。通気部材10と洗浄バケット4aには、それぞれ、個別に排液口10e、4bが設けられている。洗浄バケット4aには、気泡が混在した洗浄液を洗浄バケット4aの洗浄液中に噴射する気泡流噴射ノズル(バブリングジェットノズル)(図示省略)が設けられている。また、通気部材10の内部に、洗浄液を噴射する洗浄ノズル10f、10gが配置され、排気通路11の内部に、洗浄液を噴射する洗浄ノズル11aが配置され、内部ハウジング4の上部空間に、洗浄液を噴射する洗浄ノズル4c、4dが配置される。
図8は、ノズル移動機構9を上方から見た一部断面図である。この実施形態において、ノズル移動機構9は、前面パネル2bをスプレーノズルユニット5と共に、回転ドラム1の軸線X方向に移動させる軸方向移動機構9Aと、図2に一点鎖線で示す第1位置P1と実線で示す第2位置P2との間で旋回移動させるノズル位置調整機構9Bとを備えている。軸方向移動機構9Aは、互いに平行に配置されたスライドシャフト9a、9bと、スライドシャフト9a、9bの軸線X1、X2(回転ドラム1の軸線Xと平行)に沿った軸方向移動をスライド案内するスライド軸受部9c、9d及びスライドレール9e、9fとを主要な構成要素とする。また、ノズル位置調整機構9Bは、スライドシャフト9a、9bの軸線X1、X2回りの回動を支持する回動軸受部9g、9hと、スライドシャフト9bを回動させる回動駆動部9iとを主要な構成要素とする。
スライドシャフト9aの前端部は、前面パネル2bの内面側に取り付けられた上下動機構8のボックス8aに接続され、スライドシャフト9aの後端部は、回動軸受部9gのハウジングに設けられたスライドピン9jを介してスライドレール9eにスライド自在に装着されている。また、スライドシャフト9aの内部には、配管パイプ9kが貫通装着されている。この配管パイプ9kの内部には、スプレーノズルユニット5の各スプレーノズル5aに噴霧化気体(アトマイズエアー)等を供給する配管チューブが収容され、これら配管チューブは支持パイプ6の内部を経由して各スプレーノズル5aに接続される。
スライドシャフト9bの前端部は、前面パネル2bの内面側に取り付けられた旋回軸部9mに接続され、スライドシャフト9bの後端部は、回動軸受部9hのハウジングに設けられたスライドピン9nを介してスライドレール9fにスライド自在に装着されている。旋回軸部9mは、スライドシャフト9bの前端部に装着された偏心部材9m1と、偏心部材9m1に固定された偏心ピン9m2と、偏心ピン9m2を前面パネル2bの内面壁に対して回動自在に支持する偏心軸受部9m3とを備えている。偏心ピン9m2の軸心X3は、スライドシャフト9bの軸線X2から所定量だけ偏心している。
回動駆動部9iは、駆動モータ9i1と、駆動モータ9i1の回動力をスライドシャフト9bに伝達するギヤ機構9i2とを備えている。駆動モータ9i1は、回動軸受部9h(及び/又は回動軸受部9g)のハウジングに取り付けられており、回動駆動部9iは、スライドシャフト9b(及び/又はスライドシャフト9a)と共に軸方向移動可能である。回動駆動部9iの駆動モータ9i1が回転すると、その回動力がギヤ機構9i2を介してスライドシャフト9bに伝達され、スライドシャフト9bが軸線X2回りに回動する。そして、スライドシャフト9bが軸線X2回りに回動すると、スライドシャフト9bの前端部に装着された偏心部材9m1が回動し、偏心部材9m1に固定された偏心ピン9m2(軸心X3)が偏心軸受部9m3に回動支持されながらスライドシャフト9bの軸線X2回りに旋回移動する。これにより、図2に示すように、前面パネル2bが、回転ドラム1の軸線Xと平行なスライドシャフト9aの軸線X1を旋回中心として(軸線X1と直交する平面内で)、同図に一点鎖線で示す第1位置P1と実線で示す第2位置P2との間で旋回移動する。
図2に示す前面パネル2bの第1位置P1と第2位置P2は、図9に示すスプレーノズルユニット5の第1位置P1’と第2位置P2’に対応する。第1位置P1’は、スプレーノズルユニット5が回転ドラム1の前端開口部1eの直径よりも内径側に位置するスプレーノズルユニット5の位置、換言すれば、スプレーノズルユニット5が回転ドラム1の前端開口部1eと干渉することなく軸方向移動できるスプレーノズルユニット5の位置である。第2位置P2’は、スプレーノズルユニット5の少なくともスプレーノズル5aが回転ドラム1の前端開口部1eの直径よりも外径側で、かつ、回転ドラム1の軸線Xを含む鉛直面Vに対して、回転ドラム1の回転方向Aの前方側に位置するスプレーノズルユニット5の位置である。この第2位置P2’では、スプレーノズルユニット5が軸方向移動すると回転ドラム1の前端開口部1eと干渉する。第2位置P2’は、粉粒体の処理時におけるスプレーノズルユニット5の設置位置であっても良いし、この設定位置よりも上方又は下方の位置であっても良い。後者の場合、スプレーノズルユニット5を上下動機構8により第2位置P2’から上記設定位置に、あるいは、上記設定位置から第2位置P2’に移動させる。図9に示す例では、第2位置P2’は、粉粒体の処理時におけるスプレーノズルユニット5の設置位置である。尚、図9は、粉粒体層Sの表層部S1が相対的に高い位置にある場合(粉粒体の処理量が多い場合)のスプレーノズルユニット5の設置位置P2’(実線)と、粉粒体層Sの表層部S1が相対的に低い位置にある場合(粉粒体の処理量が少ない場合)のスプレーノズルユニット5の設置位置P2’(点線)を示している。また、この実施形態では、第2位置P2’において、スプレーノズルユニット5のスプレーノズル5aが鉛直下方にスプレー液を噴霧するように(スプレーノズル5aの噴出口が鉛直下方を向くように)、スプレーノズル5aの向きが設定されている。尚、スプレーノズル5aの噴霧位置は、上下動機構8により上下方向に調整することができる。
図10は、回転ドラム1の前端開口部1eの側に設けられる給気部A1を示している。この実施形態において、給気部A1は、ケーシング2の前端部のチャンバ2aに配置された気流制御部としての気流案内板20と、給気ダクト21を介して供給される熱風や冷風等の処理気体を、気流案内板20に導く通路部24aを形成するための通路部材24とを備えている。気流案内板20は、前端開口部1eから離れる方向に向いた一辺部20aと、一辺部20aから前端開口部1eに近付く方向に折曲した他辺部20bとを備え、前端開口部1eの範囲のうち、回転ドラム1の軸線Xを含む鉛直面Vに対して回転方向後方側(同図で右側)となる領域に対応する位置に配置されている。また、気流案内板20は、下方から上方に向かって、漸次に鉛直面Vに近付く方向の傾斜姿勢で配置されている。通路部材24は、ケーシング2の前端壁に装着され、前面側が前面パネル2bで閉塞されることにより、チャンバ2a内で通路部24aを形成する。通路部24aの上部は、給気ダクト21の給気口21aと連通する。気流案内板20は、通路部材24の下部の前面側部分に固定され、または、一体に形成される。尚、チャンバ2aの内部には、洗浄液を噴出する洗浄ノズル22が配置され、通路部24aの内部には、洗浄液を噴出する洗浄ノズル23が配置されている。給気ダクト21の給気口21aから給気される処理気体は、通路部24aを通って気流案内板20に導かれ、上記の形態の気流案内板20によって案内されて、前端開口部1eから回転ドラム1の内部に流入する。そのため、回転ドラム1の内部に流入する処理気体は、図9に示すように、粉粒体の処理時におけるスプレーノズルユニット5の設置位置P2’に対して、粉粒体層Sの上方で、かつ、スプレーノズルユニット5に対して背面側となる回転ドラム1内の空間部を指向した流れになる。
図1に示すように、回転ドラム1の後端開口部1gの側に設けられる給気部A2は、図示されていない給気ダクトとの接続口30aを有するチャンバ部材30の内部空間と、回転ドラム1の延在部1hの内部空間とで構成される給気チャンバ31に気流案内板32を配置し、給気ダクトを介して給気チャンバ31に供給される熱風や冷風等の処理気体を、気流案内板32で案内して、後端開口部1gから回転ドラム1の内部に給気する構成としたものである。チャンバ部材30は、延在部1hの後端部に接続されている。この実施形態において、気流案内板32は、1又は複数の支持部材32aで支持され、延在部1hの内部空間に所定角度θ1をもって傾斜状に配置される。また、この実施形態において、気流案内板32は、図11に示すような半円形状の板部材で形成され、円弧部32aは延在部1hの内周面(後端開口部1gと同径又はほぼ同径)に沿い、辺部32bはスプレーノズルユニット5の背面側を向くように、回転ドラム1の軸線Xを含む鉛直面Vに対して所定角度θ2傾けた姿勢で配置される。そのため、給気ダクトを介して給気チャンバ31に供給される処理気体は、気流案内板32で案内されることにより、粉粒体の処理時におけるスプレーノズルユニット5の設置位置P2’に対して、粉粒体層Sの上方で、かつ、スプレーノズルユニット5に対して背面側となる回転ドラム1内の空間部を指向して、後端開口部1gから回転ドラム1の内部に流入する。尚、洗浄液を噴出する洗浄ノズル33が気流案内板32を貫通して設けられている。また、チャンバ部材30の内部に、洗浄液を噴出する洗浄ノズル34が配置されている。
図6に示すように、粉粒体の処理時、回転ドラム1が同図でA方向に回転することにより、周壁部1aのシールリング13と仕切り部14は、通気部材10の摺接部10aに摺接する。通気部材10の摺接部10aは、回転ドラム1の内外周方向に可動であり、付勢手段Fの付勢力を受けて回転ドラム1の内周方向に移動し、付勢手段Fの付勢力に見合う力で、シールリング13と仕切り部14の先端部13b,14bに圧接する。回転ドラム1の前端部側の給気部A1と後端部側の給気部A2から回転ドラム1の内部に給気された処理気体は、粉粒体層Sを通過し、粉粒体層Sの乾燥に寄与した後、回転ドラム1の周壁部1aの通気部(多孔部)を介して上記の通気空間C1に入り、通気空間C1から通気口10bを介して通気部材10に排気される。
通気部材10の摺接部10aが、付勢手段Fの付勢力により、シールリング13と仕切り部14の先端部13b,14bに圧接して通気空間C1をシールする構成であるので、摺接部10aの寸法や取付けの誤差、摺接部10aの摩耗による寸法変化、回転ドラム1の軸心の振れ、ケーシングの歪等の影響を受けることなく、摺接部10aは常に所定力(付勢手段Fの付勢力に見合う力)でシールリング13と仕切り部14の先端部13b,14bに圧接する。そのため、通気空間C1に対するシール性が安定し、排気の漏れやショートパスの発生がより効果的に防止される。また、摺接部10aの形状は、付勢力によって、ある程度、シールリング13の形状に倣うので、摺接部10aを構成する各部品の寸法形状管理も比較的容易である。さらに、過大な圧接力による摺接部10aの異常摩耗がなく、コンタミの発生が低減されると共に、摺接部10aの交換頻度も少なくなる。一方、摺接部10aを交換する場合でも、摺接部10aが通気部材10の本体部10cに固定されている場合に対して、その交換作業は比較的容易である。しかも、この実施形態では、仕切り部14を、多角形の周壁部1aの各頂部1a2と各辺面1a1に配置することにより、周壁部1aの頂部1a2の数(辺面1a1の数)よりも多い数の通気空間C1が通気口10bの領域に形成されるようにしているので、排気のショートパスの発生がより一層効果的に防止される。
粉粒体の処理時(回転ドラム1の回転時)、粉粒体層Sの表層部S1は回転方向Aの前方側に向かって上り勾配で傾斜した状態になり、スプレーノズル5aからスプレー液の噴霧を受けた表層部S1の粉粒体粒子は、スプレー液の噴霧を受けた位置(スプレーゾーン)から傾斜下方側(図6に示すB方向)に流動する間に、スプレー液の展延と適度の乾燥を受ける(乾燥ゾーン)。スプレーノズルユニット5が粉粒体層Sの表層部S1に対して傾斜方向上位の位置となる第2位置P2’に設置されることにより、スプレーノズル5aからスプレー液の噴霧を受けた表層部S1の粉粒体粒子が傾斜下方側Bに流動する際の流動距離が相対的に大きくなり、スプレー液の展延と乾燥が効果的に行われる。さらに、この実施形態では、第2位置P2’において、スプレーノズルユニット5のスプレーノズル5aは粉粒体層Sに向けて鉛直下方にスプレー液を噴霧するので、スプレーノズル5aからスプレー液の噴霧を受けた表層部S1の粉粒体粒子は、スプレー液の噴霧圧によって傾斜下方側への流動が促進される。
回転ドラム1の前端部側の給気部A1において、気流案内板20により案内されて、粉粒体層Sの上方で、かつ、スプレーノズルユニット5に対して背面側となる回転ドラム1内の空間部を指向して回転ドラム1の内部に給気された処理気体は、該空間部内で流速が低下した後、図6に白抜き矢印で示すように、スプレーゾーンよりも傾斜下方側の乾燥ゾーンから粉粒体層Sに入り、粉粒体層Sを通過して通気部材10の通気口10bから排気される。スプレーノズルユニット5の背面側の空間部を指向して処理気体を給気する構成であることと、処理気体がスプレーゾーンよりも傾斜下方側の乾燥ゾーンから粉粒体層Sに入ること、さらに上記空間部内での処理気体の流速低下の効果とが相俟って、スプレーノズル5aから噴霧されるスプレー液のスプレーパターンが処理気体の気流によって乱されるという現象がより一層効果的に防止される。また、処理気体の流速低下により、粉粒体層Sの表層部S1での処理気体の気流の跳ね返りが起こらないので、気流の跳ね返りに起因するダストの発生や飛散が生じ難い。さらに、粉粒体層Sの傾斜方向上位の位置(スプレーゾーン)でスプレーノズル5aからスプレー液を噴霧された表層部S1の粉粒体粒子は、傾斜下方側の乾燥ゾーンに流動して、その表面にスプレー液がある程度展延した後に処理気体の気流と接触するため、ダストの発生や飛散がより生じ難い。
また、回転ドラム1の後端部側の給気部A2において、気流案内板32により案内されて、後端開口部1gから、粉粒体層Sの上方で、かつ、スプレーノズルユニット5に対して背面側となる回転ドラム1内の空間部を指向して回転ドラム1の内部に給気された処理気体は、該空間部内で流速が低下した後、スプレーゾーンよりも傾斜下方側の乾燥ゾーンから粉粒体層Sに入り、粉粒体層Sを通過して排気される。スプレーノズルユニット5の背面側の空間部を指向して処理気体を給気する構成であることと、処理気体がスプレーゾーンよりも傾斜下方側の乾燥ゾーンから粉粒体層Sに入ること、さらに上記空間部内での処理気体の流速低下の効果とが相俟って、スプレーノズル5aから噴霧されるスプレー液のスプレーパターンが処理気体の気流によって乱されるという現象がより一層効果的に防止される。また、処理気体の流速低下により、粉粒体層Sの表層部S1での処理気体の気流の跳ね返りが起こらないので、気流の跳ね返りに起因するダストの発生や飛散が生じ難い。さらに、粉粒体層Sの傾斜方向上位の位置(スプレーゾーン)でスプレーノズル5aからスプレー液を噴霧された表層部S1の粉粒体粒子は、傾斜下方側の乾燥ゾーンに流動して、その表面にスプレー液がある程度展延した後に処理気体の気流と接触するため、ダストの発生や飛散がより生じ難い。
上記のようにして、スプレーノズルユニット5のスプレーノズル5aから粉粒体層Sに噴霧された膜材液等のスプレー液は、回転ドラム1の回転に伴う攪拌混合作用によって各粉粒体粒子の表面に展延され、粉粒体層Sを通過する処理気体によって乾燥される。これにより、各粉粒体粒子の表面にコーティング被膜が形成される。
粉粒体の処理が完了し、スプレーノズルユニット5を回転ドラム1の内部から外部に引き出す際には、まず、ノズル移動機構9におけるノズル位置調整機構9Bの回動駆動部9iの駆動モータ9i1(図8参照)を作動させ、スライドシャフト9bを軸線X2回りに回動させると共に、偏心ピン9m2(軸心X3)を軸線X2回りに旋回移動させて、前面パネル2bを、スライドシャフト9aの軸線X1を旋回中心として、図2に実線で示す第2位置P2から一点鎖線で示す第1位置P1に旋回移動させる。これにより、前面パネル2bに取り付けられたスプレーノズルユニット5が、図9に示す第2位置P2’から第1位置P1’に旋回移動して、回転ドラム1の前端開口部1eと干渉することなく回転ドラム1の軸線X方向に移動可能となる。尚、スプレーノズルユニット5が図9に実線で示す第2位置P2’に設定されている場合は、上下動機構8により、スプレーノズルユニット5を点線で示す第2位置P2’に移動させた後、旋回移動させる。その後、ノズル移動機構9における軸方向移動機構9Aを手動で作動させ、あるいは、エアーシリンダ等の適宜の軸方向駆動手段で作動させて、スプレーノズルユニット5を前面パネル2bと共に回転ドラム1の軸線X方向に移動させることにより、スプレーノズルユニット5を前端開口部1eから回転ドラム1の外部に引き出すことができる(図1参照)。その際、軸方向移動機構9Aのスライドシャフト9a、9bが、スライド軸受部9c、9d及びスライドレール9e、9fによってスライド案内されることにより、前面パネル2b及びスプレーノズルユニット5は回転ドラム1の軸線X方向に円滑に移動することができる。
一方、スプレーノズルユニット5を回転ドラム1の外部から内部に挿入する際には、上記とは逆に、まず、前面パネル2bを、図2に一点鎖線で示す第1位置P1に位置させた状態で、スプレーノズルユニット5を前面パネル2bと共に回転ドラム1の軸線X方向に移動させて、スプレーノズルユニット5を前端開口部1eから回転ドラム1の内部に挿入する。その後、ノズル移動機構9のノズル位置調整機構9Bの回動駆動部9iの駆動モータ9i1を作動させて、前面パネル2bを、スライドシャフト9aの軸線X1を旋回中心として、図2に実線で示す第2位置P2まで旋回移動させる。これにより、前面パネル2bに取り付けられたスプレーノズルユニット5が、図9に示す第1位置P1’から第2位置P2’に旋回移動して、粉粒体の処理時の位置に設定される。尚、スプレーノズルユニット5を図9に実線で示す第2位置P2’に設定する場合は、上下動機構8により、スプレーノズルユニット5を点線で示す第2位置P2’から実線で示す第2位置P2’に移動させる。
回転ドラム1を洗浄する際は、図6に示すように、先ず、洗浄バケット4aに洗浄水等の洗浄液Lを供給する。洗浄バケット4aに供給された洗浄液Lは、回転ドラム1の周壁部1aの通気部(多孔部)から回転ドラム1の内部に入ると共に、通気部材10の通気口10bから排気部材の内部にも入る。このようにして、洗浄バケット4aに洗浄液を溜めた後、回転ドラム1を回転させ、図示しない気泡流噴射ノズルから洗浄液中に洗浄液の気泡流を噴射させながら洗浄を行う。洗浄バケット4aの洗浄液中での回転ドラム1の回転と、気泡流噴射ノズルから洗浄液中に噴出する洗浄液の噴流及び気泡の相乗効果により、回転ドラム1の周壁部や通気部、回転ドラム1の内部や通気部材10の内部等を効果的に洗浄することができる。
さらに、この実施形態では、回転ドラム1の周壁部1aに仕切り部14を設けているので、回転ドラム1の回転時、洗浄バケット4aの洗浄液が仕切り部14によって回転方向前方に流動せしめられると共に、洗浄液中の気泡が仕切り部14の回転方向前方側に保持され、周壁部1aの通気部(多孔部)を介して回転ドラム1の内部に流通せしめられる。すなわち、周壁部1aの通気部を通過する洗浄液の流通速度は緩慢になりやすく、通気部(通気孔)の孔壁面等に洗浄液中の気泡がトラップされて、洗浄力が十分に得られないことがあるが、仕切り部14により、通気部を通過する洗浄液の流通速度が高められるため、気泡のトラップが起こりにくく、気泡の流通性が向上する。そのため、特に洗浄しにくい周壁部1aの通気部も効果的に洗浄することができる。また、洗浄バケット4aの洗浄液が仕切り部14によって洗浄液Lの液面から回転方向前方にすくい上げられ、周壁部1aに跳ね掛けられることによる跳ね掛け洗浄の効果も期待できる。このような跳ね掛け洗浄の効果により、回転ドラム1の周壁部1aのみならず、回転ドラム1の内部のスプレーノズルユニット5やバッフル等の洗浄促進も期待できる。さらに、仕切り部14の回転方向への移動により、仕切り部14の回転方向前面側では洗浄液に陽圧が生じ、回転方向背面側では洗浄液に陰圧が生じるため、仕切り部14の回転方向前方側の通気部(通気孔)から洗浄液が回転ドラム1の内部に流れ込み、回転方向背面側の通気部(通気孔)から回転ドラム1の外部に流れ出るという、洗浄液の循環流/渦流が発生する。この洗浄液の循環流/渦流により、洗浄力が向上する。なお、周壁部1aの各頂部は、仕切り部14を設けない場合でも、その周辺部には上記の洗浄液の循環流/渦流がある程度発生するが、周壁部1aの各辺面は、仕切り部14を設けないと、特に回転方向中央の周辺部で洗浄液の循環が緩慢になる。従って、洗浄性の点から、仕切り部14は、周壁部1aの各辺面に設けるのが効果的であり、好ましくは、各辺面の回転方向中央の周辺部での洗浄液の循環を促進するように、1又は複数の仕切り部14を各辺面に設置するのが良い。また、回転方向に隣接する仕切り部14間の間隔は、最も大きな高さを有する仕切り部14の高さよりも大きくするのが好ましい。
上記のようにして回転ドラム1の洗浄を行った後、排液口10e、4bから図1に示す排液管4eを介して洗浄液を排出する。
以上の実施形態では、回転ドラム1の前端部側に給気部A1、後端部側に給気部A2を設けているが、前端部側の給気部A1のみ、または、後端部側の給気部A2のみを設ける構成としても良い。また、給気部A1は給気部A2と同様の構成にしても良く、逆に、給気部A2は給気部A1と同様の構成にしても良い。
また、以上の実施形態において、ノズル移動機構9は、2本のスライドシャフト9a、9bを備えた2軸構造を有しているが、スライドシャフト9aに対応する1本のスライドシャフトのみを備えた1軸構造としても良い。この場合、この1本のスライドシャフトをスライド案内するスライド軸受部と、このスライドシャフトの軸線回りの回動を支持する回動軸受部と、このスライドシャフトを回動駆動させる回動駆動部を設け、回動駆動部によりこのスライドシャフトを回動駆動することにより、前面パネル2bを、このスライドシャフトの軸線を旋回中心として旋回移動させる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、様々な変形が可能である。例えば、図12(a)に示すように、回転ドラム1の周壁部1aの断面が円形であって、周壁部1aに仕切り部14が設けられていなくてもよい。この場合には、回転ドラム1の回転時に周壁部1aに通気部材10の摺接部10aが摺接してもよいが、図12(a)に示すように、回転ドラム1の回転時に通気部材10が有する回転部材の例えばローラ10hが当接してもよい。ローラ10hは、例えばゴム等の弾性部材等で構成される。回転ドラム1の回転時に、ローラ10hは回転ドラム1の周壁部1aに対して転動するので、周壁部1aとの間の摩擦が少なく、周壁部1aの摩耗を抑制する効果を有する。この場合、ローラ10hは、回転ドラム1の回転時に通気口10bを介した通気部材10と回転ドラム1の内部との間の通気路を形成するために回転ドラム1の周壁部1aに当接する当接部である。そして、ローラ10hは、回転ドラム1の周壁部1aに対して変位可能に設けられ、このコーティング装置には、回転ドラム1の周壁部1aに向かってローラ10hを付勢する付勢手段が設けられている。
図12(a)では、付勢手段は、ローラ10hを支持する支持部材10iに取り付けられた不図示の弾性部材(例えばねじりコイルばね)で構成される。支持部材10iは、ローラ10hを、支持ピン10jを介して回転自在に支持する。そして、支持部材10iは、通気部材10の内部に揺動自在に取り付けられる。この場合の弾性部材は、支持部材10iと通気部材10との間に取り付けられ、ローラ10hを回転ドラム1の周壁部1aに向かって付勢する付勢力を支持部材10iに与える。
ローラ10hの付勢手段は、勿論これに限定されるものではなく、例えば図12(b)に示すように、ローラ10hを回転自在に支持する支持部材10iで、通気部材10の内部に固定されたものの一部を構成する弾性部材(例えば円筒コイルばね)としてもよい。また、上述の付勢手段Fで例示したものを使用してもよい。
図12(a)の場合の具体例を、図13に示す。この場合には、通気部材10の通気口10bにおける回転方向の両端部に一対のローラ10hが配置される。そして、通気口10bの周縁部は、シール部材10kで構成される。シール部材10kは、例えばフッ素系樹脂(PTFE等)の合成樹脂材や硬質ゴム等の合成ゴム材で構成される。
ローラ10hの外周面は、付勢手段によって付勢されており、回転ドラム1の回転時には、周壁部1aに当接しつつ周壁部1aに対して転動する。
シール部材10kの軸方向両端部には、回転方向に延在する凸部10k1が設けられている。凸部10k1の上面は、回転ドラム1の回転時に周壁部1aに摺接するような高さに設定されている。回転ドラム1の回転時に、ローラ10hの外周面は、通気口10bの回転方向両端部に位置するシール部材10kに摺接する。そして、回転ドラム1の回転時に、ローラ10hの軸方向両端面は、通気口10bの軸方向両端部に位置するシール部材10kに摺接する。
このように、回転ドラム1の回転時には、ローラ10hの外周面の周壁部1aに対する転動、ローラ10hの外周面と両端面のシール部材10kに対する摺接、シール部材10kの凸部1k1の周壁部1aに対する摺接によって、通気口10bは、周壁部1aの通気部に連通される。つまり、ローラ10hとシール部材10kは、回転ドラム1の回転時に通気口10bを介した通気部材10と回転ドラム1内部との間の通気路を形成する。
本発明は、上記実施形態のような回転ドラムが水平線と平行又は略平行な軸線回りに回転駆動されるコーティング装置に限らず、例えば図14に示す回転ドラムが水平線に対して傾斜した軸線回りに回転駆動されるコーティング装置にも同様に適用可能である。
図14に例示するコーティング装置では、回転ドラム41は、その軸線Zが水平方向に対して角度θで傾斜している。回転ドラム41は、不図示の駆動源により、駆動軸42を介して、この傾斜した軸線周りに駆動される。回転ドラム41は、軸線方向一端で開口する開口部41aと、軸線方向他端に設けられた底壁部41bと、これらの間を接続する周壁部41cとを有する。
この回転ドラム41の周壁部41cは、その軸線方向端部から軸線方向中央部に向かって漸次拡径する形状をなし、通気部を有さない。一方、底壁部41bは、図15に示すように、回転ドラム41の軸線Zを中心とした円環状に配置された多孔部で形成される通気部41b1を有する。図示例では、通気部41b1の周方向所定位置に、粉粒体粒子を排出するための開口窓41b2が設けられ、粉粒体粒子排出時以外は蓋41b3で塞がれている。
このコーティング装置は、回転ドラム41の底壁部41bの外側に、回転ドラム41内部との間で通気を行う通気部材(排気部材)43が配置されている。通気部材43は、回転ドラム41の底壁部41bに対向配置された円環状のディスクプレート43aを備える。図16に示すように、ディスクプレート43aには、下方よりの位置に通気口43bが形成されている。そして、この通気口43bを覆うように通気部材43のダクト部43cがディスクプレート43aに接続されている。ディスクプレート43aの回転ドラム41側の面における外側周縁部と内側周縁部のそれぞれには、回転ドラム41側に突出した摺接部44a,44bが設けられている。摺接部44a,44bは、回転ドラム41の回転時に通気口43bを介した通気部材43と回転ドラム41の内部との間の通気路を形成するために回転ドラム41の底壁部41bに摺接(当接)する。摺接部44a,44bは、例えばフッ素系樹脂(PTFE等)の合成樹脂材や硬質ゴム等の合成ゴム材等のシール部材で構成される。
ディスクプレート43aは、本実施形態では、エアーシリンダ45によって、回転ドラム41の軸線Zに沿って移動可能である。そして、粉粒体の処理時(回転ドラム41の回転時)には、ディスクプレート43aは、回転ドラム41の底壁部41bに対して摺接部44a,44bが当接する状態に配置されており、この状態で、摺接部44a,44bは、エアーシリンダ45によって回転ドラム41側に向かって付勢されている。つまり、この場合、ディスクプレート43aに設けられた摺接部44a,44bは、回転ドラム41の底壁部41bに対して軸線Zに沿って変位可能で、エアーシリンダ45は、摺接部44a,44bを回転ドラム41の底壁部41bに向かって付勢する付勢手段である。勿論、付勢手段として、上述したような他の構成を使用したり併用したりしてもよい。
このコーティング装置では、粉粒体の処理時(回転ドラム41の回転時)に、処理気体が給気ダクト46の給気口46aから回転ドラム41の開口部41aから回転ドラム41の内部に流入し、粉粒体層47の中を通過し、ディスクプレート43aの通気口43bからダクト部43cに排気され、排気ダクト48を介してコーティング装置から排出される。
本発明は、以上の説明に限定されること無く、その技術的思想の範囲で様々な変形が可能である。例えば、図7(a)の図示例では、摺動部10aが1つの部材で形成されているが、図17に示すように、摺動部10aが、回転ドラム1の周方向に沿って複数に分割されていてもよい。この場合には、分割された摺接部10aのそれぞれは、シールリング13、あるいは仕切り部14に対して、周壁部1aの内外周方向に変位可能、つまり可動である。そして、分割された摺動部10aのそれぞれが、付勢手段Fによって、シールリング13、あるいは仕切り部14に向かって(回転ドラム1の側に)付勢されるように構成される。この構成であれば、形状誤差等によって生じたシールリング13、あるいは仕切り部14における摺動部10aに対向する部位の変位に、分割された摺動部10aのそれぞれが追従し、これにより、摺動部10aのシール性を向上することが可能となる。
また、図6の図示例では、摺動部10aは、付勢手段Fによって、回転ドラム1の回転軸に向かって付勢されているが、付勢手段Fによる付勢は、回転ドラム1の側に向かっていればよく、必ずしも、回転ドラム1の回転軸に向かって付勢される必要は無い。
また、本発明は、周壁部の横断面形状が多角形や円形の回転ドラムを備えたコーティング装置に限らず、周壁部の形状が円錐形、多角円錐形の回転ドラムを備えたコーティング装置にも同様に適用可能である。
1,41 回転ドラム
1a 周壁部
10,43 通気部材
10a,44a,44b 摺接部(当接部)
10b,43b 通気口
10h ローラ(当接部)
13 シールリング
14 仕切り部
41b 底壁部
41b1 通気部
45 エアーシリンダ(付勢手段)
F 付勢手段
S,47 粉粒体層
X,Z 軸線

Claims (4)

  1. 処理すべき粉粒体が内部に収容され、その軸線回りに回転駆動される通気式の回転ドラムを備えたコーティング装置において、
    前記回転ドラムは、該回転ドラムの内部と外部とを連通させる通気部を有する壁部を備え、
    前記回転ドラムの壁部の外側に、前記回転ドラム内部との間で通気を行う通気部材が配置され、
    前記通気部材は、前記回転ドラムの壁部の側に開口した通気口と、前記回転ドラムの回転時に該通気口を介した前記通気部材と回転ドラム内部との間の通気路を形成するために前記回転ドラムの壁部に当接する当接部とを有し、
    該当接部は、前記回転ドラムの壁部に対して変位可能に設けられ、
    前記回転ドラムの壁部に向かって前記当接部を付勢する付勢手段が設けられたことを特徴とするコーティング装置。
  2. 前記回転ドラムの通気部を有する壁部が、周壁部であることを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
  3. 前記周壁部が、その外周に回転方向に所定間隔で設けられた複数の仕切り部を有し、
    前記当接部が、前記回転ドラムの回転時に前記仕切り部に摺接する摺接部であることを特徴とする請求項2に記載のコーティング装置。
  4. 前記周壁部の外周の軸方向両端部にそれぞれ環状のシールリングが装着され、該シールリングは、前記回転ドラムの回転時に、前記通気部材における前記摺接部に摺接することを特徴とする請求項3に記載のコーティング装置。
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