JP2008045799A - スプリット形空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】室内機を自動的に清掃した埃を室外に放出し、しかも、清掃した埃の室外への放出を専用のダクトを用いずに行う。
【解決手段】スプリット形空気調和機において、室内機2は、内部を清掃する清掃装置14と、排気ファン30を有して清掃装置14により清掃された埃を含む空気を排気する排気装置15と、を備え、室外機1は、加湿装置4と、加湿装置4により加湿された加湿空気を室内に供給する給気装置5と、を備え、排気装置15と給気装置5との間にダクト3が配置されている。ダクト3における室外に位置する中間部分に室外に連通する開口35が形成され、排気装置15により排気されてダクト3内を流れる埃を含む空気を開口35から室外に放出する第1切替位置と、給気装置5から供給されてダクト3内を流れる加湿空気を室内機2内に案内する第2切替位置とに切替可能な切換弁37が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】スプリット形空気調和機において、室内機2は、内部を清掃する清掃装置14と、排気ファン30を有して清掃装置14により清掃された埃を含む空気を排気する排気装置15と、を備え、室外機1は、加湿装置4と、加湿装置4により加湿された加湿空気を室内に供給する給気装置5と、を備え、排気装置15と給気装置5との間にダクト3が配置されている。ダクト3における室外に位置する中間部分に室外に連通する開口35が形成され、排気装置15により排気されてダクト3内を流れる埃を含む空気を開口35から室外に放出する第1切替位置と、給気装置5から供給されてダクト3内を流れる加湿空気を室内機2内に案内する第2切替位置とに切替可能な切換弁37が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スプリット形空気調和機に関し、特に、室内機内に排気装置が設けられ、室外機内に加湿装置が設けられたスプリット形空気調和機に関する。
室内機と室外機とに分離された構造であるスプリット形空気調和機においては、例えば、下記特許文献1に記載されているように、室外機の加湿ユニットと室内機とが給排気管により接続され、室内の換気や室内への加湿を行える機能を備えたものが知られている。
また、特許文献2に記載されているように、室内機に設けられているエアフィルタを自動的に清掃する清掃装置を備えたスプリット形空気調和機が知られている。
特開2003−176944号公報
特開2002−30395号公報
しかしながら、前述の空気調和機においては、以下の点について配慮がなされていない。
給排気管は、加湿空気を室内に供給したり、加湿が必要でないときには室外空気の室内への供給機能を用いて換気を行うことにのみ用いられている。
このため、室内機のエアフィルタ等を自動的に清掃する清掃装置を設けた場合、清掃装置により除去した埃を室外に放出しようとすれば、一端が室外に開口する専用のダクトを設ける必要があり、室外機と室内機との間に配管されるダクトの数が増え、スプリット形調和機の据付構造が複雑になる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、室内機を自動的に清掃した場合に、清掃した埃を室外に放出することができ、しかも、清掃した埃の室外への放出を専用のダクトを用いずに行うことができるスプリット形調和機を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、室内の空気が吸い込まれる吸込口と吸い込まれた空気が室内に吹き出す吹出口とが本体ケースに形成され、前記吸込口と前記吹出口とを連通する送風路内にエアフィルタと室内熱交換器と室内送風機とが配置された室内機と、圧縮機と室外熱交換器と室外送風機とを有する室外機と、を備えるスプリット形空気調和機において、前記室内機はさらに、前記室内機の内部を清掃する清掃装置と、排気ファンを有し、前記清掃装置により清掃された埃を含む空気を排気する排気装置と、を備え、前記室外機はさらに、加湿装置と、前記加湿装置により加湿された加湿空気を室内に供給する給気装置と、を備え、前記排気装置と前記給気装置との間にダクトが配置され、前記ダクトにおける室外に位置する中間部分に室外に連通する開口が形成され、前記排気装置により排気されて前記ダクト内を流れる埃を含む空気を前記開口から室外に放出する第1切替位置と、前記給気装置から供給されて前記ダクト内を流れる加湿空気を前記室内機内に案内する第2切替位置とに切替可能な切換弁が設けられていることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、室内の空気が吸い込まれる吸込口と吸い込まれた空気が室内に吹き出す吹出口とが本体ケースに形成され、前記吸込口と前記吹出口とを連通する送風路内にエアフィルタと室内熱交換器と室内送風機とが配置された室内機と、圧縮機と室外熱交換器と室外送風機とを有する室外機と、を備えるスプリット形空気調和機において、前記室内機はさらに、前記エアフィルタに付着した埃を除去する埃除去部と、一端側に形成された空気流入口と他端側に形成された空気流出口とを有して前記埃除去部により除去される埃を収容する埃収納部とを有し、前記エアフィルタの外周面に沿って移動可能に設けられるエアフィルタ清掃装置と、前記エアフィルタ清掃装置と着脱可能に連通され、前記空気流入口に連通されて前記埃収納部内に空気を送り込み、前記埃収納部に収納された埃を空気とともに前記空気流出口から排気する排気装置と、を備え、前記室外機はさらに、加湿装置と、前記加湿装置により加湿された加湿空気を室内に供給する給気装置と、を備え、前記給気装置と前記本体ケース内との間に位置し、前記本体ケース内に位置する端部に端部開口が形成され、前記エアフィルタ清掃装置の移動に伴って前記端部開口が前記空気流出口に着脱可能に連通されるダクトが設けられ、前記ダクトにおける室外に位置する中間部分に室外に連通する開口が形成され、前記排気装置により排気されて前記埃収納部を経由して前記ダクト内を流れる埃を含む空気を前記開口から室外に放出する第1切替位置と、前記給気装置から供給されて前記ダクト内を流れる加湿空気を前記室内機内に案内する第2切替位置とに切替可能な切換弁が設けられていることである。
本発明によれば、清掃装置により清掃された室内機内の埃を含む空気の室外への放出と、室内機内への加湿空気の供給とを、共通のダクトを用いて行うことができ、スプリット形調和機の据付構造を簡単化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るスプリット形空気調和機は、図1に示すように、室外機1と室内機2とにより構成されている。室外機1と室内機2とは冷媒配管(図示せず)とダクト3とを介して接続されている。
本発明の第1の実施の形態に係るスプリット形空気調和機は、図1に示すように、室外機1と室内機2とにより構成されている。室外機1と室内機2とは冷媒配管(図示せず)とダクト3とを介して接続されている。
室外機1には、冷房運転時又は暖房運転時に使用される機器として、圧縮機(図示せず)、室外熱交換器(図示せず)、室外送風機(図示せず)、室外機用の電気部品収納部(図示せず)等が設けられている。室外機1にはさらに、加湿装置4と、加湿装置4により加湿された加湿空気を室内機2が設置されている室内に供給する給気装置5とが設けられている。
図2は室内機2を一部を切り欠いて示す斜視図、図3は室内機2を示す縦断側面図である。室内機2には、冷房運転時又は暖房運転時に使用される機器として、エアフィルタ6と室内熱交換器7と室内送風機8とが設けられている。室内機2の本体ケース9には、前面部と上面部とに複数の吸込口10が形成され、本体ケース9の下部にはルーバー11により開度を調整される吹出口12が形成されている。本体ケース9内には、吸込口10と吹出口12とを連通する送風路13が形成され、この送風路13内にエアフィルタ6と室内熱交換器7と室内送風機8とが配置され、室内送風機8が駆動されることにより、室内の空気が吸込口10から吸い込まれ、吸い込まれた空気は送風路13内を通って吹出口12から吹き出す。エアフィルタ6は側面視L字形状に形成され、吸込口10から吸い込まれた空気がエアフィルタ6を通過する場合に、空気中に含まれている埃がエアフィルタ6により捕集される。
室内機2にはさらに、室内機2の内部の一部であるエアフィルタ6を清掃する清掃装置であるエアフィルタ清掃装置14と、エアフィルタ清掃装置14により清掃された埃を含む空気を排気する排気装置15と、電気部品収納部16とが設けられている。電気部品収納部16からは各電動機器に対して電力が供給され、及び、制御信号が出力される。
図4はエアフィルタ清掃装置14を示す縦断側面図、図5は図4におけるA−A線断面図、図6は図4におけるB−B線断面図である。エアフィルタ清掃装置14は、エアフィルタ6に付着した挨を除去するもので、エアフィルタ6の形状に倣った側面視L字形に形成された収納ケース17と、埃除去部であるブラシ18a、18bと、ブラシ18a、18bを中心線回りに回転駆動させるモータ19a、19bと、ブラシ18a、18bにより除去された埃を一時的に収納する空間である埃収納部20a、20bとを備えている。収納ケース17の下部には、埃収納部20a、20bに連通する埃排出口29が形成されている。なお、この実施の形態においては、清掃装置としてエアフィルタ清掃装置14を例に挙げて示しているが、室内機2内に設けられる清掃装置の他の例としては、室内送風機8のファンを清掃するファン清掃装置を挙げることができる。
エアフィルタ清掃装置14は、移動機構21によりエアフィルタ6の外周面に沿った方向(図1及び図2に示す矢印A方向)に往復移動可能に設けられている。移動機構21は、収納ケース17の一端側に設けられた送りネジ機構21aと収納ケース17の他端側に設けられたガイド機構21bとにより構成されている。
送りネジ機構21aは、収納ケース17の一端側に取付けられた雌ネジ部材22と、エアフィルタ6の外周面に沿った方向に延出して雌ネジ部材22に螺合されるボールネジ23と、ボールネジ23の一端側に連結されてボールネジ23を中心線回りに回転させるモータ24とを備えている。ボールネジ23の他端側は、軸受25により軸支されている。
ガイド機構21bは、ボールネジ23と平行に延出して本体ケース9の内周面に固定された長尺状の案内溝部材26と、収納ケース17の他端側に固定された案内ピン27とを備えている。案内溝部材26には、ボールネジ23エアフィルタ6の外周面に沿った方向に延出し、案内ピン27がスライド可能に嵌合される案内溝26aが形成されている。
モータ24を駆動させることによりエアフィルタ清掃装置14はエアフィルタ6の外周面に沿って矢印A方向に往復移動し、モータ24の駆動を停止させた場合には、エアフィルタ清掃装置14は仮想線で示す待機位置“P”に戻る。エアフィルタ清掃装置14の待機位置“P”は、電気部品収納部16の外周側の位置であり、吸込口10から吸込まれてエアフィルタ6及び室内熱交換器7に向かう空気の流路から外れた位置である。
一方のブラシ18aは垂直向きに配置され、収納ケース17に形成されたブラシ用開口28aからブラシ18aの先端側の一部が露出され、ブラシ18aの露出部分がエアフィルタ6の垂直部の外周面に当接されている。モータ19aにより駆動されてブラシ18aが中心線回りに回転し、及び、エアフィルタ清掃装置14がエアフィルタ6の外周面に沿って移動することにより、エアフィルタ6の垂直部に付着している埃がブラシ18aにより除去される。エアフィルタ6の垂直部から除去された埃は、ブラシ18aにより収納ケース17内に運ばれ、収納ケース17内に形成された埃収納部20aに一時的に収納される。
他方のブラシ18bは水平向きに配置され、収納ケース17に形成されたブラシ用開口28bからブラシ18bの先端側の一部が露出され、ブラシ18bの露出部分がエアフィルタ6の水平部の外周面に当接されている。モータ19bにより駆動されてブラシ18bが中心線回りに回転し、及び、エアフィルタ清掃装置14がエアフィルタ6の外周面に沿って移動することにより、エアフィルタ6の水平部に付着している埃がブラシ18bにより除去される。エアフィルタ6の水平部から除去された埃は、ブラシ18bにより収納ケース17内に運ばれ、収納ケース17内に形成された埃収納部20bに一時的に収納される。
排気装置15は、排気ファン30と、この排気ファン30を収納するファンケース31と、ファンケース31に連接された埃吸込ケース32とを有している。埃吸込ケース32には、埃吸込口33が形成されている。エアフィルタ清掃装置14が排気装置15に対して最も接近する位置に移動した場合、埃吸込口33と収納ケース17に形成された埃排出口29とが連通される。埃吸込口33と埃排出口29とが連通された状態で排気ファン30が駆動されると、埃収納部20a、20b内に収納されている埃が、排気ファン30により吸引され、埃を含む空気が排気される。
ダクト3は、排気装置15と室外機1の給気装置5との間に接続されている。ダクト3における室外に位置する中間部分には、ダクト3から分岐され、先端に室外に連通する開口35が形成された分岐管36が接続されている。
ダクト3と分岐管36との接続部分には、切換弁37が設けられている。この切換弁37は、排気装置15により排気されてダクト3内を流れる埃を含む空気を開口35から室外に放出する第1切替位置(図1において破線aで示す位置)と、給気装置5から供給されてダクト3内を流れる加湿空気を室内機2内に案内する第2切替位置(図1において破線bで示す位置)とに切替可能に設けられている。なお、切換弁37の第1切替位置と第2切替位置とへの切替は、この実施の形態ではダクト3内を流れる空気の風圧により行われる構造であるが、電磁式の切換弁を用いてもよい。
ダクト3の室内機2に位置する中間部分には、ダクト3から分岐されて先端に室内機2内に開口する第2開口38が形成された第2分岐管39が接続されている。
ダクト3と第2分岐管39の接続部分には、第2切換弁40が設けられている。この第2切換弁40は、排気装置15により排気されてダクト3内を流れる埃を含む空気を切換弁37が設けられている位置に向けて案内する第1切替位置(図1において破線cで示す位置)と、給気装置5から供給されてダクト3内を流れる加湿空気を第2開口38から室内機2内に放出する第2切替位置(図1において破線dで示す位置)とに切替可能に設けられている。なお、第2切換弁40の第1切替位置と第2切替位置とへの切替は、この実施の形態ではダクト3内を流れる空気の風圧により行われる構造であるが、電磁式の切換弁を用いてもよい。
このような構成において、加湿空気を室内に供給する加湿運転時には、室外機1において加湿装置4と給気装置5とが駆動され、室内機2において室内送風機8が駆動される。室外機1において加湿装置4と給気装置5とが駆動されることにより加湿空気が生成され、生成された加湿空気がダクト3内を図1において破線の矢印で示す方向に流れ、室内機2側へ供給される。
加湿空気がダクト3内を流れて室内機2側へ供給されることにより、加湿空気に押された切換弁37が破線bで示す第2切替位置に切替えられ、開口35に連通する通路が閉止される。
さらに、加湿空気が切換弁37の位置を通過してダクト3内を流れることにより、加湿空気に押された第2切換弁40が破線dで示す第2切替位置に切替えられる。
加湿運転時において、切換弁37が破線bで示す第2切替位置に切替えられることにより、加湿空気が開口35から室外に放出されることが防止される。また、第2切換弁40が破線dで示す第2切替位置に切替えられることにより、加湿空気は排気装置15側へ流入せずに、第2分岐管39の第2開口38から室内機2内に流入する。室内機2内に流入した加湿空気は、室内送風機8の駆動により、エアフィルタ6を通過して埃を除去された後に吹出口12から室内に吹き出し、室内が加湿される。
室内機2では、予め設定されたタイミングにより、又は、使用者の指示により、エアフィルタ6の清掃が自動的に行われる。
エアフィルタ6の自動清掃時には、送りネジ機構21aのモータ24が駆動され、待機位置“P”に位置しているエアフィルタ清掃装置14がエアフィルタ6の外周面に沿って排気装置15側へ移動する。さらに、モータ19a、19bにより駆動されるブラシ18a、18bが回転し、エアフィルタ6に付着している埃がブラシ18a、18bにより除去される。エアフィルタ6から除去された埃は、18a、18bにより収納ケース17内に運ばれ、収納ケース17内に形成された埃収納部20a、20bに一時的に収納される。
エアフィルタ清掃装置14が排気装置15に最も接近する位置まで移動した場合、エアフィルタ清掃装置14の埃排出口29と排気装置15の埃吸込口33とが密着して連通される。埃排出口29と埃吸込口33とが密着して連通された状態において、排気ファン30が駆動されることにより、埃収納部20a、20bに収納されている埃が排気ファン30により吸引され、埃を含む空気がファンケース31内を経由して、図1において実線の矢印で示す方向にダクト3内を流れる。
排気ファン30が駆動され、埃を含む空気が実線の矢印で示す方向へダクト3内を流れることにより、埃を含む空気に押された第2切換弁40が破線cで示す第1切替位置に切替えら、第2開口38に連通する通路が閉止される。第2切換弁40が破線cで示す第1切替位置に切替えられることにより、埃を含む空気は第2切換弁40の位置を通過して引き続きダクト3内を流れる。
ダクト3内を引き続き流れる埃を含む空気が切換弁37の位置に到達すると、切換弁37は埃を含む空気に押されて破線aで示す第1切替位置に切替えられ、給気装置5に連通する通路が閉止されるとともに開口35に連通する通路が開放される。これにより、ダクト3内を流れる埃を含む空気は、切換弁37の位置で分岐管36内に流入し、実線の矢印で示すように開口35から室外へ放出される。
したがって、このスプリット形空気調和機によれば、共通のダクト3を利用し、室外機1で生成された加湿空気の室内への供給と、エアフィルタ清掃装置14により清掃された埃を含む空気の室外への放出とを行うことができる。これにより、室外機1と室内機2との間に配管されるダクトの数を増やすことがなく、スプリット形調和機の据付構造を簡単化することができる。
また、エアフィルタ清掃装置14が排気装置15に最も接近する位置に移動した場合に、収納ケース17の埃排出口29と排気装置15の埃吸込口33とが連通されるため、埃排出口29と埃吸込口33とを常時接続する構造が不要となる。このため、エアフィルタ清掃装置14の埃収納部20a、20bに収納された埃を、排気装置15とダクト3とを用いて室外に放出するための構造を簡単化することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るスプリット形空気調和機について、図7に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態に係るスプリット形空気調和機について、図7に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
室内機2には、第1の実施の形態で説明したエアフィルタ清掃装置14に代えてエアフィルタ清掃装置14Aが設けられ、第1の実施の形態で説明した排気装置15に代えて排気装置15Aが設けられている。
エアフィルタ清掃装置14Aは、エアフィルタ清掃装置14と同じようにエアフィルタ6の形状に倣った側面視L字形に形成された収納ケース17と、埃除去部であるブラシ18a、18bと、モータ19a、19b(図1参照)と、埃収納部20a、20bとを備えている。収納ケース17の一端側である下部には、埃収納部20a、20bに連通する空気流入口51が形成され、収納ケース17の他端側である上部には埃収納部20a、20bに連通する空気流出口52が形成されている。エアフィルタ清掃装置14Aは、エアフィルタ6の外周面に沿った矢印A方向に往復移動可能に設けられている。
排気装置15Aは、排気ファン53と、この排気ファン53を収納するファンケース54と、ファンケース54に連接された排気ダクト55とを備えている。排気ダクト55の先端部には、エアフィルタ清掃装置14Aが排気装置15Aに最も接近する位置に移動した場合に空気流入口51に接続可能な4が送風口56が形成されている。
室外機1の給気装置5と室内機2の本体ケース9との間には、ダクト57が設けられている。ダクト57における本体ケース9内に位置する端部には端部開口58が形成され、エアフィルタ清掃装置14Aが排気装置15Aに最も接近する位置に移動した場合に、端部開口58と空気流出口52とが密着して接続され、連通される。
ダクト57における室外に位置する部分には、ダクト57から分岐されて先端に室外に連通する開口59が形成された分岐管60が接続されている。
ダクト57と分岐管60との接続部分には、切換弁37が設けられている。この切換弁37は、排気装置15Aにより排気されてダクト57内を流れる埃を含む空気を開口35から室外に放出する第1切替位置(図7において破線aで示す位置)と、給気装置5から供給されてダクト57内を流れる加湿空気を室内機2内に案内する第2切替位置(図7において破線bで示す位置)とに切替可能に設けられている。
このような構成において、加湿空気を室内に供給する加湿運転時には、室外機1において加湿装置4と給気装置5とが駆動され、室内機2において室内送風機8が駆動される。室外機1において加湿装置4と給気装置5とが駆動されることにより加湿空気が生成され、生成された加湿空気がダクト57内を図7において破線の矢印で示す方向に流れ、室内機2側へ供給される。
加湿空気がダクト57内を流れて室内機2側へ供給されることにより、加湿空気に押された切換弁37が破線bで示す第2切替位置に切替えられ、開口35に連通する通路が閉止され、加湿空気が開口35から室外に放出されることが防止される。切換弁37の位置を通過して引き続きダクト57内を流れる加湿空気は、破線の矢印で示すようにダクト57の端部開口58から室内機2内に流入する。室内機2内に流入した加湿空気は、室内送風機8の駆動により、エアフィルタ6を通過して埃を除去された後に吹出口12から室内に吹き出し、室内が加湿される。
室内機2では、予め設定されたタイミングにより、又は、使用者の指示により、エアフィルタ6の清掃が自動的に行われる。
エアフィルタ6の自動清掃時には、送りネジ機構21aのモータ24が駆動され、待機位置“P”に位置しているエアフィルタ清掃装置14Aがエアフィルタ6の外周面に沿って排気装置15A側へ移動する。さらに、モータ19a、19bにより駆動されるブラシ18a、18bが回転し、エアフィルタ6に付着している埃がブラシ18a、18bにより除去される。エアフィルタ6から除去された埃は、18a、18bにより収納ケース17内に運ばれ、収納ケース17内に形成された埃収納部20a、20bに一時的に収納される。
エアフィルタ清掃装置14Aが排気装置15Aに最も接近する位置まで移動した場合、エアフィルタ清掃装置14Aの埃収納部20a、20bの空気流入口51と排気装置15Aの送風口56とが密着して連通される。さらに、エアフィルタ清掃装置14Aの埃収納部20a、20bの空気流出口52とダクト57の端部開口58とが密着して連通される。
送風口56と空気流入口51とが密着して連通され、及び、空気流出口52と端部開口58とが密着して連通された状態において、排気ファン53が駆動されることにより、実線の矢印で示すように、排気ファン53から埃収納部20a、20b内に空気が送り込まれる。この空気の送り込みにより、埃収納部20a、20b内の埃が空気とともに空気流出口52からダクト57内に排気される。
排気ファン53が駆動され、埃を含む空気が実線の矢印で示す方向へダクト57内を流れることにより、埃を含む空気に押された切換弁37破線aで示す第1切替位置に切替えられる。これにより、給気装置5に連通する通路が閉止されるとともに開口59に連通する通路が開放され、ダクト57内を流れる埃を含む空気は、切換弁37の位置で分岐管60内に流入し、開口59から室外へ放出される。
したがって、このスプリット形空気調和機によれば、共通のダクト57を利用し、室外機1で生成された加湿空気の室内への供給と、エアフィルタ清掃装置14Aにより清掃された埃を含む空気の室外への放出とを行うことができる。これにより、室外機1と室内機2との間に配管されるダクトの数を増やすことがなく、スプリット形調和機の据付構造を簡単化することができる。
また、エアフィルタ清掃装置14Aが排気装置15Aに最も接近する位置に移動した場合に、エアフィルタ清掃装置14Aの空気流入口51と排気装置15Aの送風口56とが連通されるため、送風口56と空気流入口51とを常時接続する構造が不要となる。このため、エアフィルタ清掃装置14Aの埃収納部20a、20bに収納された埃を排気装置15Aとダクト57とを用いて室外に放出するための構造を簡単化することができる。
また、エアフィルタ清掃装置14Aが排気装置15Aに最も接近する位置に移動した場合に、エアフィルタ清掃装置14Aの空気流出口52と端部開口58とが連通され、エアフィルタ清掃装置14Aが排気装置15Aから離れることによりこの連通状態が解除される。このため、ダクト57の端部開口58側に、加湿空気と埃を含む空気との流れ方向を切替えるための弁機構が不要となる。
1…室外機、2…室内機、3…ダクト、4…加湿装置、5…給気装置、6…エアフィルタ、8…室内送風機、9…本体ケース、10…吸込口、12…吹出口、13…送風路、14…清掃装置、14A…エアフィルタ清掃装置、15…排気装置、15A…排気装置、18a、18b…埃除去部、20a、20b…埃収納部、29…埃排出口、30…排気ファン、35…開口、37…切換弁、38…第2開口、40…第2切換弁、51…空気流入口、52…空気流出口、53…排気ファン、57…ダクト、58…端部開口、59…開口
Claims (3)
- 室内の空気が吸い込まれる吸込口と吸い込まれた空気が室内に吹き出す吹出口とが本体ケースに形成され、前記吸込口と前記吹出口とを連通する送風路内にエアフィルタと室内熱交換器と室内送風機とが配置された室内機と、圧縮機と室外熱交換器と室外送風機とを有する室外機と、を備えるスプリット形空気調和機において、
前記室内機はさらに、前記室内機の内部を清掃する清掃装置と、排気ファンを有し、前記清掃装置により清掃された埃を含む空気を排気する排気装置と、を備え、
前記室外機はさらに、加湿装置と、前記加湿装置により加湿された加湿空気を室内に供給する給気装置と、を備え、
前記排気装置と前記給気装置との間にダクトが配置され、前記ダクトにおける室外に位置する中間部分に室外に連通する開口が形成され、前記排気装置により排気されて前記ダクト内を流れる埃を含む空気を前記開口から室外に放出する第1切替位置と、前記給気装置から供給されて前記ダクト内を流れる加湿空気を前記室内機内に案内する第2切替位置とに切替可能な切換弁が設けられていることを特徴とするスプリット形空気調和機。 - 前記ダクトの前記室内機に位置する中間部分に第2開口が形成され、
前記排気装置により排気されて前記ダクト内を流れる埃を含む空気を前記切換弁が設けられている位置に向けて案内する第1切替位置と、前記給気装置から供給されて前記ダクト内を流れる加湿空気を前記第2開口から前記室内機内に放出する第2切替位置とに切替可能な第2切替弁が設けられていることを特徴とする請求項1記載のスプリット形空気調和機。 - 室内の空気が吸い込まれる吸込口と吸い込まれた空気が室内に吹き出す吹出口とが本体ケースに形成され、前記吸込口と前記吹出口とを連通する送風路内にエアフィルタと室内熱交換器と室内送風機とが配置された室内機と、圧縮機と室外熱交換器と室外送風機とを有する室外機と、を備えるスプリット形空気調和機において、
前記室内機はさらに、前記エアフィルタに付着した埃を除去する埃除去部と、一端側に形成された空気流入口と他端側に形成された空気流出口とを有して前記埃除去部により除去される埃を収容する埃収納部とを有し、前記エアフィルタの外周面に沿って移動可能に設けられるエアフィルタ清掃装置と、前記エアフィルタ清掃装置と着脱可能に連通され、前記空気流入口に連通されて前記埃収納部内に空気を送り込み、前記埃収納部に収納された埃を空気とともに前記空気流出口から排気する排気装置と、を備え、
前記室外機はさらに、加湿装置と、前記加湿装置により加湿された加湿空気を室内に供給する給気装置と、を備え、
前記給気装置と前記本体ケース内との間に位置し、前記本体ケース内に位置する端部に端部開口が形成され、前記エアフィルタ清掃装置の移動に伴って前記端部開口が前記空気流出口に着脱可能に連通されるダクトが設けられ、前記ダクトにおける室外に位置する中間部分に室外に連通する開口が形成され、前記排気装置により排気されて前記埃収納部を経由して前記ダクト内を流れる埃を含む空気を前記開口から室外に放出する第1切替位置と、前記給気装置から供給されて前記ダクト内を流れる加湿空気を前記室内機内に案内する第2切替位置とに切替可能な切換弁が設けられていることを特徴とするスプリット形空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006220932A JP2008045799A (ja) | 2006-08-14 | 2006-08-14 | スプリット形空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006220932A JP2008045799A (ja) | 2006-08-14 | 2006-08-14 | スプリット形空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008045799A true JP2008045799A (ja) | 2008-02-28 |
Family
ID=39179702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006220932A Pending JP2008045799A (ja) | 2006-08-14 | 2006-08-14 | スプリット形空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008045799A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008057846A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機 |
JP2011122748A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
-
2006
- 2006-08-14 JP JP2006220932A patent/JP2008045799A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008057846A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機 |
JP2011122748A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
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