JP2015016019A - 液体消臭剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】悪臭に対してより優れた消臭効果および防臭効果を有する液体消臭剤の提供。【解決手段】本発明の液体消臭剤は、界面活性剤(A)と、銅、マンガン、ニッケル、コバルト、鉄及び亜鉛から選択される少なくとも1種(B)と、前記(B)成分と錯体を形成するアミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤(C)と、ビグアニド系ポリマー(D)と、エタノール(E)を10〜80質量%とを含有する。【選択図】なし

Description

本発明は、液体消臭剤に関する。
近年、衛生意識の高まりや気密性の高い住宅の普及等によって、消費者の悪臭に対する意識が高くなり、また、悪臭に対する敏感さがより一層高まる傾向にある。生活空間内の悪臭の発生源としては、例えば台所、冷蔵庫、ゴミ箱、靴入れ、トイレ、浴室などが挙げられる。これらの発生源の中でも台所から発生する悪臭、特に生ごみから発生する悪臭は不快である。
悪臭を消臭するための消臭剤として、例えば特許文献1には、亜鉛化合物や銅化合物を含有する抗菌・消臭剤組成物が開示されている。
特許文献2には、植物抽出物と、消臭効果を有する香料と、エタノールと、界面活性剤とを含有する消臭剤組成物が開示されている。
特許文献3には、アルカノールアミン化合物と、分子内にカルボン酸基を2〜5個有するポリカルボン酸化合物と、水とを含有する消臭剤組成物が開示されている。
特開平10−277139号公報 特開2001−178806号公報 特開2008−23090号公報
ところで、夏場など室温が高い環境下(高温環境下)では、生ごみ中の菌や微生物が増殖しやすく、食材等の腐敗が進行しやすい。そのため、高温環境下では生ごみから発生する悪臭が強くなる。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の消臭剤組成物では、高温環境下での悪臭に対する十分な消臭効果や防臭効果を得ることは困難であった。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、悪臭に対してより優れた消臭効果および防臭効果を有する液体消臭剤を提供することを目的とする。
本発明は以下の態様を有する。
[1] 界面活性剤(A)と、銅、マンガン、ニッケル、コバルト、鉄及び亜鉛から選択される少なくとも1種(B)と、前記(B)成分と錯体を形成するアミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤(C)と、ビグアニド系ポリマー(D)と、エタノール(E)を10〜80質量%とを含有する、液体消臭剤。
本発明の液体消臭剤は、悪臭に対してより優れた消臭効果および防臭効果を有する。
本発明の液体消臭剤は、界面活性剤(A)(以下、「(A)成分」ということもある。)と、銅、マンガン、ニッケル、コバルト、鉄及び亜鉛から選択される少なくとも1種(B)(以下、「(B)成分」ということもある。)と、前記(B)成分と錯体を形成するアミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤(C)(以下、「(C)成分」ということもある。)と、ビグアニド系ポリマー(D)(以下、「(D)成分」ということもある。)と、エタノール(E)(以下、「(E)成分」ということもある。)を含有するものである。
以下、各成分について説明する。
<(A)成分>
(A)成分は、界面活性剤である。液体消臭剤が(A)成分を含有することで、消臭対象物(悪臭の発生源)に浸透しやすくなると共に、消臭対象物から発生する悪臭に対する消臭効果および防臭効果の向上が図れる。これは、液体消臭剤中で、(A)成分が(D)成分と会合体を形成し、さらにこの会合体が(B)成分と(C)成分とで形成された錯体を取り込むことで、この会合体が消臭対象物の隅々まで吸着し、消臭効果および防臭効果を発揮するためと考えられる。
(A)成分としては、アニオン界面活性剤(A1)(以下、「(A1)成分」ということもある。)、両性界面活性剤(A2)(以下、「(A2)成分」ということもある。)、非イオン界面活性剤(A3)(以下、「(A3)成分」ということもある。)、半極性界面活性剤(A4)(以下、「(A4)成分」ということもある。)などが挙げられる。 (A)成分としては、(A1)成分、(A3)成分が好ましく、(D)成分と会合体を形成しやすい点で、(A1)成分が特に好ましい。
(A1)成分としては、従来公知のアニオン界面活性剤が使用でき、例えばアルキルサルフェート、アルコールエトキシサルフェート、アルキルベンゼンスルホン酸、α−スルホ脂肪酸、α−オレフィンスルホン酸、アルキルスルホネート、アルキルタウレート、石鹸、アルキルエトキシカルボキシレート、アシルアラニネート、アルキルリン酸エステル、ジアルキルスルホコハク酸、アルカンスルホン酸、アルキルイミノジ酢酸等や、これらの塩が挙げられる。塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩などが挙げられる。これらの中でも、浸透力や油溶解性に優れる観点から、アルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩が好ましい。
これらの(A1)成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
アルカンスルホン酸塩としては、二級アルカンスルホン酸塩(以下、「SAS」ということもある。)が好ましい。
SASは、「パラフィンスルホン酸塩」とも呼ばれる界面活性剤であって、通常、1分子当たり炭素数10〜21の二級アルキルスルホン酸塩の混合物の形態で提供される。本発明においては、この混合物中に1分子当たり炭素数13〜18の二級アルキルスルホン酸塩を80質量%以上含有するものが好ましく、90質量%以上含有するものがより好ましい。なお、この混合物には、少量の一級アルキルスルホン酸塩、ジスルホン酸塩、ポリスルホン酸塩が含まれていてもよい。
SASとしては、下記一般式(a1)で表される化合物が好ましい。
Figure 2015016019
式(a1)中、p+q=10〜14であり、Mは対イオンである。
すなわち、前記式(a1)で表される化合物は、炭素数13〜17(ただし、式(a1)におけるM中の炭素数は含まない。)の二級アルキルスルホン酸塩である。
p+qが10以上であると、消臭対象物に対する浸透力がより向上する。一方、p+qが14以下であると、式(a1)で表される化合物自体の溶解性が良好となるため、保存時における析出などが抑制される。
対イオンとなるMとしては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンなどが挙げられる。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウムなどが挙げられる。アルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウムなどが挙げられる。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが挙げられる。これらの中でもアルカリ金属が好ましく、ナトリウムが特に好ましい。
SASとしては市販品を用いることができ、例えばクラリアントジャパン株式会社製の「HOSTAPUR SAS30A」、「HOSTAPUR SAS60」(いずれも、炭素数13〜17の二級アルキルスルホン酸ナトリウムの含有量が90質量%以上);Bayer社製の「MERSOL80」(平均炭素数15、炭素数13〜17の二級アルキルスルホン酸ナトリウムの含有量が80質量%以上);SASOL社製の「MARLON PS65」、「MARLON PS60」、「MARLON PS60W」(いずれも、炭素数13〜17の二級アルキルスルホン酸ナトリウムの含有量が90質量%以上)などが挙げられる。
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、炭素数が8〜16のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましい。アルキル基の炭素数は10〜14が好ましい。アルキル基は直鎖状であってもよいし、分岐鎖状であってもよい。
ジアルキルスルホコハク酸塩としては、ジアルキル(炭素数6〜18)スルホコハク酸エステル塩(例えばジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等)、(ポリ)オキシエチレン(平均繰り返し数=1〜50)ジアルキル(炭素数8〜24)スルホコハク酸エステル塩(例えばジ−ポリオキシエチレン(平均繰り返し数=2〜20)ラウリルスルホコハク酸ナトリウム等)などが挙げられる。
(A2)成分としては、例えばラウリン酸アミドプロピルベタイン、オクチルアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ラウリルアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ステアリル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ステアリル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、パルミチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられる。
(A3)成分としては、従来公知の非イオン界面活性剤が使用でき、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、アルキルポリグルコシド、脂肪酸ポリグリセリンエステル、脂肪酸ショ糖エステル、脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。
(A4)成分としては、従来公知の半極性界面活性剤が使用できる。
ここで、「半極性界面活性剤」とは、半極性結合(無極性結合及び極性結合の中間の性質を有する結合)を有する界面活性剤のことであり、半極性界面活性剤が溶解する溶液または分散する分散系のpHにより、カチオン性、アニオン性、または両極性となる。
(A4)成分としては、ドデシルジメチルアミンオキサイド、ミリスチルジメチルアミンオキサイド、ヤシアルキルジメチルアミンオキサイド等のアルキルアミンオキサイド;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルアミンオキサイド、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキサイド等のアミドアミンオキサイドなどが挙げられる。
液体消臭剤100質量%中の(A)成分の含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、1〜3質量%がより好ましい。(A)成分の含有量が上記下限値未満であると、液体消臭剤の消臭対象物への浸透力が低下したり、(D)成分との会合体が十分に形成されず、消臭効果や防臭効果が低下したりするおそれがある。一方、(A)成分の含有量が上記上限値超であると、例えば生ごみ中の菌や微生物の増殖を促し、防臭効果が低下するおそれがある。
<(B)成分>
(B)成分は、銅、マンガン、ニッケル、コバルト、鉄及び亜鉛から選択される少なくとも1種である。液体消臭剤が(B)成分を含有することで、優れた消臭効果および防臭効果を発揮する。これは、液体消臭剤中で(B)成分が(C)成分と錯体を形成し、この錯体が微生物の増殖を抑制したり、臭気を吸着したりするためと考えられる。
(B)成分としては、マンガン、銅又は亜鉛が好ましく、銅又は亜鉛がより好ましく、亜鉛がさらに好ましい。これらの(B)成分を用いることで、消臭効果および防臭効果をさらに高められる。
(B)成分は、各種金属化合物として配合されてもよいし、後述する(C)成分との錯体として配合されてもよい。ただし、液体消臭剤の美観、生産効率等の観点から、(B)成分を金属化合物として配合することが好ましい。
金属化合物は、水に溶解するものであればよく、金属化合物を形成する塩としては、硝酸塩、硫酸塩、塩化物、過塩素酸過物、塩化アンモニウム塩、シアン化物等の無機塩、酢酸塩、グルコン酸塩、酒石酸塩、グリシン塩等の有機塩等が挙げられる。
マンガン化合物としては、水中でマンガンイオンを放出するものであれば特に限定されず、例えば、硝酸マンガン、硫酸マンガン、塩化マンガン、酢酸マンガン、過塩素酸マンガン、マンガンアセチルアセトナート等が挙げられる。これらの中でも、取り扱い性、コスト、原料供給性等の点で硫酸マンガン、塩化マンガンが好ましい。
銅化合物としては、水中で銅イオンを放出するものであれば特に限定されず、例えば、硝酸銅、硫化銅、硫酸銅、塩化銅、酢酸銅、シアン化銅、塩化アンモニウム銅、グルコン酸銅、酒石酸銅、過塩素酸銅等が挙げられる。これらの中でも、取り扱い性、コスト、原料供給性等の点で硫酸銅、塩化銅、グルコン酸銅が好ましく、硫酸銅がより好ましい。
亜鉛化合物としては、水中で亜鉛イオンを放出するものであれば特に限定されず、例えば、硝酸亜鉛、硫化亜鉛、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、シアン化亜鉛、塩化アンモニウム亜鉛、グルコン酸亜鉛、酒石酸亜鉛、過塩素酸亜鉛等が挙げられる。これらの中でも、取り扱い性、コスト、原料供給性等の点で硫酸亜鉛、塩化亜鉛、グルコン酸塩が好ましく、硫酸亜鉛がより好ましい。
液体消臭剤100質量%中の(B)成分の含有量は、(B)成分の種類を勘案して決定でき、例えば、0.1〜6質量%が好ましい。(B)成分の含有量が上記下限値未満であると、消臭効果および防臭効果が不十分になるおそれがあり、上記上限値超としても、消臭効果および防臭効果のさらなる向上が図れないおそれがある。
例えば、(B)成分としてマンガンを用いる場合、液体消臭剤100質量%中のマンガンの含有量は、0.001〜0.5質量%が好ましく、0.01〜0.3質量%がより好ましく、0.02〜0.15質量%がさらに好ましい。マンガンの含有量が上記下限値未満であると、消臭効果が不十分になるおそれがあり、上記上限値超としても、消臭効果のさらなる向上が図れないおそれがあるためである。
あるいは、(B)成分として銅を用いる場合、液体消臭剤100質量%中の銅の含有量は、0.001〜0.5質量%が好ましく、0.01〜0.3質量%がより好ましく、0.02〜0.15質量%がさらに好ましい。銅の含有量が上記下限値未満であると、消臭効果が不十分になるおそれがあり、上記上限値超としても、消臭効果のさらなる向上が図れないおそれがあるためである。
また、例えば、(B)成分として亜鉛を用いる場合、液体消臭剤100質量%中の亜鉛の含有量は、0.002〜2質量%が好ましく、0.02〜1質量%がより好ましく、0.05〜0.5質量%がさらに好ましい。亜鉛の含有量が上記下限値未満であると、消臭効果が不十分になるおそれがあり、上記上限値超としても、消臭効果のさらなる向上が図れないおそれがあるためである。
(B)成分を(C)成分との錯体として配合する場合、錯体は、例えば、国際公開第09/078459号に記載の錯体の製造方法により製造できる。
<(C)成分>
(C)成分は、(B)成分と錯体を形成するアミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤である。液体消臭剤が(C)成分を含有することで、優れた消臭効果および防臭効果を発揮する。
(C)成分としては、例えば、ニトリロトリ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、β−アラニンジ酢酸塩、アスパラギン酸ジ酢酸塩、メチルグリシンジ酢酸塩、イミノジコハク酸塩等のアミノカルボン酸塩;セリンジ酢酸塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩、ジヒドロキシエチルグリシン塩等のヒドロキシアミノカルボン酸塩が挙げられる。なかでも、好ましくはカルボキシル基を分子中に2つ以上有するアミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤であり、より好ましくは下記一般式(c1)又は下記一般式(c2)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2015016019
式(c1)中、X11〜X14は、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はカチオン性アンモニウムを表し、R11は水素原子又はヒドロキシ基を表し、n1は0又は1の整数を表す。
Figure 2015016019
式(c2)中、Aはアルキル基、カルボキシ基、スルホ基、アミノ基、ヒドロキシ基又は水素原子を表し、X21〜X23は、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はカチオン性アンモニウムを表し、n2は0〜5の整数を表す。
式(c1)中、X11〜X14におけるアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウムなどが挙げられる。アルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウムなどが挙げられる。なお、X11〜X14のうち少なくとも1つがアルカリ土類金属である場合には1/2原子分に相当する。例えば、X11がカルシウムの場合、−COOX11は、「−COO1/2(Ca)」となる。
カチオン性アンモニウムとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミンが挙げられ、例えば、アンモニウムの水素原子の1〜3個がアルカノール基で置換されたものが挙げられる。アルカノール基の炭素数は1〜3が好ましい。
中でも、X11〜X14は、アルカリ金属が好ましい。
式(c1)中のX11〜X14は、それぞれ、同じであってもよく、異なっていてもよい。
式(c1)中のR11は、水素原子、ヒドロキシ基のいずれであってもよい。
式(c1)中のn1は、1が好ましい。
式(c1)で表される化合物としては、例えばイミノジコハク酸、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸又はそれらの塩等が挙げられる。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩などが挙げられる。これらの中でも、ナトリウム塩又はカリウム塩がより好ましい。
式(c2)中、X21〜X23におけるアルカリ金属、アルカリ土類金属、カチオン性アンモニウムとしては、それぞれ、前記X11〜X14におけるアルカリ金属、アルカリ土類金属、カチオン性アンモニウムと同様のものが挙げられる。X21〜X23は、アルカリ金属が好ましい。
式(c2)中のX21〜X23は、それぞれ、同じであってもよく、異なっていてもよい。
式(c2)のAにおけるアルキル基は、直鎖状であってもよいし、分岐鎖状であってもよい。アルキル基の炭素数は1〜30が好ましく、1〜18がより好ましい。該アルキル基は、その水素原子の一部が置換基にて置換されていてもよい。置換基としては、スルホ基(−SOH)、アミノ基(−NH)、ヒドロキシ基、ニトロ基(−NO)等が挙げられる。
Aは、アルキル基、カルボキシ基、スルホ基、アミノ基、ヒドロキシ基、水素原子のいずれであってもよく、水素原子が好ましい。
式(c2)中のn2は、0〜2の整数が好ましく、1がより好ましい。
式(c2)で表される化合物としては、例えばニトリロトリ酢酸、メチルグリシンジ酢酸、ジカルボキシメチルグルタミン酸、L−アスパラギン酸−N,N−二酢酸、セリン二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸又はそれらの塩等が挙げられる。これらの中でも、ニトリロトリ酢酸、メチルグリシンジ酢酸、ジカルボキシメチルグルタミン酸、L−アスパラギン酸−N,N−二酢酸又はそれらの塩が好ましく、メチルグリシンジ酢酸又はその塩がより好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩や、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩などが挙げられる。これらの中でも、ナトリウム塩又はカリウム塩が好ましい。
これらの(C)成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
液体消臭剤100質量%中の(C)成分の含有量は、特に限定されないが、0.1〜5質量%が好ましく、0.2〜3質量%がより好ましい。(C)成分の含有量が上記範囲内であれば、消臭効果および防臭効果 をより高められる。
また、(B)成分中の金属イオンと(C)成分のモル比(以下、「(B)/(C)モル比」ということもある。)は、0.1〜3が好ましく、0.5〜2がより好ましく、1がさらに好ましい。(B)/(C)モル比が上記範囲内であれば、(B)成分と(C)成分とで形成される錯体の量が十分なものとなり、消臭効果および防臭効果がより高まる。
また、(B)成分と(C)成分の含有量の合計は、1〜11質量%が好ましく、3〜7質量%がより好ましい。含有量の合計が上記下限値未満であると、(B)成分と(C)成分とで形成される錯体の量が不十分となり、消臭効果や防臭効果が低下するおそれがある。一方、含有量の合計が上記上限値超であると、たとえば、液体消臭剤中において、(B)成分と(C)成分の錯体が析出し、消臭効果や防臭効果が低下するおそれがある。
<(D)成分>
(D)成分は、ビグアニド系ポリマーである。
(D)成分と(A)成分とを併用することで、消臭効果および防臭効果が高まる。(A)成分と(D)成分とを併用することにより、優れた消臭効果および防臭効果を発揮する理由は定かではないが、以下のように推測される。
液体消臭剤中で(A)成分と(D)成分とは、会合体(以下、「A−D会合体」ということもある。)を形成する。このA−D会合体は、(D)成分単独に比べて消臭対象物に吸着しやすい。このため、A−D会合体として消臭対象物に付着した(D)成分により消臭効果および防臭効果が発揮される。
さらに、A−D会合体が(B)成分と(C)成分とで形成される錯体を取り込み、この錯体との相乗効果により、優れた消臭効果および防臭効果が発揮される。
(D)成分としては、例えば、下記一般式(d1)で表されるポリアルキレンビグアニド化合物等のビグアニド化合物が好ましい。
Figure 2015016019
式(d1)中、n5は、[(CH−NH−C(NH)−NH−C(NH)−NH−(CH]で表される単位の平均繰り返し数を表す1〜40の数であり、好ましくは2〜14であり、より好ましくは11〜13であり、さらに好ましくは12である。n5が上記下限値以上であれば、(D)成分は、(B)成分と(C)成分とで形成される錯体を取り込んだ(A)成分との会合体を形成し、消臭対象物に吸着されやすくなる。このため、菌増殖抑制効果に加え消臭効果および防臭効果をより高められる。
n5の平均が上記上限値以下であれば、(D)成分の水への溶解性が良好となり、液体消臭剤の経時における液安定性を高められる。
式(d1)中、HYは、有機酸又は無機酸を示し、塩酸、グルコン酸、酢酸が好ましく、塩酸がより好ましい。
式(d1)中、m5は、n5と同じであってもよいし、異なっていてもよい。HYは、ビグアニド基の窒素原子と部分的に結合して塩を形成するため、n5とm5とは異なっていてもよい。
(D)成分としては、市販のものを用いることができ、式(d1)のn5が12、HYがHClであり、純分20質量%の水分散液(pH4.5)であるポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩(アーチ・ケミカルズ・ジャパン株式会社製、「Proxel IB(登録商標)」)などが挙げられる。
これらの(D)成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
液体消臭剤100質量%中の(D)成分の含有量は、0.1〜2質量%が好ましく、0.5〜1質量%がより好ましい。(D)成分の含有量が上記下限値未満であると、除菌効果および抗菌効果が低下し、消臭効果および防臭効果が不十分となるおそれがある。一方、(D)成分の含有量が上記上限値超であると、例えば生ごみ中の菌や微生物の増殖を促すなどして、防臭効果が低下するおそれがある。
<(E)成分>
(E)成分は、エタノールである。液体消臭剤が(E)成分を含有することで、高温環境下での悪臭に対する消臭効果および防臭効果が高まると共に、液体消臭剤の消臭対象物への浸透力が向上する。
(E)成分としては特に制限されず、一般的に市販されているものを使用できる。また、例えば、ビトレックス変性やシトラス変性されたエタノールでも何ら問題なく使用できる。
液体消臭剤100質量%中の(E)成分の含有量は、10〜80質量%であり、20〜50質量%が好ましい。(E)成分の含有量が上記下限値未満であると、消臭効果および防臭効果が不十分となる。一方、(E)成分の含有量が上記上限値超であると、液体消臭剤の組成バランスが崩れ、防臭効果が低下する。
<任意成分>
液体消臭剤は、(A)〜(E)成分に加え、溶媒を含有する。また、消臭効果をより高める点で、消臭基材や香料を含有することが好ましい。
溶媒としては、水、水溶性溶媒などが挙げられる。
水溶性溶媒としては、任意の比率で水と混ぜて透明に混ざるものであれば特に制限されないが、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールなどの炭素数2〜6のグリコール類;グリセリン、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどの炭素数3〜8の多価アルコール類などが挙げられる。
消臭基材としては、植物からの抽出物を主成分とするものが好ましく、具体的には、植物の葉、葉柄、実、茎、根、樹皮、花など各器官から抽出された有効成分が挙げられる。これら有効成分は、悪臭と化学的に反応することにより悪臭を消臭することができる。
このような消臭基材としては市販品を用いることができ、例えばパナソニックエコソリューションズ化研株式会社製の「スーパーピュリエールA−10」、白井松新薬株式会社製の「シライマツFS−500M」、環境科学開発株式会社製の「スメラル」、三井製糖株式会社製の「さとうきび抽出物MSX−245」、リリース科学工業株式会社製の「パンシル」などが挙げられる。
香料としては、植物から抽出された植物精油や、その成分である香料が好ましい。これら植物精油やその成分である香料は、その香気が悪臭と混合することで臭気を感覚的に相殺できる。
このような香料としては、例えばl−メント−ル、メントン、シンナミックアルデヒド、1,8−シネオール、α−ピネン、シトロネロール、ゲラニオール、リナロール、リモネン、 カンファー、ラバンジュロールなどの香気成分や、ハッカハク油、シトロネラ油、シダーウッド油、スイートオレンジ油、ベルガモット油、ラベンダー油、ローズ油、シンナモン油、ペパーミント油、レモン油、ライム油、ひのき油が挙げられる。
消臭基材や香料は、それぞれ1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
液体消臭剤100質量%中の消臭基材および香料の含有量は合計で、0.1質量%以上が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましい。これらの含有量が上記範囲内であれば、消臭効果をより高められる。
液体消臭剤は、生ごみなどの消臭剤に用いられる通常の添加剤をさらに含有してもよい。
添加剤としては、例えば色素、粘度調整剤、pH調整剤、増粘剤、表面改質剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可溶化剤、キレート剤(ただし、(C)成分を除く。)、高分子化合物、防腐剤、抗菌剤、分散剤などが挙げられる。
<製造方法>
液体消臭剤の製造方法としては特に制限されず、例えば(A)〜(E)成分と、溶媒と、必要に応じて添加剤とを混合することにより製造される。このとき、液体消臭剤の25℃におけるpHがpH3〜11となるように、pH調整剤等で液体消臭剤のpHを調整することが好ましい。
pHを下げるために用いる酸としては、例えば塩酸、硫酸等の無機酸;酢酸、クエン酸等のカルボン酸などが挙げられる。一方、pHを上げるために用いるアルカリとしては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩;トリエタノールアミン等のアルカノールアミンなどが挙げられる。
<使用方法>
本発明の液体消臭剤の使用方法としては、例えば液体消臭剤をスプレー容器に収容し、消臭対象物に噴霧する方法;液体消臭剤を消臭対象物に塗布する方法;液体消臭剤に消臭対象物を浸漬する方法などが挙げられる。これらの中でも、家庭で消臭する際の操作の簡便性や、必要量の液体消臭剤を臭気が気になる部分にのみ作用させられるという経済性の点から、液体消臭剤をスプレー容器に収容し、消臭対象物に噴霧する方法が好ましい。
消臭対象物としては、例えば台所、冷蔵庫、ゴミ箱、靴入れ、トイレ、浴室など、悪臭の発生源となるものが挙げられる。なかでも、本発明の液体消臭剤は、台所から発生する悪臭、特に生ごみから発生する悪臭を消臭および防臭する消臭剤として好適である。
スプレー容器としては、液体消臭剤を霧状に吐出できるものであればよく、例えばトリガー式スプレーヤーなどが挙げられる。また、泡形成機能を備え、霧状にも泡状にも吐出できる、これらの切り替えが可能なものでもよい。また、液体消臭剤を広範囲に吐出するワイドパターンと、狭範囲に吐出するナローパターンとの切り替えが可能なものでもよい。
<作用効果>
以上説明した本発明の液体消臭剤によれば、(A)〜(D)成分の相互作用と(E)成分の作用により、悪臭を消臭および防臭できる。
本発明の液体消臭剤が消臭効果および防臭効果に優れる理由は定かではないが、以下のように推測される。
液体消臭剤中では、(B)成分と(C)成分とが錯体(以下、「金属錯体」ということもある。)を形成する。この金属錯体は、消臭対象物中の菌や微生物を失活させ、菌や微生物の増殖を抑制して、悪臭の発生を抑制する。
加えて、この金属錯体は、(B)成分単体及び(C)成分単体に比べて水溶性が低いため、A−D会合体中に容易に取り込まれる。この会合体中に取り込まれた金属錯体は、金属錯体単体に比べて消臭対象物に容易に浸透し、かつ強固に吸着して残留する。消臭対象物に浸透された金属錯体は、消臭対象物中の菌や微生物の増殖を抑制し、悪臭の発生を抑制する。
消臭対象物に浸透された金属錯体の(B)成分周辺では、配位子となる(C)成分や、(B)成分に配位している水が、他の物質と置換されやすい状態になっていると考えられる。このため、消臭対象物に浸透した金属錯体においてはプラスに荷電しやすい悪臭が、(B)成分と置換して金属錯体中の(C)成分と結合し、マイナスに荷電しやすい悪臭が、水又は(C)成分と置換して金属錯体中の(B)成分と結合すると考えられる。このように、金属錯体は、悪臭成分を良好に捕捉すると推測される。
そして、生ごみから発生する悪臭など、様々な悪臭を消臭および防臭できるものと考えられる。
また、菌や微生物が生育しやすい高温環境下(例えば40℃以上)においては、生ごみなどの消臭対象物中の菌や微生物が生ごみや汚れを代謝して、悪臭成分を産生しやすくなる。
しかし、本発明の液体消臭剤であれば、(D)、(E)成分の作用により菌や微生物の増殖を抑制するので、高温環境下であっても、悪臭に対して優れた消臭効果および防臭効果を有すると考えられる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。なお、各例で用いた成分の配合量は、特に断りのない限り純分換算値である。
「使用原料」
(A)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・(A1−1):炭素数14〜17の二級アルカンスルホン酸ナトリウム(SAS)(クラリアントジャパン株式会社製、「HOSTAPUR SAS30A」)
・(A1−2):炭素数10〜14のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(テイカ株式会社製、「テイカパワーL121」)を水酸化ナトリウムにて中和したもの。
・(A1−3):ジオクチルスルホコハク酸エステルナトリウム(ライオン株式会社製、「リパール 870P」)
・(A3−1):ポリオキシエチレンアルキルエーテル(ライオン株式会社製、「レオックスCL−90」、エチレンの平均繰り返し数:9、アルキル基の炭素数:12、14)
(B)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・(B−1):硫酸亜鉛・7水和物(関東化学株式会社製)
(C)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・(C−1):メチルグリシンジ酢酸3ナトリウム(MGDA)(BASF社製、「Trilon M Compactate」)
(D)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・(D−1):ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩(アーチ・ケミカルズ・ジャパン株式会社製、「Proxel IB」)
(E)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・エタノール:純正化学株式会社製、試薬1級、純分95質量%
任意成分として、以下に示す化合物を用いた。
・植物抽出液(消臭基材):パナソニックエコソリューションズ化研株式会社製、「スーパーピュリエールA−10」
・水:精製水
「実施例1」
<液体消臭剤の調製>
表1に示す配合で各成分を混合して、混合物のpHが7になるようにpH調整剤(水酸化カリウム、クエン酸)を用いて調整し、液体消臭剤を得た。
得られた液体消臭剤について、以下に示す評価を行った。結果を表1に示す。
なお、表1中の配合量の単位は質量%であり、純分換算量を示す。また、バランス量の水とは、最終生成物である液体消臭剤の総量(全体量)が100質量%になるように配合量を調整した水のことである。
<消臭効果の評価>
キャベツを千切りにしたもの又はイワシをすりつぶしたもの10gを100mLの広口瓶に入れて蓋をした。この状態で25℃または40℃を保持しながら48時間放置した。その後、蓋を開けて液体消臭剤0.5gを滴下して蓋をした。1分経過後に蓋を開けて、広口瓶内の臭気を専門パネラー10名により、下記6段階臭気強度表示法に基づいて官能評価した。
(6段階臭気強度表示法)
5点:耐えられない程度の強い臭気。
4点:強い臭気。
3点:明らかに感じる臭気。
2点:何のニオイかわかる程度の臭気。
1点:やっと感知できる程度の臭気。
0点:無臭。
専門パネラー10名による官能評価の平均点を求め、以下の評価基準にて食材の腐敗臭の抑制効果を評価した。
(評価基準)
◎◎:平均点が1点未満。
◎:平均点が1点以上1.5点未満。
○:平均点が1.5点以上2.5点未満。
△:平均点が2.5点以上3点未満。
×:平均点が3点以上。
<防臭効果の評価>
キャベツを千切りにしたもの又はイワシをすりつぶしたもの10gを100mLの広口瓶に入れ、さらに液体消臭剤0.5gを滴下して蓋をした。この状態で25℃または40℃を保持しながら48時間放置した。その後、蓋を開けて、広口瓶内の臭気を専門パネラー10名により、下記6段階臭気強度表示法に基づいて官能評価した。
(6段階臭気強度表示法)
5点:耐えられない程度の強い臭気。
4点:強い臭気。
3点:明らかに感じる臭気。
2点:何のニオイかわかる程度の臭気。
1点:やっと感知できる程度の臭気。
0点:無臭。
専門パネラー10名による官能評価の平均点を求め、以下の評価基準にて食材の腐敗臭の抑制効果を評価した。
(評価基準)
◎◎:平均点が1点未満。
◎:平均点が1点以上1.5点未満。
△:平均点が1.5点以上2.5点未満。
○:平均点が2.5点以上3点未満。
×:平均点が3点以上。
「実施例2〜24、比較例1〜6」
各成分の配合量を表1〜4に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして各例の液体消臭剤を調製し、各種評価を行った。結果を表1〜4に示す。
Figure 2015016019
Figure 2015016019
Figure 2015016019
Figure 2015016019
表1〜3から明らかなように、各実施例で得られた液体消臭剤は、25℃はもちろんのこと、40℃の高温環境下においても、食材(生ごみ)から発生する悪臭に対する消臭効果および防臭効果に優れるものであった。
一方、(A)成分〜(E)成分のいずれかを含有しない比較例1〜5の液体消臭剤は、40℃の高温環境下での悪臭に対する消臭効果および防臭効果が得られなかった。特に、(A)成分、(B)成分、(D)成分のいずれかを含有しない比較例1、2、4の液体消臭剤は25℃での防臭効果も得られず、(C)成分を含有しない比較例3の液体消臭剤は25℃での消臭効果も得られなかった。
(E)成分の含有量が90質量%である比較例6の液体消臭剤は、防臭効果が得られなかった。また、40℃の高温環境下での消臭効果も得られなかった。
Figure 2015016019

Claims (1)

  1. 界面活性剤(A)と、
    銅、マンガン、ニッケル、コバルト、鉄及び亜鉛から選択される少なくとも1種(B)と、
    前記(B)成分と錯体を形成するアミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤(C)と、
    ビグアニド系ポリマー(D)と、
    エタノール(E)を10〜80質量%と
    を含有する、液体消臭剤。
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