JP2022043443A - 換気装置及び換気システム - Google Patents

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寛 七岡
Hiroshi Nanaoka
宏典 田中
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令 熊埜御堂
Rei Kumanomido
幸希 夜久
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Abstract

【課題】室内に異物が侵入するのを抑制しつつフィルターを清掃することができる換気装置及び換気システムを提供する。【解決手段】第一換気装置100は、屋外Qと室内Rを連通する換気パイプ110と、換気パイプ110内に設けられ、屋外Qから室内Rに外気を取り込む給気運転と、室内Rの空気を屋外Qに排出する排気運転とを切り替え可能な給排気ファン120と、換気パイプ110内に設けられ、異物が室内Rに侵入するのを抑制するフィルター130と、給排気ファン120が給気運転を行っている時にはフィルター130と接触しない位置に移動し、給排気ファン120が排気運転を行っている時には、フィルター130と接触する位置に移動してフィルター130を清掃する清掃装置140と、を具備する。【選択図】図5

Description

本発明は、室内を換気する換気装置及び換気システムの技術に関する。
従来、室内を換気する換気装置及び換気システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、車外の空気をフィルターを介して車内へ供給する給気手段と、車内の空気を車外へ排出する排気手段を具備する車両用換気装置が記載されている。この車両用換気装置の給気手段においては、フィルターの室外側に風車が設置されており、給気ファンの風力により風車が回転する。これに伴って風車に設けられたブラシがフィルターに接触しながら回転し、これによりフィルターを自動的に清掃する(フィルターに付着した異物を除去する)ことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、給気中にフィルターの清掃を行うので、フィルターから除去された異物が車内に侵入するおそれがある。
特開2004-262385号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、室内に異物が侵入するのを抑制しつつフィルターを清掃することができる換気装置及び換気システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、屋外と室内を連通する換気経路と、前記換気経路内に設けられ、屋外から室内に外気を取り込む給気運転と、室内の空気を屋外に排出する排気運転とを切り替え可能な給排気ファンと、前記換気経路内に設けられ、異物が室内に侵入するのを抑制するフィルターと、前記給排気ファンが前記給気運転を行っている時には前記フィルターと接触しない位置に移動し、前記給排気ファンが前記排気運転を行っている時には、前記フィルターと接触する位置に移動して前記フィルターを清掃する清掃装置と、を具備するものである。
請求項2においては、前記フィルターは、前記給排気ファンよりも屋外側に設けられており、前記清掃装置は、前記換気経路内において前記給排気ファンと前記フィルターとの間に、かつ、前記給排気ファンの風力に押圧されることにより移動可能に設けられているものである。
請求項3においては、前記清掃装置は、前記換気経路内に設けられた回転軸と、前記換気経路内に設けられ、前記給排気ファンの風力により前記回転軸回りに回転することで前記フィルターを清掃する清掃部と、を具備するものである。
請求項4においては、前記換気経路に固定され前記回転軸を案内する案内部を具備し、前記清掃装置は、前記回転軸が前記案内部によって案内されることにより、移動可能に形成されているものである。
請求項5においては、前記清掃部は、前記給排気ファンの風力により前記回転軸回りに回転する風車と、前記風車から外側に突出するように形成され、前記風車の回転に伴って前記フィルターを清掃する突起部と、を具備し、前記清掃装置は、前記風車が前記フィルターに接触しないように移動が規制されているものである。
請求項6においては、前記清掃装置は、前記給排気ファンと接触しないように移動が規制されているものである。
請求項7においては、第一種換気方式の換気システムであって、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の換気装置である第一換気装置と、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の換気装置であって、前記第一換気装置が前記給気運転を行っているときは前記排気運転を行い、前記第一換気装置が前記排気運転を行っているときは前記給気運転を行う第二換気装置と、を具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、室内に異物が侵入するのを抑制しつつフィルターを清掃することができる。
請求項2においては、清掃装置を移動させるための駆動源を別途設ける必要をなくすことができる。
請求項3においては、清掃のための駆動源を別途設ける必要をなくすことができる。
請求項4においては、清掃装置の移動機構を簡易化することができる。
請求項5においては、フィルターの破損を防止することができる。
請求項6においては、清掃装置が給排気ファンの回転を妨げるのを防止することができる。
請求項7においては、各換気装置から室内に異物が侵入するのを抑制しつつ、各換気装置のフィルターを清掃することができる。
本発明の一実施形態に係る換気システムの概略を示す側面図。 本発明の一実施形態に係る第一換気装置を示す側面断面図。 本発明の一実施形態に係る第一換気装置を示す正面断面図。 排気時における第一換気装置を示す側面断面図。 給気時における第一換気装置を示す側面断面図。
以下の説明においては、図中に記した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義する。
以下では、図1から図3を参照して、本発明の一実施形態に係る換気システム1の概略について説明する。なお、図3においては、給排気ファン120及び清掃装置140の一部(複数の突起部143の一部)の図示を省略している。
図1に示す換気システム1は、建物等の室内(室内空間)の換気を行うものである。本実施形態において、換気システム1は、住宅Hに設けられる。換気システム1は、屋外Qから室内Rに外気を取り込む給気と、室内Rの空気を屋外Qに排出する排気を行うことにより、室内Rの換気を行う。
換気システム1は、第一換気装置100及び第二換気装置200という2つの換気装置を具備する。換気システム1は、第一換気装置100又は第二換気装置200の一方により強制的に給気を行い、第一換気装置100又は第二換気装置200の他方により強制的に排気を行う第一種換気方式を採用している。第一換気装置100及び第二換気装置200は、互いに室内Rを隔てた位置に設けられる。本実施形態においては、第一換気装置100は、住宅Hの外壁(屋外Qと室内Rとを隔てる壁)のうち前側の外壁に設けられる。一方、第二換気装置200は、住宅Hの外壁のうち後側の外壁に設けられる。
次に、第一換気装置100の構成について説明する。
第一換気装置100は、給気及び排気を行うための装置である。第一換気装置100は、換気パイプ110、給排気ファン120、フィルター130、清掃装置140及び支持部150を具備する。
図2及び図3に示す換気パイプ110は、屋外Qと室内Rとを連通する換気経路を構成するための部材である。換気パイプ110は、円筒状に形成される。換気パイプ110は、軸線方向を住宅Hの外壁の厚み方向(前後方向)に向けた状態で、当該外壁に埋め込まれる。このように形成された換気パイプ110の内側(内周面側)に、空気の流路が形成される。
図2及び図3に示す給排気ファン120は、風力を発生させるものである。給排気ファン120は、換気パイプ110内に設けられる。
給排気ファン120は、一方向に回転(正回転)することにより、屋外Q側(前側)から室内R側(後側)へ向かう風力を発生させることができる。すなわち、給排気ファン120は、一方向に回転することにより、屋外Qから室内Rに外気を取り込む給気運転を行うことができる。
また、給排気ファン120は、他方向に回転(逆回転)することにより、室内R側(後側)から屋外Q側(前側)へ向かう風力を発生させることができる。すなわち、給排気ファン120は、他方向に回転することにより、室内Rの空気を屋外Qに排出する排気運転を行うことができる。
図2に示すフィルター130は、外気に含まれる塵挨等の異物が室内Rに侵入するのを抑制(防止)するためのものである。フィルター130は、換気パイプ110内に設けられる。フィルター130は、給排気ファン120よりも屋外Q側に設けられる。
図2及び図3に示す清掃装置140は、フィルター130の清掃を行うものである。すなわち、清掃装置140は、フィルター130に付着した異物を当該フィルター130から除去するものである。清掃装置140は、換気パイプ110内に設けられる。清掃装置140は、前後方向において給排気ファン120とフィルター130との間に設けられる。清掃装置140は、回転軸141、風車142及び突起部143を具備する。
回転軸141は、後述する風車142の回転中心となる部分である。回転軸141は、換気パイプ110内において軸線を左右方向に向けて設けられる。回転軸141は、換気パイプ110の上下略中央に設けられる。回転軸141は、後述する支持部150によって支持される。図3に示すように、回転軸141の両端部近傍には、車輪141aが回転軸141に対して回転可能に設けられる。
風車142は、風力により回転するものである。風車142は、側面視円状に形成され、軸線を左右方向に向けて設けられる。風車142の外径は、換気パイプ110の内径よりも小さく形成される。風車142は、換気パイプ110の左右略中央に設けられる。風車142は、その側面視中央に回転軸141が挿入され、当該回転軸141に固定される。
突起部143は、風車142から径方向外側に突出するものである。また、突起部143は、フィルター130と接触して当該フィルター130を清掃する部分である。突起部143は、可撓性を有する材料により形成される。突起部143は、側面視略円弧状に形成される。より詳細には、突起部143は、右側面視(図2参照)において、径方向外側に向かうに従い時計回り方向に屈曲するように形成される。言い換えると、突起部143は、右側面視(図2参照)において、後述する風車142の回転方向(反時計回り方向)に向かうに従い径方向内側に屈曲するように形成される。突起部143は、風車142の周方向に間隔をおいて複数設けられる。
このように形成された清掃装置140において、風車142(及び突起部143)は、給排気ファン120が運転することによって生じる風力を受けることにより、回転軸141回りに回転することとなる。具体的には、風車142は、風車142に設けられた羽(不図示)及び突起部143が給排気ファン120の給気運転による風力(屋外Q側(前側)から室内R側(後側)に向かう風力)を受けることにより、右側面視(図2参照)において反時計回り方向に回転する。また、風車142は、風車142の前記羽及び突起部143が給排気ファン120の排気運転による風力(室内R側(後側)から屋外Q側(前側)に向かう風力)を受けた場合も、右側面視(図2参照)において反時計回り方向に回転する。
図2及び図3に示す支持部150は、回転軸141を支持するとともに当該回転軸141を案内するものである。支持部150は、換気パイプ110内に左右一対設けられる。支持部150は、換気パイプ110の内周面に固定される。支持部150は、前後方向に延びる長手部材として形成される。支持部150の前端部は、フィルター130の近傍に位置するように形成される。支持部150の後端部は、換気パイプ110の前後中央近傍に位置するように形成される。支持部150は、正面断面視略U字状に形成され、開放面を換気パイプ110の径方向中心側に向けて配置される。
このように形成された支持部150には、開放面側から回転軸141の端部が挿入される。これにより、支持部150は、回転軸141を支持する。また、支持部150の内側(回転軸141が挿入される部分)の上面及び底面には、回転軸141の車輪141aが嵌まり込む溝(不図示)が形成される。車輪141aが前記溝を転動することにより、回転軸141は支持部150に案内されて前後方向に移動可能となる。また、車輪141aが前記溝に嵌まり込むことにより、支持部150からの回転軸141の脱落が防止される。
次に、第二換気装置200の構成について説明する。
第二換気装置200は、給気及び排気を行うための装置である。第二換気装置200の構成は、各構成要素が第一換気装置100と前後対称に配置されている点を除いて、第一換気装置100と同じである。
第二換気装置200は、換気システム1の図示せぬ制御装置により、第一換気装置100が給気を行っているときは排気を行い、第一換気装置100が排気を行っているときは給気を行うように制御される。第一換気装置100及び第二換気装置200の給気と排気は、一定時間ごとに切り替えられる。
次に、図4を参照して、排気時における第一換気装置100の動作について説明する。
給排気ファン120は、排気運転を行うことにより、室内Rの空気を屋外Qに排出することができる。なお、このとき第二換気装置200(の給排気ファン120)は、給気運転を行っている。これにより、室内Rが換気される。
また、前述の如く、給排気ファン120の排気運転時において換気パイプ110内には、室内R側(後側)から屋外Q側(前側)に空気(風)が流れている。風車142は、この給排気ファン120の排気運転によって生じる風力により、回転軸141の軸線を中心として右側面視(図2参照)において反時計回り方向に回転する。また、風車142及び突起部143は、給排気ファン120の排気運転によって生じる風力を受け、当該風力によって前方に押圧される。
これにより、例えば図2に示す位置にある清掃装置140は、回転軸141が支持部150に対して前方にスライドすることで、フィルター130に近接する方向に移動することとなる。そして、清掃装置140は、回転軸141(車輪141a)が支持部150の前端部に当接することにより移動が規制される。このとき、清掃装置140は、フィルター130に対して、風車142は接触しないが突起部143が接触可能な位置まで移動する。
このように、清掃装置140は、排気時にはフィルター130に近接する方向に移動し、突起部143がフィルター130と接触可能な位置となる。このため、清掃装置140は、排気時にフィルター130の清掃を行うことができる。
具体的には、風車142が図4に示す位置で回転することにより、突起部143が断続的にフィルター130の後面に衝突し、フィルター130に振動を与える。これにより、フィルター130に目詰まりした塵挨等の異物がフィルター130の屋外Q側に叩き落される。これにより、フィルター130の目詰まりを防止することができる。
フィルター130から屋外Q側に叩き出された異物は、給排気ファン120の排気運転時の風力により、換気パイプ110内に落下する前に当該換気パイプ110から屋外Qに排出される。したがって、フィルター130から除去された異物が室内Rに侵入するのを抑制することができる。
次に、図5を参照して、給気時における第一換気装置100の動作について説明する。
給排気ファン120は、給気運転を行うことにより、屋外Qから空気(外気)を換気パイプ110内に取り込み、取り込んだ空気を室内Rに送り込むことができる。この際、外気はフィルター130を介して取り込まれるため、外気に含まれる塵挨等の異物はフィルター130によって捕捉される。よって、外気に含まれる異物が室内Rに侵入するのを抑制することができ、ひいては綺麗な空気を室内Rに送り込むことができる。なお、このとき第二換気装置200(の給排気ファン120)は、排気運転を行っている。これにより、室内Rが換気される。
また、前述の如く、給排気ファン120の給気運転時において換気パイプ110内には、屋外Q側(前側)から室内R側(後側)に空気(風)が流れている。風車142は、この給排気ファン120の給気運転によって生じる風力により、回転軸141の軸線を中心として右側面視(図2参照)において反時計回り方向に回転する。また、風車142及び突起部143は、給排気ファン120の給気運転によって生じる風力を受け、当該風力によって後方に押圧される。
これにより、例えば図2に示す位置にある清掃装置140は、回転軸141が支持部150に対して後方にスライドすることで、フィルター130から離間する方向に移動することとなる。そして、清掃装置140は、回転軸141(車輪141a)が支持部150の後端部に当接することにより移動が規制され、給排気ファン120と接触しない位置で保持される。
このように、清掃装置140は、給気時にはフィルター130から離間する方向に移動するため、フィルター130と接触することはない。このため、清掃装置140は、給気時にはフィルター130の清掃を行わない。
ここで仮に給気時にフィルター130の清掃を行う場合、フィルター130から除去された異物が、給気運転時の風力により室内Rに侵入するおそれがある。一方、本実施形態に係る換気システム1においては、給気時にはフィルター130の清掃を行わないため、フィルター130から除去された異物が室内Rに侵入するのを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態に係る換気システム1及び第一換気装置100(第二換気装置200)においては、給気時にはフィルター130の清掃を行わず、排気時にフィルター130の清掃を行う。このため、不要な異物が室内Rに侵入するのを防止することができる。
また、本実施形態に係る換気システム1及び第一換気装置100(第二換気装置200)においては、給排気ファン120の風力を利用して清掃装置140を動作させるので、給排気ファン120の運転時に自動的にフィルター130の清掃を行うことができる。
また、本実施形態に係る換気システム1及び第一換気装置100(第二換気装置200)においては、給排気ファン120の風力を利用して清掃装置140を動作(回転及び移動)させるので、清掃装置140の動作のための駆動源を別途設けなくてもよい。
また、本実施形態に係る換気システム1及び第一換気装置100(第二換気装置200)においては、清掃装置140がフィルター130に衝突して振動を与えるので、フィルター130に絡みついた除去し難い異物も除去することができる。
また、本実施形態に係る換気システム1及び第一換気装置100(第二換気装置200)においては、排気時に突起部143をフィルター130の中央部に集中的に衝突させるため、フィルター130を効果的に振動させ易くすることができる。また、フィルター130を振動させることで、フィルター130全面に突起部143を接触させなくてもフィルター130全面の清掃が可能である。
以上の如く、本実施形態に係る第一換気装置100及び第二換気装置200(換気装置)は、屋外Qと室内Rを連通する換気パイプ110(換気経路)と、前記換気パイプ110内に設けられ、屋外Qから室内Rに外気を取り込む給気運転と、室内Rの空気を屋外Qに排出する排気運転とを切り替え可能な給排気ファン120と、前記換気パイプ110内に設けられ、異物が室内Rに侵入するのを抑制するフィルター130と、前記給排気ファン120が前記給気運転を行っている時には前記フィルター130と接触しない位置に移動し、前記給排気ファン120が前記排気運転を行っている時には、前記フィルター130と接触する位置に移動して前記フィルター130を清掃する清掃装置140と、を具備するものである。
このように構成されることにより、室内Rに異物が侵入するのを抑制しつつフィルター130を清掃することができる。
具体的には、排気時のみフィルター130の清掃を行うので、フィルター130から除去した異物が室内Rに侵入するのを抑制することができる。
また、前記フィルター130は、前記給排気ファン120よりも屋外Q側に設けられており、前記清掃装置140は、前記換気パイプ110内において前記給排気ファン120と前記フィルター130との間に、かつ、前記給排気ファン120の風力に押圧されることにより移動可能に設けられているものである。
このように構成されることにより、清掃装置140を移動させるための駆動源を別途設ける必要をなくすことができる。
具体的には、清掃装置140は、給気時には給排気ファン120の風力によりフィルター130から離間する方向へ移動し、排気時には給排気ファン120の風力によりフィルター130に近接する方向へ移動することとなる。したがって、給排気ファン120の風力を利用して、給気時には清掃装置140をフィルター130と接触しない位置に移動させ、排気時には清掃装置140をフィルター130と接触する位置に移動させることができる。
また、前記清掃装置140は、前記換気パイプ110内に設けられた回転軸141と、前記換気パイプ110内に設けられ、前記給排気ファン120の風力により前記回転軸141回りに回転することで前記フィルター130を清掃する清掃部(風車142及び突起部143)と、を具備するものである。
このように構成されることにより、清掃のための駆動源を別途設ける必要をなくすことができる。
また、本実施形態に係る第一換気装置100及び第二換気装置200は、前記換気パイプ110に固定され前記回転軸141を案内する支持部150(案内部)を具備し、前記第一換気装置100は、前記回転軸141が前記支持部150によって案内されることにより、移動可能に形成されているものである。
このように構成されることにより、清掃装置140の移動機構を簡易化することができる。
また、前記清掃部は、前記給排気ファン120の風力により前記回転軸141回りに回転する風車142と、前記風車142から外側に突出するように形成され、前記風車142の回転に伴って前記フィルター130を清掃する突起部143と、を具備し、前記第一換気装置100は、前記風車142が前記フィルター130に接触しないように移動が規制されているものである。
このように構成されることにより、フィルター130の破損を防止することができる。
また、前記第一換気装置100及び第二換気装置200は、前記給排気ファン120と接触しないように移動が規制されているものである。
このように構成されることにより、清掃装置140が給排気ファン120の回転を妨げるのを防止することができる。
また、本実施形態に係る換気システム1は、第一種換気方式の換気システム1であって、本実施形態に係る第一換気装置100と、前記第一換気装置100が前記給気運転を行っているときは前記排気運転を行い、前記第一換気装置100が前記排気運転を行っているときは前記給気運転を行う第二換気装置200と、を具備するものである。
このように構成されることにより、各換気装置(第一換気装置100及び第二換気装置200)から室内Rに異物が侵入するのを抑制しつつ、各換気装置のフィルター130を清掃することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、換気システム1は住宅Hに設けられるものとしたが、これに限定されるものではなく、任意の建物に設けることができる。また、換気システム1は、建物に限らず、換気が必要な室内空間を有するもの(例えば車両)などに設けることも可能である。
また、本実施形態においては、第一換気装置100及び第二換気装置200それぞれに清掃装置140が設けられるものとしたが、第一換気装置100又は第二換気装置200のいずれか一方のみに清掃装置140が設けられるものであってもよい。
また、本実施形態においては、清掃装置140(風車142)は、給排気ファン120の風力により回転及び移動するものとしたが、回転及び移動の駆動源を別途設けてもよい。また、清掃装置140の回転の駆動源又は移動の駆動源いずれか一方を別途設けてもよい。
また、本実施形態においては、支持部150の延伸方向(すなわち清掃装置140の移動方向)は、給排気ファン120の風向きと同じ方向(前後方向)としたが、給排気ファン120が給気運転を行っている時にフィルター130と接触しない位置に移動し、給排気ファン120が排気運転を行っている時にフィルター130と接触する位置に移動するものであれば、これに限定されるものではない。
また、本実施形態においては、突起部143は側面視略円弧状に形成されるものとしたが、突起部143の形状はこれに限定されるものではなく、例えば側面視直線状に形成されるものであってもよい。
また、本実施形態においては、風車142が回転軸141に対して固定され、車輪141aが回転軸141に対して回転可能であるものとしたが、風車142が回転軸141に対して回転可能であり、車輪141aが回転軸141に対して固定されていてもよい。或いは、風車142及び車輪141aともに回転軸141に対して回転可能であってもよい。また、必ずしも車輪141aが設けられていなくてもよく、この場合、風車142は回転軸141に対して回転可能に設けられる。
また、本実施形態においては、突起部143がフィルター130に衝突することにより当該フィルター130を清掃するものとしたが、必ずしも突起部143が設けられていなくてもよく、風車142がフィルター130に衝突するものとしてもよい。この場合、風車142は、断続的にフィルター130に衝突する形状(例えば側面視楕円状)に形成されることが望ましい。
また、本実施形態に係る換気装置(第一換気装置100又は第二換気装置200)は、給気及び排気ともに機械換気で強制的に行う第一種換気方式の換気システムに設けられるものとしたが、給気は機械換気で強制的に行うとともに排気は排気口から自然に行う第二種換気方式や、排気は機械換気で強制的に行うとともに給気は排気口から自然に行う第三種換気方式の換気システムに設けることもできる。但し、この場合、給気と排気とを切り替え可能なことが前提となる。
また、本実施形態においては、2つの換気装置(第一換気装置100及び第二換気装置200)が設けられるものとしたが、3つ以上の換気装置が設けられていてもよい。但し、この場合、給気量と排気量とが同じとなるように構成される必要がある。
1 換気システム
100 第一換気装置
110 換気パイプ
120 給排気ファン
130 フィルター
140 清掃装置
141 回転軸
142 風車
143 突起部
150 支持部
200 第二換気装置

Claims (7)

  1. 屋外と室内を連通する換気経路と、
    前記換気経路内に設けられ、屋外から室内に外気を取り込む給気運転と、室内の空気を屋外に排出する排気運転とを切り替え可能な給排気ファンと、
    前記換気経路内に設けられ、異物が室内に侵入するのを抑制するフィルターと、
    前記給排気ファンが前記給気運転を行っている時には前記フィルターと接触しない位置に移動し、前記給排気ファンが前記排気運転を行っている時には、前記フィルターと接触する位置に移動して前記フィルターを清掃する清掃装置と、
    を具備する、
    換気装置。
  2. 前記フィルターは、前記給排気ファンよりも屋外側に設けられており、
    前記清掃装置は、
    前記換気経路内において前記給排気ファンと前記フィルターとの間に、かつ、前記給排気ファンの風力に押圧されることにより移動可能に設けられている、
    請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記清掃装置は、
    前記換気経路内に設けられた回転軸と、
    前記換気経路内に設けられ、前記給排気ファンの風力により前記回転軸回りに回転することで前記フィルターを清掃する清掃部と、
    を具備する、
    請求項1又は請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記換気経路に固定され前記回転軸を案内する案内部を具備し、
    前記清掃装置は、
    前記回転軸が前記案内部によって案内されることにより、移動可能に形成されている、
    請求項3に記載の換気装置。
  5. 前記清掃部は、
    前記給排気ファンの風力により前記回転軸回りに回転する風車と、
    前記風車から外側に突出するように形成され、前記風車の回転に伴って前記フィルターを清掃する突起部と、
    を具備し、
    前記清掃装置は、
    前記風車が前記フィルターに接触しないように移動が規制されている、
    請求項3又は請求項4に記載の換気装置。
  6. 前記清掃装置は、
    前記給排気ファンと接触しないように移動が規制されている、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の換気装置。
  7. 第一種換気方式の換気システムであって、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の換気装置である第一換気装置と、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の換気装置であって、前記第一換気装置が前記給気運転を行っているときは前記排気運転を行い、前記第一換気装置が前記排気運転を行っているときは前記給気運転を行う第二換気装置と、
    を具備する、
    換気システム。
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